JPH068021U - ガラスストッパ - Google Patents
ガラスストッパInfo
- Publication number
- JPH068021U JPH068021U JP5380192U JP5380192U JPH068021U JP H068021 U JPH068021 U JP H068021U JP 5380192 U JP5380192 U JP 5380192U JP 5380192 U JP5380192 U JP 5380192U JP H068021 U JPH068021 U JP H068021U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stopper
- door
- glass
- guide piece
- window glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Window Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドアの開閉に伴う窓ガラスの移動軌跡のずれ
や、ガラスストッパの取り付け精度のばらつきによる影
響が比較的少なくて済むようにガラスストッパを改善す
る。 【構成】 サッシュレスドアの窓ガラスが走行時の風圧
によって吸い出されることを防止するべく車体に於ける
ドア取り付け開口の内周部に設けられるガラスストッパ
の構成を、車体に固定された部材に一端が枢着され、そ
の遊端が前記ドア取り付け開口の中心側を向く第1の位
置と車内側を向く第2の位置との間で回動可能なガイド
片と、該ガイド片を前記第1の位置に向けて常時付勢す
る弾発手段と、前記ガイド片の前記一端の近傍から該ガ
イド片の外面に対して略直交する向きに突設されたスト
ッパ突起とを有するものとする。
や、ガラスストッパの取り付け精度のばらつきによる影
響が比較的少なくて済むようにガラスストッパを改善す
る。 【構成】 サッシュレスドアの窓ガラスが走行時の風圧
によって吸い出されることを防止するべく車体に於ける
ドア取り付け開口の内周部に設けられるガラスストッパ
の構成を、車体に固定された部材に一端が枢着され、そ
の遊端が前記ドア取り付け開口の中心側を向く第1の位
置と車内側を向く第2の位置との間で回動可能なガイド
片と、該ガイド片を前記第1の位置に向けて常時付勢す
る弾発手段と、前記ガイド片の前記一端の近傍から該ガ
イド片の外面に対して略直交する向きに突設されたスト
ッパ突起とを有するものとする。
Description
【0001】
本考案は、走行時の風圧で窓ガラスが外向きに変位することを防止するために 設けられるガラスストッパに関するものである。
【0002】
サッシュレスドアに於ては、窓ガラスを閉じた状態でその上端縁を拘束するも のがないので、走行時の風圧で窓ガラスが外向きに吸い出されることを防止する ために、ドア取り付け開口の内周縁のウェザストリップの取り付け部にガラスス トッパが設けられることが一般的である。このガラスストッパは、閉じた状態の 窓ガラスに対する十分な保持力が得られ、しかも窓ガラスを上げた状態でのドア の開閉に支障がないようにしなければならない。このような要望を満足するガラ スストッパとして、ドア閉時に窓ガラスが押圧することによってもたらされるウ ェザストリップの変形を利用してガラスストッパが出没するようにしたものが実 開昭61−7450号公報に提案されている。
【0003】
これによると、ドアを開閉する際の窓ガラスの移動軌跡がずれたり、ガラスス トッパの取り付け位置の精度が低かったりすると、ドアの開閉時にガラスストッ パに窓ガラスの周縁部が干渉したり、あるいはストッパとしての役割が十分に果 たせなくなったりする不都合がある。
【0004】 本考案は、このような従来技術の不都合を解消すべく案出されたものであり、 その主な目的は、ドアの開閉に伴う窓ガラスの移動軌跡のずれや、ガラスストッ パの取り付け精度のばらつきによる影響が比較的少なくて済むように改善された ガラスストッパを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 このような目的は、本考案によれば、サッシュレスドアの窓ガラスが走行時の 風圧によって吸い出されることを防止するべく車体に於けるドア取り付け開口の 内周部に設けられるガラスストッパであって、車体に固定された部材に一端が枢 着され、その遊端が前記ドア取り付け開口の中心側を向く第1の位置と車内側を 向く第2の位置との間で回動可能なガイド片と、該ガイド片を前記第1の位置に 向けて常時付勢する弾発手段と、前記ガイド片の前記一端の近傍から該ガイド片 の外面に対して略直交する向きに突設されたストッパ突起とを有することを特徴 とするガラスストッパを提供することによって達成される。
【0006】
このような構成によれば、ドアを閉じると窓ガラスの周縁部がガイド片を押圧 するのでガイド片が回動し、これに伴い窓ガラスの周縁部に重なり合う位置にス トッパ突起が突出する。また、ドアを開くと弾発手段の付勢力によってガイド片 が元の位置へ向けて回動し、これに伴って窓ガラスの周縁部と干渉しない位置に ストッパ突起が没入する。
【0007】
以下に添付の図面に示された具体的な実施例に基づいて本考案の構成を詳細に 説明する。
【0008】 図1は、本考案が適用された自動車の要部拡大側面図であり、窓ガラス1が吸 い出されることを防止するためのガラスストッパ2は、車体に於けるドア取り付 け開口の内周部のウェザストリップ取り付け部の適所に取り付けられる。図1に 於ては、ルーフ3の側端部に設けるものとしているが、要は窓ガラス1の上端縁 に係合し得る位置であれば良く、特にその取り付け位置が限定されるものではな い。
