JP2854544B2 - 床面に引戸摺動用の溝を形成する方法及びそれに用いる溝切り装置並びに該装置を構成する定規板 - Google Patents

床面に引戸摺動用の溝を形成する方法及びそれに用いる溝切り装置並びに該装置を構成する定規板

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JP2854544B2
JP2854544B2 JP7248392A JP24839295A JP2854544B2 JP 2854544 B2 JP2854544 B2 JP 2854544B2 JP 7248392 A JP7248392 A JP 7248392A JP 24839295 A JP24839295 A JP 24839295A JP 2854544 B2 JP2854544 B2 JP 2854544B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床面に引戸摺動用
の溝を形成する方法に関するものであり、又その溝形成
に用いる溝切り装置、並びに該装置を構成する定規板に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】部屋間や、部屋と押入れ等の収納庫との
間に設けられる引戸構造は、図14に示すように、敷居
と鴨居に設けた摺動用の溝に戸の上下端を嵌合させて横
に開閉可能とした構成のものである。
【0003】しかしながら、かかる従来の引戸構造は、
床面より一段高く形成された敷居aを具えるため、例え
ば、部屋や収納庫の掃除の際或いは部屋間を車椅子で移
動する場合等において敷居が邪魔になる問題があった。
【0004】そこでこのような問題点を解決せんとし
て、床面に直接引戸の摺動溝を形成する引戸構造が提案
されている。この引戸構造は、床面に摺動用の溝を直接
形成するものであるが、その要領は、図15に示すよう
に、溝幅分を床板より切除して形成した2枚の床板片
b,bを、該溝幅分の間隔を隔てて根太cに固着し、形
成された溝dにレール片eを嵌め込み固定して摺動溝f
を形成するものであった。床面に対しこのようにして摺
動溝を形成していたのは次の理由による。即ち、前記敷
居aの場合は、その幅広の側面a1を定規にして溝切り
機により摺動用の溝を形成することができるが、床面の
場合は、床板が敷居のように厚くないため、このような
安定した定規となるべき面を確保できず、従って、定規
となるべき面に沿わせて溝切り機を移動させながら溝を
精度良く形成する術がなかったからであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる構成
の引戸構造において、引違い戸の開閉を可能とするよう
に複数本の摺動用の溝(例えば2本の溝)を形成せんと
する場合は、図16に示すように、2本の溝に相当する
幅分を床板から切除して形成した3分割された床板片
g,h,iを根太に固着しなければならないことにな
る。しかしこの場合、各床板片を正しく位置決めするの
に手間取るばかりか、中間の床板片hの幅は精々13m
m程度の幅狭のものであることから、この中間片の固定
のために釘止めするのは体裁が悪く不向きである。その
ため接着により固定することになろうが、接着の耐久性
を確保し難い問題があった。
【0006】このようなことから、床面に直接摺動溝を
形成する従来の引戸構造によるときは、溝の1本を形成
することはできても複数本を形成することは事実上不可
能であった。
【0007】特に、並設された床板を横断するように溝
を形成せんとするときは、それが1本の溝であったとし
ても、多くの床板を位置合わせして張り付ける必要があ
ることから、正しく張り付けることが極めて困難となっ
た。まして複数本の溝を形成せんとすることは、1枚の
床板が幾つもの部分に分かれてしまうため、各床板に関
し、それらを正しく位置合わせして張り付けることは、
施工精度や施工の手間、施工経済の面から全く不可能な
