JP3147823B2 - 電気炊飯器 - Google Patents

電気炊飯器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、電気炊飯器に関
し、さらに詳しくは吹きこぼれを防止しつつ美味しいご
飯を炊き上げることができるようにした電気炊飯器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気炊飯器においては、米と水
とを収容した内鍋の温度を温度検出手段により検出し、
該内鍋温度の昇温状態等に基づいて炊飯量の判定を行
い、その後判定された炊飯量に対応した電力で沸騰開始
まで一気に炊き上げるようにしている。
【0003】ところで、近年、内蓋を備えず、蓋体自体
で内鍋の開口を閉塞するタイプの電気炊飯器が開発され
てきている。このようなタイプの電気炊飯器の場合、炊
き上げ時に吹きこぼれが生じ易いため、次のような対策
が試みられている。
【0004】炊飯量判定後における一定時間加熱を停
止する。
【0005】炊飯量判定後から沸騰開始までにかかる
時間を推定し、沸騰開始直前に加熱を停止する。
【0006】炊飯量判定後に加熱手段をON・OFF
させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、炊き上げ工
程におけるご飯の温度は、丁度沸騰直前の温度上昇期に
あたり、炊飯理論から考えると一気に沸騰まで温度上昇
させなければならない大切な時期である。一方、炊飯中
に吹きこぼれが生ずるのは、炊飯量が少ない場合であ
り、炊飯量が多いときには、吹きこぼれが生じにくいと
いう事実がある。
【0008】従って、上記〜におけるように炊飯量
に関係なく沸騰に至る前に加熱を停止したり、ON・O
FFさせたりすると、吹きこぼれは防止できるものの、
美味しいご飯を炊き上げることが難しくなるおそれがあ
る。
【0009】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、炊飯中の吹きこぼれを少なくするとともに、美味
しいご飯を炊き上げることができるようにすることを目
的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明の基本構成(請
求項1の発明)では、上記課題を解決するための手段と
して、米と水とを収容する内鍋を加熱する炊飯加熱手段
と、前記内鍋の温度を検出する温度検出手段と、該温度
検出手段による検出温度に基づいて所定の炊飯特性で前
記炊飯加熱手段を制御する加熱制御手段と、炊飯工程中
において前記温度検出手段により検出された温度データ
から得られた判定データに基づいて炊飯量を判定する炊
飯量判定手段とを備えてなる電気炊飯器において、前記
炊飯量判定手段による炊飯量判定後から沸騰開始までの
間に前記炊飯加熱手段による加熱を前記炊飯判定手段に
より判定された炊飯量に対応して設定された時間だけ停
止する加熱停止手段を付設している。
【0011】上記のように構成したことにより、炊飯中
において、炊飯量判定後から沸騰開始までの間に炊飯量
に対応して設定された時間だけ加熱が停止され、その後
沸騰まで炊き上げられることとなり、炊き上げ工程にお
いて内鍋における熱容量と加熱量とのバランスを良好に
保った加熱が得られることとなり、吹きこぼれ防止と美
味しいご飯の炊き上げとを両立させることができる。
【0012】請求項2の発明におけるように、前記加熱
停止手段による加熱停止時間を、炊飯量が所定量より多
いときには0とし、炊飯量が所定量より少なくなるのに
対応させて長く設定した場合、吹きこぼれが起きにくい
大炊飯量時には沸騰に至るまでの加熱状態を重点的に考
慮し、吹きこぼれが生じ易い小炊飯量時には吹きこぼれ
防止を重点的に考慮した炊飯を行うことができる。
【0013】請求項3の発明におけるように、前記加熱
停止手段の作動開始時点を前記炊飯量判定手段による炊
飯量判定の終了直後とした場合、加熱停止時期の設定が
容易となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の好適な実施の形態について詳述する。
【0015】この電気炊飯器は、図1に示すように、内
部に炊飯用の内鍋3をセットし得るように構成され且つ
空間部4を有する二重構造の容器本体1と、該容器本体
1の上部開口を開閉自在に覆蓋する蓋体2とを備えてい
る。
【0016】前記容器本体1は、外側壁となる胴部5a
と上壁となる肩部5bとを有する合成樹脂(例えば、ポ
リプロピレン)の一体成形品からなる外ケース5と、前
