JPH0680972U - 可撓管用コーナサドル - Google Patents

可撓管用コーナサドル

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JPH0680972U
JPH0680972U JP2272693U JP2272693U JPH0680972U JP H0680972 U JPH0680972 U JP H0680972U JP 2272693 U JP2272693 U JP 2272693U JP 2272693 U JP2272693 U JP 2272693U JP H0680972 U JPH0680972 U JP H0680972U
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JP
Japan
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saddle
flexible
tube
pipe
short
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Pending
Application number
JP2272693U
Other languages
English (en)
Inventor
剛司 辰巳
英夫 中村
圭昭 島
Original Assignee
近畿配管株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可撓管を用いた配管を、一人であっても迅速
且つ高能率で施工できるようにした配管路の支持固定用
コーナサドルを提供する。 【構成】 逆U字形の本体の少なくとも一方の端部を水
平状に折曲げて止め片としたサドルと、前記サドルの保
持部内へ嵌合する可撓性短鞘管とから可撓管を用いた配
管路の可撓管用コーナサドルを形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は可撓管を用いた配管路の可撓管用コーナサドルの改良に関するもので あり、主として可撓管(フレキシブルチューブ)を用いたガス配管工事等に於い て利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、木造家屋等のガス配管に於いては、図3に示す如きステンレス鋼製の可 撓性芯管1aの外表面に合成樹脂被覆1bを施した構造の可撓管1が、管路の構 成材として多用されている。 当該可撓管1は屈曲性若しくは伸縮性に優れているため、従前の所謂ねじ込み 配管等に比較して迅速且つ簡単に所定の経路に沿って配管を行うことが出来、実 用上優れた効用を有するものである。
【0003】 しかし乍ら、前記可撓管1を用いた配管に於いても、解決すべき多くの問題が 残されている。 その中でも、第1の問題は、作業員が少なくとも2〜3人以上居ないと、配管 作業が円滑に行えないという点である。 即ち、可撓管1は通常リング状に巻き取られているため所謂巻き癖が付いてい る。その結果、配管前に予かじめ巻き癖を除去しておいても、所定の長さの可撓 管1を造営材等へ当てがった場合には、残存する巻き癖によって浮き上りや曲が りが生じ、可撓管1を造営材等へ密着せしめた状態に仮り置きすることが不可能 となる。
【0004】 そのため、実際の配管作業に於いては、多人数で配管路の途中を押さえるとか 、或いは、作業員が1〜2人の場合には、一度可撓管を配管経路に沿って仮止め し乍ら引き延ばし、その後起点に戻って最初から、配管の支持固定を順次進めて 行く必要がある。
【0005】 この様に、従前の可撓管1を用いた配管作業に於いては、少なくとも2〜3人 以上の作業員を必要とし、単独では容易に配管施工を行い難いと云う問題がある 。 尚、作業員が単独の場合でも施工は可能であるが、その場合には配管経路の起 点A(基端)と終点B(末端)との間を何回も往復移動する必要があり、配管経 路が天井裏等の高所や床下等の狭い場合には、作業能率が著しく低下すると云う 問題がある。
