JP3173458B2 - 電気炊飯器 - Google Patents

電気炊飯器

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JP3173458B2 JP07573998A JP7573998A JP3173458B2 JP 3173458 B2 JP3173458 B2 JP 3173458B2 JP 07573998 A JP07573998 A JP 07573998A JP 7573998 A JP7573998 A JP 7573998A JP 3173458 B2 JP3173458 B2 JP 3173458B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、蓋体下面を加熱
するために設けられる蓋体加熱手段の通電量制御を保温
加熱手段のON/OFF回数に基づいて制御するように
した電気炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気炊飯器においては、内鍋内
に米と水とを収容し、加熱手段(例えば、電磁誘導コイ
ルあるいは電気ヒータ)により内鍋を所定の炊飯特性に
したがって加熱することによりご飯を炊き上げるように
なっており、保温制御中においては保温加熱手段により
内鍋温度を所定の保温温度に保持するようになってい
る。
【0003】ところで、蓋体下面を加熱する蓋体加熱手
段(例えば、肩ヒータあるいは蓋ヒータ)を保温制御中
に作動させて、蓋体下面への露付きを防止したり、ご飯
の保温状態を良好に保持することが従来から行われてい
る。
【0004】例えば、従来技術においては、蓋体加熱手
段への通電量制御を、容器本体の肩部あるいは蓋体内に
設けられた温度センサーからの温度情報に基づいて行う
ようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、温度センサ
ーとして容器本体の肩部に設けられた肩センサーを用い
た場合、容器本体の肩部に肩ヒータと肩センサーとを隣
り合うようにして設置しなければならないところから、
肩ヒータの両端部に、肩センサーを設置するための切れ
目が生ずることとなり、当該部位に対応する蓋体下面の
温度上昇が不十分となって、露付き等が発生し易くなる
という問題があった。また、温度センサーとして蓋体内
に設けられた蓋体内センサーを用いた場合には、外気温
度の影響を受け易いところから、検知温度と実際の温度
との間に誤差が生じやすくなり、該誤差を補正する必要
が生ずる。
【0006】一方、温度センサーを用いないで、蓋体加
熱手段の通電量を一定とすると、室温の影響を受けるた
め、室温が高い時にはご飯に黄変や乾燥が発生するし、
室温が低い時には蓋体下面への露付き、ご飯の白ボケ
(即ち、露の落下によりご飯が白っぽくなる現象)が発
生してしまうという新たな問題が生ずる。
【0007】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、肩センサーあるいは蓋体なりセンサー等の余分の
センサーを用いることなく、室温の変化に対応して蓋体
加熱手段の制御を行い得るようにすることを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明の基本構成(請
求項1の発明)では、上記課題を解決するための手段と
して、内部に内鍋を収納し得るように構成された容器本
体と、該容器本体の蓋体と、前記内鍋を加熱する加熱手
段と、前記内鍋の温度を検出する温度検出手段とを備
え、該温度検出手段により検出される内鍋温度に基づい
て所定の炊飯特性にしたがって前記加熱手段による加熱
量を制御するようにした電気炊飯器において、前記内鍋
を保温時に加熱する保温加熱手段と、前記蓋体の下面を
加熱する蓋体加熱手段(例えば、前記容器本体の肩部に
設けられた肩ヒータあるいは前記蓋体の下面に設けられ
た蓋ヒータ)と、保温制御中の一定時間内における前記
保温加熱手段のON/OFF回数を検出するON/OF
F回数検出手段と、該ON/OFF回数検出手段により
検出されたON/OFF回数に基づいて前記蓋体加熱手
段の通電量を制御する通電制御手段とを付設している。
【0009】上記のように構成したことにより、ON/
OFF回数検出手段により検出された値(即ち、ON/
OFF回数)が大きい時には、室温が低くなっていると
推定できるので、蓋体加熱手段への通電量を多くするよ
うに制御される一方、ON/OFF回数検出手段により
検出された値(即ち、ON/OFF回数)が小さい時に
は、室温が高くなっていると推定できるので、蓋体加熱
手段への通電量を少なくするように制御されることとな
る。つまり、蓋体加熱手段を制御するための温度センサ
ー(例えば、肩センサーあるいは蓋体内センサー等)を
