JPH0680609A - 2−フェノキシ安息香酸の製造法 - Google Patents
2−フェノキシ安息香酸の製造法Info
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- JPH0680609A JPH0680609A JP4255417A JP25541792A JPH0680609A JP H0680609 A JPH0680609 A JP H0680609A JP 4255417 A JP4255417 A JP 4255417A JP 25541792 A JP25541792 A JP 25541792A JP H0680609 A JPH0680609 A JP H0680609A
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- phenoxybenzoic acid
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】2−クロロ安息香酸を出発原料として,2−フ
ェノキシ安息香酸を工業的に有利に製造する方法を提供
する。 【構成】2−クロロ安息香酸を銅塩およびアルキルアミ
ンの存在下でフェノ−ル誘導体と反応させることにより
2−フェノキシ安息香酸に転化させることを特徴とす
る。
ェノキシ安息香酸を工業的に有利に製造する方法を提供
する。 【構成】2−クロロ安息香酸を銅塩およびアルキルアミ
ンの存在下でフェノ−ル誘導体と反応させることにより
2−フェノキシ安息香酸に転化させることを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,2−フェノキシ安息香
酸の製造方法に係り,この化合物は,医薬,農薬,樹脂
の老化防止剤等の中間原料として有用であり,特にキサ
ントンの中間体として重要なものである。
酸の製造方法に係り,この化合物は,医薬,農薬,樹脂
の老化防止剤等の中間原料として有用であり,特にキサ
ントンの中間体として重要なものである。
【0002】
【従来技術】2−フェノキシ安息香酸の製造方法は,従
来次の方法が知られている。 (1)サリチル酸とフェノ−ルを無水酢酸の存在下で反
応させる方法〔J.Chem.Soc.,117,1061(1920)〕。
来次の方法が知られている。 (1)サリチル酸とフェノ−ルを無水酢酸の存在下で反
応させる方法〔J.Chem.Soc.,117,1061(1920)〕。
【0003】(2)一般式「化3」で示すように2−ク
ロロ安息香酸に銅−ヨウ化銅触媒,ニトロベンゼン中,
塩基として無水炭酸カリウム共存下にフェノ−ル誘導体
を反応させる方法〔J.Chem.Soc.,1348(1953);ibid,4227
(1958)〕。
ロロ安息香酸に銅−ヨウ化銅触媒,ニトロベンゼン中,
塩基として無水炭酸カリウム共存下にフェノ−ル誘導体
を反応させる方法〔J.Chem.Soc.,1348(1953);ibid,4227
(1958)〕。
【0004】
【化3】 (式中,Rはメチル基,メトキシル基)
【0005】(3)一般式「化4」で示すように2−ク
ロロ安息香酸に銅触媒,ナトリウムメチラ−ト,無水炭
酸カリウム共存下に4−アルキルフェノ−ルを200℃
で反応させる方法〔J.Chem.Soc.,101,665(1979) 〕。
ロロ安息香酸に銅触媒,ナトリウムメチラ−ト,無水炭
酸カリウム共存下に4−アルキルフェノ−ルを200℃
で反応させる方法〔J.Chem.Soc.,101,665(1979) 〕。
【0006】
【化4】 (式中,Rはメチル基,イソプロピル基,t−ブチル
基)
基)
【0007】(4)一般式「化5」で示すように2−ク
ロロ安息香酸に銅触媒,水酸化カリウム水溶液共存下に
フェノ−ルを145℃で反応させる方法〔ル−マニア特
許第83188号明細書(1984)〕
ロロ安息香酸に銅触媒,水酸化カリウム水溶液共存下に
フェノ−ルを145℃で反応させる方法〔ル−マニア特
許第83188号明細書(1984)〕
