JPH0682291B2 - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JPH0682291B2
JPH0682291B2 JP61221557A JP22155786A JPH0682291B2 JP H0682291 B2 JPH0682291 B2 JP H0682291B2 JP 61221557 A JP61221557 A JP 61221557A JP 22155786 A JP22155786 A JP 22155786A JP H0682291 B2 JPH0682291 B2 JP H0682291B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は工作機械用数値制御装置に関し、特に多数の工
具を用いるマシニングセンタ等において一連の加工プロ
グラムの一部をスキップさせる機能を持った数値制御装
置に関する。
(従来の技術) 従来の数値制御装置は、予め記号化され又は数値化され
た、プログラムによりその順序に従って機械の軸を移動
させるような装置であり、その使用にあたっては、その
移動状態の内容を前もって知る必要があるため、オペレ
ータはプログラムを解読し、その内容を十分理解してい
なければならなかった。一方、数値制御工作機械が、中
種中量あるいは大量生産ラインへ組み込まれるようにな
ってくると、プログラムが多種多量になり、時間的制約
も大きくなり、オペレータが、全てのプログラムを常に
理解することが難しくなる。そこで、オペレータが、こ
れらの色々のプログラムを理解、解読しなくても加工作
業ができなければならなくなっている。
例えば加工途中で加工を中断したワークを再加工する場
合、大抵の場合は未加工部のみを加工継続するが、従来
の数値制御装置においては、該当部のプログラムを呼び
出してそこからスタートさせる為に、プログラム番号あ
るいはシーケンス番号を解読しサーチし、さらに、モー
ダル情報(初期値、工具長オフセット値、測定値、補正
値等の変数値等)をチェックする必要がありこれをオペ
レータが操作しなければならなかった。
そこで、特開昭60-142434号公報では制御処理装置のメ
モリに停止開始を希望するアドレス等のデータをあらか
じめ蓄積しておき、外部から停止、開始が操操作可能に
なるようにし、一連のプログラムの適切な時点で多数回
にわたって停止、開始できるようにし、作業を監視でき
るようにしたものが開示されている。さらに、異常時の
発生時には発生したアドレスを記憶し停止、開始アドレ
スを自動的に設定することにより異常時のアドレス位置
からの停止、開始が可能にされている。このものによれ
ば、停止、開始希望位置をオペレータが一々プログラム
番号やシーケンス番号を解読しサーチする必要はない。
しかし、このものでは、一連のプログラムをスタートか
ら開始するのでは、所定の停止、開始位置まで達するま
で全てのプログラムを実行しなければならず時間がかか
るという問題があった。特に工具をセット替えする時に
は、一度加工してみてから寸法を測定し、再セットして
から加工して確認することが必要であるが、この時一ケ
のワークの一連の加工の中で一本の工具が加工する部位
はごく一部であり、この部分のみを繰返し実行するにあ
たっては、その都度プログラムの最初に戻って再スター
トし、各工程を全て実行していくので、時間もかかり、
効率も格段に悪くなるという問題があった。
そこで、時間を短縮するため、特開昭57-69312、61-180
07、60-183605号公報に記載されているように、プログ
ラムの一部をスキップさせて、所定の停止、開始位置ま
で短絡するようにすればよい。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、特開昭57-69312号公報等のものは、プログラム
の一部を選択可能にすることによって、一連のプログラ
ムに複数の作業をさせるためのもので、加工にあたって
は選択されないプログラムの一部をそのプログラム中の
