JPH0680064U - オイルシール - Google Patents

オイルシール

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JPH0680064U
JPH0680064U JP020404U JP2040493U JPH0680064U JP H0680064 U JPH0680064 U JP H0680064U JP 020404 U JP020404 U JP 020404U JP 2040493 U JP2040493 U JP 2040493U JP H0680064 U JPH0680064 U JP H0680064U
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JP
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oil
lip
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衛 石川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力変動するハウジング内部のオイルがオイ
ルシールを介してハウジング外部へ漏洩するのを防止す
る。 【構成】 回転軸11周囲とハウジング21との間の隙
間に嵌合されてハウジング21内部Aのオイルがハウジ
ング21外部Bに洩れるのを防止する環状のオイルシー
ル31であって、前記回転軸11周囲に摺接するメイン
リップ33のハウジング21内部側の面を覆うカバー部
材38をオイルシール本体34の外周部分35に取り付
け、該カバー部材38の先端に、回転軸11周囲近傍に
まで至るリップ部材39を取り付けて構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、オイルを保有するハウジングと、このハウジングを貫通する回転軸 との隙間を密封するオイルシールに関し、特に、ハウジング内部のオイルの圧力 が変動する場合に、ハウジング内部のオイルがオイルシールを介してハウジング 外部へ漏洩するのを防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、オイルを保有するハウジングと、このハウジングを貫通する回転軸との 隙間を密封するオイルシールとしては、例えば、図2に示すようなものが知られ ている(実開平1−53573号公報参照)。すなわち、オイルシール1は、そ の中央部に回転軸としてのクランクシャフト11を多少の隙間をもって貫通する オイルシール貫通孔2を有し、クランクシャフト11の軸方向とほぼ直交する平 面内に設けられフライホイールハウジング21の内部Aと外部Bを仕切る仕切壁 3と、この仕切壁3の外周縁からクランクシャフト11の軸方向に沿ってフライ ホイールハウジング21の内部Aへ突出した筒状の支持部4とを有して形成され 、環状をなしている。そして、この筒状の支持部4はフライホイールハウジング 21を貫通するハウジング貫通孔22に密封状態に固定支持されるようになって いる。
【0003】 オイルシール貫通孔2には、オイルシール貫通孔2からフライホイールハウジ ング21の内部Aへ突出した先端部をクランクシャフト11の周囲に摺接してフ ライホイールハウジング21の内部Aのオイルを密封する筒状のリップ5を設け ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のオイルシールにあっては、フライホイールハ ウジング21の内部Aのオイルの圧力が変動する場合、リップ5がオイルの変動 圧力を直接に受けるため、リップ5が回転軸11周囲から離れ、フライホイール ハウジング21の内部Aのオイルがオイルシール1を介してフライホイールハウ ジング21の外部Bへ漏洩してしまうという問題があった。
【0005】 なお、従来、回転軸にオイルスリンガーを固着させるようにした技術が知られ ている(実公昭46−26501号公報参照)。 本考案は、このような従来の問題に着目してなされたもので、ハウジング内部 のオイルの圧力が変動する場合においても、メインリップと回転軸周囲との摺接 状態が保持され、ハウジング内部のオイルがオイルシールを介してハウジング外 部へ漏洩するのを防止できるオイルシールの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、回転軸周囲とハウジングとの間の隙間に 嵌合されてハウジング内部のオイルがハウジング外部に洩れるのを防止する環状 のオイルシールであって、前記回転軸周囲に摺接するメインリップのハウジング 内部側の面を覆うカバー部材をオイルシール本体の外周部分に取り付け、該カバ ー部材の先端に、回転軸周囲近傍にまで至るリップ部材を取り付けて構成した。
【0007】
【作用】
カバー部材とリップ部材で仕切られたハウジング内部側のオイルの圧力が変動 すると、その圧力変動の強さは、カバー部材とリップ部材により軽減されて、カ バー部材とリップ部材で仕切られたメインリップ側のオイルに伝達される。この ため、メインリップと回転軸周囲の摺接状態を保持することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案に係るオイルシールの一実施例を示す。 この図において、オイルシール31はオイルシール本体32とカバー37とか ら構成される。
【0009】 オイルシール本体32は、前述した従来例のオイルシール1と同様な構成をな す。すなわち、オイルシール本体32は、その中央部に回転軸としてのクランク シャフト11を多少の隙間をもって貫通するオイルシール貫通孔33を有し、ク ランクシャフト11の軸方向とほぼ直交する平面内に設けられフライホイールハ ウジング21の内部Aと外部Bを仕切る仕切壁34と、この仕切壁34の外周縁 からクランクシャフト11の軸方向に沿ってフライホイールハウジング21の内 部Aへ突出したオイルシール本体32の外周部分としての筒状の支持部35とを 有して形成され、環状をなしている。そして、この支持部35はフライホイール ハウジング21を貫通するハウジング貫通孔22に密封状態に固定支持されるよ うになっている。
【0010】 オイルシール貫通孔33には、オイルシール貫通孔33からフライホイールハ ウジング21の内部Aへ突出し、先端部を回転軸11の周囲に摺接してフライホ イールハウジング21の内部Aのオイルを密封する筒状のメインリップ36を設 けている。 カバー37は、さらに、カバー部材38とリップ部材39とから構成される。
