JPH0683015A - 感光材料処理装置の処理液検出方法 - Google Patents

感光材料処理装置の処理液検出方法

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JPH0683015A
JPH0683015A JP23200992A JP23200992A JPH0683015A JP H0683015 A JPH0683015 A JP H0683015A JP 23200992 A JP23200992 A JP 23200992A JP 23200992 A JP23200992 A JP 23200992A JP H0683015 A JPH0683015 A JP H0683015A
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JP
Japan
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tank
processing
developing
photosensitive material
processing liquid
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Application number
JP23200992A
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English (en)
Inventor
Junichi Ose
純一 小瀬
Yoichiro Kenmochi
洋一郎 剱持
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理液の有無を検出する機構の清掃等の煩雑
なメンテナンスを不要とする。 【構成】 現像液を貯留する現像槽14には、補助槽5
0が隣接して設けられている。この補助槽は可撓性を有
する配管52によって連通されると共に現像槽に支持さ
れている。この補助槽は現像槽内に貯留された現像液の
一部が流れ込むようになっている。この補助槽は流れ込
んでいる現像液の重量によって配管がその可撓性のため
に位置が下がるようになっており、この補助槽の位置が
下がることによって、マイクロスイッチ54と接触する
ようになっている。マイクロスイッチは補助槽が接触す
ることによって接点が切り換わり、マイクロスイッチが
接続された制御部60で現像槽内の現像液の有無を判断
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光材料処理装置の処
理槽内の処理液が所定量あるかどうかを検出するための
感光材料処理装置の処理液検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】露光等によって画像が露光された感光材
料は、現像、定着及び水洗処理したのち乾燥処理が施さ
れる。この感光材料を処理する感光材料処理装置には、
現像処理を行うための現像液、定着処理を行うための定
着液及び、定着液を洗い落とす水洗水が各々処理槽に貯
留されている。フィルム、印画紙等の感光材料は、感光
材料処理装置内で現像液、定着液、水洗水に順に浸漬さ
れるようになっている。
【0003】一般に、感光材料を処理するための現像
液、定着液等の処理液は、感光材料の処理に応じて疲労
が進行すると共に、経時疲労が生じる。このため、感光
材料処理装置では、処理液の疲労を補うように補充用の
処理液を必要に応じてそれぞれの処理槽へ補充すると共
に、所定量の感光材料を処理した後に処理液の入れ代え
を行うようにしている。これによって、感光材料の処理
品質を一定に仕上げるようにしている。
【0004】ところで、感光材料処理装置には、処理槽
内に処理液が規定量貯留されているかを検出するために
フロートスイッチまたは電極式のレベルセンサ等が設け
られており、処理液が不足した状態で感光材料処理装置
が稼動することによって、例えば処理液を加熱するヒー
タが過熱して処理槽が焼損したり歪を発生させる等のト
ラブルの発生を防止している。すなわち、フロートスイ
ッチ、電極式レベルセンサ等によって処理槽内の処理液
が規定量貯留されていることを確認した後、装置を立ち
上げるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなフロートスイッチ、電極式レベルセンサ等では、
検出部が処理液中に浸漬されているので、この検出部に