ことであった。
【0008】本発明は、かかる問題点に鑑みて開発され
たものであり、形成すべき引戸摺動用の溝が複数本の場
合であっても、又、並設された床板を横断するように溝
を形成する場合であっても、該溝を床面に正確に且つ容
易に形成可能とする方法及びそれに用いて好適である溝
切り装置並びに該装置を構成するに好適な定規板の提供
を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係
る、床面に引戸摺動用の溝を形成する方法(以下溝形成
方法という)は、溝の両端側をなす所要長さの端部溝を
形成した後、該端部溝相互を中間溝で連結するものであ
る。
【0010】より具体的な構成は、溝の両端側をなす所
要長さの端部溝を、床板を張るに先立って該床板に予め
形成した後、該端部溝相互を中間溝で連結するものと
し、形成すべき引戸摺動用の溝と所要間隔を隔てて平行
する案内レールを具えたレール部材の両端側から前記端
部溝に向け突設してなる左右の腕部材の係合突部を、前
記左右の端部溝に夫々着脱自在に嵌着せしめ、これによ
ってレール部材を床面に固定状態として後、該案内レー
ルに沿って溝切り機を移動させ、その移動に伴って、溝
切りカッタで前記中間溝を形成することを特徴とするも
のである。
【0011】又本発明に係る、床面に引戸摺動用の溝を
形成するために用いる溝切り装置(以下溝切り装置とい
う)は、引戸摺動用の溝を床面に形成するに際し、該溝
の両端側をなす所要長さの端部溝相互を連結する中間溝
を形成するために用いる溝切り装置であって、前記端部
溝を形成するために用いる定規板と、形成すべき溝と所
要間隔を隔てて平行する案内レールを具えたレール部材
と、その両端側から端部溝に向けて略平行して突設され
てなり且つ下面に、前記端部溝に着脱自在に嵌着せしめ
られる係合突部を有する左右の腕部材と、該案内レール
と嵌合しうる嵌合部を有し、該案内レールと嵌合部とが
嵌合した状態でこの案内レールに沿って摺動でき且つ前
記中間溝を形成する溝切りカッタが設けられた溝切り機
とを具えることを特徴とするものである。
【0012】前記溝切り装置において、腕部材は、その
一端側の下面に、レール部材と着脱自在に嵌合しうる嵌
合溝を有し、又その他端側の下面には端部溝に嵌着せし
められる係合突部を有したものとして構成するのがよ
い。この場合、腕部材の他端側の、係合突部が設けられ
た部分において、端部溝の底部に突き刺される先端鋭の
固定軸を挿通するための挿通孔を貫設するのがよい。
【0013】前記各溝切り装置において、案内レールを
突条とし且つ溝切り機の嵌合部は、これと嵌合しうる条
溝として形成するのがよい。又前記各溝切り装置におい
て、床面に、引戸摺動用の溝を平行して複数形成する場
合、溝切り機の嵌合部を、前記溝の配置間隔に合わせて
平行して複数設けるのがよい。
【0014】又本発明に係る定規板は、引戸摺動用の溝
を床面に形成するに際し、該溝の両端側をなす所要長さ
の端部溝を形成する定規であって、前記溝の長さ方向に
長いプレートの端部に、柱の厚さ方向の中心に合致する
目印を設け、又該プレートには、柱の厚さ方向の前後に
位置させて、前記端部溝の対向縁を罫書きするための矩
形開口部を開穿したことを特徴とするものである。
【0015】又本発明に係る溝形成方法のより好ましい
態様は、引戸摺動用の溝の両端側をなす所要長さの端部
溝を形成するに際し、その端部溝の形成のために前記定
規板を用い、張り付けようとする床板を柱間に仮に設置
して後、前記定規板を、その目印を柱の厚さ方向の中心
に合致させて前記仮設置の床板上に載置し、この状態
で、各矩形開口部の長さ方向の2辺に沿って罫書きして
後、同一直線上にある線分をつないで端部溝の外形を描
き、その後、この外形の内側を切削して端部溝を形成
し、然る後、このようにして端部溝が形成された床板を
柱間に配置しこれを根太に固定することを特徴とするも
のである。
