JP2532019B2 - 補聴器 - Google Patents
補聴器Info
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- JP2532019B2 JP2532019B2 JP4286721A JP28672192A JP2532019B2 JP 2532019 B2 JP2532019 B2 JP 2532019B2 JP 4286721 A JP4286721 A JP 4286721A JP 28672192 A JP28672192 A JP 28672192A JP 2532019 B2 JP2532019 B2 JP 2532019B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は補聴器に関し、特に増幅
器の出力特性の調整を遠隔操作し得るようになされた、
いわゆるリモートコントロール補聴器に適用して好適な
ものである。
器の出力特性の調整を遠隔操作し得るようになされた、
いわゆるリモートコントロール補聴器に適用して好適な
ものである。
【0002】
【従来の技術】リモートコントロール補聴器の中には、
種々の周波数レスポンスや最大出力等のデータを組み合
わせた複数種類の出力特性に関するデータを、リモート
コントローラ内の記憶手段に登録できるものがある。こ
れを使用すれば、装用者は使用する環境に応じて所望の
出力特性を選択することができるので、常に、自身の聴
覚特性に最も適するように補聴器を調整できる。このよ
うな補聴器を図2に示す。リモートコントロール補聴器
1において、リモートコントローラ2は補聴器本体3と
は別体に設けられ、しかも携帯し易くするため小型に形
成されている。リモートコントローラ2に設けられた操
作スイツチ(図示せず)を操作することによって、リモ
ートコントローラ2から補聴器本体3に向けて、補聴音
の増幅特性に関するパラメータ(以下これを増幅特性パ
ラメータと呼ぶ)を、赤外線又は電波等の空間伝送波が
らなるリモートコントロール信号S1として出力させる
ことができる。
種々の周波数レスポンスや最大出力等のデータを組み合
わせた複数種類の出力特性に関するデータを、リモート
コントローラ内の記憶手段に登録できるものがある。こ
れを使用すれば、装用者は使用する環境に応じて所望の
出力特性を選択することができるので、常に、自身の聴
覚特性に最も適するように補聴器を調整できる。このよ
うな補聴器を図2に示す。リモートコントロール補聴器
1において、リモートコントローラ2は補聴器本体3と
は別体に設けられ、しかも携帯し易くするため小型に形
成されている。リモートコントローラ2に設けられた操
作スイツチ(図示せず)を操作することによって、リモ
ートコントローラ2から補聴器本体3に向けて、補聴音
の増幅特性に関するパラメータ(以下これを増幅特性パ
ラメータと呼ぶ)を、赤外線又は電波等の空間伝送波が
らなるリモートコントロール信号S1として出力させる
ことができる。
【0003】このリモートコントロール信号S1が補聴
器本体3の受信回路4において受信されると、受信回路
3は、リモートコントロール信号S1から増幅特性パラ
メータを抽出して、これを受信信号S2として増幅特性
制御レジスタ回路5に送出して、増幅特性制御レジスタ
回路5には増幅特性パラメータが書き込まれる。増幅特
性制御レジスタ回路5は、書き込まれた増幅特性パラメ
ータに基づく増幅特性制御信号S3を増幅回路6に常時
送出する。
器本体3の受信回路4において受信されると、受信回路
3は、リモートコントロール信号S1から増幅特性パラ
メータを抽出して、これを受信信号S2として増幅特性
制御レジスタ回路5に送出して、増幅特性制御レジスタ
回路5には増幅特性パラメータが書き込まれる。増幅特
性制御レジスタ回路5は、書き込まれた増幅特性パラメ
ータに基づく増幅特性制御信号S3を増幅回路6に常時
送出する。
【0004】このとき増幅回路6には、マイクロホン7
によつて集音した外部音がマイクロホン信号S4として
常時入力されているので、増幅回路6は、当該マイクロ
ホン信号S4を増幅特性制御信号S3基づく増幅特性に
従つて増幅し、これをイヤホン信号S5としてイヤホン
8に送出する。結果、イヤホン8から外部音を補聴処理
した音が出力される。
によつて集音した外部音がマイクロホン信号S4として
常時入力されているので、増幅回路6は、当該マイクロ
ホン信号S4を増幅特性制御信号S3基づく増幅特性に
従つて増幅し、これをイヤホン信号S5としてイヤホン
8に送出する。結果、イヤホン8から外部音を補聴処理
