JPH068059B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH068059B2
JPH068059B2 JP59100262A JP10026284A JPH068059B2 JP H068059 B2 JPH068059 B2 JP H068059B2 JP 59100262 A JP59100262 A JP 59100262A JP 10026284 A JP10026284 A JP 10026284A JP H068059 B2 JPH068059 B2 JP H068059B2
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賢一 大野
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、例えば熱転写を行つてカラー画像を形成する
画像形成装置に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] この種の装置は被転写材をプラテンに巻付けて往復搬送
しながら転写材上の複数の色剤を感熱転写ヘツドを介し
て上記被転写材に転写してカラー画像を形成するもの
で、転写を行うときには感熱転写ヘツドとプラテンとの
間に転写材と被転写材とを重合させて走行移動し、一色
の色剤毎に被転写材を往復移動して複数色の色剤につき
転写動作を行うようになつている。
ところで転写動作時に被転写材を往復移動するとき、プ
ラテン表面で被転写材が滑つてしまうと、異なる色剤に
よつて行われる一連の転写動作時に色剤毎に転写位置ず
れを生じてしまう。従来この点を解決するため、感熱転
写ヘツドを挾んで被転写材の搬送方向に沿つた前後には
一対の押付けローラがプラテンの表面に押付けられてい
て、被転写材を上記一対の押付けローラとプラテンとで
挾持して往復搬送するように構成されていた。
しかしながら、転写動作中被転写材を常に一対の押付け
ローラとプラテンとで挾持して往復搬送すると被転写材
上において画像を形成することができない非画像部(被
転写材の搬送方向に沿つた両端部)が大きくなつてしま
うという問題があつた。さらに、従来においては、上述
した転写動作に先立ち、プラテン手前の押付けローラと
の間に被転写材を適確に案内する手段を設けていないた
め、転写動作中に被転写材の撓みが生じてこの被転写材
全体に均一な転写を行うことができなくなるという問題
もあつた。
[発明の目的] 本発明は上記事情に鑑みてなされたものでその目的とす
るところは、転写動作の際に被転写材の位置ずれ、即
ち、画像ずれを生じさせることがなく、かつ、被転写材
の搬送方向に沿つた先端から後端に至るまで画像形成が
可能であり、しかも、転写動作時の被転写材の撓みを防
止して被転写材全体に均一な画像形成が可能な画像形成
装置を提供することである。
[発明の概要] 本発明は、被転写材が巻き付けられるプラテンローラ
と、このプラテンローラと転接することにて被転写材を
複数回往復移動させる第1及び第2の押付けローラと、
これらの第1の押付けローラと第2の押付けローラとの
間に設けられ、上記第1の押付けローラ、上記第2の押
付けローラ及び上記プラテンローラによつて複数回往復
移動される被転写材に転写材からの色剤を転写して画像
を形成する印刷ヘツドと、この印刷ヘツドによつて色剤
の転写が開始された後、被転写材が複数回往復移動され
画像形成終了するまでの間、上記第1の押付けローラ、
第2の押付けローラ及び上記印刷ヘツドの内少なくとも
いずれか2つによつて被転写材をプラテンローラに押し
当て、且つ上記第1の押付けローラ及び第2の押付けロ
ーラのいずれか一方と上記プラテンローラとの間に被転
写材が存在しない場合は、そのローラを被転写材が移動
されて来るまで上記プラテンローラから離間させる手段
と、上記第1の押付けローラと上記プラテンローラとの