【0008】
【化5】
【0009】
【発明が解決をしようとする課題】しかしながら,上記
の(1)の方法は,収率が著しく低いという欠点があ
る。(2)の方法は,銅触媒を活性化するために高価な
ヨウ化銅が必要であり,収率も45%以下と著しく低い
という欠点があり,収率向上には困難がある。
の(1)の方法は,収率が著しく低いという欠点があ
る。(2)の方法は,銅触媒を活性化するために高価な
ヨウ化銅が必要であり,収率も45%以下と著しく低い
という欠点があり,収率向上には困難がある。
【0010】(3)の方法は,反応温度が200℃とい
う高温反応であり,工業的に不利であるばかりでなく収
率も45%以下と著しく低い欠点がある。(4)の方法
は,(3)の方法の改良法であるが,収率の改善はある
が高温反応であり工業的に十分改善されているとはいえ
ない。
う高温反応であり,工業的に不利であるばかりでなく収
率も45%以下と著しく低い欠点がある。(4)の方法
は,(3)の方法の改良法であるが,収率の改善はある
が高温反応であり工業的に十分改善されているとはいえ
ない。
【0011】本発明は上記の欠点を改良するものであっ
て,その目的は2−クロロ安息香酸を出発原料として2
−フェノキシ安息香酸を工業的に有利に製造する方法を
提供することにある。
て,その目的は2−クロロ安息香酸を出発原料として2
−フェノキシ安息香酸を工業的に有利に製造する方法を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による2−フェノキシ安息香酸の製造方法
は,特定の2−クロロ安息香酸を銅塩およびアルキルア
ミンの存在下でフェノ−ル誘導体と反応させることを構
成上の特徴とする。
めの本発明による2−フェノキシ安息香酸の製造方法
は,特定の2−クロロ安息香酸を銅塩およびアルキルア
ミンの存在下でフェノ−ル誘導体と反応させることを構
成上の特徴とする。
【0013】本発明の出発原料となる2−クロロ安息香
酸は,いずれの方法により製造されたものでよく,工業
的に容易に入手できるものであればいずれのものでよ
い。他の出発原料となるフェノ−ル誘導体は,「化1」
で示されるように式中のRは水素又は低級アルキル基で
あり,その低級アルキル基の置換数は1〜5のいずれの
数でもよい。また,低級アルキルは,炭素数1〜4のア
ルキル基,例えば,メチル基,エチル基,プロピル基,
ブチル基,イソプロピル基,イソブチル基,sec-ブチル
基等が挙げられるが,これらは1種又は2種以上でよ
い。
酸は,いずれの方法により製造されたものでよく,工業
的に容易に入手できるものであればいずれのものでよ
い。他の出発原料となるフェノ−ル誘導体は,「化1」
で示されるように式中のRは水素又は低級アルキル基で
あり,その低級アルキル基の置換数は1〜5のいずれの
数でもよい。また,低級アルキルは,炭素数1〜4のア
ルキル基,例えば,メチル基,エチル基,プロピル基,
ブチル基,イソプロピル基,イソブチル基,sec-ブチル
基等が挙げられるが,これらは1種又は2種以上でよ
い。
【0014】それらの化合物としては,2−メチルフェ
ノ−ル,3−メチルフェノ−ル,4−メチルフェノ−
ル,2−エチルフェノ−ル,3−ブチルフェノ−ル,4
−プロピルフェノ−ル,2,4-ジメチルフェノ−ル,2,3,
4-トリメチルフェノール,2,3,4,5-テトラエチルフェノ
−ル,2-メチル-3- エチルフェノ−ル等が挙げられる。
ノ−ル,3−メチルフェノ−ル,4−メチルフェノ−
ル,2−エチルフェノ−ル,3−ブチルフェノ−ル,4
−プロピルフェノ−ル,2,4-ジメチルフェノ−ル,2,3,
4-トリメチルフェノール,2,3,4,5-テトラエチルフェノ
−ル,2-メチル-3- エチルフェノ−ル等が挙げられる。
【0015】反応触媒としては,例えば塩化第一銅,塩
化第二銅または硫酸銅のような銅塩が使用される。とく
に塩化第一銅が好適に用いられる。また,助触媒とし
て,例えばモノメチルアミン,ジメチルアミンなどの低
