JPH0677534B2 - 炊飯器等の加熱調理器 - Google Patents

炊飯器等の加熱調理器

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JPH0677534B2
JPH0677534B2 JP9016789A JP9016789A JPH0677534B2 JP H0677534 B2 JPH0677534 B2 JP H0677534B2 JP 9016789 A JP9016789 A JP 9016789A JP 9016789 A JP9016789 A JP 9016789A JP H0677534 B2 JPH0677534 B2 JP H0677534B2
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circuit
inverter circuit
oscillation
heating
signal
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JP9016789A
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通正 杉原
重男 浜岡
説三 紺ノ
浩典 浜田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、誘導加熱を用いた炊飯器等の加熱調理器に関
するものである。
従来の技術 従来のこの種の誘導加熱を用いた加熱調理器は、異常負
荷検知装置あるいは温度検知装置あるいは過電圧あるい
は低電圧検知装置等の保護機能装置を備え、通常の加熱
中では、加熱表示用LEDを点灯させ、前記保護機能装置
が作動すると、一旦加熱を停止させ、加熱停止中は加熱
表示用LEDを一定の期間だけ消灯させ、その後再び加熱
を再開始させるのが、この時前記保護機能装置の作動が
解除されていなければ再び加熱を停止させ、加熱停止中
は加熱表示用LEDを一定の期間だけ消灯させる。
なお加熱の再開始時、前記保護機能装置の作動が解除さ
れていれば、通常の加熱状態に復帰し、加熱表示用LED
を再び点灯させるものである。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、加熱しているときだけ、LE
Dが点灯するが、保護機能装置が作動している間は、一
定の時間間隔で加熱の停止及び開始を繰り返し、またLE
Dも消灯及び点灯を繰り返す。
本発明はこのような課題を解決するもので、インバータ
回路の動作を常に監視し異常動作が2回以上連続して起
こった場合のみ一定の時間強制的に(例えば8秒程度)
加熱を停止させ、無駄な電力が消費されるのを防止する
とともに、特に日常よくある単発的なインパルス状の電
源ノイズ等による異常動作に対しては、少なくとも最初
の1回は無視することにより異常動作表示が削除でき、
ユーザーに対して性能にほとんど影響ない無意味なアピ
ールをなくすことを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明の炊飯器等の加熱調理器は、容器を誘導加熱する
加熱コイルと、加熱コイルに高周波電流を供給するイン
バータ回路と、インバータ回路の動作を制御する制御回
路と、前記容器の加熱状態を表示する点灯素子を有する
表示部とを備え、前記制御回路は、前記インバータ回路
の異常動作を検知し信号を出力する異常検知回路と、異
常検知回路の出力信号を受けて前記インバータ回路の発
振を停止する発振停止回路と、前記インバータ回路の発
振停止後再発振開始を一定時間遅延させる起動遅延回路
と、前記異常検知回路が信号を出力した後一定の時間内
で前記異常検知回路の出力する信号の数を計数し、計数
する信号数が2以上になった時に信号を出力する計数回
路と、前記計数回路の出力信号を受けて前記インバータ
回路の発振を一定時間禁止する禁止回路を有するととも
に、前記禁止回路が前記インバータ回路の発振を禁止し
ている間前記表示部の点灯素子を点滅するようにしたも
のである。
作 用 本発明の炊飯器等の加熱調理器は、電源電圧の大幅な変
動あるいはインバータ回路の異常発振及び部品の異常過
熱あるいは不適正鍋等によりインバータ回路の動作状態
が不適正であると、保護機能装置の作動によりインバー
タ回路の発振を停止し、インバータ回路部品等を保護す
る。そして一定の遅延時間後(1秒後)にインバータ回
路が再発振するように制御回路は信号を出力する。
この時以後正常にインバータ回路が発振を継続しつづけ
れば表示部は点灯素子の点滅等による異常の表示は行わ
ない。ところがインバータ回路が再発振してもまた不適