【0006】 一方、上述の如き問題を解決するものとして、本件出願人は先に図4の如き配 管支持金具を考案し、これを実願昭63−146285号として公開している。 即ち、当該配管支持金具6は線条体7を複数の球体8内へ挿通せしめて回転自 在に配列して成る吊り具9と支持金具10とから形成されており、リング状に形 成した吊り具9内へ可撓管1を挿通させることにより、これを支持固定するもの である。
【0007】 前記図3の配管支持金具6は、配管経路が直線状の場合には、簡単且つ確実に 、しかも造営材に沿って真っ直に可撓管1を支持固定することができ、実用上極 めて便利なものである。 ところが、配管経路のコーナ部(曲り部)に於いては、吊り具9が比較的ルー ズなものであるため、2〜3ケの支持金具6を集中的に設置しなければ可撓管1 を配管経路に沿って円滑に彎曲支持することが出来ないと云う難点がある。その 結果、支持金具6の使用数が増えると共にその取付に手数がかかり、作業能率が 低下すると云う問題がある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従前の可撓管を用いた配管に於ける上述の如き問題、即ち迅速且 つ円滑に配管を行うには、少なくとも2〜3人の作業員を必要とし、配管コスト の引き下げが図り難いこと、作業員が単独の場合には、配管経路の起点と終点 間を何回も往復移動する必要があり、作業能率が著しく悪いこと、従前のビー ズ状の吊り具を備えた支持金具を使用する場合には、コーナ部に多数の支持金具 を配置する必要があり、経済性に欠けること、等の問題を解決せんとするもので あり、単独でも迅速且つ円滑に、しかも経済的に所定の配管経路に沿って整然と した可撓管による配管を施工できるように可撓管の支持固定用コーナサドルを提 供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、逆U字形の本体3aの少なくとも一方の端部を水平状に折り曲げて 止め片3bとしたサドル3と、前記サドル3の保持部3a内へ嵌合する可撓性短 鞘管2とを考案の基本構成とするものである。
【0010】
【作用】
造営材5に沿う配管路のコーナ部Dへ、コーナサドルCをその可撓性短鞘管2 の突出部の長い方を前方に位置せしめて固定する。その後、配管用の可撓管1を 直線状の可撓性短鞘管2の短い方の突出部開口から内方へ押し込み、可撓管1の 先端部を鞘管2の先端開口から外方へ押し出し、更に、前記先端開口から外方へ 突出せしめた可撓管の先端部を引っ張って、所定長さの可撓管1を鞘管2内へ挿 通せしめる。 最後に、鞘管2内へ挿通せしめた可撓管2の先端部を鞘管2とほぼ直交方向へ 引っ張ることにより、鞘管2のサドル3より先端側を円弧状に彎曲せしめ、配管 路の方向をほぼ90°偏向させる。 これにより、配管路を形成する可撓管1は、コーナ部Dに於いて、ほぼ90° 偏向した状態に無理なく支持固定される。
【0011】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。 図1は本考案に係る可撓管を用いた配管路の支持固定用コーナサドルの縦断面 図であり、図1に於いて2は可撓性短鞘管、3はサドル、4は接着層である。
【0012】 前記可撓性短鞘管2は、ステンレス鋼製の可撓管1の短管から形成されており 、配管材である可撓管1の外径よりも若干内径の大きなものが使用されている。 尚、本実施例に於いては、挿通すべき配管用可撓管1の外径が15〜18mm φの場合に、内径23〜26mmφ程度の可撓性短鞘管2が使用されている。 また、可撓性短鞘管2の材質は配管路を形成する可撓管1と同質のものである ことが望ましいが、可撓性や屈曲性を有するものであれば、合成樹脂性や銅合金 製等の可撓性短鞘管であつてもよい。
