JPH0679238A - 揺動選別装置型籾摺選別機の穀粒取出装 置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】揺動選別装置型籾摺選別機の小米の取出を容易
にする。 【構成】多段の揺動選別装置１５をカバ−４１で被覆
し、多段の揺動選別板１６，１６…には混合米ホッパ１
４から穀粒の供給される分配樋１７を取り付けて一体揺
動する構成とし、この分配樋１７には小米が漏下する小
米選別孔の形成されている小米選別板３５を設けて混合
米が揺動選別板１６，１６，…に供給する前に小米を選
別される構成とし、分配樋１７の底部には小米選別板３
５から漏下した小米を一側方に移送する小米移送装置３
７を設け、この小米移送装置３７の穀粒排出部に対応す
るカバ−４１部分には小米取出口４２を設け、カバ−４
１の小米取出口４２を閉鎖する開閉板４３の表面側は平
坦面とし、裏面側の両側部には穀粒袋を保持する係止装
置４５，４５の有る折曲部４４，４４を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、揺動選別装置型籾摺
選別機の穀粒取出装置に関するもので、更に詳しくは、
揺動選別装置で選別された小米取出の円滑化とそのカバ
−構成に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】揺動選別装置型の籾摺選別機におけるこ
の種の従来技術して、多段の揺動選別装置をカバ−で被
覆し、多段の揺動選別板には籾摺風選後の混合米の供給
される分配樋を取り付けて一体揺動する構成とし、この
分配樋には小米が漏下する小米選別孔の形成されている
小米選別板が設けられていて、籾摺風選後の混合米が分
配樋を通過時に小米選別をし、小米選別後の混合米が揺
動選別板に供給される構成とし、分配樋の底部を小米選
別板から漏下した小米を混合米とは反対方向の高位側に
移送する小米移送装置に構成して、選別された小米を揺
動選別装置のカバ−外に取り出すものがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この従来装置にあつて
は、揺動選別装置を被覆するカバ−における小米取出装
置の終端部に対応する部分には、小米取出口が設けられ
ていて、作業中には小米取出口から小米を取り出すと共
に、作業終了後には小米取出口を閉鎖し、ねずみの侵入
を防止したり、運送時の機体コンパクト化をはかるもの
である。この発明は、カバ−に開口構成されている小米
取出口を閉鎖する閉鎖板を特殊に構成して、作業状態で
は小米の流下案内及び小米を受ける袋の支持を良好にし
ながら、閉鎖時にはカバ−との一体化による機体のコン
パクトを図ろうとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、多段の揺動選別装置１
５をカバ−４１で被覆し、多段の揺動選別板１６，１６
…には籾摺風選後の穀粒の供給される分配樋１７が取り
付けられていて一体揺動する構成とし、この分配樋１７
には小米が漏下する小米選別孔の形成されている小米選
別板３５が設けられていて混合米が揺動選別板１６，１
６，１６に供給する前に小米が選別される構成とし、分
配樋１７の底部には小米選別板３５から漏下した小米を
一側方に移送する小米移送装置３７を設け、この小米移
送装置３７の穀粒排出部に対応するカバ−４１部分には
小米取出口４２を構成し、カバ−４１の小米取出口４２
を閉鎖する開閉板４３の表面側は平坦面とし、裏面側の
両側部には穀粒袋を保持する係止装置４５，４５の有る
折曲部４４，４４を設けたことを特徴とする揺動選別装
置型籾摺選別機の穀粒取出装置の構成としたものであ
る。

【０００５】

【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。まず、図１及び図３に基づいて籾摺選別機の
実施例の全体構成について説明する。この籾摺選別機
は、籾摺をする籾摺部Ａ，籾摺部Ａからの摺落米を風選
する摺落米風選部Ｂ，摺落米風選部Ｂでの風選後の混合
米を籾・玄米に分離選別する揺動選別型の混合米選別部
Ｃ，穀粒を揚穀搬送する揚穀搬送部Ｄにより構成されて
いて、籾摺部Ａを機体の前上部に、また、摺落米風選部
Ｂを機体の前下部に配置すると共に、摺落米風選部Ｂの
吸引排塵機１を籾摺部Ａの前方に配置し、籾摺部Ａ及び
摺落米風選部Ｂの左右方向一横側部に揚穀搬送部Ｄの混
合米揚穀機２を配置し、機体後部には混合米選別部Ｃを
配置し、混合米選別部Ｃの後方には、揚穀搬送部Ｄの玄
米揚穀機３を配置する構成である。

