JPH0683389B2 - 電子ビユ−フアインダ−を備えたカメラ - Google Patents

電子ビユ−フアインダ−を備えたカメラ

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JPH0683389B2
JPH0683389B2 JP59046927A JP4692784A JPH0683389B2 JP H0683389 B2 JPH0683389 B2 JP H0683389B2 JP 59046927 A JP59046927 A JP 59046927A JP 4692784 A JP4692784 A JP 4692784A JP H0683389 B2 JPH0683389 B2 JP H0683389B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、電子ビユーファインダーを備えたカメラ、更
に詳しくは、撮像素子の出力を電子ビユーファインダー
でモニターしながら撮影を行なうカメラに関する。
(従来技術) 従来、逆光撮影時等、撮影領域の各部の輝度差が大きい
被写体を撮影する場合でも、最適露出値で撮影が行なわ
れるようにしたカメラの自動露出制御装置は、例えば、
特開昭57-42024号などにより知られている。しかし、写
真の仕上りの面から見た場合、絶対的な写真の評価基準
なるものは本来存在せず、特に、被写体の陰影の濃淡等
に関し、どのような写真が良いかは人それぞれによって
評価が異なる。また、自然界に存在する被写体の陰影は
どれ一つとってみても同じものはない。従って、露出の
自動化は所詮、最大公約数的なものでしかなく、撮影者
の意図からかけ離れたイメージの写真が出来上ることは
しばしば経験するところである。
(目的) 本発明の目的は、上述の点に鑑み、写真の仕上り状況を
電子ビユーファインダーでモニターして撮影することの
できる電子ビユーファインダーを備えたカメラを提供す
ることにある。
(概要) 本発明の電子ビユーファインダーを備えたカメラは、フ
イルムの露光秒時、フイルム感度、撮影レンズの絞り値
などの撮影情報に基いてフイルムの露出を制御すると共
に、撮影情報に基いて算出された値に応じて上記電子ビ
ユーファインダーに表示されるモニター画像の明るさの
濃度を制御するようにし、電子ビユーファインダーの画
像を露出制御値に対応させるようにしたことを特徴とす
る。
(実施例) 以下、本発明を図示の実施例に基いて説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す、電子ビユーファイ
ンダーを備えたカメラの電気回路のブロック図である。
固体撮像素子1の受光面には同受光面を赤,青,緑の3
色に分解する色モザイク状の色分解フイルター2が配置
され、さらにその前方には赤外カットフイルター3が配
置されている。従って、撮影レンズ4によって被写体5
の光像を固体撮像素子1の受光面に結像させるとき、被
写体光は赤外光を上記赤外カットフイルター3によって
除外されたのち、モザイク状の色分解フイルター2を透
過して固体撮像素子1の各画素に受光される。固体撮像
素子1は駆動パルス発生回路6から発する駆動パルスに
よって走査されることにより各画素から光電変換信号が
色信号として読み出される。この色信号は緑(G)信号
と、赤(R)信号および青(B)信号とに区分されて増
幅器7に導かれて増幅されたのち、G信号は直接ローパ
スフイルター(以下、LPFと略記する)8に導かれ、R
信号,B信号はそれぞれサンプルホールド回路(以下、S/
H回路と略記する)9,10を介して上記LPF8に導かれてこ
れらの各色信号は連続した信号とされる。その後、G,R,
Bの各色信号は同色信号のゲイン調整用の可変抵抗RV1,R
V2,RV3を有するゲイン調整回路11を経てラチチュード補
正回路12に導かれる。ラチチュード補正回路12はG,R,B
信号の、露光量に対する電圧特性を、フイルムの、露光
量に対する濃度の特性に近似させるための回路である。
上記ラチチュード補正回路12を経たG,R,B信号はブラウ
ン管等からなる電子ビユーファインダー13に導かれ、こ
こで撮影すべき被写体の画像が映し出される。同期信号
発生回路14は上記駆動パルス発生回路6の出力を受け、
上記電子ビユーファインダー13に水平同期信号ΦHS,垂
直同期信号ΦVSを送出し、上記S/H回路9,10にタイミン
