JPH0677382U - 補聴器と遠隔制御装置の組合せ - Google Patents

補聴器と遠隔制御装置の組合せ

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JPH0677382U
JPH0677382U JP000106U JP10694U JPH0677382U JP H0677382 U JPH0677382 U JP H0677382U JP 000106 U JP000106 U JP 000106U JP 10694 U JP10694 U JP 10694U JP H0677382 U JPH0677382 U JP H0677382U
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hearing aid
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control device
microphone
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 補聴器と遠隔制御装置との組合せで補聴器の
小形化及び装置の簡易化をはかる。 【構成】 制御装置と補聴器の間を無線結合とし、この
制御信号を音波とし、この音波をマイクロホンでピック
アップし、マイクロホンに制御信号を取出すフィルタ手
段を設け、かつ制御信号を補聴器の動作信号の周波数範
囲外とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【技術分野】
本考案は、使用者の頭部に保持される補聴器と遠隔制御装置との組合わせであ って、 遠隔制御装置は、使用者により手動操作され得る制御手段と、この制御手段に 結合される入力端子及び出力端子を有する符号器と、この符号器の出力端子に結 合される入力端子を有する送信機とを具え、 前記符号器は、使用者により制御手段に加えられる制御作動を第１制御信号に 変換し、この第１制御信号をその出力端子を経て送信機に供給し、これにより第 １制御信号を無線送信し、 補聴器は、マイクロホンとして構成されるピックアップと、増幅器と、受信器 との直列接続を具え、この補聴器はピックアップにより、遠隔制御装置の送信器 により送信された第１制御信号を受信し、さらにこの第１制御信号を受信するピ ックアップに結合された入力端子及び出力端子を有する復号器とを具え、この復 号器によって、第１制御信号を、補聴器の少なくとも１つの動作パラメータを制 御する第２制御信号に変換するようにした補聴器と遠隔制御装置の組合せに関す るものである。
【０００２】
【従来技術】
上述した遠隔制御装置は、西独国公開公報第1,938,381 号から既知である。
【０００３】 メガネ、耳の後部、耳の中、耳管内型のヘッドホン補聴器は、一般に、信号の 増幅および／または濾波のための増幅器並びに小型マイクロホンおよび小型受信 機を有する。
【０００４】 補聴器の小型化及び信頼性向上にともなって、オンオフスイッチおよび音量調 節がより問題となってきた。小型化されたボタンの操作は年をとった人には特に 問題であり、一方では、スイッチおよび制御部は、一般的に補聴器の他の素子、 すなわち環境にさらされている部分に比し一番弱い部分である。
【０００５】 上述の問題に対する解決策は、上述の西独国公開公報第1,938,381 号に記載さ れている。遠隔制御装置及び補聴器のコイル間の誘導結合により、補聴器のオン およびオフ切換え、または増幅器の増幅率の変化、または、補聴器の周波数応答 特性の修正のような補聴器の動作パラメータを変化させることができる。
【０００６】 しかし、コイルは大きなスペースを占有し、従って耳管内型の補聴器には全く 利用し得ない場合もある。これは、補聴器を極めて大形にするか、または、遠隔 制御を補聴器に適用し得ないことを意味する。その理由はこの遠隔制御が耳管内 型補聴器には必要不可欠のものであるからである。
【０００７】
【考案の目的と解決手段】
本考案の目的は、補聴器の遠隔制御を他の手段で行って補聴器を小型化すると 共に占有スペースを小さくし、しかも補聴器の遠隔制御を行い得るようにした補 聴器と遠隔制御装置の組合せを提供せんとするにある。
【０００８】 この目的のため、本考案の補聴器と遠隔制御装置の組合せでは、第１制御信号 の無線送信を音波により行ない、前記マイクロホンを第１制御信号を受信するピ ックアップとしても機能させ、ほかにマイクロホンの出力信号から第１制御信号 を取出すフィルタ手段を設け、このフィルタ手段の出力を前記復号器の入力端子 に結合し、第１制御信号の周波数範囲を、受信器の動作周波数範囲外の周波数範 囲とするようにし、マイクロホンより受信器の入力端子に至る信号通路には、第 １制御信号が受信器に到達するのを妨げる濾波手段を一切設けないことを特徴と する。
【０００９】 本考案は、音波の送信には音響−電気変換器の形態のピックアップを使用する 必要があることの認識に基づいている。斯る変換器はコイルより小さくし得るた め、省スペース化を図ることができる。
【００１０】
【考案の効果】
特にマイクロホン、増幅器及び受信機の直列配置を具える補聴器ではマイクロ ホンを、第１制御信号を受信するピックアップとして作動させることができる。 この場合にはピックアップに対する追加の素子を必要としないため、スペースを 著しく節約でき、従って補聴器を小形とすることができる。又、音声信号および 制御信号の受信のための変換器を２個の代りに１個とし得るためエネルギーの省 力化をも行うことができる。しかし、このためにはマイクロホンの出力信号から 第１制御信号を取出すフィルタ手段を設ける必要があり、このフィルタ手段の出 力側を復号器の入力側に結合し得るようにする。
