JPH0678714A - 梹榔膏組成物 - Google Patents

梹榔膏組成物

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JPH0678714A
JPH0678714A JP4154005A JP15400592A JPH0678714A JP H0678714 A JPH0678714 A JP H0678714A JP 4154005 A JP4154005 A JP 4154005A JP 15400592 A JP15400592 A JP 15400592A JP H0678714 A JPH0678714 A JP H0678714A
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betel
liquor
protein
ingredient
food
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Kojin Sho
興仁 蕭
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、いままで石灰を含む梹榔膏の引き
起こす病害を完全に改善し、新しい梹榔膏で無害な梹榔
咀嚼物と、梹榔の成分を含む食品を提供する事がであ
る。 【構成】 本発明は、生薬、甘味料、保存剤、香料、増
粘結合剤、安定剤、色剤、などの添加剤のなかから少な
くとも一種類を含有し;更に、−NH、=NH、−N
H−、≡N、−CONH−、−CO−、−HCO−、−
COOR−、−O−のグループから選ばれる少なくとも
一つの官能基をもつ可食性化合物、から選ばれる少なく
とも一種類を含有する梹榔膏組成物に関するもの。それ
から、梹榔膏組成物をもって任意のキンマ、キンマハ
葉、キンマ茎、タバコ、更に梹榔或るは梹榔子、を含有
する梹榔咀嚼組成物;伝統の食品に梹榔の成分を含有せ
しめ、梹榔の成分を含む食品に関するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高アルカリ性石灰を含ま
ず、口腔の病気を生じることなく、かつ食べられる梹榔
膏及びそれを含む食品に関する。
【0002】
【従来の技術】梹榔咀嚼組成物には、普通、梹榔膏(A
reca food additive)のほかに生薬
の必要原料の梹榔(Areca)、梹榔子(Areca
─nut)、梹榔干の中から少なく一種を選ぶ、又或る
ときには生薬の次要原料のキンマ(Betel pep
per)、キンマ葉、キンマ茎、タバコの中から一種を
選んでつけ加える。梹榔膏は常に高アルカリ性石灰を主
成分とし、その外はガンビル(gambir)、タバ
コ、コーヒー、ココアらの生薬と添加剤から選んで添加
する。生薬に含むポリフィノル(poly pheno
l compound)は鞣質のような作用をもち、渋
味は勿論、いろいろな口腔の病気をきたし故、石灰を添
加物として梹榔膏に添加する。
【0003】発明者の観察と研究の結果に依ると、石灰
は高アルカリ性化学薬品であるからつきの欠点が掲げら
れる。 (1)高アルカリ性石灰は口腔の粘膜を腐食する。 (2)ポリフィノルと口腔の粘膜との反応は石灰の高ア
ルカリ性により、一層強くなつて口腔の病気をきたす。 (3)歯が石灰の高アルカリ性によつて劣化され、酸、
辛い、熱と冷たい食物に耐えなくなる。 (4)石灰とポリフィノルとが胃に入ると胃の病気を引
き起し、それから便秘と結石も起こす。 (5)石灰とポリフィノルと接觸すると鮮やかな紅色を
形成する。故に咀嚼者の歯と唇が鮮紅色に染められる。 (6)鮮紅色な汁を吐くと環境を汚染する。これらの問
題があるこそ梹榔咀嚼組成物を噛む者が周囲の人から嫌
われ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】梹榔咀嚼組成物が嗜好
品として好まれる理由は、チユインガム(Chewin
g gum)の効果があるだけではなく、興奮、驅虫、
抗真菌、抗病毒、消痰、驅寒、らの薬理作用があるから
である。だから梹榔咀嚼組成物をチユインガムのかわり
にすることが出来ない。これは梹榔咀嚼組成物を噛む人
数がうなぎのぼりに成る原因である。もし梹榔咀嚼組成
