JPH0734897B2 - 石抜選別機 - Google Patents

石抜選別機

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JPH0734897B2
JPH0734897B2 JP5637487A JP5637487A JPH0734897B2 JP H0734897 B2 JPH0734897 B2 JP H0734897B2 JP 5637487 A JP5637487 A JP 5637487A JP 5637487 A JP5637487 A JP 5637487A JP H0734897 B2 JPH0734897 B2 JP H0734897B2
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利彦 佐竹
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株式会社佐竹製作所
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、米麦等の穀粒中に混入する小石を除去する
石抜選別機に関する。
〔従来の技術〕 従来、精米工場等における米粒の石抜選別行程にあって
は、複数台の大型石抜選別機を並列に設置し、前記各石
抜選別機から排出される石混じりの米粒(以下混合粒と
いう)をさらに小型の石抜選別機に搬送して精選し、こ
の小型の石抜選別機の精品口から排出される米粒を前記
大型の石抜選別機のうちの1台に戻して再選別すること
が行われており、これにより、一定の能力を確保すると
ともに選別精度を保持することが行われている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記した精米工場等の石抜過程においては、混合粒を精
選するための小型選別機、並びにそれに伴う複雑な搬送
経路が必要となり、大型の石抜選別機のそれぞれにおい
て、能力を低下させずに完全に石を選別することのでき
る石抜選別機が望まれるところであった。
加えて、従来の石抜選別機は第8図に示すように、風車
を内蔵した風車箱100の上縁に、多数の噴風孔101を形成
した選別盤102を傾斜状に載置し、風車箱100に振動機構
(図示せず)を連結して選別盤102を振動させ、この振
動作用と噴風孔101からの噴風作用とによって選別盤102
上の米粒をわずかに浮上させて傾斜下端の精品排出口10
3から排出するとともに、米粒層の下に沈んだ石片を揺
り上げて傾斜上端の石取出口104から排出して選別を行
うものであるので、選別盤102への原料米の供給が停止
すると、選別盤102上の穀粒は後から供給される穀粒に
押されながら精品排出口103から流出するという作用が
なくなり、多数の噴風孔101により粗雑面形状を呈する
選別盤102の振動によって傾斜上方へ揺り上げられる。
そして、選別盤102の傾斜上方側の両肩部102a付近に停
滞する石片と共に無選別状態で石取出口104から排出さ
れる。このように、選別作業終了時には、選別作用もほ
とんどない状態であるので、次回に同種の米粒を選別す
る予定であれば、機内の米粒を全量排出することなく選
別盤102上に米粒を残留させたままにしていた。そのた
め、精米工場等の精米ラインにあって、石抜過程だけが
全量排出のできない行程となり、精米工場等の全自動運
転化を妨げる原因となるとともに、複数の精米ライン
(例えば、もち用とするち用)を設け、全量排出して清
掃する必要のない設計を余儀なくされていた。
本発明は、当該選別機において石を完全に精選するとと
もに、終了時、精選しながら米粒の全量を排出すること
のできる石抜選別機を提供することを技術的課題とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
以下、本発明を実施例に対応する第1図〜第6図に基づ
いて説明する。
ほぼ箱形の機枠1内に振動自在に支持した主ファンケー
ス7の上部に、多数の突起31と噴風孔30とを形成した主