グパルスを送出する回路である。
また、このカメラは、上記撮影レンズ4を透過した被写
体像をフイルムに結像させて撮影できるようになつてい
て、そのための撮影情報入力回路15と露出制御回路16が
設けられている。露出制御回路16は撮影情報入力回路15
に設定された絞り値AV,フイルム感度SV,シャッター秒時
値TV,補正値CV等が導かれることにより、これらの撮影
情報を基に露出のための演算を行なうようになってい
て、電源電圧+VCCのの印加される端子17との間に、シ
ャッター先幕の走行を制御するマグネット18とシャッタ
ー後幕の走行を制御するマグネット19が接続されてい
る。また、この露出制御回路16では、上記電子ビユーフ
ァインダー13に映し出される画像を、フイルムに撮影さ
れる画像に対応させるために、撮影情報入力回路15で設
定された撮影情報を基にして後述する演算が行なわれる
ようになっていて、この演算された出力電圧V0は基準パ
ルス発生回路(以下、OSCと略記する)20に導かれる。
このOSC20は、後述するように、入力側に導かれる上記
露出制御回路16の出力電圧V0が変化すると、発生する基
準パルス信号Φの周期Tが変化するようになってい
る。このため、OSC20は露出制御回路16の演算出力の値
に応じて変化する周期Tの基準パルスΦを上記駆動パ
ルス発生回路6に送出する。また、上記露出制御回路16
の演算出力電圧V0はコンパレータ21の反転入力端子にも
導かれている。このコンパレータ21の非反転入力端子と
接続した端子21aには上記露出制御回路16演算出力電圧V
0の下限値に等しい判定電圧VSOが印加されており、こ
のため、上記露出制御回路16の演算出力電圧V0が上記判
定電圧VSOより低くなったときに、コンパレータ21の出
力が反転して警告回路22が動作するようになっている。
警告回路22の出力端子とアース間には、PCV(ピエゾセ
ラミックバイブレータ)23が接接続され、同PCV23は警
告回路22の動作状態で振動して警告発音を行なう。
第2図は、上記第1図に示すカメラにおける固体撮像素
子の電気回路図である。この固体撮像素子1はMOS型撮
像素子であって、受光面に設けられた484×384画素のホ
トダイオードPDのアレイは、市松模様を形成するように
並べられた緑用素子と、その間の寄数行に配置された
赤用素子と、偶数行に配置された青用素子とからな
り、これら各ダイオードPDのアノードは接地され、カソ
ードは垂直スイッチングMOS-FETQを介して各列ペアの
水平スイッチングMOS-FETQH1,QH2に接続されている。水
平スイッチングMOS-FETQH1は緑用素子をスイッチング
するもので、色信号出力端子O1に接続され、水平スイッ
チングMOS-FETQH2は赤用素子と青用素子をスイッチ
ングするもので、色信号出力端子O2に接続されている。
色信号出力端子O1,O2は負荷抵抗R1,R2を介してターゲッ
ト電源Eの正極に接続され、同電源Eの負極は接地
されている。上記各列の水平スイッチングMOS-FETQH1,Q
H2のゲートは水平走査回路31の水平走査パルスH1,H2
…H334を発生する各出力端子に接続されている。上記垂
直スイッチングMOS-FETQのゲートを各行毎に接続させ
た垂直列選択線LV1,LV2,…,LV434は垂直走査回路32の
垂直走査パルスV1,V2,…,V242を発生する各出力端子に
接続されている。水平走査回路31は駆動パルス発生回路
6からの水平ドライブ信号ΦHOを供給されて駆動し、垂
直走査回路32は駆動パルス発生回路6からの垂直ドライ
ブ信号ΦVOを供給されて駆動する。
上記のMOS型撮像素子の動作を第3図(A),(B)に
示すパルス信号のタイムチャートを参照しながら述べる
と、垂直走査回路32は上記駆動パルス発生回路6からの
垂直ドライブ信号ΦVOに応じて垂直走査パルスV1,V2,
…,V242を順次送出する。まず、垂直走査パルスV1がハ
イレベル(以下、“H"と略記する)になると、垂直列選
択線(LV1,LV2)が選択される。この状態で、水平走査
回路31から水平走査パルスH1,H2,…,H334が順次送出さ
れると、{(1,1),(2,1)},{(1,2),(2,
2)},…,{(1,384),(2,384)}の順に画素が選
択される。次いで、垂直走査パルスV2が“H"になると、
このとき垂直列選択線(LV3,LV4)が選択され、この状
