JPH0682594A - 制御棒取扱装置及び方法 - Google Patents

制御棒取扱装置及び方法

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JPH0682594A
JPH0682594A JP4232261A JP23226192A JPH0682594A JP H0682594 A JPH0682594 A JP H0682594A JP 4232261 A JP4232261 A JP 4232261A JP 23226192 A JP23226192 A JP 23226192A JP H0682594 A JPH0682594 A JP H0682594A
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清和 細谷
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俊博 児玉
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隆博 今野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バイオネットカップリング方式による制御棒と
制御棒駆動装置との連結を解除でき、かつ制御棒と燃料
支持金具とを同時に上部格子板の上へ引抜くことがで
き、制御棒交換のための時間を短縮することができるよ
うにする。 【構成】まず、燃料取替機の補助ホイストによって制御
棒取扱装置100を炉心内に下降させ、FS取扱部22
を昇降部23によってFS7の上まで下降させ、位置決
めピン38でFS取扱部22の位置決めを行う。次に、
FS掴み具32でFS7を掴んで昇降部23で上部格子
板9より上に取外す。次に、CR用掴み具34でCR6
を掴み回転部24でCR6を周方向に45度回転させ、
CR6とCRD4とのバイオネットカップリング10に
よる連結を解除する。次に、この状態で燃料取替機の補
助ホイストでCR6を上部格子板9の上へ引抜く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、沸騰水型の原子力発電
所の定期検査時における制御棒交換作業に係り、特に制
御棒及び燃料支持金具の取扱作業に好適な制御棒取扱装
置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、沸騰水型の原子炉(以下BWR
と略することがある)に用いられている制御棒と制御棒
駆動装置の連結方式は従来スパットカップリング方式が
多く用いられていた。この場合の制御棒交換作業は、例
えば特開昭56−103399号公報に開示されている
ような取扱具を使用して行なわれていた。
【0003】図27は、従来のスパットカップリング方
式を用いた制御棒と制御棒駆動装置を一部断面で示す構
成図、図28は図27の制御棒と制御棒駆動装置の連結
部分XXVIII部の拡大断面図である。図27に示す沸騰水
型原子炉において、原子炉圧力容器1と一体の炉心シュ
ラウド2には炉心支持板3が設けられ、また、原子炉圧
力容器1底面には制御棒駆動装置(以下CRDと略する
ことがある)4が設けられており、CRD4の上部に制
御棒案内管5が炉心支持板3上に突出して連設されてい
る。この制御棒案内管5の内部において、CRD4の上
部には十字形の断面形状をなす制御棒(以下CRと略す
ることがある)6がスパットカップリング201によっ
て連結され、さらに制御棒案内管5の上部には4体の燃
料集合体8を支持する燃料支持金具(以下FSと略する
ことがある)7が挿脱自在に取付けられている。この燃
料集合体8の上部は上記炉心シュラウド2と一体をなす
上部格子板9によって移動しないように保持されてい
る。
【0004】図28に示すように、スパットカップリン
グ201はCR6の下端の設けられたカップリング部2
02とCRD4上部に設けられたカップリングスパッド
203とが係合する構成となっており、CR6とCRD
4が連結された状態で図示しないドライブピストンでC
RD4を上下方向に駆動することによって、CR6がカ
ップリングスパッド203及びカップリング部202を
介してが昇降駆動される。また、カップリング部202
の内側にはロックプラグ20448が上下方向に移動可
能に設けられており、このロックプラグ204をCRD
4のアンカップリングロッド205で上方に押し上げる
ことによりカップリング部202とカップリングスパッ
ド203との係合が解けてCR6とCRD4との連結を
解除することできる。
【0005】しかしながら、上記のようなスパットカッ
プリング方式を有する従来のBWRにおいては原子炉運
転中にCR6のロックプラグ204が何らかの原因で上
方へ押し上げられ、また、CRD6のカップリングスパ
ッド203が下方へ動いた場合、CR6とCRD4との
連結が解けてしまう恐れがあった。運転中において、C
R6とCRD4との連結が解けてしまうと、正常な出力
制御ができなくなり、従って、CR6とCRD4との再
連結をするかプラントの停止をすることが必要となる。
【0006】上記問題点を解決する連結方式としてバイ
オネットカップリング方式がある(図5参照)。バイオ
ネットカップリングは、CR6の下端に設けられたカッ
プリングソケットとCRD4の上部に設けられたカップ
リングスパットによって構成されており、カップリング
スパットの先端付近に配設されたカップリングスパット
凸部と、カップリングソケットの内面に配設された係合
凸部とが係合することによりCRとCRDとが連結され
る。また、連結の解除はカップリングソケットを45度
回転させカップリングスパット凸部と係合凸部との係合
を解くことにより行われる。
【0007】上記のようなバイオネットカップリングを
有する制御棒交換作業においてはカップリングソケッ
ト、従ってCRを45度周方向に回転させることが必要
であり、これに対応できる制御棒取扱装置が必要とな
る。この場合の制御棒交換方法としては、例えば特開平
2−205795号公報に開示されているものがある。
これは、まずFSを専用の取扱具を用いて上部格子板の
上へ取外した後に、補助ホイストに取付けた制御棒取扱
装置を使用してCR4を掴み、CR4を45度回転させ
てCRとCRDとの連結を解除し、補助ホイストを巻き
