JPH0734898B2 - 石抜選別機 - Google Patents

石抜選別機

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JPH0734898B2
JPH0734898B2 JP5927587A JP5927587A JPH0734898B2 JP H0734898 B2 JPH0734898 B2 JP H0734898B2 JP 5927587 A JP5927587 A JP 5927587A JP 5927587 A JP5927587 A JP 5927587A JP H0734898 B2 JPH0734898 B2 JP H0734898B2
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利彦 佐竹
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株式会社佐竹製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、米麦等の穀粒中に混入する小石を除去する
石抜選別機に関する。
〔従来の技術〕 従来、精米工場等における米粒の石抜選別行程にあって
は、複数台の大型石抜選別機を並列に設置し、前記各石
抜選別機から排出される石混じりの米粒(以下混合粒と
いう)をさらに小型の石抜選別機に搬送して精選し、こ
の小型の石抜選別機の精品口から排出される米粒を前記
大型の石抜選別機のうちの1台に戻して再選別すること
が行われており、これにより、一定の能力を確保すると
ともに選別精度を保持することが行われている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記した精米工場等の石抜過程においては、混合粒を精
選するための小型の石抜選別機、及びそれに伴う複雑な
搬送経路が必要となり、そのため、大型の石抜選別機の
それぞれにおいて、能力を低下させずに完全に石を選別
することのできる石抜選別機が望まれるところであっ
た。
加えて、従来の石抜選別機は第7図に示すように、風車
を内蔵した風車箱100の上縁に、多数の噴風孔101を形成
した選別盤102を傾斜状に載置し、風車箱100に振動機構
(図示せず)を連結して選別盤102を振動させ、この振
動作用と噴風孔101からの噴風作用とによって選別盤102
上の米粒をわずかに浮上させながら流下させて傾斜下端
の精品排出口103から排出させるとともに、米粒層の下
に沈んだ石片を、噴風孔101と共に設けた突起によって
揺り上げて傾斜上端の石取出口104から排出して選別を
行うものであるので、選別盤102への原料米の供給が停
止すると、選別盤102上の穀粒は後から供給される穀粒
に押されながら精品排出口103から流出するという作用
がなくなり、多数の噴風孔101により粗雑面形状を呈す
る選別盤102の振動によって傾斜上方へ揺り上げられ
る。そして、大量の米粒が、選別盤102の傾斜上方側の
両肩部102a付近に停滞する石片と共に無選別状態で石取
出口104から排出される。このように、選別作業終了時
には、選別作用もほとんどない状態であるので、次回に
同種の米粒を選別する予定であれば、機内の米粒を全量
排出することなく選別盤102上に米粒を残留させたまま
にしていた。そのため、精米工場等の精米ラインにあっ
て、石抜選別過程だけが全量排出のできない行程とな
り、精米工場等の全自動運転化を妨げる原因となること
から、複数の精米ライン(例えば、もち用とうるち用)
を設け、全量排出して清掃する必要のない設計を余儀な
くされていた。
本発明は、1台の石抜選別機において石を完全に精選す
るとともに、終了時、精選しながら米粒の全量を排出す
ることのできる石抜選別機を提供することを技術的課題
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
以下、本発明を実施例に対応する第1図〜第6図に基づ
いて説明する。
機枠1内に振動自在に支持した主ファンケース7の上部
に、多数の突起31と噴風孔30とを形成した主選別盤22を
緩傾斜して載設し、主選別盤22の傾斜下端を精品流出口
34に、傾斜上端を混合粒落下口33となした石抜選別機に
おいて、 イ.前記主選別盤22の一側には副ファンケース40を備え
