JPH0737822Y2 - 建具の縦かまちの平行出しに用いる墨出し工具 - Google Patents

建具の縦かまちの平行出しに用いる墨出し工具

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JPH0737822Y2
JPH0737822Y2 JP1989120101U JP12010189U JPH0737822Y2 JP H0737822 Y2 JPH0737822 Y2 JP H0737822Y2 JP 1989120101 U JP1989120101 U JP 1989120101U JP 12010189 U JP12010189 U JP 12010189U JP H0737822 Y2 JPH0737822 Y2 JP H0737822Y2
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進 大▲崎▼
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進 大▲崎▼
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は木製建具の立て付けに際し、柱に対する建具の
縦かまちの平行出しに用いる墨出し工具に関する。
従来技術 建具の縦かまちの柱当て面が柱の建具当て面に対し平行
出しされていないと、柱と建具の間に斜めの狭小間隙が
形成され、その是正が建具立て付け時の重要な作業とな
っているが、従来は目測で建具の縦かまちと柱の平行度
(隙間の寸法と角度)を観察しつつ、建具を立て付けて
は取り外し、取り外しの都度カンナ掛けを行なう作業に
よって上記平行出しを行なっており、手間掛りな作業と
なるばかりか精度の高い平行出しを行なうには熟練した
技術が求められている。
考案が解決しようとする問題点 上記の如く建具の立て付け時の平行出しは技術と手間を
要する難度の高い作業であるばかりか、作業者の技術に
依存するため仕上りに均質性を欠き、常に適正な立て付
けを行ない難い問題を有している。
本考案は上記問題を解決する建具の縦かまちの平行出し
に用いる墨出し工具を提供するものである。
問題点を解決するための手段 本考案は上記手段として、把持部を構成する基板部の一
端から先方へ向け建具の縦かまちと建物の柱との隙間に
介入される薄平板の定規板部を延設し、該基板部と定規
板部の連設部に山形の刃先を有する卦書き刃を定規板部
の基板表面上に突出して設け、上記定規板部の底面を定
規面として柱の表面に沿い定規板部を倣い摺動させて縦
かまちの縁に卦書き線を付する、建具の縦かまちの平行
出しに用いる墨出し工具を構成したものである。
又上記基板部の他端に封書き刃の刃先と定規板部がなす
間隔と等厚の平板部から成る隙間合わせ部を連設する構
成としたものである。
作用 本考案によれば、上記墨出し工具の基板部を片手で握り
ながらその定規板部を建具の縦かまちと建物の柱との隙
間に介入してその定規面を柱の建具当て面に沿い倣い摺
動させるのみで、卦書き刃により建具の縦かまち縁部表
面に平行出しを指示する卦書き線を適正且つ簡便に切り
込み卦書くことができ、該卦書き線の指示に従って縦か
まちの柱当て面をカンナ掛けすることにより、上記平行
出しが適正になされる。
又卦書き作業に先だち、基板部の端部に設けた隙間合せ
部を縦かまちの柱当て面と柱の建具当て面との間に介入
して上記定規板部を介入させるべき間隔を設定し、次で
工具を反転し該設定隙間に定規板部を介入することによ
り直ちに卦書き作業に着手することができる。
上記隙間合せ部により間隙を設定し、これに定規板部を
介入し定規板部の定規面を柱の建具当て面に当てること
により卦書き刃の刃先は縦かまちの縁部側辺と略一致す
る位置に当てられ、これを卦書き始点として倣い摺動さ
せることにより必要最少限の卦書き量(面取り量)で卦
書き線を卦書くことができる。
実施例 以下本考案の実施例を第1図乃至第5図に基いて説明す
る。
1は把持部を構成する基板部であり、該基板部1は先端
に定規板部2と卦書き部3を有する。該定規板部2と卦
書き部3とは一定の間隔17を置いて互いに平行して配置
し、定規板部2を薄平板にて形成しその先端を卦書き部
3の先方へ突出する。
詳しくは上記基板部1の一端から先方へ向け建具10の縦
かまち10aの柱当て面10cと建物の柱11の建具当て面11a
との隙間9に介入される定規板部2を延設し、該定規板
