JPH0627409U - マスタシリンダ用リザーバのグロメットシール - Google Patents

マスタシリンダ用リザーバのグロメットシール

Info

Publication number
JPH0627409U
JPH0627409U JP6456492U JP6456492U JPH0627409U JP H0627409 U JPH0627409 U JP H0627409U JP 6456492 U JP6456492 U JP 6456492U JP 6456492 U JP6456492 U JP 6456492U JP H0627409 U JPH0627409 U JP H0627409U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grommet
seal
reservoir
master cylinder
sealing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6456492U
Other languages
English (en)
Inventor
正和 綿林
典久 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP6456492U priority Critical patent/JPH0627409U/ja
Publication of JPH0627409U publication Critical patent/JPH0627409U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスタシリンダにリザーバを支持するグロメ
ットシールのシール性とリザーバの支持性とを両立させ
る。 【構成】 マスタシリンダ本体1の一対の筒状取付部1
1 ,112 とリザーバ本体14の一対の筒状脚部17
1 ,172 との間に装着されるゴム製のグロメットシー
ルGは、比較的硬質のゴムで形成されたグロメット本体
22と、比較的軟質のゴムで形成されて前記グロメット
本体22の外側シール面So及び内側シール面Siに一
体に埋め込まれた一対のシール部材23,24とを備え
る。硬質のグロメット本体22によってリザーバ本体1
4をマスタシリンダ本体1に強固に支持することがで
き、軟質のシール部材23,24によって前記両シール
面So,Siのシール性が高められる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、マスタシリンダ本体の上面に形成された一対の筒状取付部とリザー バ本体の下面に形成されて前記筒状取付部の内周に遊嵌する一対の筒状脚部との 間に装着されるマスタシリンダ用リザーバのグロメットシールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかるマスタシリンダ用リザーバのグロメットシールとして、実開昭5 7−6662号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、かかるグロメットシールは、マスタシリンダ側の一対の筒状取付部 とリザーバ側の一対の筒状脚部との間を液密にシールする機能に加えて、両筒状 取付部の軸間距離と両筒状脚部の軸間距離との誤差を吸収しながらリザーバをマ スタシリンダに支持する機能を有している。この場合、シール性を高めるべくグ ロメットシールの硬度を柔らかくするとリザーバの支持力が不足する問題があり 、逆にリザーバの支持力を高めるべくグロメットシールの硬度を硬くするとシー ル性が低下する問題がある。
【0004】 本考案は前述の事情に鑑みてなされたもので、リザーバを強固に支持すること が可能であり、且つシール性に優れたマスタシリンダ用リザーバのグロメットシ ールを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案は、マスタシリンダ本体の上面に形成され た一対の筒状取付部とリザーバ本体の下面に形成されて前記筒状取取付部の内周 に遊嵌する一対の筒状脚部との間に装着されるマスタシリンダ用リザーバのグロ メットシールにおいて、比較的硬質の弾性材料で形成されて、前記マスタシリン ダ本体に対向する外側シール面及び前記リザーバ本体に対向する内側シール面を 有するグロメット本体と、比較的軟質の弾性材料で形成されて、前記グロメット 本体の前記外側シール面及び内側シール面の少なくとも一方に埋め込まれるシー ル部材とを備えたことを第1の特徴とする。
【0006】 また本考案は前述の第1の特徴に加えて、前記シール部材の外表面を前記グロ メット本体の外表面よりも外側に膨出させたことを第2の特徴とする。
【0007】 また本考案は前述の第1の特徴に加えて、前記外側シール面に埋め込まれたシ ール部材を前記筒状取付部の内周に当接させるとともに、前記内側シール面に埋 め込まれたシール部材を前記リザーバ本体の下面に当接させたことを第3の特徴 とする。
