JP3017445U - 縫製用生地の支持構造 - Google Patents

縫製用生地の支持構造

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茂治 蔦
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】生地を所定厚さの板状コルク部材で支持すると
共に、この板状コルク部材の下部に該板状コルク部材を
介して生地を吸着する負圧吸引手段を設けることで、気
泡を有するコルク部材と負圧吸引作用との相乗効果によ
り生地前面をムラなく吸引支持して、生地の位置ずれ、
切断ミスがなく、またコルク部材の弾性により切断手段
の刃先をコルク部材にある程度食込ませて、生地を確実
に切断し、かつコルク部材の繰返し使用が可能となる縫
製用生地の支持構造の提供する。 【構成】切断手段41で裁断される縫製用の生地14を
固定支持する縫製用生地の支持構造であって、上記生地
14を所定厚さの板状コルク部材13で支持すると共
に、上記板状コルク部材13の下部に該板状コルク部材
13を介して上記生地14を吸着する負圧吸引手段11
を設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば生地裁断装置や縫製用多目的加工装置で縫製用の生地(表 布、裏布の双方を含む)を裁断する際に、生地を支持するような縫製用生地の支 持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例の縫製用生地の支持構造としては、例えば図7に示す如き構造が あった。 すなわち、吸引用チャンバ101を構成するハウジング102の主面に多数の 負圧吸引用開口103を形成し、上述の吸引用チャンバ101を複数の吸引パイ プ104を介して真空吸引ポンプ105の負圧吸引ポートに連通接続する一方、 上述の負圧吸引用開口103が形成されたハウジング102の主面上部には、例 えば10cm角のブラシベース106にブラシ毛107が植毛された合計2000 個のブラシ体108を配設固定し、これら各ブラシ体108におけるブラシ毛1 07の上面に裁断すべき複数の生地109を配設し、さらに生地109の最上面 からハウジング102全外側部下方までをナイロンフィルム110で囲繞し、例 えば真空吸引ポンプ105の駆動により上述の吸引用チャンバ101に約3kg/ cm2 の負圧を作用させ、ノーマル状態下における生地厚約30cmの複数の生地1 09を約10cmに圧縮固定して、切断刃としてのカッタ111の駆動により複数 の生地109を同時に裁断すべく構成している。
【0003】 しかし、このような従来の縫製用生地の支持構造にあっては、多数個(例えば 2000個)のブラシ体108をハウジング102主面に配列固定する必要があ るため、生地の支持構造が極めて複雑化する問題点があり、加えて上述のブラシ 体108に用いる合成樹脂製のブラシ毛107として比較的軟らかい材料を用い ると負圧吸引時に生地姿勢が乱れて、生地に位置ずれが生ずるので、上述のカッ タ111をX軸方向、Y軸方向にNC制御にて裁断する時、裁断ミスが発生し、 逆にブラシ毛107として比較的硬い材料を用いると、このブラシ毛107によ りカッタ111に傷がついて、カッタ111の耐久性が大幅に劣化する問題点が あった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案の請求項1の考案は、生地を所定厚さの板状コルク部材で支持すると 共に、この板状コルク部材の下部に該板状コルク部材を介して生地を吸着する負 圧吸引手段を設けることで、気泡を有するコルク部材と負圧吸引作用との相乗効 果により生地全面をムラなく吸引支持して、生地の位置ずれ、切断ミスがなく、 またコルク部材の弾性により切断手段の刃先をコルク部材にある程度食込ませて 、生地を確実に切断し、かつコルク部材の軟らかさにより切断手段に傷が付かず 、その耐久性の向上を図ることができるうえ、生地切断後に人工的に霧吹き手段 等でコルク部材に水分を付与するとコルク部材の膨張により該コルク部材に形成 された切目が細くなって、コルク部材の繰返し使用が可能となる縫製用生地の支 持構造の提供を目的とする。
