JPH0682466U - 乾式ライナーの構造 - Google Patents

乾式ライナーの構造

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JPH0682466U
JPH0682466U JP2390893U JP2390893U JPH0682466U JP H0682466 U JPH0682466 U JP H0682466U JP 2390893 U JP2390893 U JP 2390893U JP 2390893 U JP2390893 U JP 2390893U JP H0682466 U JPH0682466 U JP H0682466U
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JP
Japan
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liner
dry
dry liner
cylinder
fit portion
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Pending
Application number
JP2390893U
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English (en)
Inventor
正博 和田
徹 鈴木
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、乾式ライナーの逃げ溝部に応力が
集中しない乾式ライナーの構造を提供する事を目的とし
ている。 【構成】 乾式ライナー1の上部のフランジ部2の下部
に逃げ溝5を形成し、その逃げ溝5の下部にしまりばめ
部3を設け、そのしまりばめ部3の下部にすきまばめ部
4を形成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エンジンの乾式シリンダライナーの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの乾式シリンダライナーの形状は、例えば図2を参照して、ライナー 11の挿入方向の位置を決めるフランジ12と半径方向を規制する円筒部14と から構成し、フランジ12と円筒部14との境界部に加工用の逃げ溝13を設け る技術は知られている(例えば、実開昭61−107945号公報、実開昭62 −28021号公報等参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、円筒外周部14とシリンダブロック5のシリンダ穴との間の嵌 合公差がすきまばめの場合、エンジンの運転により生じる筒内圧やピストンスラ ップにより、フランジ12の下部の円筒部14は、フランジ12がヘッドガスケ ット7を介してシリンダヘッドにより固定されているのでAのように変形し、そ のため逃げ溝13には大きな応力が発生する。
【0004】 したがって、本考案は、乾式ライナーの逃げ溝部に応力が集中しない乾式ライ ナーの構造を提供する事を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、乾式ライナーの上部のフランジ部の下部に逃げ溝を形成し、 その逃げ溝の下部にしまりばめ部を設け、そのしまりばめ部の下部にすきまばめ 部を形成している。
【0006】
【作用】
上記のように構成された乾式ライナーの構造において、ライナー内側に筒内圧 やピストンスラップによる力が作用しても、ライナーの逃げ溝の下部に設けられ た、しまりばめ部で変形が規制されるので、逃げ溝部の応力は小となる。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して、本考案の実施例を説明する。
【0008】 図1において、シリンダブロック6には乾式ライナー1が挿入されている。
【0009】 そして、その乾式ライナー1のフランジ2はシリンダブロック6のシリンダ穴 6aの段差部6bにシリンダヘッドガスケット7を介してシリンダヘッド8によ り固定されている。
【0010】 また、そのライナー1の加工用の逃げ溝5の下部にはしまりばめ部3が設けら れ、しまりばめ部3の下部は緩い勾配ですきまばめ部4に移行している。
【0011】 したがって、シリンダライナ1の上部に高い筒内圧やピストンスラップによる 力が掛かっても、しまりばめ部3でシリンダブロック6に規制されるので、この 部分が変形して逃げ溝の応力が高くなることはない。
【0012】 また、しまりばめ部の下部は緩い勾配ですきまばめ部4に移行するので、応力 が集中することはない。
【0013】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているので、乾式ライナーの逃げ溝の 付近に大きな応力が集中することがない。
【0014】 したがって、この部分に異常磨耗が発生することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す乾式ライナーの縦断面
図。
【図2】従来の技術の乾式ライナーの縦断面を示す図。
【符号の説明】
1、11…乾式ライナー 2、12…フランジ 3…しまりばめ部 4、14…すきまばめ部 5、13…逃げ溝 6…シリンダブロック 7…シリンダヘッドガスケット 8…シリンダヘッド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾式ライナーの上部のフランジ部の下部
    に逃げ溝を形成し、その逃げ溝の下部にしまりばめ部を
    設け、そのしまりばめ部の下部にすきまばめ部を形成し
    たことを特徴とする乾式ライナーの構造。
JP2390893U 1993-05-10 1993-05-10 乾式ライナーの構造 Pending JPH0682466U (ja)

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JPH0682466U true JPH0682466U (ja) 1994-11-25

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