JPH0679495B2 - 電線接続用圧縮スリーブ - Google Patents

電線接続用圧縮スリーブ

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JPH0679495B2
JPH0679495B2 JP11781491A JP11781491A JPH0679495B2 JP H0679495 B2 JPH0679495 B2 JP H0679495B2 JP 11781491 A JP11781491 A JP 11781491A JP 11781491 A JP11781491 A JP 11781491A JP H0679495 B2 JPH0679495 B2 JP H0679495B2
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sleeve
electric wire
wire
wire gripping
sleeve body
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新太郎 大場
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電線接続用の圧縮スリ
ーブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来幹線と分岐線とを接続する電線接続
具は、ボルトコネクター又はC型圧縮スリーブを用い、
幹線と分岐線とを挾持し、これらをボルトにより又は圧
縮により締付けているものである。これらのうち、断面
C型にした電線接続用圧縮スリーブについては、図14に
示す如く、断面C型のスリーブ(イ)の一側の開口部(ロ)
から幹線(ハ)及び分岐線(ニ)を入れ、この状態でスリー
ブ(イ)の外周を圧縮機で圧縮させ、図15に示す如く幹線
(ハ)及び分岐線(ニ)を一体に把持させる、いわゆる片持
式で把持して接続するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの圧縮
スリーブ(イ)は、一側に開口部(ロ)を有するため、他側
の一枚の側板のみに圧縮荷重がかかり、それ故この圧縮
力が大となる。そこでこれらの電線に大きな圧縮力が加
わり、当該電線にダメージを与えるおそれがある。
【0004】そこでこの発明はこの様な圧縮スリーブに
おいて、スリーブ本体の形状を断面C型ではなく、限り
なくパイプの断面形状に近づけて、把持する夫々の電線
を包容するようにし、スリーブ本体の圧縮力を両側板に
分散させて、各側板の圧縮力を減少させ、電線を傷つけ
ないようにしてなおかつ電線等への全体的な把持力を強
化できるとともに接続作業を簡素化できる電線接続用圧
縮スリーブを提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、板状のスリ
ーブ本体の一側を折り曲げて折り返し、電線把持用筒状
中空部を有する第1電線把持部を設ける。そして上記折
り返し端を内側にしてスリーブ本体の他側を湾曲させ、
上記第1電線把持部とスリーブ本体の他側によって囲ま
れた電線把持溝を有する第2電線把持部を設け、上記ス
リーブ本体の他側の湾曲部を第1電線把持部の外周に重
合、被覆自在な形状としたものである。
【0006】
【作用】上記電線接続用圧縮スリーブは、分岐線端を第
1電線把持部の電線把持用筒状中空部内に入れることに
より当該分岐線を仮把持状態にしておくことができる。
従って分岐線を把持したまま、これを幹線に近づけ、第
2電線把持部の電線把持溝に幹線をはめる。そしてスリ
ーブ本体の他側の湾曲部をペンチ等の工具で曲げて第1
電線把持部の外周にその端部がかかるようにする。この
状態で圧縮ダイスに入れて圧縮する。これにより各電線
把持部は圧縮されて近接し、第2電線把持部の電線把持
溝の開口部が閉じ、スリーブ本体の他側の湾曲部が第1
電線把持部の外周に沿って密着し、圧縮によるスリーブ
の両側の座屈突部の一方の脇に上記スリーブ本体の他側
の湾曲部端部が位置するものである。