用いることなく、保温中において室温の変化に対応した
蓋体加熱手段の制御が行えることとなるのである。
【0010】請求項2の発明におけるように、前記ON
/OFF回数検出手段を、保温制御中における一定時間
経過する毎に動作するものとした場合、所定時間経過す
る毎に新しいデータ(即ち、新しいON/OFF回数)
が更新できることとなり、最新のデータに基づいて蓋体
加熱手段の制御を行うことができる。
【0011】請求項3の発明におけるように、炊飯終了
後の保温開始時には、前記ON/OFF回数検出手段に
より前回検出された値を前記通電制御手段における通電
量制御のためのデータとして用いるようにした場合、炊
飯終了後の保温開始時においては内鍋温度が高くなって
いて、保温加熱手段のON/OFF制御が行われないと
ころから、データ(即ち、ON/OFF回数)の取得が
できないが、室温にはあまり変化がないものと推定でき
るので、前回検出されたON/OFF回数を用いること
により、蓋体加熱手段の制御が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0013】第1の実施の形態(請求項1〜3に対応) 図1ないし図3には、本願発明の第1の実施の形態にか
かる電気炊飯器が示されている。
【0014】この電気炊飯器は、図1に示すように、内
部に炊飯用の内鍋3を収納し得るように構成され且つ空
間部4を有する二重構造の容器本体1と、該容器本体1
の上部開口を開閉自在に覆蓋する蓋体2とを備えてい
る。
【0015】前記容器本体1は、外側壁となる胴部5a
と上壁となる肩部5bとを有する合成樹脂(例えば、ポ
リエチレンテレフタレートあるいはポリプロピレン)の
一体成形品からなる外ケース5と、前記肩部5bの内周
縁に対して上端が結合される合成樹脂(例えば、ポリエ
チレンテレフタレートあるいはポリプロピレン)の一体
成形品からなる有底筒状の保護枠6と、前記外ケース5
の胴部5a下端に対して上端が結合される合成樹脂(例
えば、ポリエチレンテレフタレートあるいはポリプロピ
レン)の一体成形品からなる皿状の底部材7とによって
構成されており、前記外ケース5、保護枠6および底部
材7に囲まれて前記空間部4が形成されている。なお、
前記保護枠6内には、前記内鍋3が取り出し可能に収納
されることとなっている。
【0016】前記内鍋3の底部中央には、上向きに凸な
隆起部3aが形成されている。該隆起部3aは、炊飯時
において側壁に沿う外対流の他に、該隆起部3a上方に
内対流を生ぜしめるものであり、該内対流と前記外対流
との形成により内鍋3内の温度の均一化を図ることがで
きる。
【0017】前記保護枠6の底面中央にも、前記内鍋隆
起部3aに沿うようにして隆起部6aが形成されてお
り、その中央部には、前記内鍋3の温度を検出する温度
検出手段として作用するセンタセンサー8を臨ませるた
めのセンサー穴9が形成されている。このようにする
と、保護枠6内に水等が侵入したとしても、センサー穴
9が最底面より上方に開口しているため、下方(即ち、
容器本体1の空間部4内)へ漏れ出るということがなく
なる。
【0018】前記センサー穴9を包囲するように炊飯時
における加熱手段として作用する環状の電磁誘導コイル
(以下、炊飯用ワークコイルという)10が前記保護枠
6の底面および該底面から側周面に至る間の湾曲部に配
設されている。該炊飯用ワークコイル10は、交番磁界
を発生するものであり、該交番磁界の電磁誘導により前
記内鍋3に誘導電流である渦電流を発生させ、該渦電流
の抵抗熱を利用して加熱するものとされている。なお、
内鍋3は、炊飯用ワークコイル10により渦電流を発生
させることのできる材質(例えば、磁性体材料)により
構成される。
【0019】前記炊飯用ワークコイル10は、前記保護
枠6の底面に対して固定されたコイルダイ11と前記保
護枠6の底面との間に挟持されている。符号12はフェ
ライトコアであり、炊飯用ワークコイル10による磁気
が下方に存在する機器に対して影響を及ぼさないように
遮閉する作用をなす。
【0020】前記センサー穴9内には、前記内鍋3の底
部に対して接触するようにして前記センタセンサー8が
設けられている。また、前記保護枠6の側周面には、保
温時における加熱手段として作用する環状の電磁誘導コ
イル(以下、保温用ワークコイルという)13が取り付
けられている。
【0021】また、前記外ケース5の肩部5bには、後
述する蓋体2の下面(具体的には、内蓋22)を加熱す
るための蓋体加熱手段として作用する肩ヒータ14が伝
熱リング15により取り付けられている。前記肩ヒータ
14は、外ケース肩部5bを一周するように配設されて
おり、図2に示すように、その両端部14a,14b
は、上下に重合した状態とされている。本実施の形態の
場合、肩センサーを設ける必要がないので、肩ヒータ1
