JP3756555B2 - 自動車の窓ガラスの周縁モール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、窓ガラスの外周部と窓枠との隙間を閉塞する自動車の窓ガラスの周縁モールに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すように、窓ガラス52はシール材64を介して窓枠54に取り付けらる。自動車の窓ガラスの周縁モール50は、窓ガラス52と窓枠54との間に介在されて、窓ガラス52と窓枠54との隙間を閉塞している。
【0003】
窓ガラスの周縁モール50は、硬質合成樹脂製の基部56を備えている。基部56の高さ方向の上端からは第1延出部58Aが延出され、中間部からは第2延出部58Bが延出されており、第1延出部58Aと第2延出部58Bとの対向面には、軟質樹脂製の挟持部62が成形されている。この挟持部62の間に窓ガラス52を挟み込んで、挟持部62が窓ガラス52肉厚方向から密着して挟持するようになっている。
【0004】
基部56の中間部からは、窓枠54の屈曲部54Bに向けて、軟質合成樹脂によって成形されたレインガータ60が延出している。レインガータ60の延出端は窓枠54の屈曲部54Bの上部に弾性的に当接しており、窓ガラス52と窓枠54との間に雨水等が侵入するのを阻止している。
【0005】
ところで、基部56の下部はシール材64に埋め込まれるようになっているが、シール材64の量が少ないと、図5に示すように基部56の下部がシール材64に埋め込まれないため、窓ガラス52に取付位置の微調整によって矢印ニ方向の力が加わると、基部56が矢印ホ方向に回動し、いわゆる「ころび」が生じてしまうことがあった。
【0006】
一方、シール材64の量が多い場合でも、硬化する前は、図6に示すように、基部56の回動はシール材64によって阻止されているものの、基部56の剛性が低いために、基部56の上部が窓枠54の屈曲部54Bの方向に反ってしまうことがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、取付状態でころびや反りが生じない自動車の窓ガラスの周縁モールを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の自動車の窓ガラスの周縁モールでは、車体の窓枠と窓ガラスの外周部との隙間に配置される基部と、前記基部の上端及び中間部から突設された延出部によって形成され前記窓ガラスの外周部が挿入される挿入凹部と、前記基部の前記挿入凹部と反対側の部位から延出され、前記窓枠全体に亘って密接されて雨水の通路を構成するレインガータと、基部の上端が前記窓枠の外側に近づく方向へ回動するときの基部の回転中心より窓枠の外側へ基部の下端から膨出された当接部と、を有し、前記当接部が前記基部よりも軟質な材料で成形され、前記基部が厚肉とされ、前記基部の前記挿入凹部と反対側の面が基部の上端から下端に向けて傾斜して、基部が下端に向かって次第に厚肉とされていることを特徴としている。
【0009】
周縁モールの挿入凹部は窓ガラスの外周部に挿入される。次に、周縁モールが取り付けられた窓ガラスを車体の窓枠に取り付けると、レインガータが窓枠の外周部全体に沿って密着し溝を構成するので、窓枠と窓ガラスとの間に雨水等が侵入することがない。
【0010】
窓ガラスの取付位置の微調整によって、周縁モールに窓枠の外側に向かう力が働くと、基部は上端が窓枠の外側へ近づく方向に回動しようとする。ここで、基部の下端には、基部の回動の回転中心よりも窓枠の外側に膨出した当接部が形成されている。従って、基部が回動しようとすると、当接部が窓枠に当接し、突っ張るようなかたちで回動の抵抗となる。このため、基部は回動しない。
【0011】
また、当接部が前記基部よりも軟質な材料で成形されている。このため、当接部は弾性的に広がって窓枠と広く接地し、接地性が高くなる。
【0012】
さらに、基部が厚肉とされ、剛性が高くなっているので、基部の上部が窓枠の外周部方向に反ってしまうことはない。
【0013】
加えて、前記基部の前記挿入凹部と反対側の面が基部の上端から下端に向けて傾斜して、基部が下端に向かって次第に厚肉とされている。
【0014】
窓ガラスと窓枠との間に充填されたシール材が完全に硬化する前の状態で、周縁モールに窓枠の外側に向かう力が働いても、基部はシール材によって回動を阻止される。従ってこの力は、基部の上部、すなわち挿入凹部より上側を窓枠の外側に反らせる力として作用する。しかし、基部は厚肉とされ、剛性が高くなっているので、基部の上部が窓枠の外周部方向に反ってしまうことはない。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る窓ガラスの周縁モール10は、図3に示すように、例えば自動車のリヤウインドガラス14とこのリヤウインドガラス14が取り付けられる窓枠16との間に装着される。
