JP3241636U - クランプ - Google Patents

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直紀 山田
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リエゾンインターナショナル株式会社
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Abstract

【課題】保持幅の多段階調整が可能であり、簡易な構造により被保持物が外れにくいクランプを提供する。【解決手段】クランプ1は、基部10と、基部に可動自在に接続された略半円筒形状の第1腕部20と、基部に可動自在に接続され、第1腕部と対向する方向に湾曲した略半円筒形状の第2腕部30とを備え、第1腕部の先端の外周側に第1係合爪21aを有し、第2腕部の先端の内周側に第2係合爪31a~31eを有し、第2腕部の基部側の他端は、基部側に向かって傾斜した傾斜面32を有する。【選択図】図2

Description

本考案は、パイプ固定用のクランプに関する。より具体的には、パイプ幅の多段階調整が可能であり、かつ、パイプが外れにくいクランプに関する。
従来から、配管作業等の際に配管用のパイプを固定するためにパイプ固定用のクランプが使用されている。例えば、特許文献1には横ズレ防止用の保持片を備える配管固定用のクランプが記載されている。また、特許文献2には管体などの保持対象物を安定して保持可能な保持具が記載されている。
特開平11-287360号公報
実用新案登録第3231408号公報
しかし、特許文献1のクランプは、パイプを保持する左右一対の腕部の基部側の端部が単純な切断面であるため、例えばパイプの外側がウレタンフォームなどの柔軟な保護材で覆われている場合に、当該パイプが円周方向にねじれるように回転すると、保護材が腕部の基部側の隙間に巻き込まれて、パイプを保持する際に外側に位置する腕部を押し上げる方向に力がかかるため、腕部の係合が解除されてしまうという問題がある。
また、特許文献2のクランプは、パイプを保持する左右一対の腕部の双方に複数の細かな係合爪を備えているところ、各係合爪の大きさが小さいため、係合する凸部の高さと凹部の深さが小さくなり、保持されたパイプの動きによって一対の腕部による係合が解除されやすいという問題がある。
本考案の目的は、保持幅の多段階調整が可能であり、かつ、簡易な構造により被保持物が外れにくいクランプを提供することにある。
本考案の一実施形態に係るクランプは、基部と、前記基部に可動自在に接続された略半円筒形状の第1腕部と、前記基部に可動自在に接続され、前記第1腕部と対向する方向に湾曲した略半円筒形状の第2腕部とを備え、前記第1腕部の先端の外周側に第1係合爪を有し、前記第2腕部の先端の内周側に第2係合爪を有し、前記第2腕部の前期基部側の他端は、前記基部側に向かって傾斜した傾斜面を有し、前記第1係合爪の凸部と前記第2係合爪の凹部とが係合することによって、前記第1腕部と前記第2腕部との内側に形成される略円筒形状の空間に被保持物が挟持される。
本考案の一実施形態に係るクランプは、前記第2係合爪を複数隣接して備え、前記第1係合爪の凸部は、被保持物の大きさに応じて前記複数の第2係合爪のうちいずれか一つの凹部と係合するものでもよい。
本考案の一実施形態に係るクランプは、前記第2係合爪を5つ隣接して備えるものでもよい。
本考案のクランプによれば、パイプを保持する際に外側に位置する腕部の基部側の端部が傾斜面を有しているため、パイプの外側がウレタンフォームなどの柔軟な保護材で覆われている場合に、当該パイプが円周方向にねじれるように回転したとしても、保護材が一対の腕部の基部側の隙間に巻き込まれにくく、安定した保持機能を発揮することができる。
また、本考案のクランプは複数の係合爪を有するため、保持幅を多段階で調整することが可能であるとともに、係合爪の大きさは比較的大きいため、係合面積が大きく、安定した保持機能を発揮することができる。
本考案の一実施形態にかかるクランプの斜視図である。 図1のX方向から見たクランプにパイプが保持される前の平面図である。 図2に示すクランプの断面図である。 図1のX方向から見たクランプにパイプが保持されている状態の平面図である。