【0008】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。
【0009】 図1〜図4は本考案の一実施例を示すもので、図1はマスタシリンダ及びリザ ーバの断面図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図1の3部拡大図、図4は グロメットシール単体の断面図である。
【0010】 図1に示すように、自動車用のタンデム型マスタシリンダMは概略円筒状のマ スタシリンダ本体1を備える。マスタシリンダ本体1のシリンダ孔2には、互い に独立した第1及び第2油圧室31 ,32 を前後に画成すべく、前後一対のピス トン41 ,42 が摺動自在に嵌装される。これらピストン41 ,42 は戻しばね 51 ,52 によりそれぞれ後退方向へ付勢される。
【0011】 前部ピストン41 の後退限は、マスタシリンダ本体1の下壁に螺着されたスト ップボルト6の先端部が該ピストン41 を支承することにより規制される。また 後部ピストン42 の後退限は、シリンダ孔2の後端部内壁に装着されたストッパ リング7が該ピストン42 を支承することにより規制される。第1油圧室31 及 び第2油圧室32 には、図示せぬブレーキシリンダに接続する第1出力ポート1 01 及び第2出力ポート102 がそれぞれ開口する。
【0012】 マスタシリンダ本体1の上面には、前後一対の筒状取付部111 ,112 が一 体に形成される。前側の筒状取付部111 の底面には、第1油圧室31 に連通す るリリーフポート121 及びサプライポート131 が前後に離間して穿設され、 後側の筒状取付部112 の底面には、第2油圧室32 に連通するリリーフポート 122 及びサプライポート132 が前後に離間して穿設される。
【0013】 マスタシリンダMの上部に支持されるリザーバRは、合成樹脂で一体成形され たリザーバ本体14と、その上面に形成された給油口を開閉するキャップ15と を備える。リザーバ本体14の底壁上面には、その内部を前後に仕切る仕切壁1 6が立設される。仕切壁16はリザーバRが前後方向に傾斜した時、その前半部 及び後半部に作動油を保持し、第1油圧室31 及び第2油圧室32 に対する作動 油の供給が途切れないように機能する。またリザーバ本体14の底壁下面には、 マスタシリンダ本体1に形成した前記前後一対の筒状取付部111 ,112 にそ れぞれゴム製のグロメットシールG,Gを介して接続される一対の筒状脚部17 1 ,172 が一体に形成される。グロメットシールG,Gは、一対の筒状取付部 111 ,112 の軸間距離と一対の筒状脚部171 ,172 の軸間距離との誤差 を吸収しながら、リザーバRをマスタシリンダM上に液密に支持する機能を有し ている。
【0014】 図2を併せて参照すると明らかなように、マスタシリンダ本体1の上面に突設 した取付用ブラケット18にはリザーバ本体14の底壁下面に突設した取付用ブ ラケット19が重ね合わされ、ボルト20によって結合される。このとき、リザ ーバ本体14の取付用ブラケット19には金属製のディスタンスカラー21が装 着され、前記ボルト20の締付力が合成樹脂の取付用ブラケット19に直接作用 しないようにしている。
【0015】 図3及び図4から明らかなように、グロメットシールGは、比較的硬質のゴム (硬度約75°)で形成されたグロメット本体22と、比較的軟質のゴム(硬度 約55°)で形成されて前記グロメット本体22に一体に埋め込まれた環状をな す一対のシール部材23,24とから構成される。
【0016】 グロメット本体22は、筒状取付部111 ,112 の内周及び筒状脚部171 ,172 の外周間に挟まれる筒状部22aと、この筒状部22aの上端から半径 方向外向きに突出して筒状取付部111 ,112 の上端面とリザーバ本体14の 下面との間に挟まれるフランジ部22bとを備える。そしてグロメット本体22 の外側には筒状取付部111 ,112 の内周に当接する外側シール面Soが形成 されるとともに、グロメット本体22の内側には筒状脚部171 ,172 の外周 及びリザーバ本体14の下面に当接する内側シール面Siが形成される。
【0017】 グロメット本体22の外側シール面Soの下部には比較的軟質のゴムで形成し た前記環状のシール部材23が埋め込まれており、そのシール部材23は筒状取 付部111 ,112 の内周に液密に当接する。またグロメット本体22の内側シ ール面Soの上部には前記シール部材23と同一材料で形成した環状のシール部 材24が埋め込まれており、そのシール部材24はリザーバ本体14の下面に液 密に当接する。図4から明らかなように、両シール部材23,24の外表面はグ ロメット本体22の外表面よりも外側に膨出している。従って、グロメットシー ルG,Gを装着した状態では、シール部材23は筒状取付部111 ,112 の内 周に、シール部材24はリザーバ本体14の底面にそれぞれ密着して圧縮され、 そのシール性が高められる。
