JPH068081U - 車両用セパレータ - Google Patents

車両用セパレータ

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Publication number
JPH068081U
JPH068081U JP5519692U JP5519692U JPH068081U JP H068081 U JPH068081 U JP H068081U JP 5519692 U JP5519692 U JP 5519692U JP 5519692 U JP5519692 U JP 5519692U JP H068081 U JPH068081 U JP H068081U
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JP
Japan
Prior art keywords
rod
separator
cabin
main rod
hook
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Pending
Application number
JP5519692U
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English (en)
Inventor
弘次 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Publication date
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Publication of JPH068081U publication Critical patent/JPH068081U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型の荷物であっても荷崩れを防止でき、か
つ不使用時には収納できるセパレータとする。 【構成】 車室のピラーBに固着されたブラケット1に
セパレータ2が回動可能に吊下固定され、フロントキャ
ビンFとリヤキャビンRとに区画する。セパレータ2は
主杆3と、この主杆3から分岐する副杆4により格子状
に形成され、さらにクロス20が設けられて面状に区画
しているので、リヤキャビンRに積載した荷物の荷崩れ
を十分に阻止できる。また、不使用時には天井面に沿わ
せて収納配置するので乗員の邪魔にならない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は車室内をフロントキャビンとリヤキャビンとに区画して、リヤキャ ビンに収納した荷物が運転中にフロントキャビンに移動することを防止する車両 用セパレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
リヤキャビンRに荷物を積んだり乗員を乗せたりできる車両、例えばヴァンタ イプの車両では、図8に示すように乗員を乗せた際の便宜を配慮してフロントキ ャビンFとリヤキャビンRとを区画すること無く一体に形成している。このよう な車両では、リヤキャビンRに荷物を積載すると運転中の振動や急停止によりフ ロントキャビンFまで移動して荷崩れを生じることがある。このため、リヤキャ ビンRに荷物を積む場合には区画して荷崩れを防止し、リヤシートに乗員のある 場合には収納するセパレータが知られている。この従来のセパレータは比較的大 型の荷物を積載することを目的として、一本のパイプ材を略U字状に屈曲した主 杆50を二点鎖線で示されるように車室内を横切るように配置して区画している 。この主杆50では両端に取付長孔51が形成されていて、両取付長孔51を車 室の側面に設けたピン金具52に嵌合して回動自由に取付けている。そして荷物 を積載する際にはピン金具52の位置より上部に設けたフック53に掛止金具5 4を掛け、フロントシートSの後部上方に主杆50を配置してフロントキャビン FとリヤキャビンRとを区画している。また、リヤシートに乗員があるときは、 掛止金具54をフック53から外してフロア上に下倒して収納するようにしてい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、一本のパイプからなる主杆50のみでは大型の荷物の移動を阻止でき るが、小型(細い)の荷物の荷崩れまでは防止することができず、セパレータと しての機能が十分とはいえなかった。またたとえば二点鎖線で示すような副杆5 5を主杆50から分岐して設ければ小型の荷物の荷崩れをも阻止することも可能 である。しかし、副杆55を設けると収納時においてもフロントキャビンFとリ ヤキャビンRとを区画することになり、この両キャビンF,R間の乗員の移動が 妨げられてしまい、副杆55を設けることができなかった。
【0004】 また、下倒されている主杆50がフロア上に下倒されているとはいえ、リヤシ ートに着座する乗員の足元に太いパイプが横たわって、乗員に不快感を与えるば かりかフロントキャビンFからリアキャビンRに移動する際に邪魔となっていた 。
【0005】 そこでこの考案では小型の荷物や細い荷物であっても荷崩れを防止でき、かつ 収納時には乗員邪魔にならないセパレータを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、この考案では、車室の上部に固着されたブラケットに回動可能に吊下 される主杆と、この主杆から分岐する副杆とにより形成され、不使用時には回動 して天井面に沿わせて配置収納している。
【0007】
【作用】
この考案では、車室の上部にブラケットが固着され、このブラケットに主杆が 吊下固定される。そしてこの主杆から分岐して副杆が設けられ、主杆のみならず 副杆によってもフロントキャビンとリヤキャビンとを区画してフロントキャビン への貨物の移動を阻止する。
