JPH0678893B2 - 表面微細形状測定装置 - Google Patents

表面微細形状測定装置

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JPH0678893B2
JPH0678893B2 JP4933986A JP4933986A JPH0678893B2 JP H0678893 B2 JPH0678893 B2 JP H0678893B2 JP 4933986 A JP4933986 A JP 4933986A JP 4933986 A JP4933986 A JP 4933986A JP H0678893 B2 JPH0678893 B2 JP H0678893B2
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雅人 中島
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 本発明は、被測定物にレーザビームを照射して表面の微
細形状を測定する装置において、その測定分解能を可変
にし、しかも上記ビームの光量変動による測定感度の変
動を防止するため、内径の異なる複数の孔を設けた回転
板により、上記孔の内径に応じた所望のビーム径を得る
ことができるようにし、更にそれぞれの孔に対してその
面積に反比例した光学的透過率を持つ光学フィルタを取
付けることにより、上記孔を介して得られるビームの光
量が一定になるようにしたものである。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、被測定物(例えば半導体素子等)の表面の微
細形状をレーザ光を用いて計測する装置に関し、特には
上記レーザ光のビーム径を調節するためのビーム調節部
の改良に関する。
昨今、半導体等の製造技術の高度化に伴い、光学的な微
細形状計測技術はその重要性を増してきている。
〔従来の技術〕
従来、表面の微細形状を計測する手段としては、ダイヤ
モンド針で表面に触れながら形状を計測する触針法と、
レーザビームの小さなスポットを表面にあてて、その焦
ずれを検出することにより形状を計測する焦ずれ検出法
とが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記触針法は、表面を傷つける破壊試験であるため、半
導体素子等の表面の測定には向かない。また、焦ずれ検
出法は、測定分解能が例えば1.6μm程度に固定されて
おり、しかも測定スパンが短い等の欠点があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、被破壊試験である
ことは勿論、測定分解能を自由に変更することができる
とともに、その変更に伴う測定感度の変動をも防止でき
る表面微細形状測定装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、レーザ光源から
出力されたレーザ光のビーム径を調節するための手段で
あるビーム径調節部として、内径のそれぞれ異なる複数
の孔を設けた回転板を備え、更に、上記複数の孔のそれ
ぞれに対してその孔の面積に反比例した光学的透過率を
持つ光学フィルタを取付けたことを特徴とする。
〔作 用〕
レーザ光源から出力されたレーザ光が上記回転板に設け
られた孔を通過すれば、その孔の内径に応じたビーム径
に変換される。すると、被測定物の表面上におけるレー
ザ光のスポット径も上記孔の内径に応じて変換し、それ
に伴い測定分解能も変化する。従って、回転板に設けら
れた上記複数の孔の中から1つの孔を選択すれば、その
孔の内径に対応した所望の分解能を得ることができる。
また、上記孔を通過したレーザ光の光量は、その孔の面
積に比例する。そのため、このままでは孔が代われば光
量も変化し、それに伴い測定感度も変動することにな
る。しかし本発明では、各孔ごとにその面積に反比例し
た光学的透過率を持つ光学フィルタを取付けてあるの
で、各孔を通過した光は上記光学フィルタによって光量
調節され、全て同一の光量を持つようになる。従って、
上述したような測定感度の変動がなくなる。
〔実 施 例〕
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説
明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す概略構成図である。
同図においては、まずHe−Neレーザ等のレーザ光源1で
出射されたレーザ光L1は、ビーム径調節部2および反射
鏡3を介して被測定物Mの表面に所望のビーム径で照射
される。
上記ビーム径調節部2は、ビームエクスパンダ21、円形
の回転板22および凸レンズ23から構成されており、上記
回転板22には、その回転軸22aを中心とする同心円上
に、内径のそれぞれ異なる複数の孔22bが設けられ、更