した音が出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のリ
モートコントロール補聴器1においては、補聴器本体3
の電源を入れた直後の出力特性は、特に定まつていなか
つたり、又は装用者の聴覚特性とは無関係な補聴器1固
有の特性であり、このような場合の補聴器の出力特性
は、装用者に不快感を与えることがままある。このため
装用者は電源を入れた後、速やかにリモートコントロー
ラ2を操作して、その出力特性が装用者の補聴特性及び
周囲の音響状態に適合するように調整する必要がある。
ところが、リモートコントローラ2が見つからない、リ
モートコントローラ2の電源が切れている、リモートコ
ントローラ2を操作できる状況にない等の理由で出力特
性の調整ができないこともあり、このような場合、リモ
ートコントロール補聴器1は装用者にとつて使い勝手が
悪かつた。
モートコントロール補聴器1においては、補聴器本体3
の電源を入れた直後の出力特性は、特に定まつていなか
つたり、又は装用者の聴覚特性とは無関係な補聴器1固
有の特性であり、このような場合の補聴器の出力特性
は、装用者に不快感を与えることがままある。このため
装用者は電源を入れた後、速やかにリモートコントロー
ラ2を操作して、その出力特性が装用者の補聴特性及び
周囲の音響状態に適合するように調整する必要がある。
ところが、リモートコントローラ2が見つからない、リ
モートコントローラ2の電源が切れている、リモートコ
ントローラ2を操作できる状況にない等の理由で出力特
性の調整ができないこともあり、このような場合、リモ
ートコントロール補聴器1は装用者にとつて使い勝手が
悪かつた。
【0006】この問題点を解決するための1つの方法と
して、電源を切る直前の出力特性を記憶しておき、次の
電源投入時にこの出力特性を復元して当該出力特性で増
幅した補聴音を出力するようになされたものがある(特
公平3−68600号公報)。ところが、補聴器1の電
源を切る直前の出力特性が、新たに電源を入れたときの
音響条件に適しているとは限らず、使い勝手の点で未だ
不十分であつた。
して、電源を切る直前の出力特性を記憶しておき、次の
電源投入時にこの出力特性を復元して当該出力特性で増
幅した補聴音を出力するようになされたものがある(特
公平3−68600号公報)。ところが、補聴器1の電
源を切る直前の出力特性が、新たに電源を入れたときの
音響条件に適しているとは限らず、使い勝手の点で未だ
不十分であつた。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、装用者の使い勝手を一段と向上し得る補聴器を提案
しようとするものである。
で、装用者の使い勝手を一段と向上し得る補聴器を提案
しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、リモートコントローラ30と補聴
器本体11とでなり、リモートコントローラ30の出力
信号S20に基づいて増幅器6の出力特性を制御する増
幅器制御手段5を有する補聴器において、補聴器本体1
1の電源のオン・オフ状態を監視して、電源がオンにな
つたとき、パワーオンリセツト信号S10を出力する電
源投入監視手段20と、補聴器本体11の電源のオン・
オフに係わりなく初期増幅特性パラメータを記憶するパ
ラメータ保持手段21とを設け、電源投入監視手段20
からパワーオンリセツト信号S10が出力されたとき、
パラメータ保持手段21は初期増幅特性パラメータを増
幅器制御手段5に出力し、増幅器制御手段5は初期増幅
特性パラメータに基づき増幅器6の出力特性を制御する
ようにした。
め本発明においては、リモートコントローラ30と補聴
器本体11とでなり、リモートコントローラ30の出力
信号S20に基づいて増幅器6の出力特性を制御する増
幅器制御手段5を有する補聴器において、補聴器本体1
1の電源のオン・オフ状態を監視して、電源がオンにな
つたとき、パワーオンリセツト信号S10を出力する電
源投入監視手段20と、補聴器本体11の電源のオン・
オフに係わりなく初期増幅特性パラメータを記憶するパ
ラメータ保持手段21とを設け、電源投入監視手段20
からパワーオンリセツト信号S10が出力されたとき、
パラメータ保持手段21は初期増幅特性パラメータを増
幅器制御手段5に出力し、増幅器制御手段5は初期増幅
特性パラメータに基づき増幅器6の出力特性を制御する
ようにした。
【0009】
【作用】増幅器制御手段5が初期増幅特性パラメータに
基づき増幅器6の出力特性を制御するようにしたことに
