JPH0682679B2 - 横形バイポーラトランジスタ - Google Patents
横形バイポーラトランジスタInfo
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- JPH0682679B2 JPH0682679B2 JP63090698A JP9069888A JPH0682679B2 JP H0682679 B2 JPH0682679 B2 JP H0682679B2 JP 63090698 A JP63090698 A JP 63090698A JP 9069888 A JP9069888 A JP 9069888A JP H0682679 B2 JPH0682679 B2 JP H0682679B2
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- Bipolar Integrated Circuits (AREA)
Description
ーラトランジスタであって、より正確には一方の導電形
の半導体基板上に他方の導電形で設けられ、底部に他方
の導電形の埋込層を備え、周囲を一方の導電形の分離層
で囲まれて半導体基板から接合分離された半導体領域内
に、この半導体領域をベース領域として作り込まれるも
のに関する。
る電子回路中のバイポーラトランジスタには、一般にnp
nとpnpの両形のトランジスタが必要であって、この内の
npnトランジスタは縦形構造とするが、両種トランジス
タの製作工程を極力共通化するために、pnpトランジス
タにはふつうは横形構造のものが用いられる。ところ
が、この横形のバイポーラトランジスタは、縦形に比較
して電流増幅率等の特性面で若干劣るほか、寄生トラン
ジスタがそれに付随して発生しやすい問題があることが
従来から知られている。第6図はこの横形バイポーラト
ランジスタの代表的な構造を示すものである。
面の所定場所に埋込層2を強いn形で拡散した上で、n
形の比較的高抵抗のエピタキシャル層10を成長させ、そ
の表面から分離層4を強いp形で基板1にまで達するよ
うに深く拡散して、それによって囲まれたエピタキシャ
ル層10を基板から接合分離された半導体領域に分離し、
この半導体領域10内にそれをベース領域として横形構造
のpnpトランジスタ80が作り込まれる。このために、n
形の半導体領域10の表面から中央部のエミッタ層6とそ
れを取り囲むコレクタ層7とがいずれもp形で拡散さ
れ、さらにベース接続層8がこの例ではコレクタ層7を
外側から取り囲むように強いn形で拡散されている。エ
ミッタ層6,コレクタ層7およびベース接続層8にはそれ
ぞれ電極膜6a,7a,8aが端子用に付けられ、このpnpトラ
ンジスタはふつうそのエミッタ端子6aを正の電源に接続
した状態で使用される。
エミッタ層6からベース領域10を介してコレクタ層7に
流れるが、図からわかるようにこのほかにp形のエミッ
タ層6,n形のベース領域10およびp形の分離層4ないし
は基板1からなるpnp形の寄生トランジスタが形成され
ており、図でipで示す一種の漏洩電流がこの寄生トラン
ジスタを介して流れる。容易にわかるように、この寄生
トランジスタは横形トランジスタ80とベース領域10を共
用しており、その電流増幅率はもちろん本体のトランジ
スタ80よりは低いが、あまり大差がない程度に高くなる
ことがあり、従ってかなりの電流ipが寄生トランジスタ
に流れ得る。この電流ipは、本体のトランジスタ80から
見るとそのエミッタ電流が洩れていることにほかなら
ず、その電流増幅率がそれによって下がってしまうこと
になる。
ンメル数と呼ばれる不純物の総量に反比例するから、こ
の寄生トランジスタの電流増幅率を下げるには電流ipが
流れる範囲のベース領域12内の不純物量を増やしてやれ
ばよいが、第6図の構造ではベース領域10が本体のトラ
ンジスタと共用なのでその濃度を増すわけには行かず、
トランジスタ80のサイズをうんと大きくしてエミッタ層
6と分離層4との間の距離を離してやるしか手段がない
ことになる。
しうるものである。第6図と比較すればわかるように、
この従来例は第6図のベース接続層8の拡散深さを埋込
層2に達するまで大きくしてウォール層5とし、このウ
ォール層5内にベース接続層8を拡散したものに相当す
る。この構造では、前述の電流ipが流れる通路には高不
純物濃度のウォール層5が介在することになり、これに
よって寄生トランジスタの電流増幅率を下げることがで
きる。例えば、ベース領域10としてのエピタキシャル層
の不純物濃度が1×1015原子/cm3のとき、その幅が6
μmで不純物濃度が5×1017原子/cm3のウォール層6
を入れると、寄生トランジスタのベース領域のガンメル
