JPH0677338A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH0677338A
JPH0677338A JP22717792A JP22717792A JPH0677338A JP H0677338 A JPH0677338 A JP H0677338A JP 22717792 A JP22717792 A JP 22717792A JP 22717792 A JP22717792 A JP 22717792A JP H0677338 A JPH0677338 A JP H0677338A
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JP
Japan
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metal wiring
wiring
fluid
semiconductor device
film
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Pending
Application number
JP22717792A
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English (en)
Inventor
Reiji Tamaki
礼二 玉城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0677338A publication Critical patent/JPH0677338A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属配線上に選択的に保護膜5Aを形成し、
配線表面上に生じる表面突起8による絶縁不良を防止す
る。 【構成】 常磁性体金属で形成された配線4上のみに、
配線4の磁力によって強磁性体を含む流体5Aを選択的
に形成し、層間絶縁膜6によって第二金属配線7と電気
的な絶縁を保つようにした。 【効果】 第一金属配線4上に生じる表面突起8以上の
厚さの膜5Aを形成できることより、表面突起8が第二
金属配線7に到達せず配線4,7間で良好な絶縁を保つ
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の金属配線
表面に生じる突起(ヒロック)により生じる絶縁不良を
防止するための配線構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、二層金属配線構造を持つ従来の
半導体装置の模式断面を示す図である。図4において、
1はシリコン基板であり、この上にシリコン酸化膜を介
してトランジスタのゲート電極2を形成する。さらに絶
縁膜として、ボロンを含むリンガラス膜(BPSG膜)
3を堆積し、熱処理によりリフローし、平坦性を向上さ
せる。その後、第一金属配線4を形成する。この第一金
属配線4の表面の平坦性を向上させるためにSOG膜と
呼ばれる絶縁膜5を塗布する。
【0003】このSOGは、流動性を持つ溶液で、これ
を上側から滴下し、シリコン基板全体を回転させること
により、全面に均一に行き渡らせる。SOGは溶液であ
ることより、図4に示す様に金属膜4の下位もしくはく
ぼんだ部位に流れ、平坦性が向上する。この後、熱処理
を加えることにより、重合反応により硬化する。この様
にして平坦化された第一金属配線4上に層間絶縁膜6を
堆積し、上部に第二金属配線7を形成する。この様に、
第一金属配線4と第二金属配線7は所望する接続口(図
示せず)以外は層間絶縁膜6によって電気的に絶縁され
ている。
【0004】しかしながら、通常金属配線4や7は、加
工上、電気的特性の観点からアルミ系合金が用いられる
ことが多く、配線形成後の熱処理、例えば、SOG膜5
の硬化時や層間絶縁膜6の堆積過程での温度上昇によ
り、金属配線中の応力が緩和される過程において、金属
表面にヒロックと呼ばれる突起8が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置で
は、上述の様に構成されており、第一金属配線4上に成
長したヒロック8が層間絶縁膜6を突き破り第二金属配
線7と接触し、絶縁不良が生じるという問題点があっ
た。
【0006】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、金属配線をもつ半導体装置において金
属配線相互の絶縁を十分に、かつ容易に保つことができ
る半導体装置およびその製造方法を得ることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る半導体装置は、次に掲げる手段を備えたものである。 〔1〕 常磁性体である金属配線。 〔2〕 その近傍に選択的に形成された強磁性体を含む
流体からなる配線構造。
【0008】この発明の請求項2に係る半導体装置は、
次に掲げる手段を備えたものである。 〔1〕 強磁性体である金属配線。 〔2〕 その近傍に選択的に形成された常磁性体を含む
流体からなる配線構造。
【0009】この発明の請求項3に係る半導体装置の製
造方法は、次に掲げる工程を含むものである。 〔1〕 シリコン基板上にトランジスタのゲート電極を
形成し、この上部に絶縁膜を形成する工程。 〔2〕 金属膜を堆積して写真製版により常磁性体であ
る金属配線を形成する工程。 〔3〕 強磁性体を含む流体をシリコン基板中央部に滴
下してシリコン基板全体を回転し、熱処理を加えて硬化
させる工程。
【0010】
【作用】この発明に係る半導体装置は、常磁性を持つ金
属配線を有し、強磁性体を含む流体が磁力により、この
金属配線近傍のみに選択的に捕捉され、金属配線上に生
じる表面突起部分が捕捉された流体表面上に露出しない
様な配線構造を持つものである。つまり、上記配線構造
では金属配線上部もしくは側壁部の近傍にのみ、金属配
線の断差、高低にかかわらず、十分な高さまたは厚さの
強磁性体を含む流体を形成でき、金属配線上に生じた表
面突起が流体表面上に露出しないため、層間絶縁膜を介
して該絶縁膜上に形成される第二の金属配線と良好な絶
縁状態を保つことが可能となる。
【0011】
【実施例】実施例1.図1は、本発明の実施例1を適用
した半導体装置の断面の概略図で、以下にその製造方法
を図2及び図3を参照しながら説明する。