より、補聴器本体11から電源投入直後から予め定めら
れた所定の出力特性で増幅された補聴音を出力し得、か
くして装用者の使い勝手を一段と向上させ得る補聴器を
実現できる。
基づき増幅器6の出力特性を制御するようにしたことに
より、補聴器本体11から電源投入直後から予め定めら
れた所定の出力特性で増幅された補聴音を出力し得、か
くして装用者の使い勝手を一段と向上させ得る補聴器を
実現できる。
【0010】
【実施例】以下、図1に基づいて本発明の一実施例を詳
述する。なお、図2との対応部分に同一符号を付したも
のについては説明を省略する。
述する。なお、図2との対応部分に同一符号を付したも
のについては説明を省略する。
【0011】図1において、10は全体としてリモート
コントロール補聴器を示す。補聴器10は、補聴器本体
11、リモートコントローラ2および初期設定リモート
コントローラ30により構成されている。補聴器本体1
1内には、補聴器の基本的構成要素である、外部音を集
音するマイクロホン7及びマイクロホン7の出力を増幅
してイヤホン8に出力する増幅回路6が組み込まれ、さ
らに受信回路4、増幅特性制御レジスタ回路5、パワー
オンリセツト回路20および所期特性保持回路21が組
み込まれている。
コントロール補聴器を示す。補聴器10は、補聴器本体
11、リモートコントローラ2および初期設定リモート
コントローラ30により構成されている。補聴器本体1
1内には、補聴器の基本的構成要素である、外部音を集
音するマイクロホン7及びマイクロホン7の出力を増幅
してイヤホン8に出力する増幅回路6が組み込まれ、さ
らに受信回路4、増幅特性制御レジスタ回路5、パワー
オンリセツト回路20および所期特性保持回路21が組
み込まれている。
【0012】パワーオンリセツト回路20は補聴器本体
11の電源が投入される毎にパワーオンリセツト信号S
10を1回ずつ発生し、これを初期特性保持回路21に
送出する。初期特性保持回路21は補聴器本体11の電
源を切つても記憶内容が消失しないEEPRON(el
ectrically erasable & pro
grammable read only memol
y)等の不発揮メモリでなり、どのような音響条件下に
おいても実用上十分に装用者が不快を感じずに使用でき
るような特性(以下これを初期特性と呼ぶ)の増幅特性
制御パラメータ(以下これを初期増幅特性パラメータと
呼ぶ)が予め記憶されている。
11の電源が投入される毎にパワーオンリセツト信号S
10を1回ずつ発生し、これを初期特性保持回路21に
送出する。初期特性保持回路21は補聴器本体11の電
源を切つても記憶内容が消失しないEEPRON(el
ectrically erasable & pro
grammable read only memol
y)等の不発揮メモリでなり、どのような音響条件下に
おいても実用上十分に装用者が不快を感じずに使用でき
るような特性(以下これを初期特性と呼ぶ)の増幅特性
制御パラメータ(以下これを初期増幅特性パラメータと
呼ぶ)が予め記憶されている。
【0013】初期特性保持回路21は、パワーオンリセ
ツト回路20からパワーオンリセツト信号S10を受け
ると、初期増幅特性パラメータを初期特性信号S11と
して増幅特性制御レジスタ回路5に送出する。これによ
り、増幅特性制御レジスタ回路5には初期増幅特性パラ
メータが書き込まれる。この結果、図2について上述し
た場合と同様にして、イヤホン8から初期増幅特性パラ
メータに基づく補聴音が出力される。
ツト回路20からパワーオンリセツト信号S10を受け
ると、初期増幅特性パラメータを初期特性信号S11と
して増幅特性制御レジスタ回路5に送出する。これによ
り、増幅特性制御レジスタ回路5には初期増幅特性パラ
メータが書き込まれる。この結果、図2について上述し
た場合と同様にして、イヤホン8から初期増幅特性パラ
メータに基づく補聴音が出力される。
【0014】実施例の場合、初期特性保持回路21に初
期増幅特性パラメータを書き込む手段としては、所定の
機能を有する初期設定リモートコントローラ30を用い
る。すなわちリモートコントロール補聴器10において
は、調査員が装用者の聴覚特性を測定して初期特性を設
定し、予め、これを初期設定リモートコントローラ30
に記憶させておく。これによつて、初期設定リモートコ
ントローラ30を操作すると、当該初期設定リモートコ
ントローラ30から、初期特性に応じたコマンド、例え
ば赤外線等の空間伝送波からなる初期設定コントロール
信号S20が出力される。
期増幅特性パラメータを書き込む手段としては、所定の
機能を有する初期設定リモートコントローラ30を用い