数が約100倍になるので、その電流増幅率を約100分の1
に減少させることができる。なお、この第7図の残余の
部分は前の第6図と同じである。
ンジスタでは、寄生トランジスタの電流増幅率を有効に
減少させることができるが、第6図の構造のものと比較
して高価につきかつサイズが大きくなりやすく、またそ
のわりには電流増幅率があまり向上されない問題が残っ
ている。
けただけ製作工程が増えるためである。また、第7図に
示したようにコレクタ層7と分離層4との間に高い不純
物濃度のウォール層5を介在させるので、その分だけ余
分にコレクタ層7と分離層4との間の距離を増してやら
ないと、トランジスタの耐電圧値が低下してしまう。例
えば、コレクタ層7とベース接続層8との間隔はコレク
タ層7と埋込層2との間隔よりも大きく取ってやらねば
ならない。従って、設計によっても異なるが必要な耐電
圧値を保つためには、トランジスタを作り込む面積がふ
つう約1.5倍に増えてしまうのである。また、寄生トラ
ンジスタの電流増幅率は下がるものの、第7図からわか
るようにエミッタ層6から分離層4ないしは基板1に流
れる電流ipの通路は依然存在しており、これによるエミ
ッタ電流の洩れのために電流増幅率があまり上がらない
ものと考えられる。
電流増幅率をほぼなくしてしまうとともに、サイズを増
すことなく電流増幅率を向上できる横形バイポーラトラ
ンジスタを得ることを目的とする。
基板上に他方の導電形で設けられ、底部に他方の導電形
の埋込層を備え、周囲を一方の導電形の分離層で囲まれ
て半導体基板から接合分離された半導体領域内に、この
半導体領域をベース領域として作り込まれる横形のバイ
ポーラトランジスタであって、半導体領域の表面から拡
散された一方の導電形のエミッタ値と、このエミッタ層
を完全には取り囲まないようにして半導体領域の表面か
ら埋込層の上面まで達するように拡散されたコレクタ層
とを備えてなる横形バイポーラトランジスタにより達成
される。
合に従来と同じくエピタキシャル層であってよい。ベー
ス領域としてのこの半導体領域をベース端子に接続する
ためのベース接続層は、従来は前述のようにコレクタ層
を外側から取り囲むように設けていたが、本発明ではそ
の必要は特にはなく、半導体領域の表面の1個所に集中
して単純な形状で設ける方がトランジスタを作り込む面
積を縮小する上で望ましい。
は、製作工程の合理化のため本発明による横形バイポー
ラトランジスタ用の半導体層の拡散工程を他のトランジ
スタ用の半導体層の拡散と共通化することが望ましく、
この意味で本発明による横形バイポーラトランジスタの
コレクタ層の拡散を縦形バイポーラトランジスタのベー
ス層とくに二重ベース構造の場合の外側ベース層と同時
拡散するのが有利である。また、相手方トランジスタが
電界効果トランジスタである場合は、そのウエルの拡散
と同時に本発明による横形バイポーラトランジスタのコ
レクタ層を拡散するのが有利である。
ンジスタのコレクタ層の拡散深さを従来よりも深くする
かわりに、その下の埋込層の厚みを増して半導体領域の
実効深さをあらかじめ浅目にしておけば、コレクタ層の
拡散深さを従来と同程度で済ませることが可能である。
流増幅率の上がらない原因は、エミッタ電流がエミッタ
層から半導体領域を横方向に抜けて分離層ないしは基板
に漏洩していたことにあるが、本発明では、エミッタ層
を完全には取り囲まないようにして半導体領域の表面か
ら埋込層の上面まで達するように拡散されたコレクタ層
とすることにより、半導体領域内のエミッタ電流の漏洩
路をほぼ遮断して漏洩電流をほぼなくしたものである。
これによって、従来は分離層や基板に流入していた漏洩
電流がコレクタ層に流れ込んで有効なコレクタ電流とな
るので、本発明ではエミッタ電流の利用効率が従来より
格段に良くなって電流増幅率が数倍以上に向上する。実
験と試作の結果によれば上述の構成にいうように、エミ
ッタ層を完全には取り囲まないようにして半導体領域の
表面から埋込層の上面まで達するように拡散されたコレ
クタ層とすることによって、寄生トランジスタの電流増
幅率をほぼなくしてしまうとともにバイポーラトランジ
スタ本体の電流増幅率を向上させる効果を挙げることが
できる。
ンジスタのサイズを大きくする要がなく、さらには前述
のようにベース接続層を従来のコレクタ層を外側から囲
む構造のかわりに半導体領域内の1個所に集中して設け
る構造とすれば、トランジスタを作り込むに要する面積
をむしろ4分の1程度減少させることができる。
る。第1図は本発明による横形バイポーラトランジスタ
の代表的な実施例の構造を示すものである。
の半導体領域ないしはエピタキシャル層10および強いp
形の分離層4は、従来と同じであってよく、例えば基板
