JP2003177197A - 原子炉構造物の交換方法および交換装置 - Google Patents

原子炉構造物の交換方法および交換装置

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JP2003177197A JP2001377463A JP2001377463A JP2003177197A JP 2003177197 A JP2003177197 A JP 2003177197A JP 2001377463 A JP2001377463 A JP 2001377463A JP 2001377463 A JP2001377463 A JP 2001377463A JP 2003177197 A JP2003177197 A JP 2003177197A
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亮 佐藤
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原子炉圧力容器内のICMハウジング等の交
換作業を容易にする。 【解決手段】 原子炉圧力容器1内のICMハウジング
6の交換作業において、新旧ICMハウジングの運搬を
CRDハウジング7を利用してウインチ13を使用でき
るようにした昇降設備によって行うことにより、ICM
ハウジング6の挿脱運搬にかかる労力を軽減して作業効
率と安全性の向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降設備を使用し
て原子炉構造物を交換する交換方法および交換装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】原子炉圧力容器内に据え付けられている
中性子計測装置(インコアモニタ、以下、ICMと称
す)ハウジング等の原子炉構造物の交換(取り替え)で
は、取り外す構造物にロープまたはチェーンブロックを
つけて人力で吊り降ろし、また、取り付ける際も同様な
手法で吊り上げて取り付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなICMハウ
ジング等の交換作業は、原子炉格納容器ペデスタル内の
狭隘な空間で行われることから、交換対象の構造物の搬
送の多くを人力に頼っている。このため作業効率が悪
く、また、作業の安全性の確保も困難である。
【0004】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、狭隘な空間で行うI
CMハウジング等の構造物の交換作業を効率良く容易に
実施することができる原子炉構造物の交換方法および交
換装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、原子炉圧力容器に取り付けられた構造物
を交換する原子炉構造物の交換方法において、前記原子
炉圧力容器に取り付けられている構造物に昇降設備を取
り付け、交換する構造物を前記昇降設備を使用して運搬
することを特徴とする。
【0006】この場合、前記昇降設備は、昇降駆動源と
してウインチを使用するとよい。また、前記交換する構
造物は中性子束計測装置ハウジングであり、前記圧力容
器に取り付けられている構造物は制御棒駆動機構ハウジ
ングである。昇降設備は前記制御棒駆動機構ハウジング
に取り付けられ、前記中性子束計測装置ハウジングを運
搬し、交換することに使用される。
【0007】例えば、交換対象の中性子束計測装置ハウ
ジングを挟んでその両脇に位置する2本の制御棒駆動機
構ハウジングの下端に設けられている制御棒駆動機構ハ
ウジングフランジを利用してハンガーロッドを取り付
け、さらに、前記ハンガーロッドにウインチ取付板を取
り付け、このウインチ取付板の一方のハンガーロッド側
にウインチを取り付け、このウインチから導出したワイ
ヤの先端を他方のハンガーロッドの先端に取り付け、ツ
ールエレベータの滑車を前記ワイヤの途中に係合させ、
前記ツールエレベータを昇降させて前記中性子束計測装
置ハウジングを搬送する。
【0008】また、本発明は、原子炉圧力容器に取り付
けられた構造物を交換する原子炉構造物の交換装置にお
いて、外管内に装着されている部材を前記外管の下端で
支持する手段と、この支持手段によって前記部材を支持
した状態で前記外管と前記部材との間に所定の圧力を付
与し、前記部材を前記外管から離脱させる手段と、前記
部材を支持した状態で前記支持する手段を前記部材の上
端が前記外管の下端の開口部の下方に位置するまで前記
外管の鉛直下方に移動させ、前記部材を交換した後、新
しい部材を前記離脱する前の前記外管内の位置まで押し
上げて移動させる手段とを備えていることを特徴とす