態で、水平走査パルスH1,H2,…,H334が順次送出される
と、{(3,1),(4,1)},{(3,2),(4,2)},
…,{(3,384)},{(4,384)}の順に画素が選択さ
れる。このようにして、垂直,水平の2つの走査パルス
列によって{(1,1),(2,1)},{(1,2),(2,
2)},…,{(483,384),(484,384)}の順に画素
の選択が行なわれて1フレームの走査が終了する。
なお、第3図(A),(B)から明らかなように、水平
同基信号ΦHSの周期は、水平ドライブ信号ΦHOの周期の
400倍に、垂直同期信号ΦVSの周期は、水平同期信号Φ
HSの周期の250倍に設定されている。
以上のようにして、1フレームの走査が行なわれ、この
撮像素子1の画素の選択走査によって、緑(G),赤
(R)および青(B)の色信号を2本の出力端子O1,O2
により得ることができる。例えば、出力端子O1に第3図
(A)に信号電流iで示すG信号が得られる。この色信
号は被写体光量に相応して得られる放電電荷量である
が、この放電電荷量を画像信号として検出する方法に
は、(1)放電電荷を充電する時に流れる電流のピーク
値を検出する方法と、(2)充電電流を画素走査期間に
亘って積分する方法の2種類があるが、上記撮像素子1
においては、(1)の方法を用いている。この放電電荷
量はあるホトダイオードPDが指定されてから同ホトダイ
オードが次に再び指定されるまでに要する時間の放電電
荷量であり、1フレームの走査時間に比例する。すなわ
ち、全ての走査の基準となるパルスを発生するOSC20か
らの基準パルス信号Φの周期Tによって上記固体撮像
素子1の各画素の放電電荷量が決定することになるの
で、基準パルス信号Φの周期Tを変化させることによ
って上記各画素の放電電荷量を制御することができる。
固体撮像素子1の各画素の放電電荷量が変わると、当然
のことながら電子ビユーファインダー13で得られる画像
の明るさが変化する。
とこで、今、電子ビユーファインダー13の画像に適正な
明るさを与える固体撮像素子1の各画素の走査周期をT
とする。ここで、適正な明るさとは、例えば、18%の
反射濃度を有した被写体を撮影したとき面の明るさが18
%の濃度になる明るさをいう。また、電子ビユーファイ
ンダー13で得られる画面の明るさは、ゲイン調整回路11
の可変抵抗RV1,RV2,RV3によっても変化するので、予じ
め、この可変抵抗RV1〜RV3を最適に調整してフイルムに
得られる写真濃度に相応させるようにしている。
そこで、上記適正な明るさを与える、固体撮像素子1の
各素の走査周期Tのアペックス値をTVとすれ、この
値TVは、被写体輝度BVおよび開放絞り値AVOとの間
に、 TV=BV−AVO+K ……(1) なる式が成立する。但し、Kは、固体撮像素子1等によ
って決まる定数である。
一方、フイルムに適正な露光量を与える、シャッター秒
時値TV,フイルム感度SV,絞り値AVの各撮影情報から、 TV=BV−AV+SV ……(2) が成り立つので、上記(1),(2)から、 TV=TV−SV−(AVO−AV)+K= TV−SV+ΔAV+K ……(3) となる。但し、ΔAVは開放絞りからの絞り込み量を表わ
す絞り込み段数である。すなわち、上記(3)式を満た
す値TVの信号で固体撮像素子1の各画素を走査するよ
うにすれば、電子ビユーファインダー13の画像の明るさ
をフイルム撮影で得られる写真濃度に対応させることが
できる。言い換えれば、撮影情報を基に演算した値TV
によって固体撮像素子1の各画素の走査期間を制御する
ようにすれば、フイルム撮影前に、写真の仕上り状態を
電子ビユーファインダー13でモニターできることにな
る。
このため、上記露出制御回路16では、シャッター制御の
ための露出演算が行なわれれると共に、上記(3)式を
満たす演算が行なわれるようになっており、上記TV
値に応じた電圧V0がOSC20に導かれ、OSC20は、この露出
制御回路16の出力電圧V0に応じて、駆動パルス発生回路
6へ送出するための基準パルス信号Φの周期が変化す
るようになっている。
上記第1図中のSC20の具体的な電気回路は、例えば第4
図に示すように構成されている。この第4図に示すOSC2
0は、NPN型トランジスタ41,42,コンデンサC1,C2および
抵抗R1,R2からなる周知の非安定マルチバイブレータ40