1の比抵抗は20Ωcm程度、埋込層2の不純物濃度は5×
1019原子/cm3程度、エピタキシャル層10はその深さが
4μm,不純物濃度は1×1015原子/cm3程度、分離層の
不純物濃度は5×1019原子/cm3前後とされる。なお、
埋込層2の上面の基板1の表面からのいわゆる上がり込
みは例えば1μm程度とされ、従って半導体領域10の表
面から埋込層2の上面までの図示の深さbは3μm前後
とされる。
エピタキシャル層であるn形の半導体領域10内に作り込
まれ、そのp形のコレクタ層20はエミッタ層30を図示の
ように完全に取り囲むように環状に形成され、その実効
深さaがこの例では2μm以上になるように、通常より
はかなり深めに拡散される。その不純物濃度は設計によ
っても異なるが、ふつうは1016から1019原子/cm3の間
に選定するのがよい。エミッタ層30の方は、本発明では
図示のように半導体領域10の中央より若干ずれた位置に
配置するのがよく、コレクタ層と同じくp形でかつ従来
と同様に例えば1μmの深さに1×1019原子/cm3前後
の濃度で拡散される。上述のコレクタ層20の拡散不純物
濃度を低く選定したときには、このエミッタ層の拡散と
同時にコレクタ層内に図示のようにコレクタ接続層21を
エミッタ層と同じ深さおよび同じ濃度で拡散しておくの
が望ましい。
従来の環状と異なりこの例では図示のように半導体領域
10の表面の1個所に集中した形で設けられている。この
ベース接続層11はもちろんn形であるが、その拡散深さ
や不純物濃度は従来と同じくエミッタ層30ないしコレク
タ接続層21と同程度とすることでよい。コレクタ接続層
21,エミッタ層30およびベース接続層11の上には、外部
との接続用に例えばアルミの電極膜22,31および12がそ
れぞれ図示のように設けられる。
ジスタとその寄生トランジスタの電流増幅率hFEを示す
線図で、その横軸にはコレクタ電流icが対数目盛りで取
られており、図中でinで示された点が横形バイポーラト
ランジスタの定格電流に当たる。図中Aの符号が付けら
れた線がトランジスタ本体の電流増幅率であり、その目
盛りが左側の縦軸に取られており、Bの符号が付けられ
た線が寄生トランジスタの電流増幅率であってその目盛
りが右側の縦軸に取られている。また、各線について示
されているパラメータkは、前述のコレクタ層20の深さ
aと半導体領域10の表面から埋込層2の上面までの深さ
bとの比k=a/bである。さらに、図では本発明による
場合の特性が実線で、従来技術による場合の特性が破線
でそれぞれ区別して示されている。
値が0.1程度で、寄生トランジスタの電流増幅率は10前
後であり、横形バイポーラトランジスタの電流増幅率は
よくても50程度であるが、本発明に基づいてパラメータ
kを0.5とすることにより、寄生トランジスタの電流増
幅率は1程度まで落ち、それに応じて横形バイポーラト
ランジスタの電流増幅率はほぼ200にまで向上される。
これは、本発明によってエミッタ電流の分離層ないしは
基板への漏出が少なくなって寄生トランジスタの電流増
幅率が下がり、これに伴ってエミッタ電流の利用効率が
良くなってトランジスタ本体の電流増幅率が大幅に改善
された結果と考えられる。
ると、寄生トランジスタの電流増幅率をほぼなくしてし
まうことができ、これはコレクタ層20の拡散をその底が
埋込層2の上面と接するまで深くした場合に相当する。
この場合の横形バイポーラトランジスタの耐電圧値はも
ちろん低くなるが、試作結果ではゼロになってしまうこ
とはなく、コレクタ層の不純物濃度がかなり高めの場合
でも5V程度の値をもち、不純物濃度を低目に選定すれば
15V程度の耐電圧値を得ることができ、低電圧用の高電
流増幅率の横形バイポーラトランジスタとして充分な実
用性を有する。ただしこの場合は、コレクタ層によりエ
ミッタ層が完全には取り囲まれないようにコレクタ層の
環の一部を切っておくなどの手段で、ベース接続層11に
与えられる電位をコレクタ層20の内部の半導体領域10に
導くようにすることが必要である。パラメータkの値が
1未満の場合、本発明によるコレクタ層の拡散が従来よ
りかなり深くてその底部の先端の曲率半径が大きくなる
ので、バイポーラトランジスタの耐電圧値はむしろ従来
よりも高く、50V程度の使用電圧に耐えるものを容易に
製作できる。
例を断面で示すものである。第3図は集積回路内に、本
発明による前述と同構造の図の左側に示された横形のpn
pトランジスタ70を、図の右側に示された二重ベース構
造の縦形のnpnトランジスタ72とともに作り込む実施例
を示す。この縦形トランジスタ72は前と同様に接合分離
されたn形の別の半導体領域10内に作り込まれるが、そ
のp形の二重ベースの外側ベース層40が横形トランジス