【0018】 次に、前述の構成を備えた本考案の実施例の作用について説明する。
【0019】 負圧ブースタの出力杆9に押圧された後部ピストン42 が戻しばね52 を圧縮 しながら前進してリリーフポート122 を通過すると、第2油圧室32 に発生し たブレーキ油圧が第2出力ポート102 からブレーキシリンダに伝達され、対応 する車輪を制動する。前記後部ピストン42 の前進に伴い、戻しばね52 の弾発 力と第2油圧室32 に発生したブレーキ油圧とが前部ピストン41 を戻しばね5 1 を圧縮しながら前進させる。前部ピストン41 がリリーフポート121 を通過 すると、第1油圧室31 に発生したブレーキ油圧が第1出力ポート101 からブ レーキシリンダに伝達され、対応する車輪を制動する。
【0020】 ところで、車両の急制動や急発進による慣性力、或いは路面から伝達される振 動等がリザーバRに作用すると、リザーバ本体14の筒状脚部171 ,172 と マスタシリンダ本体1の筒状取付部111 ,112 との間に挟まれたグロメット シールG,Gが変形してリザーバRが振れようとする。しかしながら、グロメッ ト本体22が比較的硬質のゴムで形成されているため、リザーバRが強固に支持 されて振れの発生が防止される。
【0021】 また、一般にグロメットシールG,Gの硬度を高くするとシール面の馴染みが 低下して液漏れが発生し易くなるが、グロメット本体22の外側シール面So及 び内側シール面Siに低硬度のシール部材23,24をそれぞれ設けたことによ り、グロメットシールG,G全体としてのシール性を充分に確保することができ る。更に、シール部材23を筒状取付部111 ,112 の内周に当接させたこと により、このシール部材23で筒状脚部171 ,172 と筒状取付部111 ,1 12 との間の半径方向の位置ずれを吸収することができ、またシール部材24を リザーバ本体14の下面に当接させたことにより、このシール部材24で筒状脚 部171 ,172 と筒状取付部111 ,112 との間の軸方向の位置ずれを吸収 することができる。
【0022】 グロメットシールG,Gを筒状取付部111 ,112 に嵌合させる時、グロメ ットシールG,Gの下端外周(図4のa部)は硬質ゴムで構成されているため、 その部分が筒状取付部111 ,112 の上端にこじられて損傷することが防止さ れる。また、グロメットシールG,Gに筒状脚部171 ,172 を嵌合させる時 、グロメットシールG,Gの上端内周(図4のb部)は硬質ゴムで構成されてい るため、その部分が筒状脚部171 ,172 の下端にこじられて損傷することが 防止される。
【0023】 以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は前記実施例に限定されるもので なく、種々の設計変更を行うことが可能である。
【0024】 例えば、実施例では外側シール面So及び内側シール面Siの両方にシール部 材23,24を設けているが、その一方だけでも充分な効果を得ることができる 。また、シール部材23,24の位置は、外側シール面So及び内側シール面S i上の適宜の位置に移動させることが可能である。
【0025】
【考案の効果】
以上のように本考案の第1の特徴によれば、グロメットシールが、比較的硬質 の弾性材料で形成されたグロメット本体と、比較的軟質の弾性材料で形成されて 前記グロメット本体の外側シール面及び内側シール面の少なくとも一方に埋め込 まれたシール部材とを備えたことにより、グロメット本体で一対の筒状取付部の 軸間距離と一対の筒状脚部の軸間距離との誤差を吸収しながらマスタシリンダに リザーバを強固に支持すると同時に、シール部材で充分なシール性を確保して液 漏れを防止することができる。
【0026】 また本考案の第2の特徴によれば、シール部材の外表面を前記グロメット本体 の外表面よりも外側に膨出させたことにより、グロメットシールの装着時にシー ル部材の膨出部を圧縮してシール性を向上させることができる。
【0027】 また本考案の第3の特徴によれば、外側シール面に埋め込まれたシール部材を 筒状取付部の内周に当接させるとともに、内側シール面に埋め込まれたシール部 材をリザーバ本体の下面に当接させたことにより、筒状取付部と筒状脚部との半 径方向の位置ずれ及び軸方向の位置ずれを同時に吸収してシール性を一層向上さ せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マスタシリンダ及びリザーバの断面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の3部拡大図
【図4】グロメットシール単体の断面図
【符号の説明】
