JPH0680785A - Ppe/ポリエチレンコポリマーブレンド - Google Patents

Ppe/ポリエチレンコポリマーブレンド

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JPH0680785A
JPH0680785A JP5144074A JP14407493A JPH0680785A JP H0680785 A JPH0680785 A JP H0680785A JP 5144074 A JP5144074 A JP 5144074A JP 14407493 A JP14407493 A JP 14407493A JP H0680785 A JPH0680785 A JP H0680785A
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ethylene
polyphenylene ether
ppe
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JP5144074A
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Steve G Cottis
ジー コッティス スティーブ
Kavilipalayam M Natarajan
エム ナタラヤン カヴィリパラヤム
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Enichem SpA
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 エチレン/(アルキル)アクリル酸コポリマ
ーとポリフェニレンエーテルまたはエステル基で末端が
キャップされたポリフェニレンエーテルを溶融混合する
ことによって得られるポリフェニレンエーテル−ポリオ
レフィンコポリマーを含むポリマー組成物。 【効果】 本発明の組成物は、優れた外観を有するフィ
ルム、繊維及び成形物品の製造を含む、高温耐性が要求
される多くの商業的用途において使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリフェニレンエーテ
ルまたはエステル基で末端がキャップされたポリフェニ
レンエーテルとエチレン−アクリル酸コポリマーを反応
溶融ブレンドすることによって製造される新規なポリフ
ェニレンエーテル−ポリエチレンコポリマーブレンドに
関する。
【0002】
【従来の技術】ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE)
は、それを多くの商業的用途に有用なものにする、比較
的高い溶融粘度及び軟化点のような優れた性質を有する
高性能の工学熱可塑性樹脂の族を構成する。より正確に
言うと、PPE樹脂は、高温耐性を要求し、フィルム及
び成形物品の生成を含む多くの商業的用途に適してい
る。PPE樹脂の最も重要な特徴の中に、優れた加水分
解安定性、寸法安定性、靭性、熱耐性及び誘電特性があ
る。一方、PPE樹脂は上記の望ましい特性を示すが、
それを多くの商業的用途に望ましくないものとするいく
つかの満足できない特性を有している。例えば、フィル
ム及び繊維は、溶液技術を使用して商業的規模でポリフ
ェニレンエーテル樹脂から生成されることができるが、
溶融方法は、ポリマー構造に不安定性と変化を生じさせ
るPPE樹脂の軟化に必要な高温度のために、商業的に
限定される。さらに、PPEポリマーは、溶融加工中に
分解し暗色になる傾向がある。さらに、PPE樹脂は、
その衝撃強度が小さいために脆く、引張り特性に制限が
あり、耐溶剤性も小さいので、部品がガソリン、グリー
ス及び洗剤のような薬品に露出される自動車の用途のよ
うな用途において使用されることができない。従って、
PPEの特別の加工性及び耐溶剤性の不十分の特性を改
良するために継続的な研究がなされている。
【0003】成形特定と衝撃強度を改良するために、ポ
リフェニレンエーテル樹脂とスチレン樹脂のポリブレン
ドが採用されている。米国特許第3,363,435号は、
PPEをポリスチレン(PS)を全ての比率で混合し
て、特性の良好な組合せと高められた成形特性を有する
ブレンドを生成することができることを開示している。
しかしながら、PPE−PSブレンドの用途の範囲は、
耐溶剤性が小さいために、やはり限定される。即ち、そ
れらは、油及びガソリンに対する耐性が要求される分野
では適していない。PPEの低い耐溶剤性の問題を克服
するために、ポリオレフィンとPPEの多くのブレンド
組成物が提案されている。例えば、米国特許第3,361,
851号は、PPEと少量(10%まで)のポリエチレ
ン(PE)のブレンドは、PPEの衝撃強度と溶剤特性
の両者にいくらかの改良をもたらすことを報告してい
る。
【0004】PPE樹脂単独に比べて良好な特性の組合
せを示すその他のPPE−PEブレンドが、米国特許第
4,166,055号、日本国特許公報第7069/67、
日本国特許出願第71,158/78及び88,960/7
9に開示されている。ポリオレフィン、特にポリエチレ
ン(PE)は、少量添加された場合にでさえ、PPEの
いくつかの特性を著しく変化させることができ、PPE
との二成分ブレンド及びPPE及びPS樹脂との三成分
ブレンドにおける非常に低価格で優れた成分となること
ができることは示されている。それらのブレンド中のP
Eの好適な量は、1〜10重量%(米国特許第3,336
1,851号;米国特許第4,584,334号)の範囲であ
り、それらの耐衝撃性及び耐クラック性を改良するため
に十分である。
【0005】さらに、PEはPPEの可塑剤として作用
し、得られたブレンドは、高められた加工性と優れた外
観が与えられる(米国特許第3,809,729号;ドイツ
国特許第57,139,140号;米国特許第4,145,37
7号;米国特許第4,584,334号)。少量のPEを添
