JPH0683301U - 切削加工材の送り力低減装置 - Google Patents

切削加工材の送り力低減装置

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JPH0683301U
JPH0683301U JP3198693U JP3198693U JPH0683301U JP H0683301 U JPH0683301 U JP H0683301U JP 3198693 U JP3198693 U JP 3198693U JP 3198693 U JP3198693 U JP 3198693U JP H0683301 U JPH0683301 U JP H0683301U
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groove
air
cutting
surface plate
plate
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JP3198693U
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Inventor
頼英 土岐
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株式会社トザキ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切削加工を完了した加工材を送るために要す
る力を低減する。 【構成】 加工材Wの切削完了面Sが面接触可能な定盤
11の盤面に、一定の拡がりをもって1箇所又は2箇所
以上、条溝12を形成する。その条溝12の一端は圧縮
エアの供給のための管路13に接続し、切削完了面Sと
定盤の盤面Pとの間にエアクッションとなる層を形成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は切削加工を完了した木材等の加工材の送り力を低減するための装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば木材Wの面削りには図1に示す直角2面鉋盤が使用され、また自動鉋盤 (図2)でも面削りが行なわれる。直角2面鉋盤は木材の下面と側面を同時に切 削加工することができるが、加工完了面Sの平面性は著しく良好であり、定盤面 Pに密着するほどである。そのため加工完了面Sと定盤面Pとの間に密着による 抵抗力が生じ、木材を送るゴムローラRとの摩擦力を上回るようになると木材が 送られなくなる問題を生ずる。特に加工材の大型化により木口幅500mm、長 さ4000mmというようなものもあるため、従来のようなゴムローラRによる 送りでは無理なケースが次第に増えて来た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に鑑みなされたもので、その課題とするところは従来と同様 の駆動力で或いはそれ以下の駆動力でも木材を安定して送ることが出来るように することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本考案は、加工材Wの切削完了面が面接触可能な定盤 11の盤面に、切削完了面と定盤11の盤面との間にエアを供給するための条溝 12を一定の拡がりをもって1箇所又は2箇所以上形成し、その条溝12の一端 を圧縮エアを供給する管路13に接続するという手段を講じたものである。
【0005】
【実施例】
図3以下に示す例は、図1の直角2面鉋盤に本考案を実施したものである。加 工材Wを載置して移動させる前、後の定盤11−1、11−2の間に加工材Wの 下面を切削する横軸回転刃14を装備しており、前部定盤11−1と後部の基準 定盤11−2との段差に等しい横切削量Xの切削を行ない(図3)、かつまた前 、後の縦定規15−1、15−2の間に加工材Wの側面を切削する縦軸回転刃1 6を装備していて前、後定規15−1、15−2の出入りの差に等しい縦切削量 Yの切削を同時に行なうことができるようになっている(図4)。
【0006】 加工材Wが接触する定盤11−1、11−2の盤面には、条溝12が一定の平 面的な拡がりをもって形成されている。例示の条溝12は、定盤面に平面円形の 溝を掘削して形成したものであり、図5、6に示すように、二つの円を接しさせ て8字形の拡がり形状20を形成し、二つの円の接点部分にエアの供給口19を 開口した構成を有する。条溝12は定盤面Pと加工材の切削完了面Sとの間に薄 い空気の膜(層)Vを形成するエアを導入するものである。例示の円形乃至8字 型のほか、図7(a)に示すように、コ字型を2重に組み合わせた形状20′と し、エア量の増大を図るとか、或いは図7(b)に示すように、条溝12を交叉 状20″にし、その先端にエア溜り21を設けるなどの改良を加えることができ る。
【0007】 エア供給口19には枝管17の末端が接続されており、枝管17の基端が接続 された管路13から圧縮エアを全ての条溝12へ供給することができる。条溝1 2を複数設ける多くの場合、加工材Wがまだそこまで移動しないため覆われない 条溝12があるので、そこからエア洩れを生ずる。そこで各条溝12に通じる枝 管17に夫々絞り弁18を設け供給エア量を零から最大流量までの間で調節でき るようにすることができる。さらに各絞り弁18に制御回路22を接続し、それ らの開閉を制御部Tで遠隔制御することができる。なお圧縮エアは5〜20Kg /cm2 としたとき、条溝12の巾、深さを1〜2mmとして好結果が得られた 。
【0008】 各図中、23、24は加工材Wに接して摩擦で送るための送りローラを示す。 これらの送りローラ23、24は図1に示したゴムローラRと同じもので良い。 なお、送りローラ11又はRを取り付けた送材ヘッド部Uは一定の圧力が加工材 Wにかかるように、また材厚に応じられるように昇降可能である。
【0009】 このように構成された本案装置において、加工材Wが定盤11−1、11−2 、11の上に載置されるとそれによって覆われた条溝12から圧縮エアが噴出し 、定盤面Pと加工完了面Sとの間に薄い空気の膜(層)Vが形成される(図6) 。その結果空気膜がエアクッション層となり微視的に加工材Wが定盤面Pから浮 上するので、加工材Wは定盤面Pに密着した状態ではなくなり、小さな駆動力で 送られることとなる。
【0010】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成され、かつ作用するものであるから、面削りを完了し た切削完了面Sが定盤面Pに面接触した状態で加工材Wを送る場合に、両面P、 S間に供給される圧縮エアにより加工材Wを送る送り力を著しく低減することが でき、従って従来と同様の駆動力でより大形大重量の加工材Wを安定して送るこ とができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】直角2面鉋盤の正面図。
【図2】自動鉋盤による切削状態の正面図。
【図3】本案装置の実施例を示す正面説明図。
【図4】同上の平面説明図。
【図5】同上要部の斜視図。
【図6】同じく要部拡大断面図。
【図7】(a)条溝平面形状の1例を示す説明図。 (b)条溝平面形状の他例を示す説明図。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工材Wの切削完了面が面接触可能な定
    盤11の盤面に、切削完了面と定盤11の盤面との間に
    エアを供給するための条溝12を一定の拡がりをもって
    1箇所又は2箇所以上形成し、その条溝12の一端を圧
    縮エアを供給する管路13に接続したことを特徴とする
    切削加工材の送り力低減装置。
  2. 【請求項2】 2箇所以上の条溝12に通じる枝管17
    に供給エア量を調節する絞り弁18が夫々設けられてお
    り、加工材Wで条溝12が覆われないときのエア消費量
    を少なくするように構成された請求項第1項記載の切削
    加工材の送り力低減装置。
JP1993031986U 1993-05-21 1993-05-21 切削加工材の送り力低減装置 Expired - Lifetime JP2604983Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS555285U (ja) * 1978-06-28 1980-01-14
JPH02107442U (ja) * 1989-02-13 1990-08-27

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS555285U (ja) * 1978-06-28 1980-01-14
JPH02107442U (ja) * 1989-02-13 1990-08-27

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