JPH0637041U - マスタシリンダ用リザーバの取付構造 - Google Patents

マスタシリンダ用リザーバの取付構造

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JPH0637041U
JPH0637041U JP7500092U JP7500092U JPH0637041U JP H0637041 U JPH0637041 U JP H0637041U JP 7500092 U JP7500092 U JP 7500092U JP 7500092 U JP7500092 U JP 7500092U JP H0637041 U JPH0637041 U JP H0637041U
Authority
JP
Japan
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mounting bracket
master cylinder
reservoir
bolt
mounting
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Pending
Application number
JP7500092U
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English (en)
Inventor
光裕 花岡
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Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスタシリンダ本体とリザーバ本体との固定
部のガタ無くし、マスタシリンダ本体及びリザーバ本体
間に設けたグロメットシールのシール性の低下を防止す
る。 【構成】 マスタシリンダ本体1の上面に突設した第1
取付ブラケット18とリザーバ本体14の下面に突設し
た第2取付ブラケット19とを左右方向に重ね合わせ、
ボルト20で一体に固定する。第2取付ブラケット19
の取付孔19a及びボルト20の軸部20bは第2取付
ブラケット18に向かって同じテーパー比でテーパーし
ており、ボルト20の締め付けによって前記取付孔19
aの内周及び軸部20bの外周が隙間無く密着すること
により、リザーバ本体14のガタが防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はマスタシリンダ用リザーバの取付構造に関し、特に、マスタシリンダ 本体の上部に前後一対のグロメットシールを介してリザーバ本体を支持するとと もに、これら一対のグロメットシールの間において、マスタシリンダ本体の上面 に突設された第1取付ブラケットとリザーバ本体の下面に突設された第2取付ブ ラケットとを左右に重ね合わせ、第2取付ブラケットに形成された取付孔に軸部 を貫通させたボルトのネジ部を、第1取付ブラケットに形成されたネジ孔に螺入 するものの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マスタシリンダ本体の上部に前後一対のグロメットシールを介してイン レットユニオンを支持するものとして、実開昭58−152452号公報に記載 されたものが知られている。
【0003】 上記公報に記載されたものは、前後一対のグロメットシールの間において、マ スタシリンダ本体の上面に突設された取付ブラケットとインレットユニオンの下 面に突設された取付ブラケットとを左右方向に重ね合わせ、両取付ブラケットを ボルトで締め付けて一体に固定するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、インレットユニオンのような比較的に小型軽量な部材は上記従来の 手法でマスタシリンダに取り付けることが可能であるが、同じ手法でリザーバの ような比較的に大型で重量の大きい部材を取り付けようとすると、振動等の外力 でボルトの締付部にガタが発生してリザーバの支持が不安定になり、その結果と してグロメットシールのシール性が低下することになる。
【0005】 本考案は前述の事情に鑑みてなされたもので、リザーバをマスタシリンダに強 固に固定してグロメットシールのシール性の低下を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案は、第2取付ブラケットの取付孔とボルト の軸部とを第1取付ブラケットに向けてテーパーさせ、ボルトの締付力によって 前記取付孔及び軸部を相互に密着させることを特徴とする。
【0007】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。
【0008】 図1及び図2は本考案の一実施例を示すもので、図1はマスタシリンダ及びリ ザーバの断面図、図2は図1の2−2線拡大断面図である。
【0009】 図1に示すように、自動車用のタンデム型マスタシリンダMは概略円筒状のマ スタシリンダ本体1を備える。マスタシリンダ本体1のシリンダ孔2には、互い に独立した第1及び第2油圧室31 ,32 を前後に画成すべく、前後一対のピス トン41 ,42 が摺動自在に嵌装される。これらピストン41 ,42 は戻しばね 51 ,52 によりそれぞれ後退方向へ付勢される。
【0010】 前部ピストン41 の後退限は、マスタシリンダ本体1の下壁に螺着されたスト ップボルト6の先端部が該ピストン41 を支承することにより規制される。また 後部ピストン42 の後退限は、シリンダ孔2の後端部内壁に固定された軸受7が 該ピストン42 を支承することにより規制される。後部ピストン42 は前記軸受 7に摺動自在に支持されたピストンロッド8の先端に嵌合支持され、このピスト ンロッド8の後端に図示せぬブレーキペダルで操作される負圧ブースタの出力杆 9が連接される。第1油圧室31 及び第2油圧室32 には、図示せぬブレーキシ リンダに接続する第1出力ポート101 及び第2出力ポート102 がそれぞれ開 口する。
【0011】 マスタシリンダ本体1の上面には、前後一対の筒状取付部111 ,112 が一 体に形成される。前側の筒状取付部111 の底面には、第1油圧室31 に連通す るリリーフポート121 及びサプライポート131 が前後に離間して穿設され、 後側の筒状取付部112 の底面には、第2油圧室32 に連通するリリーフポート 122 及びサプライポート132 が前後に離間して穿設される。