る。
【0009】この場合、前記移動させる手段を滑車とワ
イヤとから構成し、ワイヤの巻き上げ/巻き戻しによっ
て前記部材を昇降させるようにするとよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の原
子炉構造物の交換方法の一実施の形態を原子炉圧力容器
に取り付けられているICMハウジングの交換を例にと
って説明する。
【0011】図4は、本実施の形態に係るICMハウジ
ングを交換する原子炉圧力容器の縦断面図である。
【0012】原子炉圧力容器1は、内部に燃料が集合し
ている部分にシュラウド2を備え、シュラウド2の上部
には上部格子板3が、また、中央部には炉心支持板4が
それぞれシュラウド2の内側にそれぞれ水平に据え付け
られている。複数のICM案内管5とICMハウジング
6は、この燃料集合領域の中性子を計測するための中性
子束計測装置(ICM)(図示省略)を格納している。
【0013】各ICMハウジング6は、原子炉圧力容器
1の下鏡(底)部を貫通して原子炉圧力容器1の下方に
伸びている。また、この各ICMハウジング6と並んで
複数の制御棒駆動機構(コントロールロッドドライブ、
以下、CRDと称す)ハウジング7が原子炉圧力容器1
の下鏡部を貫通して同様に下方に伸びている。ICMハ
ウジング6およびCRDハウジング7の原子炉圧力容器
1の下鏡部の貫通部は、下鏡部に形成した肉盛溶接部に
溶接して水密状態に結合されている。ICMハウジング
6およびCRDハウジング7の下端には、ICMハウジ
ングフランジ6aおよびCRDハウジングフランジ7a
が形成されている。
【0014】この実施の形態は、このような構成の原子
炉圧力容器1におけるICMハウジング6の交換方法に
関する。具体的には、ICMハウジング6の交換作業
は、図1のフローチャートに示した手順で実施される。
以下、図1のフローチャートを参照して説明する。
【0015】ステップ1:この作業手順では、まず、I
CMハウジング6の交換作業を気中環境で実施するため
に、原子炉圧力容器1内の水を全て抜いてICMハウジ
ング6の交換準備を行う。
【0016】ステップ2:原子力圧力容器1内の水が全
て抜かれ、作業可能な状態になると、炉下部から加工機
を挿入し、ICMハウジング6の下部(下部ICMハウ
ジング)を原子炉圧力容器1の下鏡(底)部で切削し、
引き抜く準備を行う。
【0017】ステップ3:炉下部よりICMハウジング
6の下端のICMハウジングフランジ6aにジャッキを
取り付け、切削した部位より下側の下部ICMハウジン
グ6を原子炉圧力容器1から強制的に引き抜いて搬出す
る。詳細は図2のフローチャートを参照して後述する。
【0018】ステップ4:下部ICMハウジング6を引
き抜いた後、炉下部よりICM案内管5を固定する治具
および加工機を挿入し、ICM案内管5の下端部分と原
子炉圧力容器1と上側に残ったICMハウジング6の上
部(上部ICMハウジング)の溶接部を切断し、既設の
ICM案内管5と原子炉圧力容器1を切り離す。
【0019】ステップ5:ICM案内管5とICMハウ
ジング6の切断時に予めこれらを固定していた治具によ
ってICM案内管5と上部ICMハウジング6を炉下部
から取り出して搬出する。
【0020】ステップ6:ICM案内管5と上部ICM
ハウジング6を炉下部から取り出した後、炉下部より加
工機を挿入し、原子炉圧力容器1の下鏡部にある旧肉盛
溶接部を機械加工により全て除去する。
【0021】ステップ7:旧肉盛溶接部を除去した後、
炉上部より溶接機を搬入し、ステップ6で除去した範囲
に溶接により新たな肉盛座(新規肉盛座)を形成する。
【0022】ステップ8:炉下部より加工機を挿入し、
ステップ7で形成した新規肉盛座を機械加工により整形
加工する。
【0023】ステップ9:炉下部より加工機を挿入し、
残っている既設のICM案内管5の下端部の開先加工を
実施する。
【0024】ステップ10:新ICMハウジング6を挿
入する。詳細は図3のフローチャートを参照して後述す
る。
【0025】ステップ11:炉下部より溶接機を挿入
し、既設のICM案内管5に新ICMハウジング6を溶
接して結合する。
【0026】ステップ12:炉上部より溶接機を搬入
し、原子炉圧力容器1と新ICMハウジング6を溶接
(J溶接)する。
【0027】ステップ13:原子炉圧力容器1内に水を
張る。
【0028】ステップ14:新ICMハウジング6の溶
接部の耐圧試験を実施して、異常がなければ交換作業を
完了する。
【0029】図1のステップ3における旧ICMハウジ
ング6の取り外し作業の詳細を図2を参照して説明し、
ステップ10における新ICMハウジング6の挿入作業
の詳細を図3を参照して説明する。各ステップ3,10
