JPH0681916A - 無段変速装置 - Google Patents

無段変速装置

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JPH0681916A
JPH0681916A JP5161316A JP16131693A JPH0681916A JP H0681916 A JPH0681916 A JP H0681916A JP 5161316 A JP5161316 A JP 5161316A JP 16131693 A JP16131693 A JP 16131693A JP H0681916 A JPH0681916 A JP H0681916A
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pressure
line
primary
line pressure
fluid
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Application number
JP5161316A
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English (en)
Inventor
Glen E Swanson
グレン・イー・スワンソン
Alan L Miller
アラン・エル・ミラー
William J Haley
ウィリアム・ジェイ・ハーレー
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BorgWarner Inc
Original Assignee
Borg Warner Automotive Inc
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/32Friction members
    • F16H55/52Pulleys or friction discs of adjustable construction
    • F16H55/56Pulleys or friction discs of adjustable construction of which the bearing parts are relatively axially adjustable
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/662Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
    • F16H61/66272Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members characterised by means for controlling the torque transmitting capability of the gearing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/04Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms a single final output mechanism being moved by a single final actuating mechanism
    • F16H63/06Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms a single final output mechanism being moved by a single final actuating mechanism the final output mechanism having an indefinite number of positions
    • F16H63/065Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms a single final output mechanism being moved by a single final actuating mechanism the final output mechanism having an indefinite number of positions hydraulic actuating means

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  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 二次サーボの圧力を低くして無段変速装置の
効率を向上する。 【構成】 高いトルク状態の下で十分な把持力を有効に
与えるために改良された二次サーボ装置を有する無段変
速機(10)を制御する装置及び戦略である。第2の可
変プーリの可動ベルト車の相対移動を許容する弁手段
(701)は二次作用圧力を液圧源の圧力と同じ又はそ
れより低い圧力でしかも一次ライン圧力と異なる圧力に
調整するように動作可能な弁装置を備える。制御信号は
ベルトの滑りを阻止しかつ車両を有効に発進させるため
に、オーバードライブ状態で必要な一次把持力対二次把
持力の比を保つために、及び車両の多くの運転状態にお
いて二次サーボを加圧し過ぎを防止するために発生され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連続可変変速機すなわち
無段変速機に関し、更に詳細には、二重動作する二次ベ
ルト車サーボを備える無段変速機用の制御装置及び戦略
に関する。装置及び戦略は低い変速比において十分な把
持力を与え、二次サーボを過剰に加圧することを防止
し、従来の通常の無段変速機の二次サーボの圧力以下の
圧力を使用し、それによって所望の一次駆動比から二次
駆動比を達成するのを容易にする。
【0002】
【従来の技術】無段変速機(CVT)は、一対の軸に取
り付けられた一対の調整可能なすなわち可変のプーリ
と、それらプーリを相互に連結している無端ベルトとを
使用し、例えばエンジンのような入力源からドライブラ
インのような出力部にトルクを伝達する。各プーリは軸
方向に固定された少なくとも一つのベルト車とそのベル
ト車に関して軸方向に可動な他のベルト車とを有する。
金属又は弾性材料の可撓性ベルトがプーリを相互に連結
する。
【0003】プーリのベルト車の内側表面は傾斜がつけ
られ、軸方向に可動のベルト車が固定のベルト車に関し
て相対的に移動するとベルト車間の距離が変わり、した
がってプーリの有効直径が変わる。第1のプーリすなわ
ち一次プーリは一次軸すなわち入力軸に取り付けられ、
トルクコンバータ又は始動クラッチを介してエンジンに
よって駆動される。第2のプーリすなわち二次プーリは
二次軸すなわち出力軸に取り付けられ、二次軸の出力部
は車両のドライブトレインを駆動する。ドライブトレイ
ンは一般にクラッチを介して二次軸に接続される。「可
変プーリ変速機」という名称の米国特許第4,433,
594号はCVTに関するそれ以上の情報を与え、本発
明の背景に関して参考として組み入れられている。
【0004】一次及び二次可変プーリ装置はプーリのベ
ルト車を移動されるためのサーボ装置を備えている。各
プーリの移動可能なベルト車は、液体を受けてベルト車
を移動しそれによって有効プーリ直径を変えるための環
状のチャンバを備えている。チャンバ内の流体を増加す
るとプーリの有効直径を増加する。流体がチャンバから
排出されるとプーリの直径は減少する。一次プーリの有
効直径が一つの方向に変化すると二次プーリの有効直径
は他の方向に変化する。
【0005】一次プーリのサーボでベルト車を動かすと
CVTの変速比を調節する。二次プーリのサーボでベル
ト車を動かすと一次プーリ及び二次プーリを接続してい
るベルトの把持力を調節する。ベルトの滑りに起因する
損傷を防止するために十分な把持力が必要である。
【0006】必要な把持力を与えることができる通常の
CVTのある設計は十分な出力トルクを与えることがで
きず或いは十分な範囲の車両変速比(燃料効率の良いオ
ーバードライブ比を与えるために広い範囲が望ましい)
を与えることができなので、大きなトルクを加えるとき
十分な二次ベルト車把持力が特に問題になる。例えば、
車両の発進においては大きな車輪トルクが必要であり、
非常にゆっくりした車両速度においては低い変速比及び
大きなトルクが必要である。この必要性を達成すること
は、低いエンジン速度でエンジンによって供給されるト
ルクが小さいため、面倒になっている。発進トルクを最
大にするため、トルクコンバータがエンジンの出力部と
CVTの入力部との間に配置され、発進における始動ト
ルクを増大している。このトルクコンバータは高い車両
速度においてはロックアップされ、したがってCVTの
高速変速比では何の効果もない。不幸にも、トルクコン
バータによって与えられるトルクの増加により、ベルト
の滑りを防止するために必要な二次把持力が増大する。
【0007】したがって、CVTの出力トルク及び一次
ベルト車の有効半径は、ベルトの滑りを防止するために
二次ベルト車における必要な把持力を決定するファクタ
である。車両の発進において、必要な大きな出力トルク
及び一次ベルト車の小さな有効半径により、二次サーボ
把持力が最も大きいことが必要となる。
【0008】必要な把持力を決定する他のファクタは車
両の発進後により重要になる。これはサーボ内の回転す
るオイルの遠心力であり、この遠心力はベルト車の角速
度の二乗及びベルト車半径の4倍で増加し、かつ二次プ
ーリの高い角速度における過剰のベルト把持力を引き起
こす。単一の二次プーリにおいて、釣り合いカン(ba
lance can)が一般的にサーボに隣接して置か
れ、この遠心力に逆に作用する。釣り合いカンは一般的
に大気に開放しかつ作用サーボのオリフィスを介してか
外部の供給源からかのいずれかでオイルが供給され、し
たがって釣り合いカン内のオイルの遠心力によってのみ
ベルト把持力を減少する。
【0009】遠心力の影響は、遠心力が要求された変速
比を保つために必要な一次ベルト把持力対二次ベルト把
持力を得ることが困難にし或いは不可能にするので、変
速機の効率を悪くし、いずれにせよ、一次及び二次サー
ボを過剰に加圧する可能性がある。したがって、例え
ば、車両がオーバードライブ比を許す速度にあるとき、
したがって二次プーリの把持力が高いレベルにありかつ
一次プーリはオーバードライブにおいて所望の変速比を
保持するのに必要な把持力比を得るために大きくなけれ
ばならない。更に、遠心力の影響は、遠心力がダウンシ
フトするのに必要な二次プーリの有効直径を変えること
に対抗するために、ダウンシフトが必要なときに高い車
両速度で問題がある。
【0010】しがたって、大きなトルクを加える場合に
発進並びにアップシフト、オーバードライブ及びダウン
シフト中の両者における二次サーボの動作は、必然的に
高い圧力を必要とし、その高い圧力は装置の圧力供給源
を与える液圧ポンプの効率を悪くしまた騒音及び機械的
な問題を発生させると共に装置に機械的な難題を引き起
こす。
【0011】今まで、トルクコンバータがエンジンの出
力部とCVTの入力部との間に置かれる場合のように、
大きなトルクを加える場合において二次ベルト車に十分
な把持力を与える努力がされてきた。1991年6月2
6日に出願された米国特許出願継続番号(U.S.S.