物の主成分であり、且つ主要病害の原因である梹榔膏の
欠点を除きく、かつ大量に食べないようにするなら、梹
榔咀嚼組成物が実に人体に助益の特徴がある。タバコの
ようにガンや空気汚染を引き起すばっかりよりましであ
る。
【0005】発明者は科学者の立場から考え、石灰を梹
榔咀嚼組成物から取り除ければ大分の問題が解決でき
る。そこでいろいろな研究の未本発明を完成した。
【0006】
【課題を解決するのための手段】発明者は石灰のポリフ
ィノルとの反應の性能よりよい化合物を発明した。それ
ら化合物を含む咀嚼組成物を咀嚼する際、短い時間て生
薬のポリフィノルと反應をし、口腔の粘膜に害を与える
チヤンスがなくなるという効果がある。本発明の化合物
の大部分は栄養剤であるため、咀嚼組成物の汁を呑んで
も差しつかいない。故に汁を吐く必要もなくなる。それ
は、蛋白質、ポリピプチッド(Polypeptid
e)、アミノ酸(amino acid)、還元性化合
物、アマイド(amide)、エステル(este
r)、及びそれを含む食物が、ポリフィノルに対する反
応は石灰より優れた性能をもつことを発明した。つまり
−NH、=NH、−NH−、≡N、−CONH−、−
CO−、−HCO−、−COOR−、−O−の反応基の
如き、少なくともその反応基の一つを含む可食性化合物
も、ポリフィノルに対してすぐれた性能をもつことを発
明した。−NH、=NH、−NH−、≡N、−CON
H−、−CO−、−HCO−、−CO、−OR−、−O
−の反応基の如き、少なくともその反応基の一つを含む
可食性化合物は単純蛋白質、部分水解蛋白質、ポリピプ
チッド、複合蛋白質と誘導蛋白質からなる蛋白質;アミ
ノ酸;アマイド化合物、還元性化合物、エステル化合
物、とその混合物から選ぶ;その好まし例としでは、ア
ルビュミン(Albumin)、グロビュリン(Glo
bumin)、グルテリン(Glutelin)プロラ
ミン、(Prolamin)、アルビュミノイド(Al
buminoid)、核蛋白質(Nucleoprot
eid)、燐蛋白質(Phosphopro−tei
d)、糖蛋白質(Glycoproteid)、脂蛋白
質(Lipoproteid)、プロテアン(Prot
ean)、メタプロテイン(m−protein)、プ
ロテオース(Proteose)、グリシン(Glyc
ine)、アラニン(Alanine)、アミノ酪酸
(Amino butyric acid)、メチオニ
ン(Methionine)、シスチン(Cystin
e)、システイン(Cysteine)、チロシン(T
yrosine)、プロリン(Proline)、アス
パラギン酸(Aspartic acid)、グルタミ
酸(Glutamic acid)、リジン(Lysi
ne)、アルギンニン(Arginine)、ヒスジン
(Histidine)、クレアチン(Creatin
e)、L−イソルウジン(L−isoleusin
e)、フィブロイン(Fibroin)、セラチン(C
eratin)、乳糖、半乳糖(Galactos
e)、とそれらの混合物が挙げられる。
【0007】上記の化合物、特に蛋白質、アミノ酸と還
元性化合物は皆動物性や植物性食物から作られる。発明
者の研究によって、日常食物穀類、動物性筋、皮、肉、
骨、分泌物や植物性食物及びそれらの加工品とその混合
物が皆ポリフィノルに対して石灰より優れた反応性能を
もつことを発明した。其の特殊例は大豆、アズキ、ソラ
豆、ヤエナリ、エンドウ、インゲン豆、ナンキン豆、ゴ
マ、豆の粕、ナットウ、豆腐、豆乳、ミルク、粉ミル
ク、スキンムミルク、酵母、味噌、玉子粉、花粉、チイ
ズ、海藻、野菜、肉、魚、魚粉、其の加工品とその混合
物が挙げられる。其の反応性は物質に含む反應基の量
と、粒の細かさに依る。反應基の量を簡単に表すには、
蛋白質の含有率を用いればよい。咀嚼組成物には、一口
の大きさ制限が有るから、蛋白質を含む食物が、蛋白質
の含有率が成るべく12%(干態)以上を含むとよい
が、それ外の食品はその制限に従わず。粒度は成るべく
こまかくほどよい。
【0008】梹榔膏に含まれる生薬のポリフィノルと反
応し得る化合物の量は、その反応基の化学反応当量がポ
リフィノルの総当量より大きいことである。本発明の化