【0009】 ガラスストッパ2は、図2並びに図3に示されるように、ルーフ3に固定され たブラケット4と、ブラケット4の外側端部に枢着されたストッパ部材5とから なっている。ストッパ部材5は、枢着端を中心としてドア取り付け開口の内側に 向けて延出されたガイド片6と、ガイド片6の枢着部近傍からガイド片6の外面 に対して略直交する向きに突設されたストッパ突起7とからなっており、例えば 合成樹脂材にて一体成形されている。
【0010】 ストッパ部材5は、ガイド片6の遊端がドア取り付け開口の中心側を向く第1 の位置(図2の状態)と、ガイド片6の遊端が車内側を向く第2の位置(図3の 状態)との間で回動可能なようになっており、その回動角度は、ブラケット4に 形成された段部8a・8bにて規定されている。そして枢軸9に巻装された捩り ばね10により、第1の位置側へ向けて常時弾発付勢されている。
【0011】 次に上記実施例の作動要領について説明する。窓ガラス1が開いた状態、ある いはドアが開放した状態にあっては、図2に示すように、ストッパ部材5は、捩 りばね10の付勢力によってガイド片6の遊端がドア取り付け開口の中心側を向 く状態(第1の位置)になっている。この状態では、ストッパ突起7はブラケッ ト4の内側に没入し、ドアの開閉動作に伴う窓ガラス1の上縁の移動軌跡に干渉 しないようになっている。
【0012】 ドアを閉じると、窓ガラス1の上縁にてガイド片6が押圧されるので、ガイド 片6の遊端が車内側を向く状態(第2の位置)となるように、捩りばね10の弾 発力に抗してストッパ部材5が回動する。すると図3に示すように、ストッパ部 材5の回動に伴ってストッパ突起7が突出し、窓ガラス1の上縁が外側から押さ え込まれる。これによって高速走行時に窓ガラス1が吸い出されることが防止さ れる。
【0013】 ドアを開くと、窓ガラス1が大きく変位するので、ストッパ部材5が回動して ストッパ突起7が没入する。従って、ストッパ突起7に干渉せずにドアを開くこ とができる。
【0014】 窓ガラス1を下げた状態では、捩りばね10の付勢力によってストッパ部材5 が第1の状態を維持するので、がたついたりすることがない。
【0015】
このように本考案によれば、閉じた状態の窓ガラスを押さえるためのストッパ 部材を回動可能としているので、ガイド片並びにストッパ突起の長さを十分に大 きくとれる。従って、ドア開閉時の窓ガラスの軌跡のばらつきや、ガラスストッ パの取り付け誤差の許容範囲を広くすることができる。しかもストッパ部材が常 時一方向へばね付勢されているので、窓ガラスを開いた時にがたついたりするこ とがない。また、窓ガラスの上縁とルーフの側縁との相互位置精度がある程度低 くてもガラスストッパとしての機能が損なわれないので、特にデタッチャブル式 ルーフの車両に好適である。
【図1】本考案が適用された車両の要部拡大図である。
【図2】本考案に基づくガラスストッパをドアあるいは
窓ガラスが開いた状態で示す図1に於けるII−II線断面
図である。
窓ガラスが開いた状態で示す図1に於けるII−II線断面
図である。
【図3】ドアあるいは窓ガラスを閉じた状態で示す図2
と同様な断面図である。
と同様な断面図である。
1 窓ガラス 2 ガラスストッパ 3 ルーフ 4 ブラケット 5 ストッパ部材 6 ガイド片 7 ストッパ突起 8a・8b 段部 9 枢軸 10 捩りばね
Claims (1)
- 【請求項1】 サッシュレスドアの窓ガラスが走行時の
風圧によって吸い出されることを防止するべく車体に於
けるドア取り付け開口の内周部に設けられるガラススト
ッパであって、 車体に固定された部材に一端が枢着され、その遊端が前
記ドア取り付け開口の中心側を向く第1の位置と車内側
を向く第2の位置との間で回動可能なガイド片と、 該ガイド片を前記第1の位置に向けて常時付勢する弾発
手段と、 前記ガイド片の前記一端の近傍から該ガイド片の外面に
対して略直交する向きに突設されたストッパ突起とを有
することを特徴とするガラスストッパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5380192U JPH068021U (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | ガラスストッパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5380192U JPH068021U (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | ガラスストッパ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH068021U true JPH068021U (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=12952925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5380192U Pending JPH068021U (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | ガラスストッパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068021U (ja) |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP5380192U patent/JPH068021U/ja active Pending
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