た副選別盤44を緩傾斜して添設する。
ロ.副選別盤44の一部は多数の突起31と噴風孔30とを形
成した二次選別部48となす。
ハ.前記混合粒落下口33から落下する混合粒を二次選別
部48に搬送する横送樋35を設け、横送樋35と二次選別部
48とを横送樋35の終端部に設けた連絡口36によって連絡
する。
ニ.二次選別部48の傾斜下方側には、その傾斜下端に形
成した精品流出口46に向く強制排出部49を設ける。
ホ.二次選別部48の傾斜上方端には、電磁ソレノイド57
によって作動するせき止めバルブ52を備えた石落下口47
を設けるとともに、石落下口47付近には電磁ソレノイド
57に接続する石検出センサー58を設ける。
ヘ.さらに、当該石抜選別機の運転終了の際、せき止め
バルブ47を作動して石落下口47を開口すべくバルブ開ス
イッチ64を設け、バルブ開スイッチ64と電磁ソレノイド
57とを電気的に連結した。
という技術的手段を講じた。
〔作 用〕
これにより、噴風作用と振動作用とを伴う主選別盤22に
供給される原料穀粒、例えば米粒は噴風によってわずか
に浮上しながら後から供給される米粒に押しやられて傾
斜下方端の精品流出口34から流出し、原料中に混入す
る、米粒よりも比重の大きい石片は米粒層の底に沈み、
主選別盤22の突起31によって傾斜上方端の混合粒落下口
33側に揺り上げられる。混合粒落下口33からは石と該落
下口33付近の米粒との混合粒が落下し、横送樋35によっ
て搬送されて連絡口36から副選別盤44に流入する。副選
別盤44内の混合粒は、主選別盤22の場合と同様に二次選
別部48によって再選別され、米粒(精品)は傾斜下方の
強制排出部49側に流下し、強制排出部49によって急速に
精品流出口46から排出され、石片は揺り上げられてせき
止めバルブ52でいったんせき止められ、石がある程度た
まって石だけが濃縮された時点で石検出センサー58が
「石あり」を検出し、この信号によって電磁ソレノイド
57が作動することにより、せき止めバルブ52が開動作し
て石落下口47が開口され、石が排出されるものである。
こうして定常運転が続行されるが、運転終了時において
供給すべき原料がなくなったとき、主選別盤22内の米粒
は、後から投入される原料米によって押し流されること
がなく、しだいに傾斜上方側へ揺り上げられ、混合粒落
下口33から横送樋35内に落下して副選別盤44へ搬送され
選別される。そして、横送樋35から搬送される米粒がな
くなった時点で、バルブ開スイッチ64によって電磁ソレ
ノイド57を作動させると、電磁ソレノイド57と連動して
せき止めバルブ52が開動作し、二次選別部43に滞留して
いた米粒は、二次選別部48によって揺り上げられ、全量
が石落下口48から排出される。
〔発明の実施例〕
以下、第1図に例示するところに従って、本発明の実施
例について説明する。
第1図は本発明による石抜選別機の側断面図である。ほ
ぼ箱形の機枠1の上面壁には供給ホッパー2を載設し、
供給ホッパー2下端開口部3にはシャッター板4を摺動
自在に設けるとともに、シャッター板4を摺動させるシ
ャッター開閉棒5を機枠1外へ突出させて設けてある。
また、供給ホッパー2の底部付近には穀粒有無検出器と
しての適宜なレベルセンサー6が装着される。
機枠1内には揺動自在に主ファンケース7が設けられ
る。すなわち、ファンケース7の壁面に支軸8,9を溶着
し、支軸8の両端は一対の軸受10によって支えられると
ともに、この軸受10は一対の揺動アーム11の一端にそれ
ぞれ固着され、揺動アーム11の他端は支軸12に固着さ
れ、さらに支軸12の両端は機枠1の両側壁に固着した一
対の軸受13に軸支される。同様に、支軸9の両端は一対
の軸受14によって支えられるとともに軸受14は一対の揺
動アーム15の一端にそれぞれ固着され、揺動アーム15の
他端は支軸16に固着され、支軸16の両端は機枠1の両側
壁に固着した一対の軸受17に軸支される。
このようにして、機枠1内に揺動可能に支架された主フ
ァンケース7に振動作用を付与するための振動機構につ
いて述べる。クランクプーリー18によって回転力を受け
るクランク軸19は、機枠1の両側壁によって回転自在に
支えられ、クランク軸19の偏心部と主ファンケース7に
固着した取付け板20とはクランクアーム21によって連結