【0016】なお本発明において、摺動用の溝は3本乃
至4本設けられることもある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図面に基づいて説明する。第1の実施の形態 図1は、柱1,1間の床面2に形成された、例えば引違
い戸としての引戸の摺動用の溝5を示すものであり、両
端側をなす所要長さの端部溝6,6相互を、便宜上一点
鎖線で示す中間溝7で連結してなる。そして、かかる中
間溝7は、図2〜4でその構成を説明する溝切り装置に
よって形成するのものである。
【0018】該溝切り装置は、前記端部溝6を形成する
ために用いる図2に示す定規板10と、図3〜4に示
す、形成すべき溝と所要間隔を隔てて平行する案内レー
ル11を具えたレール部材12と、その両端側から対応
の端部溝6,6に向けて略平行して突設された一対の腕
部材13,13と、前記中間溝7を形成する溝切り機1
5とを具えるものである。
【0019】前記定規板10は、例えば、柱の幅よりも
稍広幅である(例えば15cmの幅を有する)厚さ6m
mのアクリル樹脂板からなるプレート16を用いてな
り、その上面の両端部に、柱の幅方向の中心に合致する
目印17を設けてなる。又該プレート16の長さ方向の
両端側部分19,20には、柱の厚さ方向の前後に位置
させて、前記端部溝6の対向縁21,21(図3)を罫
書きするための、前記溝5の長さ方向に長い矩形開口部
22を開穿してなる。この矩形開口部22の長さは、例
えば120mmに設定してある。
【0020】前記構成の定規板10を用いて端部溝6を
形成する要領は、図2に示すように、柱間に張り付けよ
うとする床板23を仮に設置して後、前記定規板10
を、その目印17を柱の厚さ方向の中心に合致させて前
記仮設置の床板23上に載置する。この状態で、各矩形
開口部22の長さ方向の2辺24,24に沿って、図7
に示すように罫書きして後、同一直線上にある線分2
5,25をつないで、図8に示すように端部溝の外形2
6を描く。
【0021】然る後図9に示すように、この外形の内側
を例えば後述の溝切り機15で切削して左右の端部溝
6,6を形成する。この端部溝6の長さは、溝切り機に
よって安定して溝を形成することができる長さ(例えば
30cm程度の長さ)に設定する。このようにして端部
溝6が形成された床板23を柱間に配置し、常套手段で
これを根太に固定する。
【0022】又前記レール部材12は、図3〜4に示す
ように、柱1,1間の長さよりも稍長く形成された基板
27の上面の一側縁寄りにおいて、該基板の長さ方向に
延びる突条としての前記案内レール11を突設してな
る。
【0023】又前記腕部材13は、図4〜5、図10に
示すように、矩形板状をなし、その一端側の下面に、前
記レール部材12と着脱自在に嵌合しうる嵌合溝29を
有し、又その他端側の下面には、前記端部溝6に嵌着せ
しめられる係合突部30が設けられている。そして、該
腕部材の他端側の、係合突部30が設けられた部分にお
いて、端部溝の底部31に突き刺される先端鋭の固定軸
32を挿通するための挿通孔33が貫設されている。尚
この固定軸32は、例えば千枚通し34のキリ32aを
以って構成できる。
【0024】又前記溝切り機15は、図4に示すよう
に、鋸刃の列が前記溝の幅の範囲で波状に蛇行する如く
周方向に形成された円板状の溝切りカッタ35を駆動モ
ータによって高速回転させるように構成されており、把
手36,36を把持して操作可能となされている。そし
て、床面23に当接される定盤37には、前記レール部
材12の案内レール側の部分39と嵌合しうる嵌合凹部
40が設けられており、その頂部41には、図6に示す
ように、案内レール11と嵌合しうる溝状の嵌合部42
が、形成すべき引戸摺動用の溝5,5の間隔分の距離を
置いて平行して二本設けられている。
【0025】然して、図3に示すように、レール部材1
2をその案内レール11が端部溝6側に近く位置するよ
うに床面に設置して後、前記レール部材12の両端側の