級アルキルアミンが用いられるが,本発明の目的には特
にジメチルアミンの使用が好ましい。なお,必要によ
り,予めこれらを混合して作成した銅アミン錯体を用い
てもよい。また,フェノ−ル誘導体は,溶媒兼フェノキ
シ化剤として過剰に使用する。
化第二銅または硫酸銅のような銅塩が使用される。とく
に塩化第一銅が好適に用いられる。また,助触媒とし
て,例えばモノメチルアミン,ジメチルアミンなどの低
級アルキルアミンが用いられるが,本発明の目的には特
にジメチルアミンの使用が好ましい。なお,必要によ
り,予めこれらを混合して作成した銅アミン錯体を用い
てもよい。また,フェノ−ル誘導体は,溶媒兼フェノキ
シ化剤として過剰に使用する。
【0016】上記の各薬剤に配合割合は,反応条件や薬
剤の種類等によって多少変化するが,多くの場合,2−
クロロ安息香酸1モルに対して銅塩0.05〜0.5モ
ル,アミン類0.5〜10モルおよびフェノ−ル誘導体
10〜150モルの範囲であり,好ましくはそれぞれ
0.2〜0.3モル,3.0〜6.0モル,50〜12
0モルの範囲である。
剤の種類等によって多少変化するが,多くの場合,2−
クロロ安息香酸1モルに対して銅塩0.05〜0.5モ
ル,アミン類0.5〜10モルおよびフェノ−ル誘導体
10〜150モルの範囲であり,好ましくはそれぞれ
0.2〜0.3モル,3.0〜6.0モル,50〜12
0モルの範囲である。
【0017】
【作用】本発明に係る方法は,所定の配合割合からなる
上記薬剤を用いて次式「化6」に示す反応に基づいて進
行する。
上記薬剤を用いて次式「化6」に示す反応に基づいて進
行する。
【0018】
【化6】
【0019】これらの反応は,不活性気体(N2 )雰囲
気下,1〜24時間,好ましくは5〜15時間攪拌しな
がら行われるが,常温では進行しないため50〜100
℃,好ましくは80〜100℃の温度でおこなう。反応
終了後は,溶媒を分離除去したのち反応生成物を例えば
シリカゲルカラムクロマトグラフィ−の如き精製手段し
てこれを回収する。
気下,1〜24時間,好ましくは5〜15時間攪拌しな
がら行われるが,常温では進行しないため50〜100
℃,好ましくは80〜100℃の温度でおこなう。反応
終了後は,溶媒を分離除去したのち反応生成物を例えば
シリカゲルカラムクロマトグラフィ−の如き精製手段し
てこれを回収する。
【0020】本発明によれば,収率が80%以上の2−
フェノキシ安息香酸を得ることが可能となる。
フェノキシ安息香酸を得ることが可能となる。
【0021】
【実施例】以下,本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
明する。
【0022】実施例1 〔3′−メチル−2−フェノキシ安息香酸の合成〕封管
容器に2−クロロ安息香酸1.14g(7.3mM),塩
化第一銅0.18g(1.8mM) ,ジメチルアミン2.
0g(44mM) を加え,更に溶媒として3−メチルフェ
ノ−ル60mlを添加して溶解させた。反応系内をN2 雰
囲気に置換したのち,封管し,100℃で加熱をおこな
った。反応混合液を経過時間毎にサンプル生成物を採取
し,逆相HPLCとガスマススペクトル(GC-MSEI)によ
って反応進行を追跡した。
容器に2−クロロ安息香酸1.14g(7.3mM),塩
化第一銅0.18g(1.8mM) ,ジメチルアミン2.
0g(44mM) を加え,更に溶媒として3−メチルフェ
ノ−ル60mlを添加して溶解させた。反応系内をN2 雰
囲気に置換したのち,封管し,100℃で加熱をおこな
った。反応混合液を経過時間毎にサンプル生成物を採取
し,逆相HPLCとガスマススペクトル(GC-MSEI)によ
って反応進行を追跡した。
【0023】なお,逆相HPLCおよびGC−MS条件
は,以下のとおりであった。 逆相HPLC カラム:Pack C18 Shiseido 46mmφ×150mm 媒体(緩衝液):60.3g のNa2HPO4・12H2O を1650mlの
水に溶かし(pH9.2) ,次いで24mlのH3PO4 を加えてpH2.