してあり、これにより、主ファンケース7は、支軸12,1
6を支点として矢印Wのように斜め上下に振動するもの
である。
主ファンケース7の上部は開口するとともに、主ファン
ケース7上縁には主選別盤22が載設される。また、主フ
ァンケース7の両側壁には吸気口23が開設してあり、フ
ァン軸24が吸気口23を貫通して機枠1の両側壁に回転自
在に支えられる。ファン軸24にはファン25が固着される
とともにその一端にはファンプーリー26が軸着され、こ
のファンプーリー26とクランクプーリー18と主電動機27
のモータープーリー28とはVベルト29によって連動連結
してある。
次に第2図〜第5図を併せて参照しながら主選別盤22等
について詳述する。主選別盤22は緩かに傾斜して主ファ
ンケース7の上縁に気密状に載設され、主選別盤22の盤
面全体にわたって多数の噴風孔30と、この噴風孔30の傾
斜下方側に接続するとともに傾斜上方に揺り寄せ作用を
有する突起31とが形成される。また、主選別盤22の傾斜
方向に直交する両側端には側壁32を立設するとともに、
傾斜上方端と同下方端を開口して上方端を混合粒落下口
33に、下方端を精品流出口34に形成してある。混合粒落
下口33には混合粒落下口33よりも低い位置で、かつ主フ
ァンケース7に連通する横送樋35が混合粒落下口33の全
長にわたって付設され、横送樋35の樋底には、横送樋35
の終端部に当たる側壁32を開口して形成した連絡口36に
混合粒を搬送するための噴風突起37が形成される(第5
図参照)。すなわち、横送樋35の樋底を下方から上方に
打ち抜いて突起部37aを形成するとともに、打ち抜きの
際生ずる亀裂38を噴風孔となす。これにより、主ファン
ケース7内の気流は、横送樋35の下方から亀裂38を経て
混合粒を連絡口36方向へ搬送すべく噴出する。39は横送
樋35に添って立設した側壁であり、この側壁39は、主選
別盤22の傾斜方向に直交する両側に設けた側壁32,32と
接続する。なお、本実施例では、噴風突起37をやや側壁
39側に向けて配設したが、直接連絡口36側に向けてもよ
い。
主ファンケース7の一側、すなわち連絡口36側には、フ
ァン41、ファン41に連結した電動機42及び吸気口43を有
する副ファンケース40を添設し、この副ファンケース40
の上部を開口するとともに、主選別盤22とほぼ同傾斜状
に副選別盤44を載設する。副選別盤44の両側部には側壁
45を立設するとともに、連絡口36としての開口部を設
け、その傾斜下端を精品流出口46に、傾斜上端を石落下
口47となし、さらに連絡口36付近を二次選別部48に、二
次選別部48よりも傾斜下方側を強制排出部49にそれぞれ
形成する。すなわち、二次選別部48には主選別盤22に形
成したものとほぼ同様の噴風孔30と突起31とを全面に設
け、強制排出部49には精品流出口46に向く噴風突起50を
全面又は二次選別部48寄りの一部に形成してある。この
噴風突起50は横送樋35に設けた噴風突起37と同様であ
り、噴風孔としての亀裂51及び突起部50aが形成され
る。
副選別盤44の傾斜上端の石落下口47には、石落下口47を
開閉するせき止めバルブ52が開閉可能に装着される。す
なわち、先端部を上方に折曲して形成したせき止めバル
ブ52を、二次選別部48の下方に設けた回動軸53に固定
し、回動軸53の回動によってせき止めバルブ52が共に回
動し、これにより、せき止めバルブ52の折曲部が石落下
口47をせき止めたり開口したりする。回動軸53は、副フ
ァンケース40外部に突出し、回動軸53の端部にはレバー
54が固着され、レバー54の一端は連結具55を介して電磁
ソレノイド57の可動鉄心56に連結される。一方、二次選
別部48の石落下口47のやや下傾斜下方付近には、適宜な
光センサー等からなる石検出センサー58を埋設し、この
石検出センサー58が「石あり」状態を検出したとき、電
磁ソレノイド57が励磁してせき止めバルブ52を、石落下
口47が開口する方向へ作動させるよう、石検出センサー
58と電磁ソレノイド57とは増幅部,リレー作動回路(図
示せず)を介して電気的に連結される。また、符号64
は、電磁ソレノイド57に通電させてせき止めバルブ52を
開放させるバルブ開スイッチであり、バルブ開スイッチ
64は励磁したものに限ることなく、機内に設けてもよ