上げてCR4を上部格子板の上へ引き抜くものである。
また、新しいCRの取付けは上記制御棒取扱装置を使用
して上記と逆の手順で行い、さらにFSを専用の取扱具
を用いて取付ける。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、スパッ
トカップリング方式は信頼性が薄く、CR6とCRD4
との連結が解けてしまう恐れがあった。
【0009】また、特開平2−205795号公報に開
示された制御棒交換方法によれば、CRを45度周方向
に回転することが可能な制御棒取扱装置の構成によって
バイオネットカップリング方式のCRとCRDとを連結
したり両者の連結を解除することができる。しかし、本
従来技術は、FSを前もって専用の取扱具を用いて取外
しておくことを前提としており、そのためFS専用取扱
具の補助ホイストへの取付け取外し、補助ホイストにお
けるFS専用取扱具と制御棒取扱装置の付け替え、補助
ホイストのワイヤーロープの巻き上げ巻き出しによるF
S専用取扱具の炉心内への上げ下ろし、補助ホイストの
ワイヤーロープの巻き上げ巻き出しによる制御棒取扱装
置の炉心内への上げ下ろしなど多数の工程を必要とし、
制御棒交換のために長時間を要するという問題があっ
た。
【0010】原子力発電所の定期検査時における工程の
うち、制御棒交換作業は、これが完結しないと次の他の
工程に進むことができないクリティカルな工程となって
おり、工程及び原子力発電所の運転及び健全性に多大な
影響を及ぼすため、この工程の作業時間の短縮(工程短
縮)は最も重要である。
【0011】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、バイ
オネットカップリング方式による制御棒と制御棒駆動装
置との連結を解除でき、かつ制御棒と燃料支持金具とを
同時に上部格子板の上へ引抜くことができ、制御棒交換
のための時間を短縮することができる制御棒取扱装置及
び方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による制御棒取扱装置においては、原子力発
電所の定期検査時における制御棒交換作業に使用され、
制御棒と前記制御棒の下部にバイオネットカップリング
によって連結された制御棒駆動装置との連結及び連結の
解除を行い、前記制御棒及び燃料支持金具の取付け取外
しを行う制御棒取扱装置において、燃料取替機の補助ホ
イストに取付けられる連結部材、及び原子炉圧力容器内
の上部格子板の上面に着座して前記上部格子板に支持さ
れるガイドを有する固定部と、前記固定部の下部に設け
られ前記制御棒と同一断面形状をなすボディ、及び前記
ボディの下端に設けられ前記制御棒を掴む制御棒用掴み
具を有する制御棒取扱部と、前記制御棒取扱部の外側に
設けられ、前記燃料支持金具を掴む燃料支持金具用掴み
具、及び前記燃料支持金具の燃料集合体支持用穴に挿入
され位置決めを行なう位置決め手段を有する燃料支持金
具取扱部と、前記制御棒取扱部の外側に沿って燃料支持
金具取扱部を昇降させる昇降手段と、前記制御棒取扱
部、前記燃料支持金具取扱部、及び前記昇降手段を同時
に回転させる回転手段とを備える。
【0013】また、上記目的を達成するため、本発明に
よる制御棒取扱方法においては、上記制御棒取扱装置を
使用し、前記連結部材を前記燃料取替機の補助ホイスト
に取付け、前記燃料取替機を動作させて前記制御棒取扱
装置を下降させ、前記固定部が前記上部格子板の上面に
着座した時点で前記制御棒取扱装置を停止させ、前記昇
降手段により前記燃料支持金具取扱部を下降させ、前記
燃料支持金具取扱部の下端が前記燃料支持金具の上面に
着座した時点で前記燃料支持金具取扱部を停止させ、前
記位置決め手段を前記燃料支持金具の燃料集合体支持用
穴に挿入して位置決めを行ない、前記燃料支持金具用掴
み具を動作させて前記燃料支持金具を掴み、前記昇降手
段により前記燃料支持金具を前記上部格子板より上まで
上昇させ、前記制御棒用掴み具を動作させて前記制御棒
を掴み、前記制御棒及び前記燃料支持金具を掴んだ状態
で前記回転手段を周方向へ45度回転させて前記制御棒
と前記制御棒駆動装置との連結を解除し、前記燃料取替
機の補助ホイストを動作させて前記制御棒取扱装置を上
昇させ、前記制御棒を前記上部格子板より上へ引抜く。
【0014】また、上記目的を達成するため、本発明に
よる制御棒取扱方法においては、上記制御棒取扱装置を
使用し、前記連結部材を前記燃料取替機の補助ホイスト
に取付け、前記燃料取替機を動作させて前記制御棒取扱
装置を下降させ、前記固定部が前記上部格子板の上面に
着座した時点で前記制御棒取扱装置を停止させ、前記昇
降手段により前記燃料支持金具取扱部を下降させ、前記
燃料支持金具取扱部の下端が前記燃料支持金具の上面に
着座した時点で前記燃料支持金具取扱部を停止させ、前
記位置決め手段を前記燃料支持金具の燃料集合体支持用
穴に挿入して位置決めを行ない、前記燃料支持金具用掴
み具を動作させて前記燃料支持金具を掴み、前記昇降手
段によって前記燃料支持金具をその下端が前記制御棒の
上端よりも上に来るまで上昇させ、前記制御棒用掴み具
を動作させて前記制御棒を掴み、前記制御棒及び前記燃
料支持金具を掴んだ状態で前記回転手段を周方向へ45
度回転させて前記制御棒と前記制御棒駆動装置との連結
を解除し、前記燃料取替機の補助ホイストを動作させて
前記制御棒取扱装置を上昇させ、前記燃料支持金具取扱
部上端が前記上部格子板の直下に来た時点で前記燃料支
持金具取扱部を停止させ、前記回転手段を周方向へ45
度逆回転させ、前記燃料取替機の補助ホイストを動作さ
せて前記制御棒取扱装置を上昇させ、前記制御棒及び前
記燃料支持金具を前記上部格子板より上へ引抜く。
【0015】
【作用】上記のように構成した本発明において、まず、
連結部材を燃料取替機の補助ホイストに取付け、補助ホ
イストを動作させて本発明の制御棒取扱装置を下降さ
せ、固定部が前記上部格子板の上面に着座した時点で停
止させる。これによって、固定部が上部格子板に支持さ
れる。
【0016】次に、昇降手段により制御棒取扱部の外側
に沿って燃料支持金具取扱部を下降させ、燃料支持金具
取扱部の下端が燃料支持金具の上面に着座した時点で停
止させる。この時、燃料支持金具取扱部の下部に設けら