前後に係わらずスキップするようにしたものである。こ
のため、プログラムの進行に従って選択されたプログラ
ムに達するまでをスキップするようにするためには、前
もってスキップが必要な全ての工程にスキップした場合
としない場合の2以上のプログラムを選択可能にプログ
ラムしなければならない。また、特開昭60-142434号公
報のものでも、プログラムの作成時に前もって、停止、
開始を希望するアドレス等を蓄積する必要があるので、
プログラムが複雑となる。また、オペレータは常に機械
の軸の移転状況を確認し、現在のプログラムのどのステ
ップにいるか確認する必要があるが、スキップ部分は軸
等の移動がないのでアドレス等により確認する必要があ
り、依然としてプログラムの解読作業を必要とする等の
問題があった。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、予め
プログラムされた一連の流れの一部を容易、かつ短時間
に実行できる手段を有する数値制御装置を提供しようと
するものである。
本発明の別の目的は、機械オペレータがプログラムの内
容を解読したり、熟知していなくても、加工を行ないあ
るいは付帯するセッティング作業等を行なえ、全体的に
は従来より工作機械の制御方法の主流であったシーケン
ス制御による機械と同じ様な間隔であつかえるように
し、かつまた、加工プログラム作成者においては上記の
プログラムを容易に作成でき、また、従来の数値制御用
言語と上位互換性を保つこともできる数値制御装置を提
供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) このため本発明は、第1図に示す符号を付して説明する
と、少なくとも、加工を行う加工サイクル部と被加工物
又は工具の割り出しの為のインデックス部と工具を交換
する工具交換部等の複数のプログラムブロックからな
り、各プログラムに基づいて機構部を駆動制御する数値
制御装置において、 工具交換部プログラムに従って選択された工具により、
所定の加工サイクル部及びインデックス部プログラムに
従って1または2以上の割出し、加工を行い、終了後工
具交換部前までの工程を一工程とする。
この各工程に付与された工程番号を選択入力する工程番
号設定器(14)、及び、前記一工程中の加工プログラム
のそれぞれに付与された加工サイクル番号を選択入力す
るサイクル番号設定器(15)を設ける。
また、工程サーチ処理を実行させる命令を与える工程サ
ーチ信号を指令入力する工程サーチ指令入力部(16)、
及び、サイクルサーチ処理を実行させる命令を与えるサ
イクルサーチ信号を指令入力するサイクルサーチ指令入
力部(17)を設ける。
数値制御装置内に書き込まれている工程の開始コード/
第2リファレンス点復帰指示コード及び前記指令入力部
(16)の入力により工程番号で示される工程の開始位置
とをサーチするサーチ手段、及び、加工サイクルの開始
/終了コード及び前記指令入力部(17)の入力により加
工サイクル番号で示される加工サイクルの開始位置をサ
ーチするサーチ手段と、運転中に前記工程の開始コード
/第2リファレンス点復帰指示コード、前記加工サイク
ルの開始/終了コードの何れかがサーチされたとき運転
を休止可能にされた休止手段と、工程開始位置又は加工
サイクルの開始位置で運転を休止する手段とを設ける。
かつ運転開始、又は、運転休止後再起動から選択入力さ
れた工程の開始位置前まで工具交換部を除きモーダル情
報の更新のみを行いそれ以外の処理をスキップ(以下単
にスキップという)させ、また選択された工程開始位置
又は運転休止後再起動から選択された加工サイクルの開
始位置前までインデックス部を除きスキップさせる手段
を設ける。
なお、モーダル情報の更新はモーダルサーチ可能コード
を各開始コード又は位置で自動的に設定できるコーダー
手段を設けることによって行う。
(作用) プログラムを加工サイクル部、インデックス部、工具交
換部の3ブロックに分け、工具交換部プログラムに従っ
て選択された工具により、所定の加工サイクル部及びイ