選別盤22を緩傾斜して載設し、主選別盤22の傾斜下端を
精品流出口34に、傾斜上端を混合粒落下口33となした石
抜選別機において、 イ.前記主選別盤22の一側には副選別盤41を緩傾斜して
添設する。
ロ.副選別盤41の一部は多数の突起31と噴風孔30とを形
成した二次選別部43となすとともに、二次選別部43の傾
斜上方側にはその上端を石落下口48となしたせき止め部
42を、同じく傾斜下方側には傾斜下方端に形成した精品
流出口45に向く噴風突起46を備えた排出部44をそれぞれ
設ける。
ハ.前記混合粒落下口33から落下する混合粒を副選別盤
41に搬送する横送樋35を設けるとともに横送樋35と副選
別盤41とを連絡口36によって接続する。
ニ.さらに、前記副選別盤41の下部にはファン401とこ
のファン401を回転させる電動機402とを備えた副ファン
ケース40を設ける。
ホ.当該石抜選別機の運転終了時に、主ファンケース7
のファン25よりも先に副ファンケース40のファン401を
停止すべく電動機402と連結したファン停止スイッチ404
を設けた。
という技術的手段を講じた。
〔作 用〕
これにより、噴風作用と振動作用とを伴う主選別盤22に
供給される原料穀粒、例えば米粒は噴風によってわずか
に浮上しながら後から供給される米粒に押しやられて傾
斜下方端の精品流出口34から流出し、原料中に混入す
る、米粒よりも比重の大きい石片は米粒層の底に沈み、
主選別盤22の突起31によって傾斜上方端の混合粒落下口
33側に揺り上げられる。混合粒落下口33からは石と該落
下口33付近の米粒との混合粒が落下し、横送樋35によっ
て搬送されて連絡口36から副選別盤41に流入する。副選
別盤41内の混合粒は、主選別盤22の場合と同様に二次選
別部43によって再選別され、米粒(精品)は傾斜下方の
排出部44側に流下し、排出部44の噴風突起46の噴風によ
って急速に精品流出口45から排出され、石片は揺り上げ
られてせき止め部42でいったんせき止められ、石がある
程度たまって石だけが濃縮された時点でせき止め部42か
らオーバーフローして排出される。
こうして定常運転が続行されるが、運転終了時において
供給すべき原料がなくなったとき、主選別盤22内の米粒
は、後から投入される原料米によって押し流されること
がなく、しだいに傾斜上方側へ揺り上げられ、混合粒落
下口33から横送樋35内に落下して副選別盤41へ搬送され
選別される。そして、横送樋35から搬送される米粒がな
くなった時点で、ファン停止スイッチ404によって副フ
ァンケース40のファン401を停止すると、二次選別部43
に滞留していた米粒は、噴風が止んで揺動コンベヤー化
した二次選別部43によって揺り上げられ、せき止め部42
の石とともに全量が石落下口48から排出される。
〔発明の実施例〕
以下、第1図〜第6図に例示するところに従って、本発
明の実施例について説明する。
第1図は本発明による石抜選別機の側断面図である。ほ
ぼ箱形の機枠1の上面壁には供給ホッパー2を載設し、
供給ホッパー2下端開口部3にシャッター板4を摺動自
在に設けるとともに、シャッター板4を摺動させるシャ
ッター開閉棒5を機枠1外へ突出させて設けてある。ま
た、供給ホッパー2の底部付近には穀粒有無検出器とし
ての適宜なレベルセンサー6が装着される。
機枠1内には揺動自在に主ファンケース7が設けられ
る。すなわち、ファンケース7の壁面に支軸8,9を溶着
し、支軸8の両端は一対の軸受10によって支えられると
ともに、この軸受10は一対の揺動アーム11の一端にそれ
ぞれ固着され、揺動アーム11の他端は支軸12に固着さ
れ、さらに支軸12の両端は機枠1の両側壁に固着した一
対の軸受13に軸支される。同様に、支軸9の両端は一対
の軸受14によって支えられるとともに軸受14は一対の揺
動アーム15の一端にそれぞれ固着され、揺動アーム15の
他端は支軸16に固着され、支軸16の両端は機枠1の両側
壁に固着した一対の軸受17に軸支される。
このようにして、機枠1内に揺動可能に支架された主フ