れた位置決め手段が燃料支持金具の燃料集合体支持用穴
に挿入されて燃料支持金具取扱部の位置決めが行われ
る。
【0017】次に、燃料支持金具取扱部の下部に設けら
れた燃料支持金具用掴み具を動作させて燃料支持金具を
掴み、掴んだ燃料支持金具を昇降手段によって上部格子
板より上まで上昇させて取り出す。この場合、燃料支持
金具を元設置されていた方向のまま上部格子板を通過さ
せるので、燃料支持金具が上部格子板や隣接する燃料集
合体と干渉することがない。
【0018】次に、制御棒と同一断面形状をなすボディ
の下端に設けられた制御棒用掴み具を動作させて制御棒
を掴む。そして、制御棒用掴み具で制御棒を、また燃料
支持金具用掴み具で燃料支持金具を掴んだ状態で回転手
段を周方向へ45度回転させる。これによって制御棒と
制御棒駆動装置とを連結しているバイオネットカップリ
ングが解かれる。
【0019】次に、燃料取替機の補助ホイストを動作さ
せて制御棒取扱装置を上昇させ制御棒を上部格子板の上
へ引抜く。この時、バイオネットカップリングが上記の
ようにして解かれていることにより、制御棒が制御棒駆
動装置から離れ上昇する。また、制御棒取扱部のボディ
が制御棒と同一断面形状をなしており、さらに燃料支持
金具が既に上部格子板より上へ取り出されていることに
より、制御棒がスムーズに上部格子板の上へ引抜かれ
る。
【0020】上記のようにして、本発明の制御棒取扱装
置によって制御棒と燃料支持金具が同時に取り出され、
制御棒交換のための時間が短縮される。
【0021】また、燃料支持金具用掴み具で掴んだ燃料
支持金具を上部格子板より上まで上昇させて取り出す代
りに、以下のようにしてもよい。即ち、昇降手段による
燃料支持金具の上昇をその下端が制御棒の上端の直上に
来たところで停止させ、次に、制御棒用掴み具を動作さ
せて制御棒を掴み、この状態で回転手段を周方向へ45
度回転させて制御棒と制御棒駆動装置とを連結している
バイオネットカップリングを解く。
【0022】次に、燃料取替機の補助ホイストを動作さ
せて上記バイオネットカップリングを解いた制御棒を上
昇させ、燃料支持金具取扱部上端が上部格子板の直下に
来た時点で停止させる。この時、制御棒のみならず燃料
支持金具もまだ上部格子板の下にある。
【0023】次に、回転手段を周方向へ45度逆回転さ
せて制御棒及び燃料支持金具を元の方向に戻す。そし
て、燃料取替機の補助ホイストを動作させて制御棒取扱
装置を上昇させ、制御棒及び燃料支持金具を上部格子板
より上へ引抜く。この時、制御棒取扱部のボディが制御
棒と同一断面形状をなしていることにより、制御棒がス
ムーズに上部格子板の上へ引抜かれ、さらに燃料支持金
具が元設置されていた方向に戻されていることにより、
燃料支持金具が上部格子板や隣接する燃料集合体と干渉
することがない。
【0024】上記のようにしても、本発明の制御棒取扱
装置によって制御棒と燃料支持金具が同時に取り出され
る。
【0025】また、新しい制御棒の取付け、及び燃料支
持金具の取付けは上記と逆の手順で行われる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例による制御棒取扱装
置及び方法について図1から図19により説明する。
【0027】まず、原子炉圧力容器内(以下、炉心内と
いうことがある)に設置される燃料集合体、制御棒(C
R)、制御棒駆動装置(CRD)、燃料支持金具(F
S)等の構成について説明する。図1はBWRの原子炉
圧力容器の内部構造図、図2は図1のII部の鳥瞰図、
図3はその組立図、図4は図2のIV部を一部断面で示
す拡大図である。図1に示すように、沸騰水型原子炉は
原子炉圧力容器1に各構成機器が設置された構成となっ
ている。即ち、原子炉圧力容器1と一体の炉心シュラウ
ド2には炉心支持板3が設けられ、また、原子炉圧力容
器1底面にはCRD(制御棒駆動装置)4が設けられて
いる。また、図2及び3に示すように、CRD4の上部
に制御棒案内管5が炉心支持板3上に突出して連設さ
れ、炉心支持板3上に設けられたピン3aと制御棒案内
管5の係合部5aとが係合することによって固定されて
いる。この制御棒案内管5の内部において、CRD4の
上部には十字形の断面形状をなすCR(制御棒)6がバ
イオネットカップリング(図5及び6参照)によって連
結され、さらに制御棒案内管5の上部には4体の燃料集
合体8を支持するFS(燃料支持金具)7が挿脱自在に
取付けられている。また、図2(c)に示すように、F
S7は、その回転を防止するため、FS7に設けられた
係合部7aをピン3aの上部に係合させることによって
固定されている。燃料集合体8はFS7によって支持さ
れているが、燃料集合体8の下部はFS7に設けられた
燃料集合体支持用穴7bに挿入されることにより位置決
めされ、上部は上記炉心シュラウド2と一体をなす上部
格子板9によって移動しないように保持されている。
【0028】次に、CRとCRDとを連結するバイオネ
ットカップリングの構成を説明する。図5は、バイオネ
ットカップリングの構造を示す図であって、図5(a)
はその接続部分の鳥瞰図、図5(b)は図5(a)のB
部拡大図である。尚、図5(a)はCRを全引抜にした
状態である。また、図6はバイオネットカップリングを
解除する手順を示す図であって、図6(a),(b),
(c)はバイオネットカップリングの縦断面図、図6
(d),(e),(f)は図6(a),(b),(c)
それぞれのD−D断面図、E−E断面図、F−F断面図
である。
【0029】図5(a)及び(b)に示すように、バイ
オネットカップリング10は、CR6の下端に設けられ
たカップリングソケット11とCRD4の上部に設けら
れたカップリングスパット12によって構成されてい
る。カップリングスパット12の先端付近にはカップリ
ングスパット凸部13が周方向に90度間隔で配設さ
れ、一方、カップリングソケット11のカップリングス
パット12が挿入される穴14の内面には係合凸部15
が周方向に90度間隔で配設されている。そして、図6
(a)及び(d)に示すように、カップリングスパット
凸部11aと係合凸部15とが係合することによりCR
6とCRD4とが連結される。また、図6(b)及び
(e)に示すように、カップリングソケット11を周方
向に45度回転させることによりカップリングスパット
