JPH068321B2 - 耐炎性澱粉生成物の製造方法 - Google Patents

耐炎性澱粉生成物の製造方法

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JPH068321B2
JPH068321B2 JP59123895A JP12389584A JPH068321B2 JP H068321 B2 JPH068321 B2 JP H068321B2 JP 59123895 A JP59123895 A JP 59123895A JP 12389584 A JP12389584 A JP 12389584A JP H068321 B2 JPH068321 B2 JP H068321B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な耐炎性澱粉生成物、その方法によって
得られた生成物および紙類およびボード類、難燃性建
材、絶縁材料および複合材料、塗料、被覆着色剤、糊剤
および被覆材料の製造および加工における接着剤および
結合剤としての、そして熱可塑性材料としてのそれらの
用途に関する。
場合によっては物理的または化学的に変性された澱粉
は、多くの工業的目的に適していること、そして特定的
に単独に、または合成重合体と組合せて、製紙および紙
加工および段ボール紙製造におけるウエット端および表
面の糊付け用ならびに紙および板紙のコーテイングおよ
び接着用に、複合材料の製造における比較的低価格の充
填剤、シックナーおよび/または結合剤および接着剤と
して、そして塗料、接着剤、充填剤、パテおよびコーテ
イング組成物におけるバインダーとして使用されること
が知られており、これらの用途によって課される多くの
要求事項は、大部分適当な澱粉生成物および/または添
加剤を選択することによって充足される。
しかしながら、これらの公知の澱粉生成物を用いた場合
には、不十分な粘度、耐水性および/または合成重合体
との融和性から、そして特に熱可塑性の欠如から、そし
て従って高い可燃性および熱封性の欠如からしばしば困
難が生ずる。
これらの欠点を克服しようとする多数の試みがなされた
が、それらは、特に前記の最後の二つに関しては、達成
された改善は限られており、しかもかなりの努力を要し
たという点において、僅かな成功しか得られなかった。
このことは、従来技術によれば、配合することによりそ
して場合によっては、澱粉をリン酸塩と反応させること
によって達成されるはずであった澱粉の耐炎性の改善の
場合に殊に当てはまり、その方法によれば、それ自体十
分に耐炎性であるが、大部分は紙、板紙、またはそれら
でのり付けされ、被覆されまたは仕上げられた織物およ
び/またはそれらを配合されたプラスチック材料のよう
な、それらで処理された材料に適当な耐炎性を付与する
のに適しておらず、そして改善を要するその他の諸性
質、特に熱封着性に関しては、満足すべき結果をもたら
さないような澱粉生成物が得られる。
従って、本発明の一つの目的は、従来技術の欠点を克服
し、そして特に、高い耐炎性を有することを特徴とし、
そして他の所望の性質、特に、紙、プラスターボード、
ガラスおよび鉱物繊維、金属およびプラスチック材料、
硬質フオームおよび/または鉱物ボードおよび石のよう
なあらゆる種類の基体の上に高い粘度安定性、耐水性、
高い接着力を有することを特徴とし、そして/または更
にそれらが熱可塑性であり、そして可撓性、撥水性、透
明度の大きなそして熱封着性、耐炎性のフイルムを与え
ることを特徴とする新規な低廉な澱粉生成物を提供する
ことである。
従って、本発明は、糊化された澱粉または糊化された物
理的または化学的に変性された澱粉を、アルカリ金属ス
ルファメート、アルカリ土類金属スルファメートおよび
アンモニウムスルファメートからなる群から選ばれた1
種またはそれ以上のスルファメートの、澱粉乾燥物質を
基準にして3ないし40重量%と、反応混合物の全重量
を基準にして少くとも30重量%の水の存在下に40℃
ないし250℃において反応せしめることを特徴とする
耐炎性の澱粉生成物の製造方法である。
スルファメートは、例えば織物および紙を耐炎性にする
ために使用される一般に知られた難燃性化剤であるので
(米国特許第2,142,116号、第2,212,152号および第2,45
2,054号およびドイツ特許第904,524号各明細書参照)、
本発明によって実際に達成された程度までではないとし
ても、スルファメートを混入することによって澱粉の耐
炎性のある程度の改善が期待できたが、特定的には糊化
された澱粉をスルファメートと反応させることによって