ァンケース7に振動作用を付与するための振動機構につ
いて述べる。クランクプーリー18によって回転力を受け
るクランク軸19は、機枠1の両側壁によって回転自在に
支えられ、クランク軸19の偏心部と主ファンケース7に
固着した取付け板20とはクランクアーム21によって連結
してあり、これにより、主ファンケース7は、支軸12,1
6を支点として矢印Wのように斜め上下に振動するもの
である。
主ファンケース7の上部は開口するとともに、主ファン
ケース7上縁には主選別盤22が載設される。また、主フ
ァンケース7の両側壁には吸気口23が開設してあり、フ
ァン軸24が吸気口23を貫通して機枠1の両側壁に回転自
在に支えられる。ファン軸24にはファン25が固着される
とともにその一端にはファンプーリー26が軸着され、こ
のファンプーリー26とクランクプーリー18と主電動機27
のモータープーリー28とはVベルト29によって連動連結
してある。
次に第2図〜第6図を併せて参照しながら主選別盤22等
について詳述する。主選別盤22は緩かに傾斜して主ファ
ンケース7の上縁に気密状に載設され、主選別盤22の盤
面全体にわたって多数の噴風孔30と、この噴風孔30の傾
斜下方側に接続するとともに傾斜上方に揺り寄せ作用を
有する突起31とが形成される。また、主選別盤22の傾斜
方向に直交する両側端には側壁32を立設するとともに、
傾斜上方端と同下方端を開口して上方端を混合粒落下口
33に、下方端を精品流出口34に形成してある。混合粒落
下口33には混合粒落下口33よりも低い位置で、かつ主フ
ァンケース7に連通する横送樋35が混合粒落下口33の全
長にわたって付設され、横送樋35の樋底には、横送樋35
の終端部に当たる側壁32を開口して形成した連絡口36に
混合粒を搬送するための噴風突起37が形成される(第5
図参照)。すなわち、横送樋35の樋底を下方から上方に
打ち抜いて突起部37aを形成するとともに、打ち抜きの
際生ずるき裂38を噴風孔となす。これにより、主ファン
ケース7内の気流は、横送樋35の下方からき裂38を経て
混合粒を連絡口36方向へ搬送すべく噴出する。39は横送
樋35に添って立設した側壁であり、この側壁39は、主選
別盤22の傾斜方向に直交する両側に設けた側壁32,32と
接続する。なお、本実施例では、噴風突起37をやや側壁
39側に向けて配設したが、直接連絡口36側に向けてもよ
い。
主ファンケース7の一側、すなわち連絡口36側には、フ
ァン401、ファン401に連結した電動機402及び吸気口403
を有する副ファンケース40を添設し、この副ファンケー
ス40の上部を開口するとともに、主選別盤22とほぼ同傾
斜状に副選別盤41を載設する。符号404は電動機402への
通電を絶ってファン401を停止するためのファン停止ス
イッチである。副選別盤41は、連絡口36よりも傾斜上方
側をせき止め部42に、連絡口36付近であって、連絡口36
よりも低い位置(段差を設ける)を二次選別部43に、さ
らに二次選別部43の傾斜下方側を排出部44にそれぞれ形
成するとともに、排出部44の最下端を精品流出口45とな
す。すなわち、二次選別部43には主選別盤22に形成した
ものとほぼ同様の噴風孔30と突起31とを全面に設け、排
出部44には精品流出口45に向く噴風突起46を全面又は二
次選別部43寄りの一部に形成してある。前記噴風突起46
は、横送樋35に設けた噴風突起37と同様であり、噴風孔
としてのき裂47及び突起部46aが形成される。また、せ
き止め部42には粗雑面を形成し、その先端部は石落下口
48となすとともに、せき止め部42と二次選別部43との接
続部は軸49によって回動自在に形成されており、これに
より、せき止め部42は軸49を中心にやや上方へ回動した
状態に固定される。つまり、主選別盤22とほぼ同傾斜状
に設けた副選別盤41にあって、傾斜上端部のせき止め部
42をさらに急傾斜状に設けてある。なお、軸49は副ファ
ンケース40外に突出させて作動片49aを連結してある。
また、副選別盤41には側壁411を立設し、側壁411の横送