【0013】 前記サドル3は逆U字形の本体3aと止め片3bとから形成されており、本体 3aの内方が前記可撓性短鞘管2の保持部3cとなっている。 即ち、前記サドル3は、鋼板等の金属板を逆U字状に彎曲せしめると共に、そ の一端又は両端部を水平状に折り曲げして止め片3bとしたものであり、当該止 め片3bには小孔3dが穿設されている。 また、本実施例に於いては、当該サドル3は可撓性短鞘管2の中央部より若干 一側端へ片寄った位置に接着等によって固定されており、可撓性短鞘管2とサド ル3とが一体となっている。
【0014】 前記サドル3の横幅Wは、可撓性短鞘管2の外径φの2倍以上の寸法とするの が望ましい。当該横幅Wが小さいと、後述するように可撓性短鞘管2の先端部を 彎曲せしめた場合に、短鞘管2の支持が不安定になるからである。 また、短鞘管2の長さ寸法は、l1 が約1.5W、l2 が約4Wとなるように 選定するのが望ましい。
【0015】 尚、前記W、φ、l1 及びl2 の各寸法関係は、可撓管1を用いた多くの配管 施工の実績から、経験的に得られたものである。 また、本実施例では、サドル3を可撓性短鞘管2へ接着により固着する構成と しているが、サドル3と可撓性短鞘管2とを別体とし且つ可撓性短鞘管2にサド ル3の接当位置を表示しておく構成としてもよい。 更に、本実施例ではサドル3を金属製としているが、合成樹脂製のサドルであ ってもよいことは勿論である。
【0016】 前記サドル止め片3bの裏面側に設けた接着層4は、サドル3を造営材5へ仮 り止めするためのものであり、保護紙4aを取り除くことにより、粘着面が露出 する。 尚、サドル3を接着により仮り止めしたあと、木ねじ等によってサドル3を造 営材5へ堅固に固定することは従前と同様である。 また、本実施例ではサドル3の止め片3bに接着層4を設けているが、当該接 着層4は省略することも可能である。 更に、本実施例ではサドル3の両端部に夫々止め片3bを設けているが、当該 止め片3bを何れか一方として、これに接着層4を設けるようにしてもよい。
【0017】 次に、本考案に係るコーナサドルCを使用した可撓管による配管の施工法を説 明する。 図2は、木造家屋の根太5の下面側に沿わせて可撓管1による配管を支持固定 した場合を示すものであり、床下側より根太5の下面側を見た状態を示す。
【0018】 図2を参照して、起点Aから終点Bまで配管を行う場合には、先ず配管経路の 亘長を図面等を参照して算出し、ドラム等に巻き取った可撓管1を所定の長さに 切断する。
【0019】 次に、起点Bの近傍のコーナ部D1 に第1のコーナサドルC1 を取付ける。即 ち、コーナサドルC1 の取付に際しては、サドル3よりの短鞘管2の突出寸法の 長い方を前方にし、且つ短鞘管2を直線状にした状態で、サドル3を仮り止めし 、その後木ねじ等によりサドル3を本止めする。
【0020】 前記コーナサドルC1 の取付が終われば、前記所定長さに切断した可撓管1の 先端部を直線状の短鞘管2内へ押し込み(図2の矢印イ方向)、その後短鞘管2 の前端開口より外方へ突出せしめた可撓管1の先端部を引っ張って、可撓管1の 全長を短鞘管2内へ挿通せしめる。 また、可撓管1の基端部を、起点Aの近傍へ適宜の寸法により引き留め固定す る。
【0021】 その後、可撓管1の先端部を引っ張りつつ第2コーナ部D2 へ移動し、前記と 同様に第2コーナ部D2 の近傍へ第2のコーナサドルC2 を取付固定する。 また、第2コーナサドルC2 の取付が終われば、コーナサドルC2 の短鞘管2 を直線状にしたままで、可撓管1の先端部を押し込み、その後押し込んだ可撓管 1の先端部を引っ張ることにより、可撓管1の全長を短鞘管2内へ挿通せしめる 。
【0022】 前記可撓管1の挿通が完了すれば、第2コーナ部D2 に於いて可撓管1を矢印 ロ方向へ引っ張る。これにより、第1コーナ部D1 のコーナサドルC1 の短鞘管 2の先端部が略角度90°彎曲し、管路A−D2 間の配管が完了する。
【0023】 前記第2コーナ部D2 に於ける可撓管1の引っ張りが終われば、可撓管1の先 端部を持って第3コーナ部D3 へ移動し、ここで第3のコーナサドルC3 を前記 と同様に取り付け、可撓管1の先端を短鞘管2内へ挿通せしめたあと、これを矢 印ハ方向へ引っ張る。