記肩部5bの内周縁に対して上端が結合される合成樹脂
製(例えば、ポリプロピレン製)の有底筒状の内ケース
6と、前記外ケース5の胴部5a下端に対して上端が結
合される合成樹脂製(例えば、ポリプロピレン製)の皿
状の底部材7とによって構成されており、前記外ケース
5、内ケース6および底部材7に囲まれて前記空間部4
が形成されている。なお、前記内ケース6内には、前記
内鍋3が取り出し可能にセットされることとなってい
る。
【0017】前記内ケース6の底面中央には、温度検出
手段として作用するセンタセンサー8を臨ませるための
センサー穴9が形成されており、該センサー穴9を包囲
するように加熱手段として作用する環状のワークコイル
10が前記内ケース6の底面および該底面から側周面に
至る間の湾曲部に配設されている。該ワークコイル10
は、交番磁界を発生するものであり、該交番磁界の電磁
誘導により前記内鍋3に渦電流を発生させ、該渦電流の
抵抗熱を利用して加熱するものとされている。なお、内
鍋3は、ワークコイル10により渦電流を発生させるこ
とのできる材質(例えば、磁性体材料)により構成され
る。
【0018】前記ワークコイル10は、前記内ケース6
の底面に対してビス11により固定されたワークコイル
ダイ12と前記内ケース6の底面との間に挟持されてい
る。符号12aはフェライトコアであり、ワークコイル
10による磁気が下方に存在する機器に対して影響を及
ぼさないように遮閉する作用をなす。
【0019】前記センサー穴9内には、前記内鍋3の底
部に対して接触するようにしてセンタセンサー8が設け
られている。また、前記内ケース6の側周面には、保温
用ヒータ13が取り付けられている。さらに、前記外ケ
ース肩部5b下面から円筒状の隔壁14が垂設されてお
り、該隔壁14と内ケース6との間には断熱材15が配
設されている。
【0020】前記ワークコイルダイ12の下方には、基
板16が支持され、冷却ファン17も配設されている。
該冷却ファン17は、前記ワークコイル10の通電制御
を行うために前記基板16に配設されたパワートランジ
スタおよび整流用ダイオードブリッジ(図示省略)へ冷
却風を圧送するものであり、ファンモータ18と、該フ
ァンモータ18により回転駆動される軸流羽根車19と
からなっている。前記容器本体1の底壁(具体的には、
底部材7の底面)には、前記冷却ファン17に対向して
冷却風入口20が形成されている。
【0021】一方、前記蓋体2は、外面を構成する合成
樹脂製(例えば、ポリプロピレン製)の上板21と、内
周面を構成する合成樹脂製(例えば、ポリプロピレン
製)の環状の下板22と、該下板22の内周縁に取り付
けられる金属製の放熱板23とによって構成されてお
り、前記上下板21,22間には、断熱材24を収納す
るための中空部25が形成されている。
【0022】この蓋体2は、前記外ケース5の肩部5b
の一側に対してヒンジピン26を介して回動且つ着脱自
在に取り付けられている。
【0023】そして、前記蓋体2の中央部には、前記上
板21から垂設された筒部27が形成されており、該筒
部27内は、炊飯時に発生する水蒸気を外部へ排出する
ための蒸気排出通路28とされている。前記筒部27の
下端には、炊飯時において前期内鍋3の内圧を調整する
ための調圧筒30がシールパッキン29を介して取り付
けられている。
【0024】前記放熱板23には、前記蒸気排出通路2
8の下端に対応する穴31が形成されており、該穴31
の口縁は前記シールパッキン29に結合支持されてい
る。また、この放熱板23の外周縁は、前記下板22の
内周縁に対してシールパッキン32を介して結合されて
いる。該シールパッキン32は、蓋体2の閉止時におい
て内鍋3の上部口縁に圧接されて気密を保持することと
なっている。
【0025】前記放熱板23の上面には、該放熱板23
を加熱することにより露付きおよびオネバの成長を防止
する蓋ヒータ33が取り付けられている。
【0026】前記容器本体1の前側(即ち、蓋体2をロ
ックするロック機構34が設けられている側)における
空間部4には、ワークコイル10、保温用ヒータ13お
よび蓋ヒータ33等への通電制御を司る制御ユニットが
組み込まれた制御基板36が配設され、該制御基板36
には、各種スイッチ類(例えば、炊飯スイッチ、予約ス
イッチ、保温スイッチ等)および液晶表示装置37が配
設されている。符号35は前記制御基板36を固定する
とともに前記保温ヒータ13からの熱を遮断する基板カ
バー、38は前記スイッチ基板36および液晶表示装置
37の前面に設けられた操作パネル部である。