合物は単独で使用は勿論、一種類以上のものを混合して
も使いうる。
【0009】梹榔咀嚼組成物の成分は、梹榔膏と固体原
料である。その固体原料は必要原料と次要原料がある、
必要原料は梹榔或梹榔子である、次要原料にはキンマ、
キンマ葉、キンマ茎、タバコがある。味を好くするた
め、必要に応じて前記の梹榔膏には、あるときポリフィ
ノルを含む物質、例えばガンビル、ココア、コーヒーの
ような食物を添加することがある。またあるときには梹
榔膏に、甘味料、色料、保存剤、香料、増粘結合剤、生
薬等のような、ポリフィノルを含まず物質を添加するこ
とがある。
【0010】生薬の化学組成は種類、刈り採る時期によ
ってそのポリフィノルの含む量の範囲が大きく変化す
る。ガンビルが7〜33%のカテキン(d−catec
hin)と22〜50%のガンビルタンニン(Gamb
ir tannin)をふくむ。梹榔子のポリフィノル
の含有量は若い時には約40%、熟成後は約20%と成
る。梹榔、キンマ、キンマ葉、キンマ茎のポリフィノル
の含有量は各々2〜8%、1〜3%、1〜3%と1〜3
%である。ココアには4〜6%、コーヒーには4〜6%
のポリフィノルを含む。
【0011】甘味料には、砂糖、グルコス(Gluco
se)、ガラクトース(Galactose)、キシロ
ース(Xylose)、乳糖、サッカリン(Saccr
in)、甘草(Glycyrrhizin)、糖蜜(M
altose)マンニット(Mannit)、とd−ソ
ルビット(d−Sorbital)、が挙げられる。香
料には、ハッカ(Mint)、バニラ(Vanill
a)、アルデヒド(Aldehyde)、エーセンス
(Essential oil)、シナモン(Cinn
amon)、が挙げられる。保存剤には安息香酸、同じ
塩、サリチル酸(Salicylic acid)、ソ
ルビンサン(Sorbic acid)、同じ塩、デヒ
ドロ酢酸(Dehydroacetic acid)、
同じ塩、パラオキシ安息香酸エステル(p−Oxybe
nzoic ester)、プロピオン酸塩(Salt
of propinic acid)等が挙げられ
る。増粘結合剤には、ペクチン(Pectin)、アラ
ビアガム(Arabic gum)、トラガントガム
(Gum tragacanth)、カラヤガム(Ka
raya gum)、ローカストビーンガム(Locu
st bean gum)、アルギン酸(Algini
c acid)、アルギン酸塩、寒天(Agar)、C
MC(Carboxy methyl cellulo
se)らが挙げられる。他の生薬には、例えば冬帰、甘
草、人参らが挙げられる。
【0012】 前記の添加物は通常梹榔膏組成物に対し
て40重量%以下である。梹榔膏の含水量は、食品の種
類に依って異なる。梹榔膏が梹榔咀嚼組成物として使わ
れるには、梹榔膏が流れない状態であればよい、それは
約梹榔膏組成物に対して70重量%以下である。梹榔膏
を乾燥してつかうことができる。梹榔膏を他の含梹榔又
は含梹榔成分の食品に使うには、その食品のもつ含水量
に従うがよい。反応性をよくするため、各成分の粒度は
なるべく小さくする。調合の順序は先ず、生薬、水、と
ポリフィノルを反応する物質三つを混合し、反応せし
め、それから増粘結合剤を溶かした水溶液と其の他の成
分を調合せしめる。梹榔咀嚼物は、梹榔或梹榔子を主剤
として、梹榔膏と次要原料の生薬との組み合わせであ
り、その組み合わせ方は次きの通りてある: 1、一個の梹榔の割り口に梹榔膏を塗って、或はそれか
らキンマ或るはキンマ茎の一切りを置く。 2、一枚のキンマ葉に梹榔膏を塗る、その塗った面を裏
にし、一個の梹榔或る一切りの梹榔子で包む。 3、梹榔膏をタバコと混ぜり、それから上記第2項のよ
うに従う。
【0013】梹榔膏を他の含梹榔又は含梹榔成分の食品
に使うには、調合の順序は先ず、生薬、水、及びポリフ
ィノルと反応する物質の三つを混合し、反応せしめ、そ
れからその食品と混合し、或るはその食品成分に分散せ
しめる。含梹榔又は含梹榔成分を含む食品は、例えばチ
ユインガム、キヤラメル、ビスケット、飲み物、菓子、
仁丹が挙げられる。上記の食品の製造は、普通その食品
の製造方法に従って適当な段階に添加するがよい。生薬
を食品に使うには、先ず細かくしなければならない。そ