得られた本発明の方法による澱粉生成物が、驚異的に高
い耐炎性は別として、極めて良好な粘度、安定性、合成
重合体との良好な融和性、卓越した接着性および耐水性
をも示すことそして大体は熱可塑性でかつ熱封着性でさ
えあることは予期できなかったことである。
澱粉または化学的または物理的に変性された澱粉は、予
め糊化してもよくまたはその場で糊化してもよい。
本発明の目的に適したスルファメートは、一般に、すべ
てのアルカリ金属スルファメートおよびアルカリ土類金
属スルファメートであるが、アンモニウムスルファメー
トおよびアルカリ土類金属スルファメート、特にカルシ
ウムスルファメートが好ましい。何故ならば、アルカリ
土類金属スルファメートを用いて製造されたスルファメ
ート澱粉、そしてなかんずくカルシウムスルファメート
は、紙用ののりとしてあるいはその中で使用された場合
には、黄変化する傾向を有しない紙をもたらすからであ
る。
本発明による澱粉生成物の性質は、反応に使用されるス
ルファメートの量によって決定され、それは本発明によ
れば、好ましくは澱粉乾燥物質を基準にして5ないし3
5重量%、より好ましくは7.5ないし30重量%そして
最も好ましくは10ないし25重量%の範囲から選択さ
れる。
5重量%という少量のアンモニウムスルファメートを添
加することによって、高度に耐炎性または消炎性である
のみならず、また一般にフイルム透明性およびフイルム
弾性に関して明らかに改善された性質を示すところの、
本発明方法による澱粉生成物を得ることができる。
澱粉を基準にして約10ないし25重量%のスルファメ
ート含量により、本発明の方法による生成物がすぐれた
熱封着性を示すことが経験によって見出された。例え
ば、加熱(約150℃までの)および僅かなプレッシン
グにより10g/m2に相当する量のそのような澱粉生成物の
フイルムでコーテングされた紙は、他の紙に極めて堅く
接着するので、冷えた後ではその接着部は、繊維を引裂
くことによってのみ分離することができる。
中程度ないし高度のスルファメート含量を有する本発明
の方法の澱粉生成物は、それ自体耐炎性であるのみなら
ず、また耐炎性に加工するためにも使用されうることが
見出された。例えば、250g/m2の重量の板紙の両面を、
20重量%のスルファメート含量を有する本発明の方法
による澱粉生成物10g/m2でコーティングすることによっ
て耐炎性の板紙が得られる。
高いスルファメート含量(それは経験上約30ないし3
3重量%の範囲である)を有する本発明による澱粉生成
物は、約120℃の軟化点を有する熱可塑性組成物であ
り、このものは、冷却すると固化して硬い、堅固な物体
となり、強い熱(ガスの炎)に曝すことによって分解す
る(カラメル化の臭いがする)。
本発明の方法の澱粉生成物は、なかんずく、それらの化
学的ならびに物理的性質において、予備糊化された澱粉
と乾燥したスルファメートとの対応する物理的混合物ま
たは澱粉とスルファメート溶液との加熱されていない混
合物とは明らかに区別されるという事実から、またスル
ファメート成分は、抽出によっては分離できないという
事実から、結論されうるように、従来定義されていない
構造を有する化合物である。
本発明の方法の生成物は、純粋なスルファメート澱粉の
みならず、またスルファメート澱粉のほかに、最終の澱
粉生成物の全重量を基準にして好ましくは約80重量%
までの量の少くとも1種の合成重合体、特にビニル重合
体を含有する生成物をも包含してもよく、少くとも1種
のビニル単量体および/またはビニルプレポリマーをそ
の場で、特に保護コロイドとして作用するスルファメー
ト澱粉の存在下にその場で重合することによって合成重
合体が入れられた生成物が好ましい。
本発明の方法は、下記の知見に基ずいている: スルファメートは、他の澱粉変性剤とは異なって、糊化
されていない澱粉とは実際上反応しない。乾燥時の低温
膨潤によっては(予備糊化澱粉)、いずれにしても実際
上反応は起らず、またスルファメートの水溶液と予備糊
化された澱粉との混合物でさえ冷たい状態では反応しな
い。
しかしながら、糊化された澱粉とスルファメートとの水
性混合物を用いた場合には、熱による乾燥は、しばし
ば、本発明の方法によって意図しそして達成された反応
生成物の性質に関して明らかな効果をもたらす反応を起
させるのに十分である。澱粉を通常の方法、例えばバッ
チ式クッカーまたは連続式クッカー、押出機または加熱
ロール中で糊化し、そして(その場で)1工程で反応さ
せることによって最もよい結果が得られることが見出さ
れた。このことは、本発明の澱粉生成物が生成されると
きに澱粉とスルファメートとの間に起る化学反応、おそ