【0005】 この考案の請求項2記載の考案は、上記請求項1記載の考案の目的と併せて、 上述の板状コルク部材を水平に配設し、この板状コルク部材の上面に生地を水平 に固定支持することで、生地に対してスラント方向の外力が作用するのを防止し 、この分だけ負圧吸引手段の省力化、小型化を達成することができる縫製用生地 の支持構造の提供を目的とする。
【0006】 この考案の請求項3記載の考案は、上記請求項2記載の考案の目的と併せて、 上述の切断手段をカッタに設定すると共に、板状コルク部材の厚さを該部材に対 するカッタ切込み量の2〜3倍の厚さに設定することで、コルク部材の可及的薄 肉化を図りつつ、該部材の表裏両面の使用を達成することができる縫製用生地の 支持構造の提供を目的とする。
【0007】 この考案の請求項4記載の考案は、上記請求項3記載の考案の目的と併せて、 上述の生地の最表面部から少なくとも板状コルク部材の全外側部までをフィルム で囲繞することで、不要な外気が生地およびコルク部材を介して負圧吸引される のを防止して、負圧吸引効果の向上を図ることができる縫製用生地の支持構造の 提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案の請求項1記載の考案は、切断手段で裁断される縫製用の生地を固定 支持する縫製用生地の支持構造であって、上記生地を所定厚さの板状コルク部材 で支持すると共に、上記板状コルク部材の下部に該板状コルク部材を介して上記 生地を吸着する負圧吸引手段を設けた縫製生地の支持構造であることを特徴とす る。
【0009】 この考案の請求項2記載の考案は、上記請求項1記載の考案の構成と併せて、 上記板状コルク部材を水平に配設し、該板状コルク部材の上面に生地を水平に固 定支持する縫製用生地の支持構造であることを特徴とする。
【0010】 この考案の請求項3記載の考案は、上記請求項2記載の考案の構成と併せて、 上記切断手段をカッタに設定すると共に、上記板状コルク部材の厚さは該部材に 対するカッタ切込み量の2〜3倍の厚さに設定した縫製用生地の支持構造である ことを特徴とする。
【0011】 この考案の請求項4記載の考案は、上記請求項3記載の考案の構成と併せて、 上記生地の最表面部から少なくとも板状コルク部材の全外側部までをフィルムで 囲繞した縫製用生地の支持構造であることを特徴とする。
【0012】
【考案の作用及び効果】
この考案間請求項1記載の考案によれば、上述の板状コルク部材で生地を支持 させると共に、負圧吸引手段の作用により板状コルク部材を介して生地に負圧吸 引力を作用させると、この生地は板状コルク部材に固定支持されるので、この生 地を上述の切断手段で裁断することができる。
【0013】 このように、上述の生地(1枚もしくは複数枚)を所定厚さの板状コルク部材 で支持すると共に、この板状コルク部材の下部に該板状コルク部材を介して生地 を吸着する負圧吸引手段を設けたので、気泡を有するコルク部材と負圧吸引作用 との相乗効果により生地全面をムラなく吸引支持することができて、生地の位置 ずれ、切断ミスを阻止することができる効果がある。
【0014】 また上述の板状コルク部材はコルク特有の弾性を有するので、切断手段の刃先 をコルク部材にある程度食込ませて、生地を確実に切断することができ、しかも 、コルク部材の軟らかさにより切断手段に傷が付くことがないので、該切断手段 の耐久性(例えば刃持ち)の向上を図ることができる効果がある。 さらに、生地の切断処理後において人工的に霧吹き手段等にて上述の板状コル ク部材に水分を付与すると、コルク部材が膨張して該コルク部材に形成された切 目が細くなるので、この板状コルク部材の繰返し使用が可能となる効果がある。
【0015】 この考案の請求項2記載の考案によれば、上記請求項1記載の考案の効果と併 せて、上述の板状コルク部材を水平に配設し、この板状コルク部材の上面に生地 を水平に固定支持させたので、生地に対してスラント方向(斜め方向)の不要な 外力が作用するのを防止でき、この分だけ負圧吸引手段の省力化、小型化を達成 することができる効果がある。