の方法は周知の技術が用いられる、例えば湿状の研磨
物、乾燥の微粉、水又は有機溶剤(例え酒精、エテル、
ヘキサン)をもって成分を抽出して繊維らの残渣を分離
する、或るは、その溶出物の中から有効成分を分離する
らが挙げられる。
【0014】本発明の梹榔膏或るは梹榔咀嚼物は、上記
の通り例えば湿状の研磨物、脱水、乾燥の微粉、水又有
機溶剤をもって成分を抽出して繊維らの残渣を分離す
る、或るは、その溶出物の中から有効成分を分離する、
何れの加工を加わっても本発明の精神から外れず。
【0015】
【実施例】本発明をもっと詳しく説明するため、つきの
比較例と実施例をもって説明するが、本発明の精神を表
す特殊例なので、本発明の範囲をきめるものではない。
【0016】
比較例一】ピクチン0.04gを14gの水に溶け、
それに安息香酸0.02g、シナモン0.4g、蜂蜜1
0gとガンビル8gを順序に加え、ホモナイザ(Hom
ogenizer)で均一化して梹榔膏になった。
【0017】
比較例二】石灰8gを比較例一に付け加えたもの。
【0018】
比較例三】炭酸カルシウム10gを比較例一に付け加
えたもの。
【0019】
【実施例一】酪蛋白粉12gを比較例一に付け加えたも
の。
【0020】
【実施例二】アラビアンガム0.02gを30gの水に
溶け、それに安息香酸0.006g、リンゴのエッセス
0.02g、砂糖1gと大根粉24gを順序に加え、ホ
モナイザで均一化して梹榔膏になった。
【0021】
【実施例三】ロカストビン0.08gを水30gの中に
溶け、それにナトリウムプロピンサン0.2g、ハッカ
0.002g、糖蜜12gを大豆粕粉12gを順序に加
え、ホモナイザで均一化して梹榔膏になった。
【0022】
【実施例四】エステルパラヒドロベンゾエアシト0.0
4gとDマントウル0.2gを水16gに溶けた後、ガ
ンビル粉8gとグルタチオン粉14gを順序に加え、ホ
モナイザで均一化して梹榔膏になった。
【0023】
【実施例五】水8gに、アスパテン粉2gとメタプロテ
イン10gを入れ、ホモナイザで均一化して梹榔膏にな
った。
【0024】
【実施例六】水20gに、ガンビル粉6g、大豆粕粉8
gと大豆粉8gを入れ、ホモナイザで均一化して梹榔膏
になった。
【0025】
【実施例七】味噌40g、米糖粉10gとデヒドロ酢酸
(DHA)0.08gをホモナイザで均一化して梹榔膏
になった。
【0026】
【実施例八】豆腐乳60gをホモナイザで均一化して梹
榔膏になった。
【0027】
【実施例九】豆腐乳60g、甘納豆20gとコーヒー粉
8gををホモナイザで均一化して梹榔膏になった。
【0028】
【実施例十】蜂蜜16gと緑豆粉20gをホモナイザで
均一化して梹榔膏になった。
【0029】
【実施例十一】水20gにDHA0.04gを溶けた
後、蜂蜜6g、海苔粉6g、と粉ミルク16gをいれ、
ホモナイザで均一化して梹榔膏になった。
【0030】
【実施例十二】水40gにアルコール0.8gとシシヤ
モン粉0.2gを混ぜ、それからガンビル粉10g、魚
粉8gとゼラチン粉6gを入れ、ホモナイザで均一化し
て梹榔膏になった。
【0031】
【実施例十三】水8gに、アスパテン(Aspate
n)粉2gとカルシウムグリセロホスフェト20gを入
れ、ホモナイザで均一化して梹榔膏になった。
【0032】
【実験例一】比較例一〜比較例三と実施例一〜実施例十
三にで出来たペストを各々二十等分にする。上記梹榔膏
を各々四等分を各100mlのビーカに取り、水を70
ml入れて、磁石撹拌機で10分間撹拌した後、ろ紙で
ろ過し、ろ液の色を観察した後、液中の遊離ポリフィノ
ルの含有量を分析した。実験結果を表一に示す通り、本
発明の梹榔膏は全て鮮やかな紅色のを生ずることなくう
え、遊離ポリフィノルも検出できず。しかし、現在の技
術(比較例一〜比較例三)では鮮やかな紅色のを生じ、
多量の遊離ポリフィノルを検出した。
【0033】
【表一】
【0034】
比較例四】平均重さ4gの台湾梹榔15個を各々縦に
沿って半分に割り開き、その割り目に比較例一にできた
梹榔膏を一等分塗り付け、その上に1gのキンマのせて
咀嚼物を作る。
【0035】
比較例五】比較例四と同じであるが、その梹榔膏は比
較例二のものを入れ換わる。