1 に調整する。これに水と同量のメタノ−を加え,媒体
脱気のためのメンブランフィルタ−(Pore Size 0.5μm
Advantec Toyo) を通して媒体とする。 GC−MS カラム:キャピラリ− 30m ×0.25μm DB-1(無極
性) カラム温度:100℃から10℃/分で昇温15分
は,以下のとおりであった。 逆相HPLC カラム:Pack C18 Shiseido 46mmφ×150mm 媒体(緩衝液):60.3g のNa2HPO4・12H2O を1650mlの
水に溶かし(pH9.2) ,次いで24mlのH3PO4 を加えてpH2.
1 に調整する。これに水と同量のメタノ−を加え,媒体
脱気のためのメンブランフィルタ−(Pore Size 0.5μm
Advantec Toyo) を通して媒体とする。 GC−MS カラム:キャピラリ− 30m ×0.25μm DB-1(無極
性) カラム温度:100℃から10℃/分で昇温15分
【0024】5時間後に原料の2−クロロ安息香酸が完
全に無くなり反応は終了した。ついで,減圧蒸留で溶媒
を除去したのち,3.6gの残渣を得た。これをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィ−にて単離精製をおこな
い,3′−メチル−2−フェノキシ安息香酸1.4gを
得た。(収率84.0%)生成物の確認は,60MHz 1H
−NMR,IR(KBr),GC−MSEIでおこなった。 60MHz 1H−NMR:δCDCl(ppm) δ10.3〜9.2(COO
H),8.2(1H,d),7.8〜6.4(7H,m),2.4(3H,s) ,GC−M
SEI:M/E 228(M+) 。 融点92℃〔文献値95℃,J.Chem.Soc.,4227,(1958)
〕
全に無くなり反応は終了した。ついで,減圧蒸留で溶媒
を除去したのち,3.6gの残渣を得た。これをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィ−にて単離精製をおこな
い,3′−メチル−2−フェノキシ安息香酸1.4gを
得た。(収率84.0%)生成物の確認は,60MHz 1H
−NMR,IR(KBr),GC−MSEIでおこなった。 60MHz 1H−NMR:δCDCl(ppm) δ10.3〜9.2(COO
H),8.2(1H,d),7.8〜6.4(7H,m),2.4(3H,s) ,GC−M
SEI:M/E 228(M+) 。 融点92℃〔文献値95℃,J.Chem.Soc.,4227,(1958)
〕
【0025】実施例2 〔2′,4′−ジメチル−2−フェノキシ安息香酸の合
成〕封管容器に2−クロロ安息香酸1.14g(7.3
mM),塩化第一銅0.18g(1.8mM) ,ジメチルア
ミン2.0g(44mM) を加え,更に溶媒として2,4
−ジメチルフェノ−ル60mlを添加して溶解させた。反
応系内をN2 雰囲気に置換したのち,封管し,100℃
で加熱をおこなった。反応混合液を経過時間毎にサンプ
ル生成物を採取し,実施例1と同様に逆相HPLCとガ
スマススペクトル(GC-MSEI)によって反応進行を追跡し
た。
成〕封管容器に2−クロロ安息香酸1.14g(7.3
mM),塩化第一銅0.18g(1.8mM) ,ジメチルア
ミン2.0g(44mM) を加え,更に溶媒として2,4
−ジメチルフェノ−ル60mlを添加して溶解させた。反
応系内をN2 雰囲気に置換したのち,封管し,100℃
で加熱をおこなった。反応混合液を経過時間毎にサンプ
ル生成物を採取し,実施例1と同様に逆相HPLCとガ
スマススペクトル(GC-MSEI)によって反応進行を追跡し
た。
【0026】5時間後に原料の2−クロロ安息香酸が完
全に無くなり反応は終了した。ついで,減圧蒸留で溶媒
を除去したのち,4.0gの残渣を得た。これをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィ−にて単離精製をおこな
い,2′,4′−ジメチル−2−フェノキシ安息香酸
1.4gを得た。(収率80.0%)生成物の確認は,
60MHz 1H−NMR,IR(KBr),GC−MSEIでおこな
った。 60MHz 1H−NMR:δCDCl(ppm) δ10.5〜9.5(COO
H),8.2(1H,d),8.0〜6.4(6H,m),2.3(6H,d) ,GC−M
SEI:M/E 242(M+)
全に無くなり反応は終了した。ついで,減圧蒸留で溶媒
を除去したのち,4.0gの残渣を得た。これをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィ−にて単離精製をおこな
い,2′,4′−ジメチル−2−フェノキシ安息香酸
1.4gを得た。(収率80.0%)生成物の確認は,
60MHz 1H−NMR,IR(KBr),GC−MSEIでおこな
った。 60MHz 1H−NMR:δCDCl(ppm) δ10.5〜9.5(COO
H),8.2(1H,d),8.0〜6.4(6H,m),2.3(6H,d) ,GC−M
SEI:M/E 242(M+)
【0027】
【発明の効果】以上のとおり,本発明によれば,常圧に
おいて極めて容易な反応操作条件により,高収率で2−
フェノキシ安息香酸を工業的に有利に製造することがで
きる。本発明により製造される2−フェノキシ安息香酸
は医薬,農薬の中間原料として,合成樹脂の老化防止剤
の原料として供することができる。
おいて極めて容易な反応操作条件により,高収率で2−
フェノキシ安息香酸を工業的に有利に製造することがで
きる。本発明により製造される2−フェノキシ安息香酸
は医薬,農薬の中間原料として,合成樹脂の老化防止剤
の原料として供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 61/00 300 (72)発明者 小倉 克之 千葉県習志野市津田沼2丁目6番10−403 号