ンデックス部プログラムに従って1または2以上の割り
出し、加工を行い、終了後工具交換位置まで戻る工程を
一工程としたので、一連の加工は、工具交換部と工程部
とが交互に行われるようにされている。また、各工程内
では割り出しと加工が交互に行われる。
サーチ指令入力部(16),(17)によって、サーチ指令
が入力されていない場合、数値制御装置内に書き込まれ
ている工程にしたがって軸が移動するが、数値制御装置
内に書き込まれている工程の開始コード/第2リファレ
ンス点復帰指示コード及び加工サイクルの開始/終了コ
ードをサーチするサーチ手段と、自動運転中に各前記コ
ードの何れかがサーチされたとき運転を休止可能にされ
た休止手段を有しているので、運転中に、この休止手段
によって、休止命令がでた場合には、必ず、工程開始及
び終了コード、加工サイクル開始及び終了コードのいず
れかの位置で軸が停止され、その他の位置、工程では停
止することがない。よって、自動運転中に休止手段によ
って逐次命令を与えると、加工サイクル部、インデック
ス部、工具交換部のいづれかの開始又は終了位置で逐次
停止、運転が可能である。
工程サーチ指令入力部(16),サイクルサーチ指令入力
部(17)によって、サーチ指令が入力されると工程番号
設定器(14),サイクル番号設定器(15)がそれぞれ入
力可能にされる。そして、工程番号設定器(14)によ
り、所定の工程の開始/終了位置及び工程番号が、また
は、サイクル番号設定器(15)により、所定の工程の加
工サイクルの開始/終了位置及びサイクル番号がNC側に
入力される。
運転が開始され、工程の開始コード/第2リファレンス
点復帰指示コード及び工程番号で示される工程の開始位
置と、加工サイクルの開始/終了コード及び加工サイク
ル番号で示される加工サイクルの開始位置がサーチ手段
によってサーチされながら、運転される。そして、番号
設定器によって選択された工程の開始位置をサーチ手段
がサーチするまで、工具交換部が順次実行され、工具交
換部以外のインデックス部及び加工サイクル部の命令は
全てスキップされる。サーチ手段が所定の工程の開始位
置をサーチした時点で、休止手段によって、運転が休止
する。
ここで、運転を続行すると、所定の工程内の命令が実行
され、所定の加工サイクルの開始コード及び加工サイク
ル番号に従って、サーチ手段が所定の加工サイクルの開
始位置をサーチするまで、インデックス部が順次実行さ
れ、インデックス部以外の加工サイクル部の命令が全て
スキップされる。サーチ手段が所定の加工開始位置をサ
ーチした時点、休止手段によって、運転が休止する。
さらに、運転を続行すると、所定の加工サイクル部が実
施され、工程が終了し、さらに次の工程が逐次実行され
る。
また、各工程開始コード/位置又は加工サイクル開始コ
ード/位置で、モーダルサーチ可能コードがコーダー手
段により自動的に設定され、モーダル情報が継続して記
憶される。
なお、各運転休止時に工程サーチ指令やサイクルサーチ
指令を入力して、再度工程番号設定や加工サイクルの番
号設定入力すれば、変更前の工程や加工サイクルがリセ
ットされ、新たな番号設定で選択された工程や加工サイ
クルの開始位置までサーチさせ、インデックス部、工具
交換部を除き、工程又は加工サイクルをスキップして実
行することができる。
また、サーチ指令入力がされていても、前述した、サイ
クル停止命令入力(18)によって休止手段が働くので加
工サイクル部、インデックス部、工具交換部のいずれか
の開始又は終了位置で逐次停止、運転が可能である。
また、各工程開始コード/位置又は加工サイクル開始コ
ード/位置で、モーダルサーチ可能コードがコーダー手
段により自動的に設定され、モーダル情報が継続して記
憶される。
なお、休止時に作業を中止し、前の工程あるいは加工サ
イクル等に戻って、再度実行するときはこれまでと同様
最初から運転することとなる。
(実施例) 次に本発明の実施例につき図面を参照して説明すると、
第1図は本発明の実施例である数値制御装置の構成を示
