JPH0795921A - 電磁炊飯器 - Google Patents

電磁炊飯器

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JPH0795921A
JPH0795921A JP24508793A JP24508793A JPH0795921A JP H0795921 A JPH0795921 A JP H0795921A JP 24508793 A JP24508793 A JP 24508793A JP 24508793 A JP24508793 A JP 24508793A JP H0795921 A JPH0795921 A JP H0795921A
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rice cooking
rice
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Kenji Ogami
健治 大神
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 炊飯初期において異物炊飯を検知してユーザ
ーに知らしめる。 【構成】 ワークコイル17による電磁誘導によって内
鍋3を加熱し得るように構成され、該内鍋3の底面の温
度を検知する温度検知手段7を備えた電磁炊飯器におい
て、炊飯開始直後において前記ワークコイル17に所定
の電力を印加した状態で前記温度検知手段7から取り込
まれた第1検知温度T1を記憶する記憶手段51と、炊
飯開始後の所定時間t2経過後において前記温度検知手段
7から取り込まれた第2検知温度T2と前記記憶手段5
1から読み出された第1検知温度T1との差温ΔTを演
算する演算手段52と、該演算手段52により求められ
た差温ΔTを設定温度Tsと比較する比較手段53と、
該比較手段53によりΔT≦Tsと判定された場合に前
記ワークコイル17への通電を停止する通電制御手段5
4と、前記比較手段53によりΔT≦Tsと判定された
場合に警報を発する警報手段55とを付設するようにし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、ワークコイルによる
電磁誘導により内鍋を加熱し得るように構成された電磁
炊飯器に関し、さらに詳しくは異物炊飯防止機能を備え
た電磁炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、内鍋を加熱する加熱手段として電
磁誘導加熱装置を採用した電磁炊飯器が開発されてきて
いる。該電磁炊飯器の場合、ワークコイルによる電磁誘
導によって内鍋に発生する渦電流により生ずるジュール
熱を内鍋加熱用に利用しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、炊飯時にお
いては内鍋の温度を検知しつつ、該検知温度に基づいて
加熱手段による加熱量を制御してご飯を炊き上げるのが
通例であり、内鍋の温度検知は美味しいご飯を炊き上げ
る上で極めて重要である。
【0004】ところが、上記した電磁炊飯器の場合、内
鍋と温度検知手段(例えば、センタセンサー)との間に米
粒等の異物が介在すると、ワークコイル自体が発熱しな
いため、温度検知手段による検知温度と実際の内鍋の温
度とに極めて大きな差が生じることとなって、炊飯がで
きなくなったり、炊飯器の故障等を引き起こしてしまう
おそれがある。
【0005】このような異物炊飯を炊飯初期において検
出することができれば、ユーザーにとって極めて便利で
あり、炊飯器の故障等を未然に防止できるところから、
電磁炊飯器における解決を要する重要課題となってきて
いる。
【0006】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、炊飯初期において異物炊飯を検知してユーザーに
知らしめることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明では、上記課題
を解決するための手段として、ワークコイル17による
電磁誘導によって内鍋3を加熱し得るように構成され、
該内鍋3の底面の温度を検知する温度検知手段7を備え
た電磁炊飯器において、炊飯開始直後においてゼワーク
コイル17に所定電力を印加した状態で前記温度検知手
段7から取り込まれた第1検知温度T1を記憶する記憶
手段51と、炊飯開始後の所定時間t2経過後において前
記温度検知手段7から取り込まれた第2検知温度T2
前記記憶手段51から読み出された第1検知温度T1
の差温ΔTを演算する演算手段52と、該演算手段52
により求められた差温ΔTを設定温度Tsと比較する比