【0027】前記操作パネル部38には、図2に示すよ
うに、炊飯スイッチ39、保温スイッチ40、予約スイ
ッチ41、メニュースイッチ42、再加熱スイッチ4
3、液晶表示用窓44等が設けられている。
【0028】ついで、図3に示す電気回路図に基づい
て、本実施の形態にかかる電気炊飯器における電気的構
成を説明する。なお、図1および図2に示された各部に
対応する部分には同一の参照符号を付して示す。
【0029】商用交流電源45からの電力は、内鍋3の
異常加熱を検知して溶断する温度ヒューズ46を介して
保温用ヒータ13および冷却ファン17のファンモータ
18に供給されるとともに、降圧トランス47で降圧さ
れ且つ整流器48で整流されてマイクロコンピュータユ
ニット49に対してその電源電力として供給されること
となっている。また、前記商用交流電源45からの電力
は、整流用ダイオードブリッジ50およびチョークコイ
ル51を介してワークコイル10に供給されることとな
っている。さらに、前記ワークコイル10、保温用ヒー
タ13、蓋ヒータ33およびファンモータ18は互いに
並列に接続されている。符号52,53は平滑コンデン
サ、54は共振コンデンサ、55はダイオードである。
【0030】前記保温用ヒータ13および蓋ヒータ33
と商用交流電源45との間には、トライアック56,5
7がそれぞれ接続されている。このトライアック56,
57のゲートには、マイクロコンピュータユニット49
からの指令によりON/OFF制御されるPNPトラン
ジスタ58,59からの制御信号がそれぞれ与えられる
こととなっている。また、前記ワークコイル10には、
マイクロコンピュータユニット49からの指令によりO
N/OFF制御されるパワートランジスタ60からの制
御信号が与えられることとなっている。
【0031】前記マイクロコンピュータユニット49
は、基準周波数発生回路(OSC)61からのクロック信
号に基づいて動作し、所定のプログラムに従ってパワー
トランジスタ60およびトランジスタ58,59の制御
を行い、これによりワークコイル10、保温用ヒータ1
3および蓋ヒータ33への通電を制御する。この通電制
御は、前記センターセンサ8内に内蔵されたサーミスタ
62からの出力信号に基づいて行なわれる。符号63は
内鍋3のセット状態を検知するセットセンサーである。
【0032】また、前記マイクロコンピュータユニット
49は、センタセンサー8(具体的には、サーミスタ6
2)による検出温度に基づいて所定の炊飯特性で前記ワ
ークコイル10を制御する加熱制御手段としての機能
と、炊飯工程中において前記センタセンサー8により検
出された温度データから得られた判定データに基づいて
炊飯量を判定する炊飯量判定手段としての機能と、前記
炊飯量判定手段による炊飯量判定後から沸騰開始までの
間に前記ワークコイル10による加熱を前記炊飯判定手
段により判定された炊飯量に対応して設定された時間だ
け停止する加熱停止手段としての機能とを有している。
【0033】ついで、図4および図5に示すフローチャ
ートを参照して、上記構成の電気炊飯器における炊飯時
の加熱制御について詳述する。
【0034】まず、ステップS1において7秒タイマー
をスタートさせ、ステップS2およびステップS3におい
て保温用ヒータ13および蓋ヒータ33への通電を停止
する。
【0035】その後、ステップS4においてセンタセン
サー8により検出される内鍋温度が所定値Tm℃以下で
あるか否かの判定がなされる。ここで、肯定判定される
と(換言すれば、内鍋温度がTm℃以下と判定される
と)、ステップS5においてワークコイル10がデュー
ティ比=16/16で通電され、否定判定されると(換
言すれば、内鍋温度がTm℃を超えていると判定される
と)、ステップS6においてワークコイル10への通電
が停止され、同時にステップS7においてワークコイル
10への通電停止時間Tが積算される。該通電停止時間
Tは、炊飯量判定の基準となるもの(即ち、判定デー
タ)である。
【0036】上記制御は、ステップS8において7秒経
過したと判定されるまで継続されるが、ステップS8
おいて肯定判定されると、ステップS9において7秒タ
イマーが再スタートされ、ステップS10においてm=3
0か否か(即ち、7秒タイマーが30回スタートされた
か否か)の判定がなされ、ここで否定判定された場合に
は、ステップS11においてm+1→mとされ且つステッ
プS12において停電確認フローチャート(詳細について
は省略する)を実行した後ステップS2へ戻る。つま
り、上記制御は、7秒タイマーが30回スタートされる
まで継続され、その間におけるワークコイル10への通
