JPH067787Y2 - 逆浸透膜装置 - Google Patents

逆浸透膜装置

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JPH067787Y2
JPH067787Y2 JP8760587U JP8760587U JPH067787Y2 JP H067787 Y2 JPH067787 Y2 JP H067787Y2 JP 8760587 U JP8760587 U JP 8760587U JP 8760587 U JP8760587 U JP 8760587U JP H067787 Y2 JPH067787 Y2 JP H067787Y2
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JP
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osmosis membrane
reverse osmosis
vessel
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water
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雅典 東都
郁夫 神藤
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Organo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は有機物や濁質、コロイダル物質、微生物等を多
量に含有した工業用水あるいは産業排水の処理に用いら
れる逆浸透膜装置に関するものである。
[従来の技術] 従来から工業用水あるいは産業排水の処理に、複数個の
逆浸透膜モジュールを1ベッセル内に直列状に充填し、
これを多段に連結して処理効率を高めるようにした逆浸
透膜装置が用いられている。
第3図はこの従来の逆浸透膜装置の一例を示す概略図で
あり、図中20はたとえばスパイラル状の逆浸透膜モジ
ュール、21はこの逆浸透膜モジュール20の複数個を
直列状に充填したベッセルを示す。このように、従来の
逆浸透膜装置は1つのベッセル21内に複数個の逆浸透
膜モジュール20,20……が並設され、このようなベ
ッセル21が多段に連結された配置となっている。
そして、被処理水は給水側元弁22を通って第一段目の
ベッセル21内に入り、ベッセル21内の逆浸透膜モジ
ュール20,20……により順次透過水と濃縮水とに分
離され、透過水は透過水管23を通って次の処理設備
(図示せず)に送られる。一方、濃縮水は濃縮水管を2
4を通って次段のベッセル21内に入り、再び透過水と
濃縮水とに分離され、透過水は前記同様透過水管23に
送られ、濃縮水は第3段目のベッセル21内に供給され
る。
このような一連の処理過程において、被処理水に含まれ
ている有機物や濁質、微生物等が次第に逆浸透膜モジュ
ール20に付着して目詰まりを起こし、透過水流量の低
下や膜間差圧の上昇が著しくなってくる。
そこで、逆浸透膜モジュールの機能を回復させるため回
生洗浄が従来より行われているが、従来の回生洗浄は通
常の採水と同様な流路を経て3kg/cm2程度の低圧で有機
酸系の洗浄剤あるいは塩素殺菌剤を処理ライン中に押し
込み、循環させる方法によっていた。
[考案が解決しようとする問題点] 前記したように、従来の逆浸透膜装置は、内部に複数個
の逆浸透膜モジュールを充填したベッセルを多段に連結
した配置となっており、その回生洗浄にあたっては処理
ラインの全体を薬液によって洗浄する方法がとられてい
た。
そのため、回生洗浄に要する薬液量及び洗浄時間が余計
に掛かると共に、薬液を圧送するためのポンプも大型と
なり、さらには第1段目の汚染物質を第2段目以降のベ
ッセル内に持ち込み、処理ライン全体に汚染を拡散させ
てしまうという問題点があった。
本考案者は斯る問題点をなくするべく種々検討した結
果、多段に配置したベッセルのうち給水側元弁に最も近
い位置の逆浸透膜モジュール、すなわち第1段目のベッ
セル内の1番目の逆浸透膜モジュールが、他と較べて極
端な目詰まりを起こしており、流量低下及び差圧発生が
著しいことを突きとめ、この第1段目で、且つ1番目の
逆浸透膜モジュールを他と切り離し、独立させて、この
独立した逆浸透膜モジュールに回生洗浄ラインを付設す
れば前記した従来装置に伴う諸種の不具合点を解決でき
ることを見出し、本考案をなすに至ったものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案の構成を詳述すれば、内部に複数個の逆浸透膜モ
ジュールを直列状に充填したベッセルを多段に連結して
なる逆浸透膜装置において、給水側元弁に最も近い逆浸
透膜モジュールを分離独立させ、1ベッセル内に1逆浸
透膜モジュールを配置すると共に、当該独立した逆浸透
膜モジュールに薬液による回生洗浄ラインを付設したこ
とを特徴とする逆浸透膜装置であり、従来のように処理
ライン全体を回生洗浄する場合に較べて使用する薬液量
及び洗浄に要する時間を大幅に短縮することができ、且
つ薬液の圧送に用いるポンプも小型のもので済むように
なるものである。
以下、本考案の具体的構成を図示の実施例に基づき詳細
に説明する。
[実施例] 第1図は本考案装置の一実施例を示すフローの説明図、
第2図は本考案装置の他の実施例を示すフローの説明図
であり、図中1は給水側元弁を示す。
本考案はこの給水側元弁1に最も近い逆浸透膜モジュー
ル2を他と分離独立させ、1ベッセル3内に1逆浸透膜
モジュール2の配置にすると共に、この独立した逆浸透
膜モジュール2に薬液による回生洗浄ライン4を付設し