す。テープリーダー(12)、テープリーダーインターフ
ェイス(6)及びシステムバス(10)を介して入力され
た数値制御プログラムはNCプログラムメモリ(4)に記
憶されており、順次CPU(1)に読み込まれ、コントロ
ールメモリ(2)及び作業RAM(3)からの信号で制御
されて軸制御部(7)、主軸制御部(8)及び機械入力
インターフェイス(9)の各部に対して所望の動作指令
を発するようにされている。
本発明では、システムバス(10)に接続された工程サイ
クル機能部(13)には、工程番号を選択入力する工程番
号設定器(14)と、加工サイクル番号を選択入力するサ
イクル番号設定器(15)と、工程サーチ信号を入力する
工程サーチ指令入力部(16)と、加工サイクルサーチ信
号を入力するサイクルサーチ指令入力部(17)と、サー
チの有無に係わらず工程開始/終了又は加工サイクル開
始/終了時のいずれかの位置で停止させるための停止信
号を入力するサイクル停止命令入力部(18)と、が接続
されている。
そして実施例装置では、指令入力部(16)(17)でサー
チ指令が入力され、各番号設定器(14)(15)で設定さ
れた指令値が数値制御装置内に入力され、第2図に示す
ようなG54P※※;で示される工程の開始コード(G54)
及び工程番号(P※※)で示される工程の開始位置と、
G30P※※;で示される第2リファレンス点復帰指定コー
ド(G30)及び工程番号(P※※)で示される工程終了
位置と、G52L※※;で示される加工サイクルの開始コー
ド(G52)及び加工サイクル番号(L※※)で示される
加工サイクルサーチ位置と、G49L※※;で示される加工
サイクル終了コード(G49)及び加工サイクル番号(L
※※)で示される加工サイクル終了位置と、をサーチす
るサーチ手段がNCプログラムを介して作動するように指
令値が書き込まれる。
そしてさらに上記数値制御装置のサーチ機能において、
運転開始から指令値によってサーチされたG54P※※;で
示される工程の開始前までスキップし、又は、指令値に
よってサーチされたG54P※※;で示される工程開始から
指令値によってサーチされたG52L※※;で示される加工
サイクルの開始前までをスキップするようにされてい
る。
工程サーチ、又は、加工サイクルサーチの完了時に、モ
ーダルGコードが自動的に設定するようにされている。
また、運転中にG54P※※;G52L※※;を指令値によって
サーチされた時は運転を休止させる休止手段が設けられ
ている。
次に、作動について例をあげて説明する。例えば運転中
に所望の工程までスキップしたい場合は、第3図ステッ
プ4で示すようにサイクル停止命令入力部(18)が作動
されサイクル停止命令が入力されると、工程サイクル機
能部(13)で認識され、上記したNCプログラムメモリ
(4)からCPU(1)への読込み実行動作は中断される
(ステップ5)。さらにその状態にある時にステップ13
又はステップ16で示されるように、工程サーチ指令入力
部(16)又はサイクルサーチ指令入力部(17)の指令が
入力されると、工程サイクル機能部(13)では対応した
各番号設定器(14)(15)のデータを取り込んで記憶す
る(ステップ15又は18)。一方停止中のCPU(1)は工
程サイクル機能部(13)にデータが入ったことにより中
段中のNCプログラムメモリの読み込み実行を再開する。
ただし、この時は工程サーチ指令入力部(16)の工程サ
ーチとサイクルサーチ指令入力部(17)によるサイクル
サーチではプログラムの処理の仕方が異なる。
まず工程サーチの時は、第2図、第4図及び第5図に示
すように、例えば工程番号01でサイクル停止命令を入力
し、工程番号設定器で工程番号02を設定し、工程サーチ
指令入力部(16)で入力すると、工程番号02が記憶され
工程サーチが実行され、NCプログラムメモリ中のG54P0
1;から次のG30P01;まではインデックス指令、加工指令
等をスキップするがG30P01;から次のG54P02;の間はスキ
ップせずにプログラムが実行される。この、G30P01;か