【0024】 前記第3コーナ部D3 に於ける可撓管1の引張により、第2コーナ部D2 の短 鞘管2の先端部が矢印ハ方向へ彎曲し、管路D2 −D3 間の配管が完了する。 また、最後に可撓管1の先端部を矢印ニ方向へ引っ張ると共に、先端部を終点 Bへ引き留めることにより、短鞘管2の先端部が矢印ニ方向へ彎曲する。 上述の如き手順により、起点Aと終点B間の配管が完了する。
【0025】 尚、前記実施例においては、金属製可撓管1を用いて配管を行う場合を示した が、可撓管1は合成樹脂製であってもよいことは勿論である。 また、本考案に係るコーナサドルCは、可撓管による配管のみならずロープや ワイヤ等の張設にも適用することのできるものである。
【0026】
【考案の効果】
本考案では上述の通り、適宜の長さを有する可撓性短鞘管2の中央部より後方 をサドル3によって支持固定すると共に、直線状の短鞘管2内へ可撓管1の先端 部を押し込み、所定長さの可撓管1を短鞘管2内へ引き込んだあと、可撓管1を 引っ張って短鞘管の前方部を引っ張り方向へ彎曲させる構成としている。 その結果、造営材5へのコーナサドルCの取付を可撓管1と無関係に行うこと ができ、コーナサドルCの取付が極めて容易になると共に、コーナサドルCの取 り付け時に可撓管1に損傷を生ずることも皆無となる。 また、直線状の短鞘管2内へ可撓管1を挿入したあと、短鞘管2を彎曲させる ようにしているため、可撓管1を簡単に短鞘管2内へ挿通させることができると 共に、コーナ部Dに於いて、可撓管1が短鞘管2によって保護された状態となり 、外部衝撃による可撓管損傷が少なくなる。 更に、コーナサドルCの取り付と可撓管1の挿入を各コーナ部に於いて繰り返 すことにより、単独であっても起点Aから終点Bへ向かって片道移動するだけで 、所定の経路に沿って配管を造営材5へ確実に支持固定することができ、作業能 率の向上と配管工事費の大幅な削減が可能となる。 そのうえ、止め片3bの裏面側に接着層4を設けた場合には、仮り止めが極め て容易となり、天井裏や床下等の狭い場所であっても配管作業能率の一層の向上 が可能となる。 本考案は上述の通り、優れた実用的効用を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る可撓管用コーナサドルの縦断面図
である。
【図2】可撓管用コーナサドルを用いた配管施工例を示
す説明図である。
【図3】ステンレス鋼製可撓管の縦断面図である。
【図4】従前の可撓管用支持金具の一例を示すものであ
る。
【符号の説明】
Aは配管起点、Bは配管終点、Cはコーナサドル、Dは
コーナ部、1は可撓管、1aは可撓性芯管、1bは合成
樹脂製被膜、2は可撓性短鞘管、3はサドル、3aは逆
U字形本体、3bは止め片、3cは保持部、3dは小
孔、4は接着層、4aは保護紙、5は造営材(根太)。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆U字形の本体(3a)の少なくとも一
    方の端部を水平状に折曲げて止め片(3b)としたサド
    ル(3)と、前記サドル(3)の保持部(3a)内へ嵌
    合する可撓性短鞘管(2)とから形成した可撓管を用い
    た配管路の可撓管用コーナサドル
  2. 【請求項2】 可撓性短鞘管(2)をサドル(3)の保
    持部(3a)内へ固着すると共に、サドル(3)を可撓
    性短鞘管(2)の中央から何れか一方へ片寄った位置に
    取付固着するようにした請求項1に記載の可撓管を用い
    た配管路の可撓管用コーナサドル
  3. 【請求項3】 サドル(3)を、止め片(3b)の裏面
    側に接着層(4)を備えた構成とした請求項1又は請求
    項2に記載の可撓管を用いた配管路の可撓管用コーナサ
    ドル
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