【0016】 この考案の請求項3記載の考案によれば、上記請求項2記載の考案の効果と併 せて、上述の切断手段をカッタに設定すると共に、板状コルク部材の厚さを該板 状コルク部材に対するカッタ切込み量の2〜3倍の厚さに設定したので、コルク 部材の可及的薄肉化を図りつつ、該部材の表裏両面の使用を達成することができ る効果がある。
【0017】 この考案の請求項4記載の考案によれば、上記請求項3記載の考案の効果と併 せて、上述の生地の最表面部(最上面部)から少なくとも板状コルク部材の全外 側部までをフィルムで囲繞したので、このフィルムにより不要な外気が生地およ びコルク部材を介して負圧吸引手段に負圧吸引されるのを防止することができ、 この結果、負圧吸引効果の向上を図ることができる効果がある。
【0018】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面は本考案の縫製用生地の支持構造を備えた縫製用多目的加工装置を示し、 図1、図2において、この縫製用多目的加工装置はベース1に立設固定した複数 の外側支柱2,2の上端に断面がコの字のX軸ガイド部材3,3を取付けて、こ れらの各X軸ガイド部材3,3の開口側を互に対向させると共に、これら各X軸 ガイド部材3,3内には各一対のタイミングローラ4,4間に張架されたX軸タ イミングベルト5,5を配設している。
【0019】 またベース1に立設固定した複数の内側支柱6,6の上端には吸引用チャンバ 7を構成する偏平な箱形状のハウジング8を水平に取付け、このハウジング8の 上面部には負圧吸引用の多数の開口9…を穿設形成すると共に、上述の吸引用チ ャンバ7内を複数の吸引パイプ10…を介して、ベース1上に設置した真空吸引 ポンプ11の負圧吸引部12に連通させている。
【0020】 しかも、上述のハウジング8における開口9が形成された上面部には、所定厚 さ(L2、図3参照)の板状コルク部材13を着脱可能に水平に配設している。 そして、この板状コルク部材13の上面に裁断すべき1枚乃至複数枚の生地14 を水平に配置し、この生地14を上述の板状コルク部材13で支持すべく構成し ている。
【0021】 また上述の生地14の最表面部(最上面部)から少なくとも板状コルク部材1 3の全外側部までをナイロンフィルム15で囲繞して、不要な外気の吸込みを防 止すべく構成している。この実施例では上述のナイロンフィルム15で生地14 の最上面部(同時に複数の生地14を裁断する場合には、その最上層部上面部) からハウジング8の全外側部下方までを囲繞するように構成している。
【0022】 一方、図2に示す一対のX軸のタイミングベルト5,5間には断面逆L字状の アタッチメント16,16を介してY軸ガイド部材17を取付けると共に、この Y軸ガイド部材17の両サイド下面部におけるX軸ガイド部材3,3の下片と対 向する部分には、潤滑樹脂製の摺動スペーサ18,18を取付けている。
【0023】 上述のY軸ガイド部材17は図3に示すようにその断面が略凹状であって、こ のY軸ガイド部材17における両側壁の内部近傍位置には、タイミングローラ1 9,19間に張架されたY軸タイミングベルト20,20を該Y軸ガイド部材1 7の長手方向に沿って配設している。
【0024】 また上述のY軸ガイド部材17の内部離間位置には同部材17の長手方向と平 行に一対のガイド軸21,21を設けると共に、これら一対のガイド軸21,2 1に沿ってY軸方向へ摺動するスライダ22を設け、このスライダ22の上部両 側を断面L字状のアタッチメント23,23を介して上述のY軸タイミングベル ト20,20に連結している。
【0025】 さらに、上述のスライダ22の下面には潤滑樹脂製の摺動スペーサ24,24 を取付ける一方、このスライダ22には締付けナット25,25を用いてエアシ リンダ26のピストンロッド27を固定し、上述のエアシリンダ26のロッド側 (図3の下側)にはエアモータ28を介して六角形状のタレット29を取付けて いる。 而して、上述のタレット29の六角形の頂点部分には各ツールに対応したツー ル駆動アクチュエータ30〜35(図1参照)およびツールチャック36…と介 して必要種類のツール37(図5参照)を取付けている。