【０００６】籾摺部Ａは、籾ホッパ４，籾摺ロール５，
５，拡散板の内装されている籾摺室６等で構成されてい
る。次に、摺落米風選部Ｂについて説明すると、摺落米
風選箱体７内には、後下部を選別始端側とし、前上部を
選別終端側とする摺落米風選路８が斜設されていて、上
方の籾摺室６で籾摺された摺落米が流下して、摺落米風
選路８の始端側に供給される構成である。この摺落米風
選路８の選別始端側下方には、選別された籾・玄米の摺
落米を受ける摺落米受樋９が設けられおり、また、摺落
米風選路８の中途部下方には、粃米を受ける粃米受樋１
０が設けられている。摺落米風選路８を選別始端側から
選別終端側へ流れた選別風は、吸引排塵機１，排塵筒１
１を経て機外に排出される構成である。摺落米受樋９に
落下選別された摺落米は、摺落米ラセン１３で左右一側
方に搬送されて、混合米揚穀機２の下部に流入し、混合
米揚穀機２で揚穀されて、揺動選別装置１５側の混合米
ホッパ１４に供給される。

【０００７】次に、揺動選別装置１５で構成されている
混合米選別部Ｃについて説明する。多段の揺動選別板１
６，１６，…は、穀粒の流下方向である縦方向（図１の
紙面に直交する方向）及び縦方向に直交する選別方向で
ある横方向の２面とも傾斜した構成として、横方向を機
体の前後方向（図１の左右方向）に沿わせた状態で、機
体の後部に配置されていて、揺動アーム（図示省略）で
揺動選別板１６は横方向に斜上下に往復揺動される。混
合米ホッパ１４に供給された混合米は、分配樋１７，分
配ケース１８を経て、揺動選別板１６，１６，…の縦方
向の高い供給側で、且つ、横方向の低い揺下側に構成さ
れている供給口から、揺動選別板１６，１６，…に供給
される構成である。揺動選別板１６，１６，…の縦方向
の排出側には、玄米仕切板１９及び籾仕切板２０が設け
られていて、揺動選別板１６，１６，…の横方向揺上側
の玄米分布流域，横方向中間部の混合米分布流域及び横
方向揺下側の籾分布流域に分布した穀粒が、夫れ夫れ玄
米仕切板１９及び籾仕切板２０で、玄米，混合米及び籾
に仕切られる構成である。このようにして仕切られた玄
米は、玄米受樋２１に流下し、玄米流路２２を経て後方
の玄米揚穀機３の下部に流入し、玄米揚穀機３で揚穀さ
れて機外に取り出される。また、玄米仕切板１９と籾仕
切板２０とで仕切られた混合米は、混合米受樋２３，混
合米流路２４を経て小米選別搬送装置２９（ラセン翼３
０の取り付けられているラセン軸３１，ラセン翼３０の
外周部に接近して配置されている小米選別網受樋３３か
ら構成されている。）に流入し、小米選別搬送装置２９
で小米・青米を選別除去しながら摺落米受樋９へ搬送さ
れ籾摺部Ａからの摺落米と合流し、次いで、摺落米受樋
９の摺落米移送ラセン１３で搬送されて、混合米揚穀機
２の下部に流入して揚穀され、混合米ホッパ１４，分配
樋１７，分配ケース１８を経て、再度揺動選別板１６，
１６，…に供給されて再選別されるものである。また、
籾仕切板２０で仕切られた籾は、籾受樋２５から籾流路
２６を経て籾揚穀機２７に流入し、籾揚穀機２７で揚穀
されて、籾還元流路２８を経由して籾摺部Ａに還元さ
れ、再度の籾摺がされる構成である。