【0008】 また、リヤシートに乗員がある場合にはこのセパレータを約90゜回動する。 主杆は車室の上部に設けたブラケットに吊下されているので、セパレータは天井 面に沿って配置され、乗員の邪魔になること無く収納される。
【0009】
【考案の効果】 以上説明したようにこの考案では、主杆から分岐して副杆が設けられるととも に、不使用時には回動して天井面に沿わせて配置収納されるため、小型の荷物や 細い荷物であっても荷崩れを防止でき、かつ収納時には乗員の邪魔にならないセ パレータとすることができる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案をワゴン車に適用した実施例を詳細に説明する。図1に示すよ うにこの車両ではフロントシートSを境としてフロントキャビンFと後方の貨物 室ともなるリヤキャビンRが区画されること無く一体に形成され、両者の境界に 位置するピラーBの天井付近にブラケット1が取付けられ、このブラケット1に セパレータ2の両端部が回動可能に固定されている。
【0011】 このセパレータ2は図2に示すように、パイプ材から形成された主杆3にこの 両端から分岐してU字状に形成された副杆としての分岐杆4が設けられている。 なお、この実施例では分岐杆4の他に副杆として、分岐杆4と主杆3との間に架 橋されて横幅を略三等分する二本の連結杆5と、この連結杆5,5間に連結され た小杆6が設けられている。
【0012】 ブラケット1は車室に固着されたブラケットベース7に直角にブラケットパイ プ8が突出固着されている。このブラケットパイプ8の上下の外面には二本のガ イド凸条8aが軸方向に形成され、このブラケットパイプ8にストッパ管9がガ イド凸条8aにより回動することなくスライド可能に外嵌めされている。このス トッパ管9の内側端にはそれぞれ90゜の角度をもって3箇所に切欠10(10 a〜10c)が形成され(図3参照)、切欠10aによる位置I、切欠10bに よる位置II又は切欠10cによる位置IIIに規制可能とされている。
【0013】 また主杆3の端部はブラケットパイプ8に回動可能に内挿されるとともに、回 動規制片11が側面から突出して設けられ、切欠10a〜10cのいずれかと係 合して位置I〜IIIに固定できるようにされている。このため、ストッパ管9を 端部側へスライドさせると、回動規制片11が切欠10から外れて主杆3が自由 に回動できるようになる。そして目的とする位置I〜IIIへ主杆4を回動してか ら、ストッパ管9をスライドさせて切欠10を回動規制片11に係合すると、主 杆3を位置I〜IIIのいずれかの位置に固定できる。
【0014】 なお、主杆3の中央はインナミラにより後方を確認する際に視界を妨げないよ うに主杆3の中央をさらに上向きに屈曲して天井近傍に配置されるようにしてい る。
【0015】 また、図1、図2に示すように分岐杆4の中央には布製のベルト12aの先端 にフック金具12bを設けたフック12が設けられており、フロントキャビンF の天井に設けられた掛止金具13、またはリヤキャビンRの天井に設けられた掛 止金具14に掛け止めて前部天井の位置Iまたは後部天井の位置IIIに固定され るようにされている(図1参照)。なお、位置IIとする際には、車室内に設けら れたフック16が分岐杆4を側方から掛け止めて位置IIに固定可能とされている (図2参照)。
【0016】 主杆3と分岐杆4との間にはクロス20が掛け渡されている。このクロス20 は図4に示すように一端を分岐杆4に捲き付け固定され、他端を主杆3に捲き掛 けた上で面ファスナ21により固定されている。この面ファスナ21を外してク ロス20を主杆3から外すと、クロス20は分岐杆4を軸中心として回動させる ことができるようにされている。また、面ファスナ21を設けた近傍には後述す る吸盤40の基部を挿入する取付孔24が形成されている(図1参照)。また、 クロス20の表裏にはそれぞれポケット22,22が縫製されて、小物を収納可 能とされている。また、ポケット22,22には面ファスナ25付きのボケット カバー23が開閉可能に取付けられていて、収容した小物が飛び出さないように されている。
【0017】 また、分岐杆4と小杆6との間にもクロス26が掛け渡されている。このクロ ス26は図5に示すように一端部を分岐杆4に巻き付け固定され、小杆6に捲き 回して分岐杆4の箇所で面ファスナ27により取付固定されている。このため、 面ファスナ27を外し、さらにクロス26から小杆6を外すと、クロス26は分 岐杆4から下方に長く延ばすことができるようになっている。またクロス26の 両面には左右にそれぞれ2箇所のポケット29,29が設けられ、面ファスナ付 きのポケットカバー30により開閉可能とされている。また、分岐杆4を巻き付 けている部分には後述する吸盤40の基部を挿入する取付孔31が形成されてい る。
【0018】 ブラケット1が設けられたボディの下方には位置IIとされた際に分岐杆4を掛 け止めるフック16が設けられていて、分岐杆4に係合してセパレート位置に固 定できるようにされている。
【0019】 次にこのような構成とされたこの実施例の作用について説明する。今、図1に おいて掛止金具14にフック12が掛け止められて位置IIIの状態に収納されて いる。この状態ではリヤシートに着座する乗員の頭上の天井に沿って配置される 。なお、回動規制片11は切欠10cと係合してセパレータ2の回動が規制され ている(図3参照)ので、誤ってフック12が掛止金具14から外れることがあ っても、セパレータ2が位置IIに回動することが防止されている。
