JPH11320230A - 溝加工装置 - Google Patents

溝加工装置

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Publication number
JPH11320230A
JPH11320230A JP15203598A JP15203598A JPH11320230A JP H11320230 A JPH11320230 A JP H11320230A JP 15203598 A JP15203598 A JP 15203598A JP 15203598 A JP15203598 A JP 15203598A JP H11320230 A JPH11320230 A JP H11320230A
Authority
JP
Japan
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processing
workpiece
work
groove
main shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP15203598A
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English (en)
Inventor
Katsuya Maeda
勝也 前田
Junichi Sakai
純一 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH11320230A publication Critical patent/JPH11320230A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工後の溝の精度が高い溝加工装置を提供す
る。 【解決手段】 加工装置本体2と、加工装置本体2に、
上下方向に移動可能に取付けられたテーブルベース3
と、テーブルベース3に、左右方向に移動可能に取付け
られた加工テーブル4と、加工装置本体2に、加工テー
ブル4の左右方向に対してねじれの位置に取付けられた
主軸5と、主軸5に取り付けられた円盤状の加工刃18
と、主軸5に、軸受23を介して回転自在に取り付けら
れるとともに、加工刃18の外周端近傍に配置された被
加工物押さえ21とを備えて構成する。これにより、固
定治具を使わずに被加工物Wの加工部近傍のみをしっか
り押さえ、加工に影響しないところは被加工物Wがある
程度自由になるようにし、切削応力による被加工物Wの
ひずみを少なくして、加工後の溝の精度を向上させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば長尺薄板等
に、長手方向全長にわたってV字状等の溝を加工する溝
加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の溝加工装置は、図4ないし図6に
示すようになっている。図4は溝加工装置全体の斜視
図、図5は主軸部周辺正面断面図、図6は主軸部周辺側
断面図である。図において、1は溝加工装置で、加工装
置本体2、テーブルベース3、加工テーブル4、主軸
5、および制御装置6等から構成されている。前記加工
装置本体2は、上部にブリッジ状の主軸支持部2aを有
しており、前記主軸支持部2aの下方に前記テーブルベ
ース3を上下方向に移動可能に取り付けている。前記テ
ーブルベース3は、垂直部3aと水平部3bからなるL
字状に構成されており、前記垂直部3aを、加工装置本
体2に上下方向に平行に固定された2本の上下送り軸受
7を介して支持している。また、前記垂直部3aの上下
送り軸受7側の面には、図示しないボールネジナットを
固定しており、加工装置本体2に取り付けられた上下送
り用サーボモータ8のボールネジ9に螺合させている。
前記水平部3bには、その上面に、2本の左右送り軸受
10を左右方向に平行に取り付けるとともに、前記加工
テーブル4を前記軸受10を介して支持している。前記
加工テーブル4の左右送り軸受10側の面には、図示し
ないボールネジナットを固定しており、加工装置本体2
に取り付けられた左右送り用サーボモータ11のボール
ネジ12に螺合させている。また、前記加工テーブル4
には、被加工物Wの寸法に合わせた受け治具14を、締
め付けネジ15で固定している。前記受け治具15には
被加工物Wが載置され、この被加工物Wを固定治具16
で押圧して動かないように固定している。前記固定治具
16は、締め付けネジ17で前記受け治具14に固定さ
れている。前記主軸5は、前記加工テーブル4の送り方
向に対してねじれの位置、つまり2軸が交差せず90°
の位置関係になるように、前記加工装置本体2の主軸支
持部2aに回転可能に取り付けられており、前記加工装
置本体2に取り付けられた主軸用サーボモータ13に連
結されている。なお、前記主軸5には、2枚の円盤状の
加工刃18が、スペーサ19と固定ナット20とで挟み
込むようにして取り付けられている。前記制御装置6
は、前記上下送り用サーボモータ8、前記左右送り用サ
ーボモータ11および前記主軸用サーボモータ13と電
気的に接続されており、あらかじめ記憶させていた加工
動作プログラムに従って各サーボモータの駆動制御を行
うようになっている。以下、被加工物Wに、2本の平行
なV溝を加工する場合を例にとって溝加工の方法を説明
する。まず、2枚の加工刃18を、2本の溝の間隔に合
わせたスペーサ19をはさんで主軸5に取り付ける。次
に、前記加工テーブル4に、被加工物Wの寸法に合わせ
た受け治具14を締め付けネジ15で固定し、前記受け
治具14に被加工物Wを載置する。その後、前記固定治
具16で被加工物Wを固定する。被加工物Wを固定した
後、あらかじめ制御装置6に記憶させておいた加工動作
プログラムに基づいて溝加工を行う。まず、左右送り用