【0016】
図2に示すように、窓枠16は、自動車のボディ12から略直角に屈曲された屈曲部16Aと、この屈曲部16Aの端部からボディ12と平行に延出された受部16Bとを備えている。
【0017】
窓枠16の受部16Bとリヤウインドガラス14との間にはシール材20が注入され、このシール材20によってリヤウインドガラス14が窓枠16に接着され固定されるようになっている。
【0018】
窓ガラスの周縁モール10は長尺状で、基部22、挟持部24、意匠部26、レインガータ28及び当接部32とで構成されている。
【0019】
基部22は、リヤウインドガラス14と屈曲部16Aとの隙間に装着される(図3参照)。基部22は、上端から下端に向かって次第に厚肉とされており、また、基部22の下端は、リヤウインドガラス14に矢印イ(図2参照)方向の力が加わったときに生じる基部22の回動の回転中心を通り、窓ガラスの周縁モール10の取付状態で窓枠16の受部16Bと直交する軸線Jよりも、窓枠16の屈曲部16A側に位置するようにオフセットされている。
【0020】
基部22の上端からは、リヤウインドガラス14側へ第1延出部22Cが延出されている。同様に、基部22の中間部からはリヤウインドガラス14側へ第2延出部22Dが延出されている。
【0021】
第1延出部22C、第2延出部22D及び基部22によって、リヤウインドガラス14の外周部が挿入される挿入凹部22Fが形成されている。
【0022】
基部22には、一対の金属ワイヤ30が、上下方向に所定の間隔をおいて長手方向全体に亘って埋設されている。これによって、押出し成形時に窓ガラスの周縁モール10が変形するのが防止されると共に、窓ガラスの周縁モール10の基部22が補強され、剛性が高められる。
【0023】
第1延出部22Cと第2延出部22Dとの対向面には、基部22よりも軟質な材料で挟持部24が成形されている。第2延出部22D側の挟持部24の表面は鋸歯状に成形されており、リヤウインドガラス14を高い挟持力で挟持できるようになっている。
【0024】
基部22の上面及び第1延出部22Cの上面には、金属製の光輝フィルムが埋め込まれており、これによって意匠部26が成形されている。意匠部26により、基部22は車室外側へ露出することがなく、美観が向上されている。
【0025】
基部22における第2延出部22Dと反対側の部位からは、断面が略円弧状のレインガータ28が延出されている。このレインガータ28は、基部22よりも軟質な材料によって成形されている。
【0026】
基部22の下端には、当接部32が基部22よりも軟質な材料により成形されている。この当接部32は軸線Jよりも窓枠16の屈曲部16A方向にオフセットされている。
【0027】
次に、本実施の形態に係る窓ガラスの周縁モール10の作用を説明する。
先ず、リヤウインドガラス14を窓ガラスの周縁モール10の挿入凹部22Fに挿入し、窓ガラスの周縁モール10をリヤウインドガラス14に取り付けておく。このとき、第1延出部22C及び第2延出部22Dの弾性反力で、挟持部24がリヤウインドガラス14を肉厚方向から挟持して密着する。挟持部24は基部22よりも柔軟な材料によって成形されているので、リヤウインドガラス14に強く密着する。
【0028】
次に、窓ガラスの周縁モール10が取り付けられたリヤウインドガラス14を窓枠16内に取り付ける。窓枠16の受部16Bには、とリヤウインドガラス14との間にシール材20が充填されている。
【0029】
図2に示すように、リヤウインドガラス14は、シール材20によって窓枠16に固定される。このとき、窓ガラスの周縁モール10の当接部32は、シール材20に埋め込まれる。また、当接部32と受部16Bとの間には、所定の僅かな隙間が生じている。
【0030】
また、レインガータ28が矢印イ方向に弾性的に撓みつつ、窓枠16の屈曲部16Aに密着する。すなわち、リヤウインドガラス14と窓枠16との隙間は、レインガータ28によって完全に閉塞される。
【0031】
レインガータ28は、基部22よりも軟質な材料によって成形されているので、容易に弾性変形して窓枠16の寸法のばらつきを吸収する。また、窓枠16の屈曲部16Aと強く密着するので、リヤウインドガラス14と窓枠16との隙間に雨水や埃等が進入するのを阻止している。
