JPH068236Y2 - 可動間仕切り用蝶番 - Google Patents

可動間仕切り用蝶番

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JPH068236Y2
JPH068236Y2 JP15165688U JP15165688U JPH068236Y2 JP H068236 Y2 JPH068236 Y2 JP H068236Y2 JP 15165688 U JP15165688 U JP 15165688U JP 15165688 U JP15165688 U JP 15165688U JP H068236 Y2 JPH068236 Y2 JP H068236Y2
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JP
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hinge
movable partition
folded
guide portion
door plates
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JP15165688U
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克巳 八木
Original Assignee
株式会社八木
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は可動間仕切り用蝶番に関する。さらに詳しく
は、建物の内部を適宜仕切って使うため、少なくとも2
枚の戸板を折畳み自在に連結した可動間仕切りに用いら
れる蝶番に関する。
〔従来の技術〕
第11図には可動間仕切りの一例が示されている。(1)、
(2)は戸板で、各戸板(1)、(2)は公知の蝶番(3)で折畳み
自在に連結されている。(4)は建具枠で、(5)は戸板(1)、
(2)を吊下げるためのレール、(6)は戸板(1)、(2)の移動
をガイドするためのレールである。また(7)は戸板(1)、
(2)の上端に取りつけたローラ、(8)は戸板(1)、(2)の下
端に取りつけた案内部材である。
前記蝶番(3)は隠し蝶番ともいわれ、隣接する戸板(1)、
(2)の端壁に埋設される一対のブロックと、各ブロック
を折畳み自在に連結する連結片とを備えている。そし
て、この蝶番は、第11図のように戸板(1)、(2)を角度1
80°に開いているときは外部からそれが見えないという
特徴がある。なお本明細書において「聞いている」とは
戸板(1)、(2)が角度180°に聞いた状態をいい、出入口と
しては閉じられた状態をいう。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが前記隠し蝶番(3)は、折畳み自在な機構である
ことから、第11図のように、戸板(1)、(2)を角度180°
に開いたとき、2枚の戸板(1)、(2)がきちんと一直線に
延びなくて、若干折れ曲がり平面視でくの字状に戻るこ
とがある。
また第12図に示されるように、戸板(1)、(2)を平行に
折畳み、建具枠(4)の片隅へ移動させようとするとき、
戸板(1)、(2)が矢印(A)、(B)方向へ傾斜しようとして、移
動がやりにくくなるという問題がある。
さらに、移動させた後、戸板(1)、(2)を平行に折畳んで
いても、自然と少し開き、きちんと閉まらないという問
題もある。
本考案はかかる事情に鑑み、戸板の移動を容易に行うよ
うにするための蝶番を提供することを第1の目的とす
る。
また本考案は、戸板を開いたときと、閉じたときに、確
実にその状態を保ちうるようにするための蝶番を提供す
ることを第2の目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1考案の可動間仕切り用蝶番は、 (a)少なくとも2枚の戸板を折畳み自在に連結した可動
間仕切り用蝶番であって、 (b)隣り合う戸板の端壁に埋設された一対のブロック
と、 (c)各ブロックを角度0〜180°の範囲で折畳み自在に連
結する一対の連結片と、 (d)各連結片に固定されたガイド部とを備え、 (e)各ブロックに前記ガイド部の摺動を案内するガイド
溝が形成され、 (f)少なくとも一方のブロックにおいては前記ガイド部
が摺動する部位に、可動間仕切りが角度0〜180°の間
の角度に折畳まれたときにガイド部をその位置に保持す
るデテント機構を設けてなることを特徴とする。
なお、第1考案においてデテント機構が作用する角度は
約90°が好ましい。
第2考案は、第1考案におけるデテント機構を、可動間
仕切りを平行に折り畳んだときと、角度約90°に折畳ん
だときと、角度180°に開いたときの3位置で作用させ
るようにしたものである。
なお本明細書においてデテント機構とは、人為的に作り
出された抵抗によってガイド部を所定位置に保持する機
構をいい、別の位置への移動には、抵抗に打ちかつ力を
加えるようにしたもの一切を含む概念である。
本考案の蝶番は戸板が2枚のものに限られず、3枚以上
であっても互いに隣接する戸板に取りつけることが可能
である。
本考案の蝶番において、デテント機構は一方のブロック
にだけ設けてもよく、両方のブロックに設けてもよい。