らG54P02;の間には工具交換の指令が書かれているた
め、ここでは工具交換のみを行うことになる。このよう
にして工程番号設定器(14)により指示された番号がG5
4P02として現われるまでスキップし、工具交換の指令の
みを実行しそのあとで停止する。(第2図参照)。さら
に、再起動ON(ステップ19)でG54P02;から以降の動作
が実行される。なお、この停止時点で工程または加工サ
イクル番号の再設定が可能である。
一方サイクルサーチの時は第2図、第6図及び第7図に
示すように、例えば工程番号01(G54P01;で停止)でサ
イクル停止命令を入力し、番号設定器で工程番号02、加
工サイクル番号01を設定し、工程サーチ指令入力部(1
6)で入力すると、再起動され、工程番号02が記憶され
工程サーチが実行される。そして、プログラム中のG54P
01;から次のG30P01;まではインデックス指令、加工指令
等はスキップし工程1をスキップしG30P01;から次のG54
P02;の間はスキップせずに工具交換指令が実行され、G5
4P02;で停止する。これは前述の通りである。再起動に
あたって、ここで、サイクルサーチ指令入力部(17)か
ら入力すると、サイクルサーチがON(ステップ16)にな
り、加工サイクル番号01が記憶され(ステップ18)再起
動され、サイクルサーチが実行され、工程2にサイクル
1に対する割出が行われ、G52L01;で停止する。さら
に、再起動ON(ステップ19)でG52L01;から以降の動作
が実行される。なお、この停止時点でも工程または加工
サイクル番号の再設定が可能である。
同様に第2図の工程3で、工程番号P01でサイクル停止
命令を入力し、番号設定器で工程番号P03,加工サイクル
番号L04を設定し、工程サーチ指令入力によって再起動
させると、プログラム中のG54P01;から次のG30P01;まで
は割出指令、加工指令等の動作は実行せずにスキップし
G30P01;から次のG54P02;の間の工具交換指令が実行さ
れ、G54P02;から次のG30P02;までは割出指令、加工指令
等の動作は実行せずにステップしG30P02;から次のG54P0
3;の間の工具交換指令が実行され、G54P03;で停止す
る。ここで、サイクルサーチ指令入力部(17)により、
サイクルサーチ入力がON(ステップ16)になると再起動
され、サイクル1に対する割出が開始されるが、サイク
ル1はスキップされる。同様にサイクル2、3がスキッ
プされ、サイクル4に対する割出しを行ったところで停
止する。ここで、再起動ON(ステップ19)でサイクル4
以降の通常運転が実行される。
つまり、G54L01;からG49L01;(サイクル1の開始/終了
位置)、G54L02;からG49L02;(サイクル2の開始/終了
位置)、G54L03;からG49L03;(サイクル3の開始/終了
位置)の間は加工プログラムが書かれており、その他の
部分はインデックス(加工位置割出しを含むプログラ
ム)動作が書かれているため、G54L01;(サイクル1の
開始位置)からG54L04;(サイクル4の開始位置)まで
の間工具のインデックスのみを順次行い、加工は行われ
ない。なお、停止時点で再度番号設定しスキップ動作可
能であることはいうまでもない。
第3図乃至第7図のフローチャートで、より詳細に説明
すると、図3において、 ステップ1. プログラムスタートにより1ブロック分読み込む。読み
込まれたプログラムはNEXTバッファに記憶される。
ステップ2,3. 読み込んだプログラムのGコードをチェックしG54P※
※;G30P※※;G52L※※;G49L※※;のコードであった場
合には、第4図乃至第7図に示すフローチャートに従っ
てサーチ中であるかどうかによって処理される。
第4図は、G54P※※;コード(工程開始)の場合の処理
である。工程サーチ中でない場合(ステップ20,NO)は
モーダル情報のみを記憶(ステップ25)してステップ4
に進み、工程サーチ中(ステップ20,YES)であれば、プ
ログラムのコード番号と工程番号とが一致するかどうか