4の両端部14a,14bを重合させても、何ら不都合
を生じない。このようにすると、外ケース肩部5bの全
周に亙って肩ヒータ14を設けることができることとな
り、加熱不足部分が生じることがない。符号16は接続
端子である。
【0022】また、前記伝熱リング15は、断面コ字状
とされており、その内側壁15aは、外ケース肩部5b
の内側を覆っている。このようにすると、肩ヒータ14
から伝熱リング15に伝導された熱により、内蓋3の上
部外側が加熱されることとなり、当該部分への露付きも
防止できる。
【0023】一方、前記蓋体2は、外面を構成する合成
樹脂製(例えば、ポリエチレンテレフタレート製あるい
はポリプロピレン製)の上板17と、内周面を構成する
合成樹脂製(例えば、ポリエチレンテレフタレート製あ
るいはポリプロピレン製)の環状の下板18とによって
構成されている。
【0024】この蓋体2は、前記外ケース5の肩部5b
の一側に対してヒンジピン(図示省略)を介して回動且
つ着脱自在に取り付けられている。
【0025】そして、前記蓋体2の中央部には、前記上
板17から垂設された筒部19が形成されており、該筒
部19内は、炊飯時に発生する水蒸気を外部へ排出する
ための蒸気排出通路20とされている。前記筒部19の
下端には、炊飯時において前記内鍋3の内圧を調整する
ための調圧筒21が取り付けられており、該調圧筒21
には、蓋体2の閉止時に前記内蓋3の上端開口を覆蓋す
る内蓋22が取り付けられている。符号23は蒸気入
口、24は蒸気出口である。
【0026】前記内蓋22は、その外周縁が蓋体2の閉
止時に前記伝熱リング15に圧接されることとなってお
り、伝熱リング15からの伝熱により加熱されることと
なっているのである。
【0027】ついで、図3に示す電気回路図に基づい
て、本実施の形態にかかる電気炊飯器における電気的構
成を説明する。なお、図1および図2に示された各部に
対応する部分には同一の参照符号を付して示す。
【0028】商用交流電源25からの電力は、内鍋3の
異常加熱を検知して溶断する温度ヒューズ26および整
流回路27を経て炊飯用および保温用ワークコイル1
0,13に供給されることとなっている。符号28は平
滑コンデンサ、29,30は共振コンデンサである。
【0029】前記炊飯用および保温用ワークコイル1
0,13には、マイクロコンピュータユニット(以下、
マイコンと略称する)31からIGBTドライブ回路3
2,33を経た指令によりそれぞれON/OFF制御さ
れるIGBT34,35からの制御信号が与えられるこ
ととなっている。
【0030】前記マイコン31は、所定のプログラムに
従って前記IGBT34,35の制御を行い、これによ
りワークコイル10,13および肩ヒータ14への通電
を制御する。この通電制御は、前記センターセンサ8内
に内蔵されたサーミスタ36から温度センサー検知回路
37を経て出力される出力信号に基づいて行なわれる。
つまり、本実施の形態の場合、前記マイコン31は、保
温制御中の一定時間内における前記保温用ワークコイル
13のON/OFF回数を検出するON/OFF回数検
出手段としての機能と、該ON/OFF回数検出手段に
より検出されたON/OFF回数に基づいて前記肩ヒー
タ14の通電量を制御する通電制御手段としての機能と
を備えているのである。
【0031】図3において、符号38は各種スイッチ群
(例えば、炊飯スイッチ、予約スイッチ、保温スイッチ
等)、39は液晶表示部である。
【0032】次に、図4に示すフローチャートを参照し
て、上記構成の電気炊飯器における肩ヒータ制御につい
て詳述する。
【0033】ステップS1において炊飯が終了して保温
が開始されたか否かの判定がなされ、ここで肯定判定さ
れた場合には、ステップS2に進み、保温用ワークコイ
ル13への通電回数(即ち、ON/OFF回数)nをリ
セットする(即ち、n=0とする)。
【0034】ついで、ステップS3においてt秒タイマ
ー(例えば、1800秒タイマー)がスタートされ、ス
テップS4においてセンタセンサー8により検出された
内蓋3の温度Tが入力される。
【0035】そして、ステップS5において内蓋温度T
と設定保温温度Ts(例えば、72℃)との比較がなさ
れ、ここで、T>Tsと判定された場合には、ステップ
6において保温用ワークコイル13への通電が停止さ
れ、T≦Tsと判定された場合には、ステップS7にお
いて保温用ワークコイル13が1/16のデューティ比
で通電され、ステップS8において通電回数nがn+1
へ加算される。
【0036】上記演算は、ステップS9においてt秒タ
イマーがカウントアップされた(換言すれば、t秒が経
過した)と判定されるまで行われ、通電回数nの検出が
行われる。ステップS9においてt秒経過したと判定さ
れると、ステップS10に進み、通電回数nが前回通電回
数hとしてメモリされる。