凸部11aと係合凸部15との係合が解かれ、図6
(c)及び(f)に示すように、CR6とCRD4の連
結が解除される。
【0030】次に、制御棒交換の工程について説明す
る。図7は本実施例の制御棒取扱方法に従う制御棒交換
の工程図であり、図中101から112は各工程のステ
ップを示す。また、図8(a)から(e)は上部格子板
9の上方から見た図であって、図7のうちステップ10
1の燃料集合体取外しからステップ105のブレードガ
イド取外しまでのそれぞれ工程に対応する図である。さ
らに、図9は制御棒全挿入状態での沸騰水型原子炉の燃
料集合体、制御棒、制御棒駆動装置の一部断面図で表し
た構成図であり、図10は燃料集合体を全て取外した後
の制御棒全引抜状態を示す図である。
【0031】まず、図7のステップ101及び、図8
(a)に示すように燃料集合体8の未臨界性を維持する
ためにCR6を炉心内に全挿入しておく。この時、図9
に示すように、CR6はCRD4によって燃料集合体8
の上部まで挿入されている。CR6とCRD4がバイオ
ネットカップリング10で連結されている本実施例の場
合、図9のようにCR6が全挿入状態のまま燃料集合体
8を全て取外し、そのままCR6を周方向へ45度回転
させてバイオネットカップリング10の連結を解除しよ
うとしても、CR6の十字形のブレード17の根元部分
がFS7内に位置しているためその回転はFS7によっ
て制限され、周方向への45度回転ができず、バイオネ
ットカップリング10の連結が解除できない。このた
め、バイオネットカップリング10の連結解除は、以下
に説明する方法でCR6を全引抜状態にしてから実施す
る。
【0032】この燃料集合体の取外し及びCRの全引抜
状態に至るまでの工程を以下に示す。まず、図8(a)
の状態で対角位置にある2体の燃料集合体8を炉心内か
ら取外し、図7のステップ102及び図8(b)に示す
ように、対角位置の2体の燃料集合体を模擬したブレー
ドガイド16を取付け、CR6の転倒を防止する。次
に、図7のステップ103及び図8(c)に示すよう
に、残りの2体の燃料集合体8を炉心内から取外す。次
に、図7のステップ104及び図8(d)に示すように
CR6をCRD4で駆動して下方へ移動させ、全引抜の
状態にする。そして、図7のステップ105及び図8
(e)に示すようにブレードガイド16を炉心内から取
外す。これによって、図10に示すように、燃料集合体
が全て取外され、CRが全引抜された状態となる。
【0033】その後、図7のステップ106に示すよう
に、本発明の制御棒取扱装置及び方法によって、燃料支
持金具(FS)7を取外し、制御棒(CR)6と制御棒
駆動装置(CRD)4との連結(バイオネットカップリ
ング)解除、制御棒(CR)6取外しの各作業を行う。
また、ステップ107の新しい制御棒(CR)の取付け
以下、最後のステップ112の燃料集合体取付けまで
は、上述した工程の逆の工程によって行う。このように
して制御棒交換が完了する。
【0034】上記のステップ106及び107は、従
来、図中破線で囲まれたそれぞれ3つの工程を別工程と
して行っていた。特に燃料支持金具(FS)取外し及び
制御棒(CR)取外しの作業は、その都度専用の取扱い
具を燃料取替機に取付けたり取外する作業や、上記専用
の取扱い具を炉心内へ下降させたり炉心内から上昇させ
たりする作業が必要であった。しかし、本発明では破線
で囲まれた上記3つの工程を1つの制御棒取扱装置を用
いて1つの工程として行えるので、クリティカルな工程
である制御棒交換作業をスムーズにかつ短時間で行うこ
とができる。
【0035】次に、本実施例の制御棒取扱装置の構成に
ついて説明する。図11は本実施例の制御棒取扱装置の
構成図である。本制御棒取扱装置100は、後述する機
能を有する固定部20、制御棒取扱部(以下、CR取扱
部と称す)21、燃料支持金具取扱部(以下FS取扱部
と称す)22、昇降部23、回転部24、により構成さ
れる。
【0036】固定部20は、2層構造でその内側に後述
する回転部24を設置した固定部ボディ30、固定部ボ
ディ30上面に設けられ燃料取替機(図示せず)の補助
ホイストから吊り下げたワイヤーロープ110に取付け
られる連結部材31、固定部ボディ30下面に設けられ
炉心内の上部格子板9の上面に着座しこの上部格子板9
に支持され回転を防止するガイド32とから構成され
る。
【0037】CR取扱部21は、固定部20の下部に設
けられCR6と同一の十字形の断面形状をなし下端に円
盤33aを設けたCR取扱用ボディ(制御棒取扱用ボデ
ィ)33、円盤33aの下に設けられCR6を掴むCR
用掴み具(制御棒用掴み具)34、全引抜状態でのCR
上面にCR取扱部21が着座したことを検出するための
CR着座検出部材35、円盤33a下面に設置されたC
R着座検出器35Aにより構成される。上記円盤33a
は、後述するFS取扱部22が最下点まで下降した時に
ストッパとなり、FS取扱部22の落下防止の役割を果
たす。
【0038】また、図12に図11のXII−XII方向に切
断した断面図で示すように、CR用掴み具34は、CR
着座検出部材35下面中央部にピン53で支持されたC
Rフック51及びCR着座検出部材上面にピン52aで
結合されたエアシリンダ52により構成されている。ま
た、CRフック51はエアシリンダ52の下端にピン5
4によって連結されており、エアシリンダ52が作動す
るとCRフック51がピン53を支点として回転し、C
R6を掴む構成となっている。
【0039】また、CR着座検出部材35は、上部が円
盤形、下部が十字形をなし、十字形の部分の下端部には
CR6を挿入しCRとの位置決めを行う溝が切り欠いて
ある。また、CR着座検出部材35は、上端の凸部35
aが連結部カバー55に係合することによってCR取扱
用ボディ33下端の円盤33aに連結されており、さら
に連結部カバー55内に設けられたブッシュ56及びバ
ネ57によって若干の上下動が可能となっている。そし
て、CR6にCR着座検出部材35が着座すると、CR
着座検出部材35が押し上げられ、凸部35aがバネ5
7を押して連結部カバー55内を上昇する。これと同時
にCR着座検出部材35の上端面がCR着座検出器35
Aの先端部を押し、CR着座検出器35Aから着座信号
が出され図示しない回路によってCR6にCR着座検出
部材35が着座したことが確認される。