較手段53と、該比較手段53によりΔT≦Tsと判定
された場合に前記ワークコイル17への通電を停止する
通電制御手段54と、前記比較手段53によりΔT≦T
sと判定された場合に警報を発する警報手段55とを付
設するようにしている。
【0008】
【作用】本願発明では、上記手段によって次のような作
用が得られる。
【0009】即ち、炊飯開始直後において前記ワークコ
イル17に所定電力を印加した状態で温度検知手段7か
ら取り込まれた第1検知温度T1が記憶され、炊飯開始
から所定時間t2経過後において温度検知手段7から取り
込まれた第2検知温度T2と前記第1検知温度T1との差
温ΔTが演算され、該差温ΔTと設定温度Tsとが比較
され、ΔT≦Tsの場合には、異物炊飯(即ち、内鍋3と
温度検知手段7との間に異物が介在した状態での炊飯)
と判定され、ワークコイル17への通電が停止されると
同時にユーザーに対して異物炊飯警報が発せられる。
【0010】
【発明の効果】本願発明によれば、ワークコイル17に
よる電磁誘導によって内鍋3を加熱し得るように構成さ
れ、該内鍋3の底面の温度を検知する温度検知手段7を
備えた電磁炊飯器において、炊飯開始直後において前記
ワークコイル17に所定電力を印加した状態で温度検知
手段7から取り込まれた第1検知温度T1を記憶してお
き、炊飯開始から所定時間t2経過後において温度検知手
段7から取り込まれた第2検知温度T2と前記第1検知
温度T1との差温ΔTを演算し、該差温ΔTと設定温度
Tsとを比較してΔT≦Tsの場合には、異物炊飯(即
ち、内鍋3と温度検知手段7との間に異物が介在した状
態での炊飯)と判定し、ワークコイル17への通電を停
止すると同時にユーザーに対して異物炊飯警報を発する
ようにしたので、異物炊飯が炊飯開始初期に確実に検出
でき、異物を取り除いた状態での再炊飯が可能となり、
炊飯不良の発生および炊飯器の故障等が未然に防止でき
るという優れた効果がある。
【0011】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾
つかの好適な実施例を説明する。
【0012】実施例1 図1ないし図4には、本願発明の実施例1にかかる電磁
炊飯器が示されている。
【0013】本実施例の電磁炊飯器は、炊飯と保温とを
兼用するものとされており、内部に内鍋3をセットし得
るように構成された有底筒状の外ケース1と、該外ケー
ス1の上部を覆蓋する蓋ユニット2とからなる容器本体
を備えている。
【0014】前記外ケース1は、合成樹脂からなる有底
筒状のカバー部材4と、該カバー部材4の上端部に結合
された合成樹脂の肩部材5とによって構成されており、
その内部には、前記内鍋3を取り出し可能にセットする
ための有底筒状の内ケース6が設けられている。
【0015】前記内ケース6は、前記肩部材5に対して
上端が係合され且つ外周面上下中央部に保温ヒータ26
を備え、薄金属板で形成された筒状の上部内ケース6a
と、該上部内ケース6aの下端に係合する合成樹脂製の
受皿状の下部内ケース6bとからなっており、該下部内
ケース6bの底面中央部には、前記内鍋3の底面に対し
て接触するセンタセンサー7が設けられている。
【0016】該センタセンサー7は、前記内鍋3の温度
を検知する温度検知手段として作用するものであり、図
3に示すように、温度検知部となるサーミスタ8、内鍋
3がセットされているか否かを検知する内鍋セット検知
センサー9が内蔵されている。
【0017】本実施例のセンターセンサ7は、前記下部
内ケース6bの中央部に形成された円形の収納部10内
にあって上下動自在に配設され且つ前記サーミスタ8を
内蔵してなるセンサーホルダー11と、該センサーホル
ダー11を上方(即ち、内鍋3の底面に当接する方向)に
付勢するスプリング12とを備えて構成されている。本
実施例の場合、このセンサーホルダー11の上面は円形
平面とされており、内鍋3の底面に当接するセンサーキ
ャップ13が設けられている。
【0018】また、前記内鍋セット検知センサー9は、
前記センサーホルダー11の外周において相対向する位
置に設けられたリードスイッチ14およびマグネット1
5と、前記センサーホルダー11の下方移動時(換言す
れば、内鍋セット時)において前記リードスイッチ14
とマグネット15との間に挿入される遮閉板16とによ
って構成されている。
【0019】前記下部内ケース6bの下面には、前記セ
ンターセンサ7を包囲するように環状のワークコイル1
7が配設されている。該ワークコイル17は電磁誘導加
熱装置における磁気発生手段として作用するものであ
る。符号18はワークコイル17による磁気が下方に存
在する機器に対して影響を及ぼさないように遮閉するフ