【0037】次に、ステップS11およびステップS12
おいて前回通電回数hと設定値N1,N2との比較がなさ
れる。ここで、設定値N1,N2は、予め実験等により室
温と対比して定められるものであり、N1<N2とされ
る。
【0038】ステップS11においてh<N1と判定され
た場合(即ち、通電回数が少ないと判定された場合)に
は、ステップS13において肩ヒータ14への通電量は、
7/16のデューティ比での通電とされる。つまり、通
電回数が少ないということから室温が高いと判断できる
ので、肩ヒータ14への通電量を少なめにしても、必要
十分な保温性能を確保できるのである。
【0039】ステップS11において否定判定され、ステ
ップS12においてN1≦h<N2と判定された場合(即
ち、通電回数がやや多いと判定された場合)には、ステ
ップS14において肩ヒータ14への通電量は、10/1
6のデューティ比での通電とされる。つまり、通電回数
がやや多いということから室温がやや低いと判断できる
ので、肩ヒータ14への通電量をやや多めにして、必要
十分な保温性能を確保できるようになっているのであ
る。
【0040】ステップS12において否定判定された場合
(即ち、通電回数が多いと判定された場合)には、ステ
ップS15において肩ヒータ14への通電量は、13/1
6のデューティ比での通電とされる。つまり、通電回数
が多いということから室温が低いと判断できるので、肩
ヒータ14への通電量を多めにして、必要十分な保温性
能を確保できるようになっているのである。
【0041】なお、ステップS1において否定判定され
た場合(即ち、炊飯終了から保温開始までの間、再加熱
から保温開始までの間等のように保温用ワークコイル1
3への通電がない場合)には、ステップS11に直接進
み、前回の通電回数hに基づいて以下の制御が実行され
る。この場合、室温にさほどの変化がないと判断される
ため、前回のデータを用いても支障はない。
【0042】上記したように、本実施の形態において
は、保温制御中において、保温用ワークコイル13の一
定時間内におけるON/OFF回数nを検出し、検出さ
れた値(即ち、ON/OFF回数n)が大きい時には、
室温が低くなっていると推定できるので、肩ヒータ14
への通電量が多くなるように制御する一方、ON/OF
F回数nが小さい時には、室温が高くなっていると推定
できるので、肩ヒータ14への通電量が少なくなるよう
に制御することとなっているので、肩ヒータ14を制御
するための温度センサー(例えば、肩センサー等)を用
いることなく、保温中において室温の変化に対応した肩
ヒータ14の制御が行えることとなるのである。従っ
て、保温性能が向上するとともに、肩センサーの省略に
より、その構成が簡略化され、コストダウンとなる。
【0043】第2の実施の形態(請求項1〜3に対応) 図5には、本願発明の第2の実施の形態にかかる電気炊
飯器が示されている。
【0044】この場合、蓋体2は、外面を構成する合成
樹脂製(例えば、ポリエチレンテレフタレート製あるい
はポリプロピレン製)の上板17と、内周面を構成する
合成樹脂製(例えば、ポリエチレンテレフタレート製あ
るいはポリプロピレン製)の環状の下板18と、該下板
18の内周縁に取り付けられる金属製の放熱板40とに
よって構成されており、前記上下板17,18と放熱板
40とに囲まれた空間部41には、断熱材42が配設さ
れている。この放熱板40の上面には、該放熱板40を
加熱することにより蓋体加熱手段として作用する蓋ヒー
タ43が取り付けられている。この場合、第1の実施の
形態における肩ヒータ14を蓋ヒータ43に置き換えた
だけであり、その他の構成および作用効果は、第1の実
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0045】上記各実施の形態においては、加熱手段と
してワークコイルを用いているが、本願発明は、加熱手
段として電気ヒータを用いたものにも適用可能なことは
勿論である。
【0046】
【発明の効果】本願発明(請求項1の発明)によれば、
内部に内鍋を収納し得るように構成された容器本体と、
該容器本体の蓋体と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、
前記内鍋の温度を検出する温度検出手段とを備え、該温
度検出手段により検出される内鍋温度に基づいて所定の
炊飯特性にしたがって前記加熱手段による加熱量を制御
するようにした電気炊飯器において、前記内鍋を保温時
に加熱する保温加熱手段と、前記蓋体の下面を加熱する
蓋体加熱手段と、保温制御中の一定時間内における前記
保温加熱手段のON/OFF回数を検出するON/OF
F回数検出手段と、該ON/OFF回数検出手段により
検出されたON/OFF回数に基づいて前記蓋体加熱手
段の通電量を制御する通電制御手段とを付設して、ON