る。すなわちリモートコントロール補聴器10において
は、調査員が装用者の聴覚特性を測定して初期特性を設
定し、予め、これを初期設定リモートコントローラ30
に記憶させておく。これによつて、初期設定リモートコ
ントローラ30を操作すると、当該初期設定リモートコ
ントローラ30から、初期特性に応じたコマンド、例え
ば赤外線等の空間伝送波からなる初期設定コントロール
信号S20が出力される。
【0015】この初期設定リモートコントロール信号S
20は受信回路4において受信され、受信回路4は、初
期設定コントロール信号S20から初期増幅特性パラメ
ータを抽出する。この後、初期増幅特性パラメータは、
受信信号S2として増幅特性制御レジスタ回路5に送出
され、これに書き込まれる。同時に、初期特性書き込み
信号S21として初期特性保持回路21に送出され、こ
れに書き込まれる。なお、リモートコントローラ2を、
リモートコントロール信号S1のみならず初期設定コン
トロール信号S20も出力できるように構成することも
考えられるが、このようにすると、装用者が誤つて初期
特性保持回路21に記憶されている初期特性を書き換え
てしまう事態が生じる。これを防ぐため、リモートコン
トローラ2は、あえてリモートコントロール信号S1の
みを出力するようになされている。
20は受信回路4において受信され、受信回路4は、初
期設定コントロール信号S20から初期増幅特性パラメ
ータを抽出する。この後、初期増幅特性パラメータは、
受信信号S2として増幅特性制御レジスタ回路5に送出
され、これに書き込まれる。同時に、初期特性書き込み
信号S21として初期特性保持回路21に送出され、こ
れに書き込まれる。なお、リモートコントローラ2を、
リモートコントロール信号S1のみならず初期設定コン
トロール信号S20も出力できるように構成することも
考えられるが、このようにすると、装用者が誤つて初期
特性保持回路21に記憶されている初期特性を書き換え
てしまう事態が生じる。これを防ぐため、リモートコン
トローラ2は、あえてリモートコントロール信号S1の
みを出力するようになされている。
【0016】以上の構成において、当該リモートコント
ロール補聴器10の電源を投入すると、パワーリセツト
回路20はパワーオンリセツト信号S10を、1回、初
期特性保持回路21に送出する。初期特性保持回路21
はパワーオンリセツト信号S10を受けると、記憶して
いる初期増幅特性パラメータを増幅特性制御レジスタ回
路5に送出し、増幅特性制御レジスタ回路5には初期増
幅特性パラメータが書き込まれる。かくして当該リモー
トコントロール補聴器10の増幅器6は、マイクロホン
7によつて集音された外部音を、装用者の聴力特性に合
わせた初期増幅特性パラメータに基づいて増幅し、これ
をイヤホン8から出力する。
ロール補聴器10の電源を投入すると、パワーリセツト
回路20はパワーオンリセツト信号S10を、1回、初
期特性保持回路21に送出する。初期特性保持回路21
はパワーオンリセツト信号S10を受けると、記憶して
いる初期増幅特性パラメータを増幅特性制御レジスタ回
路5に送出し、増幅特性制御レジスタ回路5には初期増
幅特性パラメータが書き込まれる。かくして当該リモー
トコントロール補聴器10の増幅器6は、マイクロホン
7によつて集音された外部音を、装用者の聴力特性に合
わせた初期増幅特性パラメータに基づいて増幅し、これ
をイヤホン8から出力する。
【0017】以上の構成によれば、パワーオンリセツト
回路20がリモートコントロール補聴器10の電源の投
入に応動してパワーオンリセツト信号S10を初期特性
保持回路21に出力すると共に、当該初期特性保持回路
21がパワーオンリセツト信号S10を受けたとき、予
め記憶している初期増幅特性パラメータを増幅特性制御
レジスタ回路5に書き込むようにしたことにより、当該
リモートコントロール補聴器10は、電源を入れた直後
から初期増幅特性パラメータに基づいた、すなわち、ど
のような音響条件下においても実用上十分に装用者が不
快を感じずに使用できる補聴音を出力する。従つて装用
者の使い勝手を一段と向上し得るリモートコントロール
補聴器10を実現できる。
回路20がリモートコントロール補聴器10の電源の投
入に応動してパワーオンリセツト信号S10を初期特性
保持回路21に出力すると共に、当該初期特性保持回路
21がパワーオンリセツト信号S10を受けたとき、予
め記憶している初期増幅特性パラメータを増幅特性制御
レジスタ回路5に書き込むようにしたことにより、当該
リモートコントロール補聴器10は、電源を入れた直後