処理液中の成分が付着析出し、またこれらが堆積してし
まう。このため、検出部が正確に作動しなくなり、処理
液の有無を確実に検出することができなくなってしまう
という問題が発生することがある。これを防止するため
に、感光材料処理装置では、レベルセンサの清掃、点検
等の定期的なメンテナンスが必要となっている。
【0006】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
で、処理槽内に処理液が所定量貯留されているか否かを
検出する機構の清掃等の煩雑なメンテナンスを不要とす
る感光材料処理装置の処理液検出方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
感光材料処理装置の処理液検出方法は、感光材料を処理
する処理液の量が処理槽に所定量貯留されているか否か
を検出する感光材料処理装置の処理液検出方法であっ
て、前記処理槽に隣接して設けられ管路によって連通さ
れ前記処理液の一部を貯留可能とした補助槽を、処理液
の重量によって所定の位置まで下降移動可能に支持し、
前記補助槽の所定位置への下降を検出したとき、前記処
理槽に所定量の前記処理液が貯留されていると判断する
ことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係る感光材料処理装置
の処理液検出方法は、感光材料を処理する処理液の量が
処理槽に所定量貯留されているか否かを検出する感光材
料処理装置の処理液検出方法であって、前記処理槽の槽
壁外面に前記処理液の重量による処理槽の外形の歪みを
測定し、前記処理槽の歪みが所定量以上であったときに
前記処理槽内に所定量の処理液が貯留されていると判断
することを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3に係る感光材料処理装置
の処理液検出方法は、感光材料を処理する処理液の量が
処理槽に所定量貯留されているか否かを検出する感光材
料処理装置の処理液検出方法であって、前記処理槽の槽
壁に圧力検出手段を設け、前記処理液が前記槽壁におよ
ぼす圧力が所定値以上であったときに前記処理槽内に所
定量の処理液が貯留されていると判断することを特徴と
する。
【0010】
【作用】本発明の請求項1に記載の感光材料処理装置の
処理液検出方法では、処理槽に隣接し管路によって連通
した補助槽を設け、この補助槽を支持手段によって所定
位置から下方へ下降移動可能に支持している。このた
め、補助槽に処理液が入り込んでいると、補助槽は、処
理液の重量によって取り付け位置が下がる。この補助槽
の所定位置への降下を例えばリミットスイッチ、マイク
ロスイッチ等によって検出すればよい。
【0011】管路及び支持手段としては、例えば、可撓
性を有する配管を適用することができる。処理槽内に処
理液が入っていない状態では、一定の位置に保持され、
処理槽に処理液を入れることによって、その処理液の一
部が補助槽内に入り込むことによって、補助槽の重量が
増加し、配管の可撓性によって下降移動させるようにす
ればよい。補助槽内の処理液が無くなると、補助槽の重
量が少なくなるため、配管の剛性によって所定の位置に
戻される。
【0012】請求項2に記載の感光材料処理装置の処理
液検出方法では、処理槽内に処理液を貯留したとき、こ
の処理液の重さによって処理槽に生じる歪みを検出す
る。この処理槽に生じた歪みによって、所定量の処理液
が処理槽内に貯留されてるか否かを判断する。この歪み
は、例えば処理槽の側板に複数の歪みゲージを取り付
け、この歪みゲージによって処理槽が処理液の重さによ
って所定の方向(主に上下方向)に歪んでいるのを検出
することができる。
【0013】請求項3に記載の感光材料処理装置の処理
液検出方法は、処理液が処理槽に及ぼす圧力を測定し、
この圧力が一定値以上であった場合に所定量の処理液が
貯留されていると判断する。この処理槽の槽壁の圧力を
測定する手段としては、ダイヤフラム、膜圧計等の適用
が可能である。
【0014】
【実施例】
〔実施例1〕図1には、本実施例に適用した感光材料処
理装置である自動現像装置10が示されている。自動現
像装置10は、機枠12内に処理液処理部11及び乾燥
部20が設けられている。処理液処理部11はフィルム
Fの搬送方向に沿って隔壁13によって区画された現像
槽14、定着槽16及び水洗槽18を備えている。
【0015】自動現像装置10のフィルムFの挿入口1
5の近傍には、自動現像装置10内にフィルムFを引き
込む挿入ラック17が配置されている。また、挿入口1