以下、本考案にかかるクランプの一例を図面に基づいて説明する。本実施形態では、水道設備用の管体(以下「パイプ」という。)を被保持物として保持するためのクランプを例として説明する。
図1は本考案の一実施形態にかかるクランプの斜視図である。また、図2は図1のX方向から見たクランプにパイプが保持される前の平面図である。本考案にかかるクランプ1は、図1及び図2に示すように、基部10と、基部10からヒンジ12を介して可動自在に接続された第1腕部20と、基部10からヒンジ14を介して可動自在に接続された第2腕部30とを備える。
本考案にかかるクランプ1は、図1に示すように、第1腕部20と第2腕部30との間にパイプ2を挟持して保持するために用いられる。パイプ2は、例えば、合成樹脂製であり、かつ、可撓性を有するものであってもよい。パイプ2は、例えば、ケーブルを覆うコルゲートパイプ、またはウレタンフォームなどの保護材が巻かれたパイプであってもよい。パイプ2の外面形状は、例えば図1に示すように中空の円筒形状であり、断面視において略円形である。
クランプ1は、例えばゼノイやポリケトンなどの複合樹脂で形成されていてもよい。クランプ1は、例えば熱可塑性樹脂または熱硬化樹脂で形成されたものでもよい。図3は図2に示すクランプの断面図である。クランプ1の基部10は、図3に示す接続部16のように、建築物の床面や壁、天井などの所定の位置にボルトやナット、ねじ等の接続部材を用いて固定することが可能な構造を有していてもよい。
第1腕部20は、ヒンジ12を介して基部10に可動自在に接続されている。第1腕部20は、外力を受けていない状態で、図2のように、略円弧状に湾曲している。第1腕部20の基部10から遠い方の端部には、湾曲方向の外側に位置する外側面から外側に突出する第1係合爪21aが設けられている。
第2腕部30は、ヒンジ14を介して基部10に可動自在に接続されている。第2腕部30は、外力を受けていない状態で、図2のように、第1腕部17と向き合うように略円弧状に湾曲している。第2腕部30の基部10から遠い方の端部には、湾曲方向の内側に位置する内側面から内側に突出する5つの第2係合爪31a,31b,31c,31d,31eが設けられている。第2係合爪31a,31b,31c,31d,31eは、ヒンジ14に近づく方向にそれぞれ傾斜している。
本実施形態にかかるクランプ1は、第1腕部20の外側に突出する第1係合爪21aを一つ備えるとともに、第2腕部30の内側に突出する第2係合爪31a,31b,31c,31d,31eを5つ備えている。第1係合爪21aと第2係合爪31a,31b,31c,31d,31eとは、第1係合爪21aの凸部と第2係合爪31a,31b,31c,31d,31eの各凹部とが互いに噛み合う形状を備えている。また、第1係合爪21aと第2係合爪31a,31b,31c,31d,31eとは、パイプ2の外径に応じて所望の寸法とすることができるが、いずれも従来のクランプにおける係合爪と比べて大きな寸法で形成されているため、係合する面積が大きくなり、安定した保持機能を発揮することができる。また、第1係合爪21aの凸部は、第2係合爪31a,31b,31c,31d,31eの5つの各凹部と互いに噛み合う形状を有しているため、被保持体であるパイプ2の直径に応じて保持幅を5段階で調節することが可能である。
図4は図1のX方向から見たクランプにパイプが保持されている状態の平面図である。第2腕部30の基部10側の端部には、基部10の方向に向かって傾斜した傾斜面32が設けられている。傾斜面32は、図2に示すクランプにパイプが保持される前の状態より、図4に示すクランプにパイプが保持されている状態の方が、基部10の方向に向かってより大きく傾斜する。図4に示す状態において、例えば、クランプ1に保持されたパイプ2の外側がウレタンフォームなどの柔軟な保護材(図示せず)で覆われている場合、当該パイプが円周方向にねじれるように回転したとしても、傾斜面32が基部10側に傾斜しているため、保護材が第1腕部20及び第2腕部30の基部10側の隙間に巻き込まれにくく、第1係合爪21aと第2係合爪31a,31b,31c,31d,31eとの係合状態が解除されにくいため、安定してパイプ2を保持することができる。
