JPH0676849U - 画像認識用照明装置 - Google Patents

画像認識用照明装置

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JPH0676849U
JPH0676849U JP2216293U JP2216293U JPH0676849U JP H0676849 U JPH0676849 U JP H0676849U JP 2216293 U JP2216293 U JP 2216293U JP 2216293 U JP2216293 U JP 2216293U JP H0676849 U JPH0676849 U JP H0676849U
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JP2216293U
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武洋 野中
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ジューキ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 照明にムラをなくし、しかも1種類の照明に
より用途に応じて照明域及び照度分布を変えることをで
きるようにし、その上小型化を図る。 【構成】 被写体に検査光を照射して画像認識を行う装
置において、中央部分にカメラ用覗き窓10aが形成さ
れたライティング基板10と、このライティング基板1
0の被写体側の面上に設けられ、覗き窓10aを中心と
した同心上の複数の環状LED素子列A,B,Cとを備
え、LED素子11への給電を、環状LED素子列A,
B,C毎に切り換え可能にしてなるもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、画像認識用照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像認識を行うために被写体に検査光を照射する装置としては種々のものが知 られているが、例えば基板上にダイオード、抵抗やLSI等の電子素子を予め決 められた位置に自動的に設置する所謂チップマウンターにもこの画像認識用照明 装置が備えられている。 このチップマウンターを示したのが図3である。同図において、符号1は基板 を示しており、この基板1は基板を水平状態に支持する支持手段1’のベルトコ ンベヤによりチップマウンター上の所定位置に移送される。この基板1上方には 、図におけるX方向に摺動可能なX移動腕3aと、このX移動腕3a上を図にお けるY方向に摺動可能なY移動腕3bとからなる移動腕3が設けられており、こ の移動腕3には電子素子を吸引し、この吸引保持した電子素子を基板1上に設置 するヘッドユニット2が備えられている。基板1の近傍には、電子素子供給装置 4が複数個、基板1を挟むようにして所定位置に配置されている(図における基 板1後方側の電子素子供給装置4は図が煩雑になるため図示せず)。この電子素 子供給装置4は所謂テープフィーダと称されるもので、このテープフィーダ4に は部品リール4aが支持されており、この部品リール4aには、例えばダイオー ド、抵抗等の電子素子が所定間隔をおいて巻装され、この部品リール4aからテ ープフィーダ4にそれぞれの電子素子を送り出せるようになっている。この部品 リール4aを支持するテープフィーダ4はチップマウンターに対して着脱可能で あり、複数個並んで配置されている。この複数個のテープフィーダ4は別の種類 の電子素子供給装置、所謂トレイホルダーと称される1ユニットと交換可能であ る。
【0003】 上記基板1上には図示されない基板位置補正マークが設けられており、この基 板位置補正マークを認識することにより基板1の位置補正がなされるようになっ ている。 この基板位置補正マークの認識は、反射式と称される方法を用いることにより 行われており、図4(a)に示されるように、被写体たる基板位置補正マーク5 をリング状の蛍光灯等よりなる照明6aにより照射し、その反射光を照明6aを 備える基板6の中央の円形の覗き窓6bを通してカメラ7で受光することにより なされる。 このカメラ7及び基板6は上記ヘッドユニット2内に搭載されている。