加することによって改良されたその他の特性の中で、最
も重要なのは溶融されたPPEブレンドの耐酸化性であ
る。少量のポリエチレンを有するPPE樹脂は、溶融工
程中に暗色にならない。それにもかかわらず、PPE−
PEブレンドは、ポリオレフィンの量が少なすぎるか、
またはPPE及びPE樹脂が3〜5重量%PEを越える
高い配合比率においてあまり相溶性を有していないの
で、ポリオレフィンに固有の耐有機溶剤性を十分に利用
することができない。同じ不相溶性が高分子量のポリオ
レフィンを有するPPEブレンドに見られている。ポリ
フェニレンエーテル及び高分子量のポリオレフィンまた
は3〜5重量%を越えるポリオレフィンからなる組成物
において、2つのポリマーは互いに均一に混合されず、
米国特許第4,460,743号による「海島」構造を形成
する。従って、得られる組成物は脆く、機械的強度と耐
衝撃性が減少されている。射出成形される場合に、この
2つのポリマーは、互いの相溶性が実質的に小さいため
に、樹脂の流れ方向に凝集する傾向があり、得られた成
形品は層状状態で離層するので、実際の用途には適して
いない。低分子量のポリオレフィンの使用は、不相溶性
の問題も解決しない。
【0006】これらの欠点を克服し、PPE−PEブレ
ンド中の相溶性PEの量を増加するための1つの方法
は、スチレン(コ)ポリマーまたはスチレンと共役ジエ
ンのブロックコポリマーを同じブレンドの相溶化剤とし
て添加することである。日本国特許出願第76547/
85号において、相溶化剤としてスチレン−ブタジエン
ブロックコポリマーを使用して、PPEとPE樹脂の相
溶性を20重量%PEまで改良することができることが
主張されている。同様の結果が、日本国特許出願第71
158/78、88960/79及び100159/8
4号に開示されている。これらの組成物は成形特性の改
良を示しているが、その組成物中のポリオレフィンの配
合比率がまだ小さすぎるかまたは連続相がPPEまたは
PPE−PSであるとの観点から、それらはポリオレフ
ィンに固有の耐有機溶剤性を利用できていない。さら
に、スチレンのブロックコポリマーとのPPEのブレン
ドは、それらの劣った剛性のためにその用途が限られて
おり、離層を示す傾向がある(米国特許第4,322,50
7号)。
【0007】PPEとPEの相溶化の第2で好適と思わ
れる方法は、PPE−PEコポリマーを使用することで
ある。ブレンド中に存在する場合、これらのコポリマー
は、未共重合の成分、即ち、PPEとPEの相溶化剤と
して作用する(米国特許第5,010,144号;米国特許
第4,460,743号)。さらに、PPE−PE(グラフ
ト)コポリマーは、スチレン樹脂と配合されることがで
き、完全に相溶性の組成物を生じさせることができるこ
とが示されている(米国特許第4,460,743号)。P
PEとPEのコポリマー(またはグラフトコポリマー)
を得るためのいくつかの方法が、ある程度まで提案され
ている。米国特許第4,460,743号において、ポリフ
ェニレンエーテル−グラフトポリオレフィンが、グリシ
ジル化されたPPEと無水物基を有するポリオレフィン
との反応によって、または逆に、無水物基を有するポリ
フェニレンエーテルとグリシジル化されたポリオレフィ
ンとの反応によって得られることが開示されている。米
国特許出願第07/351,905号において、PPE−
PEコポリマーが、官能性オレフィンポリマーと先にエ
ポキシクロロトリアジンによってキャップされたPPE
との反応によって得られている。同じコポリマーを与え
る同様の方法が、米国特許第5,010,144号に開示さ
れている。
【0008】PPE−PEコポリマーまたはグラフトコ
ポリマーを得るためのより複雑な方法が、米国特許第4,
914,153号に開示されている。それら特許による
と、PPE−PEグラフトコポリマーは、(マレイン酸
無水物により)変性されたポリフェニレンエーテルと
(マレイン酸無水物により)変性されたポリオレフィン
とを、フェニレンジアミンのようなバインダーの存在下
で溶融混練することによって「現場」で得られる。PP
EとPE樹脂を相溶化する全ての提案された方法は、多
少複雑で高価であることは明らかである。従って、良好
な加工性と衝撃特性を優れた耐溶剤性とともに有する安
定で相溶性のPPE組成物を得るという問題が未だに存
在している。さらに、成分間の相溶性を全く失うことな
く、スチレン(コ)ポリマーまたはブロック−ポリマー
のような相溶化剤をかなりの量で添加する必要もなく、
優れた特性を示すことができるような量でPEポリマー
を含むPPE樹脂を得るという問題もまた未だ存在して
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、これらの問題を解決し、成分の相溶性を全く失わず
に、優れた耐溶剤性と溶融安定性とともに優れた加工性
を有するPPE組成物を与えることにある。本発明のそ
の他の目的は、成形またはその他の溶融混合の際に剪断
応力を受ける際に、機械的強度の減少及び観察される突
発的離層のないPPE組成物を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】これらの目的及び本明細
書から明らかとなり得るその他の目的は、(A)PPE
またはエステル末端キャップされたPPEと(B)エチ
レンーアクリルランダムコポリマーを反応溶融混合する
ことによって得られる、現場で生成されたポリフェニレ
ンエーテル−ポリエチレン/アクリル酸(EAA)グラ
フトコポリマー(PPE/gPE)ブレンドをベースと
する本発明のポリフェニレンエーテル組成物によって達
成される。
【0011】図1は、HAAKE混合レオメーター中で
270℃に加熱されたエチレン−アクリル酸コポリマー
のトルクと時間をプロットしたグラフである。2つのポ
リマー(A)及び(B)の反応溶融混合によって得られ
る、本発明の相溶性PPE/EAAコポリマーブレンド