【００１１】 第１制御信号は、その周波数を受信機の動作周波数範囲外の周波数領域とする ことができる。この場合、小型変換器の一般的特性を利用することにより、耳空 管と受信機との音響結合及びそれ自体の周波数特性のため、一般に６または７KH z の範囲を越えない受信機（補聴器、電話機）よりも広い（12, 15または20KHz までの）帯域の小型マイクロホンを用いることができる。
【００１２】 帯域幅のこの差を使用することにより第１制御信号を補聴器に供給して補聴器 のオンおよびオフ切換えを行ない、または補聴器の音量、設定周波数或いは他の 動作パラメータを、補聴器の使用者をわずらわすことなく変えることができる。
【００１３】 第１制御信号はマイクロホンにより簡単に受信されるが、その特殊な端末のた め受信機により再生することはできない。
【００１４】 補聴器のオンオフ機能の遠隔制御を目的とする場合には、補聴器のマイクロホ ンをピックアップとしても作動させる関係上、補聴器の復調器とともにピックア ップを永続的にスイッチオンする必要があることは明らかである。
【００１５】 第１制御信号の無線送信を超音波により行うことができるようにする。これに よりこれら超音波の周波数は、普通に聴取する周波数範囲外とする。
【００１６】 この超音波により信号を無線送信することは西独国実用新案第73,11,755 号か ら既知である。この実用新案には、音声装置からヘッドホンに音声情報を無線送 信することが記載されている。しかし、この実用新案明細書には、補聴器の動作 パラメータを遠隔制御するため制御信号を無線送信することは記載されていない 。
【００１７】 他の例では無線送信を、被変調音波により行なうようにする。かくすると、他 の音波発生源から発生する妨害音響信号に対し低感度の遠隔制御装置を得ること ができる。また第１制御信号を、振幅変調または周波数変調された形態で送信す ることができる。このため、遠隔制御装置の符号器は、制御信号を変調する変調 器を具え、補聴器の復号器は受信した制御信号を復調する復調器を具えるように する。
【００１８】 しかし、他の符号化技術を適用することもでき、例えばトーンの組合せ（例え ば、電話回線のダイヤル情報の送信に適用されるような「デュアル トーン マ ルチ フリークエンシー」装置と呼ばれる）に基づく符号化のような符号化技術 を用いることができる。
【００１９】
【実施例】
以下図面により本考案を詳細に説明する。
【００２０】 図１は、補聴器１と遠隔制御装置２との組合せを示す。この両装置をブロック 線図で示してある。遠隔制御装置２は、例えば、制御ボタン４を有するタブレッ トの形態の制御手段３を具える。制御手段３の出力端子を符号器７の入力端子６ に結合する。符号器７の出力端子８を拡声器の形態の送信機10の入力端子９に結 合する。符号器によって、補聴器の使用者が制御手段３により行なった制御動作 を第１制御信号に変換すると共に、この第１制御信号をその出力端子８を経て第 １制御信号の無線送信を行う送信機10に供給し、無線送信を音波11により行う。 また、この無線送信を超音波により行うこともできる。この場合には、変換器10 を超音波変換器とする。
【００２１】 また、第１制御信号の送信は被変調音波により行なうこともできる。この場合 には、符号器７は変調器12および発振器13を具える。制御手段３のボタン４を操 作して、発振器の周波数または振幅による変調を行うようにする。この場合には 符号器７の出力端子８に、周波数変調された信号または振幅変調された信号を発 生させる。
【００２２】 補聴器１は、遠隔制御装置２の送信機10から送信された音波11を受信するピッ クアップ15を具える。受信した第１制御信号を復号器17の入力端子16に供給する 。復号器17によって、第１制御信号を、補聴器１の少なくとも１個の動作パラメ ータを制御する第２制御信号に、変換する。本例では、第２制御信号によって補 聴器内の増幅器19の増幅率Ａを制御する。この目的のため、復号器17の出力端子 18を増幅器19の制御入力端子20に結合する。
【００２３】 一般に、補聴器は、増幅器19に結合されたマイクロホン21と、拡声器（または 電話機）22とを具える。
【００２４】 また、復号器17は、第１制御信号が周波調変調または振幅変調された形態で送 信される場合には、第１制御信号を復調する復調器（図示せず）を具える。
【００２５】 遠隔制御装置２のボタンの順次の操作中、第２制御信号の値は、調整されたレ ベルに維持する必要があることはもちろんである。この目的のため、復号器17は 、遠隔制御装置２のボタンの各操作の後に第２制御信号を適正レベルに記憶する ことのできる記憶装置を具える。
【００２６】 図２は、補聴器の他の実施例を示し、この補聴器に符号１′を付す。本例では ピックアップ25は補聴器のマイクロホンとしても作動させる。これがためピック アップ25の出力端子を増幅器19の入力端子に結合する。マイクロホン25の出力信 号から第１制御信号を取出すためにフィルタ手段26をマイクロホン25と復号器17 との間に設ける。このフィルタ手段26は、第１制御信号の周波数の周波数範囲を 含む帯域通過フィルターを有する。一般に電話機22が、マイクロホン25の12, 15 または20KHz までの動作周波数範囲と比較して、約６または７KHz までの制限さ れた動作周波数範囲を有するため、第１制御信号を７KHz 以上且つマイクロホン の動作周波数範囲の上限周波数以下の周波数領域に変調することができる。この 場合には、接続点27と増幅器19との間に、第１制御信号が電話機により再生され るのを防止する帯域消去フィルタを接続する必要はない。第２図の例においても 、補聴器の増幅器19の増幅率Ａを制御し得るようにする。