らくエステル化、を示すもう一つのものであり、この反
応は、反応を促進する高温度において澱粉の反応中心の
曝露がその場での糊化によって達成されるという本発明
の方法の実施態様において促進される。
すでに述べたように、澱粉とスルファメートとの反応
は、経験的に、反応混合物の全量を基準にして少くとも
約30重量%の量の水の存在下で実施しなければならな
い。
最適の反応温度は、もちろん、この技術分野の専門家に
とって、それぞれの事情に応じて、上記の範囲内におい
てその目的に応じて容易に選択することができるが、そ
の際、より高い温度は反応を促進するが、また二次反応
または副反応(分解)を起す危険が増大するということ
そして糊化されていない澱粉を使用する場合には少くと
も一時的に糊化温度を超えなければならないという原則
を考慮に入れなければならない。
反応中に得られた反応混合物は、しばしば、そのままで
使用してもよく、または乾燥することによりそして/ま
たは合成重合体を入れることによって更に処理してもよ
い。
スルファメート澱粉中に入れられる合成重合体の量は、
原則的に任意に選択することができ、従って前記の全乾
燥物質基準で80重量%という量は、絶対的な極限値で
はないが、スルファメート澱粉の有利な性質が概してな
お、本発明による澱粉生成物においてなお明らかに有効
であるような経験的な数値である。
合成重合体を含有せしめて本発明による澱粉生成物を製
造する場合には、一般にスルファメート澱粉中に合成重
合体を、いかなる物理的および/または化学的方法によ
っても、例えば乾燥状態で混合することによって、入れ
ることができるが、経験は、最適の性質を有する澱粉生
成物を得るためには、スルファメート澱粉を、好ましく
は水性の、分散液中で、重合体と、特に適当な単量体お
よび/またはプレポリマーを澱粉/スルファメート反応
生成物の水性コロイド分散液中でその場で重合せしめる
ことが最もよいことを示している。
本発明による澱粉生成物を製造する特に簡単かつ、有用
な、従って好ましい方法は、常温膨潤澱粉をつくるため
に通常使用されるような加熱ロール上で、場合によって
はその場で糊化して、澱粉をスルファメートを反応させ
ることそして場合によっては反応混合物を乾燥すること
を包含する。
この実施態様においては、30〜70重量%、より好ま
しくは30〜60重量%そして最も好ましくは40〜5
5重量%の、澱粉およびスルフアメートの全乾燥物質含
量を有する水性分散液を使用することが好ましい。
本発明の目的に適した出発物質は、いかなる種類の未変
性の、または物理的または化学的に変性された澱粉でも
よいが、変性澱粉、特定的に減成された澱粉、アクリル
化澱粉、エーテル化澱粉および/または酸化澱粉が好ま
しい。
すでに述べたように、本発明の方法による生成物は、好
ましくは、紙、板紙、建築材料、絶縁材料、プラスチッ
ク材料、織物、ガラスおよび鉱物繊維用の接着剤および
結合剤として、あるいはそれらの中に含有されて使用さ
れ、そして耐炎性であることとは別に、概ねまた冷水中
に極めてよく溶解するにもかかわらず撥水性接着または
コーテイングをもたらし、しかも乾燥すると一般に透明
な、折曲げ可能な、弾性に富んだそして/または熱封着
性のフイルムを生ずる。更に、本発明方法による生成物
の大部分は、難燃性の硬質フォームおよび/または熱可
塑性組成物の製造に適している。
以下の例は、本発明を例示するものであり、そして特記
しない限り百分率は、常に重量基準である。
例1 酸により変性された(減成された)澱粉(ブルックフィ
ールド粘度計を用い、スピンドル1.20rpmで50℃にお
いて測定して、5%水溶液中で50mPa.sの粘度を有す
る)の20%水性懸濁液を、澱粉乾燥物質を基準にして
25%のアンモニウムスルファメートと混合した後、こ
の混合物を4.5のpH値において95℃に25分間加熱す
ることによって反応せしめた。
得られたスルファメート澱粉溶液は、乾燥すると不燃
性、撥水性、可撓性で透明なフイルムを形成した。
例2 酸化された澱粉(10%水溶液の粘度は60℃において
50mPa.s(ブルックフィールド粘度計、スピンドル1.2
0rpm))400重量部をアンモニウムスルファメート8
0重量部と共に水480重量部中に懸濁せしめた。ロー
ルドライヤーによってスラリーを糊化し、そして9バー
ルの水蒸気圧において乾燥せしめた。
得られたフレーク状の生成物は、室温において水に容易
に溶解した。
溶液は、乾燥すると耐炎性、高可撓性、撥水性の、透明
な熱封着性のフイルムとなった。
上記の生成物20重量部を水800重量部中に溶解する
ことによってつくられた接着剤は、極めて高い粘度安定