における説明は、図2〜図7を参照して行う。
【0030】図2は図1のステップ3における旧ICM
ハウジング6の取り外し作業の詳細な工程を示すフロー
チャートである。このステップ3では、以下のような工
程で作業が実施される。
【0031】ステップ3−1:ステップ2でICMハウ
ジング6の下部(下部ICMハウジング)を原子炉圧力
容器1の下鏡(底)部で切削した後、旧ICMハウジン
グ6の一部を切断機等を用いて切断する。
【0032】ステップ3−2:旧ICMハウジング6の
一部を切断機等を用いて切断後、ウインチを昇降駆動源
とする昇降設備を原子炉格納容器内に搬入して取り付け
る。
【0033】この昇降設備は、図5に示すようにツール
エレベータ11とウインチ13とから構成されている。
ツールエレベータ11は図6に示すように、リングボル
ト23とウインチ13との間に張られたワイヤ8上を転
動する滑車9と該滑車9に取り付けられたベース10か
らなり、ウインチ13の操作ハンドル12を回すことに
よって前記ワイヤ8を巻き出し、巻き取りするウインチ
13を備える。前記ツールエレベータ11とウインチ1
3を取り付ける場合には、図6に示すように、交換対象
の旧ICMハウジング6のフランジ6aに結合した閉止
フランジにドレンホースを接続してICMハウジング6
内の水抜きを行い、閉止フランジを取り外す。その後、
交換対象の旧ICMハウジング6のフランジ6aにIC
Mハウジング引き抜きロッド14をねじ止めして取り付
け、この交換対象の旧ICMハウジング6の両脇に位置
するCRDハウジング7の下端のハウジング7aに結合
した閉止フランジ15にハンガーロッド16を使用して
上板17を図示しないボルトとナットによって取り付
け、この上板17に板ばね18、ガイドパット19を取
り付けて旧ICMハウジング6を摺動可能に支持する。
【0034】次いで、ハンガーロッド16の途中にレス
トプレート20とウインチ取付板21をナットにより挟
持して取り付け、また、レストプレート20には、ガイ
ドホルダ22を取り付ける。その後、一方のハンガーロ
ッド16の下端にリングボルト23を取り付け、ウイン
チ取付板21が指示された他方のハンガーロッド16側
にブラケット24を介してウインチ13を取り付ける。
そして、このウインチ13から導出したワイヤ8の先端
を前記リングボルト23に係止すると共に該ワイヤ8の
途中にツールエレベータ11の両端部に設けられた滑車
9を載せ、ツールエレベータ11をリングボルト23と
ウインチ13の間に張られたワイヤ8で吊る。
【0035】なお、図5および図6では、両端部に滑車
9を一対備えているが、1個の滑車でもよく、この場合
は、安定性とロープ8の張力を考慮して図のような形状
に設定した。また、サイズはCRDハウジング7の間隔
より大きくすると、ペデスタルでの作業性が悪化するの
で、長手方向の寸法はCRDハウジング7の間隔より小
さいことが望ましい。また、ワイヤ8に代えてチェーン
を使用することもでき、この場合は、滑車9をチェーン
に対応した形状の滑車を使用することが望ましい。
【0036】ステップ3−3:このステップでは、IC
Mハウジング引き抜き装置をCRDハウジング7の下部
に搬入してステップ3−2でワイヤ8にセットされたツ
ールエレベータ11に取り付ける。
【0037】このICMハウジング引き抜き装置は、図
6に示すように、引き抜き用シリンダ25とアダプタポ
ール26とから構成されている。ICMハウジング引き
抜き装置の取り付けは、引き抜き用シリンダ25をアダ
プタポール26によりツールエレベータ11のベース1
0に取り付け、ウインチ13を操作してワイヤ8を巻き
取り、引き抜き用シリンダ25をガイドホルダ22によ
って案内し、引き抜き用シリンダ25が上板17に接す
るまでツールエレベータ11を上昇させ、引き抜きロッ
ド14に接続する。なお、この実施形態では、手動のウ
インチ13を使用しているが、電動のウインチでもよい
ことはいうまでもない。
【0038】ステップ3−4:前記接続作業が終了する
と、ウインチ13を操作してツールエレベータ11を一
旦下げ、引き抜き用シリンダ25に高圧ホースを接続
し、高圧ポンプで徐々に昇圧させて旧ICMハウジング
6を強制的に引き抜く。引き抜き後、図7に示すよう
に、旧ICMハウジング6のフランジ6aと引き抜きロ
ッド14の結合部をブラケット27、ストッパーボルト
28、クランパ29を使用して上板17に固定し、旧I
CMハウジング6の転倒を防止する。
【0039】ステップ3−5:ステップ3−4で旧IC
Mハウジング6を強制的に引き抜いた後、引き抜き用シ
リンダ25を旧引き抜きロッド14から切り離し、ウイ
ンチ13を操作してワイヤ8を巻き出してツールエレベ