から初期増幅特性パラメータに基づいた、すなわち、ど
のような音響条件下においても実用上十分に装用者が不
快を感じずに使用できる補聴音を出力する。従つて装用
者の使い勝手を一段と向上し得るリモートコントロール
補聴器10を実現できる。
【0018】なお上述の実施例においては、初期特性保
持回路12がEEPROMからなる場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えばリチウム電池でバツ
クアツプされたメモリで構成されるようにしても良く、
要は補聴器本体11の電源を切つても記憶内容が消去し
ないのであれば、初期特性保持回路21としてこの他種
々の記憶手段を適用できる。
持回路12がEEPROMからなる場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えばリチウム電池でバツ
クアツプされたメモリで構成されるようにしても良く、
要は補聴器本体11の電源を切つても記憶内容が消去し
ないのであれば、初期特性保持回路21としてこの他種
々の記憶手段を適用できる。
【0019】また上述の実施例においては、初期特性保
持回路21に対する初期増幅特性パラメータの書き込み
手段として特別な初期設定リモートコントロール信号S
20を出力する初期設定リモートコントローラ30を用
いて行うようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、初期増幅特性パラメータの書き込み手段と
してはこの他種々の方法を適用できる。
持回路21に対する初期増幅特性パラメータの書き込み
手段として特別な初期設定リモートコントロール信号S
20を出力する初期設定リモートコントローラ30を用
いて行うようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、初期増幅特性パラメータの書き込み手段と
してはこの他種々の方法を適用できる。
【0020】この場合、例えば初期特性保持回路21を
交換自在な単位部品のいわゆるモジユールに形成し、所
定の書き込み装置を用いて装用者の聴覚特性に応じた初
期増幅特性パラメータを書き込んだ後、当該補聴器10
の信号処理回路に取り付けるようにしても良い。あるい
は、また別の方法として、所定の書き込み装置を信号線
等を用いて補聴器本体11に接続することによつて初期
増幅特性パラメータを初期特性保持回路21に書き込む
ようにしても良い。
交換自在な単位部品のいわゆるモジユールに形成し、所
定の書き込み装置を用いて装用者の聴覚特性に応じた初
期増幅特性パラメータを書き込んだ後、当該補聴器10
の信号処理回路に取り付けるようにしても良い。あるい
は、また別の方法として、所定の書き込み装置を信号線
等を用いて補聴器本体11に接続することによつて初期
増幅特性パラメータを初期特性保持回路21に書き込む
ようにしても良い。
【0021】さらに上述の実施例においては、コントロ
ール信号S1及び初期設定コントロール信号S20が赤
外線からなる場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、要は空間伝送波であるならば、コントロール信号
S1及び初期設定コントロール信号S20の媒体として
はこの他超音波又は電波等種々のものを適用できる。さ
らに上述の実施例においては、初期増幅特性パラメータ
をどのような音響条件下においても装用者にある程度適
合するように設定するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、要は電源スイツチを投入し
た直後に装用者が不快を感じなければよいのであるか
ら、初期増幅特性パラメータは補聴器の使用環境に応じ
てその他の条件に設定されても良い。
ール信号S1及び初期設定コントロール信号S20が赤
外線からなる場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、要は空間伝送波であるならば、コントロール信号
S1及び初期設定コントロール信号S20の媒体として
はこの他超音波又は電波等種々のものを適用できる。さ
らに上述の実施例においては、初期増幅特性パラメータ
をどのような音響条件下においても装用者にある程度適
合するように設定するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、要は電源スイツチを投入し
た直後に装用者が不快を感じなければよいのであるか
ら、初期増幅特性パラメータは補聴器の使用環境に応じ
てその他の条件に設定されても良い。