N)07/721,285に記載された一つの努力は、
流体圧の付与を増加するために複数の流体チャンバを有
する二重作用二次サーボと、二つのサーボ区域の間の釣
り合い空洞とを利用し、CVTを動作するために必要な
把持力を許容している。しかしながら、従来技術の制御
装置はCVTの最適な制御には適していない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の二次
サーボによるベルトの把持をCVTの効率の良い運転を
可能にするレベルに制御できる制御装置及び制御戦略を
提供することである。二次サーボの制御戦略は従来技術
で知られているが、本発明は上記問題を解決するために
前述の二重作動二次サーボを使用する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願の一つの発明はトル
ク入力手段からトルク出力手段にトルクを伝達する無段
変速装置において、回転可能な入力軸及び回転可能な出
力軸と、前記入力軸を前記出力軸と駆動的に連結する駆
動手段であって、前記入力軸と共に回転可能な第1の可
変プーリ、前記出力軸と共に回転可能な第2の可変プー
リ、前記第1の可変プーリと前記第2の可変プーリとを
連結するベルト手段を有し、前記第1の可変プーリ及び
前記第2の可変プーリの各々が固定ベルト車及び可動ベ
ルト車を有する駆動手段と、前記第1の可変プーリの前
記固定ベルト車及び可動ベルト車を共に連続的に偏倚す
る第1の偏倚手段及び前記第2の可変プーリの前記固定
ベルト車及び可動ベルト車を共に連続的に偏倚する第2
の偏倚手段であって、前記第1の偏倚手段が一次ライン
を介して液圧流体源に接続する少なくとも一つの流体チ
ャンバを有し、前記第2の偏倚手段が二次ラインを介し
て液圧流体源に接続する複数の流体チャンバを有し、前
記流体チャンバへの流体の供給及びそこからの流体の排
出が前記可動ベルト車を相対的に移動する第1及び第2
の偏倚手段と、前記液圧流体源に連通している前記第2
のプーリの前記複数の流体チャンバへの流体の流れを調
整するための弁手段であって、圧力を前記流体源の圧力
より低くかつ一次ラインの圧力と違う前記二次ラインの
圧力を制御する弁手段と、を備えて構成されている。本
願の他の一つの発明は、一次連結手段及び前記一次連結
手段と連通している一次ラインと、二次連結手段及び前
記二次連結手段と連通している二次ラインであって、前
記二次連結手段が中間ラインと連通している釣り合い手
段を備える二次連結手段及び二次ラインと、一次ライ
ン、二次ライン及び中間ラインと流体的に連通する一般
ラインと、入力トルク、駆動比、エンジン速度及び採用
されているダウンシフト戦略に応答して前記二次連結手
段の把持力を制御する手段とを有する無段変速機におい
て、前記二次連結手段の把持力を制御する前記手段が、
入力トルク、駆動比、エンジン速度、採用されているダ
ウンシフト戦略及び変速機の二次釣り合い手段の圧力に
対して必要な二次ライン圧力を確保する手段と、入力ト
ルク、駆動比、エンジン速度及び変速機で採用されてい
るダウンシフト戦略に対する必要な一次ライン圧力を確
保する手段と、一般ライン圧力を、前記必要な二次圧力
より大きいか又はそれに等しい前記必要な一次ライン圧
力に応答する必要な一次ライン圧力に、実質的に設定す
る手段と、二次ライン圧力を、前記必要な二次ライン圧
力より大きいか又はそれと等しい前記必要な一次ライン
圧力に応答する必要な二次ライン圧力に、実質的に設定
する手段と、を備えて構成されている。本願の別の発明
は、一次連結手段及び前記一次連結手段と連通している
一次ラインと、二次連結手段及び前記二次連結手段と連
通している二次ラインであって、前記二次連結手段が中
間ラインと連通している釣り合い手段を備える二次連結
手段及び二次ラインと、一次ライン、二次ライン及び中
間ラインと流体的に連通する一般ラインと、入力トル
ク、駆動比、エンジン速度及び採用されているダウンシ
フト戦略に応答して前記二次連結手段の把持力を制御す
る手段とを有する無段変速機において、前記二次連結手
段の把持力を制御する前記手段が、入力トルク、駆動
比、エンジン速度及び無段変速機で採用されているダウ
ンシフト戦略に対して第1の必要な二次ライン圧力を確
保するための手段と、第1の必要な二次ライン圧力を切
り換え圧力設定点と比較するための手段と、二次釣り合
い手段を実質的に排出ために切り換え圧力設定点より大
きな第1の必要な二次圧力に応答する手段と、一般ライ
ン圧力を第1の二次圧力に実質的に設定するために切り
換え圧力設定点より大きな第1の必要な二次圧力に応答
する手段と、二次ライン圧力を一般ライン圧力に実質的
に設定するために切り換え圧力設定点より大きな第1の
必要な二次圧力に応答する手段と、二次釣り合い手段の
圧力を中間ライン圧力に実質的に設定するために切り換
え圧力設定点より小さいか又はそれと等しい第1の必要
な二次圧力に応答する手段と、入力トルク、駆動比、エ
ンジン速度、採用されているダウンシフト戦略及び無段
変速機の二次釣り合い手段の圧力に対する第2の必要な
二次ライン圧力を確保するための手段と、入力トルク、
駆動比、エンジン速度及び無段変速機で採用されている
ダウンシフト戦略に対する必要な一次ライン圧力を確保
するための手段と、第2の必要な二次ライン圧力を必要
な一次ライン圧力と比較するための手段と、一般ライン
圧力を必要な一次ライン圧力に実質的に設定するために
前記第2の必要な二次圧力より大きい必要な一次ライン
圧力に応答する手段と、二次ライン圧力を第2の必要な
二次ライン圧力に実質的に設定するために前記第2の必
要な二次圧力より大きい必要な一次ライン圧力に応答す
る手段と、を備えて構成されている。
【0014】
【作用】本発明は、高いトルク状態の下で十分な把持力
を有効に与えるために二次サーボ装置を備えた無段変速
機を制御するための装置及び複数の制御戦略を記載す
る。それ故、本発明は、CVT要素の損傷を排除するた
め発進において十分な把持力を与え、しかもCVTの動
作中に二次サーボ内の過剰な圧力を排除し、かつ通常の
ライン圧力でCVT制御を可能にし、それによって高い
液圧に固有の機械的装置の破損を排除する。
【0015】本発明の一つの実施例によれば、トルク入
力手段からトルク出力手段にトルクを伝達するために無
段変速機が設けられている。変速機は回転可能な入力軸
及び出力軸と、入力軸を出力軸と駆動連結する駆動手段
とを備えている。駆動手段は入力軸と共に回転可能な第
1の可変プーリ手段と、出力軸と共に回転可能な第2の
可変プーリ手段と、第1及び第2の可変プーリ手段を連
結している無端チエーン又はベルトとを備えている。第
1及び第2の可変プーリの各々は固定ベルト車及び可動
ベルト車と、各可変プーリの固定ベルト車及び可動ベル
ト車を共に連続的に偏倚するための偏倚手段とを備えて
いる。第1の可変プーリの偏倚手段は一次ラインを介し
て液圧流体源に接続する少なくとも一つの流体チャンバ
を備えている。第2の可変プーリ用の偏倚手段は二次ラ
インと連通している弁手段を介して液圧流体源に接続す
る複数の流体チャンバを備えている。二次ラインの弁手
段は、一つの好ましい実施例において、バイパス弁及び
調整弁に作動的に接続された制御ソレノイドを備え、バ
イパス弁は二次ラインによって供給されかつソレノイド
からの制御信号に応答し、フィートバック圧力信号が調
整弁に通じるのを許容する。この好ましい実施例におけ
る調整弁は液圧源から供給されかつバイパス弁を介して
供給される二次ラインのフィードバック信号に関連して
ソレノイドからの制御信号に応答し、液圧源の圧力又は
それより低い圧力になっている、しかも一次ラインの圧
力と別の圧力の二次ラインの圧力を調整する。流体チャ
ンバへの流体の追加及びそこからの流体の排出により、
可変ベルト車の第1の位置から第2の位置への相対移動
は効果的に許容される。
【0016】本発明は二次プーリの把持力を制御するた
めの複数の制御戦略すなわち方法を提供する。本発明の
一つの実施例によれば、制御装置は、一次及び二次連結
手段を有する無段変速機を使用し、二次連結手段が二次
連結手段と流体的に連通された二次ラインを有しかつ二
次連結手段が釣り合い手段と流体的に連通している中間
ラインを有する釣り合い手段を備え、一次連結手段がそ
れと流体的に連通した一次ラインを有し、液圧流体源か
らの一般圧力ラインは一次ライン、二次ライン及び中間
ラインと流体的に連通している。二次把持手段の把持力
を制御するためのCVT用の制御装置は、入力トルク、
駆動比、エンジン速度、採用されるダウンシフト戦略及
び二次釣り合い手段の圧力に対する必要な二次ライン圧
力を確保するための手段と、無段変速機における入力ト
ルク、駆動比、エンジン速度及び採用されるダウンシフ
ト戦略に対する必要な一次ライン圧力を確保するための
手段と、一般ライン圧力を前記必要な二次圧力より大き
いか又はそれと等しい前記必要な一次ライン圧力に応答
する前記一次ライン圧力に実質的に設定する手段と、二
次ライン圧力を必要な二次ライン圧力であって自身より
大きいか又はそれと等しい前記一次ライン圧力に応答す
る二次ライン圧力に実質的に設定する手段と、を備えて
いる。
【0017】本発明の他の実施例によれば、前の欄で前
述したCVTの二次把持力を制御するための制御装置
は、入力トルク、駆動比、エンジン速度、採用されるダ
ウンシフト戦略及び二次釣り合い手段に対する必要な二
次ライン圧力を確保するための手段と、入力トルク、駆
動比、エンジン速度及び採用されるダウンシフト戦略に
対する必要な一次ライン圧力を確保するための手段と、
一般ライン圧力を必要な二次ライン圧力に実質的に設定
するために必要な一次ライン圧力より大きい必要な二次
ライン圧力に応答する手段及び二次ライン圧力を一般ラ
イン圧力に実質的に設定するための手段とを備えてい
る。
【0018】これらの実施例は、入力トルク、駆動比、
エンジン速度及び採用されるダウンシフト戦略に対する
必要な二次ライン圧力を確保するための手段と、この必
要な二次ライン圧力を二次スイッチングすなわち切り換
え(switching)圧力設定点と比較して制御装
置が液圧装置に対する最大圧力を超える圧力を必要とし
ないようにする手段と、釣り合い手段の圧力を排出する
ために二次切り換え圧力設定点より大きな必要な二次ラ
イン圧力に応答する手段と、一般ライン圧力を二次ライ
ン圧力に設定するために二次切り換え圧力設定点より大
きな必要な二次ライン圧力に応答する手段と、二次ライ
ン圧力を一般ライン圧力に設定するために二次切り換え
圧力設定点より大きな必要な二次ライン圧力に応答する
手段とを備えている。
【0019】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例について
説明する。図面において、図1は従来技術でしられた連
続可変変速機すなわち無段変速機(CVT)のコンパク