転接部近傍に設けられ、上記プラテンローラの曲率半径
にほぼ等しい曲率半径の湾曲面を有し、上記印刷ヘツド
による画像形成開始に先立ち、上記湾曲面と上記プラテ
ンローラの外周面とによつて上記第1の押付けローラと
上記プラテンローラとの転接部へ被転写材を案内する案
内部材と、上記被転写材が上記第1の押付けローラと上
記プラテンローラとの転接部に搬送されるとき上記案内
部材を上記プラテンローラに近接させ、上記被転写材が
復動させる際、上記案内部材を上記プラテンローラから
離間させる離間手段とを具備したことを特徴とするもの
である。
[発明の実施例] 先ず本発明の一実施例装置である画像形成装置の全体の
概略構成について説明する。
第1図は本発明の一実施例装置の全体を示す外観斜視
図、第2図は同装置全体の内部構成を示す概略斜視図、
第3図は同装置の縦断側面図である。図において1は画
像形成装置の本体であり、この装置本体1の上部前面に
は操作盤部1aが形成されている。また、装置本体1の
上面にはその左側に原稿押えカバー3を有する原稿台2
が設けられており、装置本体1内の前記原稿台2の下側
は原稿台2上にセツトされた原稿を走査する原稿走査部
(スキヤナ部)4とされ、装置本体1内の右側は画像形
成部(プリンタ部)5となつている。
また、上記原稿走査部4は第2図に示すように露光光学
系の移動走査部9が原稿台2の下面に沿つて原稿を光学
的に走査し、この光学情報を光電変換して画像形成部5
に入力するようになつている。
また、上記画像形成部5は、第2図および第3図に示す
ような構成となつている。すなわち、画像形成部5の略
中央部に位置してプラテンローラ(以下「プラテン」と
いう。)10が配置されているとともにプラテン10の
手前(第3図の状態で左方向)には印刷ヘツド例えば感
熱転写ヘツド(以下単に感熱ヘツド又はサーマルヘツド
と称する)11がプラテン10に対して接離移動可能に
配置されている。
上記サーマルヘツド11はホルダ12の後端面に一体的
に形成された放熱盤を介して取着されているとともに熱
転写材カセツトとしての熱転写用リボンカセツト(以
後、単にリボンカセツトと記す)14aが保持されてい
てサーマルヘツド11とプラテン10との間に転写材と
しての熱転写リボン15が介在した状態となつている。
また、プラテン10の斜め下方には給紙ローラ16が設
けられていて給紙カセツト17内に収容された被転写材
としての用紙Pを順次1枚ずつ取り出すよううになつて
いる。この取り出された用紙Pは給紙ローラ16の斜め
上方に配置されたレジストローラ18によつてその先端
整位が行なわれたのちプラテン10に向けて移送され第
1,第2の押付けローラ19,20によつてプラテン1
0に巻掛けられた状態となり正確に送られる。なお給紙
カセツト17の上方には装置本体1の正面側に位置して
手差しガイド17Aが設けられ、用紙を手差し給紙でき
るようになつている。
一方、サーマルヘツド11は転写材としての熱転写リボ
ン15を介して用紙Pをブラテン10に押圧しており、
第4図に示すように熱転写リボン15上の色剤としての
インク21を加熱溶融して用紙Pに転写するようになつ
ている。
また、上記熱転写リボン15は第5図中範囲イで示すよ
うに用紙Pと略等してサイズでイエロウ(Y),マゼンタ
(M),シアン(C)の各インク部21a,21b,21cを
並べて設けるか、あるいは範囲ロで示すようにイエロウ
(Y),マゼンタ(M),アシン(C),黒(B)の各インク部21
a,21b,1c,21dを並べて設けたものであり、
1色ずつ転写しては用紙Pを元に戻し、正確に順次重ね
て行く。
熱転写リボンに黒色インク部21dが入つているもの
は、黒をきれいに出したい場合に使用され、黒色インク
部21dを有しないものでも三色重ねることにより略黒
が出せる。
このように、用紙Pはプラテン10の回転によつて色の
数だけ往復されるが、その時の用紙Pの経路は排紙トレ