夫々において、腕部材13の前記嵌合溝29をレール部
材12と嵌合せしめ、且つ該腕部材の係合突部30を前
後の端部溝6,6の何れか一方に嵌着せしめると、両腕
部材13,13によってレール部材12が、形成すべき
引戸摺動用の溝と平行してその側方位置で床面に固定状
態に配置される。なおこの固定状態をより安定させるた
めに、図10に示すように、腕部材13に設けた前記挿
通孔33に千枚通し34の、テーパ軸状をなす保持軸4
3の下端側部分43aを挿通孔33の上部分に嵌入せし
め、固定軸(キリ)32の先端部分を端部溝の底部31
に突き刺すのがよい。
【0026】その後、溝切り機15に設けた外側の溝状
嵌合部42aを案内レール11と嵌合させると、該溝切
り機15の移動に伴い図4に示すように、溝切りカッタ
35によって、案内レールに遠い側に位置する中間溝7
aを、横振れすることなく正確に形成できる。一方、内
側の溝状嵌合部42bを案内レール11と嵌合させる
と、同様にして、案内レールに近い側に位置する中間溝
7bを形成することができる。
【0027】なお、摺動用の溝の全体の外形を罫書いて
これに沿うように溝切り機を移動させながらその溝切り
カッタで溝を形成することも考えられないではないが、
そのような作業は目視による手加減だけが頼りとなるた
め、直線を確保して精度良く溝を形成することができな
い。
【0028】前記のようにして形成された溝5には、図
11に示すようにレール片46が嵌合され接着固定され
て摺動溝47,47が形成される。この摺動溝47,4
7を引き違い戸が摺動できる。
【0029】その他の実施の形態 図12は、並設された床板23,23を横断するよ
うに複数本の溝5を形成する場合を示すものである。そ
の形成要領は、端部溝6を形成した後、溝切り機を床板
の長さ方向と直交する方向に移動させることが前記の場
合(床板の長さ方向に沿って溝を形成する場合)と異な
るだけで、前記実施の形態におけると同様にして行うこ
とができる。
【0030】 本発明に係る溝切り装置において、レ
ール部材12に、条溝としての案内レールを設けること
もでき、その場合は図13に示すように、該案内レール
11と嵌合しうる突条50が腕部材13に設けられる。
【0031】
【発明の効果】本発明は以下の如き優れた効果を奏す
る。 本発明に係る溝形成方法は、引戸摺動用の溝の両端
側をなす所要長さの端部溝を形成した後に、該端部溝相
互を中間溝で連結する構成を採用するため、予め形成し
たこの端部溝をレール部材の固定のために活用すること
が可能となる。従って、この案内レールに沿って溝切り
機を移動させるのみで、該端部溝相互を連結する中間溝
をその直線性を確保して精度良く且つ容易に形成できる
ことになる。このように本発明によるときは、定規とな
るべきものを有さない床面に対して、引戸摺動用の溝
を、一本は勿論のことそれが複数本であっても、その直
線性を確保して精度良く且つ容易に形成できる利点があ
る。又、床板の長さ方向に沿う溝は勿論のこと、床板の
長さ方向に交わる方向の溝であっても、難なく形成でき
る。
【0032】 前記中間溝の形成を、定規板とレール
部材と腕部材と溝切り機とを具える溝切り装置を用いて
行うときは、予め形成された端部溝を利用して、腕部材
を介してレール部材を床面に固定状態とするだけの準備
で、後は、案内レールに沿わせて溝切り機を移動させる
操作により、中間溝をその直線性を正しく確保して安定
的に且つ容易に形成できることになる。
【0033】 腕部材をレール部材に対して着脱自在
に構成するときは、溝切り機の必要な摺動長さに応じた
長さのレール部材を選択しそれに腕部材を取り付けるこ
とにより、形成すべき溝の長さに応じて、溝切り機を案
内させるための案内レールを容易に形成できることとな
る。又、腕部材とレール部材が分離可能であるため、そ
れらの運搬も容易となる。
【0034】 腕部材の、係合突部が設けられた部分
において、端部溝の底部に突き刺される先端鋭の固定軸