タ70のコレクタ層20と同時に同じ深さおよび不純物濃度
で拡散される。同様に縦形トランジスタ72のp形の内側
ベース層41は、横形トランジスタ70の同じ導電形のエミ
ッタ層30ないしはコレクタ接続層21と同時拡散される。
逆に横形トランジスタ70のn形のベース接続層11は、縦
形トランジスタ72側の同じ導電形のエミッタ層42および
コレクタ接続層43と同時拡散される。よく知られている
ように、この二重ベース構造の縦形トランジスタ70は高
耐電圧用に適したもので、このように本発明による横形
バイポーラトランジスタを高耐電圧の縦形のバイポーラ
トランジスタとともに、あまり製作工程を増すことなく
集積回路内に作り込むことができる。
に本発明による横形バイポーラトランジスタを作り込む
要領を例示するものである。図の左側の横形トランジス
タ70は第1図の場合と同じものであり、図の右側の別に
接合分離された半導体領域10内に、nチャネル電界効果
トランジスタ73とpチャネル電界効果トランジスタ74と
が作り込まれるものとする。この実施例においても、横
形トランジスタ70のコレクタ層20は、同じp形であるn
チャネル電界効果トランジスタ73のウエル50用の拡散工
程で、それと同じ深さおよび不純物濃度で同時に拡散さ
れる。また、電界効果トランジスタ用にゲート51を半導
体領域10の表面上に設けた後、横形トランジスタ70のコ
レクタ接続層21およびエミッタ層30がpチャネル電界効
果トランジスタ74の1対のソース・ドレイン層52と同じ
p形で同時拡散でき、同様に横形トランジスタ70のベー
ス接続層11がnチャネル電界効果トランジスタ73の1対
のソース・ドレイン層53と同時に同じn形で拡散でき
る。
若干異なる構造を持つ。図からわかるように、この実施
例では例えば4μm程度の厚みに成長されたエピタキシ
ャル層である半導体領域10の下側の埋込層3は、その基
板1の表面からの立ち上がりが今までより大きく例えば
2μm程度とされ、従って半導体領域10の実効深さが例
えば2μm程度と浅くされている。これによって、横形
トランジスタ71のコレクタ層20の深さを今までよりは浅
く例えば1.5μm前後で済ませて、それ用の拡散を簡単
にすることができる。
縦形のバイポーラトランジスタであり、それが作り込ま
れる半導体領域10の下の埋込層2は今までと同じ立ち上
がりで拡散されている。このように埋込層2および3の
立ち上がりを互いに異ならせるには、それらに対する不
純物の種類を異ならせればよく、例えば埋込層2用には
砒素ないしはアンチモンを、埋込層3用には燐を不純物
として用いれば、同じ加熱温度および時間で埋込層3の
方の半導体領域10への拡散量を図示のように大きくする
ことができる。
層20と縦形トランジスタ72のベース層60とを同時拡散で
き、同様に横形トランジスタ71のベース接続層11を縦形
トランジスタ72側のエピタキシャル層61およびコレクタ
接続層61と同時拡散することができる。なお、この例に
おける横形トランジスタ71のエミッタ層30の拡散も、コ
レクタ層20等と同時にすることは可能ではあるが、むし
ろ別拡散としてその不純物濃度を高める方が望ましい。
の実施例に限らず種々の具体的ないしは変形された態様
で実施をして、その効果を挙げることが可能である。
方の導電形の半導体基板上に他方の導電形で設けられ、
底部に他方の導電形の埋込層を備え、周囲を一方の導電
形の分離層で囲まれて半導体基板から接合分離された半
導体領域内に、この半導体領域をベース領域として作り
込まれる横形バイポーラトランジスタを、このベース領
域と、半導体領域の表面から拡散された一方の導電形の
エミッタ層と、このエミッタ層を完全には取り囲まれな
いようにして半導体領域の表面から埋込層の上面まで達
するように拡散されたコレクタ層としたので、この種の
トランジスタ内に発生しやすい寄生トランジスタの電流
増幅率をほぼなくしてしまうとともに本体トランジスタ
のエミッタ電流の利用効率を格段に改善して、その電流
増幅率を従来の数倍以上に向上することができる。
ジスタは、従来のウォール層を設ける構造のものと比較
して、構造が本質的に簡単で製作工程を短縮することが
でき、同時にそのサイズを縮小することができるので、
安いコストで製作が可能になる。また、そのベース接続
層をコレクタ層を取り囲まない構造とすれば、それを作
り込むに要する半導体領域の面積を従来の普通の横形バ
イポーラトランジスタよりも約4分の1程度縮小するこ
ともできる。さらに、実施例からもわかるように、本発
明による横形バイポーラトランジスタを集積回路に作り
込むに際しては、他のトランジスタ用の半導体層との同
時拡散をすることが容易にでき、製作工程を特に増やす
ことなく高電流増幅率の横形トランジスタを集積回路に