く、またいかなるスイッチ機構でもよい。
符号59は、石落下口48から落下する石を受ける石流下樋
であり、石流下樋59の一部は透明部59aとなし、外部か
ら石の落下状態を目視できるようにする。石流下樋59の
下方には、機枠1内壁に固着した石排出樋60が設けら
れ、他方、主選別盤22の傾斜下方端の精品流出口34及び
副選別盤44の精品流出口46の下方には主ファンケース7
に固着した精品流下樋61が設けられ、さらに精品流下樋
61の下方には、機枠1外部に通じる精品排出樋62が機枠
1に固着される。なお、機枠1の石流下樋59に対向する
部位を開口するとともに点検扉63を設ける。
次に、上記実施例における具体的動作を説明する。ま
ず、図外の精米機等の排出口から吐出する米粒をシュー
トパイプ等で供給ホッパー2に投入するとともに主電動
機27及び副ファンケース40の電動機42を起動させ、シャ
ッター開閉棒5を引いてシャッター板4をスライドさ
せ、供給ホッパー2内の米粒を開口部3から主選別盤22
上に落下させる。
一方、主選別盤22は、クランク軸19,クランクアーム21
等からなる振動機構によって振動する主ファンケース7
と共に振動し、また、ファン25によって発生する気流
は、第4図に示すように噴風孔30から主選別盤22上に噴
き出している。このような状態において、前記開口部3
から主選別盤22上に落下した米粒は、しだいに主選別盤
22の全面に均一に拡散されるとともに、噴風孔30からの
噴風によってわずかに主選別盤22の盤面から浮上しがち
になり、開口部3からさらに落下してくる米粒に押され
ながら傾斜下方端の精品流出口34側に流下し、ついには
精品流出口34から精品流下樋61内に落下し、精品排出樋
62を経て機外に取り出される。
これに対し、米粒中に混入する石屑は米粒よりも比重が
大きいので、振動作用を受ける間に米粒層の底部に沈
み、突起31によって傾斜上方の混合粒落下口33側へ押し
上げられ、ついには混合粒落下口33から横送樋35内に落
下する。このとき、石だけが横送樋35に落下する訳では
なく、混合粒落下口33付近の米粒がある程度石と共に落
下する。
こうして、横送樋35に落下した石は二度と主選別盤22上
に戻ることはなく、石と米粒との混合粒の流れとなって
連絡口36側へ搬送される。すなわち、主ファンケース7
からの気流が噴風突起37の亀裂38から側壁39に対して斜
め方向に噴き出し、これにより、混合粒は側壁39に衝突
しながらしだいに連絡口36に導かれる。また、横送樋35
も主ファンケース7とともに振動しているので、横送樋
35内の混合粒もこの振動作用を受け、側壁39に対して斜
め方向に向く突起31による揺り寄せ作用によって搬送が
助長されるものである。なお、横送樋35を連絡口36に向
けてスロープ状に形成すると、いっそう搬送速度が上昇
する。
横送樋35によって搬送され、連絡口36から副選別盤44の
二次選別部48に落下した(前述したように、連絡口36と
副選別盤44との間には段差がある)混合粒は、主選別盤
22と同様に、振動作用及びファン41の気流が噴風孔30か
ら噴出する作用によって米粒がわずかに浮上しながら強
制排出部49側に流動し、強制排出部49に至った米粒は、
精品流出口46側に向く噴風突起50からの噴風によって急
速に精品流出口46側に搬送され、精品流出口46から精品
流下樋61内に落下し、主選別盤22の精品流出口34から落
下する精品と共に精品排出樋62から機外に取り出され
る。なお、強制排出部49を無孔とするとともに急傾斜状
に形成して精品を強制流下させる場合もある。
他方、石は樋底に沈み、突起31によって石落下口47側へ
揺り上げられ、せき止めバルブ52によってせき止められ
る。こうして、二次選別部48によって揺り上げられる石
が石落下口47付近にある程度たまってくると、石検出セ
ンサー58の受光量が変化して「石あり」の状態を検出
し、この光量の変化が電気量に変換されるとともに増幅
されてリレー作動回路に入力され、電磁ソレノイド57が
励磁する。電磁ソレノイド57が励磁して可動鉄心56が引
き付けられると、連結具55及びレバー54を介して回動軸
53が回動し、せき止めバルブ52の折曲部が下方へ回動す
ることにより、石落下口47が開口して、石落下口47付近
にたまっていた石が、石流下樋59及び石排出樋60を経て