【０００８】次に、図４乃至図８について説明すると、
分配樋１７は揺動選別板１６に取り付けられていて、揺
動選別板１６と一体的に揺動し、分配樋１７に供給され
た混合米は揺動方向の低い揺下側に流れて、分配ケ−ス
１８の分配流路１８ａ，１８ａ，…を経て、揺動選別板
１６，１６，…に供給される。分配樋１７の側板１７
ａ，１７ａの上下方向中間部には、揺動方向に沿った支
持溝３４，３４が構成されていて、小米の漏下する小米
選別孔を多数形成している小米選別板３５が支持溝３
４，３４に挿入支持されていて、小米選別板３５の折曲
部３５ａが、分配樋１７における搬送方向の始端側間を
連結する取付板部３６にボルト・ナットで固着される。
分配樋１７の底板部は、上部の小米選別板３５よりも揺
動選別板１６の横方向揺上側に延長して、その上面には
揺動選別板１６の横方向の揺上側に穀粒を移送する移送
突起のある小米移送装置３７が構成されている。３８
は、分配樋１７の搬送終端側に配置した均平板である。
このように構成されているので、混合米ホッパ１４から
分配樋１７の始端側に供給された穀粒は、揺動運動によ
り、分配樋１７の始端側から終端側に搬送され、この間
に小米選別板３５の小米選別孔から小米が漏下して選別
される。そして小米選別後の混合米は分配ケ−ス１８を
経て揺動選別板１６，１６，…に供給され、また、漏下
した小米は底板部１７ｂの移送突起３７，３７，…で横
方向の高位の揺上側に搬送されて、終端側から機外に落
下排出される。

【０００９】次に、石等の異物取出装置について説明す
る。分配樋１７の搬送終端部に、分配ケ−ス１８の分配
流路１８ａ，１８ａ…を接続し、分配樋１８の終端部か
ら分配ケ−ス１８の上方を通り超して前方に達する異物
篩４０を取り付けた構成で、分配樋１７の小米選別板３
５上を通過した石・藁切れ等の異物は、異物篩４０で選
別されて、分配ケ−ス１８に供給されることなく機外へ
排出されるものであり、分配ケ−ス１８上に配置された
短い異物篩４０で、異物を簡単に取り出すことができ
る。

【００１０】分配樋１７の底部には小米選別板３５から
漏下した小米を混合米とは反対方向の揺上側に移送する
小米移送装置３７が構成されていて、この小米移送装置
３７の穀粒排出部および案内板４６に対応するカバ−４
１部分に小米取出口４２を設け、この小米取出口４２は
開閉板４３で開閉できる構成である。この開閉板４３の
両端部には折曲部４４，４４が構成されていて、この折
曲部４４，４４の内側部には、係止装置４５，４５が出
し入れ自在に取り付けられている（なお、係止装置４５
は固定状態としてもよい）。この開閉板４３でカバー４
１の小米取出口４２を閉鎖する場合には、図８（１）で
示すように、折曲部４４，４４を内側にして小米取出口
４２を閉鎖状態とし、セットボルト４７でカバ−４１に
固着して、開閉板４３はカバ−４１と面一状態となり、
カバ−の一部を構成した状態となり、また、作業中に
は、開閉板４３の折曲部４４，４４を上方にし、一部分
を案内板４６に沿わせた傾斜状態として、小米移送装置
３７の移送終端部および案内板４６に対応させ、セット
ボルト４７で案内板４６に固定する。この状態では、小
米移送装置３７から案内板４６および開閉板４３への小
米の流下引継ぎが良好となり、また、係止装置４５を下
方に引き出して穀粒袋（図示省略）を係止すると、選別
された小米が案内板４６，開閉板４３を経て穀粒袋に回
収される。

