JPH0681372B2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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JPH0681372B2
JPH0681372B2 JP60036621A JP3662185A JPH0681372B2 JP H0681372 B2 JPH0681372 B2 JP H0681372B2 JP 60036621 A JP60036621 A JP 60036621A JP 3662185 A JP3662185 A JP 3662185A JP H0681372 B2 JPH0681372 B2 JP H0681372B2
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JP
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metal
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insulated switchgear
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JP60036621A
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JPS61199407A (ja
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高明 榊原
民憲 吉田
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の技術分野] 本発明は、発変電所を構成するガス絶縁開閉装置に関す
るものであり、特に、接地構成に改良を施して、基礎コ
ンクリートの強度低下及びひび割れ等の不都合を解消し
たガス絶縁開閉装置に係る。
[発明の技術的背景] 近年電力需要の急速な増大及び発変電所建設用地取得の
困難さから、小型・縮小化において優れた特性を有する
ガス絶縁開閉装置(GIS)が盛んに用いられる様様にな
り、その電圧階級も500KVにまで、また、定格電流も800
0A〜12000Aにまで及んでいる。
この様な大容量GISでは、主に主回路電流による磁界の
影響を低減する為に多点接地方式が採用されている。
この多点接地方式は、充電部を収納し、絶縁ガスを密封
した金属容器を多点にて接地し、且つ、各相金属容器間
を電気的に接続することにより閉ループを構成し、この
閉ループに主回路電流とはほぼ逆位相の誘導電流を流す
ことにより、主回路電流による外部磁界の影響を低減す
るものである。
第3図及び第4図はこの様な多点接地方式のガス絶縁開
閉装置の一般例を示したものである。図中1a〜1cは各相
金属容器で、それらは通電導体2により電気的に接続さ
れている。3a〜3cはブッシング4a〜4cを支持固定する為
の架構で、ブッシング4a〜4cの容器はこの架構3a〜3cを
経由し、これに接続された接地線5にて、変電所用地に
埋設された接地メッシュに接続されている。なお、6a〜
6cは金属容器のフランジ絶縁部で、金属容器に流れる電
流を絶縁する様にしている。
そして、この様な構成において、主回路に電流が流れる
と、各相金属容器1a〜1c及び通電導体2により構成され
た閉ループに主回路電流とはほぼ逆位相の誘導電流が流
れるので、主回路電流による外部磁界が著しく低減さ
れ、この結果外部磁界による鉄鋼類の局部加熱、電磁振
動、制御ケーブルへの誘導等が防止されるものである。
[背景技術の問題点] ところで、以上の様なガス絶縁開閉装置において、金属
容器1a〜1cが導通して接続されている箇所では、金属容
器が変電所接地メッシュに多点で接地されていても、金
属容器自体のインピーダンスが、接地線及び埋設メッシ
ュよりなる回路のインピーダンスよりも著しく小さい
為、シース電流は接地線にはほとんど流入しないが、金
属容器1a〜1cのフランジ絶縁部6a〜6cや気中ブッシング
4a〜4c接続部の様にシース電流が不連続になる箇所で
は、シース電流は通電導体2及び接地線5に分流する。
この場合、シース電流の分流する割合は、通電導体2の
インピーダンスと、接地線5と埋設接地メッシュより成
る回路のインピーダンス比で決まってくるが、金属容器
1a〜1cが基礎コンクリート面に非常に近接して配置され
る場合や、第4図のブッシング4a〜4c部の様に各相金属
容器間の相間寸法が著しく大きくなる箇所においては、
接地線5及び埋設接地メッシュよりなる回路のインピー
ダンスが、通電導体2のインピーダンスに近い値になる
為、接地線5に流入する電流が大きくなる。
しかしながら、接地線5を通して埋設接地メッシュに流
入する電流値は、第4図に示した様な構成の場合、主回
路電流の約30%近くにもなり、8000A定格換算すると、
接地線5に流入する電流は2400Aにも達し、接地線5が
過度に加熱する恐れがある。
この様な接地線の過度な温度上昇は、基礎コンクリート
の強度低下、強いては、ひび割れにもつながる為、大き
な問題となっていた。
[発明の目的] 本発明は、上述の如き従来技術の欠点を解消する為に提
案されたものであり、その目的は、接地線に流入するシ
ース電流を低減して、その加熱を防ぎ、基礎コンクリー
トの強度低下及びひび割れを防止し得る様なガス絶縁開
閉装置を提供することである。
[発明の概要] 本発明のガス絶縁開閉装置は、 絶縁物を介して一体に接続された複数の金属容器内に高
電圧導体を収納して各相の機器を構成し、これら各相の
機器をその金属容器が平行になるように複数相分配置
し、かつ前記各相の金属容器をそれぞれ接地して各相の
金属容器に流れる主回路電流と逆位相の誘導電流を接地
して成るガス絶縁開閉装置において、 絶縁物によって形成された前記誘導電流の不連続部分及
び各相の金属容器間を電気的に接続するように、各相の
絶縁物で区分された金属容器間及び他の相の金属容器を
共通して支持する金属製の架構を設け、この共通の架構
により各相の金属容器を共通して接地したことを特徴と
する。
すなわち、本願発明は、このような構成を採用すること
により、絶縁物で区画された複数の金属容器ごとに流れ
る逆位相の誘導電流(シース電流)と、他の相の金属容
器に流れる逆位相の誘導電流を、共通の架構によって接
地するようにしたものである。
そして、この様な構成を有することにより、各相金属容
器間におけるインピーダンスを著しく低減できる為、同
インピーダンスが接地線側の回路のインピーダンスに対
し極めて小さくなり、接地線に流入するシース電流が大
幅に低減している。
[発明の実施例] 以上説明した様な本発明によるガス絶縁開閉装置の実施