組み込むことができる。
による横形バイポーラトランジスタの一実施例を示すそ
の断面斜視図、第2図は本発明の効果を例示する電流増
幅率特性線図、第3図ないし第5図はそれぞれ本発明に
よる横形バイポーラトランジスタを集積回路に組み込ん
だそれぞれ異なる実施例を示す集積回路の断面図であ
る。第6図以降は従来技術に関し、第6図および第7図
はそれぞれ異なる従来例における横形バイポーラトラン
ジスタの断面斜視図である。図において、 1:半導体基板、2,3:埋込層、4:分離層、5:ウォール層、
6:エミッタ層、7:コレクタ層、8:ベース接続層、10:半
導体領域ないしはエピタキシャル層、11:ベース接続
層、12:電極膜、20:コレクタ層、21:コレクタ接続層、2
2:コレクタ接続層、30:エミッタ層、31:電極膜、40:外
側ベース層、41:内側ベース層、42:エミッタ層、43:コ
レクタ接続層、50:ウエル、51:ゲート、52,53:ソース・
ドレイン層、60:ベース層、61:エミッタ層、62:コレク
タ接続層、70,71:横形バイポーラトランジスタ、72:縦
形バイポーラトランジスタ、73:nチャネル電界効果トラ
ンジスタ、74:pチャネル電界効果トランジスタ、80,81:
従来の横形バイポーラトランジスタ、A:横形バイポーラ
トランジスタの電流増幅率、B:寄生トランジスタの電流
増幅率、a:コレクタ層の深さ、b:半導体領域の表面から
埋込層の上面までの深さ、hFE:電流増幅率、ic:コレク
タ電流、in:コレクタ電流の定格値、ip:エミッタ電流の
洩れないしは寄生トランジスタを流れる電流、k:パラメ
ータ,k=a/b、である。
Claims (1)
- 【請求項1】一方の導電形の半導体基板上に他方の導電
形で設けられ,底部に他方の導電形の埋込層を備え,周
囲を一方の導電形の分離層で囲まれて半導体基板から接
合分離された半導体領域内に、この半導体領域をベース
領域として作り込まれる横形のバイポーラトランジスタ
であって、半導体領域の表面から拡散された一方の導電
形のエミッタ層と、このエミッタ層を完全には取り囲ま
ないようにして半導体領域の表面から埋込層の上面まで
達するように拡散されたコレクタ層とを備えてなること
を特徴とする横形バイポーラトランジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63090698A JPH0682679B2 (ja) | 1988-04-13 | 1988-04-13 | 横形バイポーラトランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63090698A JPH0682679B2 (ja) | 1988-04-13 | 1988-04-13 | 横形バイポーラトランジスタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01261865A JPH01261865A (ja) | 1989-10-18 |
JPH0682679B2 true JPH0682679B2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=14005749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63090698A Expired - Lifetime JPH0682679B2 (ja) | 1988-04-13 | 1988-04-13 | 横形バイポーラトランジスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0682679B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5683968A (en) * | 1979-12-12 | 1981-07-08 | Mitsubishi Electric Corp | Semiconductor integrated circuit device |
JPS58220471A (ja) * | 1982-06-17 | 1983-12-22 | Matsushita Electronics Corp | ラテラル・トランジスタ |
-
1988
- 1988-04-13 JP JP63090698A patent/JPH0682679B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01261865A (ja) | 1989-10-18 |
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