【００１１】次に、図９に基づき、籾摺ロ−ル５，５の
取付構成について説明する。高速回転する主・籾摺ロ−
ル５及び低速回転する副・籾摺ロ−ル５は、夫れ夫れ鉄
ロ−ル部５ａ，鉄ロ−ル部５ａの外周に巻き付けられて
いるゴムロ−ル部５ｂ，内周側の取付板５ｃで構成され
ていて、主・籾摺ロ−ル５の取付板５ｃには、左側に示
すように４個の取付孔４８，４８，…が、また、副・籾
摺ロ−ル５の取付板５ｃには、右側に示すように３個の
取付孔４８，４８，…が夫れ夫れ構成されており、ま
た、籾摺ロ−ル軸４９，４９側の取付部にも、夫れ夫れ
の主・副籾摺ロ−ル５，５に対応する異なる取付孔５
０，５０，…が構成されている。従って、主・副籾摺ロ
−ル５，５を間違えて籾摺ロール転４９，４９に取り付
けるようなこともなく、主・籾摺ロ−ル５と副・籾摺ロ
−ル５とでゴムロ−ル部分の材質を変更していて、略同
程度の摩擦をするものにあっても、組間違いによるトラ
ブルもなく好都合である。

【００１２】次に、図１乃至図３に示す籾摺選別機全体
の作用について説明する。籾摺選別機で籾摺選別作業を
する場合には、機体の回転各部を駆動し、籾ホッパ４に
籾を供給し、籾摺部Ａの籾供給調節弁（図示省略）を開
ける。すると、籾が籾摺ロール５，５に供給され、互い
に反対方向に回転している籾摺ロール５，５で籾摺さ
れ、摺落米は拡散板で拡散されて下方の摺落米風選路８
に落下供給され、摺落米風選路８を流れている選別風に
より風選され、軽い籾殻は摺落米風選路８の終端側に流
れて、吸引排塵機１及び排塵筒１１を経て機外に排出さ
れ、また、比較的軽い粃米は粃米受樋１０に落下選別さ
れ、また、重い籾・玄米の混合米は摺落米受樋９に流下
選別される。次いで、摺落米受樋９に選別された摺落米
は、摺落米ラセン１３で一横側方に搬送されて、混合米
揚穀機２の下部に流入・揚穀されて、混合米ホッパ１４
に供給され、次いで、分配樋１７及び分配ケース１８を
経て、揺動選別板１６，１６，…に供給される。

【００１３】このようにして、揺動選別板１６，１６，
…に供給された混合米は、揺動アーム（図示省略）の横
方向斜上下の往復揺動により、粒形の大小，比重の大小
あるいは摩擦抵抗の差異等により選別されて、横方向の
揺上側である玄米分布流域に偏流分布した玄米は、玄米
仕切板１９で仕切られて取り出されて、玄米受樋２１，
玄米流路２２を経て玄米揚穀機３の下部に流入し、玄米
揚穀機３で揚穀されて機外に取り出される。また、揺動
選別板１６，１６，…の横方向中間部である混合米分布
流域に偏流分布した混合米は、玄米仕切板１９と籾仕切
板２０とで仕切られて取り出され、混合米受樋２３，混
合米流路２４を経て小米選別搬送装置２９に流入し、小
米選別搬送装置２９で小米・青米が除去された後に摺落
米受樋９を経て混合米揚穀機２の下部に流入して揚穀さ
れ、更に、混合米ホッパ１４，分配樋１７，分配ケース
１８を経て、揺動選別板１６，１６，…に再度供給され
て再選別される。また、揺動選別板１６，１６，…の横
方向揺下側の籾分布流域に偏流分布した籾は、籾仕切板
２０で仕切られて取り出され、籾受樋２５，籾流路２
６，籾揚穀機２７を経て籾摺部Ａに揚穀還元されて、再
度籾摺される。

【００１４】上述のように構成されているので、図８
（１）で示すように、開閉板４３の折曲部４４，４４を
内側にして小米取出口４２を閉鎖状態とし、セットボル
ト４７でカバ−４１に固着すると、開閉板４３が小米取
出口４２を閉鎖した状態となり、開閉板４３をカバ−４
１と面一にしてカバ−の一部を構成してコンパクトな状
態とでき、また、作業状態では、図８（２）に示すよう
に開閉板４３の折曲部４４，４４を上方にし、その一部
分をカバ−４１内に位置させて案内板４６に沿わせた傾
斜状態として、その一端部を小米移送装置３７の移送終
端部に対応させ、セットボルト４７で案内板４６に固定
することにより、小米移送装置３７から案内板４６・開
閉板４３への小米の流下引継ぎが良好となり、また、係
止装置４５を下方に引き出し、係止装置４５の係止部に
穀粒袋（図示省略）を係止することにより、小米を開閉
板４３を経由して穀粒袋に円滑に回収できる。