は、わずか2つの出発ポリマー成分から生成されるか、
またはその他のポリマーと一緒に存在することができ
る。最も適当な追加のポリマーは、本発明のブレンドの
PPE成分との相溶性が優れているスチレンポリマーで
ある。PPE、PEまたはEAAのようなその他のポリ
マーもまた、ブレンドの一部となることができる。PP
E、PEまたはEAAがブレンド中に一緒に存在すると
きは、それらの相溶性は、本発明の反応性PPE/EA
Aブレンドの存在によって与えられる。
【0012】本発明の現場で生成されるコポリマーブレ
ンドは、高温耐性と優れた耐溶剤性が与えられた熱可塑
性樹脂としての用途に加えて、その他のポリマーとのブ
レンドの生成における相溶化剤として使用されることが
できる。本発明のブレンドは、優れた外観を有するフィ
ルム、繊維及び成形物品の生成を含む、高温耐性を必要
とする多くの商業的用途において使用されることができ
る。成形製品の範囲は、家庭電化製品のための部品及び
外被から、自動車の部品、ボディーパネル、電気及び電
子製品の部品及び外被を含む自動車の内部及び外部装飾
部品まである。より一般的には、本発明の組成物は、耐
衝撃性及び耐熱性の良好なバランス、優れた外観及び成
形性が要求される全ての工学プラスチック用途において
使用されることができる。
【0013】本発明によれば、下記: (A)40〜80重量%、好ましくは約50〜70重量
%のPPEまたはエステル末端キャップされたPPE、
及び(B)20〜60%、好ましくは約30〜50重量
%の、0.1〜5モル%のアクリル酸を含むエチレン−ア
クリル酸ランダムコポリマーの2つのポリマー混合物を
反応溶融混合することによって得られる熱可塑性樹脂を
含む組成物が提供される。本発明の組成物は、下記のよ
うにして得られる。要求される配合比、即ち、40/6
0〜80/20、好ましくは50/50〜70/30の
A/B重量比率のPPEまたはエステル末端キャップさ
れたPPE及びエチレン−アクリル酸コポリマーを、混
合機の容量に応じて、260〜315℃の温度におい
て、5〜40分の範囲の時間、混合機(例えば、HAAKE
−BUCHLER混合機)中で反応溶融混合する。好ましく
は、溶融ブレンドを、混合容量、触媒等により、約10
〜30分間、約290〜315℃において達成する。
【0014】ポリマーA及びBの反応溶融混合により、
PPEがある程度EAAと共有結合している相溶性のポ
リマーブレンドが生成される。さらに、PPEは、EA
Aマトリックス中で、0.1〜2ミクロン、好ましくは約
0.5〜1ミクロンの直径の平均粒径を有する小滴として
分散される。PPEのEAAへの共有結合及びEAA中
に分散されたPPEの小粒径が、本発明のブレンドの改
良された相溶性及び耐溶剤性を提供すると考えられる。
2つのポリマー成分A及びBの溶融ブレンドは、任意的
であるが、抗酸化剤の存在下(約0.1〜0.4重量%)及
び触媒の不在下で行われることが好ましい。ポリマー成
分A及びBの溶融反応は、分子量及び溶融粘度の増加を
もたらし、それが混合中のトルクの増加をもたらす。こ
の粘度の増加は、温度依存性である(第4表参照)。E
AAコポリマーの溶融粘度の増加は、EAAのいくつか
のカルボキシル基の脱水による分子内無水物の生成によ
って生じる。EAAのみの熱処理によって得られる生成
物の圧縮フィルムは、1810cm-1において無水物カル
ボニル伸縮バンドを示し、1025cm-1においてC−O
変角バンドを示す。これは、下記に示す無水物結合の回
りの同様の構造を有するイソ酪酸無水物のそれぞれ18
12.5cm-1及び1020cm-1における吸収バンドに近接
している。
【0015】
【化1】
【0016】本発明の相溶性ブレンドを生成するために
使用される条件下で、EAAは、単独で加熱された場合
に、溶融粘度の増加を示すことが実験によって判明して
いる(第4表参照)。本発明によって得られるエチレン
−アクリル酸コポリマー網状組織は、分子内カルボン酸
無水物結合を有し、内部容積69cm3 を有するHAAKE−B
UCHLER HBI SYSTEM90混合機中で測定した時に、28
5℃において300〜1,000m.g.のトルクを有して
いる。約150℃の通常の温度においてエチレン−アク
リル酸コポリマーを混合することは、必要な無水物結合
を生成するか、または本発明の高いトルク値を得るため
には不十分である。EAAコポリマー網状組織に対して
得られる高トルク値は、低い温度において混合されたE
AAと比較して、本発明のEAAコポリマー網状組織の
実質的に増加された分子量と溶融粘度に対応する。
【0017】図1は、エチレン−アクリル酸コポリマー
の270℃に加熱されたHAAKE混合レオメーター中で生
じたトルクを示す。図1において、低いカーブは、混合
中に生じたトルクを示し、上のカーブは混合中の温度の
漸進的な上昇を示す。約6分未満の混合時間において、
トルクはわずか約250m.g.である。6.3分の混合時間
において、275m.g.のトルクは、273℃の温度にお
いて得られる。約6.3分間の後、トルクは、温度の漸進
的上昇を伴って、定常性が増す。トルクの増加は、分子
量の増加と粘度の増加を示す。約6.3分より長い混合時
間により生成されたポリマー試料は、EAAコポリマー
が低温度及び/または短い混合時間で混合されたときに
存在しない分子内無水物結合の存在を示す。
【0018】本発明のEAAコポリマーの網状組織は、
少なくとも275℃の温度において約6分間EAAを溶
融混合することによって得られる。EAAは、約270
〜320℃、好ましくは約280〜310℃の温度にお
いて、約6〜約30分間、好ましくは約10〜20分間
の範囲の長い時間混合されて、分子内無水物結合生成を
得ることが好ましい。本発明のEAAコポリマー網状組
織はまた、320℃よりも高いがEAAコポリマーの分
解温度よりも低い温度において、分子内無水物結合が生