電が停止された積算時間が炊飯量判定時間Tとして得ら
れるのである。
【0037】ついで、ステップS13〜ステップS15にお
いて前記炊飯量判定時間Tとシキイ値T1,T2,T3
の比較がなされる。ここで、T1<T2<T3とされる。
【0038】ステップS13において0≦T<T1と判定
された場合には、ステップS16に進み、炊飯量W=A
(即ち、炊飯量=極大量=10合以上)と判定され且つ
ステップS20において加熱停止時間V=Eに設定され
る。
【0039】ステップS14においてT1≦T<T2と判定
された場合には、ステップS17に進み、炊飯量W=B
(即ち、炊飯量=大量=7〜9合)と判定され且つステ
ップS21において加熱停止時間V=Eに設定される。
【0040】ステップS15においてT2≦T<T3と判定
された場合には、ステップS18に進み、炊飯量W=C
(即ち、炊飯量=中量=3〜6合)と判定され且つステ
ップS22において加熱停止時間V=Fに設定される。
【0041】ステップS15においてT3≦Tと判定され
た場合には、ステップS19に進み、炊飯量W=D(即
ち、炊飯量=小量=2合以下)と判定され且つステップ
23において加熱停止時間V=Gに設定される。
【0042】ここで、E<F<Gとされ、例えば、E=
0、F=60秒、G=120秒とされる。
【0043】上記のようにして、加熱停止時間Vが炊飯
量Wに対応して設定されると、ステップS24においてV
秒タイマーがスタートされ、ステップS25においてワー
クコイル10への通電が停止され且つ保温用ヒータ13
へデューティ比=6/16で通電される。そして、ステ
ップS28において否定判定(即ち、V秒経過していない
と判定)された場合には、ステップS29において停電確
認フローチャート(詳細については省略する)を実行し
た後ステップS26へ戻るが、ステップS28において肯定
判定(即ち、V秒経過したと判定)された場合には、ス
テップS30においてワークコイル10へデューティ比=
16/16で通電され、ステップS31に進み、炊き上げ
工程が実行される。
【0044】上記した炊飯加熱制御における内鍋温度の
変化を測定したところ、図6ないし図8に示す通りであ
った。
【0045】図6の場合、炊飯量W=A(例えば、10
合)、加熱停止時間V=E(例えば、0秒)とされてお
り、炊飯量判定後においてもワークコイル10は通電停
止されない。このようにすると、沸騰まで一気に炊き上
げられることとなり、美味しいご飯を炊き上げることが
できるのである。なお、炊飯量Wが所定量を超えると、
吹きこぼれがほとんど生じないところから問題はない。
なお、炊飯量W=Bの場合にも同様に沸騰まで一気に炊
き上げられる。
【0046】図7の場合、炊飯量W=C(例えば、6
合)、加熱停止時間V=F(例えば、60秒)とされて
おり、炊飯量判定直後に60秒間だけワークコイル10
への通電を停止することとなっている。このようにする
と、炊飯量に見合った加熱停止が得られることとなり、
通電停止による内鍋温度の低下時間を短くできるところ
から、吹きこぼれを防止しつつ美味しいご飯を炊き上げ
ることができるのである。なお、炊飯量Wが3〜6合の
場合にも同様に60秒間だけワークコイル10への通電
が停止される。
【0047】図8の場合、炊飯量W=D(例えば、2
合)、加熱停止時間V=G(例えば、120秒)とされ
ており、炊飯量判定直後に120秒間だけワークコイル
10への通電を停止することとなっている。このように
すると、炊飯量が少なくて内鍋3(米および水を含む)
の熱容量が小さい場合には、ワークコイル10による加
熱がオーバーランするおそれがあるが、上記した通電停
止により内鍋温度が一旦低下した後に沸騰まで一気に加
熱されることとなり、吹きこぼれを防止しつつ美味しい
ご飯を炊き上げることができるのである。なお、炊飯量
Wが2合未満の場合にも同様に120秒間だけワークコ
イル10への通電が停止される。
【0048】以上の説明においては、ワークコイルを炊
飯加熱手段として用いたものを実施の形態としている
が、本願発明は、熱盤式の電気ヒータを炊飯加熱手段と
して用いたものにも適用できることは勿論である。
【0049】
【発明の効果】本願発明(請求項1の発明)によれば、
米と水とを収容する内鍋を加熱する炊飯加熱手段と、前
記内鍋の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手
段による検出温度に基づいて所定の炊飯特性で前記炊飯
加熱手段を制御する加熱制御手段と、炊飯工程中におい