に、オペアンプ44,PNP型トランジスタ45,46,47および抵
抗R3からなる回路を接続したものである。基準電圧VS1
が印加される端子48は非安定マルチバイブレータ40の抵
抗R1,R2に接続されていると共に、オペアンプ44の一方
の入力端子に接続され、オペアンプ44の他方の入力端子
は抵抗R3を介してアースされた上記トランジスタ45のコ
レクタに接続されている。上記トランジスタ45〜47はベ
ースをオペアンプ44の出力端子に接続されてカレントミ
ラー回路を形成している。上記トランジスタ45のエミッ
タは露出制御回路16(第1図参照)の出力端子に接続し
た入力端子49に接続され、上記トランジスタ46,47のエ
ミッタは電圧VS2が印加される端子50に接続され、トラ
ンジスタ46,47のコレクタは、それぞれ、非安定マルチ
バイブレータ40のトランジスタ41,42の各ベースに接続
されている。この非安定マルチバイブレータ40の一方の
トランジスタ41のコレクタより、このOSC20の出力端子5
1が引き出されている。
上記OSC20において、非安定マルチバイブレータ40のト
ランジスタ41のコレクタ電圧をVC1,ベース電圧Vb1
し、トランジスタ42のコレクタ電圧をVc2,ベース電圧
をVb2とすると、これらの電圧はOSC20の動作状態で第
5図に示すようになる。出力端子51より得られる基準パ
ルス信号Φは、上記電圧Vc1のパルス信号であり、そ
のパルス周期Tは、上記トランジスタ46のコレクタに流
る電流をIとすると、 となる。すなわち、コンデンサC1,C2の容量および基準
電圧VS1はこのOSC20で一定値であるので、上記パルス
周期Tは電流Iに反比例するようになっている。こ電
流Iは上記入力端子49の電圧に応じて変化する。すな
わち、上記露出制御回路16で演算した値TVに応じた電
圧V0によって変化する。例えば、今、撮影情報入力回路
15でのシャッター秒時値TVを1段だけ高速に設定する
と、このとき、端子49の電圧V0は端子48の基準電圧VS1
に対して約18mV低下する。すると、このときトランジス
タ45のコレクタ電流がオペアンプ44および抵抗R3によっ
て一定値に保たれるようにベース電流が減少し、これに
より、上記電流Iは2倍になる。電流Iが2倍にな
ると、OSC20の発する基準パルス信号Φの周期Tは、
上記(4)式からT/2になる。従って、このとき固体撮
像素子1の各画素の放電電荷量は1/2になり、電子ビユ
ーファインダー13で得られる像も1段暗くなる。
ここで、フイルム撮影後にこれを現像したプリントまた
はスライドの画質と露光量の関係を第6図に示す。第6
図において、ネガフイルムの特性で実線で示し、リバー
サルフイルムの特性を一点鎖線で示してある。横軸に露
光量logH(H=照度lx×時間s)をとり、縦軸に質の良
さ(%)をとると、第6図から明らかなように、露光量
が非常に少ないときは、フイルムの濃度が低く、暗部の
ディテールが描写されないのでプリントの画質は悪い。
露光量が増すにつれて画質が次第に向上し、ある露光量
範囲では得られる質が一定になる。そして、ある露光量
を超えると濃度が高くなりすぎて画質が低下する。すな
わち、フイルムには画質が良好となる露光のラチチュー
ドがある。一般に、ネガフイルムのラチチュードW
は、リバーサルフイルムのラチチュードWに較べて
広くなっている。
上記の画質と露光量との関係は、さらに、第7図に示す
フイルムの露光量logHと、フイルムを現像したとき得ら
れる写真の濃度Dとの関係にも対応している。濃度Dは
フイルムの透過率をτとしたときD=log1/τで表わさ
れる。フイルムの濃度が露光量に完全に比例すると完全
な直線になるが、実際には第7図に示すようにS字状の
曲線となり、ラチチュードは中央の直線範囲に限られ
る。従って、固体撮像素子1の出力もこれに近い、露光
量対出力電圧の特性にしてフイルム撮影による写真画像
と電子ビユーファインダー13の画像とを一致させてやる
必要がある。
そこで、固体撮像素子1の出力特性をフイルムの、露光
量に対する濃度の特性に近似させるために、ラチチュー
ド補正回路12が用いられる。
上記第1図のラチチュード補正回路12の具体的な電気回
路は、例えば、第8図に示すように構成されている。こ
のラチチュード補正回路12は電源端子53とアース間に直
列に接続された分圧用抵抗54〜58と、ネガフイルムとリ
バーサルフイルムとを切り換えるためのスイッチ59,60