性を示し、そして紙/紙板対紙/板紙、紙/板紙対アル
ミニウムホイル、鉱物繊維および/またはガラス繊維、
ポリスチレンの硬質フォーム、フェノール樹脂またはポ
リウレタン、木材、プラスチック、プラスターボード、
鉱物性物質および石のような異なった材料間の極めて良
好な、難燃性接着を可能にする。
この溶液は、織物およびガラス繊維糸のサイジング用
に、それらから製造された織物の仕上げ用に、塗料の保
護コートの配合物の添加剤として、紙、板紙、または木
材からつくられた包装材料の仕上げ用にも使用されう
る。上記のように処理された材料は、難燃性ないし耐炎
性、撥水性でありそして熱封着性である。
例3 例1において調製された30%スルファメート澱粉溶液
100重量部を、市販品級のポリビニルアセテート分散
液100重量部中に撹拌混入した。このようにして製造
された接着剤は、極めて急速に硬化する多重層接着(例
2参照)に好適であり、そして耐炎性、撥水性で熱封着
性の接着を可能にした。
例4 例1と同様にして、ただし、15.4%の乾燥物質を用い、
それに通常のスターターを添加した後、酢酸ビニル単量
体37.7w/wを徐々に供給し、そして70℃において21/2
時間重合せしめて、澱粉スルファメート溶液を調製し
た。
このようにして得られたPVAc分散液は、下記のような特
性を示した: 乾燥物質: 約52.5% 粘度(ブルックフイールド、スピンドル3) 10rpm:2,300mPa.s 20rpm:1,670mPa.s 50rpm:1,080mPa.s 100rpm: 800 mPa.s フイルムの性質: 透明、撥水性、耐炎性、熱封着性 例5 ラミネートされ、または例えばサイズプレス上で処理さ
れた紙は、スルファメート澱粉溶液で含浸されると、強
度その他のような技術的数値の改善を示したのみでな
く、また一工程で耐炎性および撥水性となった。
例6 この例は紙の製造および/または処理における、本発明
による澱粉生成物の使用を例示する。
(a)サイズ−プレス上の表面サイジング: トウモロコシ澱粉および澱粉を基準にして20%のアン
モニウムスルファメートから、例1と同様にして調製さ
れたスルファメート澱粉を8%の濃度に溶解した。この
溶液は50℃において50mPa.sの粘度(ブルックフィー
ルド、スピンドル1.20rpm)を示した。サイズプレスに
よって、この溶液を紙の重量を基準にして3%の澱粉生
成物(乾燥物質)に相当する量で紙に適用した。得られ
た表面サイジングされた紙は、改善された強度を示した
のみでなく、また同様に耐炎性および撥水性であった。
(b)含浸による紙サイジング: 例1と同様にして20%の濃度において調製されそして
50℃において25mPa.sの粘度(ブルックフィール
ド、スピンドル1.20rpm)を示したスルファメート澱粉
を用いて紙を含浸すると、紙の重量を基準にして8%の
澱粉生成物が紙に吸収された。このようにして得られた
紙は高い強度を示したのみでなく、またDIN4102B
2による耐炎性を有していた。
(c)紙のコーティング: 下記の処方に従ってコーティングカラーを製造した: カオリン 100重量部 ラテックス 12重量部 スルファメート澱粉 (例1と同様にして調製) 2.5重量部 Ca−ステアレート 0.7重量部 光学増色剤 0.3重量部 このコーテイングカラーの乾燥物質:60〜62% このコーティングカラーは、卓越した流動特性およびフ
イルム形成特性を示し、そしてコーティングされた紙お
よび板紙に耐炎性および撥水性ならびに卓越した印刷特
性を付与した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 3/04 LAV 7415−4J C09J 103/06 7415−4J D21H 17/28 19/44 21/14 27/00 (72)発明者 ペーテル・ホツホバーン ドイツ連邦共和国、クレーフエ1、ウアー ルストラーセ、21 (72)発明者 ヘルマン・フエーゼル ドイツ連邦共和国、ノルデルシユテツト、 アウリケルシユタイク、38

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】糊化された澱粉または糊化された物理的ま
    たは化学的に変性された澱粉を、アルカリ金属スルファ
    メート、アルカリ土類金属スルファメートおよびアンモ
    ニウムスルファメートからなる群から選択された1種ま
    たはそれ以上のスルファメートの、澱粉乾燥物質を基準
    にして3ないし40重量%と、反応混合物の全重量を基準
    にして少なくとも30重量%の水の存在下に40ないし250