成される限り6分間より短い時間、EAAコポリマーを
加熱することによって得られることは明らかである。当
業者は、必要な分子内無水物結合を生成する溶融混合工
程の時間及び温度条件を容易に調整することができる。
無水物結合の生成は、通常の膜赤外分光分析によって上
記の無水物カルボニル伸縮バンド及び変角バンドの存在
を決定することにより容易に測定されることができる。
【0019】いずれの特定の理論によっても限定されな
いが、ブレンドの相溶性は、反応EAA成分の粘度が2
80℃よりも高い温度においてPPEよりも実際に高く
なり、分散されたPPE小滴は反応性EAAの高い粘度
によりこの形態に固定され、分散された小滴としてEA
Aに共有結合されるようになるという事実に助けられる
ことができる。これは、熱可塑性樹脂と現場架橋結合さ
れたポリマーの間の相溶性ブレンドを生成する半透過性
網状組織(SIP’S)の用途に類似している。「ポリ
マーブレンズ(Polymer Blends)」、J.A.マーソン(Maso
n) 及びL.H.スパーリング(Sperling)、p260〜26
2、ニューヨーク及びロンドン、プレネムプレス、(1
981)参照。PPE及びEAAコポリマー(B)の反
応は、相溶性ブレンドの生成に寄与すると考えられるコ
ポリマー(C)を生成する。PPEのOH基またはエス
テル基で末端がキャップされたポリフェニレンエーテル
(A)の末端エステル基とエチレン−アクリル酸コポリ
マー(B)の反応性無水物及び/または酸基との間で生
成物(C)を生成させる反応が起こると考えられる。ポ
リマー(A)は、構造−〔X〕p −OHまたは−〔X〕
p −O−C(O)−Y(式中、Yはアルキル、アリール
またはアラルキル基であり、Xは下記構造:
【0020】
【化2】
【0021】を有する)を有する。コポリマー(B)
は、構造
【0022】
【化3】
【0023】(式中、Rはアルキル基である)を有す
る。ポリマー(A)とコポリマー(B)の反応は、下記
エステル構造
【0024】
【化4】
【0025】を有する生成物ポリマー(C)を生成す
る。成分A、B及びCにおいて、置換基Z、Z1、Z2及
びZ3は、下記の意味を有し、mは、ランダムコポリマ
ー(B)中のアクリル酸単位当りのエチレンモノマー単
位の数であり、mは20〜1000の数である。Rは、
水素または1〜4の炭素原子を有するアルキルであり、
メチルであることが好ましい。未キャップPPEの代り
にエステル基でキャップされたPPEを使用すると、短
い反応時間または低い温度において、反応混合中に反応
温度及び/または溶融粘度が増加することを示す証拠が
第3表中に示されている。
【0026】触媒を使用すると、EAA中に分散してい
るPPE粒子の平均粒径が、数ミクロンから約0.5〜2
ミクロン直径、好ましくは0.5〜1ミクロン直径に減少
する。さらに、触媒の使用は、溶融混合中に高いトルク
値をもたらす。トルク値が高いことは、高分子量の化合
物の配合物の生成と、改良された相溶性と耐溶剤性に関
連する粘度の増加を示す。触媒としては、未キャップの
PPEのOH末端基または末端がキャップされたPPE
のエステル基とEAAのCOOH基との間のエステル化
反応を触媒するいずれの化合物をも使用することができ
る。好適な公知の触媒の例は、硫酸塩、チタン酸塩、ス
ズ酸塩等のような金属塩、並びに有機カルボン酸、即
ち、C1-10アルカン酸の金属塩を包含する。アルカリ及
びアルカリ土類金属カチオンを含む金属塩が好ましい。
金属塩は、無水物塩として使用してもよく、水和物で使
用してもよい。特に好ましい触媒は酢酸マグネシウム四
水和物である。本発明における使用に適したその他の触
媒は、イギリス国特許第2,150,580号に開示されて
いる。酢酸マグネシウムまたは酢酸ナトリウムのような
触媒の使用が、上記のEAAの無水物の生成を助けるこ
とができることが実験によって示されている。
【0027】この熱可塑性のブレンド、即ち、PPE/
EAA溶融反応したブレンドは、成形コンパウンドとし
て単独で使用されることができ、または充填剤、難燃剤
等のようなその他の慣用の成分及び場合によっては、ス
チレン樹脂、PPE及び/またはPEのようなその他の
適当なポリマーとともに任意的に配合される。これらの
追加のポリマーは、所望の用途に応じて、通常は組成物
の0.5〜95重量%の変化する量で添加されることがで
きる。配合は、樹脂と配合剤とのブレンドに一般的に使
用される種々の知られた方法により実施されることがで
きる。PPE及びエステル基で末端がキャップされたP
PEは、周知の反応性ポリマーである。末端キャップさ
れたPPEは、米国特許第4,806,602号、第4,04
8,143号及び3,375,228号に開示されており、一
般的にはポリフェニレンエーテルと少なくとも1のカル
ボン酸無水物との、触媒の存在下での約170〜300
℃の範囲の温度における反応によって製造される。米国
特許第4,806,602号、第4,048,143号及び第3,
375,228号は、本発明において使用されることがで
きるエステル基で末端がキャップされたPPEのより完
全な説明のためにそのそのまま参照によって本明細書中
に採り入れられている。ベンゾエート基で末端がキャッ
プされたPPEは特に好ましい。
【0028】本発明のベンゾエート基で末端がキャップ
されたPPEは、PPEの末端ヒドロキシル(OH)基
と塩化ベンゾイルをクロロホルム中で反応させ、次いで
メタノールを添加して末端がキャップされたポリマーを
沈殿させることによって容易に製造されることができ
る。典型的には、ベンゾエート基で末端がキャップされ
たPPEは、ベンゾエート基として末端がキャップされ
た30〜70%の利用可能なヒドロキシル(OH)基を
有する(米国特許第4,822,836号)。本発明のベン
ゾエート末端−キャップされたポリフェニレンエーテル
を製造するための適当な方法は、例えば、米国特許第4,
822,836号公報に開示されており、その公報は、ベ