て前記温度検出手段により検出された温度データから得
られた判定データに基づいて炊飯量を判定する炊飯量判
定手段とを備えてなる電気炊飯器において、前記炊飯量
判定手段による炊飯量判定後から沸騰開始までの間に前
記炊飯加熱手段による加熱を前記炊飯判定手段により判
定された炊飯量に対応して設定された時間だけ停止する
加熱停止手段を付設して、炊飯中において、炊飯量判定
後から沸騰開始までの間に炊飯量に対応して設定された
時間だけ加熱が停止され、その後沸騰まで炊き上げられ
るようにしたので、炊き上げ工程において内鍋における
熱容量と加熱量とのバランスを良好に保った加熱が得ら
れることとなり、吹きこぼれ防止と美味しいご飯の炊き
上げとを両立させることができるという優れた効果があ
る。
【0050】請求項2の発明におけるように、前記加熱
停止手段による加熱停止時間を、炊飯量が所定量より多
いときには0とし、炊飯量が所定量より少なくなるのに
対応させて長く設定した場合、吹きこぼれが起きにくい
大炊飯量時には沸騰に至るまでの加熱状態を重点的に考
慮し、吹きこぼれが生じ易い小炊飯量時には吹きこぼれ
防止を重点的に考慮した炊飯を行うことができる。
【0051】請求項3の発明におけるように、前記加熱
停止手段の作動開始時点を前記炊飯量判定手段による炊
飯量判定の終了直後とした場合、加熱停止時期の設定が
容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器の縦
断面図である。
【図2】本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器にお
ける操作パネル部の拡大正面図である。
【図3】本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器にお
ける制御回路部の結線図である。
【図4】本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器にお
ける炊飯時加熱制御のフローチャートの前半部である。
【図5】本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器にお
ける炊飯時加熱制御のフローチャートの後半部である。
【図6】本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器の炊
飯工程(炊飯量中以上)における内鍋温度の変化を示す
特性図である。
【図7】本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器の炊
飯工程(炊飯量小)における内鍋温度の変化を示す特性
図である。
【図8】本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器の炊
飯工程(炊飯量極小)における内鍋温度の変化を示す特
性図である。
【符号の説明】
1は本体容器、2は蓋体、3は内鍋、8は温度検出手段
(センタセンサー)、10は炊飯加熱手段(ワークコイ
ル)、49はマイクロコンピュータユニット。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米と水とを収容する内鍋を加熱する炊飯
    加熱手段と、前記内鍋の温度を検出する温度検出手段
    と、該温度検出手段による検出温度に基づいて所定の炊
    飯特性で前記炊飯加熱手段を制御する加熱制御手段と、
    炊飯工程中において前記温度検出手段により検出された
    温度データから得られた判定データに基づいて炊飯量を
    判定する炊飯量判定手段とを備えてなる電気炊飯器であ
    って、前記炊飯量判定手段による炊飯量判定後から沸騰
    開始までの間に前記炊飯加熱手段による加熱を前記炊飯
    判定手段により判定された炊飯量に対応して設定された
    時間だけ停止する加熱停止手段を付設したことを特徴と
    する電気炊飯器。
  2. 【請求項2】 前記加熱停止手段による加熱停止時間
    を、炊飯量が所定量より多いときには0とし、炊飯量が
    所定量より少なくなるのに対応させて長く設定したこと
    を特徴とする前記請求項1記載の電気炊飯器。
  3. 【請求項3】 前記加熱停止手段の作動開始時点を前記
    炊飯量判定手段による炊飯量判定の終了直後としたこと
    を特徴とする前記請求項1および請求項2のいずれか一
    項記載の電気炊飯器。
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