Claims (3)
- 【請求項1】2−クロロ安息香酸を銅塩およびアルキル
アミンの存在下で下記一般式 【化1】 (但し,式中Rは水素又は低級アルキル基,nは1〜5
を表す)で示されるフェノ−ル誘導体と反応させること
を特徴とする下記一般式 【化2】 で示される2−フェノキシ安息香酸の製造方法。 - 【請求項2】アルキルアミンがジメチルアミンである請
求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】低級アルキル基が炭素数1〜4の1種又は
2種以上のアルキル基である請求項1記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25541792A JP3285391B2 (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 2−フェノキシ安息香酸の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25541792A JP3285391B2 (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 2−フェノキシ安息香酸の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0680609A true JPH0680609A (ja) | 1994-03-22 |
JP3285391B2 JP3285391B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=17278474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25541792A Expired - Fee Related JP3285391B2 (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 2−フェノキシ安息香酸の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3285391B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008079225A1 (en) * | 2006-12-21 | 2008-07-03 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Process for the synthesis of ethers of aromatic acids |
WO2008079218A1 (en) * | 2006-12-21 | 2008-07-03 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Process for the synthesis of ethers of aromatic acids |
WO2008082510A1 (en) * | 2006-12-21 | 2008-07-10 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Process for the synthesis of ethers of aromatic acids |
CN108164457A (zh) * | 2013-01-31 | 2018-06-15 | 沃泰克斯药物股份有限公司 | 作为钠通道调节剂的吡啶酮酰胺 |
-
1992
- 1992-09-01 JP JP25541792A patent/JP3285391B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008079225A1 (en) * | 2006-12-21 | 2008-07-03 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Process for the synthesis of ethers of aromatic acids |
WO2008079218A1 (en) * | 2006-12-21 | 2008-07-03 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Process for the synthesis of ethers of aromatic acids |
WO2008082510A1 (en) * | 2006-12-21 | 2008-07-10 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Process for the synthesis of ethers of aromatic acids |
CN108164457A (zh) * | 2013-01-31 | 2018-06-15 | 沃泰克斯药物股份有限公司 | 作为钠通道调节剂的吡啶酮酰胺 |
CN108164457B (zh) * | 2013-01-31 | 2021-07-09 | 沃泰克斯药物股份有限公司 | 作为钠通道调节剂的吡啶酮酰胺 |
US11673864B2 (en) | 2013-01-31 | 2023-06-13 | Vertex Pharmaceuticals Incorporated | Pyridone amides as modulators of sodium channels |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3285391B2 (ja) | 2002-05-27 |
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