【0036】
比較例六】比較例四と同じであるが、その梹榔膏は比
較例三のものを入れ換わる。
【0037】
【実施例十四】比較例四と同じであるが、その梹榔膏は
実施例一のものを入れ換わる。
【0038】
【実施例十五】平均重さ2.8gのキンマ葉15枚、各
々に実施例二の梹榔膏を一等分、キンマ葉の表に塗りつ
ける。他に用意した平均重さ4gの台湾梹榔15個を各
々、一枚のキンマ葉の表に向いて包む、梹榔咀嚼物をつ
くる。
【0039】
【実施例十六】タバコ10gを実施例三の梹榔膏と混ぜ
たものを20等分した。平均重さ2.8gのキンマ葉1
5枚、各々上記の梹榔膏を一等分、キンマ葉の表に塗り
つける。他に用意した平均重さ4gの台湾梹榔15個を
各々、一枚のキンマ葉の表に向いて包む、梹榔咀嚼物を
つくる。
【0040】
【実施例十七】平均重さ8gの台湾梹榔15個を各々縦
に沿って半分に割り開き、その割り目に実施例四にでき
た梹榔膏を一等分塗り付け、その上に0.7gのキンマ
のせて梹榔咀嚼物を作る。
【0041】
【実施例十八】平均重さ4gの台湾梹榔15個を各々縦
に沿って半分に割り開き、その割り目に実施例五にでき
た梹榔膏を一等分塗り付け、その上に0.7gキンマの
せて梹榔咀嚼物を作る。
【0042】
【実施例十九】平均重さ4gの台湾梹榔15個を各々縦
に沿って半分に割り開き、その割り目に実施例六にでき
た梹榔膏を一等分割り付け、梹榔咀嚼物を作る。
【0043】
【実施例二十】平均重さ2.1gのキンマ葉15枚、各
々実施例八の梹榔膏を一等分、キンマ葉の表に塗りつけ
る。他に用意した平均重さ4gの台湾梹榔15個を各
々、一枚のキンマ葉の表に向いて包む、梹榔咀嚼物をつ
くる。
【0044】
【実施例二十一】平均重さ2.1gのキンマ葉15枚、
各々実施例八の梹榔膏を一等分、キンマ葉の表に塗りつ
ける。他に用意した平均重さ1.5gの台湾梹榔膏15
個を各々、一枚のキンマ葉の表に向いて包む、梹榔咀嚼
物をつくる。
【0045】
【実施例二十二】平均重さ4.2gの台湾梹榔15個を
各々縦に沿って半分に割り開き、その割り目に実施例十
にできた梹榔膏を一等分塗り付け、その上に0.3gキ
ンマの藤のせて梹榔咀嚼物を作る。
【0046】
【実施例二十三】平均重さ4.1gの台湾梹榔15個を
各々縦に沿って半分に割り開き、その割り目に実施例十
一にできた梹榔膏を一等分塗り付け、その上に1.5g
キンマのせて梹榔咀嚼物を作る。
【0047】
【実施例二十四】平均重さ8.1gの台湾梹榔15個を
各々縦に沿って半分に割り開き、その割り目に実施例十
二にできた梹榔膏を一等分塗り付け、その上に1gキン
マのせて梹榔咀嚼物を作る。
【0048】
【実施例二】比較例四〜六、実施例十四〜実施例二十四
にで出来た咀嚼物をおのおの十個を取り、絞り砕し機で
砕し、水200mlを加え、撹拌機を持って10分間撹
拌したのち、ろ紙にで固液を分離した。溶液の色を観察
したのち、溶液に含む遊離ポリフィノル量を分析した。
結果は表二に示した通り、本発明のものは皆ポリフイノ
ルを含まずうえ溶液の色が淡くが、伝統の技術では多量
のポリフィノルを含む、それして溶液の色が鮮やかな紅
色。これで本発明の優れさを証明した。
【0049】
【表二】
【0050】
【実施例三】比較例四〜六、実施例十四〜実施例二十四
にで出来た咀嚼物をおのおの五個を取り、五人に配り、
咀嚼の感官実験を行ない、その咀嚼汁の色とあじの結果
を表三に示す通りでした。本発明のものは皆芳香りその
上溶液の色が淡くが、伝統の技術では多量のポリフィノ
ルを含む、それして溶液の色が鮮やかな紅色。これで本
発明の優れさを証明した。
【0051】
【表三】
【0052】
実施例二十五】実施例22の梹榔咀嚼物80個(=9
86g)を裁断して細かく研磨した後乾燥を行なう。前
以て鍋にチクルガムChicle Gum)130g,
粉糖215g、麦芽糖25gを入れて加熱溶解と混練り
を行ない。それから前記の乾燥物とスーパーミント(S
uper mint)1gをいれ、一緒に混練し、最後
に軸圧練、圧延、裁断と包装を経て2x7.5x0.2
cmのチイウンガム製品と成る。
【0053】
実施例二十六】梹榔を含むキヤンデイの製造例です。
実施例19の梹榔咀嚼物50個(=105g)を裁断し