デテント機構の抵抗を小さくしたいときは一方のブロッ
クにのみ設け、強くしたいときは両方のブロックに設け
るのが好ましい。
本考案において、デテント機構を設ける部位はガイド部
が摺動する部位であればよく、そのような部位であれ
ば、ブロックのどの場所に設けてもよい。
〔作用〕
第1考案によれば、戸板を中間の角度、たとえば約90°
に折畳んだ状態でデテント機構が作用するので、戸板を
90°近辺に折畳んだ状態を保持することができる。この
ばあい戸板を移動させるとき、戸板が傾斜しないので、
移動が円滑に行われる。すなわち、第1考案により第1
の目的が達成される。
第2考案によれば、デテント機構により、戸板を平行に
折畳んだ状態でも、180°に開いた状態でも、確実にそ
の位置に保持することができる。したがって、戸板がく
の字状に曲がらず一直線状に展張し、また折畳んだとき
はきちんと平行に折畳まれる。すなわち、第2考案によ
り第2の目的が達成される。
〔実施例〕
つぎにの本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例にかかわる蝶番の斜視図、第
2図は第1図に示された蝶番の分解斜視図、第3図は折
畳んでいない状態における蝶番の正面図、第4図は平行
に折畳んだ状態における蝶番の正面図、第5図は第4図
に示された蝶番の側面図、第6図は第5図における(IV)
-(IV)線断面図、第7図は第4図における(II)-(II)線断
面図、第8図は第4図における(III)-(III)線断面図、
第9図は第1図における(I)-(I)線拡大断面図、第10
図は可動間仕切りを移動させるときの状態説明図であ
る。
なお、第2考案は第1考案を機能的に含んでいるため、
以下第2考案の実施例を説明する。
第1〜2図において、(10)は本考案の蝶番であり、第1
ブロック(11)と第2ブロック(12)を有する。また、各ブ
ロック(11)を折畳み自在に連結する第1連結片(13)と第
2連結片(14)を備えている。各連結片(13)、(14)は平面
視で略くの字状を呈する部材であり、2組のくの字状片
(13a)(13b)、 (14a)、(14b)を上下に配置して連結し、各組の連結片(1
3)、(14)を構成している。各連結片(13)、(14)の基端は枢
支軸(15)、(16)が通されており、さらに双方の中央部は
軸(17)でたがいに回転自在に軸支されている。また第1
連結片(13)の先端には棒状の第1ガイド部(21)は結合さ
れ、第2連結片(14)の先端には棒状の第2ガイド部(22)
が結合されている。
一方、第1ブロック(11)および第2ブロック(12)には、
前記第2ガイド部(22)および第1ガイド部(21)の摺動を
案内するためのガイド溝(23)、(24)は形成されている
(第6図参照)。また、前記枢支軸(15)、(16)を支持す
るための孔(25)、(26)が穿孔されている。
前記枢動軸(15)は第2ブロック(12)の孔(26)に挿入さ
れ、前記枢支軸(16)は第1ブロック(11)孔(25)に挿入さ
れる。また第1ガイド部(21)は第1ブロック(11)のガイ
ド溝(23)に挿入され、第2ガイド部(22)は第2ブロック
(12)のガイド溝(24)に挿入される(第7〜8図参照)。
以上のようにして、蝶番(10)の組み立てられた状態が第
1図に示されている。組み立てられた蝶番(10)は角度0
〜180°の範囲で自由に折畳むことができる。第3図に
は第1・第2ブロック(11)、(12)を向き合わせ、戸板
(1)、(2)を180°に開いた状態が示されている。第1図は
第1・第2ブロック(11)、(12)を約90°の角度に折畳ん
だ状態である。第4〜5図は第1・第2ブロック(11)、
(12)を平行に折畳んだ状態である。
本考案では以上の構成に加え、各ブロック(11)、(12)に
おいて各ガイド部(21)、(22)が摺動するランド部(27)、(2
8)にデテンド機構(30)が埋設されている。なおデテント
機構(30)は両方のブロック(11)、(12)に設けてもよく、
一方のブロックに設けてもよい。以下、第1ブロック(1
1)に設けたデテント機構(30)にもとづきその構造を説明
する。
第9図に示されるように、ランド部(27)の内部は空洞(3
4)になっており、かつ表面には3個の孔(31)、(32)、(33)
が穿孔されている。前記内部空洞(34)には三連突起(35)
と付勢用のスプリング(36)が入っている。前記三連突起
(35)には、第1突起(37)、第2突起(38)、第3突起(39)
がそれぞれ形成されており、前記孔(31)、(32)、(33)から
突出している。なお三連突起(35)はポリアセタールなど
の合成樹脂で形成するのが、ガイド部(21)の滑動が滑ら
かになるまで好ましい。
つぎに本実施例の作用を説明する。
第3図に示されるように、可動間仕切りの戸板(1)、(2)
が角度180°に開いているとき、第1・第2ガイド部(2
1)、(22)は第1突起(37)の外側に位置する。第9図に詳
細に示されるように、第1突起(37)が(X)位置にある第
1ガイド部(21)の移動を阻止するので(第2ガイド部(2
2)も同様)、戸板(1)、(2)は一直線状に180°開いた状態
に保持される。
なお戸板(1)、(2)に力をかけて押すと、第1突起(37)が
押し込まれ第1ガイド部(21)(第2ガイド部(22)も同