判断(ステップ21)する。一致しない場合は、この工程
をスキップさせるべく、非実行フラグをセット(ステッ
プ24)し、モーダル情報を記憶(ステップ25)してステ
ップ4に進む。プログラムコード番号と工程番号が一致
した場合(ステップ21,YES)には、選択された工程番号
開始位置であるから、運転を停止させるシングルブロッ
ク停止フラグをセット(ステップ22)し、選択開始番号
のサーチが終了した情報として工程サーチフラグがリセ
ット(ステップ23)され、モーダル情報を記憶(ステッ
プ25)してステップ4に進む。
第5図は、G30P※※;コード(工程終了)の場合の処理
である。工程サーチ中でない場合(ステップ26,NO)は
そのままステップ4に進み、工程サーチ中(ステップ2
6,YES)であれば、工程の終了位置であるので、この工
程が選択、非選択工程にかかわらず、次の工具交換部の
命令を実行すべく非実行フラグをリセット(ステップ2
7)してステップ4に進む。つまり、非実行フラグがリ
セットされるので、次に工程サーチ指令によりサーチ命
令がされ工程開始位置で非実行フラグがセットされるま
でプログラムが実行される。
第6図は、G52L※※;コード(加工サイクル開始)の場
合の処理である。第4図とは工程と加工サイクルだけの
違いで他は同一である。
サイクルサーチ中でない場合(ステップ28,NO)はモー
ダル情報のみを記憶(ステップ33)してステップ4に進
み、サイクルサーチ中(ステップ28,YES)であれば、プ
ログラムのコード番号と加工サイクル番号とが一致する
かどうか判断(ステップ29)する。一致しない場合は、
この加工サイクルをスキップさせるべく、非実行フラグ
をセット(ステップ32)し、モーダル情報を記憶(ステ
ップ33)してステップ4に進む。プログラムコード番号
と加工サイクル番号が一致した場合(ステップ29,YES)
には、選択された加工サイクル番号開始位置であるか
ら、運転を停止させるシングルブロック停止フラグをセ
ット(ステップ30)し、選択開始番号のサーチが終了し
た情報としてサイクルサーチフラグがリセット(ステッ
プ31)され、モーダル情報を記憶(ステップ25)してス
テップ4に進む。
第7図は、G49L※※;コード(加工サイクル終了)の場
合の処理である。サイクルサーチ中でない場合(ステッ
プ34,NO)はそのままステップ4に進み、サイクルサー
チ中(ステップ34,YES)であれば、加工サイクルの終了
位置であるので、この加工サイクルが選択、非選択加工
サイクルにかかわらず、次のインデックス部の命令を実
行すべく非実行フラグをリセット(ステップ35)してス
テップ4に進む。つまり、非実行フラグがリセットされ
るので、次にサイクルサーチ指令によりサーチ命令がさ
れ加工サイクル開始位置で非実行フラグがセットされる
までプログラムが実行される。
ステップ4,5,6 第1図のサイクル停止命令入力部(18)によってサイク
ル停止入力がされると、運転を停止させるシングルブロ
ック停止フラグがセット(ステップ5)される。G54P※
※;G30P※※;G52L※※;G49L※※;のコード以外の場合
は、ステップ3,4,5の処理はされない。よって、ステッ
プ3,4,5では選択サーチ中に工程又は加工サイクル開始
位置となった時に、自動的に停止し、工程開始/終了、
加工サイクル開始/終了コードではサイクル停止命令入
力部(18)で任意に停止可能であり、その他の位置では
停止しないようにされている。ステップ6ではステップ
1で読み込まれたプログラム(NEXTバッファに記憶され
ている)を実行用のCURREENTバッファへ転送し、実行可
能にセットされる。
ステップ7,8 ステップ3(第4図乃至第7図)でセット又はリセット
された非実行フラグによりCUREENT非実行フラグが一致
するか判断される。選択サーチ中に工程又は加工サイク
ル開始位置に至るまでは非実行フラグがセットされてい
るので、CUREENT非実行フラグがONされステップ8のCUR
RENTバッファの処理の実行がされないので、その間のプ