トな配置を示している。CVTの構造の詳細は米国特許
第5,006,092号に示され、その米国特許は参考
としてここに組み入れられている。この通常のCVTの
詳細は本発明を理解するのに必要な範囲内で記載されて
いる。
【0020】CVTは図1で全体を10で示され、その
CVTは全体を14で示されるベルト及びベルト車装置
の上流側に配置された滑り可能な始動クラッチを備えて
いる。滑り可能な始動クラッチはトルクコンバータの代
わりに使用され得る。非ダイナミック前進及び後進クラ
ッチ16、18はベルト及びベルト車装置の下流側に配
置されている。クラッチ12、16、18のこの装置は
記載のようにCVTに含まれてもよいが、本発明の一部
を構成しない。
【0021】無段変速機はエンジンから変速機へトルク
を入力するための入力軸20及び一次軸21と、変速機
から車両の駆動輪にトルクを出力するための一対の出力
軸22、23を備えている。第1の可動ベルト車及び第
1の固定ベルト車を有する第1の可変プーリ24は軸2
1に配置されている。第2の可動ベルト車30及び第2
の固定ベルト車31を有する第2の可変プーリ28は二
次軸32に配置されている。第1のサーボチャンバ3
4、35は第1の可動ベルト車26を移動させるための
流体を受け、第2のサーボチャンバ36は第2の可動ベ
ルト車30を移動させるための流体を受ける。
【0022】第1及び第2のプーリ24、28は無端ベ
ルト38によって連結されている。可撓性ベルトは従来
技術で知られているように金属構造でもエラストマすな
わち弾性体構造でもよい。CVTに使用するのに適した
変速機のベルトは米国特許第4,313,730号及び
第4,507,106号に示され、それらの特許は参考
としてここに組み入れられている。
【0023】始動クラッチ12は入力軸20と一次軸2
1との間に配置されている。始動クラッチは軸20から
軸21にトルクを伝達する作用をする。図において、始
動クラッチは液体で動作される滑り可能なクラッチとし
て示されているが、トルクコンバータ又は他の流体継ぎ
手手段或いはエンジンと入力軸との間の電気粒子クラッ
チ(electric particle clutc
h)でもよい。
【0024】無段変速機10の比率すなわち駆動比は一
次サーボチャンバ34、35及び二次サーボチャンバ3
6に供給される流体の圧力によって制御される。一次サ
ーボチャンバ34、35内の圧力は第1の可動ベルト車
26を動かして軸21と二次軸32との間の駆動比を調
整する。二次サーボチャンバ36に供給される圧力は第
2の可動ベルト車を動かしてベルトの把持力を調節し、
滑りを阻止する。以下に記載されるように、本発明は主
に二次サーボチャンバの実施例の制御を意図している。
【0025】ベルト及びベルト車装置14の下流側にお
いて、第1の中間軸に前進クラッチ16が配置されかつ
副軸44に後進クラッチ18が配置されている。前進ク
ラッチ及び後進クラッチの係合により、変速機出力軸2
2、23は一連の歯車を介して前進又は後進に回転され
る。駆動歯車40及び被駆動歯車42を有する前進歯車
装置46は前進クラッチ16の可動クラッチプレート3
9と共に回転するように連結されている。副軸44は、
駆動歯車48及び被駆動歯車50を有する出力歯車装置
47を介して出力軸22、23に連結されている。駆動
歯車54、遊び歯車56及び被駆動歯車58を有する後
進歯車装置52は副軸44を後進クラッチ18の可動ク
ラッチプレート60に連結している。
【0026】図1は通常の一次及び二次ベルト車サーボ
の詳細を示している。一次ベルト車装置、特に可動のベ
ルト車フランジ24は全体を66で示された二重作動一
次サーボを備え、その一次サーボはピストン表面68
と、円筒状部材によって接続された反作用プレート69
とを有している。実質的に流体密封された環状のシリン
ダすなわちチャンバ34、35が外側スリーブ72及び
内側プレート74、76、反作用プレート69及びピス
トン表面68によって限定されている。
【0027】液圧流体は一次ラインによってシリンダ3
4、35に供給され、その液圧流体の圧力は流体供給装
置によって調整され、その流体供給装置は一次ラインを
介してかつポート80を通して一般圧力ライン及び液体
ポンプを有する液体流体供給装置(図1に示されていな
い)に連通している。ポート80はシリンダ34、35
と環状のリセス82とを連通し、そのリセスは軸22を
囲む。したがって、シリンダ34、35の回転する貯槽
は加圧された液圧流体の静止供給源に連通する。
【0028】図1に示された変速機の二次プーリ28は
大部分が一次プーリと比較され得る。二次プーリ28は
ベルト車フランジすなわちベルト車90及び92を備え
る。ベルト車90、92の表面はベルト38を配置する
ための二次プーリ28の溝を限定する。
【0029】全体が94で示される二次サーボは可動ベ
ルト車30の位置を制御する。二次サーボ94の主な目
的は十分な把持力を与えてベルト38が滑るのを防止す
ることである。サーボ94は環状の貯槽を有する液圧流
体シリンダ36を備えている。貯槽は外側スリーブ96
及びピストン表面98によって限定されかつ囲まれてい
る。溜めは加圧された流体源と連通する。
【0030】図1はCVTの変速比の変化を示す。図1
において、CVTは、ベルト車24が最小の有効半径を
有しかつベルト車28が最大の有効半径を有するので、
最低の駆動比にある。ベルト車24のフランジはベルト
38の所望の駆動比を設定する。二次ベルト車28はベ
ルト38に必要な張力を与えてベルトがいずれのベルト
車に対して滑るのを防止する。ベルト車24及び入力軸
20は二次ベルト車28及び二次軸32より速く回転す
る。トルクコンバータが使用される場合には、トルクコ
ンバータはエンジンから入力軸20に与えられるトルク
を増大する。
【0031】図1のベルト38は、第1のベルト車24
のフランジ間の力を増大することによってCVTが「シ
フトされた」すなわち移動されたときの状態を鎖線で示
している。これにより、ベルト車24の有効半径はベル
ト38を半径方向外側にかつ図1で右側に偏倚すること
によって増大される。一次ベルト車におけるベルト38
のこのシフトにより、二次ベルト車28に巻かれたベル
ト38の位置は半径方向内側にかつ図1で右側に引っ張
られる。ベルト38のシフトは表面90及び92を離す
ように押し、溝を開き、これによって二次ベルト車28
の有効半径を減少する。一方、二次サーボ94はベルト
38に表面90、92で加えられる十分な把持力を保
ち、ベルト38が滑るのを防止する。
【0032】図2ないし図4は二次サーボ94の改良の
第1の実施例を示す。ここで、ベルト車フランジ124
は第1の流体チャンバ140の一部を限定するピストン
表面154を備える。流体は、ポート156、環状のリ
セス158、ポート160及び二次軸の軸方向穴162
を含む導管によってチャンバ140内に入力され、その
導管は二次ライン(図2に示されないが、以下で述べ
る)を介して液圧装置に作動的に接続されている。環状
のリセス158の軸方向の寸法は、ポート156と共に
配置されたとき、リセスをベルト車フランジ124の全
ての位置に対してポートと連通させたままにする。第1
のチャンバ140内の流体圧はピストン表面154を、
したがってベルト車の表面136を表面134に向かっ
て偏倚する。ベルト車フランジ124から軸方向に伸び
る外側のスリーブ148はチャンバ140の上側部分を
限定する。
【0033】図2ないし図4の実施例は、軸方向に固定
され、軸方向に隔てられた第1及び第2の反作用プレー
ト180及び182を備え、それらは、この単純化され
た実施例において二次軸と一体になって示されている。
この実施例において、反作用プレート180、182は
ピストン表面154と二次ベルト車の同じ側で二次軸に
支持されている。反作用プレート180、182は軸方
向に伸びるスリーブ184によって接続されている。装
置は、更に、スリーブ188の半径方向延長部であるピ
ストンプレート186を備えている。
【0034】第1の反作用プレート180は軸方向に固
定され、かつスリーブ148の内側円筒状表面192に
沿って実質的に密封されて軸方向に滑り可能な上周辺部
190を有する。第1の反作用プレート180は下周辺
部194を備え、その下周辺部に関して外側円筒状表面
196が実質的に密封されて軸方向に滑り可能である。
したがって、ピストン表面154、第1の反作用プレー
ト180、内側円筒状表面192及び外側円筒状表面1
96は第1のチャンバ140の貯槽を限定する。
【0035】ピストンプレート186は軸方向に可動で
あり、かつスリーブ184の内側円筒状表面200に実
質的に密封されて滑り可能な上周辺部198を有する。
ピストンプレート186は内側周辺部202を有し、そ
の内側周辺部は内側スリーブ188の内側周辺部と一致
し、かつ二次軸32の円筒状外側表面204と実質的に
密封されて滑り可能に係合している。反作用プレート1
80、ピストンプレート186、内側円筒状表面200
及び外側円筒状表面196の四つの表面は二次流体チャ
ンバ206の貯槽を限定している。
【0036】流体は、ポート176、環状のリセス17
8、ポート170及び管状部材171によって軸方向穴
162から隔てられた二次軸の軸方向穴172を含む導
管によって第2のチャンバ206内に入力され、その導
管は釣り合いライン(図2には示されていないが以下で
述べる)を経て液圧装置に作動的に接続されている。環
状のリセス178の軸方向寸法は、ポート176と共に
配置されたとき、ベルト車フランジ124の全ての位置
に対してリセスをポートと連通させておく。代わりに、
第2のチャンバ206との間の流体接続は、第1のチャ
ンバ140及び第2のチャンバ208との間で別個の圧
力を可能にするよう流体を通すために技術的に使用され
ているように、変速機ケーシング内の流体の連通のため
に環状の接続部又は一連の導管を備える。
【0037】第2の反作用プレート182は、前述のよ
うにスリーブ184及び外側円筒状表面204に密封さ
れ、ここではそれらと一体になっている。ピストンプレ
ート186、反作用プレート182、外側円筒状表面2
04及び内側円筒状表面200は第3の流体チャンバ2
08の貯槽を限定している。
【0038】内側スリーブ188はポート176とは連
通しないほぼL形の導管210を有し、その導管210
は半径方向に伸びる部分と軸方向に伸びる部分とを有
し、かつある状況の下で流体を第3のチャンバ208か
ら第1のチャンバ140に通し、他の状況の下で第2の
チャンバ206に通す。これらの状況は図2、図3及び
図4に示されている。
【0039】図2において、二次プーリの有効直径は最
大値に近く、その結果ベルト38は内側表面134と1
36との間の溝の外側近くにある。したがって、ベルト
車フランジ124は図2で右に十分に移動され、その結