にそれらの孔22bにはその面積に反比例した光学的透過
率を持つ濃度フィルタ22cが取付けられている。
このような構成からなるビーム径調節部2においては、
上記レーザ光L1はビームエクスパンダ21によって太い平
行光束にされ、次に回転板22のいずれかの孔22bを通過
することにより、その孔22bの内径に対応したビーム径
に変換される。ここで、上記孔22bを通過した光は、そ
れぞれの孔の面積に比例した光量を持っているので、次
に上記濃度フィルタ22cを通過することにより、全て一
定の光量に調節される。従って、回転板22を通過した光
は、その通過した孔22bの内径に対応したそれぞれのビ
ーム径を持つにもかかわらず、その光量は全て一定にな
る。このように光量を一定にすることにより、後述する
積分演算回路9における測定感度の低下を防止してい
る。
然して、回転板22を通過した各種のビーム径を持つ光
は、凸レンズ23によって反射鏡3を介して被測定物Mの
表面に焦光される。ここで、被測定物M上でのレーザ光
のビーム径aと、回転板22の上記孔22bの内径(以下、
ホール径と称す)bとの関係を第2図に示す。すると、
光の干渉により、ホール径bが大きい程、ビーム径aは
小さく絞られることがわかる。
次に、被測定物M上からの反射光L2は、反射鏡4を介し
て分割プリズム5に導かれる。この分割プリズム5は、
上記反射光L2の反射方向が被測定物Mの表面に対して垂
直であるときにその反射光L2を2方向に2等分するよう
な位置に固定してある。従って、被測定物Mの表面に微
細な凹凸(傾斜)があると、その傾斜角に応じて反射方
向が変化するため、分割プリズム5によって分割される
光の量が2方向で異なってくる。このようにして2方向
に分割された光は、それぞれ増倍型光電管(以下、ホト
マルと称す)6,7によって検出され、電気信号に変換さ
れて差動アンプ8に送られる。
差動アンプ8の出力には、上記2つのホトマル6,7の出
力差、すなわち被測定物M表面の傾きのベクトル量が現
れる。従って、反射鏡3,4に対して被測定物Mをその表
面方向(x方向)に一定速度で移動させることにより、
被測定物Mの表面全体の傾きデータを作動アンプ8の出
力として得ることができる。次に、この作動出力は積分
演算回路9によって積分され、その積分値は被測定物M
の表面の高さ(Z方向)を表わすことになり、その積分
結果をx方向に見ていけば、被測定物M表面の凹凸状態
を測定することができる。
そこで、第3図(a),(b),(c)に被測定物M上のビーム
径aをそれぞれ0.5,0.1,0.07mmφとした場合の作動アン
プ8および積分演算回路9の各演算出力を示す。する
と、同図(a)のようにビーム径aが大きければ、表面の
大きな波長成分(うねり)を測定することができ、また
一方、同図(c)のようにビーム径aが小さければ、表面
の細かい凹凸(粗さ)までも測定することができる。従
って、上記ビーム径aとホール径bとは第2図に示した
関係にあるので、上述した回転板22を動かしてビーム径
aと対応するホール径bを選択することにより、所望の
測定分解能を簡単に得ることができる。
なお、積分演算回路9では、作動アンプ8の出力(すな
わち、ホトマル6,7の出力差v)を積分することによっ
て表面高さZを得ているが、その演算式は、 で与えられる。測定は、x方向に一定間隔Δxごとに点
x=xi(i=0,1,・・・,N+1)について行われるもの
とする。
上記式(1)中、レーザビームの被測定物M表面と分割プ
リズム5との間の距離であるlЕは、ビーム径aを変化
させても常に一定である。ところが、ホトマル6,7の出
力差v(mV)を分割プリズム5に対するビーム変位に換
算する係数であるK(K=dv/ds:mV/mm)は、分割プリ
ズム5に入射するレーザ光の光量によって大きく変化
し、この係数Kが小さくなると測定感度も低下する。そ
こで、第1図に示したように、回転板22の各孔22bに対
して前述したような濃度フィルタ22cを取付けることに
より、光量を一定にし、上記係数Kを一定に保ってい
る。
参考までに、濃度フィルタ22cを取付けない場合と取付
けた場合とで、ビーム径aに対する係数Kの変動を、そ
れぞれ第4図(a),(b)に示す。濃度フィルタ22cがなけ
れば、同図(a)のように、ビーム径aが大きくなるにつ
れ(すなわち、ホール径bが小さくなるにつれ)、光量
が低下することにより、直線の傾きであるKが小さくな
る。一方、濃度フィルタ22cがあれば、同図(b)のよう
に、ビーム径aが変化しても光量が一定なので、Kは変
化せず、常に大きな値に一定に保つことができる。従っ
て、濃度フィルタ22cを取付けた本実施例では、回転板2
2でいずれの穴22bを選択した場合であっても、常にKが
一定値であるため、測定感度を一定に高く維持すること
ができる。
なお、濃度フィルタ22cを用いて光量を調節する他に、