【0012】シリコン基板1上にトランジスタのゲート
電極2を形成し、この上部にBPSG膜の様な平坦性に
優れた絶縁膜3を形成する。この後、金属膜をスパッタ
法等により堆積し、写真製版工程を経て第一金属配線4
を形成する。ここで特徴的なことは、この第一金属配線
4が常磁性体であることである。
【0013】次に、強磁性体を含む液体もしくはゲル状
の物質(以下これを総称して「強磁性体を含む流体」と
呼ぶ。)5Aを、レジスト等を塗布する方法と同様な装
置(コーター)を用いてシリコン基板中央部に滴下す
る。この後、図2に示す様に、シリコン基板全体を高速
回転ことにより滴下された強磁性を含む流体5Aのうち
の一部は、磁性をもつ第一金属配線4の磁力により吸い
寄せられ、配線近傍に捕捉され、回転にもかかわらず、
その位置にとどまる。一方、第一金属配線4から離れた
領域にある強磁性を含む流体5Aは、遠心力が磁力によ
る束縛を離れて、シリコン基板外に飛散する。
【0014】この様に、図3に示す様に、常磁性を持つ
第一金属配線4のまわりのみに、強磁性体を含む流体5
Aの領域が形成される。通常のSOG膜と異なり、図1
で第一金属配線4の谷部のみならず、山の部分にも強磁
性体を含む流体部が形成される。さらに重力の効果で谷
の部分にはより多くの流体5Aが留まり、第一金属配線
4の平坦性も、従来のSOG膜の塗布と同様、改善され
る。この後、この流体を物理的に安定させるため熱処理
を加え、硬化させる。
【0015】そして、この上部に層間絶縁膜6を堆積
し、さらに第二金属配線7を形成する。この様にして構
成した半導体装置の場合、第一金属配線4の形成後の絶
縁膜、金属膜の形成時の熱履歴によりヒロック8が形
成、成長しても磁性流体5Aと層間絶縁膜6とを加えた
層間膜の厚さが従来よりも厚いことと、磁性流体5Aが
硬化後も内部は十分弾性力をもち、亀裂がはいって割れ
ることがないこととにより、第二金属配線7との絶縁不
良を起こすことはない。
【0016】また、金属配線近傍に形成される強磁性を
含む流体5Aの高さは、下地の金属の磁力と余剰の流体
を飛散させる回転スピードおよび流体の表面張力により
制御可能である。
【0017】この発明の実施例1は、前述したように、
金属配線上に選択的に保護膜を形成し、配線表面上に生
じる表面突起による絶縁不良を防止することを目的とす
る。そこで、常磁性体金属で形成された配線4上のみ
に、配線4の磁力によって強磁性体を含む流体5Aを選
択的に形成し、層間絶縁膜6によって第二金属配線7と
電気的な絶縁を保つようにする。その結果、第一金属配
線4上に生じる表面突起8以上の厚さの膜5Aを形成で
きることより、表面突起8が第二金属配線7に到達せず
配線4,7間で良好な絶縁を保つことができる。
【0018】実施例2.上記実施例1では第一金属配線
4の金属膜として常磁性体を用いたが、強磁性体でもよ
く、この場合には強磁性体を含む流体5Aを回転塗布後
上方,下方または側面から電磁石もしくは永久磁石を近
づけ、磁場をかけることにより、この金属配線を磁化
し、再度シリコン基板ごと回転させることにより同様の
効果が得られる。
【0019】実施例3.上記実施例1では、二層配線構
造を例とし、その第一金属配線4のみを常磁性体とし
て、その近傍にのみ強磁性体を含む流体5Aを形成する
方法を示したが、第二金属配線7にも同様に適用でき、
さらに、三層以上の配線構造をもつ半導体装置におい
て、そのうち一層以上の配線構造に同様に適用できる。
【0020】実施例4.上記各実施例では、金属配線の
近傍に形成する物質として強磁性体を含む流体5Aを用
いたが、熱処理による硬化後は、当初持っていた微弱な
導電性が流体を形成する化合物の重合反応により失われ
ることから、この流体に過度な高導電性を持たせ、硬化
後は導電性を維持させ、金属配線の一部とし、全体の配
線抵抗を低下させることも可能である。
【0021】実施例5.上記各実施例では金属配線の近
傍に形成する物質として、強磁性体を含む流体5Aを用
いたが、強磁性体の代わりに常に磁力を保持している常
磁性体を用いても同様の効果が期待できる。
【0022】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように、金属
配線上または側面のみを選択的に強磁性体を含む流体で
覆うことができ、金属配線上に生じた表面突起による絶
縁不良を防止することができ、かつ金属配線の平坦性も
向上することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による半導体装置を示す断
面図である。
【図2】この発明の実施例1の製造工程を示す断面模式
図である。
【図3】この発明の実施例1の製造工程を示す断面模式
図である。
【図4】従来の半導体装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 ゲート電極 3 絶縁膜 4 第一金属配線 5 強磁性体を含む流体 6 層間絶縁膜 7 第二金属配線 8 ヒロック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常磁性体である金属配線と、その近傍に
    選択的に形成された強磁性体を含む流体からなる配線構
    造とを備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 強磁性体である金属配線と、その近傍に
    選択的に形成された常磁性体を含む流体からなる配線構
    造とを備えたことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 シリコン基板上にトランジスタのゲート
    電極を形成し、この上部に絶縁膜を形成する工程、金属
    膜を堆積して写真製版により常磁性体である金属配線を
    形成する工程、及び強磁性体を含む流体をシリコン基板
    中央部に滴下してシリコン基板全体を回転し、熱処理を
    加えて硬化させる工程を含むことを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
JP22717792A 1992-08-26 1992-08-26 半導体装置およびその製造方法 Pending JPH0677338A (ja)

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