て細かく研磨した。前以て鍋に澱粉6g、砂糖100
g、水あめ100gと水30gを混合溶解した混合物に
入れ加え、100〜105℃にで透明になるまで煉糖を
煮詰める。濃度が90%と温度が110℃になったら、
バーター(Butte)15gをいれて煮詰める。12
1℃になったら上記の梹榔咀嚼物をゆっくり煉糖に加わ
って、撹拌を速め、110℃にで煮詰め、含水量が8%
になったら糖胚、拉胚、圧型、栽断及び包装を経て梹榔
を含むキヤンデイの製品になる。
【0054】
実施例二十七】梹榔の成分を含む飲みものの製造例で
ある。梹榔35を細かく研磨した物を、前以て鍋にミル
ク310gを撹拌しながら、60℃まで加熱して砂糖3
5g、水あめ6g、とアルギン酸ナトリウム1gを加え
て溶解液に入れ加える。ホモナイザにで均一にした後、
缶につめて105℃の温度にで20分間の熱処理を経て
梹榔の成分を含む飲みものの製品になる。
【0055】
実施例二十八】梹榔の成分を含むビスケトの製造例で
ある。梹榔子30を細かく研磨した物を、前以て鍋に玉
子200gを泡立器で白っぽいクリーム状になるまで良
くねったところにいれ、それから粉糖20gをいれ、さ
らによく混ぜ合わせ、それからレモン・エッセンス少々
を加えて、さらに練り、麺粉50g、澱粉50g、をい
れ、軽く混ぜ合わせる。オーブンプレートに薄くサラ油
をひき、その生地を厚さ5mm、縦4cm横5cmの形
にした後、上にミルクをスプレした後、190℃のオー
ブンで20分焼く。
【0056】
実施例二十九】梹榔の成分を含むドリンクの製造例で
ある。梹榔400gを砕き、500gの水、90℃にで
20分溶出した後、大豆粕30gを入れて、10分撹拌
してからろ過した。ろ液にアルコル10g、砂糖180
g、グルコース120g、燐酸2g、レモン・エッセン
ス0.8g、と水を加えて3000gになる。水は皆空
気を除いてから使う。混合液を炭酸冷郤器に送り、4℃
に冷郤いたら壓力701bの炭酸ガスを吸收せしめる、
それから250mlの瓶に詰めて、封締める。実施例二
十五〜二十九の製品を各々五人に試食させ、結果が皆渋
味が無くうえ、梹榔を噛むようななスッキリした感じが
する。
【0057】
【発明の効果】上記の通り、本発明によって、いままで
石灰を含む梹榔膏の引き起こす病害を完全に改善し、新
しい梹榔膏で無害な梹榔咀嚼物と、梹榔の成分を含む食
品を提供する事ができる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生薬、甘味料、保存剤、香料、増粘結合
    剤、安定剤、色剤、などの添加剤から少なくとも一種類
    を含有し;更に、−NH、=NH、−NH−、≡N、
    −CONH−、CO−、−HCO−、COOR−、−O
    −のグループから選ばれる少なくとも一つの官能基をも
    つ可食性化合物、から選ばれる少なくとも一種類を含有
    する梹榔膏組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1の梹榔膏組成物において、その
    可食性化合物が蛋白質及び/或は蛋白質を含む食物は、
    単純蛋白質、複合蛋白質、誘導蛋白質と蛋白質の水解物
    からなる蛋白質;アマイド(Amide)化合物、還元
    性化合物、エステル(Ester)化合物、とその混合
    物から選ぶ;その好ましい例としでは、アルビュミン
    (Albumin)、グロビュリン(Globumi
    n)、グルテリン(Glutelin)、プロラミン
    (Prolamin)、アルビミノド(Albumin
    oid)、核蛋白質(Nucleoproteid)、
    燐蛋白質(Phosphoproteid)、糖蛋白質
    (Glycoproteid)、脂蛋白質(Lipop
    roteid)、プロテアン(Protein)、メタ
    プロテアン(m−Protein)、プロテオース(P
    roteose)、フィブロイン(Fibroin)、
    ケラチン(Keratin)、ゼラチン(gelati
    n);蛋白質を含有する食物その好ましい例としでは、
    豆類、粉ミルク、脱脂粉ミルク、酵母、味噌、肉、玉