    ℃において反応せしめることを特徴とする耐炎性の澱粉
    生成物の製造方法。
  2. 【請求項2】澱粉または物理的または化学的に変性され
    た澱粉がその場で糊化されたものである特許請求の範囲
    第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】澱粉をカルシウムまたはアンモニウムのス
    ルファメートと反応せしめる特許請求の範囲第1項また
    は第2項に記載の方法。
  4. 【請求項4】澱粉または物理的または化学的に変性され
    た澱粉を澱粉乾燥物質を基準にして5ないし35重量%、
    好ましくは7.5ないし30重量%そして特に10ないし25
    重量%のスルファメートと反応せしめる特許請求の範囲
    第1項〜第3項のいずれか一つに記載の方法。
  5. 【請求項5】反応混合物を加熱ロール上で乾燥する特許
    請求の範囲第1項〜第4項のいずれか一つに記載の方
    法。
  6. 【請求項6】反応混合物が、澱粉の全乾物量およびスル
    ファメートを、30ないし70重量%、好ましくは35ない
    し60重量%そして更に好ましくは40ないし55重量%含有
    する水性分散液からなる特許請求の範囲第5項記載の方
    法。
  7. 【請求項7】化学的に変性された澱粉が減成、アクリル
    化、エーテル化または酸化澱粉である特許請求の範囲第
    1項〜第6項のいずれか一つに記載の方法。
  8. 【請求項8】反応生成物が全乾物量を基準にして80重量
    %までの量の合成重合体、好ましくはビニル重合体を含
    有する特許請求の範囲第1項〜第7項のいずれか一つに
    記載の方法。
  9. 【請求項9】ビニル重合体がこの反応の反応生成物の水
    性コロイド分散液中で少なくとも1種のビニル単量体を
    重合することによって製造される特許請求の範囲第8項
    記載の方法。
  10. 【請求項10】ビニル単量体が酢酸ビニル、塩化ビニ
    ル、スチレン、マレイン酸のエステル、アクリル酸のエ
    ステルまたはメタクリル酸のエステルのうちの1種また
    はそれ以上である特許請求の範囲第9項記載の方法。
JP59123895A 1983-06-18 1984-06-18 耐炎性澱粉生成物の製造方法 Expired - Lifetime JPH068321B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3321960.5 1983-06-18
DE19833321960 DE3321960A1 (de) 1983-06-18 1983-06-18 Flammfestes staerkeprodukt, verfahren zu seiner herstellung und seine verwendung

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Publication Number Publication Date
JPS6069101A JPS6069101A (ja) 1985-04-19
JPH068321B2 true JPH068321B2 (ja) 1994-02-02

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ID=6201753

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59123895A Expired - Lifetime JPH068321B2 (ja) 1983-06-18 1984-06-18 耐炎性澱粉生成物の製造方法

Country Status (14)

Country Link
US (1) US4552918A (ja)
EP (1) EP0129227B1 (ja)
JP (1) JPH068321B2 (ja)
AR (1) AR241537A1 (ja)
AT (1) ATE34578T1 (ja)
AU (1) AU563244B2 (ja)
BR (1) BR8402927A (ja)
DE (2) DE3321960A1 (ja)
DK (1) DK173197B1 (ja)
ES (1) ES8504843A1 (ja)
FI (1) FI74714C (ja)
MX (1) MX160556A (ja)
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