ンゾエート基で末端がキャップされたPPEを製造する
方法をより完全に説明するために参照によって本明細書
中に採り入れられている。ポリフェニレンエーテル樹脂
は、周知のポリマーである。それらは、一般的に、適当
な触媒の存在下で、1またはそれ以上の異なるフェノー
ルを酸化カップリングすることによって得られる。好ま
しいポリフェニレンエーテル(PPE)は、式
【0029】
【化5】
【0030】(式中、Z、Z1 、Z2 及びZ3 は、同じ
でも異なっていてもよく、水素、ハロゲン(Cl、B
r、I、F)、1〜4の炭素原子を有する炭化水素基及
びフェニルからなる群から独立して選択される一価の置
換基であり;pは、モノマー単位の全体数であり、20
またはそれ以上の正の整数である)を有する。置換基
Z、Z1 、Z2 及びZ3 は、C1-6 アルキル基である。
単位当りのエーテル酸素原子は、隣のモノマー単位のフ
ェニル環に結合されている。適当なポリフェニレンエー
テルの典型的な例としては下記のものがある: ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル;
ポリ(2,6−ジエチル−1,4−フェニレン)エーテル;
ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フェニレン)エ
ーテル;ポリ(2−メチル−6−プロピル−1,4−フェ
ニレン)エーテル;ポリ(2,6−ジプロピル−1,4−フ
ェニレン)エーテル;ポリ(2,3,6−トリメチル−1,4
−フェニレン)エーテル;ポリ(2−クロロ−1,4−フ
ェニレン)エーテル;ポリ(2−ブロモ−1,4−フェニ
レン)エーテル;ポリ(2−フェニル−1,4−フェニレ
ン)エーテル;及びポリ(2,6−ジクロロ−1,4−フェ
ニレン)エーテル。
【0031】ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレ
ン)エーテルを使用することが好ましい。2,6−ジメチ
ルフェノール/2,3,6−トリメチルフェノールコポリマ
ーのようなコポリマーをも使用することができる。これ
らのポリフェニレンエーテルの製造方法は知られてお
り、例えば、米国特許第3,306,874号;米国特許第
3,306,875号;米国特許第3,257,357号;米国
特許第3,257,358号に開示されている。これらの米
国特許は、本発明において使用されることができる適当
なPPEのより完全な説明のために本明細書中に参考文
献として採り入れられている。さらに、本発明において
使用されることができるPPE樹脂は、式
【0032】
【化6】
【0033】(式中、Z、Z1 、Z2 、Z3 、R及びp
は、上記と同じ意味を有し、Qはpと同じであっても異
なっていてもよく、ブラケット中のモノマー単位の全体
数を示し、20またはそれ以上の正の整数である)のモ
ノマー単位を有するポリマーを含む。これらのPPE樹
脂は、例えば、「Die Makromolekulare Chemie」、18
6、1835〜1853(1985)中に記載されてい
る。上記の構造式に相当するものの中で最も頻繁に使用
されるPPE樹脂は、テトラメチルビスフェノール−A
と2,6−ジメチル−フェノールを反応することによって
得られるコポリマーである。好ましいポリフェニレンエ
ーテルは、10,000〜100,000の範囲の重量平均
分子量を有する。好ましい分子量は、30,000〜60,
000の範囲内である。
【0034】エチレン−(アルキル)アクリル酸ランダ
ムコポリマー(EAA)は、周知のポリマーであり、一
般的にラジカル重合を経て得られる。それらの合成を記
載した特許は、ドイツ国特許第1,570,560号;ドイ
ツ国特許第1,570,612号及び米国特許第4,988,7
81号を包含する。米国特許第4,988,781号は、本
発明において使用されることができるエチレン−(アル
キル)アクリル酸コポリマーのより完全な説明のために
参照によって本明細書中に採り入れられている。最も好
ましいエチレン−(アルキル)アクリル酸コポリマー
は、約0.1モル%〜約5モル%の(アルキル)アクリル
酸含量を有し、約50,000〜約150,000、好まし
くは約80,000〜120,000の範囲の重量平均分子
量を有している。好ましいエチレン−(アルキル)アク
リル酸コポリマーは、エチレン、及びC1-6 アルキルア
クリル酸モノマー、好ましくはアクリル酸及び/または
メタクリル酸から生成される。特に好ましいEAAは、
ダウケミカルカンパニーによって製造されており、PRIM
ACORの商標名で市販されている。第1表は、Primacorコ
ポリマーの最も重要な特徴を示している。これらのコポ
リマーのいずれも本発明において使用されることができ
る。
【0035】
【表1】 第1表−フィルム押出のために選択されたPRIMACORポリマーの物理的特性 ─────────────────────────────────── PRIMACOR PRIMACOR PRIMACOR PRIMACOR 1320 1410-XT 1420 1430 ─────────────────────────────────── コポリマー(重量%) 6.5 9.5 9.5 9.5 (ASTM D-4094) メルトインデックス、 2.5 1.5 3.0 5.0 d-g/分.(ASTM D-1238) 密度、g/cc 0.932 0.938 0.938 0.938 ビカー軟化点、 85(185) 81(178) 78(172) 78(172) ℃(°F)(ASTM D-1525) 引張り強さ、 1200 1210 1385 1170 psi (ASTM D-638) 極限引張り強さ、 2825 3400 3580 3000 (ASTM D-638) 極限伸び、% 620 585 510 545 (ASTM D-638) ───────────────────────────────────