イ22の下面に沿つて順次配設された第1及び第2のガ
イド23,24上に導かれることになる。
すなわち、第6図(イ)〜(ニ)を参照して説明する。まず、
給紙カセツト17より供給された用紙Pはレジストロー
ラ18,および第1の振分ガイド25の配置部を通つて
プラテン10に巻掛けられた状態になる〔第6図(イ)参
照〕。
ついで、プラテン10が図示しないパルスモータを駆動
源として回転して用紙Pを所定の速さで移送するととも
にプラテン10の軸方向に沿つてラインドツト状に形成
されたサーマルヘツド11の発熱素子(図示せず)が画
像情報に応じて発熱し、熱転写リボン15のインク21
が用紙Pに転写される。
また、ブラテン10部を通過した用紙Pの先端部は第2
の振分ガイド26によつて排紙トレイ22の下面に沿つ
て設けられた第1のガイド23上に送られる〔第6図
(ロ)参照〕。
このようにして、1つの色のインク21が転写された用
紙Pはプラテン10が逆転することにより逆送されると
ともに、第1の振分ガイド25の回転変位動作により第
1のガイド23の下面に沿つて設けられた第2のガイド
24上に送られる。〔第6図(ハ)参照〕。
このようにして用紙Pを複数回往復動させることにより
複数色転写する。
最後に、全ての色インク21が転写された用紙Pは、第
2の振分ガイド26により排紙ローラ27へ案内され排
紙トレイ22上に排出される〔第6図(ニ)参照〕。
第7図は全体的な制御系を概略的に示すものである。す
なわち、図において40は本装置全体の制御を司る主制
御部で、たとえばCPU(セントラル・プロセツシング
・ユニツト)とその周辺回路などを主体に構成されてお
り、これにはバスライン41が接続されている。そし
て、上記バスライン41には、前記操作盤部1a、表示
制御回路42、記憶部43、走査制御部44、光電変換
器45、色変換部46、搬送制御部47、感熱ヘツド駆
動部48、および感熱ヘツド温度制御部49がそれぞれ
接続される。表示制御回路42は、主制御部40からバ
スライン41を介して送られる信号に応じて動作し、操
作盤部1aに設けられた前記表示部6を制御する。記憶
部43は、主制御部4からバスライン41を介して送ら
れる信号に応じて動作し、バスライン41を介して送ら
れる情報の記憶、あるいは記憶した情報の読出しを行
う。また、走査制御部44は、主制御部40からバスラ
イン41を介して送られる信号に応じて動作し、前記移
動走査部9の正面ランプ9A,光電変換器45および図
示しない走査用モータをそれぞれ駆動制御する。光電変
換器45は、主制御部40からバスライン41を介して
送られる信号に応じて原稿上の画像を検出し、前述した
ように光の色信号を出力する。色変換部46は、光電変
換器45から出力される信号を受取つて処理し、イエロ
ウ,マゼンタ,シアン,ブラツクの各インクの色信号に
色変換し、その各色信号をバスライン41に出力する。
また、色変換部46は、バスライン41から送られる信
号に対しても色変換を行い、新たな信号をバスライン4
1に出力することもできる。搬送制御部47は、主制御
部40からバスライン41を介して送られる信号に応じ
て動作し、前記プラテン10を駆動するモータ、前記リ
ボンカセツト14aの巻芯を駆動する図示しないモー
タ、前記給紙ローラ16,レジストローラ18および排
紙ローラ27などを駆動するモータ、および前記第1,
第2振分ゲート25,26を駆動する図示しないソレノ
イドなどを駆動制御する。感熱ヘツド駆動部48は、主
制御部40からバスライン41を介して送られる信号,
および感熱ヘツド温度制御部49からの信号に応じて動
作し、前記感熱ヘツド11の発熱素子を駆動制御する。
感熱ヘツド温度制御部49は、主制御部40からバスラ
イン41を介して送られる信号に応じて感熱ヘツド駆動
部48へ温度制御信号を出力する。
次に本発明の要部であるプラテン近傍について詳細に説
明する。
第8図はプラテン近傍の側面断面図である。図において