サーボモータ11を駆動して、被加工物Wを左右に移動
させ溝加工の初期位置に位置決めする。次に、主軸用サ
ーボモータ13を駆動して、加工刃18を回転させると
ともに、上下送り用サーボモータ8を駆動して、被加工
物Wが回転している加工刃に接触して最適寸法の溝が形
成される位置まで、被加工物Wを上昇させる。その後、
主軸用サーボモータ13を駆動している状態で、左右送
り用サーボモータ11を駆動して、被加工物Wを左右に
移動させつつ、被加工物Wに溝を形成していく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術に
おいては、特に被加工物が薄板で長尺の場合、治具等を
用いて被加工物を全体にわたりしっかりと固定するのは
困難であり、切削応力によって被加工物が極端にひずん
だり、加工後の溝の精度が悪いという問題があった。ま
た、被加工物を治具にて固定しなければならず、被加工
物の着脱が面倒で時間がかかるという問題があった。そ
こで、本発明は、加工後の溝の精度が高く、かつ、被加
工物の着脱時間が容易で時間がかからない溝加工装置を
提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の溝加工装置は、加工装置本体と、前記加工
装置本体に、上下方向に移動可能に取付けられたテーブ
ルベースと、前記テーブルベースに、左右方向に移動可
能に取付けられた加工テーブルと、前記加工装置本体
に、前記加工テーブルの左右方向に対してねじれの位置
に取付けられた主軸と、前記主軸に取り付けられた円盤
状の加工刃と、前記主軸に、軸受を介して回転自在に取
り付けられるとともに、前記加工刃の外周端近傍に配置
された被加工物押さえとを備えて構成している。これに
より、固定治具を使わずに被加工物の加工部近傍のみを
しっかり押さえ、加工に影響しないところは被加工物が
ある程度自由になるようにし、切削応力による被加工物
のひずみを少なくして、加工後の溝の精度を向上させる
ことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。図1は本発明の実施例を示す溝加工装置
全体の斜視図、図2は主軸部の周辺を示す正断面図、図
3は主軸部の周辺を示す側断面図である。なお、図4な
いし図6と同一符号は、同一あるいは相当する部材を示
している。本発明の溝加工装置は、基本的には従来の溝
加工装置と同様の構造をしているが、前記主軸5に被加
工物押さえ21を取り付けた点と、被加工物Wの固定に
固定治具を用いない点が異なっている。前記被加工物押
さえ21は、次のようにして主軸5に取り付けられてい
る。まず、前記主軸5の外周面に軸受ホルダ22を嵌合
し、つぎに前記軸受ホルダ22の外周面に軸受23を嵌
合する。さらに、前記軸受23の外周面に押さえホルダ
24を嵌合し、前記押さえホルダ24の外周面に前記被
加工物押さえ21を嵌合する。前記被加工物押さえ21
は、前記加工刃18の両側において、加工刃18の外周
端近傍に設けられる。なお、被加工物押さえ21の外径
寸法は、次のように設定する。 (1) 被加工物押さえ21が剛体の場合 被加工物押さえの外径寸法=加工刃の外径寸法−溝深さ
寸法×2 (2) 被加工物押さえが弾性体の場合 被加工物押さえの外径寸法=加工刃の外径寸法−溝深さ
寸法×2+δ ここで、δは弾性体の縮み代(加工条件、被加工物材
質、弾性体材質等により決定される)を示す。以下、板
厚の薄い長尺の被加工物Wに、2本の平行なV溝を加工
する場合を例にとって本発明におけるの溝加工の方法を
説明する。まず2枚の加工刃18を、2本の溝の間隔に
合わせて、両加工刃18間にスペーサ19と軸受ホルダ
22等をはさんで、主軸5に取り付ける。次に、前記加
工テーブル4に、被加工物Wの寸法に合わせた受け治具
14を締め付けネジ15で固定し、前記受け治具14に
被加工物Wを載置する。この際、被加工物Wは単に載置
されるだけである。被加工物Wを載置した後、この状態
のままで、あらかじめ制御装置6に記憶させておいた加
工動作プログラムに基づいて溝加工を行う。まず、左右
送り用サーボモータ11を駆動して、被加工物Wを左右
に移動させ溝加工の初期位置に位置決めする。次に、主
軸用サーボモータ13を駆動して、加工刃18を回転さ
せるとともに、上下送り用サーボモータ8を駆動して、
被加工物Wが回転している加工刃に接触して最適寸法の
溝が形成される位置まで、被加工物Wを上昇させる。こ
のとき、被加工物Wは、加工刃18の両側において、被
加工物押さえ21によって押さえられるので、加工刃1
8が精度よく被加工物Wと接することができる。この状
態で、左右送り用サーボモータ11を駆動して、被加工
物Wを左右に移動させつつ、被加工物Wに溝を形成して
いく。被加工物Wは、固定治具で押さえつけられていな
くても、加工刃18が被加工物Wに溝を形成する際にそ
の傍らをしっかりと押さえつけられるので、溝の形成が
スムーズに行われる。なお、被加工物押さえ21は、主
軸5の動きとは独立しているので、加工テーブル4の移
動と同期して回転することができ、被加工物Wに無理な
力を加えることはない。したがって、精度よく溝を形成
できるだけでなく、固定治具を使わずに被加工物の加工
部近傍のみをしっかり押さえ、加工に影響しないところ
は被加工物Wがある程度自由になるようにしているの
で、切削応力による被加工物Wのひずみが少なく、加工
後の溝の精度も向上させることができる。なお、実施例
では加工刃18の両側に被加工物押さえ21を設けてい
るが、必ずしも両側に設ける必要はなく、加工刃18の
片側のみに設けるようにしてもよい。また、被加工物押
さえ21を構成する部材は、樹脂でも金属でもよく、ゴ
ム等の弾性体でもよい。さらに、溝の形状はV字状に限
らず、どのような形状の溝でもよい。