/OFF回数検出手段により検出された値(即ち、ON
/OFF回数)が大きい時には、室温が低くなっている
と推定し、蓋体加熱手段への通電量を多くするように制
御する一方、ON/OFF回数検出手段により検出され
た値(即ち、ON/OFF回数)が小さい時には、室温
が高くなっていると推定し、蓋体加熱手段への通電量を
少なくするように制御するようにしたので、蓋体加熱手
段を制御するための温度センサー(例えば、肩センサー
あるいは蓋体内センサー等)を用いることなく、保温中
において室温の変化に対応した蓋体加熱手段の制御が行
えることとなり、保温性能が向上するという効果があ
る。しかも、従来使用されていた肩センサーあるいは蓋
体内センサー等の温度検出手段を省略することができる
ので、構成が簡略化され、コストダウンとなる。
【0047】請求項2の発明におけるように、前記ON
/OFF回数検出手段を、保温制御中における一定時間
経過する毎に動作するものとした場合、所定時間経過す
る毎に新しいデータ(即ち、新しいON/OFF回数)
が更新できることとなり、最新のデータに基づいて蓋体
加熱手段の制御を行うことができる。
【0048】請求項3の発明におけるように、炊飯終了
後の保温開始時には、前記ON/OFF回数検出手段に
より前回検出された値を前記通電制御手段における通電
量制御のためのデータとして用いるようにした場合、炊
飯終了後の保温開始時においては内鍋温度が高くなって
いて、保温加熱手段のON/OFF制御が行われないと
ころから、データ(即ち、ON/OFF回数)の取得が
できないが、室温にはあまり変化がないものと推定でき
るので、前回検出されたON/OFF回数を用いること
により、蓋体加熱手段の制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯
器の縦断面図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯
器における肩ヒータの斜視図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯
器における制御回路部の結線図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯
器における肩ヒータ制御のフローチャートである。
【図5】本願発明の第2の実施の形態にかかる電気炊飯
器の縦断面図である。
【符号の説明】
1は容器本体、2は蓋体、3は内鍋、8は温度検出手段
(センタセンサー)、10は加熱手段(炊飯用ワークコ
イル)、13は加熱手段(保温用ワークコイル)、14
は蓋体加熱手段(肩ヒータ)、22は内蓋、31はマイ
クロコンピュータユニット、43は蓋体加熱手段(蓋ヒ
ータ)。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に内鍋を収納し得るように構成され
    た容器本体と、該容器本体の蓋体と、前記内鍋を加熱す
    る加熱手段と、前記内鍋の温度を検出する温度検出手段
    とを備え、該温度検出手段により検出される内鍋温度に
    基づいて所定の炊飯特性にしたがって前記加熱手段によ
    る加熱量を制御するようにした電気炊飯器であって、前
    記内鍋を保温時に加熱する保温加熱手段と、前記蓋体の
    下面を加熱する蓋体加熱手段と、保温制御中の一定時間
    内における前記保温加熱手段のON/OFF回数を検出
    するON/OFF回数検出手段と、該ON/OFF回数
    検出手段により検出されたON/OFF回数に基づいて
    前記蓋体加熱手段の通電量を制御する通電制御手段とを
    付設したことを特徴とする電気炊飯器。
  2. 【請求項2】 前記ON/OFF回数検出手段を、保温
    制御中における一定時間経過する毎に動作するものとし
    たことを特徴とする前記請求項1記載の電気炊飯器。
  3. 【請求項3】 炊飯終了後の保温開始時には、前記ON
    /OFF回数検出手段により前回検出された値を前記通
    電制御手段における通電量制御のためのデータとして用
    いることを特徴とする前記請求項1および請求項2のい
    ずれか一項記載の電気炊飯器。
  4. 【請求項4】 前記蓋体加熱手段を、前記容器本体の肩
    部に設けられた肩ヒータにより構成したことを特徴とす
    る前記請求項1ないし請求項3のいずれか一項記載の電
    気炊飯器。
  5. 【請求項5】 前記蓋体加熱手段を、前記蓋体の下面に
    設けられた蓋ヒータにより構成したことを特徴とする前
    記請求項1ないし請求項3のいずれか一項記載の電気炊
    飯器。
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