JPH0679569B2 - 真空式電気保温ポツト - Google Patents

真空式電気保温ポツト

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JPH0679569B2
JPH0679569B2 JP28084286A JP28084286A JPH0679569B2 JP H0679569 B2 JPH0679569 B2 JP H0679569B2 JP 28084286 A JP28084286 A JP 28084286A JP 28084286 A JP28084286 A JP 28084286A JP H0679569 B2 JPH0679569 B2 JP H0679569B2
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JP
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container
vacuum
getter
heater
inner container
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JP28084286A
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繁三 大西
馨 前川
行義 西口
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、一般家庭において使用する真空式電気保温ポ
ットに関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種の真空式電気保温ポットは、実開昭57−16
6840号公報に開示されているように、金属製の内容器と
外容器で真空空間を有する真空二重容器に形成し、この
真空二重容器の上部に公知にベローズ式エアポンプを内
蔵した蓋部を載置し、かつ前記ポンプの下方に位置して
揚液管と導出管および注気管を備えた中栓部を容器の上
部に密着設置し、さらに内容器には、外容器との間で真
空断熱空間を形成していない一重底部が一体の金属板で
形成され、その外周部にバンド状発熱体が装着されてい
る。
また、収容液体の液量表示装置は、器体の一側に器体内
に連通する透明の表示パイプを立設するとともに、表示
パイプ全体を保護するために、外側より保護カバーを設
置していた。
(発明が解決しようとする問題点) 一般に真空空間を利用して断熱を行う場合、その真空度
は10-4Torr以上の高真空が必要であるが、上記従来の構
成では、内容器と外容器の結合部の漏れを完全にして
も、その真空度が徐々に低下し、断熱効果が薄れるとい
う問題があった。
これは、容器材料の吟味や真空保持面を平滑にする等の
考慮をしても、材料内部や表面の微細な凹凸部より水素
ガスや空気が少しずつ出てくるためである。
このため、容器の真空層内にゲッター等を封入し、この
ゲッター等により、発生したガスを吸収して真空を持続
させる手段を講じる場合がある。また、ゲッターは円柱
状をした形状が一般的であり、多孔質の性状を成してい
る。
このためゲッターを直接真空空間内の容器壁へスポット
溶接等で取付けることが出来ず、開放形の補助金具を介
して保持していた。
この場合、ゲッター取付けのため金具を必要とし、ま
た、スポット溶接部に微細な孔があくことが多く、真空
劣化等の恐れがあった。
更に、ゲッターを働かせるためには、その温度を一度高
温にしてゲッター表面の酸化膜を破壊してガスを吸収す
るように活性化させる必要があり、このため、容器の外
部から高周波加熱等で数100℃に加熱する。
従って、このような高温に耐えるには前記補助金具は高
価な高温耐熱材を必要とする。
しかし、このように配慮しても尚、この補助金具が焼き
なまされてゲッターの保持が不十分になり、容器を動か
すとゲッターで、カタカタという音が発生するという不
都合も発生していた。
本発明はこのような問題点を解決するもので、ゲッター
の支持を補助金具を使用しないで行うと共に、また、ポ
ットの使用中にも絶えずゲッターの活性をより増強さ
せ、常に高真空を維持することのできる真空式電気保温
ポットを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、本発明は、真空二重容器
を構成する内容器と外容器間の真空空間で、内容器の外
面に内容器を加熱するヒーターを設けると共に、外容器
の筒部に複数個の溝状リブを設ける。
そこで、前記ヒーターに近い前記溝状リブに、ワイヤー
形のリング状のゲッターを自身のバネ性を利用して装着
し、ゲッターの支持を簡単な構成で確実に行うと共に、
ポット使用中、前記ヒーターによって絶えずゲッターを
活性化するようにしたものである。
(作用) 上記構成によれば、ゲッターの支持を容器構成上必要な
溝状リブで行ったため、コストダウンが図られ、また、
製造時の容器歩留りも向上する。
その上、ヒーターへの通電中、すなわち真空式電気保温
ポットを使用すると、ヒーターの輻射熱によりゲッター
を活性化し、ポット製造当初の真空度のより一層の向上
は勿論のこと、ガス吸収で劣化したゲッターを絶えず回
復させて、容器壁面から発生するガスを極めて効率良く
再び吸収し、いつまでも所望の断熱効果を維持すること
ができるものである。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図において、1は真空二重容器で、この真空二重容器1
は上容器2と下容器3で内容器4と外容器5を結合し、
これらの間の空間6を真空処理しているものである。
そして、この真空二重容器1を構成する部材は金属の中
でも熱伝導の少ない例えば18−8ステンレス板等を相互
に母材溶接する等の方法で固定され、全体として有底筒
状に構成されている。
また、真空二重容器1の内容器4の底の近辺の側外面に
はシーズヒーター9が巻き付けられ、ブレージングなど
の方法で蝋付けされている。