【0006】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、精
度よく溝を形成できるだけでなく、固定治具を使わずに
被加工物の加工部近傍のみをしっかり押さえ、加工に影
響しないところは被加工物がある程度自由になるように
して、切削応力による被加工物のひずみを少なくしてい
るので、加工後の溝の精度を向上させることができる。
また、被加工物を受け治具の上に載置するだけでよいの
で、被加工物の着脱時間を短縮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における溝加工装置全体の斜視
図である。
【図2】本発明の実施例における主軸部の周辺を示す正
断面図である。
【図3】本発明の実施例における主軸部の周辺を示す側
断面図である。
【図4】従来の溝加工装置全体を示す斜視図である。
【図5】従来の溝加工装置の主軸部の周辺を示す正断面
図である。
【図6】従来の溝加工装置の主軸部の周辺を示す側断面
図である。
【符号の説明】
1 溝加工装置、 2 加工装置本体、 2a 主軸支持部、 3 テーブルベース、 3a 垂直部、 3b 水平部、 4 加工テーブル、 5 主軸、 6 制御装置、 7 上下送り軸受、 8 上下送り用サーボモータ、 9 ボールネジ、 10 左右送り軸受、 11 左右送り用サーボモータ、 12 ボールネジ、 13 主軸用サーボモータ、 14 受け治具、 15 締め付けネジ、 16 固定治具、 17 締め付けネジ、 18 加工刃、 19 スペーサ、 20 固定ナット、 21 被加工物押さえ、 22 軸受ホルダ、 23 軸受、 24 押さえホルダ、 W 被加工物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工装置本体と、前記加工装置本体に、
    上下方向に移動可能に取付けられたテーブルベースと、
    前記テーブルベースに、左右方向に移動可能に取付けら
    れた加工テーブルと、前記加工装置本体に、前記加工テ
    ーブルの左右方向に対してねじれの位置に取付けられた
    主軸と、前記主軸に取り付けられた円盤状の加工刃と、
    前記主軸に、軸受を介して回転自在に取り付けられると
    ともに、前記加工刃の外周端近傍に配置された被加工物
    押さえとを備えたことを特徴とする溝加工装置。
  2. 【請求項2】 前記被加工物押さえを、弾性体で構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の溝加工装置。
JP15203598A 1998-05-15 1998-05-15 溝加工装置 Pending JPH11320230A (ja)

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JP15203598A JPH11320230A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 溝加工装置

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JP15203598A JPH11320230A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 溝加工装置

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JPH11320230A true JPH11320230A (ja) 1999-11-24

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ID=15531640

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JP15203598A Pending JPH11320230A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 溝加工装置

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JP (1) JPH11320230A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6626617B2 (en) * 2000-02-02 2003-09-30 Reich Spezialmaschinen Gmbh Process for the milling of a groove into a board-like workpiece as well as processing machine for carrying out the process
DE102011117257A1 (de) * 2011-10-27 2013-05-02 Heinrich Kuper Gmbh & Co. Kg Vorrichtung und Verfahren zum Herstellen einer Nut in Werkstücken
CN108188742A (zh) * 2018-02-26 2018-06-22 宫联军 一种易锁开槽机

Cited By (4)

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DE102011117257B4 (de) * 2011-10-27 2014-01-23 Heinrich Kuper Gmbh & Co. Kg Vorrichtung und Verfahren zum Herstellen einer Nut in Werkstücken
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