【0007】なお上記第1、第2電線把持部には夫々分岐
線又は幹線のどちらを把持せしめてもよいこと勿論であ
る。
【0008】
【実施例】以下この発明の実施例を図について説明す
る。
【0009】図1乃至図7はこの発明の第1実施例を示
す。この第1実施例のものは板状のスリーブ本体1の一側
を折り曲げて折り返し、当該折り返し部に電線把持用筒
状中空部2を有する第1電線把持部3を設ける。そして上
記折り返し端部4をスリーブ本体1の内側にしてスリーブ
本体1の他側を湾曲させて湾曲部5を形成し、上記第1電
線把持部3とスリーブ本体1によって囲まれた電線把持溝
6を有する第2電線把持部7を設る。また上記スリーブ本
体1の他端の湾曲部5は第1電線把持部3の外周に重合、被
覆自在な形状としたものである。
【0010】この第1実施例の場合図5に示す如く、第1
電線把持部3の電線把持用筒状中空部2内に分岐線10端を
挿入する。これにより分岐線10は当該スリーブに仮把持
された状態となり、この状態のまま当該スリーブを幹線
11に近づけ、第2電線把持部7の電線把持溝6に幹線11を
はめる。そしてスリーブ本体1の他側の湾曲部5をペンチ
等の工具でさらに曲げて第1電線把持部3の外周に湾曲部
5端がかかるようにする。この状態で圧縮ダイスに当該
スリーブを入れて圧縮する。
【0011】これにより図6に示す如く第1電線把持部3
及び第2電線把持部7は圧縮されて相互に近接し、第2電
線把持部7の電線把持溝6の開口部が閉じ、スリーブ本体
1の他側の湾曲部5が第1電線把持部3の外周に沿って密着
し、圧縮によるスリーブ本体1の両側の座屈突部12,12の
一方の座屈突部12の脇にこれに沿って上記湾曲部5の端
部が密着する。
【0012】この様にこの第1実施例のスリーブでは幹
線11及び分岐線10の外周をスリーブ本体1が包み込み、
圧縮強度が高い。また湾曲部5は第1電線把持部3の外周
に巻き付いて、その端部がスリーブ本体1の一方の座屈
突部12の脇にこれに沿って密着するため、湾曲部5の端
部がスリーブ本体1から剥がれたりせず、強固に開口部
が閉鎖される。従って当該スリーブ本体1への外部衝撃
があっても開かない。
【0013】またこの第1実施例では湾曲部5の端部は直
線状であるが、図2及び図3に示す如く、端縁に沿って適
宜数の切欠部8又は透孔9を設ける場合もある。この場合
幹線11及び分岐線10を把持してこのスリーブを圧縮した
際、これらの切欠部8や透孔9にスリーブ本体1の外周の
肉が食い込み、これらの切欠部8や透孔9を有する端縁が
上記座屈突部12の外周になじみ、より強固に密着する。
【0014】また図7は上記第1実施例のスリーブ本体1
を、図8のダイス13で圧縮した状態の平面図を示し、こ
のダイス13は適宜間隔を開けて数個の凹溝14を有してい
るため、圧縮したスリーブ本体1の外周にリブ15が形成
されるものである。このリブ15により圧縮されたスリー
ブはより強度が高くなる。
【0015】また図9はこの発明の第2実施例を示し、こ
の第2実施例は上記第1実施例と構造がほぼ同じであり、
湾曲部5を第1実施例のものより短くし、上記図3に示す
ものと同様に端縁内側面に適宜数の透孔16を設けたもの
である。
【0016】この実施例の場合図9に示す如く、圧縮時
に第1電線把持部3の外周の肉がこれらの各透孔16に食い
込み、湾曲部5の端部は強固に密着する。従って湾曲部5
を上記第1実施例のものより短くすることができる。
【0017】またさらにこの様な透孔又は切欠部を湾曲
部5の端部に設けたものは上記第1実施例のものより湾曲
部5を長くし、圧縮した際第2電線把持部7の外周に端部
がくるようにしてもよい。
【0018】図10乃至図13はこの発明の第3実施例を示
し、この第3実施例は上記第1実施例と構造がほぼ同じで
あり、湾曲部5の端部を鍵型に折り曲げた折曲端部18と
し、この折曲端部18は図13に示す如く電線を把持して圧
縮した際、一方の座屈突部12の外周に被冠され、ほぼパ
イプスリーブを圧縮したと同形状に係止されるものであ