【0036】本発明のポリマーブレンドを生成するため
に溶融ブレンドされるポリマー(A)及びポリマー
(B)(PPE/EAA)の相対量は、70:30〜8
0:20の範囲である。エステル基で末端がキャップさ
れたPPEとEAAを溶融ブレンドする時に、過剰モル
量のアクリル酸単位がエステル基で末端がキャップされ
た単位に対して存在するように、EAAの量を選択する
ことが好ましい。ポリマー(A)と(B)は、約250
〜315℃、好ましくは約290〜315℃の温度にお
いて、相溶性ブレンドを生成するために十分な時間溶融
反応される。典型的な溶融ブレンド時間は、約5〜約4
0分、好ましくは約10〜30分間の範囲である。この
2つの出発ポリマー(A)及び(B)の反応溶融混合か
ら得られる熱可塑性樹脂は、少なくとも部分的に共有結
合してそのために相溶性である純粋なポリフェニレンエ
ーテルと純粋なポリエチレンアクリル酸コポリマーから
なる。本発明のコポリマーブレンドが射出成形物品の製
造に使用される唯一の樹脂である場合には、成形物品の
最終特性は、PPEとPE/EAAの対応する非反応の
物理的ブレンドの特性よりも改良された特性を有するで
あろう。本発明の熱可塑性樹脂は、優れた耐溶剤性を、
満足できる剛性、優れた加工性及び衝撃特性とともに示
すPPEとEAAの完全に相溶性のブレンドを与える。
【0037】本発明の熱可塑性ポリマーブレンドは、P
PE、PE、EAAまたはスチレン樹脂のようなその他
の樹脂約5〜25重量%と配合されることができる。上
記の成分に加えて、種々の添加剤を、本発明の効果、主
にその成分の優れた相溶性を害さないことを条件として
配合することができる。最も重要な添加剤は、安定剤、
抗酸化剤、離型剤、可塑剤、難燃剤、充填剤、帯電防止
剤及び着色剤を包含する。本発明のブレンドを製造する
ためのポリマーブレンドと追加の添加剤の配合は、ポリ
マー(A)と(B)の反応溶融混合の後に行われること
が好ましい。添加剤は、1工程または必要に応じて配合
を繰り返す2またはそれ以上の工程において添加される
ことができる。例えば、抗酸化剤の第1の添加は、第1
工程中、即ち、本発明のコポリマーを与える2つのポリ
マー(A)と(B)の反応溶融混合中に行われることが
できる。成分、例えば離型剤及び可塑剤の如き成分の第
2の添加は、反応溶融混合の後に行われることができ
る。この第2の追加の工程中に、その他の適当な樹脂を
も添加することができる。
【0038】配合は、樹脂と安定剤及び抗酸化剤のよう
な配合剤をブレンドするために一般的に使用される種々
の方法により実施されることができる。例えば、粉末、
顆粒または混合された形態、即ち、粉末とペレットの形
態の成分は、生じる反応溶融ブレンドのための十分な滞
留時間があることを条件として混合機、(HENSCHEL混合
機、HAAKE BUCHLER混合機、V型ブレンダー、リボンブ
レンダー等)中で均一に分散され、次いで、混合物は混
練機、例えば、ロールミル、BANBURY混合機、BRABENDER
PLASTOGRAPH等を使用して溶融混練される。このように
して得られた樹脂組成物は抽出してペレットにされるこ
とができる。本発明の樹脂組成物は、熱可塑性樹脂に通
常使用される成形方法、即ち、押出成形、射出成形等に
より容易に成形されることができる。射出成形は特に好
ましい。本発明のその他の特徴は、本発明を限定するた
めでなく説明するために与えられる下記の具体的実施例
により明らかとなるであろう。
【0039】
【実施例】
実施例1 ベンゾエート基で末端がキャップされたPP
E/EAA(50/50)コポリマー PPE(サイエンティファイドポリマープロダクツイン
コーポレイテッド)及び塩化ベンゾイルからクロロホル
ム中で製造されたベンゾエート基で末端がキャップされ
たPPEとEAA(ダウケミカルカンパニーのPRIMACO
R)を、ローラーブレードを有するHAAKE BUCHLER混合機
(容量:276.2cm3 )中で溶融混合した。この装置上
のマイクロコンピューターにより混合変数を制御した。
混合機内の温度及びスクリュー速度をそれぞれ270℃
及び100rpmに設定した。2分間の初期混合の後、約
0.25%のIRGANOX1076(抗酸化剤)をポリマー溶
融物に加え、混合を30分間の設定時間続けた。トルク
と温度を時間の関数としてモニターした。この2つのポ
リマーの間の溶融反応は、分子量と、混合中のトルクの
増加として明示される溶融粘度の増加をもたらした。溶
融混合により得られた樹脂を、次いで、THOMAS−WILLEY
の実験室用ミル中でチップにした。この配合されたチッ
プを、ENGEL射出成形装置により射出成形する前に、1
10℃において3時間乾燥した。引張試験片、曲げ試験
片及び円板のような試験片を製造した。これらの試料の
物理的性質を第2表に示す。
【0040】比較例1 比較PPE/LDPEブレンド LEISTRITZ抽出機上で50重量%のPPE(サイエンテ
ィフィックポリマープロダクツインコーポレイテッド)
及び50重量%のLDPE(クオンタムUSIの高溶融PET
ROTHENE)を配合することによって、比較組成物を製造
した。得られた樹脂を乾燥し、実施例1と同様にして成
形した。この比較ブレンドの物理的性質を第2表に示
す。
【0041】比較例2−比較PPE/EAAブレンド 50重量%のPPEと50重量%のEAA(PRIMACOR)
を、比較例1と同様にしてLEISTRITZ抽出機により配合
した。配合されたペレットを乾燥し、比較例1と同様に
して射出成形した。この比較ブレンドの性質を第2表に
示す。実施例2 未キャップのPPE/EAAブレンド 実施例1の反応を、三重反復試験のベンゾエート基で末
端がキャップされたPPEの代りに比較例1において使
用された未キャップのPPEを使用して繰り返し、EA
Aマトリックス中のPPEの良好な分散を得た。3つの