50で示すものはフレームであり、サイドフレーム50
A,ボトムフレーム50B,及びリボンカセツト14a
を保持するリボンカセツト保持フレーム50Cなどによ
つて一体的に構成されている。さらにサイドフレーム5
0Aにはリボンカセツト14aを位置決めしてリボンカ
セツト保持フレーム50Cに装着するために一対のスタ
ツド51が立位状(第8図の紙面の表裏方向)に固定さ
れている。
上記リボンカセツト14aは、熱転写リボン15の両端
部が巻回される平行な2本の巻芯31,32を有してい
るとともに上記熱転写リボン15の中途部がプラテン1
0と感熱ヘツド11との間に介在すべくその一部が露出
する状態にケース33で被包された構成となつている。
上記ケース33の巻芯収容部33a,33b間には巻芯
31,32の軸方向に沿つて開放された開口34が対向
して一対形成されている。そして該開口34の近傍には
巻取り変位される熱転写リボン15を案内する案内部3
7がケース33と一体に湾曲形形成されている。そして
この案内部37の背面は上記一対のスタツド51を挾む
ごとくこのスタツド51に挿入装着されるようになつて
いる。
またプラテン10の上方向位置には第1の押付けローラ
ユニツト60が設けられ、下方位置には第2の押付けロ
ーラユニツト70が設けられている。
次に上記両ユニツト60,70の詳細構成を第9図及び
第10図に基づいて説明する。第1の押付けローラユニ
ツト60は、該ユニツトのブラケツト61、ブラケツト
61に枢支されたシヤフト62、該シヤフト62に固着
された一対のレバー63、該レバー63の自由端部に回
転自在に枢支された第2の押付けローラ20、上記シヤ
フト62の一端に固着された作動レバー64、該作動レ
バーを矢印X方向に回動付勢する付勢部材65、該付
勢部材65の付勢力に抗して作動レバー64を矢印Y
方向に回動させる前記第2の押付けローラ20をプラテ
ン10から離間させる手段としてのソレノイド66、及
びペーパーガイド67から構成され、転写動作時にプラ
テン10に巻付けられて搬送されてくる用紙の先端がプ
ラテン10と第2の押付けローラ20との間に到達する
までの間はソレノイド66が励磁されて第2の押付けロ
ーラ20がプラテン10の表面から離脱し、用紙Pが両
者の間に位置しているときにはソレノイド66を消磁し
て第2の押付けローラ20をプラテン10表面に押圧付
勢して用紙Pを挾持搬送するようになつている。また第
2の押付けローラユニツト70も上記とほぼ同様にブラ
ケツト71,シヤフト72,レバー73,第1の押付け
ローラ19,作動レバー74,付勢部材75,前記第1
の押付けローラ19をプラテン10から離間させる手段
としてのソレノイド76,及び案内部材としてのペーパ
ーガイド77から構成され、同様に動作する。なお上記
第1,第2の押付けローラ19,20は第10図に示す
ごとくプラテン10の軸方向に沿つて分割構成例えば2
分割構成されて各々独立に懸架されているが、特にこの
ように押付けローラを分割構成して独立に懸架すれば被
転写材を均一にプラテン10の表面に密着させることが
でき、挾持搬送力の不均一によつて生ずる被転写材の斜
行やそれに起因する転写位置づれを防止することができ
る。
また上記第1,第2押付けローラ19,20は、プラテ
ンに巻付けられて搬送されてくる用紙Pの進行方向に対
してほぼ直角の方向からこの用紙Pをプラテン10に押
付けるように配置構成されている。このように配置構成
することにより、用紙Pを押付け変位する第1,第2押
付けローラ19,20が用紙Pの進行を妨害する度合が
少なく、用紙先端部の折曲を防止することができる。
上記ペーパーガイド67は、第11図に示すごとく第2
の押付けローラ20へ向けて搬送される用紙Pのたるみ
を防止すべく用紙Pをその搬送先端からプラテン10表
面へ近づけるように案内するため、リボンガイド69と
プラテン10との接線と案内面とのなす各θが90゜