【0022】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、リモート
コントローラと補聴器本体とでなり、リモートコントロ
ーラの出力信号に基づいて増幅器の出力特性を制御する
増幅器制御手段を有する補聴器において、補聴器本体の
電源のオン・オフ状態を監視して、電源がオンになつた
とき、パワーオンリセツト信号を出力する電源投入監視
手段と、補聴器本体の電源のオン・オフに係わりなく初
期増幅特性パラメータを記憶するパラメータ保持手段と
を設け、電源投入監視手段からパワーオンリセツト信号
が出力されたとき、パラメータ保持手段21は初期増幅
特性パラメータを増幅器制御手段に出力し、増幅器制御
手段は初期増幅特性パラメータに基づき増幅器の出力特
性を制御するようにしたことにより、補聴器本体から電
源投入直後から予め定められた所定の出力特性で増幅さ
れた補聴音を出力し得、かくして装用者の使い勝手を一
段と向上させ得る補聴器を実現できる。
コントローラと補聴器本体とでなり、リモートコントロ
ーラの出力信号に基づいて増幅器の出力特性を制御する
増幅器制御手段を有する補聴器において、補聴器本体の
電源のオン・オフ状態を監視して、電源がオンになつた
とき、パワーオンリセツト信号を出力する電源投入監視
手段と、補聴器本体の電源のオン・オフに係わりなく初
期増幅特性パラメータを記憶するパラメータ保持手段と
を設け、電源投入監視手段からパワーオンリセツト信号
が出力されたとき、パラメータ保持手段21は初期増幅
特性パラメータを増幅器制御手段に出力し、増幅器制御
手段は初期増幅特性パラメータに基づき増幅器の出力特
性を制御するようにしたことにより、補聴器本体から電
源投入直後から予め定められた所定の出力特性で増幅さ
れた補聴音を出力し得、かくして装用者の使い勝手を一
段と向上させ得る補聴器を実現できる。
【図1】本発明によるリモートコントロール補聴器の一
実施例を示すブロツク図である。
実施例を示すブロツク図である。
【図2】従来のリモートコントロール補聴器を示すブロ
ツク図である。
ツク図である。
1、10……補聴器(リモートコントロール補聴器)、
2……リモートコントローラ、3、11……補聴器本
体、4……受信回路、5……記憶及び制御手段(増幅特
性制御レジスタ回路)、20……電源投入監視手段(パ
ワーオンリセツト回路)、21……パラメータ保持手段
(初期特性保持回路)、30……初期設定リモートコン
トローラ、S3……増幅特性制御信号、S10……パワ
ーオンリセツト信号、S11……初期特性信号。
2……リモートコントローラ、3、11……補聴器本
体、4……受信回路、5……記憶及び制御手段(増幅特
性制御レジスタ回路)、20……電源投入監視手段(パ
ワーオンリセツト回路)、21……パラメータ保持手段
(初期特性保持回路)、30……初期設定リモートコン
トローラ、S3……増幅特性制御信号、S10……パワ
ーオンリセツト信号、S11……初期特性信号。
Claims (1)
- 【請求項1】リモートコントローラと補聴器本体とでな
り、リモートコントローラの出力信号に基づいて増幅器
の出力特性を制御する増幅器制御手段を有する補聴器に
おいて、 上記補聴器本体の電源のオン・オフ状態を監視して、電
源がオンになつたとき、パワーオンリセツト信号を出力
する電源投入監視手段と、 上記補聴器本体の電源のオン・オフに係わりなく初期増
幅特性パラメータを記憶するパラメータ保持手段と を具え、上記電源投入監視手段からパワーオンリセツト
信号が出力されたとき、上記パラメータ保持手段は上記
初期増幅特性パラメータを上記増幅器制御手段に出力
し、上記増幅器制御手段は上記初期増幅特性パラメータ
に基づき増幅器の出力特性を制御することを特徴とする
補聴器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4286721A JP2532019B2 (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | 補聴器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4286721A JP2532019B2 (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | 補聴器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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