HAAKE溶融混合試験のブレンドを実施例1と同様に
して射出成形し、性質を測定した。結果を第2表に示
す。
【0042】実施例3 未キャップのPPE/EEA
(70/30)ブレンド 実施例2と同様の方法により、70重量%の未キャップ
のPPEと30重量%のEAAを、270℃において3
0分間LEISTRITZ抽出機中で配合した。得られた生成物
を、実施例1と同様にして射出成形した。得られたブレ
ンドの性質を第2表に示す。実施例4 未キャップのPPE/EAA(70/30)
ブレンド 70重量%の未キャップのPPEと30重量%のEAA
を、290℃において22分間HAAKEトルクレオメータ
ー中で溶融混合した。最終トルク及び温度はそれぞれ、
3200mg及び310℃に達した。得られたブレンドの
物理的性質を第2表に示す。
【0043】実施例5 溶融混合中のトルクに与える触
媒量の効果 50重量%のベンゾエート基でキャップされたPPE及
び50重量%のEAAを、第3表に示される量の酢酸マ
グネシウム触媒とともに、270℃において9分間HAAK
E混合機中で溶融混合した。第3表に示されるデータ
は、触媒濃度の増加は、到達する最終温度を変化させ
ず、到達する最終トルクを増加させることを示してい
る。走査電子顕微鏡写真は、0%触媒により製造された
41%のキャップされたPPE/EAA混合物は、数ミ
クロンの直径のEAA中に分散されたPPE粒子を含む
ことを示している。触媒の使用は、約1ミクロンの直径
のPPE粒子を含むブレンドを与えた。本発明の多数の
修正及び変更は、上記の教示の観点から可能であること
が明らかである。従って、本発明は、特許請求の範囲の
範囲内において、本明細書中において特に開示した態様
以外でも実施することができることを理解されたい。
【0044】
【表2】 第2表 ─────────────────────────────────── 性 質 PPE PPE/EAA PPE/EAA PPE/EAA (50/50) (50/50) (70/30) (押出機) (HAAKE) (押出機) ─────────────────────────────────── 引張強さ(psi) 11,600 1,837 3,274 4,327 引張伸び(%) 8 18 61 13 曲げ強度(psi) 16,500 2,728 3,523 5,368 曲げ弾性率(psi) 390,000 76,723 77,737 148,588 ノッチ付き 1.0 0.93 2.4 0.48 アイゾット (ft.lbs) 耐薬品性(psi) 0(クラック) 1,821 3,237 4,347 引張伸び(%) 0(クラック) 17 64 14 ───────────────────────────────────
【0045】
【表3】 第2表(続き) ─────────────────────────────────── 性 質 PPE/EAA PPE/EAA PPE/LDPE ベンゾエート EAA キャップ (70/30) (50/50) (50/50) (50/50) (HAAKE) (理論値) 対照1 (HAAKE) ─────────────────────────────────── 引張強さ(psi) 4,956 6,400 1,700 3,240 1,837 引張伸び(%) 15 − 20 46 388 曲げ強度(psi) 6,895 − 3,000 4,200 834 曲げ弾性率(psi) 171,408 215,000 60,000 94,000 15,547 ノッチ付き 0.69 − 0.7 2.3 6.5 アイゾット (ft.lbs) 耐薬品性(psi) 4,852 − − 3,400 − 引張伸び(%) 15 − − 70 − ───────────────────────────────────
【0046】
【表4】 第3表 PPE/EAA(50/50)小HAAKE 混合機(容量:69.0 cm3)中のブレンド実験 設定温度:270 ℃;混合時間:9分間 ─────────────────────────────────── ベンゾエート Mg(OAc)2 最終温度 初期トルク 最終トルク (Tor最大- キャップされ (%) (℃) (mg) (mg) Tor最小) たPPE(%) Tor最小 ─────────────────────────────────── 0 0 278 358 508 0.42 0 0.34 289 369 670 0.82 41 0 285 317 458 0.44 41 0.16 291 338 681 1.01 41 0.16 291 338 681 1.01 41 0.34 291 390 748 0.92 41 0.34 286 426 702 0.65 ───────────────────────────────────
【0047】
【表5】 第4表 PPE/EAA(50/50)ブレンド実験・最終トルク及びミクロ分散形態学 に与えるブレンド温度の効果 ─────────────────────────────────── ブレンド条件 ミクロ分散 最終ブレンド 最終トルク ブレンド 形態学 時間(℃) (m.g) 時間 ─────────────────────────────────── 未キッャプPPE,触媒 不良 270 1500 初期混合 なし,大HAAKE 混合機 (270℃) (容量 276.2cm3) 未キッャプPPE,触媒 可 300 3400 30分 なし,大HAAKE 混合機 (容量 276.2cm3) 未キッャプPPE,触媒 良好 310 6500 30分 なし,大HAAKE 混合機 (容量 276.2cm3) 未キッャプPPE,触媒 不良 270 360 初期混合 なし,小HAAKE 混合機 (270℃) (容量 69cm3) 未キッャプPPE,触媒 可 293 1350 21分 なし,小HAAKE 混合機 (容量 69cm3) EAA のみ, 小 HAAKE 270 280 初期混合 混合機(容量69cm3) (270℃) EAA のみ, 小HAAKE 285 580 21分 混合機(容量69cm3) EAA のみ, 小HAAKE 295 150 初期混合 混合機(容量69cm3) (295℃) 1AA のみ, 小HAAKE 308 675 17分 混合機(容量69cm3) ─────────────────────────────────── 良好:1ミクロン未満の径を有するEAAマトリックス