果表面136は表面134に最も接近している。同時
に、導管210は第1のチャンバ140と第3のチャン
バ208との間で流体接続している。したがって、流体
は液圧装置から記載されたポートの配置(portin
g)によりチャンバ140及び208に同時にほぼ等し
い圧力で(ポート210を介した僅かな圧力降下は別と
して)供給される。
【0040】ベルト車フランジ124を左(図2に示さ
れるように)偏倚する把持力は、第1のチャンバ140
及び第3のチャンバ208内の流体によって発生される
力を有し、それらは二次圧力作用面積を有する。図2に
示されるように、大きな把持力は、この低駆動比限界に
おいてベルト車フランジ124の第1のチャンバ及び第
3のチャンバの圧力作用面積によって加えられ、ベルト
38が表面134と136との間で滑るのを防止する。
【0041】図3は中間位置に(図2と図4に示された
位置の間)軸方向にシフトされたベルト車フランジ12
4を示す。ベルト38は表面134及び136と係合を
保ったまま表面134と136との間で半径方向内側に
移動され、その結果、変速機は図2に示されるときの駆
動比より大きな駆動比になっている。導管210の半径
方向の部分すなわちポートは第1の反作用プレート18
0の内側周辺部194の下にあり、したがって第1のチ
ャンバ140と第3のチャンバ208との間の導管21
0は閉じている。この位置において、流体はチャンバ2
08内にとどまるが、第1のチャンバ140と連通でき
ない。
【0042】ベルト車又はベルト車フランジ124、し
たがってスリーブ188が更に図4に示されるように末
端にシフトすると、第2のチャンバ206及び第3のチ
ャンバ208は導管210によって連通される。第3の
チャンバ208内の流体は第2のチャンバ206すなわ
ち釣り合いチャンバ内に送られる。流体はポート214
によって第2のチャンバ206から排出されて遠心釣り
合いカン(can)216を満たし、かつ釣り合いカン
を溢れると溜め(図4に示されていないが、以下で記載
する)に戻る。代わりに、流体は釣り合いライン(図4
に示されていない)と連通しているポート176を介し
て加えられ或いは取り除かれる。このように、第2のチ
ャンバ内の流体は遠心釣り合いとして作用する。
【0043】ベルト車フランジ124が、図4に示され
るように、高い駆動比すなわち軸方向移動の末端限界又
はその近くにあるとき、第2のチャンバ206及び第3
のチャンバ208内で外部に加えられた流体圧は比較的
加圧されない。第1のチャンバ140は単独で作用して
ベルト38に把持力を加える。しかしながら、遠心圧力
は回転しているオイルのために第2のチャンバ及び第3
のチャンバ内になお存在する。チャンバ140、206
及び208内の回転している液圧流体の遠心力は回転速
度の増加に伴って増加する。チャンバ206内の遠心力
の影響はチャンバ208の遠心力の影響を相殺する。同
様に釣り合いカン216はチャンバ140の遠心力の影
響を相殺する。
【0044】変速機が図2に示されるように低駆動比限
界にあるとき、基本的にゼロの流体作用圧力が第2のチ
ャンバ206に加えられ(ポート176を介して流体が
導入されずかつ流体がポート214を介して逃げるの
で)かつチャンバ140及び208内の流体圧はかなり
ある。以下で詳細に述べる流体制御手段は、ベルト車フ
ランジ124が図4に示されるように高駆動比に向かっ
てシフトされるとき第2のチャンバ206内の圧力に関
して第3のチャンバ208内の圧力を減少するために設
けられる。その結果、図2ないし図4に示された装置に
おいて、実質的に大きな把持力が、図4の高駆動比状態
よりも図2の低駆動比状態において、加えられる(与え
られた流体圧に対して)。
【0045】図2ないし図4で加えられる把持力はベル
ト車フランジ124を左にシフトし或いは偏倚する力で
あるが、図2ないし図4は二次軸32の速度が増加する
とベルト車フランジ124が実際には右にシフトするこ
とを示す。遠心力の影響により、ベルト車フランジ12
4は実際には逆回転しないでベルト38に追従する。し
たがって、高い二次軸の速度において第1のチャンバ1
40及び第3のチャンバ208に送られる圧力は、ベル
ト車フランジ124を駆動するのでなくそのフランジの
シフトに反対に作用し、第2のチャンバ206に送られ
た圧力はベルト車フランジ124を駆動する。
【0046】図5ないし図7は二重作用二次サーボの他
の実施例を示す。図5ないし図7の実施例と図2ないし
図4の実施例との間の一つの相違は、図5ないし図7の
実施例においては穴162と第3のチャンバ208との
間を連通する半径方向ポート230が設けられているこ
とである。図5の実施例は、チャンバを流体で満たして
おくために図6に示されるように第1のチャンバ140
と第3のチャンバ208との間を連通する二つの手段が
ある点を除いて、図2の実施例と基本的に同じ方法で機
能する。図2の実施例と同じようにポート210はチャ
ンバ間の連通を与える。しかしながら、流体連通の通路
がポート230によって軸方向穴162から第3のチャ
ンバ208に与えられる。ポート236は第2のチャン
バ206又は釣り合いカンを排液する。釣り合いカンを
溢れたとき、流体は溜めに戻る。
【0047】図6において、この実施例は図2ないし図
4の実施例と僅かに違って作動する。ポート210は図
3におけると同様に図6の内側周辺部194によって隠
されすなわち閉鎖され、したがってチャンバとの連通が
阻止されるが、ポート230は第3のチャンバ208と
連通し続ける。第1及び第3のチャンバ140及び20
8はこの閉鎖の瞬間等しい把持力を加え続ける。一度ポ
ート210がその隠された位置(ポート176を介して
第2のチャンバ206に加えられた流体によって)を越
えて右にシフトして第2のチャンバ206と連通すると
(これは図7に示される位置である)、第2のチャンバ
206と第3のチャンバ208との間の圧力は本来的に
等しくなる。チャンバ206は、圧力がポート230を
介して第3のチャンバ208に供給され続けるので、ポ
ート210を介して加圧されたままである。第2のチャ
ンバ206内の流体は反作用する液圧力を与えるために
加圧され得る。
【0048】ベルト車フランジ124が図7に示される
ように移動の高駆動比限界にあるとき、把持力は図2な
いし図4の実施例におけると同様にチャンバ140に流
体を供給することによって加えられる。流体はポート2
36を介して或いは代わりにポート176を介して釣り
合いカン(can)から逃がされる。
【0049】図8において、なお別の実施例が示されて
いる。この実施例は図5ないし図7の実施例のチャンバ
間の連通を行うポート210を省略している。ポート2
30は半径方向ポート244及び軸方向ポート246に
よって置き換えられ、そのポートは第3のチャンバ20
8を外部で調整される弁250に248で概略的にしめ
される流体通路によって接続する。発進中のように実質
的な把持力が必要なとき、弁250は開かれ、かつサー
ボはここでは前述の実施例と同じように機能する。発進
後、又は代わりにトルクコンバータがロックアップされ
た後、弁250は切り換えられて第3のチャンバ208
と逃がしベント又は排出部との間を連通し、それによっ
てチャンバ208内の流体圧を減少する。チャンバ20
6はポート176を経た流体で満たされ、釣り合いカン
216と一緒に遠心釣り合い力を与える。
【0050】図9において、別の実施例が示されてい
る。図9はCVT用の一次及び二次サーボを示してい
る。ベルト及びサーボは高駆動比状態及び低駆動比状態
で示されている。全体を300で示される二次サーボ
は、把持圧力を加えかつ調整するための第1及び第3の
流体チャンバ302、304を備えている。第1及び第
3のチャンバは、他の実施例に対して前に説明したよう
に、低駆動比状態に対して必要な把持力を与える。一次
サーボへの流体供給部と釣り合い空洞306との間に流
体接続部305が設けられる。流体接続部は、流体を通
すために従来技術で使用されているように、変速機ケー
シング内で流体を通すための管状の接続部又は一連の導
管のいずれをも備え得る。流体接続部は液圧供給源(図
9に示されていないが、以下で記載される)と連通す
る。一次圧力の流体が以下に記載される適当な弁手段を
経て流体接続部305を介して釣り合い空洞に直接送ら
れる。ストール状態又は始動において、一次プーリは最
低の有効駆動比にあるので、一次プーリには圧力が供給
されない。圧力が一次プーリに供給されていないので、
圧力は導管305を介して釣り合い空洞に供給されてお
らず、これにより二次プーリに最大把持力を可能にす
る。
【0051】変速比がストール状態から増加すると、ト
ルクコンバータはロックされかつ流体圧が一次ベルト車
に供給されてCVTの高駆動比にアップシフトする。ア
ップシフトするために圧力が一次ベルト車に供給される
と、流体圧は釣り合い空洞に供給され、これにより二次
ベルト車の把持力が減少する。変速機はそれからダウン
シフトされると、二次把持力は一次把持力が減少するの
につれて増加する。したがって、図9の実施例は一次作
用サーボへの圧力を使用することによって釣り合い空洞
への圧力を制御できる。この制御は以下に記載する特別
の条件で特に有用である。
【0052】他の代わりの実施例が図10に示されてい
る。ここで、二次サーボ装置は低変速比状態(図10
[A])及び高変速比(図10[B])にある。二つの
流体チャンバ320及び322は前述のように必要な把
持力を加えかつ調節する。流体圧がポート324、32
6、327、328として示されている流体導管を介し
て作用チャンバ320、322に供給される。流体圧が
流体源とポート326との間を連通している弁440
(概略的に示されている)によって調節される。流体圧
はポート332、334、336として示されてている
流体導管を介して釣り合い空洞330に供給される。こ
の導管への流体は図10に概略的に示されている弁34
0によって制御される。弁340、440及び関連する
制御装置は図11ないし図15を参照して述べられる。
【0053】特定の空洞に供給される圧力は弁340、
440によって制御される。発進において、弁440が
動作されて十分な把持力を与え、ベルトの滑りを阻止す
る。高変速比へのアップシフト中のように二次力を減少
したいとき、弁340は動作されかつ釣り合い空洞は流
体が供給される。釣り合い空洞内の圧力は、それから他
の二つのチャンバ内の圧力に抗して反作用し、把持力を
減少する。オーバードライブにおいて、車両の経済運転
のために高変速比にあるとき、弁440は圧力を制御す
るように循環されかつそれによってベルトの過剰の把持
を阻止する。ダウンシフト中のように二次力を増加した
いとき、弁440は動作されかつ流体は二つの作用チャ
ンバ320、322に加えられる。更に、急速なダウン
シフトに対して、弁340はダウンシフト戦略によって
