JPH068133U - マスタシリンダ用リザーバのグロメットシール - Google Patents

マスタシリンダ用リザーバのグロメットシール

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Publication number
JPH068133U
JPH068133U JP4685692U JP4685692U JPH068133U JP H068133 U JPH068133 U JP H068133U JP 4685692 U JP4685692 U JP 4685692U JP 4685692 U JP4685692 U JP 4685692U JP H068133 U JPH068133 U JP H068133U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
master cylinder
reservoir
grommet seal
grommet
cylindrical
Prior art date
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Pending
Application number
JP4685692U
Other languages
English (en)
Inventor
秀則 美斉津
一宏 小杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP4685692U priority Critical patent/JPH068133U/ja
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスタシリンダとリザーバとの接続部に装着
されるグロメットシールのシール性及び耐久性を向上さ
せる。 【構成】 マスタシリンダ本体の上面に突設された筒状
取付部111 と、リザーバ本体の下面に突設された筒状
脚部171 との間にゴム製のグロメットシールGが装着
され、そのグロメットシール本体23の空洞部24にシ
リコンオイル25が封入される。低温時にゴム製のグロ
メットシール本体23が硬化しても、空洞部24に封入
されたシリコンオイル25の作用でグロメットシールG
全体としての柔軟性が確保され、そのシール性及び耐久
性が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、マスタシリンダ本体に形成された筒状取付部とリザーバ本体に形成 されて前記筒状取付部の内周に嵌合する筒状脚部との間に装着されるマスタシリ ンダ用リザーバのグロメットシールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかるマスタシリンダ用リザーバのグロメットシールとして、実開昭6 1−30572号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記グロメットシールはゴム材によって形成されており、その弾性によってリ ザーバとマスタシリンダとの接続部をシールして作動油の洩れを防止するととも に、リザーバをマスタシリンダに取り付ける際の位置誤差を吸収する機能を有し ている。
【0004】 しかしながら、グロメットシールの材料であるゴムは冬季等の低温時に硬化し て弾力性が減じるため、そのシール性や耐久性が低下する問題がある。
【0005】 本考案は前述の事情に鑑みてなされたもので、低温時におけるシール性と耐久 性に優れたマスタシリンダ用リザーバのグロメットシールを提供することを目的 とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案は、マスタシリンダ本体に形成された筒状 取付部とリザーバ本体に形成されて前記筒状取付部の内周に嵌合する筒状脚部と の間に装着されるマスタシリンダ用リザーバのグロメットシールにおいて、ゴム 製のグロメットシール本体に空洞部を形成し、この空洞部にオイルを封入したこ とを特徴とする。
【0007】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。
【0008】 図1〜図3は本考案の一実施例を示すもので、図1はマスタシリンダ及びリザ ーバの断面図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図1の3部拡大図である。
【0009】 図1に示すように、自動車用のタンデム型マスタシリンダMは概略円筒状のマ スタシリンダ本体1を備える。マスタシリンダ本体1のシリンダ孔2には、互い に独立した第1及び第2油圧室31 ,32 を前後に画成すべく、前後一対のピス トン41 ,42 が摺動自在に嵌装される。これらピストン41 ,42 は戻しばね 51 ,52 によりそれぞれ後退方向へ付勢される。
【0010】 前部ピストン41 の後退限は、マスタシリンダ本体1の下壁に螺着されたスト ップボルト6の先端部が該ピストン41 を支承することにより規制される。また 後部ピストン42 の後退限は、シリンダ孔2の後端部内壁に固定された軸受7が 該ピストン42 を支承することにより規制される。後部ピストン42 は前記軸受 7に摺動自在に支持されたピストンロッド8の先端に嵌合支持され、このピスト ンロッド8の後端に図示せぬブレーキペダルで操作される負圧ブースタの出力杆 9が連接される。第1油圧室31 及び第2油圧室32 には、図示せぬブレーキシ リンダに接続する第1出力ポート101 及び第2出力ポート102 がそれぞれ開 口する。
【0011】 マスタシリンダ本体1の上面には、前後一対の筒状取付部111 ,112 が一 体に形成される。前側の筒状取付部111 の底面には、第1油圧室31 に連通す るリリーフポート121 及びサプライポート131 が前後に離間して穿設され、 後側の筒状取付部112 の底面には、第2油圧室32 に連通するリリーフポート 122 及びサプライポート132 が前後に離間して穿設される。
【0012】 マスタシリンダMの上部に支持されるリザーバRは、合成樹脂で一体成形され たリザーバ本体14と、その上面に形成された給油口を開閉するキャップ15と を備える。リザーバ本体14の底壁上面には、その内部を前後に仕切る仕切壁1 6が立設される。仕切壁16はリザーバRが前後方向に傾斜した時、その前半部 及び後半部に作動油を保持し、第1油圧室31 及び第2油圧室32 に対する作動 油の供給が途切れないように機能する。またリザーバ本体14の底壁下面には、 マスタシリンダ本体1に形成した前記前後一対の筒状取付部111 ,112 にそ れぞれゴム製のグロメットシールG,Gを介して接続される筒状脚部171 ,1 72 が一体に形成される。