5の近傍には、挿入されるフィルムFを検出する挿入検
出センサー80が設けられている。また、自動現像装置
10の挿入口15の部分には、フィルムFを手により挿
入する挿入台又はフィルムFを搬送手段によって自動的
に挿入するオートフィーダ等が取付可能である。
【0016】現像槽14内には現像液が収容され、図示
しないモーターにより駆動されてフィルムFを搬送する
搬送ローラ22を有する搬送ラック24が現像液に浸漬
されて配設されている。定着槽16内には、定着液が収
容されていると共に、図示しないモーターにより駆動さ
れてフィルムFを搬送する搬送ローラ26を有する搬送
ラック28が定着液に浸漬されて配設されている。また
水洗槽18内には水洗水が収容され、図示しないモータ
ーにより駆動されてフィルムFを搬送する搬送ローラ3
0を有する搬送ラック32が水洗水に浸漬されて配設さ
れている。
【0017】また、現像槽14の下方及び定着槽16の
下方には、熱交換器19が配置されており、現像槽14
内の現像液及び定着槽16内の定着液が熱交換器19に
送られて、そこで熱交換が行われ所定の液温(例えば3
0°C〜35°Cの範囲の設定温度)とされた後、現像
槽14及び定着槽16へ各々送り返される。それによ
り、現像槽14内の現像液及び定着槽16内の定着液の
液温が所定の範囲内に維持されるようになっている。
【0018】現像槽14と定着槽16の間及び定着槽1
6と水洗槽18の間には、それらの上部にクロスオーバ
ーラック34が配設されている。このクロスオーバーラ
ック34は、フィルムFの搬送方向上流側の槽から下流
側の槽へフィルムFを搬送するための挟持搬送ローラ3
6及びフィルムFを案内するガイド38を備えている。
【0019】従って、挿入口15から自動現像装置10
内に送り込まれたフィルムFは、挿入ラック17で現像
槽14に挿入され搬送ローラ22で現像液中を搬送され
て現像処理される。現像されたフィルムFは、クロスオ
ーバーラック34で定着槽16に送られ、そこで搬送ロ
ーラ26で定着液中を搬送されて定着処理される。定着
されたフィルムFは、クロスオーバーラック34で水洗
槽18に送られ、そこで搬送ローラ30で水洗水中を搬
送されて水洗される。このようにして、フィルムFは処
理液処理される。
【0020】なお、現像槽14、定着槽16及び水洗槽
18の各々の底部には、図示しない排液管が設けられこ
れらの排液管には、各々排液バルブ21が取り付けられ
ている。従って、必要に応じてこれらの排液バルブ21
を開放することにより、現像槽14、定着槽16及び水
洗槽18の現像液、定着液及び水洗水を排出することが
できる。
【0021】また、水洗槽18と乾燥部20の間には、
スクイズラック40が配設されている。このスクイズラ
ック40は、水洗槽18から送り出され水洗水が付着し
たフィルムFをスクイズしながら乾燥部20へ搬送する
搬送ローラ42とフィルムFを案内するガイド43とを
有する。
【0022】乾燥部20は、フィルムFを搬送する搬送
ローラ44と、乾燥風を送給する乾燥ファン45と、こ
の乾燥風を加温するヒーターを内蔵したチャンバー46
と、加温された乾燥風をフィルムF及び搬送ローラ44
に噴出する吹出パイプ47と、を備えている。またフィ
ルムFはその搬送経路の搬送ローラ44より下流側の乾
燥ターン部48で斜め上方に搬送される。
【0023】自動現像装置10には、乾燥ターン部48
から送り出されたフィルムFを収容する受け箱49が自
動現像装置10の外壁から突出した状態で設けられてい
る。
【0024】従って、スクイズラック40でスクイズさ
れたフィルムFは、この乾燥部20で加温された乾燥風
であたためられた搬送ローラ44で搬送されながら吹出
パイプ47から吹き出される乾燥風で乾燥される。その
後、フィルムFは、乾燥ターン部48でターンされなが
ら排出され、受け箱49に送られこの中に収容される。
【0025】この自動現像装置10の現像槽14、定着
槽16の各々には、例えばフィルムFの処理量及び/ま
たは時間経過に応じて現像補充用原液及び定着補充用原
液が各々水によって薄められて現像用補充液、定着用補
充液として現像槽14、定着槽16に補充される。現像
槽14、定着槽16では、補充液の補充によって余剰と
なった処理液が図示しない廃液タンクへ排出されるよう
になっている。また、所定量のフィルムFの処理が完了
すると、現像液及び定着液を手動で前記した廃液バルブ
21から排出して、新たな現像液、定着液(仕込み液)
を現像槽14、定着槽16に貯留して、フィルムFの処