よりも小さく設定されている。
上記ペーパーガイド77は、下流側から給紙されてくる
用紙を第1の押付けローラ19とプラテン10との間に
導くガイド部材の一例であり、例えば第12図(A)に示
すごとく、プラテン10表面の曲率半径γpにほぼ等し
い曲率半径γg(γg>γp)の湾曲面77Aが形成さ
れている。そしてこのペーパーガイド77は中間部が枢
支されて回動可能であり、離間手段を構成する付勢部材
77Bを介して回動付勢されたときには第12図(A)に
示す位置をとり、また上記第1の振分ガイド25用の図
示しない駆動ソレノイドが励磁されたときには該付勢部
材77Bの付勢力に抗して回動し第12図(B)に示す位
置をとるようになつている。特にペーパーガイド77が
第12図(B)に示す位置にあるときには戻し搬送されて
くる用紙Pを円滑に第1の振分ガイド25の方向へ案内
するため、リボンガイド79とプラテン10との接線
と、用紙Pの戻し搬送方向先端と湾曲面77Aとの接点
おける接線とのなす角θが90゜よりも小さく設定さ
れている。
そして、上記各押付けローラユニツト60,70はユニ
ツト毎に前記フレーム50に着脱自在に配置されてい
る。すなわち第13図に示すように第1の押付けローラ
ユニツト60はブラケツト61を介してサイドフレーム
50Aの上端面にネジ止めされ、第2の押付けローラユ
ニツト70はブラケツト71を介してボトムフレーム5
0Bの側端面にネジ止めされている。
上記感熱ヘツド11は、第8図に示すごとく転写動作時
にはプラテン10の表面側へ押付けられ、用紙Pの戻し
搬送時にはその途上でプラテン10の表面側から離脱す
るように第8図示矢印L,M方向へ移動できるようにな
つている。すなわち第8図及び第14図に基づいて説明
すると、ホルダー12の背面側には取付板90を介して
プツシユロツド91の一端が固定され、このフツシユロ
ツド91は摺動自在にリボンカセツト保持フレーム50
Cに挿入されている。そしてこのプツシユロツド91の
他端にはプツシユレバー92の一端が枢支され、このプ
ツシユレバー92の他端は駆動シヤフト93と一体回動
可能とされている。なおこの駆動シヤフト93はリボン
カセツト保持フレーム50Cに枢支されている。上記プ
ツシユレバー92は付勢部材94によつて付勢され、そ
の付勢力によつて感熱ヘツド11がプラテン10の表面
側へ押付けられるようになつている。そして駆動シヤフ
ト93の一端にはカム95が固着され、このカム95は
ヘツド駆動モータ96のモータ軸96Aに取付けられて
いるカムローラ97に係合して第14図示矢印L′,
M′方向へ揺動するようになつている。
次に用紙Pの往復搬送時におけるプラテン10、感勢ヘ
ツド11、第1,第2の押付けローラ19,20、ペー
パーガイド77の作用を第15図(a)乃至(h)に基づいて
説明する。
先ず用紙Pがプラテン10の近傍に供給搬送されるとき
には第15図(a)に示すようになる。すなわち感熱ヘツ
ド11,第1の押付けローラ19,ペーパーガイド77
がプラテン10側へ押付けられ、上側の第2の押付けロ
ーラ20はプラテン10から離間している。下流側から
供給搬送されてきた用紙Pは第12図(A)で説明したペ
ーパーガイド77の作用で第1の押付けローラ19とプ
ラテン10との当接部に円滑に導かれ、図に示す位置ま
で用紙が搬送されてきたときに感熱ヘツドで転写が開始
される。
そして用紙Pの搬送方向先端がプラテン10と第2の押
付けローラ20との間に到達したとき第15図(b)に示
すごとく第2の押付けローラ20がプラテン10の表面
に押付けられる。この動作はプラテン10の回転中心と
第2の押付けローラ20の回転中心とを結ぶ線分を用紙
Pの搬送方向先端が越えたときに行われるもので転写動
作中に行われる。
用紙Pが第15図(c)に示す位置まで搬送されたとき第
1色目の転写が終了される。転写終了後プラテン10の
回転が停止するとともにペーパーガイド77及び第1の