要求されるように二次把持力の増加を助けるように繰り
返される。
【0054】流体源供給弁340、440がエンジンの
状態、CVTへのトルク入力及びCVTの要求に基づい
て独立に変化できるようにすることによって、二次サー
ボの加圧し過ぎは排除され、CVTの有効な運転が達成
される。本発明の一つの実施例は、液圧流体源の一般ラ
インの圧力に又はそれより低く調節されてもよい、二次
付加弁440と連通している圧力流体ライン(二次ライ
ン)と、中間圧力レベルに又はそれより低く調節さえて
もよい、二次釣り合い弁340と連通している他の圧力
流体ライン(二次釣り合いライン)とを備え、その中間
圧力レベルは液圧流体源の一般ライン圧力に又はそれよ
り低くなっている。
【0055】前述の実施例用の制御装置は図12ないし
図14の好ましい実施例に示されている。当業者は、図
12ないし図14の要素の幾つかは本発明の好ましい実
施例の制御戦略を説明するために与えられ、本発明の範
囲内で改良、変更が可能であることは解る。
【0056】一般に、本発明の制御戦略はCVTを効果
的に動作させかつ過剰の制御圧力を排除するために二次
釣り合いチャンバ、一次作用チャンバ及び二次作用チャ
ンバの圧力を実質的に設定すること含む。一つの戦略
(しばしば発進に採用される)は、二次釣り合いチャン
バの圧力を排出圧力に実質的に設定すること、一般ライ
ン圧力を要求された二次ライン圧力に実質的に設定する
こと及び二次ライン圧力を一般ライン圧力に実質的に設
定することを含み、その一般ライン圧力は最大の許容可
能な圧力である。第1の戦略を適用できないとき動作可
能な他の戦略は、二次釣り合いチャンバの圧力を中間ラ
イン圧力に実質的に設定すること、効果的なCVTの運
転のために必要な二次圧力及び一次圧力を計算するこ
と、並びに必要な二次圧力が必要な一次圧力より大きい
とき一般ライン圧力を必要な二次ライン圧力に実質的に
設定すること及び二次ライン圧力を最大の許容可能な圧
力を有する一般ライン圧力に実質的に設定することを含
む。第1の戦略が適用不可能なときに再び動作可能な他
の戦略は、二次釣り合いチャンバの圧力を与えられた条
件の下で動作するCVTに対して要求される圧力に実質
的に設定すること、有効なCVTの動作のための必要な
二次及び一次圧力を計算すること、並びに必要な二次圧
力が必要な一次圧力より高くないとき、一般ライン圧力
を必要な一次ライン圧力に実質的に設定しかつ二次ライ
ン圧力を必要な二次圧力に設定することを含む。
【0057】これらの戦略を実行するために、図12な
いし図14の装置は三つの主要なサブシステムすなわち
補助装置、すなわちトルクコンバータクラッチ制御装置
600、駆動比制御装置500及びベルト把持制御装置
(一般ライン圧力制御装置の補助装置、二次作用制御装
置701及び二次釣り合い制御装置801を含む)を備
える。ベルト把持制御装置の補助装置は以下のように相
互に関連付けられている。すなわち、二次釣り合い制御
装置801は釣り合いチャンバが排出圧力と中間ライン
800の圧力との間で交互におこるのを許容し、一般ラ
イン圧力制御装置401は、一般ラインが約4.92k
g/cm2(70psi)又は好ましい実施例ではそれ
より高い圧力のような、中間ライン800の圧力より高
い最小の許容可能な圧力と最大の許容可能な液圧源の圧
力との間で変化することを許容し、駆動比制御装置50
0は一次チャンバが一次ラインの圧力と最小の許容可能
な圧力との間で変化してベルトの滑りを阻止することを
許容し(1991年8月29日に出願された米国特許出
願第07/752、064号に概略が示されているよう
に)、かつ二次作用制御装置701は二次作用チャンバ
が一般ラインの圧力と最小の圧力との間で変化して好ま
しい実施例における約2.46kg/cm2(35ps
i)のようなチャンバ内のオイルを確保するのを許容す
る。
【0058】図12ないし図14の三つの主要な補助装
置に加えて、車両の移動方向を特定するための通常のク
ラッチ制御装置550があり、そのクラッチ制御装置は
前アキュムレータ570及び後アキュムレータ580に
それぞれ作動的に接続かつ一般圧力ライン400に接続
された通常の手動制御弁560を備える。各アキュムレ
ータはそれぞれの逆止弁574、584に接続され、そ
れらの逆止弁は前進クラッチ578及び後進ブレーキ5
88にそれぞれ接続されている。
【0059】トルクコンバータ制御補助装置600は、
一般に、クラッチを円滑に係合しかつ離脱するためにト
ルクコンバータクラッチ610に供給される圧力を調節
し、これは普通である。補助装置は制御弁620、調整
弁650及び弁制御ソレノイド630によって制御す
る。制御弁620は弁制御ソレノイド630に作動的に
接続されかつクラッチ制御ライン652を介して調整弁
650に接続されている。制御弁620は、制御ライン
614を介してクラッチ開放部612と、制御ライン6
18を介してクラッチ作用部616と、ライン622を
介してオリフィス654と、調整された供給ライン62
4を介して供給調整弁640と連通している。制御弁6
20は、最後に、潤滑油(lube)圧力ライン662
を介して変速機クーラー660と連通し、その圧力ライ
ン662はクーラー660より下流側にあり、ベルト潤
滑油ライン664に、最終の遊星潤滑油ライン666
に、チエーン潤滑油ライン668に及び他の種々のライ
ンに接続されている。調整弁650は調整された供給圧
力ライン656を介して供給調整弁640にされてい
る。供給調整弁640は供給ライン632を介して一般
ライン圧力調整弁410と連通している。弁は好ましく
はスプール弁でありかつ弁制御ソレノイド630は好ま
しくは通常開きパルス幅変調(PWM)ソレノイドであ
る。調整弁640は好ましくはクラッチ供給ライン圧力
を調整するために約6.33kg/cm2(90ps
i)リミット弁である。
【0060】トルクコンバータクラッチ610は次の方
法で作用される。弁制御ソレノイド630は制御ライン
1060を経た電気制御ユニット1000からの制御信
号によって閉じられ、これにより制御弁620は右にシ
フトし(図14に示されるように)、流体をトルクコン
バータ作用部(apply)616に再度送り、供給調
整弁640によって供給された圧力を調整弁650によ
って最大に調整可能にする。クラッチ作用ライン618
内の圧力は弁制御ソレノイド630のデューティサイク
ルを減少することによって100%未満まで増加され、
それによって調整弁650によって供給される圧力を増
加する。この補助装置は、好ましくは、ライン618内
のトルクコンバータクラッチ作用圧力を約2.11kg
/cm2(30psi)と約6.33kg/cm2(90
psi)との間に調整するように設計され、調整弁65
0は特に設計され、その結果、調整弁640からの全て
の約6.33kg/cm2(90psi)の圧力が、制
御弁620が弁制御ソレノイド630の減少するデュー
ティサイクルによって左にシフトして戻される前に、ラ
イン618に供給され得る。
【0061】駆動比制御補助装置500は通常のもので
ありかつ一般に一次作用チャンバ540に供給される圧
力を調整する。補助装置は一般に駆動比弁制御ソレノイ
ド530に接続された制御弁510を備えている。駆動
比制御弁510はポート511において一般圧力ライン
400によって流体圧が供給され、ポート512及び一
次圧力ライン544を介して一次ベルト車作用チャンバ
540に連通する。排出ポートに隣接するランド514
は、偏倚手段515によって左に偏倚されかつ圧力制御
ライン520を介して弁制御ソレノイド530によって
影響される。ポート511に隣接するランド513はラ
ンド516に接続され、そのランド516は示されるよ
うに排出ポートに隣接している。ランド516は調整手
段518(公知の方法で調整可能な調整ねじを含む)に
よって調整される偏倚手段517によって右に偏倚さ
れ、かつ中間圧力ライン800内の圧力の影響を受け
る。駆動比制御弁は、好ましくは、2段スプール弁であ
りかつ弁制御ソレノイド530は、好ましくは、通常閉
じたPWMソレノイドである。
【0062】ベルトの駆動比は、閉ループ制御の以下の
通常の方法で一次作用チャンバ540内の圧力を変える
ことによって制御される。電気制御ユニット1000は
通常のセンサから通常の制御アルゴリズムを使用して一
次ベルト車位置又はエンジン速度1003を入力し、か
つ発生された駆動比制御信号をライン1050を介して
弁制御ソレノイド530に送る。弁は信号に応答して調
整して適切な圧力を一次サーボに供給する。このように
駆動比は一般ライン400の圧力(以下でさらに述べ
る)と同じ又はそれより低い一次ライン544の圧力に
よって調整される。
【0063】ベルト把持制御の最終の補助装置は、一般
ライン圧力制御装置、二次作用チャンバ圧力制御装置、
及び二次釣り合いチャンバ圧力制御装置を備える。一般
ライン圧力は可変吐出ポンプ380によって一般ライン
400内で生起され、そのポンプは流体をポンプ吸入ラ
イン386を経てフィルタを通して溜め382から吸引
する。ライン圧力リリーフ弁388は一般ライン400
と連通してその一般ラインに最大の許容可能な圧力を与
える。圧力センサ390は通常のライン(図示せず)を
介して制御ユニット1000に接続され、以下で詳細に
述べるフィードバック信号を与える。一般ライン400
は圧力を中間ライン調整弁810に供給し、この中間ラ
イン調整弁810は中間ライン800に対する最大の所
定の圧力まで中間ライン800と連通し、その所定の圧
力は好ましい実施例において約4.22kg/cm
2(60psi)である。一般ライン400は以下に記
載するように二次調整弁750に通じる。
【0064】一般ライン圧力制御装置401は、一般
に、リリーフ弁388によって制御される最大の許容可
能なライン圧力と装置に対する最小の許容可能な圧力の
圧力間で、一般ライン圧力を調整する。この比較的重要
でない補助装置は一般ライン圧力調整弁410及び一般
ライン圧力制御ソレノイド430によって制御する。中
間ライン800は一般ライン圧力制御ソレノイド430
に通じる。ライン圧力制御ソレノイド430はライン圧
力調整弁410に作動的に接続されている。ライン圧力
調整弁410はポンプスライド圧力ライン383(スラ
イドチャンバ381に導く)及びトルクコンバータ供給
ライン632と連通している。ライン圧力制御ソレノイ
ド430はライン1040上の一般ライン圧力制御信号
によって電子制御ユニット1000によって制御され
る。
【0065】好ましい実施例において、ライン圧力制御
ソレノイド430は通常開きPWMソレノイドである。
調整弁410は好ましくは図示のように形成されたスプ
ール弁である。好ましい実施例に対して、一般ライン4
00内の最大ライン圧力は約24.61kg/cm
2(350psi)であり、中間ライン800は約4.