【0026】 上述のツール37としては例えば図3に示す生地14を裁断する時、並びに図 6に示す型紙(ボール紙製、ベークライト製、布製)40を裁断する時に用いる カッタ41と、プラスチック板に溝加工を施すエンドミル42と、型紙40にポ イント穴43を形成するポンチ(図示せず)と、型紙40にノッチ溝44を形成 するノッチツール45と、型紙40の必要箇所(例えば前身頃のダーツ形成箇所 )に位置マーカをいれるボールペン46等があり、これらの各ツール37を上述 のツールチャック36に着脱可能に取付けている。なお、上述のツール37のう ちカッタ41およびボールペン46を用いる時には、前述の板状コルク部材13 を用いるが、他のツールを用いる際には、この板状コルク部材13に代えて板状 のアルミ部材(いわゆるアルミ台)もしくは板状のアルミ合金部材(図示せず) を用いる。
【0027】 ここで、上述のスライダ22はX軸方向、Y軸方向にNC制御される一方、こ のスライダ22にピストンロッド27、エアシリンダ26およびエアモータ28 を介して取付けられたタレット29は、その旋回時に各ツール37とY軸ガイド 部材17および被加工物との干渉を回避するため、ピストンロッド27の突出に より図3の状態から図4に示す如く上昇し、使用ツールをエアモータ28で割出 し選定した後に、図4の状態から図3に示す如く下降して、加工に供される。 また生地14の切断手段としてのカッタ41の板状コルク部材13への切込み量 L1(例えばL1=1〜1.5mm)に対して、この板状コルク部材13の厚さL 2はその2〜3倍の厚さに設定している。この実施例では板状コルク部材13と してL2=3mmのものを使用している。 なお、上述のX軸およびY軸用の各タイミングベルト5,20はその中間部分 が撓まないように必要箇所は案内部材(図示せず)にてガイドされている。また スペースの許容範囲内においてベルトテンショナを用いてもよい。
【0028】 図5は縫製用生地の支持構造を備えた縫製用多目的加工装置の制御回路を示し 、CPU50は入力操作47からの入力信号に基づいて、ROM48に格納され たプログラムに従って、X軸駆動モータ51、Y軸駆動モータ52、エアモータ 28、エアシリンダ26、ツール駆動アクチュエータ30〜35、真空吸引ポン プ11を駆動制御し、またRAM53は各ツール37に対応したツール移動速度 データ、ツール移動軌跡データなどのツール駆動に要する各種データや、その他 の必要なデータ、マップ等を記憶する。
【0029】 上述のX軸駆動モータ51は可逆モータにより構成され、このX軸駆動モータ 51でX軸タイミングベルト5を介してスライダ22をX軸方向へ駆動し、 同様にY軸駆動モータ52は可逆モータにより構成され、このY軸駆動モータ 52でY軸タイミングベルト20を介してスライダ22をY軸方向へ駆動するの で、上述のスライダ22はCPU50によりNC制御される。
【0030】 またツールチャック36を介して対応するそれぞれのツール駆動アクチュエー タ30〜35に着脱可能に取付けられた各種ツール37はNC制御されるスライ ダ22でその移動軌跡が制御されながら、上述のツール駆動アクチュエータ30 〜35により必要な駆動形態が得られるので、例えばエンドミル42を用いると 、プラスチック板に対して約3mmの型溝掘り加工を施すことができ、カッタ41 を用いるとボール紙製、ベークライト製、布製の型紙40を所定形状に切断加工 することができる等、縫製に要する一連の全項目に対応する多目的の加工を一台 の装置にて実行することができる。
【0031】 上述のカッタ41で1枚〜複数枚の生地14を切断(裁断)するには、図2、 図3に示すように、上述の板状コルク部材13でこれら生地14を支持させると 共に、生地14の最上面部から必要箇所までをナイロンフィルム15で囲繞し、 かつ真空吸引ポンプ11を駆動して板状コルク部材13を介して生地14に負圧 吸引力を作用させると、この生地14は板状コルク部材13に固定支持されるの で、この生地14をNC制御されるカッタ41で所定の形状に裁断することがで きる。