押付けローラ19がプラテン10の表面から離間する。
その後プラテン10が逆回転されて用紙Pの戻し搬送が
行われる。そして用紙Pの搬送方向先端がプラテン10
と第1の押付けローラ19との間に到達したとき第15
図(d)に示すごとく第1の押付けローラ19がプラテン
10の表面に押付けられ、引き続いて用紙の戻し搬送が
行われる。この動作はプラテン10の回転中心と第1の
押付けローラ19の回転中心とを結ぶ線分を用紙Pの戻
し搬送方向先端が越えたときに行われる。
そして、第1の押付けローラ19が用紙Pを挾んでプラ
テン10に押付けられた段階で感熱ヘツド11がプラテ
ン10の表面側から離脱され、第15図(e)に示すよう
に用紙Pの搬送方向後端が第2の押付けローラ20とプ
ラテン10との間を通過する直前まで搬送されてプラテ
ン10の回転が停止される。
次に上記感熱ヘツド11がプラテン10の表面側に押付
けられ、その後プラテン10が回転されて再度用紙Pの
戻し搬送が行われ用紙Pの搬送方向後端が第2の押付け
ローラ20とプラテン10との間を通過したとき第15
図(f)に示すように第2の押付けローラ20をプラテン
10表面から離間させて用Pの戻し搬送を停止する。
そして用紙Pを先方に搬送しながら第2色目の色剤で用
紙Pへの転写を開始し、第15図(g)に示すように用紙
Pの搬送方向先端が前記同様に第2の押付けローラ20
とプラテン10の回転中心を結ぶ線分を越えたとき、第
2の押付けローラ20がプラテン10の表面に押付けら
れ、第15図(h)に示す位置まで搬送されたときに第2
色目の転写が終了され、その後第15図(d),(e),
(f),(g),(h)に示す動作を繰返して全ての色剤に対し
て転写動作が行われる。なお第1色目の転写終了以降に
おいては第15図(g),(h)に示すごとくペーパーガイド
77はプラテン10から離間されており、戻し搬送され
る用紙Pの先端を円滑にガイド24へ導けるようになつ
ている。
このように本実施例装置にあつては用紙Pの搬送状態に
応じて第1,第2の押付けローラ19,20と感熱ヘツ
ド11とをプラテン10に対して接離する方向へ変位さ
せて用紙の搬送方向先端側又は後端側の一方が第1,第
2の押付けローラ19,20で押付けられていないとき
にも用紙を確実にプラテン10の表面に押付け保持する
ことができるので転写位置ずれを確実に防止することが
でき、しかも常に両押付けローラ19,20で用紙Pを
プラテン10に押付けなくとも転写位置ずれの防止がで
きるので用紙の搬送方向両端部近傍まで色剤の転写を行
うことができ、用紙上において画像を形成することがで
きない非画像部(用紙Pの搬送方向沿つた両端部)を小
さくすることができる。
特に本装置の第1,第2の押付けローラ19,20はプ
ラテン10に巻付けられて搬送されてくる用紙の進行方
向に対してほぼ直角方向からこの用紙Pをプラテン10
に押付けるので、用紙の搬送が妨害されることなく用紙
の先端部の折曲を防止できる。また第1,第2の押付け
ローラ19,20はプラテン10の軸方向に沿つて分割
構成されているので用紙の各部分を均一かつ確実にプラ
テン10に密着でき、用紙の斜行や蛇行を防止すること
ができる。
またペーパーガイド77はプラテン10表面の曲率にほ
ぼ等しい曲率の湾曲面77Aを有しているので用紙を円
滑に案内することができる。
なお上記実施例は一例であり本考案の要旨の範囲内にお
いて種々の変形実施ができることは言うまでもない。例
えばプラテンに対する感熱ヘツド,押付けローラの接離
機構は実施例に限定されるものではない。また印刷ヘツ
ドは上記実施例の感熱ヘツドに限定されずワイヤードツ
ト式など種々の印刷ヘツドに置換えることができる。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、上述した構成としたこと
により、転写動作時の位置ずれ、即ち、画像ずれがな
く、また、被転写材の撓みが生じることがなく、しか