【0032】
一方、当接部32は、軸線Jよりも屈曲部16A側にオフセットされて位置している。シール材20の量が少なかった場合に、リヤウインドガラス14に矢印ロ方向の力が加わると、窓ガラスの周縁モール10には基部22の下端部付近を中心とする矢印ハ方向の回転モーメントが発生する。しかし、当接部32は、この回転の中心よりも屈曲部16A側にオフセットしているので、当接部32が僅かに回転したところで受部16Bに当接し、突っ張るようなかたちで回動の抵抗となる。このため、受部16Bが当接部32の回転を阻止し、窓ガラスの周縁モール10も回転しない。
【0033】
また、当接部32は受部16Bに当たったときには、弾性的に撓んで受部16Bに密着する。このため、当接部32と受部16Bとの接触面積が広くなり、当接部32の接地性が向上する。
【0034】
一方、充分な量のシール材20が充填されて完全に硬化する前にリヤウインドガラス14に矢印ロ方向の力が加わった場合には、基部22の下部及び当接部32がシール材20に埋め込まれているため、窓ガラスの周縁モール10は回動しない。従って、この矢印ロ方向の力は、基部22の中間部、すなわち第2延出部22Dが延出された部位の付近を中心にして、基部22の上部を窓枠16の屈曲部16A側に反らせる力として作用する。しかし、基部22にこのような力が作用しても、基部22は上端から下端に向かって次第に肉厚とされており、この厚肉部分は反りに対する剛性が高くなっているので、基部22の上部が窓枠16の屈曲部16A側に反ってしまうことはない。
【0035】
なお、本実施の形態においては、窓ガラスの周縁モールの使用状態で、当接部32と窓枠16の受部16Bとの間に所定の僅かな隙間が形成されている場合を示したが、使用状態当初から当接部32が受部16Bに当接していてもよい。
【0036】
また、本実施の形態においては、窓ガラスの周縁モール10が、リアウインドガラス14と、このリアウインドウガラス14が取り付けられる窓枠16との間に用いられる場合を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、フロントウインドガラスと、このフロントウインドガラスが取り付けられる窓枠との間に用いることもできる。
【0038】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、取付状態で窓ガラスの周縁モールに力が加わっても、窓ガラスの周縁モールは回動せず、反りも生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る自動車の窓ガラスの周縁モールを幅方向に沿って切断した断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る自動車の窓ガラスの周縁モールの使用状態を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る自動車の窓ガラスの周縁モールの使用部位を示す模式図である。
【図4】従来の自動車の窓ガラスの周縁モールの取付状態を示す断面図である。
【図5】従来の自動車の窓ガラスの周縁モールが回動した状態を示す断面図である。
【図6】従来の自動車の窓ガラスの周縁モールが反った状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 窓ガラスの周縁モール
14 リヤウインドガラス(窓ガラス)
16 窓枠
16A 屈曲部(窓枠の外周部)
16B 受部
22 基部
22C 第1延出部
22D 第2延出部
22E 当接部
22F 挿入凹部
28 レインガータ

Claims (1)

  1. 車体の窓枠と窓ガラスの外周部との隙間に配置される基部と、
    前記基部の上端及び中間部から突設された延出部によって形成され前記窓ガラスの外周部が挿入される挿入凹部と、
    前記基部の前記挿入凹部と反対側の部位から延出され、前記窓枠全体に亘って密接されて雨水の通路を構成するレインガータと、
    基部の上端が前記窓枠の外側に近づく方向へ回動するときの基部の回転中心より窓枠の外側へ基部の下端から膨出された当接部と、
    を有し、
    前記当接部が前記基部よりも軟質な材料で成形され、
    前記基部が厚肉とされ、
    前記基部の前記挿入凹部と反対側の面が基部の上端から下端に向けて傾斜して、基部が下端に向かって次第に厚肉とされていることを特徴とする自動車の窓ガラスの周縁モール。
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