ログラムはスキップされる。選択サーチ中に工程又は加
工サイクル終了位置に達すると非実行フラグがリセット
されているので、CUREENT非実行フラグがOFFされステッ
プ8のCURRENTバッファの処理の実行がされ、その後は
第4図及び第6図で非実行フラグがセットされるまでプ
ログラムが実行される。よって、工具交換部、インデッ
クス部は選択サーチ中であっても実行される。また、選
択サーチ中でなければ、スキップすることなくプログラ
ムが実行される。
ステップ9,10,11,12 ステップ9の状態に関係なくステップ10乃至12が実施さ
れ、全てのプログラムブロックのGコードのモーダル情
報(ステップ10)、M,S,Tコードのモーダル情報(ステ
ップ11)、内部情報(シテップ12)を次ブロックの実行
のデータとしてNEXTバッファに転送し、モーダル情報等
が全て次ブロックに引き継がれるようにされている。
シングルブロック停止フラグの有無はステップ9のCURE
ENTシングル停止で判断され、シングルブロック停止フ
ラグがセットされていない場合はこの状態で終了し、次
の処理に引き継がれる。
ステップ13,16,19 一方、ステップ3(第4図,第6図)、又はステップ5
でシングルブロック停止フラグがセットされている場合
は、前述したようにモーダル情報等をNEXTバッファに転
送した後、工程サーチ入力の有無(ステップ13)、工程
サーチ入力がない場合はサイクルサーチ入力の有無(ス
テップ16)、サイクルサーチ入力がない場合は起動入力
の有無(ステップ16)のチェックが行われ、いずれかの
入力があるまで、ステップは進まない。つまり、運転中
にサイクル停止命令入力部から入力があった場合、工程
又はサイクル選択サーチ中に、工程又は加工サイクル開
始位置をサーチした場合に運転が停止されることとな
る。
起動入力されると(ステップ19,ON)このフローチャー
トの処理は終了し次の処理に引き継がれる。
ステップ13,14,15 第1図において、工程サーチ指令入力部(16)より入力
すると、工程サーチ中であるかどうかにかかわらず、新
たに工程サーチ中のフラグがON(ステップ14)され、工
程番号設定器(14)の値が読み込まれ、次の処理に引き
継がれる。従って、複数の工程をスキップしながら逐次
選択する工程のみを実行することもできる。
ステップ16,17,18 第1図において、サイクルサーチ指令入力部(17)より
入力すると、サイクルサーチ中であるかどうかにかかわ
らず、新たにサイクルサーチ中のフラグがON(ステップ
17)され、加工サイクル番号設定器(15)の値が読み込
まれ、次の処理に引き継がれる。従って、複数の加工サ
イクルをスキップしながら逐次選択する加工サイクルの
みを実行することもできる。
なお、本発明のスキップ方法は、プログラムをスキップ
するのではなく、プログラムを全てサーチすることによ
り、モーダル情報等を保持しつつ、見掛け上スキップさ
れる工程、加工サイクルにおいては、プログラム命令の
実際の機械側での処理を実行をしないようにしたもので
ある。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明では、数値制御装置内のモー
ダル情報等を保持しながら選択された任意の工程や加工
サイクル開始位置まで、工程や加工サイクルの実行を見
掛け上スキップするようにしたので、無駄時間が少な
く、一連のプログラムの一部を実行するにあたって、容
易かつ短時間にできるものとなった。
また、工程が見掛け上スキップされるが、必ず工具交換
部の作動が実施され、また、工程内では加工サイクルを
実行しなくても必ずインデックス部が実行されるので、
工程の管理においてはプログラムを見なくても工具、イ
ンデックスの状態を見れば判別できる。よって、従来NC
工作機械の取扱いには不可欠であったNCのプログラムの
理解が少なくともオペレータには不要となり、単に使用
される工具と加工位置さえ知っておれば加工途中での工
具交換や、事故復旧、部分手直し等が行なえることにな
った。