ェライトコアである。
【0020】前記蓋ユニット2は、外周面を構成する合
成樹脂製の外カバー19と、内周面における外周環状部
を構成する合成樹脂製の内カバー20と、該内カバー2
0における開口部を覆蓋する放熱板21とによって中空
構造に形成されている。この蓋ユニット2は、前記肩部
材5の一側に対してヒンジ機構22を介して回動自在に
取り付けられており、その開放端側には、蓋ユニット2
の所定位置に対して係合して蓋ユニット2の閉塞状態を
維持するロック機構23が設けられている。符号24は
蒸気排出口、25は蓋ヒータである。
【0021】そして、前記内ケース6と外ケース1との
間には、ワークコイル17、蓋ヒータ25および保温ヒ
ータ26への通電制御を行うためのマイクロコンピュー
タユニット27が収容されている。また、前記肩部材5
における反ヒンジ機構側には、操作部を構成する操作パ
ネル28が設けられている。この操作パネル28には、
炊飯に必要な各種のスイッチと、それらの各スイッチに
よって選択された炊飯メニュー、炊飯レベル等を表示し
て使用者に視認せしめるための表示部とが設けられてい
る。符号29はワークコイル17を起動させるためのパ
ワートランジスタ(図示省略)等を冷却するための冷却用
ファン(図示省略)の駆動源となるファンモータである。
【0022】ついで、図4に示す電気回路図に基づい
て、本実施例の電磁炊飯器における電気的構成を説明す
る。なお、図2に示された各部に対応する部分には同一
の参照符号を付して示す。
【0023】商用交流電源30からの電力は、内鍋3の
異常加熱を検知して溶断する温度ヒューズ31を介して
蓋ヒータ25および保温ヒータ26に供給されるととも
に、降圧トランス32で降圧され且つ整流器33で整流
されて前記マイクロコンピュータユニット27に対して
その電源電力として供給されることとなっている。ま
た、前記商用電源30からの電力は、ダイオードブリッ
ジ34およびチョークコイル36を介してワークコイル
17に供給されることとなっている。符号61は,62
は平滑コンデンサ、63は共振コンデンサ、64はダイ
オードである。
【0024】前記ワークコイル17、保温ヒータ26、
肩ヒータ25は互いに並列に接続されている。
【0025】前記保温ヒータ26と商用交流電源30と
の間および肩ヒータ25と商用交流電源30との間に
は、それぞれトライアック37,38が接続されてい
る。これらのトライアック37,38のゲートには、マ
イクロコンピュータユニット27からの指令によりON
/OFF制御されるPNPトランジスタ39,40から
の制御信号が与えられることとなっている。また、前記
ワークコイル17には、マイクロコンピュータユニット
27からの指令によりON/OFF制御されるスイッチ
ングトランジスタ35からの制御信号が与えられること
となっている。
【0026】前記マイクロコンピュータユニット27
は、基準周波数発生回路(OSC)41からのクロック信
号に基づいて動作し、所定のプログラムに従ってトラン
ジスタ35,39,40の制御を行い、これによりワーク
コイル17、肩ヒータ25および保温ヒータ26への通
電を制御する。この通電制御は、前記センターセンサ7
内に内蔵されたサーミスタ8からの出力信号に基づいて
行なわれる。符号42はサーモスタット、43はスイッ
チ類、44はタイマ設定用表示器、45は液晶表示手
段、46は後述する異物炊飯時に警報を発する警報ブザ
ーである。
【0027】本実施例のマイクロコンピュータユニット
27は、図1に示すように、炊飯開始直後においてワー
クコイル17に所定の電力を印加した状態で前記センタ
ーセンサ7から取り込まれた第1検知温度T1を記憶す
る記憶手段51と、炊飯開始後の所定時間t2経過後にお
いて前記センターセンサ7から取り込まれた第2検知温
度T2と前記記憶手段51から読み出された第1検知温
度T1との差温ΔTを演算する演算手段52と、該演算
手段52により求められた差温ΔTを設定温度Tsと比
較する比較手段53と、該比較手段53によりΔT≦T
sと判定された場合にワークコイル17への通電を停止
する通電制御手段54と、前記比較手段53によりΔT
≦Tsと判定された場合に警報ブザー46に対して警報
発生を指令する警報手段55とを備えて構成されてい
る。なお、このマイクロコンピュータユニット27は、
炊飯時におけるワークコイル17への通電制御、炊飯メ
ニューに応じたワークコイル17への通電制御等を行う
機能手段も備えているが、これらの制御については説明
を省略する。
【0028】次に、本実施例の電磁炊飯器における異物
炊飯検出の態様について図5に示すタイムチャートおよ
び図6に示すフローチャートを参照して説明する。