22kg/cm2(60psi)で制御される。
【0066】二次釣り合い制御装置810は、一般に、
二次釣り合いチャンバ890に圧力を供給する。この比
較的重要でない補助装置は釣り合い制御弁840及び釣
り合い制御ソレノイド830によって制御する。中間圧
力ライン800はオリフィス820を介して釣り合い制
御弁830と連通する。制御ソレノイド830には釣り
合い制御弁840が釣り合い制御ライン822を介して
作動的に接続され、その制御弁840は、スプール84
2、ランド844、846、偏倚手段847及び排出ポ
ート848を備えている。釣り合い制御弁は釣り合いラ
イン880によってポート848を介して圧力を供給す
る。弁制御ソレノイド830は、好ましくは、オン/オ
フ2方向ソレノイドであるが、3方向ソレノイドも使用
できる。
【0067】二次サーボ釣り合いチャンバは次の方法で
動作される。制御ユニット1000は信号を次の制御ラ
イン1080を介して弁制御ソレノイド830に送り、
ソレノイドを閉じさせかつ制御ライン822内で圧力を
生起させ、それによってランド844を図示のように右
に移動させ、かつスプール842を中間ライン800及
びポート848と連通させ、それによってライン800
及び880の圧力を等しくする。代わりに、弁制御ソレ
ノイド830は制御ライン1080からの制御信号によ
って開かれ、これにより釣り合い制御弁840が偏倚手
段847及び流量制御オリフィス820によるランド8
44の圧力差によって左に移動する。これにより、釣り
合いライン880は排出ポート848と連通し、それに
よって釣り合いチャンバ890内の流体は排出ポート8
48を介して溜めに流れかつライン(図示せず)に戻
る。
【0068】二次作用制御装置701は概して二次作用
チャンバ790すなわち把持チャンバに供給される圧力
を調節する。比較的重要でない補助装置は二次バイパス
弁710、二次調整弁750、及び二次制御ソレノイド
730によって制御する。中間圧力ライン800はオリ
フィス732を介して弁制御ソレノイド730に通じ
る。制御ソレノイド730は二次制御ライン734を経
て二次バイパス弁710及び二次調整弁750に接続さ
れている。二次バイパス弁710は、排出ポート712
に隣接したランド711、スプール715、隣接するポ
ート714(二次ライン800と連通している)、ポー
ト716(二次ライン780と連通している)、ランド
717及び偏倚手段718を備えている。二次調整弁7
50は、ランド751、スプール752、隣接するポー
ト754(オリフィス722を経て二次フィードバック
ライン720に連通している)、ランド753、ポート
757(一般圧力ライン400に連通している)、スプ
ール756、ポート758(二次ライン780に連通し
ている)、ランド755、排出ポート759(図示しな
い戻りラインを経て溜めに連通している)及び偏倚手段
760を備えている。二次ライン780が一般ライン4
00内の圧力と異なる圧力に調節され得るのは、この好
ましい実施例によってである。
【0069】図12に示される好ましい実施例におい
て、弁制御ソレノイド730は通常開きPWMソレノイ
ドである。好ましい実施例は次のように動作する。もし
二次制御ライン1070から制御信号が発生されない
と、弁作動制御ソレノイド730は開きかつ制御ライン
734内の圧力はバイパス弁710及び調整弁750が
左にシフトするのを許容する。フィードバックライン7
20はそれからバイパス弁710の排出ポート712と
連通することによって動作が停止され(deactiv
ated)、かつライン圧力ポート757は二次ライン
ポート758と完全に連通して二次ライン780に一般
ライン400の圧力を供給し、それによって二次圧力を
一般ライン圧力とほぼ等しくする。二次制御ライン10
70からの制御信号に応答して弁作動制御ソレノイド7
30のデューティサイクルが増加し始めると、弁作動組
立体位置決め(valving assembly p
ositioning)は、弁ランド及び偏倚手段の大
きさを決めることによっておおよそ1.05kg/cm
2(15psi)まで変化しない。この点において、弁
ランド及び偏倚手段の大きさを決めることにより、バイ
パス弁710は二次圧力が調整弁750に作用できるの
に十分なまでシフトし、それによって二次ライン780
はフィードバックライン720の圧力によって調節され
たとき一般圧力ライン400と連通する。弁作動制御ソ
レノイド730のデューティサイクルが更に増加する
と、バイパス弁710及び調整弁750の両者は図12
に示されるように右にシフトして圧力を更に調整し、二
次ライン780とフィードバックライン720及び調整
弁750のポート754との連通を許容する。この点
で、調整弁750は二次フィードバックライン720及
びオリフィス722によって二次ライン780内の圧力
を調整できる。このフィードバック通路(オリフィス7
20及びポート754を通る)は調整弁750の左端に
おいて加えられる正味圧力加わる。もし二次ライン78
0の圧力が高くなり過ぎると、ランド751と753と
の間の寸法差及び偏倚手段760からの力はスプール7
56を右に移動させかつ二次ライン780を排出ポート
759と連通させる。もし二次ライン780の圧力が低
くなり過ぎると、スプール756は左に移動しかつ二次
ライン780をライン圧力ポート757と連通させる。
この好ましい実施例において、二次圧力は約9.14k
g/cm2(130psi)から約2.46kg/cm2
(35psi)に制御され得る。
【0070】容易に理解できるように、本発明は一般ラ
イン400の圧力でありその上この圧力から独立してい
る二次ライン780の圧力を考慮に入れる。本発明は、
それ故、二次サーボの過剰な加圧を防止するCVTの効
果的な運転のための制御戦略及び制御方法を備える。
【0071】制御装置の概要が図13に示されている。
以下で説明される制御戦略は電子制御ユニット1000
によって実行され、そのユニットは、手動弁(第1速、
第2速、オーバードライブ、中立、後進、駐車)位置1
001、実行スイッチ(performance sw
itch)位置1002、エンジン速度1003、スロ
ットル(加速)位置1004、オイル温度1005、一
次ベルト車速度1006、及び二次ベルト車速度100
7を含む通常のセンサからの信号情報の入力部を有す
る。それぞれの出力部は、とりわけ、ライン圧力制御ラ
イン1040、駆動比制御ライン1050、トルクコン
バータクラッチ制御ライン1060、二次作用制御ライ
ン1070及び二次釣り合い制御ライン1080に接続
されいる。電子制御ユニット1000は駆動比制御ライ
ン520及びトルクコンバータクラッチ制御ライン82
2内の圧力を増加するか減少するかを計算しかつ適当な
信号をそれぞれの弁制御ソレノイド530、630に送
り、この制御を行う。完全な制御装置は、エンジン性能
及びエコノミーマップ(performance an
d economy map)において最適の点を達成
するように適切な制御信号を発生するようにつくられ、
そのマップはトルクコンバータ及びCVTを駆動しかつ
特定のエンジンの設計者によって供給された選ばれたエ
ンジンに基づく。
【0072】電子制御ユニット1000は、制御ライン
1040を経て一般ライン400の圧力を、制御ライン
1070を経て二次作用ライン780の圧力をかつ制御
ライン1080を経て二次釣り合いライン880の圧力
を制御する。次の制御戦略にしたがってそれぞれのライ
ンを制御することによって、通常の液体制御圧力が装置
において使用され、制御の効率の悪さ、騒音及び機械的
破損の頻度の増加といった問題を伴う二次チャンバの加
圧し過ぎを防止する。常にこれらのゴールはベルトの滑
りを阻止し、それによってCVT変速機の効率を保持す
るようにベルトに張力を加え過ぎないようにしてベル
ト、ベルト車及びCVTハウジングの損傷を防止すると
いう全体の考察に加えてえられる。
【0073】図15は、CVTのベルト把持力を制御す
るための制御戦略(controlstrategy)
を記載するフローチャートを示す。この制御ループは電
子制御ユニット1000によって周期的に実行され、好
ましい実施例においては制御ループは電子制御ユニット
1000によって実行される他の制御操作の通常の繰返
し(normal iteration)への調時され
た割り込み(timed interrupt)によっ
て実行される。エンジンが動作しかつ手動弁560が中
立又は駐車以外の位置に係合されていると仮定する。割
り込みを実行すると、制御はオペレーションボックス
(operation box)900に移動し、電子
制御ユニット1000は、スロットル位置Thの入力、
トルクコンバータ出力速度No及びエンジン速度Neか
らCVT入力トルクTiを決定する。900における操
作は、スケジュール又は調査表及び明白な点(disc
rete points)間の挿入すなわち補問(in
tepolation)を介して、スロットル位置Th
及びエンジン速度Neを使用してエンジントルクを決定
することを必然的に伴う。マップ又は表は電子制御ユニ
ットのメモリー内に蓄えられ、かつ平面上に一連のスロ
ットル位置曲線を有効に備え、そこにおいて、エンジン
速度は横座標又は縦座標であり、エンジントルクは他の
座標すなわち縦座標又は横座標に示される、それによっ
てエンジントルクの決定を許容する。このような調査表
は通常のものでありかつ使用されるエンジンに特有のも
のであり、使用される特別のルーチンは技術的に知られ
ている。CVTの入力トルクTiは、その後、エンジン
補問Ne、トルクコンバータ出力速度No及び知られた
トルクコンバータ効率を使用して通常の技術的に良く知
られた計算方法によって計算される。
【0074】CVT入力トルクTiを決定すると、制御
はオペレーションボックス910に移動し、そのオペレ
ーションボックスは次の二つの成分(componen
ts)を組み合わせることによって必要な二次ベルト車
把持力F2rを決定する。電子制御ユニット1000は
次の成分を合計することによってベルト把持力F2rを
計算する。第1の力の成分、すなわちダウンシフト力F
2dsは、特定のCVT駆動及びオペレーションボック
ス918によって示されるような特別の動作条件の下で
使用される装置で採用されているダウンシフト戦略の関
数である。F2dsはダウンシフト戦略によって決定さ
れ、そのダウンシフト戦略は二次力をセットしかつ駆動
比弁510を制御してダウンシフト中の一次ベルト車上
のベルトの滑りを阻止する。このようなダウンシフト戦
略は1991年8月29日に米国特許出願第07/75
2,064号に示され、その特許出願は参考としてこの
明細書に組み込まれている。F2rの第2の成分は、ス
ケジュール又は調査表を参照してかつ別個の点(dis
crete point)間への補問によって、入力ト
ルクTi及びベルト比R(例えば、適当に配置されたセ
ンサから一次軸速度及び二次軸速度によって決定され
る)から計算される。この第2の成分の決定は普通の方
法でありかつ技術的に良く知られている。
【0075】制御はそれからオペレーションボックス9
20に移動し、そのオペレーションボックスは必要な二
次作用圧力Psを決定する。電子制御ユニット1000
は、必要な二次ベルト車把持力F2r、ベルト比R及び
エンジン速度Neの関数としてPsを決定する。特に、
ベルト比R及びエンジン速度Neは、必要な二次作用圧
力が二次サーボ内のオイルの遠心力の影響から発生され
る程度を決定するために使用され、その程度はCVTの
空洞の物理的設計によって決定される。この遠心力の影
響は、技術的に知られているように、別個の点からの補
問を使用して電子制御ユニット1000のメモリーに蓄
えられたCVT仕様マップ又はスケジュールから決定さ