【0011】 カバー部材38は、環状をなし、その中央部にクランクシャフト11を所定の 隙間をもって貫通するカバー貫通孔38aを有する緩衝壁38bと、この緩衝壁 38bの外周縁からオイルシール本体32の仕切壁34へ向かって突出し、オイ ルシール本体32の筒状支持部35内周面に固定支持される筒状の支承部38c とを有して形成される。そして、この緩衝壁38bは、メインリップ36のフラ イホイールハウジング21内部側の面を覆うようになっている。
【0012】 なお、カバー部材38の支承部38cは、筒状に形成したが、これに限定され るものではなく、任意数の突出片を緩衝壁38bの外周縁に設けるような形状に してもよい。 リップ部材39は、環状をなし、ゴム等の可撓性部材で造られ、その中央部に クランクシャフト11を嵌挿するリップ部貫通孔39aを有する。そして、リッ プ部材39の外周部をカバー部材38のカバー貫通孔38aに取り付けたとき、 リップ部貫通孔39aの周縁がクランクシャフト11周囲の近傍まで接近するよ うになっている。
【0013】 このような構成において、カバー部材38を境界としたフライホイールハウジ ング21内部側のオイルの圧力が変動すると、その圧力変動の強さは、カバー部 材38とリップ部材39とにより軽減されて、カバー部材38を境界としたメイ ンリップ36側のオイルに伝達される。このため、フライホイールハウジング2 1内部側のオイルの圧力変動により、メインリップ36がクランクシャフト11 の周囲から離れることなく、メインリップ36とクランクシャフト11周囲の摺 接状態を保持することができ、その結果、オイルシール31からのオイル漏れを 防止することができる。
【0014】 また、上記実施例では、リップ部材39のリップ部貫通孔39aの周縁をクラ ンクシャフト11周囲の近傍まで接近させたので、フライホイールハウジング2 1内部側のオイルが、リップ部貫通孔39aの周縁とクランクシャフト11周囲 との僅かな隙間を通ってメインリップ36側に流入することができ、この流入オ イルにより、メインリップ36とクランクシャフト11の周囲の摺接部が潤滑さ れて、それらの摺接部の磨耗を防止することができる。
【0015】 なお、フライホイールハウジング21内部側からメインリップ36側へオイル を供給し、メインリップ36とクランクシャフト11周囲の摺接部を潤滑して、 この摺接部の磨耗を防止するために、カバー37の緩衝壁38bに所定数の給油 孔38dを設け、または、リップ部材39のリップ部貫通孔39aの周縁などに 切欠き39bを所定数、設けることもできる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、カバー部材とリップ部材で仕切られたハ ウジング内部側のオイルの圧力が変動する場合、その圧力変動の強さは、カバー 部材とリップ部材により軽減されて、カバー部材とリップ部材で仕切られたメイ ンリップ側のオイルに伝達されるので、メインリップと回転軸周囲の摺接状態が 保持され、オイルシールからのオイル漏れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は、本考案に係るオイルシールの一実
施例を示し、このオイルシールをフライホイールハウジ
ングとこのフライホイールハウジングを貫通するクラン
クシャフトとの間に嵌合した状態を示す組立断面図であ
り、(b)は、同図のオイルシールを一部破断して示す
オイルシールの正面図である。
【図2】 従来のオイルシールの一例を示し、このオイ
ルシールをフライホイールハウジングとこのフライホイ
ールハウジングを貫通するクランクシャフトとの間に嵌
合した状態を示す組立断面図である。
【符号の説明】
11 クランクシャフト(回転軸) 21 フライホイールハウジング(ハウジング) 31 オイルシール 32 オイルシール本体 35 オイルシールの外周部分(オイルシールの支持
部) 36 メインリップ 38 カバー部材 39 リップ部材 A ハウジング内部 B ハウジング外部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸周囲とハウジングとの間の隙間に
    嵌合されてハウジング内部のオイルがハウジング外部に
    洩れるのを防止する環状のオイルシールであって、前記
    回転軸周囲に摺接するメインリップのハウジング内部側
    の面を覆うカバー部材をオイルシール本体の外周部分に
    取り付け、該カバー部材の先端に、回転軸周囲近傍にま
    で至るリップ部材を取り付けたことを特徴とするオイル
    シール。
JP1993020404U 1993-04-20 1993-04-20 オイルシール Expired - Lifetime JP2598085Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993020404U JP2598085Y2 (ja) 1993-04-20 1993-04-20 オイルシール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993020404U JP2598085Y2 (ja) 1993-04-20 1993-04-20 オイルシール

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Publication Number Publication Date
JPH0680064U true JPH0680064U (ja) 1994-11-08
JP2598085Y2 JP2598085Y2 (ja) 1999-07-26

Family

ID=12026094

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JP1993020404U Expired - Lifetime JP2598085Y2 (ja) 1993-04-20 1993-04-20 オイルシール

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011144904A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Sumitomo Heavy Ind Ltd オイルシール

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JP2011144904A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Sumitomo Heavy Ind Ltd オイルシール

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JP2598085Y2 (ja) 1999-07-26

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