【0040】FS取扱部22は、CR取扱用ボディ33
が貫通するように中央に十字形の溝が設けられCR取扱
用ボディ33の外側を昇降可能なFS取扱用ボディ(燃
料支持金具取扱用ボディ)36、FS取扱用ボディ36
下面に設けられFS7の燃料集合体支持用穴7b(図3
参照)に挿入されてFS7を掴むFS用掴み具(燃料支
持金具用掴み具)37、FS取扱用ボディ36下面に設
けられ燃料集合体支持用穴7bに挿入されてFS取扱部
22の位置決めを行なうための位置決めピン38、FS
取扱用ボディ36と同様に中央に十字形の溝が設けられ
FS7上面にFS取扱部22が着座したことを検出する
ためのFS着座検出部材39、FS着座検出部材39下
面に設置されたFS着座検出器39Aにより構成され
る。上記FS用掴み具37及び位置決めピン38は各々
2個ずつが対角位置に取付けられている。
【0041】また、図13に図11のXIII−XIII方向に
切断した断面図で示すように、FS用掴み具37は、2
本に分かれたフック形状で下方に向って狭くなるテーパ
形状を有するFSフック61、FS着座検出部材39下
面に取り付けられ円筒形状をなしFSフック61を支持
する支持部材62、FS着座検出部材39下面に取り付
けられ支持部材62内部に設けられたエアシリンダ6
3、FSフック61内をエアシリンダ63の働きによっ
て昇降するシャフト64により構成される。そして、F
Sフック61は、FS7の燃料集合体支持用穴7bに挿
入された後、そのテーパ形状をなす内面をシャフト64
が下降することによって下端部が外側へと広がり、FS
7を掴む構造となっている。
【0042】また、FS着座検出部材39は、上端の凸
部39aが連結部カバー65に係合することによってF
S取扱用ボディ36に連結されており、さらに連結部カ
バー65内に設けられたブッシュ66及びバネ67によ
って若干の上下動が可能となっている。そして、FS7
にFS着座検出部材39が着座すると、CR着座検出部
材39が押し上げられ、凸部39aがバネ67を押して
連結部カバー65内を上昇する。これと同時にFS着座
検出部材39の上端面がFS着座検出器39Aの先端部
を押し、FS着座検出器39Aから着座信号が出され図
示しない回路によってFS7にFS着座検出部材39が
着座したことが確認される。
【0043】昇降部23は、固定部20の下部に設けら
れFS取扱部22を貫通する一対の昇降用ラック40、
FS取扱用ボディ36に取り付けられた一対の昇降用モ
ータ41、一対の昇降用モータ41の回転軸にそれぞれ
取り付けられ一対の昇降用ラック40にそれぞれ噛合す
る昇降用ピニオン42により構成される。そして、昇降
用モータ41による昇降用ピニオン42の回転が昇降用
ラック40で昇降運動に変換されることにより、FS取
扱部22が昇降する。
【0044】回転部24は、図14に図11のXIV方向
からの(一部断面で表した図)矢視図で示すように、前
述の2層の固定部ボディ30の内側に設置された回転用
ラック43、回転用ラック43の下部に接合されさらに
CR取扱部21に接合されている回転部材44、固定部
ボディ30に設置された回転用モータ45、回転用モー
タ45の回転軸に取り付けられ回転用ラック43に噛合
する回転用ピニオン46により構成される。このうち、
回転部材44は、中央部の大径の円盤を2枚の小径の円
盤で挟んだ形状をしており、固定部ボディ30の下の層
に設けられた段付き穴に嵌合されることにより、固定部
ボディ30からの落下を防止している。そして、回転用
モータ45による回転用ピニオン46の回転が回転用ラ
ック43に伝えられ、さらに回転部材44を介してCR
取扱部21に伝えられることにより、CR取扱部21、
FS取扱部22、及び昇降部23が同時に回転する。
【0045】次に、上記構成を有する本実施例の制御棒
取扱装置を使用した制御棒取扱方法のうち、図7のステ
ップ106の工程を図15から図19により説明する。
まず、本実施例の制御棒取扱装置100の下降作業及び
FS取扱部22の下降作業について説明する。図15に
示すように、燃料取替機の補助ホイスト(図示せず)か
ら吊り下げられたワイヤーロープ110の先端に連結部
材31を取付け、補助ホイストを動作させワイヤーロー
プ110を巻き出して制御棒取扱装置100を炉心内に
下降させる。そして、ガイド32の下端が上部格子板9
の上面に着座した時点で制御棒取扱装置100の下降を
停止させる。次に、FS取扱部22を昇降部23のモ−
タ35、昇降用ピニオン42及び昇降用ラック40の働
きによって図中矢印のように炉心支持板3上のFS7の
上まで下降させる。そして、FS着座検出部材39がF
S7の上面に着座した時点でFS取扱部22の下降を停
止させる。この時、FS取扱用ボディ36下面の対角位
置に設けられた位置決めピン38がFS7の燃料集合体
支持用穴7bへ挿入されてFS7とFS取扱部22の位
置決めが行なわれる。
【0046】次に、FS取外し作業について説明する。
図16に示すように、FS取扱用ボディ36下面の対角
位置に設けられたFS掴み具32を動作させてFS7を
掴む。その後、FS取扱部22を昇降部23の働きによ
って図中矢印のように上部格子板9より上まで上昇させ
る。この時、FS7は元設置されていた方向のままであ
るので、上部格子板9や隣接する燃料集合体と干渉する
ことがない。
【0047】次に、CRを掴む作業とバイオネットカッ
プリングの連結を解除する作業について説明する。図1
7に示すように、CR用掴み具34を動作させてCR6
を掴む。そして、図18に示すように、回転部24の回
転用モータ45、回転用ピニオン46及び回転用ラック
43の働きによって、図中矢印の向きにCR取扱部2
1、FS取扱部22、及び昇降部23を同時に周方向に
45度回転させる。これによって、CR6が周方向へ4
5度回転し、CR6とCRD4との間のバイオネットカ
ップリング10の連結が解除される。
【0048】次に、制御棒取扱装置100の上昇作業及
びCR6の上部格子板9上への引抜作業について説明す
る。図19に示すように、燃料取替機の補助ホイストを
動作させワイヤーロープ110を巻き上げてFS7及び
CR6を掴んだ状態で図中矢印のように制御棒取扱装置
100の上昇作業を行ない、CR6を上部格子板9の上
へ引抜く。この時、バイオネットカップリング10が解