本考案に係るクランプ1にパイプ2を保持する過程を具体的に説明する。クランプ1の第1腕部20及び第2腕部30の基部10から遠い方の端部の隙間から、基部10側に向かってパイプ2を挿入すると、第1腕部20の第1係合爪21aと第2腕部30の第2係合爪31a,31b,31c,31d,31eとが嵌合することにより、パイプ2が、一対の第1腕部20及び第2腕部30で挟持された空間内に固定される。この嵌合の状態を示した図が図4である。図4では、第1腕部20の第1係合爪21aの凸部と、第2腕部30の第2係合爪31c及び第2係合爪31dの間の凹部とが嵌合している。
第1係合爪21aと第2係合爪31a,31b,31c,31d,31eとが互いに嵌合した後は、一対の第1腕部20及び第2腕部30のうち、外側に位置する第2腕部30の基部10側の端部が基部10側に向かって傾斜する傾斜面32を備えるという簡易な構成により、例えばパイプ2の外側がウレタンフォームなどの柔軟な保護材で覆われている場合に、当該パイプ2が円周方向にねじれるように回転しても、保護材が一対の腕部の基部10側の隙間に巻き込まれにくいため、保護材の巻き込み等によって第2腕部30に押し上げる方向の力がかかることが少なく、第1係合爪21aと第2係合爪31a,31b,31c,31d,31eとの係合が解除されにくくなる。
本考案に係るクランプ1は、実施形態として図面を用いて説明した構成に限定されない。例えば、被保持物であるパイプ等の外面形状は、円形、楕円形、多角形の何れでもよい。また、被保持物は、パイプなどの管体、単数または複数のケーブル等のうちの何れでもよい。さらに、被保持物は、合成樹脂製、金属製の何れでもよい。また、被保持物の外側はウレタンフォームやその他の保護材によって被覆されていても、被覆されていなくてもよい。本考案に係るクランプ1のさらなる変形例においては、被保持物が円筒形のものとして例えば釣り竿等でも良い。
また、第2腕部30の第2係合爪の数は5つに限られるものではなく、クランプの寸法や用途に応じて、第2腕部30の長手方向に間隔をおいて第2係合爪を3~6つ設けてもよい。
また、本考案に係るクランプ1の基部10は、ボルトやナット、ねじに限られず、ビス、ガスネイラーまたは接着剤等によって建物の壁や床など任意の場所に固定されてもよい。さらに、第1腕部20及び第2腕部30の円弧長は、被保持物の外径や太さに応じて異なるものを複数種類用意してもよい。さらに、第1腕部20の長手方向に間隔をおいて第1係合爪を複数設けることも可能である。このようにすれば、外径、太さが小さい保持対象物である場合、第2腕部30の複数の第2係合爪が、複数個所で第1係合爪に係合されるため、安定してパイプ2を保持することができる。
本考案に係るクランプは、クリップ、保持具、ホルダ等を含む。本考案に係るクランプは、水道設備の他、消火設備、ガス設備、電気設備等で用いられるものでもよい。水道設備では、水、湯等を輸送する配管が、クランプで保持する対象物の一例である。消火設備では、水、消火液等を輸送する配管が、クランプで保持する対象物の一例である。ガス設備では、ガスを輸送する配管が、クランプで保持する対象物の一例である。電気設備では、電力ケーブル、信号ケーブル等を覆う配管が、クランプで保持する対象物の一例である。
1 クランプ
2 パイプ
10 基部
12、14 ヒンジ
16 接続部
20 第1腕部
21a 第1係合爪
30 第2腕部
31a,31b,31c,31d,31e 第2係合爪
32 傾斜面

Claims (3)

  1. 基部と、
    前記基部に可動自在に接続された略半円筒形状の第1腕部と、
    前記基部に可動自在に接続され、前記第1腕部と対向する方向に湾曲した略半円筒形状の第2腕部とを備え、
    前記第1腕部の先端の外周側に第1係合爪を有し、
    前記第2腕部の先端の内周側に第2係合爪を有し、
    前記第2腕部の前期基部側の他端は、前記基部側に向かって傾斜した傾斜面を有し、
    前記第1係合爪の凸部と前記第2係合爪の凹部とが係合することによって、前記第1腕部と前記第2腕部との内側に形成される略円筒形状の空間に被保持物が挟持される
    ことを特徴とするクランプ。
  2. 前記第2係合爪を複数隣接して備え、前記第1係合爪の凸部は、被保持物の大きさに応じて前記複数の第2係合爪のうちいずれか一つの凹部と係合する
    請求項1に記載のクランプ。
  3. 前記第2係合爪を5つ隣接して有する
    請求項2に記載のクランプ。

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