ータ11を下げ、ICMハウジング引き抜き装置(引き
抜き用シリンダ25およびアダプタポール26)を取り
外して原子炉格納容器外へ搬出する。
【0040】ステップ3−6:ステップ3−5でICM
ハウジング引き抜き装置を取り外した後、図8に示すよ
うに、ツールエレベータ11にアダプタロッド30を載
せ、ウインチ10を操作してワイヤ8を巻き取ってツー
ルエレベータ11を上昇させることによりアダプタロッ
ド30の先端を引き抜きロッド14に結合させて旧IC
Mハウジング6の自重を受け、この状態で、ブラケット
27、ストッパーボルト28、クランパ29を取リ外
す。さらに、ウインチ操作ハンドル12を回してウイン
チ13のワイヤ8を巻き出してツールエレベータ11を
原子炉格納容器ペデスタル内床まで下降させ、旧ICM
ハウジング6を吊り降ろす。
【0041】ステップ3−7:旧ICMハウジング6が
吊り降ろされた後、旧ICMハウジング6を引き抜きロ
ッド14から取り外し、取り外した旧ICMハウジング
6を原子炉格納容器ペデスタルより搬出する。
【0042】ステップ3−8:ツールエレベータ11を
取り外し、更に、ウインチ13、リングボルト23、ブ
ラケット24、ウインチ取付板21、ハンガーロッド1
6からツールエレベータ11、ウインチ13、ウインチ
取付板21、レストプレート20、およびガイドホルダ
22を取り外して搬出する。また、その後の加工の邪魔
であれば、ハンガーロッド16および上板17も取り外
す。
【0043】図3は図1のステップ10における新IC
Mハウジング挿入作業の詳細な工程を示すフローチャー
トである。このステップ10では、以下のような工程で
作業が実施される。
【0044】ステップ10−1:新ICMハウジング6
を原子炉格納容器ペデスタル内に搬入する。搬入は手持
ちでも台車等を用いても良い。
【0045】ステップ10−2:図9に示すように、ス
テップ3−2と同様の手順でウインチ10を使用した昇
降設備を原子炉格納容器内に搬入して取り付け、センタ
ーホールのあるツールエレベータ11に中空のアダプタ
ポール31を介して新ICMハウジング6を取り付け
る。
【0046】ステップ10−3:図9、図10に示すよ
うに、ウインチ操作ハンドル12を回してウインチ13
にワイヤ8を巻き取ってツールエレベータ11を上昇さ
せることにより、新ICMハウジング6を原子炉圧力容
器1の新規肉盛座内に挿入して溶接する位置まで上昇さ
せる。
【0047】ステップ10−4:ベース10のセンター
ホールからICMハウジング内に溶接機を挿入する。新
ICMハウジング6内に挿入した溶接機を使用し、既設
のICM案内管5および新ICMハウジング6を溶接す
る。
【0048】ステップ10−5:ステップ3−8と同様
の手順でウインチ13を使用した昇降設備を取り外し、
原子炉格納容器内ペデスタルから搬出する。
【0049】このように、本実施の形態によれば、交換
対象物であるICMハウジング6の近傍に位置する構造
物であるCRDハウジング7を利用して取り付けたウイ
ンチ13によって昇降設備を構成し、このウインチ13
のウインチ操作ハンドル12を操作して巻き出し,巻き
取るワイヤに係合させたツールエレベータ11によって
交換対象のICMハウジング6や抜取り用シリンダ25
を昇降させ、運搬するので、小さい力で効率良く且つ安
全な交換作業を行うことができる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、原子炉圧力容器に取り
付けられているCRDハウジング等の構造物に昇降設備
を取り付け、交換する新旧のICMハウジング等の交換
対象構造物の運搬を前記昇降設備を使用して行うことに
より、交換対象構造物の交換作業を効率的且つ安全に実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原子炉構造物の交換方法の一実施の形
態に係るICMハウジング交換作業の作業工程を示すフ
ローチャートである。
【図2】図1に示したICMハウジング交換作業におけ
るICMハウジング取り外し作業の作業工程を示すフロ
ーチャートである。
【図3】図1に示したICMハウジング交換作業におけ
るICMハウジング取り付け作業の作業工程を示すフロ
ーチャートである。
【図4】本発明の実施の形態におけるICMハウジング
を交換する原子炉圧力容器の縦断面図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるウインチを利用し
た昇降設備の模式図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるICMハウジング
取り外し作業の模式図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるICMハウジング
切断後の転倒防止の模式図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるICMハウジング
取り外し作業の模式図である。
【図9】本発明の実施の形態におけるICMハウジング
取り付け作業の模式図である。
【図10】本発明の実施の形態におけるICMハウジン
グ取り付け作業の模式図である。
【符号の説明】
1 原子炉圧力容器 2 シュラウド 3 上部格子板 4 炉心指示板 5 ICM案内管 6 ICMハウジング 6a ICMハウジングフランジ 7 CRDハウジング 7a CRDハウジングフランジ 8 ワイヤ 9 滑車 10 ベース 11 ツールエレベータ 12 ウインチ操作ハンドル 13 ウインチ 14 引き抜きロッド 15 閉止フランジ 16 ハンガーロッド 17 上板 20 レストプレート 21 ウインチ取付板 22 ガイドホルダ 23 リングボルト 24 ブラケット 25 引き抜き用シリンダ 26 アダプタポール 27 ブラケット 28 ストッパーボルト 29 クランパー 30 アダプタロッド 31 アダプタポール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉圧力容器に取り付けられた構造物
    を交換する原子炉構造物の交換方法において、 前記原子炉圧力容器に取り付けられている構造物に昇降
    設備を取り付け、交換する構造物を前記昇降設備を使用
    して運搬することを特徴とする原子炉構造物の交換方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記昇降設備の昇降駆動源がウインチであることを特徴
    とする原子炉構造物の交換方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記交換する構造物は中性子束計測装置ハウジングであ
    り、 前記圧力容器に取り付けられている構造物は制御棒駆動
    機構ハウジングであり、 前記制御棒駆動機構ハウジングに前記昇降設備を取り付
    けて前記中性子束計測装置ハウジングを運搬し、交換す
    ることを特徴とする原子炉構造物の交換方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 交換対象の中性子束計測装置ハウジングを挟んでその両
    脇に位置する2本の制御棒駆動機構ハウジングの下端に
    設けられている制御棒駆動機構ハウジングフランジを利
    用してハンガーロッドを取り付け、 さらに、前記ハンガーロッドにウインチ取付板を取り付
    け、 このウインチ取付板の一方のハンガーロッド側にウイン
    チを取り付け、 このウインチから導出したワイヤの先端を他方のハンガ
    ーロッドの先端に取り付け、 ツールエレベータの滑車に前記ワイヤを掛け、 前記ワイヤの巻き上げ/巻き戻しによって前記ツールエ
    レベータを昇降させて前記中性子束計測装置ハウジング
    を搬送することを特徴とする原子炉構造物の交換方法。
  5. 【請求項5】 原子炉圧力容器に取り付けられた構造物
    を交換する原子炉構造物の交換装置において、 外管内に装着されている部材を前記外管の下端で支持す
    る手段と、 この支持手段によって前記部材を支持した状態で前記外
    管と前記部材との間に所定の圧力を付与し、前記部材を
    前記外管から離脱させる手段と、 前記部材を支持した状態で前記支持する手段を前記部材
    の上端が前記外管の下端の開口部の下方に位置するまで
    前記外管の鉛直下方に移動させ、前記部材を交換した
    後、新しい部材を前記離脱する前の前記外管内の位置ま
    で押し上げて移動させる手段と、を備えていることを特
    徴とする原子炉構造物の交換装置。
  6. 【請求項6】 前記移動させる手段が、滑車とワイヤと
    からなり、ワイヤの巻き上げ/巻き戻しによって前記部
    材を昇降させることを特徴とする請求項5記載の原子炉
    構造物の交換装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014066629A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法
KR102042854B1 (ko) * 2019-04-16 2019-11-08 한라정공 주식회사 원자력 발전소의 중성자 검출기 회수 및 삽입장치

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