【0012】 マスタシリンダMの上部に支持されるリザーバRは、合成樹脂で一体成形され たリザーバ本体14と、その上面に形成された給油口を開閉するキャップ15と を備える。リザーバ本体14の底壁上面には、その内部を前後に仕切る仕切壁1 6が立設される。仕切壁16はリザーバRが前後方向に傾斜した時、その前半部 及び後半部に作動油を保持し、第1油圧室31 及び第2油圧室32 に対する作動 油の供給が途切れないように機能する。またリザーバ本体14の底壁下面には、 マスタシリンダ本体1に形成した前記前後一対の筒状取付部111 ,112 にそ れぞれゴム製のグロメットシールG,Gを介して接続される筒状脚部171 ,1 72 が一体に形成される。
【0013】 図2を併せて参照すると明らかなように、マスタシリンダ本体1の上面に突設 された第1取付ブラケット18にはリザーバ本体14の底壁下面に突設された第 2取付ブラケット19が左右方向に重ね合わされ、ボルト20によって結合され る。
【0014】 ボルト20の先端側及び基端側にはそれぞれネジ部20a及び軸部20bが形 成されており、軸部20bがリザーバ本体14の第2取付ブラケット19に形成 された取付孔19aを貫通した状態で、ネジ部20aがマスタシリンダ本体1の 第1取付ブラケット18に形成されたネジ孔18aに螺入される。ボルト20の 軸部20bは第1取付ブラケット18に向かって直径が縮小するようにテーパー しており、第2取付ブラケット19の取付孔19aも前記軸部20bと密着し得 るように同じテーパー比で同じ方向にテーパーしている。ボルト20のネジ部2 0aを第1取付ブラケット18のネジ孔18aに充分に螺入した状態で、ボルト 20の軸部20b先端と第1取付ブラケット18の端面との間に所定の隙間αが 形成されるとともに、ボルト20の頭部と第2取付ブラケット19の端面との間 に所定の隙間βが形成される。
【0015】 次に、前述の構成を備えた本考案の実施例の作用について説明する。
【0016】 負圧ブースタの出力杆9に押圧された後部ピストン42 が戻しばね52 を圧縮 しながら前進してリリーフポート122 を通過すると、第2油圧室32 に発生し たブレーキ油圧が第2出力ポート102 からブレーキシリンダに伝達され、対応 する車輪を制動する。前記後部ピストン42 の前進に伴い、戻しばね52 の弾発 力と第2油圧室32 に発生したブレーキ油圧とが前部ピストン41 を戻しばね5 1 を圧縮しながら前進させる。前部ピストン41 がリリーフポート121 を通過 すると、第1油圧室31 に発生したブレーキ油圧が第1出力ポート101 からブ レーキシリンダに伝達され、対応する車輪を制動する。
【0017】 さて、図2に示すように、ボルト20によってマスタシリンダ本体1の第1取 付ブラケット18にリザーバ本体14の第2取付ブラケット19を固定した状態 では、ボルト20の軸部20b外周と第2取付ブラケット19の取付孔19a内 周とが隙間無く密着し、且つ第2取付ブラケット19の端面が第1取付ブラケッ ト18の端面に強く押し付けられる。このとき、第2取付ブラケット19が合成 樹脂製であることにより、ボルト20の軸部20bが第2取付ブラケット19の 取付孔19aに僅かに食い込んで密着性が高められる。
【0018】 而して、リザーバ本体14とマスタシリンダ本体1との取付部のガタを無くす ことが可能となり、前記ボルト20が前後一対のグロメットシールG,Gの中間 部に配設されていることと相俟って、マスタシリンダ本体1の一対の筒状取付部 材111 ,112 に対するリザーバ本体14の一対の筒状脚部171 ,172 の 相対的な移動を効果的に規制し、そこに支持されたグロメットシールG,Gのシ ール性の低下を防止することができる。
【0019】 以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は前記実施例に限定されるもので なく、種々の設計変更を行うことが可能である。
【0020】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、マスタシリンダ本体の第1取付ブラケットとリ ザーバ本体の第2取付ブラケットとを左右に重ね合わせ、第2取付ブラケットの 取付孔に軸部を貫通させたボルトのネジ部を第1取付ブラケットのネジ孔に螺入 して固定する際に、第2取付ブラケットの取付孔とボルトの軸部とを第1取付ブ ラケットに向けてテーパーさせ、ボルトの締付力によって取付孔及び軸部を相互 に密着させているので、マスタシリンダ本体に対するリザーバ本体の取付部のガ タを無くすことができる。これにより、マスタシリンダ本体とリザーバ本体との 間に設けられた一対のグロメットシールを安定した状態で保持し、そのシール性 の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マスタシリンダ及びリザーバの断面図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【符号の説明】
1 マスタシリンダ本体 14 リザーバ本体 18 第1取付ブラケット 18a ネジ孔 19 第2取付ブラケット 19a 取付孔 20 ボルト 20a ネジ部 20b 軸部 G グロメットシール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタシリンダ本体(1)の上部に前後
    一対のグロメットシール(G)を介してリザーバ本体
    (14)を支持するとともに、これら一対のグロメット
    シール(G)の間において、マスタシリンダ本体(1)
    の上面に突設された第1取付ブラケット(18)とリザ
    ーバ本体(14)の下面に突設された第2取付ブラケッ
    ト(19)とを左右に重ね合わせ、第2取付ブラケット
    (19)に形成された取付孔(19a)に軸部(20
    b)を貫通させたボルト(20)のネジ部(20a)
    を、第1取付ブラケット(18)に形成されたネジ孔
    (18a)に螺入するマスタシリンダ用リザーバの取付
    構造であって、 第2取付ブラケット(19)の取付孔(19a)とボル
    ト(20)の軸部(20b)とを第1取付ブラケット
    (18)に向けてテーパーさせ、ボルト(20)の締付
    力によって前記取付孔(19a)及び軸部(20b)を
    相互に密着させることを特徴とする、マスタシリンダ用
    リザーバの取付構造。
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