樋35の終端部に対向する部位は連絡口36として開口され
る。
符号50は、せき止め部42の石落下口48から落下する石を
受ける石流下樋であり、石流下樋50の一部は透明部50a
となし、外部から石の落下状態を目視できるようにす
る。石流下樋50の下方には、機枠1内壁に固着した石排
出樋51が設けられ、他方、主選別盤22の傾斜下方端の精
品流出口34及び副選別盤41の精品流出口45の下方には主
ファンケース7に固着した精品流下樋52が設けられ、さ
らに精品流下樋52の下方には、機枠1外部に通じる精品
排出樋53が機枠1に固着される。なお、機枠1の石流下
樋50に対向する部位を開口するとともに点検扉58を設け
る。
次に、上記実施例における具体的動作を説明する。ま
ず、図外の精米機等の排出口から吐出する米粒をシュー
トパイプ等で供給ホッパー2に投入するとともに主電動
機27及び電動機402を起動させ、シャッター開閉棒5を
引いてシャッター板4をスライドさせ、供給ホッパー2
内の米粒を開口部3から主選別盤22上に落下させる。
一方、主選別盤22は、クランク軸19,クランクアーム21
等からなる振動機構によって振動する主ファンケース7
と共に振動し、また、ファン25によって発生する気流
は、第4図に示すように噴風孔30から主選別盤22上に噴
き出している。このような状態において、前記開口部3
から主選別盤22上に落下した米粒は、しだいに主選別盤
22の全面に均一に拡散されるとともに、噴風30からの噴
風によってわずかに主選別盤22,盤面から浮上しがちに
なり、開口部3からさらに落下する米粒に押されながら
傾斜下方端の精品流出口34側に流下し、ついには精品流
出口34から精品流下樋52内に落下し、精品排出樋53を経
て機外に取り出される。
これに対し、米粒中に混入する石屑は米粒よりも比重が
大きいので、振動作用を受ける間に米粒層の底部に沈
み、突起31によって傾斜上方の混合粒落下口33側へ押し
上げられ、ついには混合粒落下口33から横送樋35内に落
下する。このとき、石だけが横送樋35に落下する訳では
なく、混合粒落下口33付近の米粒がある程度石と共に落
下する。
こうして、横送樋35に落下した石は二度と主選別盤22上
に戻ることはなく、石と米粒との混合粒の流れとなって
連絡口36側へ搬送される。すなわち、主ファンケース7
からの気流が噴風突起37のき裂38から側壁39に対して斜
め方向に噴き出し、これにより、混合粒は側壁39に衝突
しながらしだいに連絡口36に導かれる。また、横送樋35
も主ファンケース7とともに振動しているので、横送樋
35内の混合粒もこの振動作用を受け、側壁39に対して斜
め方向に向く突起31による揺り寄せ作用によって搬送が
助長されるものである。なお、横送樋35を連絡口36に向
けてスロープ状に形成すると、いっそう搬送速度が上昇
する。
横送樋35によって搬送され、連絡口36から副選別盤41の
二次選別部43に落下した(前述したように、連絡口36と
副選別盤41との間には段差がある)混合粒は、主選別盤
22と同様に、振動作用及びファン401の気流が噴風孔30
から噴出する作用によって米粒がわずかに浮上しながら
排出部44側に流動し、排出部44に至った米粒は、精品流
出口45側に向く噴風突起46からの噴風によって急速に精
品流出口45側に搬送され、精品流出口45から精品流下樋
52内に落下し、主選別盤22の精品流出口34から落下する
精品と共に精品排出樋53から機外に取り出される。
他方、石は樋底に沈み、突起31によってせき止め部42側
へ揺り上げられ、急傾斜したせき止め部42によってせき
止められる。こうして、二次選別部43によって精選され
た石が揺り上げられてせき止め部42にある一定量以上た
まってくると、第6図に示すように、一定量を越えた石
はオーバーフローして石落下口48から石流下樋50を経て
石排出樋51内を流下して機外へ排出される。つまり、せ
き止め部42付近は石だけの状態に濃縮されるので、石落
下口48から精品が落下することは皆無である。