と、コンパレータ61〜66と、アナログマルチプレクサ67
〜69とからなる。端子71〜73は、上記ゲイン調整回路11
からのG,R,Bの各色信号が印加される入力端子であり、
端子74〜76は電子ビユーファインダー13へこの回路でラ
チチュード補正されたG,R,Bの各色信号を送出する出力
端子である。抵抗54と55,55と56の各接続点はスイッチ5
9のネガ側接点a,リバーサル側接点bにそれぞれ接続さ
れ、抵抗56と57,57と58の各接続点はスイッチ60のリバ
ーサル側接点b,ネガ側接点aにそれぞれ接続されてい
る。スイッチ59の可動接片はコンパレータ62,64,66の非
反転入力端子に接続されていると共に、アナログマルチ
プレクサ67〜69の第1の入力端子に接続され、スイッチ
60の可動接片はコンパレータ61,63,65の非反転入力端子
に接続されていると共に、アナログマルチプレクサ67〜
69の第2の入力端子に接続されている。コンパレータ6
1,62の反転入力端子およびアナログマルチプレクサ67の
第3の入力端子は上記入力端子71に接続され、コンパレ
ータ63,64の反転入力端子およびアナログマルチプレク
サ68の第3の入力端子は上記入力端子72に接続され、コ
ンパレータ65,66の反転入力端子およびアナログマルチ
プレクサ69の第3の入力端子は上記入力端子73に接続さ
れている。コンパレータ61,62の出力端子はアナログマ
ルチプレクサ67に、コンパレータ61,62の出力レベルに
よってアナログマルチプレクサ67の入力−出力を切り換
えるために接続されている。コンパレータ63,64の出力
端子およびコンパレータ65,66の出力端子も、同様に、
それぞれアナログマルチプレクサ68および69に接続され
ている。アナログマルチプレクサ67〜69の出力端子はこ
のラチチュード補正回路12の出力端子74〜76とされてい
る。
上記ゲイン調整回路11からラチチュード補正回路12の各
入力端子71〜73に印加される入力電圧VGi,VRi,VBiは露
光量に対応している。抵抗54〜58の各接続点の電圧はV
Ha>VHb>VLb>VLaの関係にある。例えば、今、入力
端子71に電圧VGiとして印加されているG信号につい
て、このラチチュード補正回路12の動作を説明すると、
スイッチ59,60がネガ側接点aに接続している状態にお
いては、スイッチ59,60により電圧VHaとVLaが導かれ
るようになっている。入力電圧VGiが、電圧VLaに達し
ない場合には、コンパレータ61,62の出力がいずれも
“H"となり、このとき、アナログマルチプレクサ67は出
力端子74VGo=VLaを送出する。また、入力電圧VGi
電圧VLa以上で電圧VHa未満の場合には、コンパレータ
61の出力が“L",コンパレータ62の出力が“H"になり、
このとき、アナログマルチプレクサ67は出力端子74にV
GO=VGiを送出する。さらに、入力電圧VGiが電圧VHa
よりも大きくなった場合には、コンパレータ61,62の出
力がいずれも“L"になり、このとき、アナログマルチプ
レクサ67は出力端子74にVGO=VHaを送出する。すなわ
ち、入力端子71の電圧VGiが露光量に応じじて変化する
とき、出力端子74の電圧VGoは第9図に実線で示すよう
に変化する。この第9図は、上記第7図と見較べて明ら
かなように、露光量に対するネガ濃度の特性に近似して
いる。なお、この第9図に示す特性でレベルlは適正濃
度が得られるレベルである。
また、スイッチ59,60をリバーサル側接点bに接続させ
た状態では、スイッチ59,60より電圧VHb,VLbが導かれ
るようになっているので、入力電圧VGiが変化すると
き、上記と同様に動作し、出力端子74の電圧VGoは第9
図に一点鎖線で示すように変化する。
上記入力端子72,73にそれぞれ電圧VRi,VBiとして印加
されているR,B信号についても上記と同様であり、出力
端子75,76には第9図に示す特性に従って電圧VRo,VBo
が得られる。このように、ネガフイルムを使用したとき
には第9図に実線で示す入出力特性となり、リバーサル
フイルムを使用したときは一点鎖線で示す入出力特性と
なり、各フイルムのラチチュードに応じた濃度特性の出
力電圧が得られる。
以上のように構成された電子ビユーファインダー13を備
えたカメラにおいて、撮影すべき被写体5に撮影レンズ