も、搬送方向先端から後端に至るまで均一かつ良質な画
像形成を行うことが可能な画像形成装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例装置の全体を示す外観斜視
図、第2図は同装置全体の内部構成を示す概略斜視図、
第3図は同装置の縦断側面図、第4図は転写動作状態を
説明するための斜視図、第5図は熱転写リボンのインク
塗布状態を示す平面図、第6図(イ),(ロ),(ハ),(ニ)は多
色転写時における用紙の動きを説明する説明図、第7図
は全体の制御系を示す構成ブロツク図、第8図はプラテ
ン近傍の側面断面図、第9図は押付けローラユニツトの
詳細を示す概略側面図、第10図は押付けローラユニツ
トの詳細を示す部分斜視図、第11図は上側のペーパー
ガイドの詳細説明図、第12図(A),(B)は下側のペーパ
ーガイドの詳細説明図、第13図は押付けローラユニツ
トの取付構造を示す斜視図、第14図は感熱ヘツドの変
位機構を示す分解斜視図、第15図(a)乃至(h)は用紙の
往復搬送時の動作説明図である。 10……プラテン、11……印刷ヘツド、19,20…
…第1,第2の押付けローラ、77……ガイド部材、7
7A……湾曲面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被転写材が巻き付けられるプラテンローラ
    と、このプラテンローラと転接することにて被転写材を
    複数回往復移動させる第1及び第2の押付けローラと、 これらの第1の押付けローラと第2の押付けローラとの
    間に設けられ、上記第1の押付けローラ、上記第2の押
    付けローラ及び上記プラテンローラによつて複数回往復
    移動される被転写材に転写材からの色剤を転写して画像
    を形成する印刷ヘツドと、 この印刷ヘツドによつて色剤の転写が開始された後、被
    転写材が複数回往復移動され画像形成終了するまでの
    間、上記第1の押付けローラ、第2の押付けローラ及び
    上記印刷ヘツドの内少なくともいずれか2つによつて被
    転写材をプラテンローラに押し当て、且つ上記第1の押
    付けローラ及び第2の押付けローラのいずれか一方と上
    記プラテンローラとの間に被転写材が存在しない場合
    は、そのローラを被転写材が移動されて来るまで上記プ
    ラテンローラから離間させる手段と、 上記第1の押付けローラと上記プラテンローラとの転接
    部近傍に設けられ、上記プラテンローラの曲率半径にほ
    ぼ等しい曲率半径の湾曲面を有し、上記印刷ヘツドによ
    る画像形成開始に先立ち、上記湾曲面と上記プラテンロ
    ーラの外周面とによつて上記第1の押付けローラと上記
    プラテンローラとの転接部へ被転写材を案内する案内部
    材と、 上記被転写材が上記第1の押付けローラと上記プラテン
    ローラとの転接部に搬送されるとき上記案内部材を上記
    プラテンローラに近接させ、上記被転写材が復動される
    際、上記案内部材を上記プラテンローラから離間させる
    離間手段とを具備したことを特徴とする画像形成装置。
JP59100262A 1984-05-19 1984-05-19 画像形成装置 Expired - Lifetime JPH068059B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57152979A (en) * 1981-03-19 1982-09-21 Tokyo Electric Co Ltd Paper feed device for printer
JPS5942976A (ja) * 1982-09-02 1984-03-09 Ricoh Co Ltd 熱転写カラ−記録装置

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