【００２７】 図３は、遠隔的に操作し得るオンオフスイッチ30を有する補聴器１″の例を示 す。本例ではオンオフスイッチ30を切換えることによって補聴器に組込まれた電 池31からの供給電圧Ｖを補聴器の増幅器19の給電端子32に供給する。補聴器をオ ンおよびオフ状態に切換える遠隔制御を適正に作動させるために、マイクロホン 25および復号器17を接続線33および34により供給電圧Ｖの端子に永続的に接続す る。帯域通過フィルタ２６を能動フィルタとした場合には、上述した所と同様の ことがフィルタ２６に対してもあてはまる。
【００２８】 オンオフスイッチ30の遠隔制御のほかに、第１図および第２図につき説明した 所と同様に増幅率Ａのような他の動作パラメータを遠隔的に制御し得ることはも ちろんである。これは、異なる周波数または異なる符号を有する１種以上の第１ 制御信号を使用し、これらの信号を異なる周波数または異なる符号を有する音波 を介して送信し、ピックアップにより受信し、復号器において１種以上の第２制 御信号に変換して、補聴器の該当する動作パラメータを制御し得ることを意味す る。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本考案の補聴器用遠隔制御装置の第１
実施例を示すブロック図、
【図２】図２は、本考案の補聴器の他の実施例を示すブ
ロック図、
【図３】図３は、本考案の補聴器のさらに他の実施例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
１ 補聴器 ２ 遠隔制御装置 ３ 制御手段 ４ 制御ボタン ７ 符号器 10 送信機 15 ピックアップ 17 復号器 19 増幅器 22 拡声器 26 フィルタ手段 30 オンオフスイッチ 31 電池

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 使用者の頭部に保持されるようになって
    いる補聴器(1) と遠隔制御装置(2) との組合わせであっ
    て、 遠隔制御装置(2) は、使用者により手動操作され得る制
    御手段(3) と、この制御手段(3) に結合される入力端子
    (6) 及び出力端子(8) を有する符号器(7) と、この符号
    器(7) の出力端子(8) に結合される入力端子(9) を有す
    る送信器(10)とを具え、 前記符号器(7) は、使用者により制御手段(3) に加えら
    れる制御動作を第１制御信号に変換し、この第１制御信
    号をその出力端子を経て送信器(10)に供給し、これによ
    り第１制御信号を無線送信し、 補聴器(1) は、マイクロホンとして構成されるピックア
    ップ(15)と、増幅器(19)と、受信器(22)との直列接続を
    具え、この補聴器(1) はピックアップ(15)により、遠隔
    制御装置(2) の送信器(10)により送信された第１制御信
    号を受信し、さらにこの第１制御信号を受信するピック
    アップ(15)に結合された入力端子(16)及び出力端子(18)
    を有する復号器(17)とを具え、この復号器(17)によっ
    て、第１制御信号を、補聴器(1) の少なくとも１つの動
    作パラメータを制御する第２制御信号に変換するように
    し、 第１制御信号の無線送信を音波により行ない、前記マイ
    クロホンを第１制御信号を受信するピックアップ(15)と
    しても機能させ、ほかにマイクロホンの出力信号から第
    １制御信号を取出すフィルタ手段(26)を設け、このフィ
    ルタ手段(26)の出力を前記復号器(17)の入力端子(16)に
    結合し、第１制御信号の周波数範囲を、受信器(22)の動
    作周波数範囲外の周波数範囲とするようにし、マイクロ
    ホンより受信器(22)の入力端子に至る信号通路には、第
    １制御信号が受信器(22)に到達するのを妨げる濾波手段
    を一切設けないことを特徴とする補聴器と遠隔制御装置
    の組合せ。
  2. 【請求項２】 前記第１制御信号の無線送信を超音波に
    より行なうようにしたことを特徴とする請求項１記載の
    補聴器と遠隔制御装置の組合せ。
  3. 【請求項３】 前記第１制御信号の無線送信を被変調音
    波により行なうようにしたことを特徴とする請求項１ま
    たは２記載の補聴器と遠隔制御装置の組合せ。
  4. 【請求項４】 遠隔制御装置(2) の符号器は、変調器を
    具え、補聴器(1) の復号器(17)は復調器を具えるように
    したことを特徴とする請求項１ないし３の何れかに記載
    の補聴器と遠隔制御装置の組合せ。
JP000106U 1984-09-27 1994-01-18 補聴器と遠隔制御装置の組合せ Pending JPH0677382U (ja)

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GB8424471 1984-09-27
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EP (1) EP0176116B1 (ja)
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