【0020】 リヤキャビンRに荷物を積み込む際には、ストッパ管9を外方へスライドして 回動規制片11との係合を解除する。そして掛止金具14からフック12を外し てセパレータ2を下方に垂らすと、セパレータ2によりフロントキャビンFとリ ヤキャビンRとが区画される。そしてストッパ管9を内方へスライドして回動規 制片11を切欠10bと係合させ、フック16を分岐杆4に掛け止める。これに より、セパレータ2は吊下した状態に保持される。そしてセパレータ2は主杆3 と副杆としての、分岐杆4,連結杆5及び小杆6により走行中の振動や急ブレー キにより荷物がフロントキャビンFに移動するのが阻止される。特にこの実施例 では主杆3と分岐杆4との間に設けられたクロス20及び小杆6と分岐杆4との 間に設けられたクロス26により面状に区画されるので、フロントキャビンFと リヤキャビンRとは十分に区画され、荷崩れを確実に防止することができる。な お、主杆3と、連結杆5及び小杆6とにより囲まれる部分にはクロスが設けられ ていないので、インナミラーにより車両の後方を確認する際に後方視界を妨げら れない。また、クロス20、クロス26にはポケット22、ポケット29がそれ ぞれ設けられているので小物を収納することができて便利である。
【0021】 また、位置Iの状態にするには、回動規制片11を切欠10aと係合させると ともにフック12を掛止金具13に掛け止める。これにより位置IIIと同様にセ パレータ2を天井に沿わせて収納することができる。なお、この位置Iの収納状 態では車両を駐車しておく際に、クロス20、26を日除けとして利用できる。 日除けとするには面ファスナ21を剥してクロス20を分岐杆4を軸中心として 180゜回転する。そして取付孔24に吸盤40を取付ける。この吸盤40は図 6に示されるように取付孔24内に挿入取付可能にクリップ41が設けられ、先 端側にロートの吸盤部42が一体成形されている。このクリップ41を取付孔2 4内に挿入固定して、フロントウインドWに吸着させると、クロス20をフロン トウインドWの内側に沿って配置できる。同様にクロス26においても、面ファ スナ27を剥してクロス26を分岐杆4を軸中心として180゜回転して取付孔 24に吸盤40を取付け、フロントウインドWに吸着する(図1参照)。
【0022】 なお、この実施例ではピラーBの上部に設けたブラケット1にセパレータ2を 回動可能に取付けているが、必ずしもピラーBに設ける必要はなく、図7に示す ように天井に設けてもよい。この図7に示す実施例は、軽量の荷物を積載する車 両に好適なセパレータであって、天井の左右にブラケット41を設け、これにセ パレータ42が取付けられている。このセパレータ42はU字状に曲げたパイプ からなる主杆43の左右を回動可能に取付けられ、吊下されている。そして主杆 43の中間には副杆44が架橋されている。これにポケット45が掛け止められ ている。
【0023】 この実施例の車両には、フロントシートSの背部に設けられた掛止金具46に フック47を掛け止めて固定できるようにされるとともに、フロントキャビンF の天井には掛止金具48によりフック47が掛け止められるようにされている。 なお、図示しないがリヤキャビンの天井にも掛止金具が設けられていて、リヤキ ャビン側へも回動して固定可能とされている。このため、セパレータ42を収納 する際にはフロントキャビンとリヤキャビンのいずれの天井に沿っても配置する ことができる。
【0024】 この実施例では図7に示すように、フロントシートSの運転席と助手席との間 に形成される空隙にセパレータ42が配置され、この二つのフロントシートSの バックレストとこのセパレータ42によりフロントキャビンFとリヤキャビンR とを面状に区画して、リヤキャビンに積載した荷物の移動を阻止することができ る。
【0025】 なお、この実施例ではフロントキャビンF及びリヤキャビンRのいずれの側へ も回動可能な例を示しているが、いずれか一方側へのみ回動する構成とすること もできるなど、この考案の趣旨を逸脱しない範囲で変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】概略を示す断面図である。
【図2】一部の斜視図である。
【図3】セパレータの端部の断面図である
【図4】図2A−A線断面図である。
【図5】図2B−B線断面図である。
【図6】吸盤の断面図である。
【図7】他例を示す概略背面図である。
【図8】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ブラケット 2…セパレータ 3…主杆 4,5,6…副杆(分岐杆,連結杆,小杆) F…フロントキャビン R…リヤキャビン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントキャビンとリヤキャビンとに車
    室内を区画するセパレータにおいて、車室の上部に固着
    されたブラケットに回動可能に吊下される主杆と、この
    主杆から分岐する副杆とにより形成され、不使用時には
    回動して天井面に沿わせて配置収納することを特徴とす
    る車両用セパレータ。
JP5519692U 1992-07-13 1992-07-13 車両用セパレータ Pending JPH068081U (ja)

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JP5519692U JPH068081U (ja) 1992-07-13 1992-07-13 車両用セパレータ

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JPH068081U true JPH068081U (ja) 1994-02-01

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS628847B2 (ja) * 1977-11-07 1987-02-25 Hitachi Ltd

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS628847B2 (ja) * 1977-11-07 1987-02-25 Hitachi Ltd

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