を挿通するための挿通孔を貫設することにより、この挿
通孔を利用して、レール部材の固定状態を、前記のよう
に一層安定的なものとなしうる。
【0035】 溝切り機に、案内レールとの嵌合部を
平行して複数設けたときは、レール部材の位置を変える
ことなく、案内レールと嵌合する嵌合部を適宜に選択す
るだけによって、複数の摺動用の溝を容易に形成でき
る。
【0036】 特に、レール部材に設ける案内レール
を、凹溝としてでなく突条として形成したときは、案内
レール部分に削り屑等のごみが詰まる恐れがない。
【0037】 又、端部溝形成のための罫書きをする
のに定規板を用いるときは、例えば差し金を用いる場合
に比し、大幅な作業能率の向上を期しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】柱間の床面に形成した引戸摺動用の溝を説明す
る斜視図である。
【図2】端部溝を形成する定規板をその使用状態におい
て示す斜視図である。
【図3】端部溝に腕部材を介してレール部材を取り付け
た状態を示す平面図である。
【図4】レール部材に溝切り機を案内させて中間溝を形
成する要領を説明する斜視図である。
【図5】腕部材の下面側を示す斜視図である。
【図6】溝切り機の定盤の裏面側を示す部分斜視図であ
る。
【図7】定規板を用いて床板に罫書きした状態を示す平
面図である。
【図8】端部溝の外形を描いた状態を示す平面図であ
る。
【図9】端部溝の形成された床板を示す斜視図である。
【図10】端部溝に腕部材を介してレール部材を取り付
けた状態を説明する断面図である。
【図11】形成された溝にレール部材を取り付けて形成
した摺動溝を示す断面図である。
【図12】並設された床板を横断するように複数本の溝
を形成する溝形成方法を説明する斜視図である。
【図13】レール部材の案内レールの他の態様を腕部材
の構成と共に示す断面図である。
【図14】敷居を用いた従来の引戸構造を説明する断面
図である。
【図15】床板に引戸摺動用の溝を形成した引戸構造を
説明する断面図である。
【図16】床板に2本の引戸摺動用の溝を形成する場合
の問題点を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 柱 2 床面 3 引戸 5 溝 6 端部溝 7 中間溝 10 定規板 11 案内レール 12 レール部材 13 腕部材 15 溝切り機 16 プレート 17 目印 22 矩形開口部 23 床板 29 嵌合溝 30 係合突部 32 固定軸 42 嵌合部 46 レール片 47 摺動溝

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引戸摺動用の溝を床面に形成する方法で
    あって、該溝の両端側をなす所要長さの端部溝を、床板
    を張るに先立って該床板に予め形成した後、該端部溝相
    互を中間溝で連結するものとし、 形成すべき引戸摺動用の溝と所要間隔を隔てて平行する
    案内レールを具えたレール部材の両端側から前記端部溝
    に向け突設してなる左右の腕部材の係合突部を、前記左
    右の端部溝に夫々着脱自在に嵌着せしめ、これによって
    前記レール部材を床面に固定状態として後、該案内レー
    ルに沿って溝切り機を移動させ、その移動に伴って、溝
    切りカッタで前記中間溝を形成することを特徴とする床
    面に引戸摺動用の溝を形成する方法。
  2. 【請求項2】 引戸摺動用の溝を床面に形成するに際
    し、該溝の両端側をなす所要長さの端部溝相互を連結す
    る中間溝を形成するために用いる溝切り装置であって、 前記端部溝を形成するために用いる定規板と、形成すべ
    き溝と所要間隔を隔てて平行する案内レールを具えたレ
    ール部材と、その両端側から端部溝に向けて略平行して
    突設されてなり且つ下面に、前記端部溝に着脱自在に嵌
    着せしめられる係合突部を有する左右の腕部材と、該案