除されているので、CR6がCRD4から離れ上昇す
る。また、CR取扱用ボディ33がCR6と同一断面形
状をなしているので、CR6がスムーズに上部格子板9
の上へ引抜かれる。上記のようにしてFS7取外し、C
R6とCRD4との連結解除、CR6取外しの各作業が
完了する。また、これに続く新しいCR6取付け、CR
6とCRD4との連結、FS7取付けの各作業は、上述
した作業の逆の作業によって行なわれ、図7で述べたよ
うにして制御棒交換が行われる。
【0049】本実施例によれば、位置決めピン38でF
S取扱部22の位置決めを行い、FS掴み具32でFS
7を掴み、FS7を元設置されていた方向のままで昇降
部23によって上部格子板9より上に取外すので、FS
7が上部格子板9や隣接する燃料集合体と干渉すること
を避けることができる。また、CR用掴み具34でCR
6を掴み回転部24でCR6を周方向に45度回転させ
るので、CR6とCRD4とのバイオネットカップリン
グ10による連結を解除できる。また、CR取扱用ボデ
ィ33がCR6と同一断面形状をなしているので、CR
6をスムーズに上部格子板9の上へ引抜くことができ
る。さらに、制御棒取扱装置100でCR6及びFS7
を掴んだ状態で上部格子板9の上へ同時に引抜くので、
FS7取外し、CR6とCRD4との連結解除、CR6
取外しの各作業を一工程で行え、制御棒交換のための時
間を短縮することができる。
【0050】次に、本発明の他の実施例による制御棒取
扱方法について図20から図26により説明する。本実
施例においては、制御棒取扱装置100の下降作業及び
FS取扱部22の下降作業が前述の実施例と同一であ
り、その後の作業が異なる。
【0051】前述の実施例と同様にして制御棒取扱装置
100の下降作業及びFS取扱部22の下降作業を行っ
た後、FS取外し作業を行うが、この作業について説明
する。図20に示すように、前述の実施例の図16で示
したのと同様にFS掴み具32を動作させてFS7を掴
み、FS取扱部22を昇降部23のモ−タ35、昇降用
ピニオン42及び昇降用ラック40の働きによって図中
矢印のようにFS7を上昇させる。但し、前述の実施例
のようにFS7を上部格子板9よりも上に上昇させるの
とは異なり、本実施例ではFS7の下端がCRの上端の
直上に来たところで停止させる。
【0052】次に、CRを掴む作業とバイオネットカッ
プリングの連結を解除する作業について説明する。図2
1に示すように、前述の実施例の図16で示したのと同
様にしてCR用掴み具34を動作させてCR6を掴む。
そして、図22に示すように、前述の実施例の図18で
示したのと同様にして回転部24で、図中矢印の向きに
CR取扱部21、FS取扱部22、及び昇降部23を同
時に周方向に45度回転させ、CR6とCRD4との間
のバイオネットカップリング10の連結を解除する。
【0053】次に、制御棒取扱装置100の上昇作業に
ついて説明する。図23に示すように、燃料取替機の補
助ホイストを動作させワイヤーロープ110を巻き上げ
てFS7及びCR6を掴んだ状態で図中矢印のように制
御棒取扱装置100の上昇作業を行ない、FS取扱部2
2上端が上部格子板9の直下に来た時点で停止させる。
【0054】上記のようにFS取扱部22上端が上部格
子板9の直下に来た時点で上昇作業を停止させる理由を
以下に説明する。図24はFS7を上部格子板9を通過
させて上部格子板9の上へ取外す時の状態を示す図であ
るが、図24(a)に示すようにFS7が元設置されて
いた方向のまま上部格子板9を通過させる場合は、FS
7と上部格子板9とが干渉することがない。しかし、C
R6とCRD4の連結解除を行うためにCR6(CR取
扱い部及びFS取扱い部)を45度周方向に回転させる
ことによってFS7も45度回転し、そのまま上部格子
板9を通過させようとすると、図24(b)に示すよう
に、FS7と上部格子板9とが干渉し、さらに周辺の燃
料集合体とも干渉することになる。図15から図19で
説明した前述の実施例では、CR6の回転を行う前にF
S7を上部格子板9よりも上に取外しているので、上記
のような干渉が起こらないが、本実施例では、上記のよ
うな干渉を避けるために、FS7を元設置されていた方
向に逆回転を行ってから、FS7とCR6を上部格子板
9の上へ通過させる必要がある。
【0055】上記のような干渉を避けるための逆回転作
業について説明する。図25に示すように、回転部24
の回転用モータ45、回転用ピニオン46及び回転用ラ
ック43の働きによって、図中矢印のようにCR取扱部
21、FS取扱部22、及び昇降部23を同時に周方向
に45度逆回転させる。これによって、CR6及びFS
7が周方向へ45度逆回転して元設置されていた方向に
戻り、FS7が上部格子板9を通過することが可能とな
る。
【0056】次に、FS7の上部格子板9上への取外し
作業及びCR6の上部格子板9上への引抜作業について
説明する。図26に示すように、FS取扱部22を昇降
部23の働きによって図中矢印のように上部格子板9よ
り上まで上昇させる。この時、FS7は元設置されてい
た方向に戻っているので、上部格子板9や隣接する燃料
集合体と干渉することがない。その後、燃料取替機の補
助ホイストを動作させワイヤーロープ110を巻き上げ
てCR6及びFS7を掴んだ状態で制御棒取扱装置10
0の上昇作業を行ない、CR6を上部格子板9の上へ引
抜く。この時、CR取扱用ボディ33がCR6と同一断
面形状をなしているので、CR6がスムーズに上部格子
板9の上へ引抜かれる。上記のようにしてFS7取外
し、CR6とCRD4との連結解除、CR6取外しの各
作業が完了する。また、これに続く新しいCR6取付
け、CR6とCRD4との連結、FS7取付けの各作業
は、上述した作業の逆の作業によって行なわれ、制御棒
交換が行われる。
【0057】尚、図25に示した逆回転作業の後、上記
のようにFS7を昇降部23で上部格子板9より上まで
上昇させてから燃料取替機の補助ホイストによって制御
棒取扱装置100全体を上昇させCR6を引き抜く代り
に、図25に示した逆回転の後、FS7とCR6を共に
そのまま燃料取替機の補助ホイストによって上部格子板
9より上まで引き抜いてもよい。
【0058】本実施例によれば、FS7の下端がCR6
の上端の直上に来たところで停止させ、CR用掴み具3