    子、海苔、小麦胚、花粉、チーズ、豆腐、納豆、骨粉、
    皮、魚粉;とそれらの混合物であることを特徴とする請
    求項1の梹榔膏組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1の梹榔膏組成物において、その
    添加剤が、ガンビル、タバコ、コーヒー、ココアらの生
    薬;砂糖、グルコス、ガラクトース、キシロース、乳
    糖、サッカリン、甘草、糖蜜、マンニットとソルビット
    らの甘味料;ハッカ、バニラ、デヒド、エーセンス、シ
    シャモンらの香料;安息香酸、同じ塩、サリチル酸、ソ
    ルビンサン、同じ塩、デヒドロ酢酸、同じ塩、パラオキ
    シ安息香酸エステル、プロピオン酸塩らの保存剤;ペク
    チン、アラビアガム、トラガントガム、カラヤガム、ロ
    ーカストビーンガム、アルギン酸、寒天、CMC、Na
    −CMC、アルギン酸プロピレン・グライコルらの増粘
    結合剤;の中から選ぶことを特徴とする請求項1の梹榔
    膏組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1の梹榔膏組成物;任意のキン
    マ、キンマ葉、キンマ茎、タバコ;更に梹榔或るは梹榔
    子、を含有する梹榔咀嚼組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1の梹榔膏組成物、伝統の食品、
    更に梹榔の成分を含有するを特徴とする梹榔の成分を含
    む食品。
  6. 【請求項6】 梹榔の有効成分を含む食品には、伝統の
    食品に梹榔の有効成分を均一に調製する、その特徴は梹
    榔或るは梹榔子より梹榔の有効成分を製造する際、梹榔
    膏組成物をもって梹榔のポリフィノルと作用して分離す
    ることである梹榔の有効成分を含む食品。
  7. 【請求項7】 請求項1、4、5、と6の記載の梹榔膏
    組成物には−NH、=NH、−NH−、≡N、−CO
    NH−、−CO−、−HCO−、−COOR−、−O−
    グループから選ばれる少なくとも一つの官能基をもつ可
    食性化合物が、ポリフィノルと反應しうる化学当量は、
    生薬が含むポリフィノルの当量より大きいことを特徴と
    する梹榔膏組成物。
  8. 【請求項8】 請求項5の梹榔の成分を含む食品には、
    その梹榔の成分が梹榔を粉末或はペストにし、水或は有
    機溶剤の抽出物、水或は有機溶剤の抽出物から分離した
    梹榔の有効成分のグルプから選ぶことを特徴とする梹榔
    の成分を含む食品。
  9. 【請求項9】 請求項5と請求項6の梹榔の成分を含む
    食品には、その伝統の食品が咀嚼組物、チインガム、キ
    ヤラメル、ビスケット、飲み物、菓子、仁丹らのグルプ
    から選ぶことを特徴とする梹榔の成分を含む食品。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6531166B2 (en) * 2000-12-26 2003-03-11 Council Of Scientific And Industrial Research Use of betel leaf extract to induce IFN-gamma production from human peripheral blood T cells and as a Th1 type immunomodulator
JP2013000013A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Kawahara Shokai:Kk 栄養補助食品及び栄養補助食品の製造方法
CN103704715A (zh) * 2013-10-18 2014-04-09 宋交愚 用于配入槟榔干果内的添加剂组合物及其制备、富硒槟榔干果及其加工方法
CN109123290A (zh) * 2018-09-04 2019-01-04 海南省阿尔卡饮料有限公司 一种槟榔配方

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