れる。Psは、それから、遠心力の影響による値及び必
要なベルト把持力F2rによって参照される別個の値の
間の補問を使用して調査表から決定され、有効なCVT
が機能するのを可能にする。この計算方法は普通であり
かつ技術的に良く知られている。オペレーションボック
ス920におけるPsの計算に続いて、制御は決定ボッ
クス930に移動する。
【0076】決定ボックス930において、電子制御ユ
ニット1000は二次釣り合い空洞を加圧するかどうか
決定する。二次の液圧ライン及び空洞を加圧し過ぎるの
を防止するために、この計算された必要な二次作用圧力
は、CVT装置に特定の設定点、スイッチング圧力すな
わち切り換え圧力(switching pressu
re)Psswにたとえられる。好ましい実施例におい
て、この設定点は、液圧装置が最大圧力出力にありかつ
圧力が二次釣り合い空洞に作用されたとき、CVTのト
ルク容量を最初に計算することによって決定される。そ
れから、この計算されたトルクを使用し、釣り合いチャ
ンバに圧力が加えられないと改定して、このトルクに対
して必要な二次作用チャンバの圧力は計算され、それに
よって切り換え圧力Psswを決定する。二次釣り合い
空洞を加圧する切り換え圧力設定点限定要素は、それに
よって二次内のオイルの遠心力の影響を減少するが、固
有の効率の悪さ、騒音、他の不利な影響を伴う過剰な装
置圧力を排除する。
【0077】もし必要な二次作用圧力Psが切り換え圧
力Psswより高いと、そのとき制御はオペレーション
ボックス932に移動する。もしこの状態に遭遇する
と、二次作用ライン780が高い圧力を有しかつ釣り合
いライン880が低い圧力を有するとき、車両は発進状
態にあり得る。したがって、釣り合い制御弁830は、
オペレーションボックス932に描かれているように、
釣り合いライン880内の圧力をセットして排出するよ
うに動作され、それから、一般ライン400の圧力は、
オペレーションボックス934に示されているように、
ライン圧力制御ソレノイド430を制御することによっ
て必要な二次作用圧力Psにセットされ、かつそれか
ら、二次作用ライン780は、オペレーションボックス
936に示されているように、二次弁作動制御ソレノイ
ド730によって一般ライン400の圧力にセットされ
る。オペレーションボックス936の動作に続いて、こ
れらの制御設定値(control setting
s)は保持されかつ電子制御ユニット1000は、割り
込みがユニットに再び信号を与えて制御ループを実行す
るまで他の制御動作を介して循環し、そのときオペレー
ションボックス900で始まる。
【0078】もし決定ボックス930において、必要な
二次作用圧力Psが切り換え圧力Psswより低いか又
はそれと等しいなら、そのとき制御はオペレーションボ
ックス938に移動する。もしこの状態に遭遇したな
ら、車両は、液圧装置に対する最大圧力以上に上昇する
心配なく圧力が釣り合い空洞に作用される状態にある。
オペレーションボックス938において、中間ライン8
00からの圧力は釣り合いライン880を経て釣り合い
圧力Pbで二次釣り合い空洞に供給される。釣り合いラ
イン880の圧力は中間ライン800の圧力にセットさ
れる。
【0079】制御はそれからオペレーションボックス9
40に通され、そこで第2の必要な二次作用圧力Ps’
がオペレーションボックス920に関して前に述べたの
と全く同じ方法で電子制御ユニット1000によって決
定される。しかしながら、追加の入力変数、すなわち釣
り合いライン圧力Pbは、加圧された釣り合い空洞から
の今存在する反作用力を償う(account fo
r)ために必要な二次作用圧力の機能の適切なスケジュ
ール又はマップを参照するように、使用される。オペレ
ーションボックス920と同じように、この計算方法は
通常の方法であり技術的に良く知られている。
【0080】制御はそれからオペレーションボックス9
42に通され、そこで必要な一次サーボ作用圧力Pp
が、ベルト比R、必要な二次ベルト車把持力F2r及び
エンジン速度Neの関数として電子制御ユニット100
0によって計算される。所望のベルト比を保つために、
一次力対二次力の比は保持されねばならない。例えば、
オーバードライブにいおて、この比は好ましい実施例に
対しておおよそ1.7となるように経験的に決定されて
いる。一次サーボ作用圧力Ppは、一次供給圧力に対抗
する一次サーボ内の遠心力を決定するようにエンジン速
度Neを使用し、かつそれからマップ又は調査表から別
個の点間での補問によってPpを得るように所望の力の
比を使用することによって、決定され、決定された対抗
する遠心力を償う。この方法は通常の方法であり技術的
に良く知られている。
【0081】Ppの計算が完了したのに引き続いて、制
御は判断すなわち決定ボックス950に移動する。もし
第2の必要な二次圧力Ps’が必要な一次圧力Ppより
低いか又はそれと等しいなら、そのとき制御はオペレー
ションボックス970に移動する。これは、オーバード
ライブにおいて、一次ベルト車の半径が大きく、入力ト
ルクが小さくかつ二次が高い遠心力を有し、したがって
ベルトの滑りを排除するために二次作用チャンバ内に小
さな圧力が必要であるような状況の下で、起こる。オペ
レーションボックス970において、一般ライン400
の圧力はライン圧力制御ソレノイド430によって必要
な一次圧力Ppにセットされ、それによって駆動比弁5
10を介して一次ライン544の圧力に影響する。制御
はそれからオペレーションボックス980に通され、そ
こにおいて、二次ライン780の圧力は弁作動制御ソレ
ノイド730及び調整弁750を介して第2の必要な二
次圧力Ps’にセットされる。この戦略により、CVT
はオーバードライブ比(高い変速)を保持するために必
要な一次圧力をより容易に達成することができかつ二次
の圧力を減少することができ、それによって所望の一次
把持力対二次把持力の比を容易に達成できる。二次を加
圧し過ぎることはこれによって排除され、ベルトの摩擦
損失及びポンプ動作損失を排除する。オペレーションボ
ックス980の完了に続いて、これらの制御設定値は保
持されかつ電子制御ユニット1000は、割り込みが制
御ループを実行するように再びユニットに信号を与える
まで、他の制御動作を介して循環し、そのとき制御はオ
ペレーションボックス900で開始する。
【0082】もし決定ボックス950において第2の必
要な二次ライン圧力Ps’が必要な一次ライン圧力Pp
より高いと、そのとき制御はオペレーションボックス9
60に移動する。オペレーションボックス960におい
て、一般ライン400の圧力はライン圧力制御ソレノイ
ド430によって第2の必要な二次ライン圧力Ps’に
セットされ、かつ二次作用ライン780は二次弁作動制
御ソレノイド730によって一般ライン400の圧力に
セットされ、その結果全ライン圧力は二次サーボ作用チ
ャンバに送られる。オペレーションボックス960の完
了に続いて、これらの制御設定値は保持されかつ電子制
御ユニット1000は、割り込みが制御ループを実行す
るように再びユニットに信号を与えるまで、他の制御動
作を介して循環し、そのとき制御はオペレーションボッ
クス900で開始する。
【0083】本発明の特定の実施例が説明されたが、も
ちろん本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。例えば、前述の制御戦略及び実行装置は、示された
トルクコンバータ610及びクラッチ制御補助組立体6
00でなくて始動クラッチ及び関連する補助組立体を有
するCVTに容易に適用可能である。特に、このような
始動クラッチCVTは弁620、640、650がな
く、かつ始動クラッチ制御弁を有し、その始動クラッチ
制御弁は一端のランドに中間ライン800が設けられか
つ他端のランドにクラッチ制御ソレノイド(通常開きP
WMソレノイドのような)が設けられ、そのソレノイド
は中間ライン800に作動的に接続されている。クラッ
チ制御弁の中央のランド区域(それぞれの端部ランド区
域からそれぞれの排出ランド区域によって分離されてい
る)は一般ライン400及びクラッチ圧力ラインと作動
的に接続され、そのクラッチ圧力ラインは、制御弁の移
動と同時に、通常の手動弁及び一般に使用される前進及
び更新シフトサーボ装置を介して始動クラッチを制御す
る。他の点で始動クラッチ装置の配管図は図12ないし
図14と概して同じである。
【0084】当業者は、上記の教示に基づき本発明の精
神又は基本的な特性から外れることなく本発明の原理を
利用して種々の改良、変更を行うことができる。記載さ
れた実施例は説明のためであり、本発明の範囲をそれに
限定するものではない。したがって、本発明は特定の実
施例について説明されたが、本発明の範囲内で当業者は
構造、シーケンス、材料等の変更を行うことができる。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、動作有に二次サーボ内
の過剰な圧力を排除し、それによって変速装置の効率を
向上できると共に変速装置の機械的破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の周辺技術を示している従来技術の無段
変速機の断面図である。
【図2】二重作動二次サーボの一つの実施例の中心軸線
を通して切断した半分の詳細断面図であって最低の変速
比を有するCVTを与える状態を示す図である。
【図3】図2の二次サーボと同じ図であって中間の変速
比を与える状態を示す図である。
【図4】図2の二次サーボと同じ図であって最高の変速
比を与える状態を示す図である。
【図5】二重作動二次サーボの他の実施例の中心軸線を
通して切断した半分の詳細断面図であって最低の変速比
を有するCVTを与える状態を示す図である。
【図6】図5の二次サーボと同じ図であって中間の変速
比を与える状態を示す図である。
【図7】図5の二次サーボと同じ図であって最高の変速
比を与える状態を示す図である。
【図8】二重作動二次サーボの更に別の実施例の中心軸
線を通して切断した半分の詳細断面図であって中間の変
速比を有するCVTを与える状態を示す図である。
【図9】他の実施例の一次及び二次ベルト車サーボの中
心軸線にを通して切断した断面図である。
【図10】[A]は他の実施例の二次サーボの中心軸線
を通して切断した断面図であり、[B]は[A]の二次
サーボの下半分を示す図であって異なる動作状態を示す
図である。
【図11】図12ないし図14に示される本発明の電子
及び制御装置を有するCVTの配管及び制御装置の概略
レイアウトの接続関係を示す図である。
【図12】本発明の電子及び制御装置を有するCVTの
配管及び制御装置の概略レイアウトの左の1/3を示す
図である。
【図13】本発明の電子及び制御装置を有するCVTの
配管及び制御装置の概略レイアウトの中央の1/3を示
す図である。
【図14】本発明の電子及び制御装置を有するCVTの
配管及び制御装置の概略レイアウトの右の1/3を示す
図である。
【図15】本発明の二次サーボ作用及び釣り合いチャン
バを制御するための幾つかの戦略を示すフローチャート
を示す図である。
【符号の説明】
10 無段変速装置 20 入力軸 22、23 出力軸 24 可変プー
リ 28 可変プーリ 38 ベルト 27、31 固定ベルト車 26、30 可
動ベルト車 66、94 サーボ 140 280
流体チャンバ 600 トルクコンバータ制御装置 701 二次作