【0032】 このように、上述の生地14(1枚もしくは複数枚)を所定厚さL2の板状コ ルク部材13で支持すると共に、この板状コルク部材13の下部に該板状コルク 部材13を介して生地14を吸着する真空吸引ポンプ11を設けたので、気泡を 有する板状コルク部材13と負圧吸引作用との相乗効果により生地14の全面を ムラなく均一に吸引支持することができて、生地14の位置ずれ、切断ミスを阻 止することができる効果がある。
【0033】 また上述の板状コルク部材13はコルク特有の弾性を有するので、カッタ41 の刃先を板状コルク部材13にある程度食込ませて、生地14を確実に切断する ことができ、しかも、板状コルク部材13の軟らかさによりカッタ41に傷が付 くことがないので、該カッタ41の耐久性(例えば刃持ち)の向上を図ることが できる効果がある。
【0034】 さらに、生地14の切断処理後において人工的に霧吹き手段等にて上述の板状 コルク部材13に水分を付与すると、板状コルク部材13が膨張して該板状コル ク部材13に形成されたカッタ41による切目が細くなるので、の板状コルク部 材13の繰返し使用が可能となる効果がある。
【0035】 加えて、上述の板状コルク部材13を水平に配設し、この板状コルク部材13 の上面に生地14を水平に固定支持させたので、生地14に対してスラント方向 (斜め方向)の不要な外力が作用するのを防止でき、この分だけ真空吸引ポンプ 11の省力化、小型化を達成することができる効果がある。
【0036】 また、上述の切断手段をカッタ41に設定すると共に、板状コルク部材13の 厚さL2を該板状コルク部材13に対するカッタ切込み量L1の2〜3倍の厚さ に設定したので、板状コルク部材13の可及的薄肉化を図りつつ、該板状コルク 部材13の表裏両面の使用を達成することができる効果があり、例えば1枚の板 状コルク部材13を約1000回以上使用できる。
【0037】 さらに、上述の生地14の最表面部(最上面部)から少なくとも板状コルク部 材13の全外側部までをナイロンフィルム15で囲繞したので、このフィルム1 5により不要な外気が生地14および板状コルク部材13を介して真空吸引ポン プ11に負圧吸引されるのを防止することができ、この結果、負圧吸引効果の向 上を図ることができる効果がある。
【0038】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の切断手段は、カッタ41に対応し、 以下同様に、 負圧吸引手段は、真空吸引ポンプ11に対応し、 フィルムは、ナイロンフィルム15に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の縫製用生地の支持構造を備えた縫製用
多目的加工装置の概略平面図。
【図2】図1のA−A線矢視断面図。
【図3】図1のB−B線に沿う拡大断面図。
【図4】タレット旋回時の説明図。
【図5】制御回路ブロック図。
【図6】型紙の一例を示す説明図。
【図7】従来の縫製用生地の支持構造を示す断面図。
【符号の説明】
11…真空吸引ポンプ 13…板状コルク部材 14…生地 15…ナイロンフィルム 41…カッタ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】切断手段で裁断される縫製用の生地を固定
    支持する縫製用生地の支持構造であって、上記生地を所
    定厚さの板状コルク部材で支持すると共に、上記板状コ
    ルク部材の下部に該板状コルク部材を介して上記生地を
    吸着する負圧吸引手段を設けた縫製用生地の支持構造。
  2. 【請求項2】上記板状コルク部材を水平に配設し、該板
    状コルク部材の上面に生地を水平に固定支持する請求項
    1記載の縫製用生地の支持構造。
  3. 【請求項3】上記切断手段をカッタに設定すると共に、
    上記板状コルク部材の厚さは該部材に対するカッタ切込
    み量の2〜3倍の厚さに設定した請求項2記載の縫製用
    生地の支持構造。
  4. 【請求項4】上記生地の最表面部から少なくとも板状コ
    ルク部材の全外側部までをフィルムで囲繞した請求項3
    記載の縫製用生地の支持構造。
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