部2の底面を建具当て面11aの表面に沿い倣い擢動する
定規面16とし、更に上記基板部1と定規板部2との連設
部に山形の刃先4aを持った卦書き刃4を設け、該卦書き
刃4の刃先4aを上記間隔17を置いて定規板部2の基部表
面上へ突出させる。
上記卦書き刃4の刃先4aは基板部1の先端中央部から同
左右側面へ向け傾斜せる山形に形成して、建具10の左右
縦かまち10aの夫々に側転し適用できるようにしてい
る。
該卦書き刃4を螺子5によって上記基板部1に取付け、
該取付孔6を長孔にして該卦書き刃4の定規板部2の突
出方向への刃出し量を調整できるようにする。換言する
と上記取付孔6により定規板部2の基部表面上への卦書
き刃4の刃先4aの突出量を調整する。
上記刃出しを適正に行なうため、基板部1の先端部表面
に案内溝7を形成し、該案内溝7内に卦書き刃4を嵌合
し、同溝7内壁にて卦書き刃4側縁を案内しつつ、これ
を直線的に移動し上記刃出しの調整を行ない得るように
する。
即ち上記案内溝7をガイドとして卦書き刃4を定規板部
2の基部表面に対し平行に刃出し調整できるようにす
る。
又実施に応じ卦書き刃4の先端が突出する基板部1の先
端面にて上記卦書き刃4の山形の刃稜線から延長する山
形の斜面8を形成し、これを墨出し工具が建具の縦かま
ち縁部を摺動する際の案内面とする。
更に基板部1の他端、即ち定規板部2の延出側とは反対
側の端部に上記卦書き刃4の刃先端と定規板部2がなす
間隔aと等厚の平板部から成る隙間合せ部12を後方へ向
け延設する。
然して上記隙間合せ部12を第3図Aに示すように作業開
始前に木製建具10の立て付け状態において建具10の縦か
まち10aの柱当て面10cと柱11の建具当て面11a間に、斜
めに形成されている間隙の最大間隙部に挟み込んで隙間
出しを行ない、然る後第3図Bに示すように上記隙間出
しした隙間9に上記定規板部2を介入してその定規面16
を柱11の建具当て面11aに充てがい、該定規板部2の定
規面16を柱11の建具当て面11aに沿い倣い摺動させる
と、卦書き部3を構成する山形卦書き刃4の刃先4aが上
記隙間9が次第に狭小になるにつれて縦かまち10aの縁
部表面に卦書き線13を卦書くに至る。
該卦書き線13によって卦書かれる縦かまち10a縁部の面
取り厚みは上記隙間9の間隔に逆比例した寸法であり、
同卦書き線13によって上記平行出しに必要な最少限の面
取り厚みを設定し、同部位に所定深さの切り傷を直線的
に形成する。
定規板部2及び基板部1並びに隙間合せ部12の底面は同
一平面にし、該底面に滑りシート15を貼り上記倣い摺動
を円滑なものとする。
斯くして一方に傾斜する刃先4aと他方に傾斜する刃先4a
を使い分けて同様の作業を建具10の縦かまち10aの一方
表面側と他方表面側において行なって、同縦かまちの両
表面緑部に卦書き線13を卦書くようにし、第5図Bに示
すように、卦書き線13の深さに応じた縁切り14を行な
い、然る後同卦書き線13に従い縁切り14された面長に亘
りカンナ掛けし面取りを行なう。10bは該縁切り14され
た面取り部を示し、該面取り部10bは上記隙間9が狭小
になるに伴なって増厚する。即ち面取り厚みが隙間9の
広巾部から狭巾部に向けて増大する。
これによって、柱11の建具当て面11aに対する建具10の
縦かまち10aの柱当て面10cの平行出しが精度高く行なえ
る。
尚、基板部1は把持部を形成するから、平板形状の他、
握り易い他の形状にすることができる。
考案の効果 以上説明したように、本考案は把持部を構成する基板部
の一端から先方へ向け延設せる薄平板の定規板部の底面
にて柱の表面に沿い倣い摺動する定規面を形成し、上記
連設部に山形の刃先を有する卦書き刃を設けて、該刃先
を定規板部の基部表面上に突出させた墨出し工具を構成
したものであるから、該墨出し工具の基板部を片手で握
り切出しナイフを扱うが如くしてその定規板部を建具の
縦かまちと建具の柱との隙間に介入してその定規面を柱
の建具当て面に沿い倣い擢動させるのみで、卦書き刃の
刃先により建具の縦かまち縁部表面に柱に対する平行出
しを指示する卦書き線を容易に卦書くことができ、該卦
書き線の指示に従って縦かまちの柱当て面をカンナ掛け
することにより、精度の高い上記平行出しが行なえ、平
行出しに高度の技術を要することなく、又手間掛りとな
らずに均質な平行出しが行なえる。
又卦書き作業に先だち、基板部の端部に設けた隙間合せ
部を建具の縦かまちと柱との間に介入して上記定規板部
