JPH0682968U - シートクリップ - Google Patents

シートクリップ

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Publication number
JPH0682968U
JPH0682968U JP2576693U JP2576693U JPH0682968U JP H0682968 U JPH0682968 U JP H0682968U JP 2576693 U JP2576693 U JP 2576693U JP 2576693 U JP2576693 U JP 2576693U JP H0682968 U JPH0682968 U JP H0682968U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
groove
skin material
locking groove
clip
Prior art date
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Pending
Application number
JP2576693U
Other languages
English (en)
Inventor
勇二 柴田
昌樹 木村
暁史 佐藤
Original Assignee
株式会社ニフコ
トヨタ自動車株式会社
株式会社タチエス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ニフコ, トヨタ自動車株式会社, 株式会社タチエス filed Critical 株式会社ニフコ
Priority to JP2576693U priority Critical patent/JPH0682968U/ja
Publication of JPH0682968U publication Critical patent/JPH0682968U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート表皮材の縫い目を露出させることな
く、シート表皮材を引っ張るような力が掛かっても抜け
出すことがないシートクリップを得る。 【構成】 シートフレーム16の係止溝20の開口を被
うように取付片26が延設されている。取付片26に
は、裏面から表面に渡って、シート表皮材12の端部が
巻き付けられている。従って、裏面に設けられた縫い目
Mはシート表皮材12に覆われて表面に現れず、見栄え
を損なわない。脚部24には、係止溝20の溝壁と面接
触する立面32が形成されており、シート表皮材12を
矢印B方向へ引っ張るような力が作用しても、この力は
係止溝20の溝壁と面接触する立面32で支持されるの
で、脚部24が係止溝20から抜け出ることがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シート表皮材の端部をシートフレームに固定する固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載されるシートバックのパッド材は、シート表皮材で覆われこのシー ト表皮材の端部は、シートバックの裏側へシートクリップで固定されるようにな っている。
【0003】 従来のシートクリップ50は、図5及び図6に示すように、弾性変形可能な複 数の係止片52を両面に備えた長板状の脚部54と、この脚部54と一体とされ シート表皮材56の端部が縫い付けられる長板状の押え部58とで構成されてい る(実開昭59−57164号公報参照)。このシートクリップ50では、シー トフレーム60に形成されたU字溝62へ脚部54を挿入係止させ、シート表皮 材56の端部が縫い付けられた押え部58をU字溝62の開口を覆うように折り 曲げ、シート表皮材56を取付けるようになっている。
【0004】 しかしながら、このようなシートクリップ50の構造では、シート表皮材56 の縫い目Mが露出し、また、シート表皮材56を引っ張るような力(矢印A方向 )が作用した場合、一方の係止片52が変形し、他方の係止片52とU字溝62 の溝壁とに隙間が生じ、脚部54がU字溝62から抜け出すことがあった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は係る事実を考慮し、シート表皮材の縫い目を露出させることなく、シ ート表皮材を引っ張るような力が掛かっても抜け出すことがないシートクリップ を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案に係るシートクリップは、シートを覆うシート表皮材の端部をシートフ レームに固定するシートクリップにおいて、前記シートフレームに形成された係 止溝の開口を覆うように延設され前記シート表皮材の端部が裏面に縫い付けられ 、その裏面から表面に渡ってシート表皮材が巻き付けられる取付片と、前記取付 片から延出され、前記係止溝へ挿入されたときに係止溝の溝壁と面接触する立面 と、この立面の反対面から突出する弾性係止片とで構成された板状の脚部と、を 有することを特徴としている。
【0007】
【作用】
上記構成のシートクリップでは、係止溝の開口を被うように延設された取付片 の裏面にシート表皮材の端部が縫い付けられ、取付片の裏面から表面に渡って巻 き付けられている。従って、裏面に設けられた縫い目はシート表皮材に覆われて 表面に現れず、見栄えがよくなる。
【0008】 この取付片から延出する板状の脚部は、係止溝に挿入係止される。この脚部は 、係止溝の溝壁と面接触する立面が形成され、この立面の反対面から弾性係止片 が突出している。このため、脚部を挿入すると、弾性係止片が変形しその弾性力 で立面を溝壁に押し付け、挿入方向と反対方向に作用する抜き出し力に対して対 抗することができる。また、乗員が着座しシート表皮材を引っ張るような力が作 用しても、この力は係止溝の溝壁と面接触する立面で支持されるので、弾性係止 片が変形して脚部が係止溝から抜け出ることがない。
【0009】
【実施例】
図3及び図4には、本実施例に係るシートクリップ10によってシート表皮材 12が取付けられたシートバック14が示されている。
【0010】 シートバック14は、シートの骨格をなす枠状のシートフレーム16と、乗員 の背部を支持しクッション性を有するバックパッド18とから構成されている。 このシートフレーム16の外面(シートバックの裏側)には、上下方向へU字状 の係止溝20が延設されている。この係止溝20には、溝長方向に渡って所定の 間隔でストッパー22が突設されており、シートクリップ10の抜け止め用とさ れている。