【００１５】

【発明の効果】この発明は、上述のように構成されてい
るので、作業状態では、開閉板４３の折曲部４４，４４
を上方にし、一部分をカバ−４１内に位置させて外側を
下り傾斜状態として、その一端部を小米移送装置３７の
移送終端部に対応させて固定し、開閉板４３の折曲部４
４，４４に構成されている係止装置４５を利用して穀粒
袋を係止保持すると、揺動選別装置１５の分配樋４７を
通過中に選別された小米を、小米移送装置３７の終端か
ら開閉板４３へ円滑に流下案内すると共に、開閉板４３
を経由して穀粒袋に円滑に回収することができ、また、
作業終了後には、開閉板４３の折曲部４４，４４を内側
にして小米取出口４２を閉鎖しカバ−４１に固着するこ
とにより、開閉板４３をカバ−４１と面一にしたコンパ
クトな閉鎖状態に変換できて好都合である。

【図面の簡単な説明】

【図１】切断側面図

【図２】正面図

【図３】平面図

【図４】揺動選別装置の背面図及び側面図

【図５】斜視図

【図６】平面図及び側面図

【図７】斜視図

【図８】側面側

【図９】側面側

【符号の説明】

Ａ 籾摺部 Ｂ 摺落米風選部 Ｃ 混合米選別部 Ｄ 揚穀搬送部 １ 吸引排塵機 ２ 混合米揚穀機 ３ 玄米揚穀機 ４ 籾ホッパ ５ 籾摺ロール ６ 籾摺室 ７ 摺落米風選箱体７体 ８ 摺落米風選路 ９ 摺落米受樋 １０ 粃受樋 １１ 排塵筒 １２ 粃揚穀機 １３ 摺落米ラセン １４ 混合米ホッパ １５ 揺動選別装置 １６ 揺動選別板 １７ 分配樋 １８ 分配ケース １９ 玄米仕切板 ２０ 籾仕切板 ２１ 玄米受樋 ２２ 玄米流路 ２３ 混合米受樋 ２４ 混合米流路 ２５ 籾受樋 ２６ 籾流路 ２７ 籾揚穀機 ２８ 籾還元流路 ２９ 混合米小米選別搬送装置 ３０ ラセン翼 ３１ ラセン軸 ３２ モ−タ ３３ 小米選別網受樋 ３４ 支持溝 ３５ 小米選別板 ３６ 取付板部 ３７ 小米移送装置 ３８ 均平板 ３９ 分配仕切板 ４０ 異物篩 ４１ カバー ４２ 小米取出口 ４３ 開閉板 ４４ 折曲部 ４５ 係止装置 ４６ 案内板 ４７ セントボルト ４８ 取付孔 ４９ 籾摺ロール軸 ５０ 取付孔

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 多段の揺動選別装置１５をカバ−４１で
   被覆し、多段の揺動選別板１６，１６…には籾摺風選後
   の穀粒の供給される分配樋１７が取り付けられていて一
   体揺動する構成とし、この分配樋１７には小米が漏下す
   る小米選別孔の形成されている小米選別板３５が設けら
   れていて混合米が揺動選別板１６，１６，１６に供給す
   る前に小米が選別される構成とし、分配樋１７の底部に
   は小米選別板３５から漏下した小米を一側方に移送する
   小米移送装置３７を設け、この小米移送装置３７の穀粒
   排出部に対応するカバ−４１部分には小米取出口４２を
   構成し、カバ−４１の小米取出口４２を閉鎖する開閉板
   ４３の表面側は平坦面とし、裏面側の両側部には穀粒袋
   を保持する係止装置４５，４５の有る折曲部４４，４４
   を設けたことを特徴とする揺動選別装置型籾摺選別機の
   穀粒取出装置。