【0013】 図2を併せて参照すると明らかなように、マスタシリンダ本体1の上面に突設 した取付用ブラケット18にはリザーバ本体14の底壁下面に突設した取付用ブ ラケット19が重ね合わされ、ボルト20によって結合される。このとき、リザ ーバ本体14の取付用ブラケット19には金属製のディスタンスカラー26が装 着され、前記ボルト20の締付力が合成樹脂の取付用ブラケット19に直接作用 しないようにしている。
【0014】 図3を併せて参照すると明らかなように、グロメットシールGは、マスタシリ ンダ本体1側の筒状取付部111 ,112 の内面とリザーバ本体14側の筒状脚 部171 ,172 との間に挟まれる円筒部21と、この円筒部21に上端に連設 されて筒状取付部111 ,111 の上面とリザーバ本体14の下面との間に挟ま れるフランジ部22とよりなるグロメットシール本体23を備える。そして、前 記円筒部21とフランジ部22の内部に形成された空洞部24にシリコンオイル 25が封入される。
【0015】 而して、負圧ブースタの出力杆9に押圧された後部ピストン42 が戻しばね5 2 を圧縮しながら前進してリリーフポート122 を通過すると、第2油圧室32 に発生したブレーキ油圧が第2出力ポート102 からブレーキシリンダに伝達さ れ、対応する車輪を制動する。前記後部ピストン42 の前進に伴い、戻しばね5 2 の弾発力と第2油圧室32 に発生したブレーキ油圧とが前部ピストン41 を戻 しばね51 を圧縮しながら前進させる。前部ピストン41 がリリーフポート12 1 を通過すると、第1油圧室31 に発生したブレーキ油圧が第1出力ポート10 1 からブレーキシリンダに伝達され、対応する車輪を制動する。
【0016】 ところで、マスタシリンダMの上部に支持されたリザーバRには車両の走行に 伴う振動や慣性力が作用するが、マスタシリンダMの筒状取付部111 ,112 とリザーバRの筒状脚部171 ,172 との間に装着された前後一対のグロメッ トシールG,Gが弾性変形し、これによりマスタシリンダMとリザーバR間のシ ール性が確保される。また、マスタシリンダ本体1に形成された一対の筒状取付 部111 ,112 のピッチとリザーバ本体14に形成した一対の筒状脚部171 ,172 のピッチに誤差があっても、グロメットシールG,Gが弾性変形して前 記誤差を吸収する。
【0017】 低温時にはゴム製のグロメットシール本体23が硬化するが、その内部の空洞 部24に封入されたシリコンオイル25は温度変化によって硬化しないため、グ ロメットシールGの柔軟性が確保される。その結果、低温時におけるシール性の 低下が防止されて作動油の洩れが無くなるだけでなく、そのグロメットシールG のひび割れを防止して耐久性を向上させることができる。
【0018】 図4は本考案の第2実施例を示すものである。
【0019】 この実施例のグロメットシールGは、グロメットシール本体23の円筒部21 外周に環状突起21aを備え、この環状突起21aがマスタシリンダ本体1側の 筒状取付部111 ,112 の内面に形成した環状溝11aに嵌合する。またリザ ーバR側の筒状脚部171 ,172 の下端には膨出部17aが形成され、この膨 出部17aがグロメットシール本体23の円筒部21下端に係合する。これによ り、リザーバRをマスタシリンダMに支持した時、両者を安定した状態で結合し て作動油の洩れを一層効果的に防止することができる。
【0020】 以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は前記実施例に限定されるもので なく、種々の小設計変更を行うことが可能である。
【0021】 例えば、グロメットシールGの内部に封入されるオイルとして、シリコンオイ ル25以外の適宜のオイルを使用することができる。また、実施例では2個のグ ロメットシールGを介してリザーバRを支持しているが、1個のグロメットシー ルGを介してリザーバRを支持することも可能である。更に、本考案のグロメッ トシールGは、クラッチ用マスタシリンダのリザーバに対しても適用することが できる。
【0022】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、ゴム製のグロメットシール本体に空洞部を形成 してオイルを封入したので、低温時にゴムが硬化してもグロメットシール全体と しての柔軟性を保ち、マスタシリンダ本体とリザーバ本体間のシール性を確保し て作動油の洩れを防止するとともに、グロメットシール本体のひび割れによる耐 久性の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例によるマスタシリンダ及び
リザーバの断面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の3部拡大図
【図4】本考案の第2実施例による、前記図3に対応す
る図
【符号の説明】
1 マスタシリンダ本体 111 ,112 筒状取付部 14 リザーバ本体 171 ,172 筒状脚部 23 グロメットシール本体 24 空洞部 25 シリコンオイル(オイル)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタシリンダ本体(1)に形成された
    筒状取付部(111,112 )とリザーバ本体(14)
    に形成されて前記筒状取付部(111 ,11 2 )の内周
    に嵌合する筒状脚部(171 ,172 )との間に装着さ
    れるマスタシリンダ用リザーバのグロメットシールにお
    いて、 ゴム製のグロメットシール本体(23)に空洞部(2
    4)を形成し、この空洞部(24)にオイル(25)を
    封入したことを特徴とする、マスタシリンダ用リザーバ
    のグロメットシール。
JP4685692U 1992-07-06 1992-07-06 マスタシリンダ用リザーバのグロメットシール Pending JPH068133U (ja)

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