中のPPE小滴 可:1〜5ミクロンの径を有するEAAマトリックス中
のPPE小滴 不良:0ミクロンより大きい径を有するEAAマトリッ
クス中のPPE小滴
【図面の簡単な説明】
【図1】HAAKE混合レオメーター中で270℃に加熱さ
れたエチレン−アクリル酸コポリマーのトルクと時間の
関係をプロットした図である。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)40〜80重量%の未キャップの
    ポリフェニレンエーテルまたはエステル基で末端がキャ
    ップされたポリフェニレンエーテル、及び(B)20〜
    60重量%の0.1〜5モル%のアクリル酸モノマー単位
    を有するエチレン−(アルキル)アクリル酸ランダムコ
    ポリマーからなるポリフェニレンエーテル及びエチレン
    −(アルキル)アクリル酸コポリマーを反応溶融混合す
    ることによって製造されるポリマーブレンド。
  2. 【請求項2】 50〜70重量%の前記ポリフェニレン
    エーテルまたはエステル基で末端がキャップされたポリ
    フェニレンエーテル及び30〜50重量%の前記エチレ
    ン−(アルキル)アクリル酸ランダムコポリマーからな
    る請求項1に記載のブレンド。
  3. 【請求項3】 前記反応溶融混合が、260〜315℃
    の温度において5〜40分間の範囲の時間行われる請求
    項1に記載のブレンド。
  4. 【請求項4】 前記反応溶融混合が、290〜315℃
    の温度で10〜30分間の範囲の時間行われる請求項1
    に記載のブレンド。
  5. 【請求項5】 前記エチレン−(アルキル)アクリル酸
    ランダムコポリマーが、分子内無水物結合を有している
    請求項1に記載のブレンド。
  6. 【請求項6】 前記反応溶融混合から生成される前記ポ
    リマーが、エステル結合を介して前記エチレン−(アル
    キル)アクリル酸ランダムコポリマーに共有結合したポ
    リフェニレンエーテルからなる請求項1に記載のブレン
    ド。
  7. 【請求項7】 前記反応溶融混合が、エステル化触媒の
    存在下で行われる請求項1に記載のブレンド。
  8. 【請求項8】 前記未キャップのポリフェニレンエーテ
    ルと前記エチレン−(アルキル)アクリル酸ランダムコ
    ポリマーの反応溶融混合により製造される請求項1に記
    載のブレンド。
  9. 【請求項9】 前記エステル基で末端がキャップされた
    ポリフェニレンエーテルと前記エチレン−(アルキル)
    アクリル酸ランダムコポリマーを反応溶融混合すること
    によって製造される請求項1に記載のブレンド。
  10. 【請求項10】 前記エチレン−(アルキル)アクリル
    酸ランダムコポリマーが、エチレン−アクリル酸ランダ
    ムコポリマーである請求項1に記載のブレンド。
  11. 【請求項11】 前記エチレン−(アルキル)アクリル
    酸ランダムコポリマーが、エチレン−(メタ)アクリル
    酸ランダムコポリマーである請求項1に記載のブレン
    ド。
  12. 【請求項12】 前記ポリフェニレンエーテルが、前記
    エチレン−(アルキル)アクリル酸ランダムコポリマー
    中に、約0.1〜2ミクロン直径の平均粒径を有する小滴
    として分散される請求項1に記載のブレンド。
  13. 【請求項13】 前記ポリフェニレンエーテルが、前記
    エチレン−(アクリル)アクリル酸ランダムコポリマー
    中に、約0.5〜1ミクロンの平均粒径を有する小滴とし
    て分散される請求項12に記載のブレンド。
  14. 【請求項14】 前記エステル基で末端がキャップされ
    たポリフェニレンエーテルが、ベンゾエート末端−キャ
    ップされたポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエ
    ーテル)である請求項1に記載のブレンド。
  15. 【請求項15】 (1)(A)40〜80重量%の未キ
    ャップのポリフェニレンエーテルまたはエステル基で末
    端がキャップされたポリフェニレンエーテル、(B)2
    0〜60重量%の0.1〜5モル%のアクリル酸モノマー
    単位を有するエチレン−(アルキル)アクリル酸ランダ
    ムコポリマーからなるポリフェニレンエーテルとエチレ
    ン−(アルキル)アクリル酸コポリマーを反応溶融混合
    することによって製造されるポリマー並びに(2)5〜
    25重量%のポリエチレン、ポリエチレン−アクリル酸
    コポリマー、ポリフェニレンエーテル、ポリスチレンま
    たはそれらの混合物を含むポリマーブレンド組成物。
  16. 【請求項16】 請求項1のポリマーブレンドを成形す
    ることによって製造される成形物品。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載のポリマーブレンド
    組成物を成形することによって製造される成形物品。
  18. 【請求項18】 分子内カルボン酸無水物結合を有する
    エチレン−アクリル酸コポリマーを含むエチレン−アク
    リル酸コポリマー網状組織。
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