4を向けると固体撮像素子1で被写体が測光され、この
測光出力は増幅器7,LPF8,ゲイン調整回路11を通り、ラ
チチュード補正回路12でフイルム濃度の特性に変換され
て電子ビユーファインダー13に導かれる。
一方、露出制御回路16からはシャッター秒時値TV,フイ
ルム感度SV,絞り込み段数ΔAVによって決定される値(T
V−SV+ΔAV)に応じた電圧V0がOSC20に導かれ、OSC20
からはその入力電圧V0に応じてパルス周期の変化する基
準パルス信号Φが駆動パルス発生回路6に導かれてい
るので、上記露出制御回路16の出力電圧V0に応じて変化
する周期で固体撮像素子1の各画素が走査され、また電
子ビユーファインダー13同期信号が与えられる。
このため、電子ビユーファインダー13にはフイルム撮影
で得られる写真の濃度に応じた画像が映し出される。従
って、撮影者が、例えば、電子ビユーファインダー13の
画像が明るすぎると判断した場合には、シャッタ秒時値
TVを速くしたり、絞り込み段数ΔAVを大きくすれば、こ
れに応じて上記露出制御回路16の出力電圧V0が低下し、
このため、基準パルス信号Φの周期Tが短かくなり、
電子ビユーファインダー13の画像の濃度が低下する。そ
して、電子ビユーファインダー13の画像の濃度が最適濃
度になるようにシャッター秒時値TV或いは絞り込み段数
ΔAVを合わせた状態で、シャッターレリーズを行なう
と、露出制御回路16から先幕係止用のマグネット18の励
磁を解除する信号が発せられたあと、後幕係止用のマグ
ネット19の励磁を解除する信号が発せられて露出を終了
するが、このとき、露出量は、電子ビユーファインダー
13の画像濃度に等しい写真濃度が得られるものとなる。
上記露出制御回路16の出力電圧V0が非常に小さくなって
OSC20の周期Tが短かくなりすぎると、駆動パルス発生
回路6から固体撮像素子1に送出されている水平ドライ
ブ信号ΦHo,垂直ドライブ信号ΦVoの周期も短かくなっ
て被写体像の測光が不可能になり回路上の追従ができな
くなるので、この場合は、電子ビユーファインダー13で
は画像が正しく再現されなくなる。このように、電子ビ
ユーファインダー13で画像が正しく再現されなくなる限
界値まで、上記露出制御回路16の出力電圧V0が低下する
と、このときは、コンパレータ21の出力が“L"レベルか
ら“H"レベルに転じて警告回路22が動作し、PCV23が発
音して撮影者に警告を行ない、電子ビユーファインダー
13の画像がフイルム撮影で得られる写真画像に一致しな
くなったことを知らせる。従って、撮影者は、この場合
には、シャッター秒時値TV,フイルム感度SV,絞り込み段
数ΔAV等の撮影情報の設定値を適宜に変えれば、再び電
子ビユーファインダー13により仕上りの写真画像に相応
した画像をモニターすることができる。
なお、上記実施例ににおいては、露出制御回路16の演算
出力の前記(3)式は、測光を開放絞りで行なうことに
前提をおいたものであるが、絞り込み測光によって値TV
を求めるようにしてもよい。絞り込み測光を行なった
場合には、前記(1)式の開放絞り値AVOは実際の絞り
値AVに相当するので、 TV=BV−AV+K ……(5) となり、この(5)式と前記(2)式とから TV=TV−SV+K ……(6) となる。この(6)式から明らかなように、この場合
は、絞り値AVの情報をパラメータに含まず、従って、シ
ャッター秒時値TV,フイルム感度SVを変えることによ
り、固体撮像素子1の測光時間(走査周期)が変化し、
電子ビユーファインダー13の画像がフイルム撮影される
写真画像に応じて変化する。
(効果) 以上述べたように、本発明によれば、予じめ、写真の仕
上り状態を電子ビユーファインダーで観察できるので、
撮影者の好みに応じた写真を撮ることができる。また、
フイルムのラチチュードに応じて電子ビユーファインダ
ーの画像濃度を変化させ、ネガフイルム,リバーサルフ
イルム等に対応させることができ、さらに、電子ビユー
ファインダーで正確な画像が再現不可能な撮影情報の設
定を行なった場合には警告によって撮影者に知らせるこ
とができる等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す電子ビユーファイン
ダーを備えたカメラの電気回路のブロック図、 第2図は、上記第1図に示すカメラにおける固体撮像素
子の電気回路図、 第3図(A),(B)は、上記第2図に示す電気回路に