【0011】 シートクリップ10は、図1に示すように、係止溝20(図2参照)に挿入さ れる板状の脚部24と、この脚部24から張り出す取付片26とを備えている。 脚部24の挿入先端部は先細りとされ、この挿入先端部の側面には、取付片26 に向かって斜め方向へ突出する薄肉状の弾性係止片28、30が、所定の隙間を 開けて平行に延設されている。この弾性係止片28、30の反対側の脚部24の 側面は、脚部24が係止溝20へ挿入されたとき、係止溝20の溝壁と面接触す るように中間部にかけてフラットな立面32が形成されている。立面32の終端 には、立面32より若干外方へ突出する突部34が形成されている。
【0012】 一方、脚部24の後端に設けられた取付片26は、片側(弾性係止片が形成さ れた方向)へ大きく張り出し、シート表皮材12の巻付け代を確保している(図 2参照)。また取付片26の先端部付近には、小さな長溝36が形成されており 、この長溝36に沿ってシート表皮材12の端部を縫い付けるようになっている 。
【0013】 次に、本実施例に係るシートクリップ10を用いて、シート表皮材12の端部 をシートバック14に固定する手順を説明する。
【0014】 図1に示すように、シートクリップ10の取付片26の裏面にシート表皮材1 2の端部を縫い付ける。
【0015】 次に、図2に示すように、シート表皮材12を取付片26の先端で折り返すよ うにして、取付片26の表面を巻き込む。これによって、シート表皮材12で縫 い目Mが覆われ、見栄えを損なわない。
【0016】 ここで、脚部24を係止溝20へ押し込むと、弾性係止片28、30が挿入方 向と反対方向へ変形し、また立面32は溝壁と密着する。これによって、シート クリップ10を引き抜くような力が矢印A方向に作用しても、立面32と溝壁と の摩擦力、及び弾性係止片28、30が溝壁を押す力によって、さらには、スト ッパー22によって、脚部24は係止溝20から抜け出ない。
【0017】 また、乗員が着座しシート表皮材12を引っ張るような力(矢印B方向)が作 用しても、この力は係止溝20の溝壁と面接触する立面32で支持されるので、 従来のシートクリップ10のように(図6参照)、一方の係止片52が押されて 、他方の係止片52が溝壁から離れるというようなことがない。このため、シー トクリップ10は、シート表皮材12を引っ張るような力が作用しても、係止溝 20から抜け出ることがない。
【0018】 なお、図2に示すように、係止溝20付近に段部16Aを形成することによっ て、指先がシート表皮材12の折り曲げ部分に掛からないので、不用意にシート クリップ10が外れることがない。
【0019】 また、力学的には、図2に示すように、矢印B方向に力が作用した場合、突部 34を回転中心としてシートクリップ10は回転しようとする。このとき下方に 位置する弾性係止片28は係止溝20の溝壁へ押し付けられ、シートクリップ1 0の抜け出しが防止される。従って、突部34を変形しないような形状とすれば 、立面32の一部を肉抜きすることも可能となる。さらに、係止溝20の溝幅よ り、突部34と弾性係止片28との距離を大きくすれば、弾性係止片28が係止 溝20の溝壁を係止する力より、矢印B方向に作用する力によって生じるモーメ ント力が大きい場合でも、確実にシートクリップ10の抜け出しを防止すること ができる。
【0020】
【考案の効果】
本考案は上記構成としたので、シート表皮材の縫い目が露出せず、また、シー ト表皮材を引っ張るような力が掛かってもシートクリップが抜け出すことがない 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るシートクリップの一部斜視図であ
る。
【図2】本考案に係るシートクリップでシート表皮材が
固定された状態を示す断面図である。
【図3】シートバックを示した斜視図である。
【図4】図3の4−4線に沿った拡大断面図である。
【図5】従来のシートクリップの一部斜視図である。
【図6】従来のシートクリップでシート表皮材が固定さ
れた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 シートクリップ 12 シート表皮材 20 係止溝 24 脚部 26 取付片 32 立面
フロントページの続き (72)考案者 木村 昌樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)考案者 佐藤 暁史 愛知県安城市東栄町柳原125−2 株式会 社タチエス内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを覆うシート表皮材の端部をシー
    トフレームに固定するシートクリップにおいて、 前記シートフレームに形成された係止溝の開口を覆うよ
    うに延設され前記シート表皮材の端部が裏面に縫い付け
    られ、その裏面から表面に渡ってシート表皮材が巻き付
    けられる取付片と、 前記取付片から延出され、前記係止溝へ挿入されたとき
    に係止溝の溝壁と面接触する立面と、この立面の反対面
    から突出する弾性係止片とで構成された板状の脚部と、 を有することを特徴とするシートクリップ
JP2576693U 1993-05-18 1993-05-18 シートクリップ Pending JPH0682968U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2576693U JPH0682968U (ja) 1993-05-18 1993-05-18 シートクリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2576693U JPH0682968U (ja) 1993-05-18 1993-05-18 シートクリップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0682968U true JPH0682968U (ja) 1994-11-29

Family

ID=12174969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2576693U Pending JPH0682968U (ja) 1993-05-18 1993-05-18 シートクリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0682968U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018068784A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 タカノ株式会社 張地の固定構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018068784A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 タカノ株式会社 張地の固定構造

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