様)が図中右側へ移動するので、蝶番(10)の折り畳みが
可能である。
また第10図に示されるように、戸板(1)、(2)を約90°
に開いたとき、第1ガイド部(21)は第2突起(38)と第3
突起(39)の間(第9図における(Y)位置)に位置する
(第2ガイド部(22)も同様)。そして各ガイド部(21)、
(22)は左右の移動が阻止されるので、戸板(1)、(2)は約9
0°に開いた状態に保持される。
したがって、第10図において戸板(1)、(2)に矢印(F)で
示すように力をかけたとき、戸板(1)、(2)のローラ(7)の
間隔は広いままに保たれるので、戸板(1)、(2)が矢印
(A)、(B)方向に傾斜することがなく、戸板(1)、(2)を円滑
に移動させうる。
さらに、戸板(1)、(2)を建具枠の片隅みに片付け平行に
折畳んだときは、第1ガイド部(21)が第3突起(39)の外
側(第9図における(Z)位置)に位置する。したがっ
て、戸板(1)、(2)はきちんと平行に折畳まれた状態に保
たれる。
なお、前記三連突起(35)はスプリング(36)で支持されて
いるので、少し強い力を戸板(1)、(2)に加えると、第1
・第2ガイド部(21)、(22)を各突起(37)、(38)、(39)を越
えて別の位置に移動させることができる。
以上のごとく本実施例においては、戸板(1)、(2)を一直
線に開いた状態、約90°に折畳んだ状態、平行に折畳ん
だ状態の3位置でデテント機構を作用させることができ
る。
なお前記実施例において、三連突起(35)を第2突起(38)
および第3突起(39)のみで構成すれば、戸板(1)、(2)を
約90°に開いた状態を保持する機能のみをもつことにな
るので、そのようにしたときは第1考案の実施例を構成
することになる。
前記実施例ではデテント機構(30)をランド部(27)、(28)
埋設したが、これを他の場所、たとえばガイド溝(23)、
(24)に前記突起(37)、(38)、(39)が突出するように設けて
もよい。
〔考案の効果〕
第1考案によれば、可動間仕切りを移動させる作業が円
滑かつ容易に行いうるようになる。
第2考案によれば、可動間仕切りを180°に開いた状
態、中間の角度に折畳んだ状態、平行に折畳んだ状態の
三つの状態を保持することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例にかかわる蝶番の斜視図、第
2図は第1図に示された蝶番の斜視図、第3図は折畳ん
でいない状態における蝶番の正面図、第4図は平行に折
畳んだ状態における蝶番の正面図、第5図は第4図に示
された蝶番の側面図、第6図は第5図における(IV)-(I
V)線断面図、第7図は第4図における(II)-(II)線断面
図、第8図は第4図における(III)−(III)線
断面図、第9図は第1図における(I)-(I)線拡大断面
図、第10図は可動間仕切りを移動させるときの状態説
明図、第11図は可動間仕切りを180°開いた状態の正
面図、第12図は従来の可動間仕切りの移動状態を示す
説明図である。 (図面の主要符号) (10):蝶番 (11):第1ブロック (12):第2ブロック (13):第1連結片 (14):第2連結片 (21):第1ガイド部 (22):第2ガイド部 (23):ガイド溝 (24):ガイド溝 (30):デテント機構 (37):第1突起 (38):第2突起 (39):第3突起

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)少なくとも2枚の戸板を折畳み自在に
    連結した可動間仕切り用蝶番であって、 (b)隣り合う戸板の端壁に埋設された一対のブロック
    と、 (c)各ブロックを角度0〜180°の範囲で折畳み自在に連
    結する一対の連結片と、 (d)各連結片に固定されたガイド部とを備え、 (e)各ブロックに前記ガイド部の摺動を案内するガイド
    溝が形成され、 (f)少なくとも一方のブロックにおいて前記ガイド部が
    摺動する部位に、可動間仕切りが角度0〜180°の間の
    角度に折畳まれたときにガイド部をその位置に保持する
    デテント機構が設けられてなる可動間仕切り用蝶番。
  2. 【請求項2】前記デテント機種が、可動間仕切りを角度
    約90°に折畳んだときガイド部を保持するものである請
    求項1記載の可動間仕切り用蝶番。
  3. 【請求項3】前記デテント機種が、可動間仕切りを平行
    に折畳んだときと、角度約90°に折畳んだときと、角度
    180°に開いたときの3位置で、ガイド部を保持するも
    のである請求項1記載の可動間仕切り用蝶番。
  4. 【請求項4】前記デテント機構が、一対のブロックのう
    ち一方にのみ設けられてなる請求項1記載の可動間仕切
    り用蝶番。
  5. 【請求項5】前記デテント機構が、一対のブロックの両
    方に設けられてなる請求項1記載の可動間仕切り用蝶
    番。
JP15165688U 1988-11-21 1988-11-21 可動間仕切り用蝶番 Expired - Lifetime JPH068236Y2 (ja)

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