    内レールと嵌合しうる嵌合部を有し、該案内レールと嵌
    合部とが嵌合した状態でこの案内レールに沿って摺動で
    き且つ前記中間溝を形成する溝切りカッタが設けられた
    溝切り機とを具えることを特徴とする床面に引戸摺動用
    の溝を形成するために用いる溝切り装置。
  3. 【請求項3】 腕部材は、その一端側の下面に、レール
    部材と着脱自在に嵌合しうる嵌合溝を有し、又その他端
    側の下面には端部溝に嵌着せしめられる係合突部を有す
    ることを特徴とする請求項2記載の床面に引戸摺動用の
    溝を形成するために用いる溝切り装置。
  4. 【請求項4】 腕部材の他端側の、係合突部が設けられ
    た部分において、端部溝の底部に突き刺される先端鋭の
    固定軸を挿通するための挿通孔を貫設したことを特徴と
    する請求項3記載の床面に引戸摺動用の溝を形成するた
    めに用いる溝切り装置。
  5. 【請求項5】 案内レールが突条であり且つ溝切り機の
    嵌合部はこれと嵌合しうる条溝として形成されているこ
    とを特徴とする請求項2、3又は4記載の床面に引戸摺
    動用の溝を形成するために用いる溝切り装置。
  6. 【請求項6】 床面に、引戸摺動用の溝を平行して複数
    形成する場合において、溝切り機の嵌合部を、前記溝の
    配置間隔に合わせて平行して複数設けたことを特徴とす
    る請求項2記載の床面に引戸摺動用の溝を形成するため
    に用いる溝切り装置。
  7. 【請求項7】 柱間の床面に引戸摺動用の溝を形成する
    に際し、該溝の両端側をなす所要長さの端部溝を形成す
    る定規であって、前記溝の長さ方向に長いプレートの端
    部に、柱の厚さ方向の中心に合致する目印を設け、又該
    プレートには、柱の厚さ方向の前後に位置させて、前記
    端部溝の対向縁を罫書きするための矩形開口部を開穿し
    たことを特徴とする請求項2記載の溝切り装置を構成す
    る定規板。
  8. 【請求項8】 引戸摺動用の溝を床面に形成するに当た
    り、該溝の両端側をなす所要長さの端部溝を形成した
    後、該端部溝相互を中間溝で連結する方法において、引
    戸摺動用の溝の両端側をなす所要長さの端部溝を形成す
    るに際し、その端部溝の形成のために請求項7記載の定
    規板を用い、 張り付けようとする床板を柱間に仮に設置して後、前記
    定規板を、その目印を柱の厚さ方向の中心に合致させて
    前記仮設置の床板上に載置し、この状態で、各矩形開口
    部の長さ方向の2辺に沿って罫書きして後、同一直線上
    にある線分をつないで端部溝の外形を描き、その後、こ
    の外形の内側を切削して端部溝を形成し、然る後、この
    ようにして端部溝が形成された床板を柱間に配置しこれ
    を根太に固定することを特徴とする床面に引戸摺動用の
    溝を形成する方法。
  9. 【請求項9】 柱間の床面に引戸摺動用の溝を形成する
    請求項2記載の方法において、引戸摺動用の溝の両端側
    をなす所要長さの端部溝を形成するに際し、その端部溝
    の形成のために請求項7記載の定規板を用い、 張り付けようとする床板を柱間に仮に設置して後、前記
    定規板を、その目印を柱の厚さ方向の中心に合致させて
    前記仮設置の床板上に載置し、この状態で、各矩形開口
    部の長さ方向の2辺に沿って罫書きして後、同一直線上
    にある線分をつないで端部溝の外形を描き、その後、こ
    の外形の内側を切削して端部溝を形成し、然る後、この
    ようにして端部溝が形成された床板を柱間に配置しこれ
    を根太に固定することを特徴とする床面に引戸摺動用の
    溝を形成する方法。
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