【0029】図5には、炊飯動作時における内鍋3の理
想的な温度変化が実線Xによって示されている。
【0030】これによれば、炊飯動作は、所定温度で米
に水を吸収させる吸水工程(I)と、沸騰状態まで加熱す
る炊き上げ工程(II)と、沸騰状態を保持させる沸騰工
程(III)と、炊き上がったご飯を蒸らす蒸らし工程
(IV)とを含んでいる。
【0031】ところで、炊飯開始時に内鍋3とセンター
センサ7との間に米粒等の異物が介在していると、セン
ターセンサ7による検知温度と実際の内鍋3の温度との
間に大きな差が生じることとなるため、センターセンサ
7による検知温度の変化が図5において点線X′で示す
ように理想的な温度変化である実線Xと大きく相異する
こととなり、炊飯不能な異物炊飯状態となるが、この状
態を早期に検出する必要がある。
【0032】ついで、図6に示すフローチャートを参照
して異物炊飯検出について説明する。
【0033】ステップS1においてイニシャルクリアが
行なわれ、その直後(即ち、極めて短い時間t1経過後)に
センターセンサ7から第1検知温度T1が取り込まれ(ス
テップS2,S3)、ステップS4において当該第1検知温
度T1が記憶手段51により記憶され、同時にワークコ
イル17および保温ヒータ26がフルパワー状態でON
される(ステップS5)。
【0034】その後、所定時間t2(例えば、2〜3分)が
経過した時点でセンターセンサ7から第2検知温度T2
が取り込まれ(ステップS6,S7)、ステップS8において
該第2検知温度T2と記憶手段51から読み出された第
1検知温度T1との差温ΔTが演算手段52により演算
される。しかる後、ステップS9において前記差温ΔT
と設定温度Ts(例えば、吸水温度)との比較が比較手段
53により行なわれる。
【0035】ここで、正常炊飯時においては第2検知温
度T2が図5において炊飯開始から所定時間t2経過後の
温度Taを示すところから、ΔT>Tsと判定され、吸水
工程が継続される(ステップS10)。該吸水工程において
は内鍋3の温度は吸水温度に維持されることとなる。
【0036】一方、異物炊飯時においては第2検知温度
2が図5において炊飯開始から所定時間t2経過後の温
度Tbを示すこととなる。従って、ΔT≦Tsとなって異
物炊飯と判定される。ステップS9において異物炊飯と
判定された場合には、ステップS11において通電制御手
段54からの指令によりワークコイル17および保温ヒ
ータ26への通電が停止され、同時にステップS12にお
いて警報手段55からの指令により警報ブザー46が吹
鳴される。このことにより、ユーザーは異物炊飯である
ことを容易に知ることができる。その後、ステップS13
においてユーザーが取り消しスイッチ(図示省略)をON
したと判定されると、内鍋3をセットし直して再炊飯を
開始するまで待機モード(ステップS14)に移行する。
【0037】上記したように、本実施例によれば、炊飯
開始直後においてセンターセンサ7から取り込まれた第
1検知温度T1を記憶しておき、炊飯開始から所定時間t
2経過後においてセンターセンサ7から取り込まれた第
2検知温度T2と前記第1検知温度T1との差温ΔTを演
算し、該差温ΔTと設定温度Tsとを比較してΔT≦Ts
の場合には、異物炊飯(即ち、内鍋3とセンターセンサ
7との間に異物が介在した状態での炊飯)と判定し、ワ
ークコイル17への通電を停止すると同時にユーザーに
対して異物炊飯警報を発するようにしたので、異物炊飯
が炊飯開始初期に確実に検出でき、異物を取り除いた状
態での再炊飯が可能となり、炊飯不良の発生および炊飯
器の故障等が未然に防止できる。
【0038】また、本実施例の場合、炊飯開始直後にワ
ークコイル17および保温ヒータ26をフルパワーで作
動させるようにしているため、吸水工程(I)における吸
水が効率的に行えるとともに、内鍋3のセット状態の検
知も行える。
【0039】なお、本実施例では、異物炊飯検知時にお
いてワークコイル17と保温ヒータ26とへの通電を停
止するようにしているが、ワークコイル17による電磁
誘導によってのみ内鍋3を加熱するタイプの電磁炊飯器
の場合、ワークコイル17のみへの通電が停止される。
【0040】実施例2 図7および図8には、本願発明の実施例2にかかる電磁
炊飯器が示されている。
【0041】本実施例の場合、電磁炊飯器において温度
検知手段として作用するセンターセンサ7の構造が実施
例1と異なっている。その他の構成は実施例と同様であ
る。
【0042】本実施例のセンターセンサ7は、図8に示
すように、下部内ケース6bの中央部に形成された収納
部10に内装されるセンサーケース47を備えており、
該センサーケース47内にセンサーホルダー11がスプ
リング12によって上方に付勢された状態で支持されて