シーズヒーター9の両端子部12は前記下容器3を貫通
し、かつ、周囲をシールして下方へ取り出している。
一方、内容器4の底には前記下容器3を貫通し、かつ周
囲をシールされた導出管14が設けられている。
また、導出管14には揚液管16が連結され、かつ、この揚
液管16には垂直方向に透明体で構成した液量表示パイプ
17が連結され、さらにこの液量表示パイプ17には上部の
吐出管18が連結されている。
一方、真空二重容器1の上部開口部8は液体10の収容と
内容器4の清掃を容易にするために、清掃用具あるいは
手が容易に入るように少なくとも直径を80mm以上とし、
かつ、その他の前記真空二重容器1の上部は空間6が延
びてきている。
このように構成した真空二重容器1は、上ボデー19と、
円筒状の側面ボデー20と、下ボデー21と、裏板22と、表
示枠23で蔽われ、かつ取付金具24およびパッキン25を介
して保持されている。
前記表示枠23の一部には、前記液量表示パイプ17と相対
向する位置に透明なカバー26が嵌着されており、このカ
バー26を介して液量表示パイプ17で液体10の量が外部よ
り確認できるようになっている。
また前記上部開口部8には、上ボデー19に係止した蓋27
の下カバー28に固着された椀状の蓋カバー29が設けられ
ており、この蓋カバー29と前記下カバー28との間の空間
には断熱層30が形成されるものである。
前記蓋カバー29は、蓋27がピン31を回動支点として開い
た時、開口部8に当らないようにこの開口部8に嵌装さ
れ、かつその先端部はできるだけ断熱層30を厚くするた
めに内容器4側へ若干垂下させている。
また、この蓋カバー29の中心には内容器4内の空間に連
なる注気管33があり、この注気管33はベローズ式エアポ
ンプ32に連通している。
13は、前記内容器4の底のほぼ中央に設けられたサーモ
スタットで、液体10の温度を検出してこれをコントロー
ルする。
真空二重容器1は1kg/cm2の圧力を受けるので圧縮力を
受ける外容器5は特に丈夫にする必要がある。そこで器
体を軽くするためにも外容器5は薄板とし、その円筒部
11には複数個の同心の溝状リブ7を設ける。
これら溝状リブの内、シエーズヒーター9に近い溝状リ
ブ7の内側には、ワイヤー形のリング状ゲッター15を、
これ自身のバネ性を利用して装着する。
一般にこの種の金属製真空二重容器を製造するには、容
器構成部材の一部にゲッターを固定しておき、各構成部
材をそれぞれティグ溶接等で気密に仕上げ、次いでこれ
を真空炉に入れて真空排気処理を行う。
そこで、真空度が10-3Torr程度になった時に炉を加熱
し、容器構成部材表面からの吸着ガスの追い出しと、容
器封口部分の蝋付けを行い、これが完了後、炉の冷却を
してから炉への空気戻しを行う。
炉から取り出した容器を再び高周波加熱装置へセット
し、封入されているゲッターを中心に高温に加熱し、封
口蝋付けが溶けないように注意しながら、ゲッターの活
性化を行い10-4Torr以上の高真空を達成する。
本発明は、溝状リブ7の内側にゲッター15をこれ自身の
バネ性を利用して装着したので、ゲッター15の保持に特
別な金具を必要とせず、外容器5の構成上必要な溝状リ
ブを巧みに利用しており、安価でかつ使用上の不都合が
ない。
その上、使用の度毎にゲッター15はシーズヒーター9で
活性化され、空間6内へ発生した水素ガス等を吸収し高
真空が長年月にわたって維持され、断熱効果の劣化がな
い。
また、ゲッター15はワイヤー形のみならず、板金状でも
よく要は溝状リブ7へ装着可能なものであれば同様の効
果を奏するのは言うまでもない。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、ゲッターを補助
の支持金具などを使わず、外容器の溝状リブへ嵌め込ん
だだけのため、取付けのスポット溶接等もなく、コスト
ダウンが図れた。また、容器の製造時の歩留りも向上し
た。
その上、ゲッターを真空二重容器の内容器の外面に固着
したシーズヒーターなどの発熱体の近辺に配したので、
ポットの使用でゲッターの活性化が図られ、真空度の劣
化がなく、実用上著しい効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示す真空式電気保温ポットの断
面図である。 1…真空二重容器、4…内容器、 5…外容器、7…溝状リブ、 9…シーズヒーター、11…円筒部、 12…両端子部、14…導出管、 15…ゲッター。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製の内容器と外容器で形成された真空
    二重容器と、内容器の底から外容器の底を貫通して周囲
    をシールした導出管で内容器内部の液体を取出すと共
    に、内容器の外の底近辺にヒーターを固定し、このヒー
    ターの両端子部を外容器の底を貫通して周囲をシールし
    て下方へ取出し、また、更に、前記外容器の円筒部に複
    数個の溝状リブを設けると共に、この溝状リブの内、前
    記ヒーターに近いものへ、ワイヤー形のリング状ゲッタ
    ーをそのバネ性を利用して装着したことを特徴とする真
    空式電気保温ポット。
JP28084286A 1986-11-27 1986-11-27 真空式電気保温ポツト Expired - Lifetime JPH0679569B2 (ja)

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JP28084286A JPH0679569B2 (ja) 1986-11-27 1986-11-27 真空式電気保温ポツト

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JPS63135111A JPS63135111A (ja) 1988-06-07
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