機外に取り出される。
石落下口47付近の石が排出されると、石検出センサー58
の受光量が変化して「石なし」の状態を検出し、この信
号により電磁ソレノイド57が脱磁して可動鉄心56が伸長
し、連結具55,レバー54及び回動軸53を介してせき止め
バルブ52が上方へ回動して石落下口47は再び閉鎖され
る。このように、石落下口47付近に石がしだいにたまっ
てきて、石検出センサー58が「石あり」状態を検出する
たびにせき止めバルブ52が回動して石を排出するので、
米粒を含まない濃縮状態の石だけが排出され、高い選別
精度を保持する。なお、石検出センサー58に代えて、タ
イマーによって間歇的に電磁ソレノイド57を作動させた
り、レバー54を手動操作してせき止めバルブ52を開動さ
せ、適時に石を排出させることもあり、また、電磁ソレ
ノイド57に代えて、回動軸53を回動させる適宜な手段を
用いることもある。
以上がいわゆる定常運転時における動作であり、以下に
運転終了時の動作について説明する。定常運転続行中に
供給ホッパー2内の原料米粒がなくなると、主選別盤22
上の米粒は、供給ホッパー2から落下してくる米粒に押
されて流下することがなく、振動作用によって混合粒落
下口36側に揺り上げられ、全て混合粒落下口33から横送
樋35内へ落下する。
横送樋35内に落下した米粒は、連絡口36側へ搬送されて
連絡口36から副選別盤44に流入し、二次選別部43によっ
て精品は強制排出部49側へ、石は石落下口47側へそれぞ
れ分離して搬送され、精品は精品流出口46から精品流下
樋61内に落下し、石は石落下口47から石排出樋60内へ落
下して機外へ取り出される。そして、横送樋35から搬送
される米粒がなくなると、米粒は突起31によって石落下
口47付近に揺り上げられ、せき止めバルブ52にせき止め
られて、一定量を保持したまま滞留する。このときに至
って、バルブ開スイッチ64によって電磁ソレノイド57へ
の通電を行い、レバー54等を介してせき止めバルブ52を
下方へ移動せしめ、石落下口47を開成する。これによ
り、二次選別部48の傾斜上方側に滞留する米粒は、石流
下樋59から石排出樋60内に落下する。この際、せき止め
バルブ52にせき止められていたわずかな石は、米粒に押
されて石落下口48から落下し、米粒と共に石排出樋51を
経て全量が機外に取り出される。
第6図は二次選別部48の石落下口47付近の別の実施例を
示し、石落下口47付近には傾斜下方側へ向く噴風突起65
を多数設けるとともに(第5図参照)、噴風突起65の亀
裂66は副ファンケース40に連通し、これにより逆風部を
形成する。
この場合は、石落下口47付近に米粒が上昇してきても、
米粒は噴風突起65からの噴風によって傾斜下方へ吹きも
どされ、石の中に米粒が混入することが皆無となる。
なお、上記各実施例において、運転終了時にせき止めバ
ルブ52を下方へ回動して石落下口47を開口するに際し、
せき止めバルブ52と連動する電磁ソレノイド57へ通電す
るバルブ開スイッチ64を、供給ホッパー2底部に装着し
たレベルセンサー6からの信号によって作動させ、さら
に、レベルセンサー6とファン停止スイッチとの間にタ
イマー(図示せず)を介在させ、レベルセンサー6が
「供給ホッパー空」を検出したとき前記タイマーを作動
させ、適宜な時間(主選別盤22上の米粒を横送樋35を経
て二次選別部48へ搬送するに要する時間)経過後にタイ
マーがタイムアップすることにより、電磁ソレノイド57
が作動するよう形成すると自動運転が可能となる。
また、第2図に示すように、石排出樋60に混合粒取出樋
67を分岐して設けるとともに分岐部には切換弁68を装着
し、電磁ソレノイド57が励磁すると同時に図外の電磁ソ
レノイド等によって切換弁68を切換えて混合粒取出樋67
を開口し、最終時に排出される微量の混合粒を石とは別
に収集することにより、完璧な選別が行えるものであ
る。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、石混じりの混合粒を
別の小型の石抜選別機に搬送して再選別することなく、
当該石抜選別機において一定の能力を確保しつつ精選す
ることができる。すなわち、混合粒を選別する副選別盤
の二次選別部の傾斜下方側には、傾斜下端の精品流出口
に向く噴風突起を備えた排出部を形成したので、二次選