理を行うようにしている。
【0026】また、自動現像装置10内には、水道水が
供給される給水槽(図示省略)が配設されている。この
給水槽から前記した現像用補充原液及び定着用補充原液
の希釈水が供給されると共に、例えば自動現像装置10
の一日の稼動終了時に隔壁13の上端面に配置された図
示しないスプレーパイプを通して給水槽の水を噴出させ
て各クロスオーバーラック34を洗浄するようになって
いる。なお、このクロスオーバーラック34の洗浄水
は、図示しないスプレーパイプの洗浄水吐出口の水藻に
より目詰まりを防止するために防菌剤が混入されてい
る。
【0027】ここで、図2に示されるように、現像槽1
4、定着槽16には、所定量の処理液が貯留されている
か否かを検出するための補助槽50が配設されている。
なお、本実施例では、現像槽14、定着槽16に同一構
造の補助槽50を設けており、現像槽14の補助槽50
についてのみ説明し、定着槽16についてはその説明を
省略する。
【0028】現像槽14と補助槽50とは、補助槽50
の上部と底部近傍に設けた可撓性を有する配管52によ
って連通されている。この配管52は現像槽14と補助
槽50とを連通する管路と補助槽50を支持する支持手
段とを兼ねている。配管52は、現像槽14内に所定量
の処理液が貯留された状態で現像液に浸る位置に設けら
れている。
【0029】また、補助槽50の下方には、マイクロス
イッチ54が配置されている。このマイクロスイッチ5
4は、下方移動した補助槽50の下端部に接触すること
によって、内部の図示しない接点を切り換えるようにな
っている。
【0030】補助槽50は、内部が空の状態で最も上方
に位置して配管52によって現像槽14の側壁56に支
持され、内部に現像液が入り込むことによって、配管5
2が可撓性を有するためその現像液の重さに応じて配管
52が弾性変形して位置が下降する(図2に二点鎖線で
示す位置)。このとき、現像槽14内に規定量の現像液
が貯留された状態で、補助槽50が最も下降するように
なっており、この位置で補助槽50の底部にマイクロス
イッチ54が接触して接点を閉じるようになっている。
この補助槽50は、例えば、装置のフレーム等に取り付
けられたレール等に沿って上下ニップローラスライドす
るように構成するのが好ましい。
【0031】このマイクロスイッチ54は、、自動現像
装置10の作動を制御する制御部60に接続されてい
る。この制御部60には、表示装置62を備えており、
補助槽50が下降してマイクロスイッチ54と接触し、
例えば、マイクロスイッチ54の接点が閉じた状態を検
出する。これによって、制御部60では、自動現像装置
10の現像槽14内に所定量の現像液が貯留されている
と判断し、この旨を表示すると共に、自動現像装置10
を立ち上げ可能とするようになっている。
【0032】また、マイクロスイッチ54の接点が開放
された状態では、現像槽14内に所定量の現像液が貯留
されていないと判断して、表示装置62に現像液の不足
を表示し、かつ、自動幻想装置10が作動を開始するの
を制限するようになっている。なお、表示装置62には
アラーム等を設け、現像液が不足していることをオペレ
ータに告知するようにしてもよい。
【0033】以下本実施例の作用について説明する。ま
ず、自動現像装置10におけるフィルムFの処理につい
て述べる。
【0034】挿入口15から自動現像装置10へ挿入さ
れたフィルムFは、現像槽14、定着槽16で現像液、
定着液によって現像定着処理されたのち、水洗槽18で
水洗され、処理液が洗い流される。水洗処理されたフィ
ルムFは、スクイズラック40によって表面の水分がス
クイズされながら乾燥部20へ送られる。乾燥部20で
は、加温された搬送ローラ44と乾燥風によりフィルム
Fを乾燥して、乾燥ターン部48から受け箱49へ排出
する。このようにして、自動現像装置10に順次挿入さ
れるフィルムFは、現像処理されて受け箱49に順次収
容される。
【0035】ここで、現像槽14、定着槽16に貯留さ
れている現像液、定着液は、槽内部の液温が熱交換器1
9によって所定の温度に加温されて保たれている。この
温度は、現像液、定着液が各々の安定した状態でかつ短
時間にフィルムFに所定の最適な感度を与えることので
きる温度となっている。
【0036】現像液、定着液は、フィルムFの処理の進
行に伴って補充される。これによって、現像槽14、定
着槽16内に貯留される現像液、定着液は、比較的新鮮
な処理液によって略一定の処理性能が維持され、一定品
