JPH11114885A - 薄板材などの切抜き加工装置 - Google Patents

薄板材などの切抜き加工装置

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JPH11114885A
JPH11114885A JP30377997A JP30377997A JPH11114885A JP H11114885 A JPH11114885 A JP H11114885A JP 30377997 A JP30377997 A JP 30377997A JP 30377997 A JP30377997 A JP 30377997A JP H11114885 A JPH11114885 A JP H11114885A
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JP
Japan
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cutting
cutting blade
thin plate
holder
axis
Prior art date
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Pending
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JP30377997A
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English (en)
Inventor
裕 ▲おさ▼島
Yutaka Osajima
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Shinx Ltd
Original Assignee
Shinx Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成の簡易化により製作コストの低減ができ
る薄板材などの切抜き加工装置を提供する。 【構成】 テーブル上に取りつけた薄板状の加工材Wと
直線状の切断刃10とを対向して配設し、これら加工材
Wと切断刃10とを水平面のX軸方向及びY軸方向にお
いて相対的に制御移動する。上記切断刃10を、垂直軸
を中心として回転運動するホルダ6の下端に取りつけ、
かつこの切断刃10における切断部位の刃先aの位置を
ホルダ6の回転中心より僅かに後方へ偏寄させて保持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直線状の固定刃
物を用いて突板、紙、ビニルシートなどを切断加工する
薄板材などの切抜き加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の切抜き加工機の概略構成を
示したものである。図において、21はバキューム手段
(図示省略)などによってテーブル22上に固定した薄
板状の加工材 23はテーブル22を水平面のX軸方向
に制御移動する前後送り手段この前後送り手段23は、
サーボモータ24、送りねじ軸25などを備えた周知の
構成からなる。
【0003】26はテーブル22の上方位置に設けた加
工ヘッド 27は加工ヘッド26を前記X軸と直交する
Y軸方向に制御移動する左右送り手段 この左右送り手
段27は、前記と同様にサーボモータ28、送りねじ軸
29などを備えた周知の構成からなる。30は加工ヘッ
ド26から下向きに突出して設けたナイフホルダ 31
はナイフホルダ30の下端に取りつけた直線刃状の切断
刃である。
【0004】32はナイフホルダ30を垂直軸(U軸方
向)回りに回動制御する刃先換向手段 この刃先換向手
段32は、サーボモータ33、伝動部材(図示省略)な
どを有する周知の構成からなる。34は加工ヘッド26
を昇降操作する空圧シリンダこの空圧シリンダ34は、
ピストンロッドの伸長作動時において加工ヘッド26を
下降し、切断刃31を加工材21に切り込ませる。
【0005】上記した従来の加工機において切抜き加工
を行うには、最初にX軸方向及びY軸方向における切断
刃31の刃先位置を設定し、次に切断刃31を下降して
加工材21に切り込ませる。そして、続いて前後送り手
段23と左右送り手段27をNCプログラムによって制
御駆動すると共に、その合成移動方向に切断刃31を向
けて換向制御して切断加工を行う。
【0006】上記のX軸及びY軸方向の制御を微小分割
して行い、一方においてその合成速度を演算して刃先の
換向制御を微小単位で行えば、傾斜した直線はもとより
自由曲線などの切り抜き加工を自在に行うことができ
る。なお、この従来例においては、切断刃31の刃先下
端と換向中心とを一致して設定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の切抜
き加工機においては、曲線など複雑な切り抜き加工を自
在に行うことができる点で賞用されるものであるが、X
軸及びY軸の制御に加えて換向方向の制御を要するもの
であり、このため機械構成が非常に複雑となって製作コ
ストが嵩むという商用上の問題点がある。また、制御面
においても同様に複雑化は避けえなくトータルコストの
高騰を招くことになる。
【0008】本発明は上記した従来技術の問題点に着目
してなされたものであり、切断刃の構成を工夫すること
によって加工ヘッドの構成を簡素化し、もって製作コス
トの低減を達成することができる薄板材などの切抜き加
工装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係る薄板材などの切抜き加工装置は次
のように構成したものである。
【0010】すなわち、その要旨とするところは、テー
ブル上に取りつけた薄板状の加工材と直線状の切断刃と
を対向し、これら加工材と切断刃とを水平面のX軸方向
及びY軸方向において相対的に制御移動すると共に、上
記切断刃をX軸及びY軸の合成移動方向に換向して切断
加工を行う加工機械であって、上記の切断刃を、垂直軸
を中心として回転運動するホルダの下端に取りつけ、か
つこの切断刃における切断部位の刃先位置をホルダの回
転中心より僅かに後方へ偏寄させて設定したことにあ
る。
【0011】切断刃の刃先に切削抵抗が作用するとき、
回転中心から偏寄した切断刃の刃先は垂直軸回りにおい
て負荷を減少する方向に換向する。この換向方向は、X
軸方向とY軸方向の制御動作による合成移動方向に追随
してこれに一致するので、積極的な換向制御を要するこ
となく刃先を所要の切削方向に換向して切断加工を行う
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る薄板材などの切抜き