差動アンプ8の後段にアンプ10を追加し、このアンプ10
を用いて上記係数Kを調節することもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、表面の微細形状を
非破壊で測定できるとともに、所望の測定分解能を容易
に得ることができ、しかもその測定分解能の変更に伴う
測定感度の変動をも防止することができる。従って、近
年の半導体製造技術等の高度化にも容易に適応できる、
非常に高精度の表面微細形状測定装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略構成図、 第2図は被測定物M表面におけるレーザビーム径aと回
転板22に設けられた孔22bの内径(ホール径)bとの関
係を示す図、 第3図(a),(b),(c)は各種ビーム径における傾きデー
タ(差動アンプ8の出力)および表面高さ(積分演算回
路9の出力)を示す図、 第4図(a),(b)はそれぞれ濃度フィルタ22cのある場
合、ない場合における分割プリズム5に対するビームの
変位Sとホトマル6,7の出力差vとの関係を示す図であ
る。 1……レーザ光源、 2……ビーム径調節部、 3,4……反射鏡、 5……分割プリズム、 6,7……ホトマル(増倍型光電管)、 8……差動アンプ、 9……積分回路、 21……ビームエクスパンダ、 22……回転板、 22b……孔、 22c……濃度フィルタ.

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光源(1)から出力されビーム径調
    節部(2)を介して所望のビーム径に変換されたレーザ
    光を被測定物(M)の表面に照射し、該表面からの反射
    光を分割手段(5)によってその反射方向に応じた光量
    を持つ2方向の光に分割し、それぞれを一対の光検知手
    段(6,7)で検知して、該光検知手段(6,7)のそれぞれ
    の出力信号に基づき演算手段(8,9)で前記被測定物
    (M)の表面の微細形状を算出する表面微細形状測定装
    置において、 前記ビーム径調節部(2)は内径のそれぞれ異なる複数
    の孔(22b)を設けた回転板(22)を備え、かつ前記複
    数の孔(22b)のそれぞれに対して該孔(22b)の面積に
    反比例した光学的透過率を持つ光学フィルタ(22c)を
    取付けたことを特徴とする表面微細形状測定装置。
  2. 【請求項2】前記複数の孔(22b)は前記回転板(22)
    の回転中心(22a)を中心とする同心円上に設けられて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の表面
    微細形状測定装置。
  3. 【請求項3】前記回転板(22)は円板状であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の表面
    微細形状測定装置。
  4. 【請求項4】前記光学フィルタは、濃度フィルタ(22
    c)であることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至
    第3項のいずれか1つに記載の表面微細形状測定装置。
  5. 【請求項5】前記ビーム径調節部(2)は前記回転板
    (22)の前段にビームエクスパンダ(21)を備え、該ビ
    ームエクスパンダ(21)を介して得られた太い平行光束
    を前記回転板(22)に設けられた前記孔(22b)に入射
    させることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4
    項のいずれか1つに記載の表面微細形状測定装置。
  6. 【請求項6】前記分割手段は分割プリズム(5)である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第5項のい
    ずれか1つに記載の表面微細形状測定装置。
  7. 【請求項7】前記演算手段は、前記一対の光検知手段
    (6,7)のそれぞれの出力信号を入力信号とする差動増
    幅器(8)と、該作動増幅器(8)の出力信号を積分す
    る積分演算回路(9)とからなることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項乃至第6項のいずれか1つに記載の表
    面微細形状測定装置。
  8. 【請求項8】前記光検知手段は増倍型光電管(6,7)で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第7項
    のいずれか1つに記載の表面微細形状測定装置。
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