別部で選別されて流下しようとする米粒(精品)は、噴
風突起からの噴風によって急速に精品流出口から流下
し、これにより、二次選別部での精品のだぶつきがなく
なり、横送樋から搬送されてくる混合粒をいち早く精選
するので高い選別能力が確保できる。
加えて、せき止めバルブと連動する電磁バルブを作動さ
せるバルブ開スイッチを設け、このスイッチ動作によっ
て運転終了間隙に石落下口を開口することにより、二次
選別部に滞留しがちな米粒を一気に傾斜上方側へ揺り上
げるとともに石落下口から排出させることで、機内に米
粒を残留させることなく、全量を排出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の側断面図、第2図は第1図
の要部拡大斜視図、第3図は第1図の一部拡大平面図、
第4図は第3図におけるA−A断面図、第5図は同じく
B−B断面図、第6図は別の実施例の一部を示す平面
図、第7図は従来例の斜視図である。 1……機枠、2……供給ホッパー、3……開口部、4…
…シャッター板、5……シャッター開閉棒、6……レベ
ルセンサー、7……主ファンケース、8,9……支軸、10
……軸受、11……揺動アーム、12……支軸、13,14……
軸受、15……揺動アーム、16……支軸、17……軸受、18
……クランクプーリー、19……クランク軸、20……取付
け板、21……クランクアーム、22……主選別盤、23……
吸気口、24……ファン軸、25……ファン、26……ファン
プーリー、27……主電動機、28……モータープーリー、
29……Vベルト、30……噴風孔、31……突起、32……側
壁、33……混合粒落下口、34……精品流出口、35……横
送樋、36……連絡口、37……噴風突起、38……亀裂、39
……側壁、40……副ファンケース、41……ファン,42…
…電動機、43……吸気口、44……副選別盤、45……側
壁、46……精品流出口、47……石落下口、48……二次選
別部、49……強制排出部、50……噴風突起、51……亀
裂、52……せき止めバルブ、53……回動軸、54……レバ
ー、55……連結具、56……可動鉄心、57……電磁ソレノ
イド、58……石検出センサー、59……石流下樋、60……
石排出樋、61……精品流下樋、62……精品排出樋、63…
…点検扉、64……バルブ開スイッチ、65……噴風突起、
66……亀裂、67……混合粒取出樋、68……切換弁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機枠1内に振動自在に支持した主ファンケ
    ース7の上部に、多数の突起31と噴風孔30とを形成した
    主選別盤22を緩傾斜して載設し、主選別盤22の傾斜下端
    を精品流出口34に、傾斜上端を混合粒落下口33となした
    石抜選別機において、前記主選別盤22の一側には副ファ
    ンケース40を備えた副選別盤44を緩傾斜して添設すると
    ともに、副選別盤44の一部は多数の突起31と噴風孔30と
    を形成した二次選別部48となし、前記混合粒落下口33か
    ら落下する混合粒を二次選別部48に搬送する横送樋35を
    設け、横送樋35と二次選別部48とを横送樋35の終端部に
    設けた連絡口36によって連絡し、二次選別部48の傾斜下
    方側には、その傾斜下方端に形成した精品流出口46に向
    く強制排出部49を設け、二次選別部48の傾斜上方端に
    は、電磁ソレノイド57によって作動するせき止めバルブ
    52を備えた石落下口47を設けるとともに、石落下口47付
    近には電磁ソレノイド57に接続する石検出センサー58を
    設け、さらに当該石抜選別機の運転終了の際、せき止め
    バルブ47を作動して石落下口47を開口すべくバルブ開ス
    イッチ64を設け、バルブ開スイッチ64と電磁ソレノイド
    57とを電気的に連結したことを特徴とする石抜選別機。
  2. 【請求項2】上記主選別盤に原料を投入する供給ホッパ
    ー2の底部付近には、バルブ開スイッチ64と連結するレ
    ベルセンサー6を装着してなる特許請求の範囲第(1)
    項記載の石抜選別機。
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