正な動作状態となり再び保護機能装置の作動によりイン
バータ回路の発振が再停止した場合には、計数回路が信
号を出力し、そして禁止回路によりインバータ回路の発
振が一定時間の間強制的に(約8秒間)停止される。
この間は表示部は点灯素子の点滅、あるいはアラーム等
により、機器の異常の警告を行いユーザーに異常を知ら
せるものである。
その後(約8秒後)再びインバータ回路が再発振するよ
うに制御回路は信号を出力し、上記内容を繰り返す。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。
第2図において、1は本発明の一実施例を示す誘導加熱
を用いたジャー炊飯器本体で、内部に米を入れる容器で
ある鍋3を収納する収納部2を設け、本体1の上部は上
蓋9で開閉自在に覆う構成で、前記鍋3を上蓋9を開閉
することにより取り出し出来るようにしている。4,5は
前記鍋3を誘導加熱する加熱コイルで、支持台6上に載
置され、前記支持台6の下側には漏れ磁束を吸収するフ
ェライトコアー7が放射状に複数個設けられている。
10は上下に動き機械的に鍋3が炊飯に適正な容器である
か否か検出する負荷検知装置で、鍋3の底面部に設けら
れており、鍋3が炊飯に不適正なものであれば、制御部
13に不適正な鍋であるという信号を出力する。制御部13
は加熱コイル4,5に高周波電流を供給する本体1の底部
に設けたインバータ回路部8の発振を制御するととも
に、本体1の上部に設けた表示部11の制御をも行う。
第2図においては、12は商用電源でインバータ回路8が
接続されている。インバータ回路8は、商用電源12に接
続された整流器14と、整流器14の出力端子に接続したコ
ンデンサー15と直列接続したチョークコイル16と平滑コ
ンデンサー17と、平滑コンデンサー17に接続した共振コ
ンデンサー18と、逆並列接続したダイオードを内蔵した
スイッチングトランジスター19とから構成されている。
コンデンサー15とチョークコイル16とは、フイルター回
路を構成している。
加熱コイル4及び5は、共振コンデンサー18と並列接続
されており、共振回路を構成している。制御回路13は、
平滑コンデンサー17の両端電圧及びスイッチングトラン
ジスター19のコレクターとエミッター間の電圧を検出す
ることでインバータ回路8の異常動作を検知する異常検
知回路20と、異常検知回路20の出力信号によりインバー
タ回路8の発振を停止する発振停止回路21と、インバー
タ回路8の発振停止後から再起動までの間一定時間遅延
さす起動遅延回路22と、異常検知回路20の出力信号によ
りインバータ回路8の異常動作の発生した回数を一定時
間内で計数し、その数が2以上になった時インバータ回
路8の動作を一定時間禁止する禁止回路24に信号を出力
する計数回路23及び、スイッチングトランジスター19を
駆動させる駆動回路25とを備えている。
起動遅延回路22がインバータ回路8の発振停止後から再
起動までの間遅延さす時間は、禁止回路24がインバータ
回路8の発振禁止する時間より短く設定している。
また計数回路23がインバータ回路8の異常状態を計数し
ている時間は、起動遅延回路22がインバータ回路8の発
振停止後から再起動までの間遅延さす時間より長く設定
している。
本実施例では、遅延時間は約1秒、禁止時間は約8秒、
計数時間は約3秒にしている。
上記構成において、鍋3に米と水が入れられ、炊飯が開
始されると、制御回路13は、操作表示部11の炊飯LEDを
点灯され、インバータ回路が発振を開始する。
炊飯途中で商用電源12にインパル状のノイズがのった場
合、平滑コンデンサー17の両端電圧にノイズが重畳され
高い電圧がかかり、インバータ回路8は異常発振をし、
スイッチングトランジスター19のコレクター電圧は異常
に上昇する。そうすると、異常検知回路20は、インバー
タ回路8の動作が異常だと判断し、発振停止回路21及び
計数回路23にそれぞれ信号を出力する。
ここで発振停止回路21は、スイッチングトランジスター
19の動作を停止するように駆動回路25に信号を出力し、
駆動回路25は、スイッチングトランジスター19の動作を
停止する。そしてインバータ回路8の動作停止後起動遅
延回路22により約1秒後に駆動回路25は、スイッチング
トランジスター19に再駆動のための信号を送り、インバ
ータ回路8は再び動作を開始する。
なおこの間は、炊飯LEDは点灯のままである。
また計数回路23は、この時インバータ回路8の異常動作
1回として計数するが、以後インバータ回路8が3秒間
正常に動作し続ければ、その時点でこの計数した1回
は、再び0回としてリセットされる。
インバータ回路8が動作を再開始した時、商用電源12に
インパルス状のノイズがまだ依然としてのり続けていれ