4でCR6を掴み、回転部24でCR6を周方向へ45
度回転させてCR6とCRD4とのバイオネットカップ
リング10による連結を解除し、FS7を上部格子板9
を通過させる前に回転部24でCR6及びFS7を元の
方向に戻すので、FS7が上部格子板9や隣接する燃料
集合体と干渉することを避けることができる。また、こ
れ以外に前述の実施例と同様の効果が得られる。
【0059】尚、先に述べた特開平2−205795号
公報に開示された技術おいては、回転軸受サポートを支
持するために制御棒案内管5の内部にストッパを設ける
必要があり、既存の設備に特別な構成を付加する必要が
あったが、上記2つの実施例によればこのような特別な
構成を必要としない。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、制御棒と制御棒駆動装
置との連結がバイオネットカップリング方式の場合にそ
の連結を解除でき、かつ燃料支持金具が上部格子板や隣
接する燃料集合体と干渉することなく制御棒と燃料支持
金具を同時に上部格子板の上へ引抜くことができ、工程
の数を低減して制御棒交換のための時間を短縮すること
ができる。
【0061】また、特別な構成を付加する必要がなく、
既存の設備にそのまま適用することができる。
【0062】
【図面の簡単な説明】
【図1】BWRの原子炉圧力容器の内部構造図である。
【図2】図1のII部の鳥瞰図である。
【図3】図2の燃料集合体、制御棒(CR)、制御棒駆
動装置(CRD)、燃料支持金具(FS)等の組立図で
ある。
【図4】図2のIV部を一部断面で示す拡大図である。
【図5】バイオネットカップリングの構造を示す図であ
って、(a)はその接続部分の鳥瞰図、(b)は(a)
のB部拡大図である。
【図6】バイオネットカップリングを解除する手順を示
す図であって、(a)から(c)はバイオネットカップ
リングの横断面図、(d)から(f)は(a)から
(c)それぞれの縦断面図である。
【図7】本発明の一実施例の制御棒取扱方法に従う制御
棒交換の工程図である。
【図8】上部格子板の上方から見た図であって、(a)
から(e)は図7のうちステップ101の燃料集合体取
外しからステップ105のブレードガイド取外しまでの
それぞれ工程に対応する図である。
【図9】制御棒全挿入状態での沸騰水型原子炉の燃料集
合体、制御棒、制御棒駆動装置の一部断面図で表した構
成図である。
【図10】燃料集合体を全て取外した後の制御棒全引抜
状態を示す図である。
【図11】本発明の一実施例による制御棒取扱装置の構
成図である。
【図12】図11のXII−XII方向に切断した断面図であ
る。
【図13】図11のXIII−XIII方向に切断した断面図で
ある。
【図14】図11のXIV方向からの一部断面で表した矢
視図である。
【図15】図11の制御棒取扱装置の下降作業及び燃料
支持金具取扱部の下降作業を説明する図である。
【図16】図15に引き続き、燃料支持金具取外し作業
を説明する図である。
【図17】図16に引き続き、制御棒を掴む作業を説明
する図である。
【図18】図17に引き続き、制御棒と制御棒駆動装置
との間のバイオネットカップリングの連結を解除する作
業を説明する図である。
【図19】図18に引き続き、図11の制御棒取扱装置
の上昇作業及び制御棒の上部格子板上への引抜作業を説
明する図である。
【図20】本発明の他の実施例による制御棒取扱方法に
よる燃料支持金具取外し作業を説明する図である。
【図21】図20に引き続き、制御棒を掴む作業を説明
する図である。
【図22】図21に引き続き、制御棒と制御棒駆動装置
との間のバイオネットカップリングの連結を解除する作
業を説明する図である。
【図23】図22に引き続き、図11の制御棒取扱装置
の上昇作業を説明する図である。
【図24】図23に引き続き、燃料支持金具を上部格子
板を通過させて上部格子板の上へ取外す時の状態を示す
図であって、(a)は燃料支持金具が元設置されていた
方向のままである場合の図、(b)は制御棒取扱い部及
び燃料支持金具取扱い部、即ち制御棒及び燃料支持金具
を45度周方向に回転させた場合の図である。
【図25】図24に引き続き、回転部による逆回転作業
を説明する図である。
【図26】図25に引き続き、燃料支持金具の上部格子
板上への取外し作業及び制御棒の上部格子板上への引抜
作業を説明する図である。
【図27】従来のスパットカップリング方式を用いた制
御棒と制御棒駆動装置を一部断面で示す構成図である。
【図28】図27の制御棒と制御棒駆動装置の連結部分
の拡大断面図であって、図27のXXVIII部拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1 原子炉圧力容器 3 炉心支持板 3a ピン 4 CRD(制御棒駆動装置) 5 制御棒案内管 6 CR(制御棒) 7 FS(燃料支持金具) 7b 燃料集合体支持用穴 8 燃料集合体 9 上部格子板 10 バイオネットカップリング 11 カップリングソケット 12 カップリングスパット 13 カップリングスパット凸部 14 穴 15 係合凸部 16 ブレードガイド 20 固定部 21 CR取扱部(制御棒取扱部) 22 FS取扱部(燃料支持金具取扱部) 23 昇降部 24 回転部 30 固定部ボディ 31 連結部材 32 ガイド 33 CR取扱用ボディ(制御棒取扱用ボディ) 34 CR用掴み具(制御棒用掴み具) 35 CR着座検出部材 35A CR着座検出器 36 FS取扱用ボディ(燃料支持金具取扱用ボディ) 37 FS用掴み具(燃料支持金具用掴み具) 38 位置決めピン 39 FS着座検出部材 39A FS着座検出器 40 昇降用ラック 41 昇降用モータ 42 昇降用ピニオン 43 回転用ラック 44 回転部材 45 回転用モータ 46 回転用ピニオン 100 制御棒取扱装置 110 ワイヤーロープ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子力発電所の定期検査時における制御
    棒交換作業に使用され、制御棒と前記制御棒の下部にバ
    イオネットカップリングによって連結された制御棒駆動
    装置との連結及び連結の解除を行い、前記制御棒及び燃
    料支持金具の取付け取外しを行う制御棒取扱装置におい