質で、且つ迅速にフィルムFを現像処理することができ
る。また、この自動現像装置10では、一定量の現像液
乃至定着液の補充が終了すると、現像液ないし定着液を
全て排出して新たな現像液ないし定着液を仕込み液とし
て入れ換えるようにしている。これによって、自動現像
装置10が一定品質でフィルムFを処理することができ
る。
【0037】ここで、フィルム14の処理を行うための
自動現像装置10の立ち上げについて説明する。この自
動現像装置10では、装置の立ち上げ時に、先ず処理液
処理部11内に各処理液が所定量貯留されているか否か
を判断している。
【0038】図2に示されるように、現像槽14に所定
量の現像液が貯留されている場合、現像槽14に隣接す
る補助槽50内にその一部が流れ込んで貯留された状態
となる。このため、補助槽50は、内部の現像液の重量
によって降下した状態となる。この状態では、補助槽5
0の底部にマイクロスイッチ54が接触し、内部接点が
切り換えられた状態となる。これによって、制御部60
では、現像槽14内に所定量の現像液が貯留されている
と判断して、自動現像装置10の立ち上げを開始する。
【0039】また、現像槽14内の処理液が不足又は、
液交換作業の途中であるため現像液が無かった場合、補
助槽50には、現像液が入り込んでおらず、補助槽50
は上方に位置してその底部がマイクロスイッチ54と離
間している。このため、マイクロスイッチ54は、内部
接点が開放された状態となっている。
【0040】このマイクロスイッチ54の接点開放状態
は、制御部60で検出され、制御部60では、現像槽1
4内の現像液が無い(又は所定量に達していない)と判
断して、自動現像機10の立ち上げを中断すると共に、
表示装置62によって表示して、オペレータに告知す
る。このようにして、自動現像装置10では、処理液が
不足ないし排出された状態で立ち上げられることがな
い。
【0041】制御部60では、マイクロスイッチ54が
補助槽50と接触しているか否かによって処理液の有無
を検出しており、このマイクロスイッチ54が直接処理
液に付着しないようになっている。このため、マイクロ
スイッチ54の可動部に処理液が付着して、マイクロス
イッチ54の動作不良を起こすことがないと共に、当
然、マイクロスイッチ54から処理液を落とすためのメ
ンテナンスも不要となる。
【0042】なお、実施例1では、現像槽14、定着槽
16の各々に補助槽50を設け、この補助槽50内の処
理液の重量から現像槽14、定着槽16内の現像液、定
着液の量を判断したが、熱交換器19内に作用する現像
液、定着液の重量から現像液、定着液の量を判断しても
よい。このとき、熱交換器19を弾性部材によって上下
動可能に支持しておき、現像槽14、定着槽16内の現
像液、定着液の重量によって熱交換器19が下降するよ
うにし、所定の下降位置でマイクロスイッチ54等を接
触させるようにすることができる。
【0043】〔実施例2〕次に第2の発明の実施例につ
いて説明する。なお、この実施例2において、基本的な
構成は、実施例1と同様であり、実施例1と同一の部品
には同一の符号を付与してその説明を省略している。
【0044】図3に示されるように、現像槽14の側壁
56には、ダイヤフラム64が設けられている。このダ
イヤフラム64は、現像槽14の底部近傍に配置され、
入力側面64Aが現像槽14内の現像液に浸漬されてお
り、現像槽14内の現像液が圧力を及ぼすようになって
いる。また、ダイヤフラム64の出力側面64Bには、
このダイヤフラム64の作動を検出するマイクロスイッ
チ54が対向されている。このため、現像槽14内に所
定量の現像液が貯留されたとき、ダイヤフラム64の出
力側面64Bが突出してマイクロスイッチ54を作動さ
せるようになっている。
【0045】このようにダイヤフラム64とマイクロス
イッチ54とによって現像液の液圧を測定して、制御部
60で現像槽14内に所定量の現像液が貯留されている
か否をか判断することができる。
【0046】なお、現像液の液圧によって現像槽14内
の現像液の有無を検出する方法としては、実施例2に適
用したダイヤフラム64に限定するものではない。例え
ば、現像槽14の底部に弾性部材によって形成された隔
膜を設け、この隔膜が現像液の液圧によって現像槽14
の外方に凸部を形成するようにし、この形成された凸部
によってマイクロスイッチ54等の検出手段を作動させ
るようにすることも可能である。
【0047】〔実施例3〕次に第3の発明の実施例につ
いて説明する。なお、この実施例3においても基本的な