を介入すべき適正間隔を容易に設定し、工具を反転して
直ちに卦書き作業に着手できる。
上記隙間合せ部により間隙を設定し、これに定規板部を
介入し、定規板部の定規面を柱の建具当て面に当てるこ
とにより卦書き刃の刃先は縦かまちの縁部側辺と略一致
する位置に当てられ、これを卦書き始点として倣い擢動
させることにより、必要最少限の卦書き量(面取り量)
で卦書き線を卦書くことができ、上記平行出しを適正に
行うことができる。
更には上記卦書き刃の刃先を山形にしたので工具を側転
して縦かまちの表裏面又は左右縦かまちの双方に自在に
適用でき、目的に適合した適正なる墨出し工具を提供で
きる。
又本願考案は実質的に定規板部を備える基板部と、卦書
き刃との単純な二部品構造としながら上記卦書き目的を
有効に達成することができ、取扱いが容易で作業性に優
れ、尚且つ構造簡素で安価なる建具の縦かまちの平行出
しに用いる墨出し工具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す墨出し工具の平面図、
第2図は第1図A−A線断面図、第3図Aは墨出し工具
を用いて建具と柱の隙間合せを行なっている状態を説明
する正面図、同図Bは同工具を用いて建具の縦かまち縁
部表面に卦書き線を卦書く状態を説明する断面図、第4
図は同卦書き線を示す建具縦かまち正面図、第5図Aは
同断面図、同図Bは同卦書き線に従い平面出しする工程
を説明する同断面図である。 1……基板部、2……定規板部、3……卦書き部、4…
…卦書き刃、4a……刃先、9……隙間、12……隙間合せ
部、16……定規面。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】把持部を構成する基板部1の一端から先方
    へ向け建具10の縦かまち10aの柱当て面10cと建物の柱11
    の建具当て面11aとの隙間9に介入される薄平板の定規
    板部2を延設し、該定規板部2の底面を柱11の建具当て
    面11aの表面に沿い倣い摺動する定規面16とし、更に上
    記定規板部2と基板部1との連設部に卦書き刃4を設
    け、該卦書き刃4の刃先4aを定規板部2の基部表面上へ
    突出させ、該卦書き刃4は上記基板部1の中央部から同
    左右側面へ向け傾斜せる山形の刃先4aを有し、上記定規
    板部2を上記隙間9に介入し、定規板部2の定規面16を
    上記建具当て面11aに沿い倣い摺動させて上記卦書き刃
    4にて縦かまち10aの縁部表面に卦書き線13を付する構
    成としたことを特徴とする建具の縦かまちの平行出しに
    用いる墨出し工具。
  2. 【請求項2】上記基板部1の他端に卦書き刃4の刃先4a
    と定規板部2がなす間隔aと等厚の平板部から成る隙間
    合わせ部12を連設し、該隙間合わせ部12にて設定された
    縦かまち10aの柱当て面10cと柱11の建具当て面11aとの
    隙間9内に上記定規板部2を介入させることを特徴とす
    る請求項1記載の建具の縦かまちの平行出しに用いる墨
    出し工具。
JP1989120101U 1989-10-13 1989-10-13 建具の縦かまちの平行出しに用いる墨出し工具 Expired - Lifetime JPH0737822Y2 (ja)

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JPH0359182U JPH0359182U (ja) 1991-06-11
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JP1989120101U Expired - Lifetime JPH0737822Y2 (ja) 1989-10-13 1989-10-13 建具の縦かまちの平行出しに用いる墨出し工具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60131379U (ja) * 1984-02-15 1985-09-03 三菱重工業株式会社 罫書工具

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JPH0359182U (ja) 1991-06-11

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