1 マスタシリンダ本体 111 ,112 筒状取付部 14 リザーバ本体 171 ,172 筒状脚部 22 グロメット本体 23 シール部材 24 シール部材 Si 内側シール面 So 外側シール面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタシリンダ本体(1)の上面に形成
    された一対の筒状取付部(111 ,112 )とリザーバ
    本体(14)の下面に形成されて前記筒状取取付部(1
    1 ,112 )の内周に遊嵌する一対の筒状脚部(17
    1 ,172 )との間に装着されるマスタシリンダ用リザ
    ーバのグロメットシールにおいて、 比較的硬質の弾性材料で形成されて、前記マスタシリン
    ダ本体(1)に対向する外側シール面(So)及び前記
    リザーバ本体(14)に対向する内側シール面(Si)
    を有するグロメット本体(22)と、比較的軟質の弾性
    材料で形成されて、前記グロメット本体(22)の前記
    外側シール面(So)及び内側シール面(Si)の少な
    くとも一方に埋め込まれるシール部材(23,24)と
    を備えたことを特徴とする、マスタシリンダ用リザーバ
    のグロメットシール。
  2. 【請求項2】 前記シール部材(23,24)の外表面
    を前記グロメット本体(22)の外表面よりも外側に膨
    出させたことを特徴とする、請求項1記載のマスタシリ
    ンダ用リザーバのグロメットシール。
  3. 【請求項3】 前記外側シール面(So)に埋め込まれ
    たシール部材(23,24)を前記筒状取付部(1
    1 ,112 )の内周に当接させるとともに、前記内側
    シール面(Si)に埋め込まれたシール部材(23,2
    4)を前記リザーバ本体(14)の下面に当接させたこ
    とを特徴とする、請求項1記載のマスタシリンダ用リザ
    ーバのグロメットシール。
JP6456492U 1992-09-16 1992-09-16 マスタシリンダ用リザーバのグロメットシール Pending JPH0627409U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6456492U JPH0627409U (ja) 1992-09-16 1992-09-16 マスタシリンダ用リザーバのグロメットシール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6456492U JPH0627409U (ja) 1992-09-16 1992-09-16 マスタシリンダ用リザーバのグロメットシール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0627409U true JPH0627409U (ja) 1994-04-12

Family

ID=13261861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6456492U Pending JPH0627409U (ja) 1992-09-16 1992-09-16 マスタシリンダ用リザーバのグロメットシール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0627409U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0326850U (ja)
JP3989058B2 (ja) ダストカバー取付構造
JPH0627409U (ja) マスタシリンダ用リザーバのグロメットシール
JPH0612243U (ja) マスタシリンダ用リザーバのグロメットシール
JPH0642139Y2 (ja) 油圧シリンダのシール構造
JPH07158687A (ja) 防振装置
JPH068133U (ja) マスタシリンダ用リザーバのグロメットシール
JP2557009Y2 (ja) マスタシリンダ用リザーバのグロメットシール
JPH0447455Y2 (ja)
JP4017213B2 (ja) 防振機構
JP3865563B2 (ja) ステアリング装置の取付構造
JP2002071028A (ja) 密封装置
JPH0724671Y2 (ja) 液圧緩衝器
CN216555087U (zh) 一种汽车刹车分泵
US20230331054A1 (en) Shock absorber
JPS609479Y2 (ja) シヨツクアブソ−バ
JPH045414Y2 (ja)
GB2172083A (en) Vibration absorbing mounting
JPH017607Y2 (ja)
KR100678618B1 (ko) 파워 스티어링장치의 유압 실린더용 오일씰
JPS6235637Y2 (ja)
JPH08320043A (ja) 防振ブッシュ
JP3636730B2 (ja) 防振装置
JPH0310122Y2 (ja)
JP2557011Y2 (ja) マスタシリンダ用リザーバの取付構造