ば、再び制御回路13内の各回路は、上記事項を繰り返し
インバータ回路8の動作を停止させ、その後約1秒後に
インバータ回路8を再駆動させようとする。しかし、こ
の時計数回路23は、インバータ回路8の異常動作を2回
続けて計数しているため禁止回路24に信号を出力し、禁
止回路24は、約8秒間インバータ回路8の動作を禁止す
る。この8秒間のみ、制御回路13は、表示部11の炊飯LE
Dを0.5秒刻みで点滅させる。
そして約8秒後に禁止は解除され再び起動遅延回路22と
駆動回路25によりインバータ回路8は、再起動し、前記
炊飯LEDも点灯する。
上記説明のように、インバータ回路8が3秒間に2回異
常動作すれば、制御回路13により約8秒間インバータ回
路8の動作が強制的に禁止され、この間炊飯LEDは0.5秒
間隔で点滅し、ユーザーに異常を報知する。
従って、単発的なインパルス状のノイズに対しては、イ
ンバータ回路8の動作はすぐ停止するが、起動遅延回路
22により1秒後には正常な動作を再開始するため炊飯性
能には全く影響はないのでいちいちユーザーに報知しな
い。
なお、上記実施例では、異常検知回路20は、インバータ
回路8の異常電圧を検知する構成にしたが、これに限定
されるものではなく、図示しないが例えば、炊飯に不適
正な鍋を検出するもの、あるいは、インバータ回路部品
の異常温度上昇を検出するものとしても本発明の効果を
達成するものである。
さらに計数回路23でインバータ回路8の異常動作検出を
回数聞きとしたが、これに限定されるものではなく、1
回目の異常検出時点から一定の時間後、例えば、3秒後
においてインバータ回路8の動作状態を検出し、インバ
ータ回路8が異常動作しているか否かを監視するように
しても本発明の効果を達成するものである。
発明の効果 以下実施例の説明より明らかなように、本発明によれ
ば、以下の効果を奏するものである。
(1) インバータ回路の異常動作が少なくとも連続し
て2回以上生じたときのみ、ヒーザーに報知するので、
日常よくある単発的なノイズに対するユーザーへの無意
味な報知の繰り返しを防止できる。
(2) インバータ回路の異常動作が連続して生じたと
き、一定の時間強制的に加熱を停止させるので、無駄な
電力消費を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すジャー炊飯器の電気回
路図、第2図は同断面図である。 3……容器、4,5……加熱コイル、8……インバータ回
路、11……表示部、13……制御回路、20……異常検知回
路、21……発振停止回路、22……起動遅延回路、23……
計数回路、24……禁止回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器を誘導加熱する加熱コイルと、加熱コ
    イルに高周波電流を供給するインバータ回路と、インバ
    ータ回路の動作を制御する制御回路と、前記容器の加熱
    状態を表示する点灯素子を有する表示部とを備え、前記
    制御回路は、前記インバータ回路の異常動作を検知し信
    号を出力する異常検知回路と、異常検知回路の出力信号
    を受けて前記インバータ回路の発振を停止する発振停止
    回路と、前記インバータ回路の発振停止後再発振開始を
    一定時間遅延させる起動遅延回路と、前記異常検知回路
    が信号を出力した後一定の時間内で前記異常検知回路の
    出力する信号の数を計数し、計数した信号数が2以上に
    なった時に信号を出力する計数回路と、前記計数回路の
    出力信号を受けて前記インバータ回路の発振を一定時間
    禁止する禁止回路を有するとともに、前記禁止回路が前
    記インバータ回路の発振を禁止している間前記表示部の
    点灯素子を点滅するようにした炊飯器等の加熱調理器。
JP9016789A 1989-04-10 1989-04-10 炊飯器等の加熱調理器 Expired - Lifetime JPH0677534B2 (ja)

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JP5605084B2 (ja) * 2010-08-26 2014-10-15 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器
JP5899405B2 (ja) * 2011-07-08 2016-04-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 炊飯器

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