以上がいわゆる定常運転時における動作であり、以下に
運転終了時の動作について説明する。定常運転続行中に
供給ホッパー2内の原料米粒がなくなると、主選別盤22
上の米粒は、供給ホッパー2から落下する米粒に押され
て流下することがなく、振動作用によって混合粒落下口
35側に揺り上げられ、全て混合粒落下口35から横送樋35
内へ落下する。
横送樋35内に落下した米粒は、連絡口36側へ搬送されて
連絡口36から副選別盤41に流入し、二次選別部43によっ
て精品は排出部44側へ、石はせき止め部42側へそれぞれ
分離して搬送され、精品は精品流出口45から精品流下樋
52内に落下し、石は石落下口48から石排出樋51内へ落下
して機外へ取り出される。そして、横送樋35から搬送さ
れる米粒がなくなると、米粒はせき止め部42にせき止め
られて上送することができず、わずかに浮上した状態
で、かつ、一定量を保持したまま二次選別部43上に滞留
する。このときに至って、ファン停止スイッチ404によ
って電動機402へ通電を断ち、ファン401の回転を停止す
る。これにより、二次選別部43上に滞留する米粒は、二
次選別部43の突起31によって揺り上げられてせき止め部
42に押し寄せ(安息角が変化する)、石落下口48から落
下する(せき止め部42が粗雑面であると効果的であ
る)。この際、せき止め部42にせき止められていた石
は、米粒に押されて石落下口48から落下し、米粒と共に
石排出樋51を経て全量が機外に取り出される。
第7図は副選別盤41のせき止め部の別の実施例を示し、
せき止め部42Aは、急傾斜にすることなく、二次選別部4
3と同一の傾斜にて固着し、二次選別部43側へ向く噴風
突起54を多数設け(第5図参照)、噴風突起54のき裂55
は副ファンケース40に連通する。
この場合は、二次選別部43で選別された石は、噴風突起
54の噴風作用によっていったんせき止められ(米粒は二
次選別部43側へ噴き戻される)、石がある程度たまって
きた時点でオーバーフローして石落下口48から石だけが
落下する。そして、運転終了時において、副ファンケー
ス40のファン401の回転を停止すると、せき止め部42Aに
せき止められていた石及び二次選別部43に滞留する米粒
は、噴風突起54の噴風作用を受けることなく石落下口48
から全量落下する。
なお、上記各実施例において、運転終了時に副ファンケ
ース40のファン401を停止するに際し、ファン401と直結
する電動機402への通電を断つファン停止スイッチ404
(例示したものに限ることなく、機内に設けてもよく、
またいかなるスイッチ機構でもよい)を、供給ホッパー
2底部に装着したレベルセンサー6からの信号によって
作動させ、さらに、レベルセンサー6とファン停止スイ
ッチとの間にタイマー(図示せず)を介在させ、レベル
センサー6が「供給ホッパー空」を検出したとき前記タ
イマーを作動させ、適宜な時間(主選別盤22上の米粒を
横送樋35を経て二次選別部43へ搬送するに要する時間)
経過後にタイマーがタイムアップすることにより、電動
機402を停止させるよう形成すると自動運転が可能とな
る。
また、第2図に示すように、石排出樋51に混合粒取出樋
56を分岐して設けるとともに分岐部には切換弁57を装着
し、電動機402が停止すると同時に電磁ソレノイド(図
示せず)等によって切換弁57を切換えて混合粒取出樋56
を開口し、最終時に排出される微量の混合粒を石とは別
に収集することにより、完璧な選別が行えるものであ
る。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、石混じりの混合粒を
別の小型の石抜選別機に搬送して再選別することなく、
当該石抜選別機において一定の能力を確保しつつ精選す
ることができる。すなわち、混合粒を選別する副選別盤
の二次選別部の傾斜下方側には、傾斜下端の精品流出口
に向く噴風突起を備えた排出部を形成したので、二次選
別部で選別されて流下しようとする米粒(精品)は、噴
風突起からの噴風によって急速に精品流出口から流下