    て、 燃料取替機の補助ホイストに取付けられる連結部材、及
    び原子炉圧力容器内の上部格子板の上面に着座して前記
    上部格子板に支持されるガイドを有する固定部と、前記
    固定部の下部に設けられ前記制御棒と同一断面形状をな
    すボディ、及び前記ボディの下端に設けられ前記制御棒
    を掴む制御棒用掴み具を有する制御棒取扱部と、前記制
    御棒取扱部の外側に設けられ、前記燃料支持金具を掴む
    燃料支持金具用掴み具、及び前記燃料支持金具の燃料集
    合体支持用穴に挿入され位置決めを行なう位置決め手段
    を有する燃料支持金具取扱部と、前記制御棒取扱部の外
    側に沿って燃料支持金具取扱部を昇降させる昇降手段
    と、前記制御棒取扱部、前記燃料支持金具取扱部、及び
    前記昇降手段を同時に回転させる回転手段とを備えるこ
    とを特徴とする制御棒取扱装置。
  2. 【請求項2】 原子力発電所の定期検査時における制御
    棒交換作業のうち、制御棒と前記制御棒の下部に設けら
    れた制御棒駆動装置とのバイオネットカップリングによ
    る連結を解除し、前記制御棒と前記制御棒及び燃料集合
    体を支持する燃料支持金具の取外しを行う制御棒取扱方
    法において、 燃料取替機の補助ホイストに取付けられる連結部材、及
    び原子炉圧力容器内の上部格子板の上面に着座して前記
    上部格子板に支持されるガイドを有する固定部と、前記
    固定部の下部に設けられ前記制御棒と同一断面形状をな
    すボディ、及び前記ボディの下端に設けられ前記制御棒
    を掴む制御棒用掴み具を有する制御棒取扱部と、前記制
    御棒取扱部の外側に設けられ、前記燃料支持金具を掴む
    燃料支持金具用掴み具、及び前記燃料支持金具の燃料集
    合体支持用穴に挿入され位置決めを行なう位置決め手段
    を有する燃料支持金具取扱部と、前記制御棒取扱部の外
    側に沿って燃料支持金具取扱部を昇降させる昇降手段
    と、前記制御棒取扱部、前記燃料支持金具取扱部、及び
    前記昇降手段を同時に回転させる回転手段とを備えた制
    御棒取扱装置を使用し、 前記連結部材を前記燃料取替機の補助ホイストに取付
    け、前記燃料取替機の補助ホイストを動作させて前記制
    御棒取扱装置を下降させ、前記固定部が前記上部格子板
    の上面に着座した時点で前記制御棒取扱装置を停止さ
    せ、 前記昇降手段により前記燃料支持金具取扱部を下降さ
    せ、前記燃料支持金具取扱部の下端が前記燃料支持金具
    の上面に着座した時点で前記燃料支持金具取扱部を停止
    させ、前記位置決め手段を前記燃料支持金具の燃料集合
    体支持用穴に挿入して位置決めを行ない、 前記燃料支持金具用掴み具を動作させて前記燃料支持金
    具を掴み、前記昇降手段により前記燃料支持金具を前記
    上部格子板より上まで上昇させ、 前記制御棒用掴み具を動作させて前記制御棒を掴み、前
    記制御棒及び前記燃料支持金具を掴んだ状態で前記回転
    手段を周方向へ45度回転させて前記制御棒と前記制御
    棒駆動装置との連結を解除し、 前記燃料取替機の補助ホイストを動作させて前記制御棒
    取扱装置を上昇させ、前記制御棒を前記上部格子板より
    上へ引抜くことを特徴とする制御棒取扱方法。
  3. 【請求項3】 原子力発電所の定期検査時における制御
    棒交換作業のうち、制御棒と前記制御棒の下部に設けら
    れた制御棒駆動装置とのバイオネットカップリングによ
    る連結を解除し、前記制御棒と前記制御棒及び燃料集合
    体を支持する燃料支持金具の取外しを行う制御棒取扱方
    法において、 燃料取替機の補助ホイストに取付けられる連結部材、及
    び原子炉圧力容器内の上部格子板の上面に着座して前記
    上部格子板に支持されるガイドを有する固定部と、前記
    固定部の下部に設けられ前記制御棒と同一断面形状をな
    すボディ、及び前記ボディの下端に設けられ前記制御棒
    を掴む制御棒用掴み具を有する制御棒取扱部と、前記制
    御棒取扱部の外側に設けられ、前記燃料支持金具を掴む
    燃料支持金具用掴み具、及び前記燃料支持金具の燃料集
    合体支持用穴に挿入され位置決めを行なう位置決め手段
    を有する燃料支持金具取扱部と、前記制御棒取扱部の外
    側に沿って燃料支持金具取扱部を昇降させる昇降手段
    と、前記制御棒取扱部、前記燃料支持金具取扱部、及び
    前記昇降手段を同時に回転させる回転手段とを備えた制
    御棒取扱装置を使用し、 前記連結部材を前記燃料取替機の補助ホイストに取付
    け、前記燃料取替機の補助ホイストを動作させて前記制
    御棒取扱装置を下降させ、前記固定部が前記上部格子板
    の上面に着座した時点で前記制御棒取扱装置を停止さ
    せ、 前記昇降手段により前記燃料支持金具取扱部を下降さ
    せ、前記燃料支持金具取扱部の下端が前記燃料支持金具
    の上面に着座した時点で前記燃料支持金具取扱部を停止
    させ、前記位置決め手段を前記燃料支持金具の燃料集合
    体支持用穴に挿入して位置決めを行ない、 前記燃料支持金具用掴み具を動作させて前記燃料支持金
    具を掴み、前記昇降手段により前記燃料支持金具をその
    下端が前記制御棒の上端よりも上に来るまで上昇させ、 前記制御棒用掴み具を動作させて前記制御棒を掴み、前
    記制御棒及び前記燃料支持金具を掴んだ状態で前記回転
    手段を周方向へ45度回転させて前記制御棒と前記制御
    棒駆動装置との連結を解除し、 前記燃料取替機の補助ホイストを動作させて前記制御棒
    取扱装置を上昇させ、前記燃料支持金具取扱部上端が前
    記上部格子板の直下に来た時点で前記燃料支持金具取扱
    部を停止させ、 前記回転手段を周方向へ45度逆回転させ、 前記燃料取替機の補助ホイストを動作させて前記制御棒
    取扱装置を上昇させ、前記制御棒及び前記燃料支持金具
    を前記上部格子板より上へ引抜くことを特徴とする制御
    棒取扱方法。
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