たものである。
なお、前記1つの逆浸透膜モジュール2を充填したベッ
セル3以降のベッセル5,6,7……内には、従来装置
と同様に複数個の逆浸透膜モジュール2,2,2………
…が直列状に充填されている。
第1図に示す実施例では、被処理水は給水側元弁1を通
って第1段目のベッセル3内に入り、ここで逆浸透膜モ
ジュール2により透過水と濃縮水とに分離される。そし
て、透過水は透過水弁8を経由し透過水管9を通って次
の処理設備(図示せず)に送られる。一方、濃縮水は濃
縮水弁10を経由し濃縮水管11を通って第2段目のベ
ッセル5内に入り、当該ベッセル5内の逆浸透膜モジュ
ール2,2,2…………により再び透過水と濃縮水とに
分離され、透過水は前記透過水管9に送られると共に、
濃縮水は第3段目のベッセル6内に供給される。第4段
目以降の処理系路もこれと同様である。
そして、給水側元弁1に最も近い第1段目の逆浸透膜モ
ジュール2の透過水流量が低下してきたときに、給水側
元弁1及び透過水弁8、濃縮水弁10を閉じ、他のベッ
セル5,6,7……とは独立しているベッセル3内に充
填してある1個の逆浸透膜モジュール2に付設の回生洗
浄ライン4を運転する。
回生洗浄ライン4は、洗浄薬液槽12内の薬液をポンプ
13によってベッセル3内を循環通流させることにより
行われる。すなわち、前記弁1,8,10の閉止と同時
に、給液管14中に設けてある給液弁15及び戻し管1
6,17中に付設してある戻し弁18,19を開き、ポ
ンプ13を運転すると、薬液は給液管14を通ってベッ
セル3内に入り、逆浸透膜モジュール3を洗浄して戻し
管16,17を通り洗浄薬液槽12に戻り、所定時間運
転を継続して回生洗浄を終了する。
なお、第2段目以降を洗浄する必要があるときは、従来
と同様の回生洗浄ラインを第2段目以降のベッセル5,
6,7……に付設すればよい。
第2図に示す実施例は、第1図に示す実施例のベッセル
3,5,6を複数個並列させて処理能力を向上させるよ
うにしたもので、この実施例においても第1段目のベッ
セル3,3……内には只1個の逆浸透膜モジュール2,
2……が充填されている。従って、この実施例によった
場合も、全体の処理ラインを洗浄するのに較べて薬液量
を節約することができると共に、洗浄時間を大幅に短縮
させることができるものである。
[考案の効果] 本考案は以上のような構成・作用からなるものであるか
ら、洗浄薬液の使用量を従来と比較して大幅に減ずるこ
とができると共に、回生洗浄に要する時間も短縮でき、
洗浄中長時間に亘って処理ラインを停止しておかなけれ
ばならなかった従来の不具合点を解決することができる
ものである。また、第1段目の汚染物質を処理ライン全
体に拡散させるといった従来の問題点も解決することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案逆浸透膜装置の一実施例を示すフローの
説明図、第2図は本考案逆浸透膜装置の他の実施例を示
すフローの説明図、第3図は従来の逆浸透膜装置の一例
を示す概略図である。 1:給水側元弁、2:逆浸透膜モジュール 3:ベッセル、4:回生洗浄ライン 5:ベッセル、6:ベッセル 7:ベッセル、8:透過水弁 9:透過水管、10:濃縮水弁 11:濃縮水管、12:洗浄薬液槽 13:ポンプ、14:給液管 15:給液弁、16:戻し管 17:戻し管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に複数個の逆浸透膜モジュールを直列
    状に充填したベッセルを多段に連結してなる逆浸透膜装
    置において、給水側元弁に最も近い逆浸透膜モジュール
    を分離独立させ、1ベッセル内に1逆浸透膜モジュール
    を配置すると共に、当該独立した逆浸透膜モジュールに
    薬液による回生洗浄ラインを付設したことを特徴とする
    逆浸透膜装置。
JP8760587U 1987-06-08 1987-06-08 逆浸透膜装置 Expired - Lifetime JPH067787Y2 (ja)

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JP8760587U JPH067787Y2 (ja) 1987-06-08 1987-06-08 逆浸透膜装置

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JP8760587U JPH067787Y2 (ja) 1987-06-08 1987-06-08 逆浸透膜装置

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JPS63197603U JPS63197603U (ja) 1988-12-20
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JP5597122B2 (ja) * 2010-12-20 2014-10-01 株式会社日立製作所 逆浸透処理装置
JP5923294B2 (ja) * 2011-12-19 2016-05-24 株式会社日立製作所 逆浸透処理装置
JP6049498B2 (ja) * 2013-02-25 2016-12-21 三菱重工業株式会社 逆浸透膜装置及びその運転方法
JP5996057B2 (ja) * 2015-08-03 2016-09-21 株式会社日立製作所 逆浸透処理装置
JP6216847B2 (ja) * 2016-08-22 2017-10-18 株式会社日立製作所 逆浸透処理装置

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