り、これにより、より強固に湾曲部5の端部がスリーブ
本体1に係止されるものである。
【0019】またこの第3実施例では折曲端部18の端縁
は直線状であるが、図11及び図12に示す如く、端縁に沿
って適宜数の透孔19又は切欠部20を設ける場合もある。
この場合幹線11及び分岐線10を把持してこのスリーブ本
体1を圧縮した際、これらの透孔19や切欠部20に上記座
屈突部12の外周の肉が食い込み、これらの透孔19や切欠
部20を有する折曲端縁18が上記座屈突部12の外周になじ
み、より強固に密着し、より強固に係止されるものであ
る。
【0020】
【発明の効果】この発明では、二つの第1及び第2電線把
持部の電線把持用筒状中空部と電線把持溝内に、接続す
る二つの電線を挿入し、夫々包囲するように圧縮でき、
かつ電線把持溝の開口部は完全に塞がれ、スリーブ本体
の他側の湾曲部が第1電線把持部の外周に重合被覆する
ため、各電線はこの発明のスリーブに強固に把持され
る。しかも上述の如く把持される各電線の外周を包囲す
るようにスリーブがこれらを把持するため、各電線の外
周は痛まず、再使用も可能である。
【0021】またこの発明のスリーブは第1電線把持部
が電線把持用筒状中空部を有しているため、当該筒状中
空部内に一方の電線端を挿入すれば当該電線は仮把持さ
れ、この状態で他方の電線に近づけて、第2電線把持部
の電線把持溝でこの他方の電線外周に引っ掛けることが
できる。従って作業者は両手が自由となり、この状態で
圧縮機を用いてスリーブ本体をこの上から圧縮できる。
それ故電線の接続作業が極めて簡素化し、作業性が良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の斜視図
【図2】この発明の第1実施例の湾曲部の応用例の一部
斜視図
【図3】この発明の第1実施例の湾曲部の応用例の一部
斜視図
【図4】この発明の第1実施例の断面図
【図5】この発明の第1実施例の使用状態を示す斜視図
【図6】この発明の第1実施例の電線圧縮状態を示す断
面図
【図7】この発明の第1実施例の電線圧縮状態における
スリーブを示す平面図
【図8】この発明の第1実施例のスリーブを圧縮するダ
イスの断面図
【図9】この発明の第2実施例の電線圧縮状態を示す断
面図
【図10】この発明の第3実施例の側面図
【図11】この発明の第3実施例の折曲端部の応用例を
示す一部斜視図
【図12】この発明の第3実施例の折曲端部の応用例を
示す一部斜視図
【図13】この発明の第3実施例の電線圧縮状態を示す
断面図
【図14】従来例における電線圧縮前の断面図
【図15】従来例における電線圧縮状態を示す断面図
【符号の説明】
1 スリーブ本体 2 電線把持用筒状中空部 3 第1電線把持部 5 湾曲部 6 電線把持溝 7 第2電線把持部 10 分岐線 11 幹線 12 座屈突部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状のスリーブ本体の一側を折り返して
    電線把持用筒状中空部を有する第1電線把持部を設け、
    上記折り返し端を内側にしてスリーブ本体の他側を湾曲
    させて、上記第1電線把持部とスリーブ本体の他側によ
    って囲まれた電線把持溝を有する第2電線把持部を設
    け、上記スリーブ本体の他側の湾曲部を第1電線把持部
    の外周に重合、被覆自在な形状としたことを特徴とす
    る、電線接続用圧縮スリーブ。
JP11781491A 1991-04-23 1991-04-23 電線接続用圧縮スリーブ Expired - Lifetime JPH0679495B2 (ja)

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JP5434095B2 (ja) * 2009-01-27 2014-03-05 住友電装株式会社 電線接続スリーブ、リペア電線、電線接続スリーブの製造方法、および電線の接続方法

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