構成は、実施例1と同様であり、実施例1と同一の部品
には、同一の符号を付与してその説明を省略している。
【0048】図4に示されるように、現像槽14の側壁
56の外面には、複数の歪みゲージ66が貼付されてい
る。これらの歪みゲージ66は、現像槽14が、内部に
所定量の現像液を貯留することにより、現像槽14の側
壁56が現像液の重量によって僅かに変形したとき、例
えば歪みゲージのインピーダンスの変化を制御部60で
検出し、現像槽14内の現像液の有無を判断する。
【0049】この歪みゲージ66は、現像槽14の側壁
56に複数設け、各々の歪みゲージ66の変位を制御部
60で演算して、現像液の重量が作用した歪みが生じた
とき、現像槽14内に所定量の現像液が貯留されている
と判断するようにしてもよい。
【0050】このように、実施例2及び実施例3におい
ても、処理液の量を検出するための検出部の可動部分が
処理液中に浸っていないため、可動部の清掃等のメンテ
ナンスが不要となる。なお、実施例2及び実施例3で
は、現像槽14に本発明を適用した例で説明したが、定
着槽16に適用し得ることは勿論である。
【0051】上記実施例1、2、3では、感光材料とし
て例えばX線フィルム等のフィルムFを処理する自動現
像装置10について説明したが、本発明が適用される感
光材料処理装置を限定するものではない。例えば、処理
する感光材料が写真フィルム、印画紙等である処理装
置、平版印刷版等の処理装置にも適用が可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明した如く本発明の請求項1及び
請求項2に係る感光材料処理装置の処理液検出方法で
は、処理液の量を検出するための機構を処理槽内に設け
る必要がない。また、請求項3に係る感光材料処理装置
の処理液検出方法では、圧力検出手段を処理液中に設け
る必要がない。
【0053】したがって、処理槽内に処理液が所定量あ
るかないかを検出するための機構に処理液が付着するこ
とがなく、これらに処理液中の成分が析出、堆積するこ
とによって生じる作動不良が防止でき、清掃等の煩雑な
メンテナンスが不要となる優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に適用した自動現像装置10の概略構
成図である。
【図2】実施例1に係る処理液の検出を示す概略構成図
である。
【図3】実施例2に係る処理液の検出を示す概略構成図
である。
【図4】実施例3に係る処理液の検出を示す概略構成図
である。
【符号の説明】
10 自動現像装置(感光材料処理装置) F フィルム(感光材料) 14 現像槽 16 定着槽 50 補助槽 52 配管(管路、支持手段) 54 マイクロスイッチ 60 制御部 64 ダイヤフラム 66 歪みゲージ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を処理する処理液の量が処理槽
    に所定量貯留されているか否かを検出する感光材料処理
    装置の処理液検出方法であって、前記処理槽に隣接して
    設けられ管路によって連通され前記処理液の一部を貯留
    可能とした補助槽を、処理液の重量によって所定の位置
    まで下降移動可能に支持し、前記補助槽の所定位置への
    下降を検出したとき、前記処理槽に所定量の前記処理液
    が貯留されていると判断することを特徴とする感光材料
    処理装置の処理液検出方法。
  2. 【請求項2】 感光材料を処理する処理液の量が処理槽
    に所定量貯留されているか否かを検出する感光材料処理
    装置の処理液検出方法であって、前記処理槽の槽壁外面
    に前記処理液の重量による処理槽の外形の歪みを測定
    し、前記処理槽の歪みが所定量以上であったときに前記
    処理槽内に所定量の処理液が貯留されていると判断する
    ことを特徴とする感光材料処理装置の処理液検出方法。
  3. 【請求項3】 感光材料を処理する処理液の量が処理槽
    に所定量貯留されているか否かを検出する感光材料処理
    装置の処理液検出方法であって、前記処理槽の槽壁に圧
    力検出手段を設け、前記処理液が前記槽壁におよぼす圧
    力が所定値以上であったときに前記処理槽内に所定量の
    処理液が貯留されていると判断することを特徴とする感
    光材料処理装置の処理液検出方法。
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