いる。また、本実施例の場合、センサーキャップ13
は、頂面が極めて小さな平担面とされた略円錐台状を呈
しており、前記センサーケース47の上面に形成された
穴48から上方に突出された状態でセンサーホルダー1
1上面に取り付けられている。該センサーキャップ13
の上端に温度検知部となるサーミスタ8が設けられてい
る。さらに、本実施例の場合、リードスイッチ14はセ
ンサーホルダー11内に位置せしめられており、該リー
ドスイッチ14をOFF作動させるためのマグネット1
5は前記センサーケース47の底面から立設されたマグ
ネットホルダー49に保持されている。符号50はリー
ド線である。
【0043】上記のように構成されたセンターセンサ7
においては、センサーキャップ13の頂面が極めて小さ
な平担面とされているところから該頂面に米粒等の異物
が乗ることはなく、しかも内鍋3の底面に対してセンサ
ーキャップ13がスプリング12の付勢力により接触せ
しめられることとなるため、内鍋3とセンターセンサ7
(具体的には、センサーケース47の上面)との間に米粒
等の異物が介在せしめられたとしても、サーミスタ8に
よる内鍋3の温度検知に支障をきたすことはない。従っ
て、異物炊飯となる可能性が極めて低くなるのである。
【0044】なお、ユーザーの不注意により内鍋3と下
部保護枠6bとの間に米粒より大きな異物(例えば、キャ
ベツの切りくず等)が介在せしめられることがあり、そ
の場合には、センサーキャップ13と内鍋3の底面とが
非接触状態となって異物炊飯となるおそれがある。その
場合には、実施例1と同様な手法による異物炊飯検出が
実施される。
【0045】本願発明は、上記各実施例の構成に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の電磁炊飯器における異物炊飯検出時
の制御機能を示す機能対応図である。
【図2】本願発明の実施例1にかかる電磁炊飯器の縦断
面図である。
【図3】本願発明の実施例1にかかる電磁炊飯器におけ
るセンターセンサ部の拡大断面図(図2のIII−II
I拡大断面図)である。
【図4】本願発明の実施例1にかかる電磁炊飯器の電気
的構成を示す電気回路図である。
【図5】電磁炊飯器における正常炊飯時および異物炊飯
時のセンターセンサ検出温度の変化を示す特性図であ
る。
【図6】本願発明の実施例1にかかる電磁炊飯器の異物
炊飯検出制御を示すフローチャートである。
【図7】本願発明の実施例2にかかる電磁炊飯器の縦断
面図である。
【図8】本願発明の実施例2にかかる電磁炊飯器におけ
るセンターセンサ部の拡大断面図(図7のVIII−V
III拡大断面図)である。
【符号の説明】
3は内鍋、7は温度検知手段(センターセンサ)、17は
ワークコイル、27はマイクロコンピュータユニット、
46は警報ブザー、51は記憶手段、52は演算手段、
53は比較手段、54は通電制御手段、55は警報手
段、t1,t2は所定時間、T1は第1検知温度、T2は第2
検知温度、ΔTは差温、Tsは設定温度。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークコイル(17)による電磁誘導によ
    って内鍋(3)を加熱し得るように構成され、該内鍋(3)
    の底面の温度を検知する温度検知手段(7)を備えた電磁
    炊飯器であって、炊飯開始直後において前記ワークコイ
    ル(17)に所定電力を印加した状態で前記温度検知手段
    (7)から取り込まれた第1検知温度(T1)を記憶する記
    憶手段(51)と、炊飯開始後の所定時間(t2)経過後にお
    いて前記温度検知手段(7)から取り込まれた第2検知温
    度(T2)と前記記憶手段(51)から読み出された第1検
    知温度(T1)との差温(ΔT)を演算する演算手段(52)
    と、該演算手段(52)により求められた差温(ΔT)を設
    定温度(Ts)と比較する比較手段(53)と、該比較手段
    (53)によりΔT≦Tsと判定された場合に前記ワーク
    コイル(17)への通電を停止する通電制御手段(54)
    と、前記比較手段(53)によりΔT≦Tsと判定された
    場合に警報を発する警報手段(55)とを付設したことを
    特徴とする電磁炊飯器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20060071264A (ko) * 2004-12-21 2006-06-26 웅진쿠첸 주식회사 전기압력밥솥의 과열 알림 방법
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