し、これにより、二次選別部での精品のだぶつきがなく
なり、横送樋から搬送されてくる混合粒をいち早く精選
するので高い選別能力が確保できる。
加えて、副選別盤へ送風する副ファンケースのファンを
停止するスイッチを設け、運転終了間隙にファンを停止
することにより、二次選別部に滞留しがちな米粒を一気
にせき止め部へ揺り上げるとともに石落下口から排出さ
せることで、機内に米粒を残留させることなく、全量を
排出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の側断面図、第2図は第1図
の要部拡大斜視図、第3図は第1図の一部拡大平面図、
第4図は第3図におけるA−A断面図、第5図は同じく
B−B断面図、第6図は同じくC−C断面図、第7図は
別の実施例の一部を示す平面図、第8図は従来例の斜視
図である。 1……機枠、2……供給ホッパー、3……開口部、4…
…シャッター板、5……シャッター開閉棒、6……レベ
ルセンサー、7……主ファンケース、8,9……支軸、10
……軸受、11……揺動アーム、12……支軸、13,14……
軸受、15……揺動アーム、16……支軸、17……軸受、18
……クランクプーリー、19……クランク軸、20……取付
け板、21……クランクアーム、22……主選別盤、23……
吸気口、24……ファン軸、25……ファン、26……ファン
プーリー、27……主電動機、28……モータープーリー、
29……Vベルト、30……噴風孔、31……突起、32……側
壁、33……混合粒落下口、34……精品流出口、35……横
送樋、36……連絡口、37……噴風突起、38……き裂、39
……側壁、40……副ファンケース、401……ファン,402
……電動機、403……吸気口、404……ファン停止スイッ
チ、41……副選別盤、411……側壁、42……せき止め
部、43……二次選別部、44……排出部、45……精品流出
口45、46……噴風突起、47……き裂、48……石落下口、
49……軸、50……石流下樋、51……石排出樋、52……精
品流下樋、53……精品排出樋、54……噴風突起、55……
き裂、56……混合粒取出樋、57……切換弁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ箱形の機枠1内に振動自在に支持した
    主ファンケース7の上部に、多数の突起31と噴風孔30と
    を形成した主選別盤22を緩傾斜して載設し、主選別盤22
    の傾斜下端を精品流出口34に、傾斜上端を混合粒落下口
    33となした石抜選別機において、前記主選別盤22の一側
    には副選別盤41を緩傾斜して添設し、副選別盤41の一部
    は多数の突起31と噴風孔30とを形成した二次選別部43と
    なすとともに、二次選別部43の傾斜上方側にはその上端
    を石落下口48となしたせき止め部42を、同じく傾斜下方
    側には傾斜下方端に形成した精品流出口45に向く噴風突
    起46を備えた排出部44をそれぞれ設け、前記混合粒落下
    口33から落下する混合粒を副選別盤41に搬送する横送樋
    35を設けるとともに横送樋35と副選別盤41とを連絡口36
    によって接続し、さらに、前記副選別盤41の下部にはフ
    ァン401とこのファン401を回転させる電動機402とを備
    えた副ファンケース40を設け、当該石抜選別機の運転終
    了時に、主ファンケース7のファン25よりも先に副ファ
    ンケース40のファン401を停止すべく電動機402と連結し
    たファン停止スイッチ404を設けたことを特徴とする石
    抜選別機。
  2. 【請求項2】上記主選別盤22に原料を投入する供給ホッ
    パー2の底部付近にはファン停止スイッチ404と連結す
    るレベルセンサー6を装着してなる特許請求の範囲第
    (1)項記載の石抜選別機。
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