用制御装置 801 二次釣り合い制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:70 8009−3J (72)発明者 グレン・イー・スワンソン アメリカ合衆国ニューヨーク州14882,ラ ンシング,アームストロング・ロード 110 (72)発明者 アラン・エル・ミラー アメリカ合衆国ニューヨーク州14850,イ サカ,ホライゾン・ドライブ 38 (72)発明者 ウィリアム・ジェイ・ハーレー アメリカ合衆国ウィスコンシン州54729, チペワ・フォールズ,ブリッジウォーター 833,アパートメント ナンバー5

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルク入力手段からトルク出力手段にト
    ルクを伝達する無段変速装置(10)において、 回転可能な入力軸(20)及び回転可能な出力軸(2
    2、23)と、 前記入力軸を前記出力軸と駆動的に連結する駆動手段で
    あって、前記入力軸(20)と共に回転可能な第1の可
    変プーリ(24)、前記出力軸(22)と共に回転可能
    な第2の可変プーリ(28)、前記第1の可変プーリと
    前記第2の可変プーリとを連結するベルト手段(38)
    を有し、前記第1の可変プーリ及び前記第2の可変プー
    リの各々が固定ベルト車(27、31)及び可動ベルト
    車(26、30)を有する駆動手段と、 前記第1の可変プーリの前記固定ベルト車(27)及び
    可動ベルト車(26)を共に連続的に偏倚する第1の偏
    倚手段(66)及び前記第2の可変プーリの前記固定ベ
    ルト車(31)及び可動ベルト車(30)を共に連続的
    に偏倚する第2の偏倚手段(94)であって、前記第1
    の偏倚手段が一次ラインを介して液圧流体源に接続する
    少なくとも一つの流体チャンバ(34)を有し、前記第
    2の偏倚手段(94)が二次ライン(780)を介して
    液圧流体源に接続する複数の流体チャンバ(140、2
    08)を有し、前記流体チャンバ(790)への流体の
    供給及びそこからの流体の排出が前記可動ベルト車を相
    対的に移動する第1及び第2の偏倚手段と、 前記液圧流体源に連通している前記第2のプーリの前記
    複数の流体チャンバへの流体の流れを調整するための弁
    手段(701)であって、圧力を前記流体源の圧力より
    低くかつ一次ラインの圧力と違う前記二次ラインの圧力
    を制御する弁手段と、を備えた無段変速装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無段変速装置におい
    て、前記複数の流体チャンバが第1のチャンバ(14
    0)、第2のチャンバ(206)及び第3のチャンバ
    (208)を含み、前記第1及び第2のチャンバが前記
    弁手段(701)と流体的に連通している無段変速装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の無段変速装置におい
    て、前記第1のチャンバ(104)及び第3のチャンバ
    (208)を作動的に相互に連通している弁手段(70
    1)を備える無段変速装置。
  4. 【請求項4】 一次連結手段(540)及び前記一次連
    結手段と連通している一次ライン(544)と、二次連
    結手段及び前記二次連結手段と連通している二次ライン
    であって、前記二次連結手段が中間ライン(800)と
    連通している釣り合い手段(890)を備える二次連結
    手段及び二次ラインと、一次ライン(544)、二次ラ
    イン(780)及び中間ライン(800)と流体的に連
    通する一般ライン(400)と、入力トルク、駆動比、
    エンジン速度及び採用されているダウンシフト戦略に応
    答して前記二次連結手段の把持力を制御する手段とを有
    する無段変速機において、前記二次連結手段の把持力を
    制御する前記手段が、 入力トルク、駆動比、エンジン速度、採用されているダ
    ウンシフト戦略及び変速機の二次釣り合い手段の圧力に
    対して必要な二次ライン圧力を確保する手段(900、
    910、920)と、 入力トルク、駆動比、エンジン速度及び変速機で採用さ
    れているダウンシフト戦略に対する必要な一次ライン圧
    力を確保する手段(942)と、 一般ライン圧力を、前記必要な二次圧力より大きいか又
    はそれに等しい前記必要な一次ライン圧力に応答する必
    要な一次ライン圧力に、実質的に設定する手段(95
    0、970)と、 二次ライン圧力を、前記必要な二次ライン圧力より大き
    いか又はそれと等しい前記必要な一次ライン圧力に応答
    する必要な二次ライン圧力に、実質的に設定する手段
    (980)と、を備えた無段変速機。
  5. 【請求項5】 一次連結手段(540)及び前記一次連
    結手段と連通している一次ライン(544)と、二次連
    結手段及び前記二次連結手段と連通している二次ライン
    であって、前記二次連結手段が中間ライン(800)と
    連通している釣り合い手段(890)を備える二次連結
    手段及び二次ラインと、一次ライン(544)、二次ラ
    イン(780)及び中間ライン(800)と流体的に連
    通する一般ライン(400)と、入力トルク、駆動比、
    エンジン速度及び採用されているダウンシフト戦略に応
    答して前記二次連結手段の把持力を制御する手段(10
    00)とを有する無段変速機において、前記二次連結手
    段の把持力を制御する前記手段が、 入力トルク、駆動比、エンジン速度、採用されているダ
    ウンシフト戦略及び変速機の二次釣り合い手段の圧力に
    対して必要な二次ライン圧力を確保する手段(900、
    910、920)と、 入力トルク、駆動比、エンジン速度及び変速機で採用さ
    れているダウンシフト戦略に対する必要な一次ライン圧
    力を確保する手段(942)と、 一般ライン圧力を必要な二次ライン圧力に実質的に設定
    するためにかつ二次ライン圧力を一般ライン圧力に実質
    的に設定するために必要な一次ライン圧力より大きい必
    要な二次ライン圧力に応答する手段(950、960)
    と、を備えた無段変速機。
  6. 【請求項6】 一次連結手段(540)及び前記一次連
    結手段と連通している一次ライン(544)と、二次連
    結手段及び前記二次連結手段と連通している二次ライン
    であって、前記二次連結手段が中間ライン(800)と
    連通している釣り合い手段(890)を備える二次連結
    手段及び二次ラインと、一次ライン(544)、二次ラ
    イン(780)及び中間ライン(800)と流体的に連
    通する一般ライン(400)と、入力トルク、駆動比、
    エンジン速度及び採用されているダウンシフト戦略に応
    答して前記二次連結手段の把持力を制御する手段(10
    00)とを有する無段変速機において、前記二次連結手
    段の把持力を制御する前記手段が、 入力トルク、駆動比、エンジン速度及び無段変速機で採
    用されているダウンシフト戦略に対して第1の必要な二
    次ライン圧力を確保するための手段(900、910、
    920)と、 第1の必要な二次ライン圧力を切り換え圧力設定点と比
    較するための手段(930)と、 二次釣り合い手段を実質的に排出ために切り換え圧力設
    定点より大きな第1の必要な二次圧力に応答する手段
    (932)と、 一般ライン圧力を第1の二次圧力に実質的に設定するた
    めに切り換え圧力設定点より大きな第1の必要な二次圧
    力に応答する手段(934)と、 二次ライン圧力を一般ライン圧力に実質的に設定するた
    めに切り換え圧力設定点より大きな第1の必要な二次圧
    力に応答する手段(936)と、 二次釣り合い手段の圧力を中間ライン圧力に実質的に設
    定するために切り換え圧力設定点より小さいか又はそれ
    と等しい第1の必要な二次圧力に応答する手段(93
    8)と、 入力トルク、駆動比、エンジン速度、採用されているダ
    ウンシフト戦略及び無段変速機の二次釣り合い手段の圧
    力に対する第2の必要な二次ライン圧力を確保するため
    の手段(940)と、 入力トルク、駆動比、エンジン速度及び無段変速機で採
    用されているダウンシフト戦略に対する必要な一次ライ
    ン圧力を確保するための手段(942)と、 第2の必要な二次ライン圧力を必要な一次ライン圧力と
    比較するための手段(950)と、 一般ライン圧力を必要な一次ライン圧力に実質的に設定
    するために前記第2の必要な二次圧力より大きい必要な
    一次ライン圧力に応答する手段(970)と、 二次ライン圧力を第2の必要な二次ライン圧力に実質的
    に設定するために前記第2の必要な二次圧力より大きい
    必要な一次ライン圧力に応答する手段(980)と、を
    備えた無段変速機。
  7. 【請求項7】 一次連結手段(540)及び前記一次連
    結手段と連通している一次ライン(544)と、二次連
    結手段及び前記二次連結手段と連通している二次ライン
    であって、前記二次連結手段が中間ライン(800)と
    連通している釣り合い手段(890)を備える二次連結
    手段及び二次ラインと、一次ライン(544)、二次ラ
    イン(780)及び中間ライン(800)と流体的に連
    通する一般ライン(400)と、入力トルク、駆動比、
    エンジン速度及び採用されているダウンシフト戦略に応
    答して前記二次連結手段の把持力を制御する手段(10
    00)とを有する無段変速機において、前記二次連結手
    段の把持力を制御する前記手段が、 入力トルク、駆動比、エンジン速度及び無段変速機で採
    用されているダウンシフト戦略に対して第1の必要な二
    次ライン圧力を確保するための手段(900、910、
    920)と、 第1の必要な二次ライン圧力を切り換え圧力設定点と比
    較するための手段(930)と、 二次釣り合い手段を実質的に排出ために切り換え圧力設
    定点より大きな第1の必要な二次圧力に応答する手段
    (932)と、 一般ライン圧力を第1の二次圧力に実質的に設定するた
    めに切り換え圧力設定点より大きな第1の必要な二次圧
    力に応答する手段(934)と、 二次ライン圧力を一般ライン圧力に実質的に設定するた
    めに切り換え圧力設定点より大きな第1の必要な二次圧
    力に応答する手段(936)と、 二次釣り合い手段の圧力を中間ライン圧力に実質的に設
    定するために切り換え圧力設定点より小さいか又はそれ
    と等しい第1の必要な二次圧力に応答する手段(93
    8)と、 入力トルク、駆動比、エンジン速度、採用されているダ
    ウンシフト戦略及び無段変速機の二次釣り合い手段の圧
    力に対する第2の必要な二次ライン圧力を確保するため
    の手段(940)と、 入力トルク、駆動比、エンジン速度及び無段変速機で採
    用されているダウンシフト戦略に対する必要な一次ライ
    ン圧力を確保するための手段(942)と、 第2の必要な二次ライン圧力を必要な一次ライン圧力と
    比較するための手段(950)と、 一般ライン圧力を第2の必要な二次ライン圧力に実質的
    に設定するために前記第2の必要な二次圧力より低い必
    要な一次ライン圧力に応答する手段(960)と、 二次ライン圧力を一般ライン圧力に実質的に設定するた
    めに前記第2の必要な二次圧力より低い必要な一次ライ
    ン圧力に応答する手段(960)と、を備えた無段変速
    機。
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