加工装置を、以下、一実施例について説明する。図1及
び図2において、Aは加工ヘッドの全体を示し、1は保
持ケース 2は保持ケース1内のリニヤベアリング3を
介して上下動作だけ自由に設けた昇降体 4は昇降体3
を下向きに付勢する縮設ばね 5は昇降体3の下降限を
設定するストッパ段部である。
【0013】6は保持ケース1の中心部に設けた下向き
のホルダ このホルダ6は軸状に構成されており、ラジ
アルベアリング7によって回転自在に支承される。この
ホルダ6の上端は円錐状に尖っており、回転抵抗を可及
的に小さくした状態で昇降体3の受座8に当接する。受
座8は永久磁石からなっており、ホルダ6を吸着保持す
る。
【0014】9はホルダ6の下端に設けた垂直面状の刃
物取付座 10は垂直に見たとき切刃aがホルダ6の回
転中心に一致するように取付座9に固定した切断刃 こ
の切断刃10は、水平に見たとき刃先aと加工材Wが鋭
角的な斜行角E(実施例では30度)をなし、切削部位
をホルダ6の回転中心より僅かに(加工材Wの厚さが
0.3mmの場合は0.5mm程度)後方へ偏寄Fして
取りつける。
【0015】上記した加工ヘッドAには、従来例と同様
に、これを昇降作動する切込み操作手段とX軸方向に制
御駆動する左右送り手段を備えるものであり、また加工
材Wには、これを吸着固定するテーブルとテーブルをY
軸方向に制御駆動する前後送り手段を備えるものであ
る。ここでは各手段について説明は省略する。
【0016】一実施例に係る切抜き加工装置の構成は上
記の通りである。よって、例えば図4のようにP点をス
タート位置としてQ点を経由し、R点位置に至るまでの
切抜き加工を指令した場合において、P点からQ点まで
はX軸とY軸の合成移動方向(図4では上下方向)と刃
先aの向きが一致しているので、切断加工を支障なく行
うことができる。
【0017】次にQ点以降において、X軸とY軸の合成
移動方向が90度変更して図4の左右方向に変化する
と、刃先aは偏寄量による回動モーメントを受け、切削
抵抗を減少する方向に姿勢を変更する。このため、刃先
aは図のように換向し、最終的にその向きを合成移動方
向(水平方向)に一致して所要の切断加工を行う。
【0018】上記のように曲率の大きい切断加工を行う
場合は、ターニングポイントの近くでX軸およびY軸方
向の移動速度を下げ、刃先aに無理を生じない措置をと
ることを可とする。また、このことによって切断誤差を
小さくして精度の良い切り抜き加工を行うことができ
る。
【0019】なお上記の一実施例では、特定した厚さ及
び硬さの加工材Wについて説明したために、切断刃9の
斜行角度Eと偏寄量Fを一定値に設定したが、これらの
値は切断刃の交換あるいは位置調整によって適宜に設定
できることは勿論であり、各種の加工材に対応すること
ができるものである。
【0020】図5は偏寄量Fによる位置調整手段の構成
を示したものであり、11は切断刃10を挟持する取付
片 12は取付片11を図の左右方向に移動するガイド
13は取付片11に係合したガイド方向の調整ねじで
ある。上記の切断刃10は、図示省略の寸法目盛により
刃先aの位置を確認できるようになっており、これによ
って偏寄量Fを自由に調整することができる。
【0021】また一実施例では、ホルダ6に荷かる軸方
向の推力をホルダ6の円錐端と受座8の平面で受けるよ
うにしたが、両者を球状として点接触で接合しても良
い。また周知のスラストベアリング方式に変えても良
い。また一実施例では、ホルダ6を永久磁石によって着
脱可能とし、切断刃9の交換を行うようにしたが、昇降
体2又は保持ケース1ごとホルダ6を着脱して切断刃9
の交換を行うようにすることも可能である。
【0022】また一実施例では、加工材をバキューム手
段によってテーブルに吸着固定したが、テーブル上に弾
性のあるカッティングマットを敷き、この上面に粘着層
を施した上で加工材を取りつけるようにしても良い。こ
うすることで加工材の全面を確実に固定でき、微細な切
り抜き加工に対応することができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明に係る薄板材などの
切抜き加工装置は、偏寄量をとることによって切断刃の
向きを制御移動方向に追随して自動的に換向し、いわゆ
る引回し状態で切断加工をすることができるものであ
る。このため、特別に換向制御手段が要らず、従って製
作コストの低減を合理的に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄板材などの切抜き加工装置の一
実施例の構成を示す縦断側面図である。
【図2】同じく、正面図である。
【図3】刃先の構成を示す説明図である。
【図4】刃先の換向動作を示す説明図である。
【図5】切抜き装置の他の実施例を示す説明図である。
【図6】従来の切抜き加工装置の構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
A 加工ヘッド 1 保持ケース 2 昇降体 6 ホルダ 7 ラジアルベアリング 8 受座 9 刃物取付座 10 切断刃 a 切刃 E 斜行角 F 偏寄量

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブル上に取りつけた薄板状の加工材
    と直線状の切断刃とを対向して配設し、これら加工材と
    切断刃とを水平面のX軸方向及びY軸方向において相対
    的に制御移動すると共に、上記切断刃をX軸及びY軸の
    合成移動方向に換向して切断加工を行う機械であって、 上記切断刃を、垂直軸を中心として回転運動するホルダ
    の下端に取りつけ、かつこの切断刃における切断部位の
    刃先位置をホルダの回転中心より僅かに後方へ偏寄させ
    たことを特徴とする薄板材などの切抜き加工装置。
JP30377997A 1997-10-17 1997-10-17 薄板材などの切抜き加工装置 Pending JPH11114885A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100809534B1 (ko) 2007-01-12 2008-03-04 삼성중공업 주식회사 멤브레인 절단 장비 및 절단 방법
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JP2014205363A (ja) * 2005-12-01 2014-10-30 三星ダイヤモンド工業株式会社 チップホルダ

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