おける各部の信号のタイムチャート、 第4図は、上記第1図中の基準パルス発生回路の一例を
示す電気回路図、 第5図は、上記第4図に示す基準パルス発生回路の各部
の信号のタイムチャート、 第6図は、露光量に対するプリント又はスライドの画質
の特性を示す線図、 第7図は、露光量に対するネガ濃度の特性を示す線図、 第8図は、上記第1図中のラチチュード補正回路の一例
を示す電気回路図、 第9図は、上記第8図に示すラチチュード補正回路の入
出力特性を示す線図である。 1……固体撮像素子 12……ラチチュード補正回路 13……電子ビユーファインダー 16……露出制御回路 22……警告回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の画素からなり、被写体像を受光し、
    各画素から光電変換信号を出力する撮像素子と、 上記光電変換信号に基づくモニター画像信号を入力し、
    撮影すべき被写体像を映し出す電子ビューファインダー
    と、 フィルムの露光秒時、フィルム感度、撮影レンズの絞り
    値などのフィルム撮影情報に基づいてフィルムの露出を
    制御する露出制御手段と、 上記フィルム撮影情報に基づいて上記電子ビューファイ
    ンダーに表示されるモニター画像の明るさを制御する制
    御手段と、 を具備してなる電子ビューファインダーを備えたカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、上記フィルム撮影情報に
    基づいて算出された走査周期に応じて、上記撮像素子の
    電荷蓄積時間を制御することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の電子ビューファインダーを備えたカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】複数の画素からなり、被写体像を受光し、
    各画素から光電変換信号を出力する撮像素子と、 上記光電変換信号に基づくモニター画像信号を入力し、
    撮影すべき被写体像を映し出す電子ビューファインダー
    と、 フィルムの露光秒時、フィルム感度、撮影レンズの絞り
    値などのフィルム撮影情報に基づいてフィルムの露出を
    制御する露出制御手段と、 フィルムのラチチュード情報を入力する入力手段と、 上記フィルム撮影情報と上記フィルムのラチチュード情
    報に応じて上記電子ビューファインダーに表示されるモ
    ニター画像の明るさを制御する制御手段と、 を具備してなる電子ビューファインダーを備えたカメ
    ラ。
  4. 【請求項4】上記制御手段は、上記フィルム撮影情報に
    基づいて算出された走査周期に応じて、上記撮像素子の
    電荷蓄積時間を制御する蓄積時間制御手段と、上記フィ
    ルムのラチチュード情報に応じてモニター画像信号を補
    正するラチチュード補正手段とを有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項記載の電子ビューファインダー
    を備えたカメラ。
  5. 【請求項5】複数の画素からなり、被写体像を受光し、
    各画素から光電変換信号を出力する撮像素子と、 上記光電変換信号に基づくモニター画像信号を入力し、
    撮影すべき被写体像を映し出す電子ビューファインダー
    と、 フィルムの露光秒時、フィルム感度、撮影レンズの絞り
    値などのフィルム撮影情報に基づいてフィルムの露出を
    制御する露出制御手段と、 上記フィルム撮影情報に基づいて上記電子ビューファイ
    ンダーに表示されるモニター画像の明るさを制御する制
    御手段と、 この制御手段によって制御されるモニター画像の明るさ
    が制御限界を越えたときに警告を発する警告手段と、 を具備してなる電子ビューファインダーを備えたカメ
    ラ。
  6. 【請求項6】上記制御手段は、上記フィルム撮影情報に
    基づいて算出された走査周期に応じて、上記撮像素子の
    電荷蓄積時間を制御することを特徴とする特許請求の範
    囲第5項記載の電子ビューファインダーを備えたカメ
    ラ。
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