例を第1図及び第2図を用いて具体的に説明する。な
お、第3図及び第4図に示した従来例と同一部分には同
一符号を付し、説明を省略する。
第1図は、金属容器1a〜1cのフランジ絶縁部6a〜6cにお
いて、接地線5に流入する電流を低減する様に構成した
一実施例を示している。同図において、フランジ絶縁部
6a〜6cの下方には、これを支持する為の各相共通の架構
3が、金属容器1a〜1cの相配列方向に配設されている。
各相の金属容器1a〜1cは、夫々フランジ絶縁部6a〜6cの
両側にて、架構3に接地線10a〜10cで接続されている。
また、各相共通の架構3が使用されていることにより、
接地線5も各相共通の一本のみが、埋設接地メッシュに
接続されている。更に、フランジ絶縁部6a〜6cの両側に
は、各相金属容器を接続する為の通電導体2が、夫々従
来と同様に接続されている。
以上の様な構成を有することにより、共通の架構3が、
その上部水平部分において、各相金属容器1a〜1cを電気
的に接続する通電導体の役割と、フランジ絶縁部6a〜6c
をバイパスする通電導体の役割とを果す為、各相金属容
器1a〜1c間のインピーダンスは、極めて小さくなる。こ
の結果、金属容器1a〜1c間のインピーダンスが、接地線
5及び埋設接地メッシュよりなる回路のインピーダンス
より著しく小さくなる為、接地線5に流入するシース電
流は大幅に低減される。従って、従来の様に、接地線5
が過度に加熱する恐れはなく、基礎コンクリートの強度
低下、及びひび割れを生ずることはない。
特に本実施例では、この様に架構3に通電導体の機能を
持たせながら、更にフランジ絶縁部6a〜6cの両側にも、
従来と同様に、各相金属容器を接地する通電導体2を接
続していることにより、金属容器間のインピーダンスを
更に小さくできる為、接地線5に流入する電流は、一層
低減される。
第2図は、ブッシング4a〜4c接続部において、接地線5
に流入する電流を低減する様に構成した一実施例を示し
ている。同図において、ブッシング4a〜4cの各相の容器
の下方には、これを支持する為の各相共通の架構3が、
相配列方向に配設されている。ブッシング4a〜4cの容器
は、夫々接地線10a〜10cにより、共通の架構3に接続さ
れ、架構3は、同じく共通の接地線により、埋設接地メ
ッシュに接続されている。なお、本実施例においても、
以上の構成に加えて、前記実施例と同様各相の金属容器
1a〜1cを接続する通電導体2が設けられている。
以上の様な構成を有することにより、前記実施例と同様
各相の金属容器1a〜1cは、極めて低いインピーダンスに
より接続されるので、そのインピーダンスは、接地線5
及び埋設接地メッシュよりなる回路のインピーダンスよ
り著しく低くなり、従って、接地線5に流入する電流が
大幅に低減される。
また、各相の金属容器1a〜1c間を接続する通電導体2の
作用効果も前記実施例と同様である。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、例えば、各相の金属容器1a〜1c間を接続する通電導
体を別個に設けずとも、充分な効果を得られる。また、
本発明は、ケーブル接続部においても同様に適用でき
る。
[発明の効果] 以上説明した様に本発明によれば、フランジ絶縁部、ブ
ッシング接続部、ケーブル接続部等において、各相金属
容器の相配列方向に共通の架構を設け、各相の金属容器
をその架構に接続するという簡略な構成により、接地線
に流入するシース電流を大幅に低減し、基礎コンクリー
トの強度低下、及びひび割れを防止したガス絶縁開閉装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、夫々本発明によるガス絶縁開閉装
置の異なる実施例を示す斜視図、第3図及び第4図は、
夫々ガス絶縁開閉装置の従来例を示す斜視図である。 1a〜1c……金属容器、2……通電導体、3,3a〜3c……架
構、4a〜4c……ブッシング、5,10a〜10c……接地線、6a
〜6c……フランジ絶縁部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁物を介して一体に接続された複数の金
    属容器内に高電圧導体を収納して各相の機器を構成し、
    これら各相の機器をその金属容器が平行になるように複
    数相分配置し、かつ前記各相の金属容器をそれぞれ接地
    して各相の金属容器に流れる主回路電流と逆位相の誘導
    電流を接地して成るガス絶縁開閉装置において、 絶縁物によって形成された前記誘導電流の不連続部分及
    び各相の金属容器間を電気的に接続するように、各相の
    絶縁物で区分された金属容器間及び他の相の金属容器を
    共通して支持する金属製の架構を設け、この共通の架構
    により各相の金属容器を共通して接地したことを特徴と
    するガス絶縁開閉装置。
  2. 【請求項2】各相金属容器の間の電気的接続が、共通の
    架構に加えて、これと平行して設けられた通電導体によ
    っても行われたものである特許請求の範囲第1項記載の
    ガス絶縁開閉装置。
JP60036621A 1985-02-27 1985-02-27 ガス絶縁開閉装置 Expired - Lifetime JPH0681372B2 (ja)

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JP60036621A JPH0681372B2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27 ガス絶縁開閉装置

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JP60036621A JPH0681372B2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27 ガス絶縁開閉装置

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JPS61199407A JPS61199407A (ja) 1986-09-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6036972Y2 (ja) * 1979-05-02 1985-11-02 株式会社東芝 ガス絶縁開閉装置

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JPS61199407A (ja) 1986-09-03

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