さらに、工具交換部とインデックス部及び加工サイクル
部からなる工程部とにプログラムのブロックを分け、停
止時は工程及び加工サイクル開始/停止コード又は位置
で停止可能にしたので、従来のシーケンス制御の工作機
械でよく使われているところの各個(機械のシリンダ等
の単位動作)操作と同じ様に、NC工作機械を動かせるも
のとなった。
かつまた、加工プログラム作成者においては、上記のよ
うなブロックにわけたので、本発明のプログラム作成に
あたっては、従来のプログラムに対して工程、加工サイ
クル部の開始/終了のGコードと工程/加工サイクルの
番号の追加だけでよいので、上記のプログラムを容易に
作成でき、また、従来の数値制御用言語と上位互換性を
保つこともできるものとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例数値制御装置の構成を示す概略
ブロック図、第2図は第1図に示す数値制御装置で行わ
れる作業を示す動作線図、、第3図は第2図で説明した
作業全体を行うフローチャートを示し、第4図は第3図
のG54P※※;で示される工程コード及び工程番号の処理
を行うフローチャートを示し、第5図は第3図G30P※
※;で示す第2リファレンス点復帰及び工程番号の処理
を行うフローチャートを示し、第6図は第3図のG52L※
※で示される加工サイクル開始位置コード及び加工サイ
クル番号の処理を行うフローチャートを示し、第7図は
G49L※※;で示される加工サイクル終了位置コード及び
加工サイクル番号の処理を行うフローチャートを示す。 13…工程サイクル機能部 14…工程番号設定器 15…サイクル番号設定器 16…工程サーチ指令入力部 17…サイクルサーチ指令入力部 18…サイクル停止命令入力部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、加工を行う加工サイクル部と
    被加工物又は工具の割り出しの為のインデックス部と工
    具を交換する工具交換部等の複数のプログラムブロック
    からなり、各プログラムに基づいて機構部を駆動制御す
    る数値制御装置において、工具交換部プログラムに従っ
    て選択された工具により、所定のインデックス部及び加
    工サイクル部プログラムに従って1または2以上の割り
    出し、加工を行い、終了後工具交換部前までの工程を一
    工程とし、該各工程に付与された工程番号及び前記一工
    程中の加工サイクル部のプログラムのそれぞれに付与さ
    れた加工サイクル番号を選択入力する番号設定器と、工
    程サーチ処理を実行させる工程サーチ信号及びサイクル
    サーチ処理を実行させるサイクルサーチ信号を指令入力
    する指令入力部と、を有し、数値制御装置内に書き込ま
    れている各工程の開始コード/第2リファレンス点復帰
    指示コード及び工程番号で示される工程の開始位置と、
    各加工サイクルの開始/終了コード及び加工サイクル番
    号で示される加工サイクルの開始位置と、をサーチする
    サーチ手段と、運転中に前記工程の開始コード/第2リ
    ファレンス点復帰指示コード、前記加工サイクルの開始
    /終了コードの何れかがサーチされたとき運転を休止可
    能にされた休止手段と、前記工程開始位置又は前記加工
    サイクルの開始位置で運転を休止する手段と、を含み、
    かつ運転開始、又は、運転休止後再起動から選択入力さ
    れた工程の開始位置前まで工具交換部を除きモーダル情
    報の更新のみを行いそれ以外の処理をスキップさせ、ま
    たは選択された工程開始位置、又は、運転休止後再起動
    から選択された加工サイクルの開始位置前までインデッ
    クス部を除きモーダル情報の更新のみを行いそれ以外の
    処理をスキップさせる手段を有することを特徴とする数
    値制御装置。
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