【0004】 また、上記チップマウンターには、電子素子を認識するための透過式の画像認 識用照明装置も備えられている。 この電子素子の認識は、図4(b)に示されるように、被写体たる電子素子8 の後方に、上記反射式と同様なリング状の蛍光灯等よりなる照明9aを備える基 板9を配置し、この照明9aにより電子素子8を後方から照射して、電子素子8 の影をカメラ7で捉えることによりなされる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記画像認識用照明装置においては、以下の問題点がある。 すなわち、反射式による場合には、図4(a)に示される光路より明らかなよ うに、カメラ7の視野範囲、すなわちレンズの周囲のみを明るくすることが必要 とされ、一方透過式による場合には、電子素子8の影を鮮明に捉える、すなわち 影の部分と照射されている部分をはっきりさせるために、均一に照射することが 必要とされるが、前者を満足させようとレンズの周囲に蛍光灯を配置した場合に は、後者の場合に均一に照射することが不可能となる。 また、後者の場合、蛍光灯自体光のムラが多いので、均一に照射することは不 可能である。 従って、両者を満足させるには、2種類の照明が必要となってしまう。 また、用途に応じて照度分布を内側と外側で変えたい場合があるが、そのよう な場合に対処できないといった問題がある。 また、電子素子8の形状は殆ど矩形をなしているが、照明9aは一般的なリン グ状をなしているために、電子素子8を照射する場合には、照明9aを、図5に 示されるように、矩形状の電子素子8より大きくしなければならず、従ってヘッ ドユニット2の小型化を妨げるといった問題もある。
【0006】 そこで本考案は、照明にムラがなく、しかも1種類の照明で用途に応じて照明 域及び照度分布を変えることが可能であり、その上小型化が図れる画像認識用照 明装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1考案の画像認識用照明装置は上記目的を達成するために、被写体に検査光 を照射して画像認識を行う装置において、中央部分にカメラ用覗き窓が形成され たライティング基板と、このライティング基板の前記被写体側の面上に設けられ 、前記覗き窓を中心とした同心上の複数の環状LED素子列とを備え、前記LE D素子への給電を、前記環状LED素子列毎に切り換え可能にしてなることを特 徴としている。
【0008】 第2考案の画像認識用照明装置は上記目的を達成するために、上記第1の手段 に加えて、前記覗き窓及び環状LED素子列は矩形状をなしていることを特徴と している。
【0009】 第3考案の画像認識用照明装置は上記目的を達成するために、上記第1の手段 に加えて、前記LED素子は照度調整が可能であり、その調整は前記環状LED 素子列毎になされることを特徴としている。
【0010】
【作用】
このような第1の手段における画像認識用照明装置によれば、LED素子を複 数個配設すれば、ムラがなくなり、均一照射がなされる。また、環状LED素子 列毎に給電の切り換えを行えば、1種類の照明で、用途に応じて照明域を変え得 る。
【0011】 このような第2の手段における画像認識用照明装置によれば、覗き窓を矩形状 にすれば、円形にした場合に比べてLED素子をカメラの視野中心にさらに配置 でき、用途を反射式とした場合の照明効率をさらに上げ得る。また、環状LED 素子列を矩形状にすれば、円形状にした場合に比べてさらに内方に配置でき、装 置の小型化がなされる。
【0012】 このような第3の手段における画像認識用照明装置によれば、照度の調整が環 状LED素子列毎になされ、用途に応じて照度分布を変え得る。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の一実施例を示す画像認識用照明装置の概略構成図であり、この 画像認識用照明装置はチップマウンターに適用されている。 図1において、符号10は矩形状のライティング基板を示しており、このライ ティング基板10の略中央にはカメラ用覗き窓10aが開口されている。このカ メラ用覗き窓10aは矩形状をなし、その後方(図における紙面に向かう方向) にはカメラの受光部(レンズ)が配置されている。ライティング基板10の被写 体側の面上にはLED素子11が多数配設されている。このLED素子11は矩 形をなすように連なっており、上記覗き窓10aを中心とした同心上に3列配設 されている。外側の環状LED素子列Aは被写体となる最大の電子素子の外形よ り多少大きくなる位置に、内側の環状LED素子列Cは可能な限り覗き窓10a に接近した位置に、環状LED素子列A、C間の素子列Bは被写体となる最大の 電子素子より小型の電子素子の外形より多少大きくなる位置に、それぞれ配置さ れている。
【0014】 上記環状LED素子列A,B,Cにはコントローラ12が接続されており、こ のコントローラ12はDC電源13に接続されている。
【0015】 上記コントローラ12は、図2に示されるように、LED素子列A,B,Cの 給電(オンオフ)を個別に制御するスイッチ12a,12b,12c及びLED 素子列A,B,Cの照度を個別に制御する照度調整回路AA,BB,CCより構 成されている。
【0016】 ここで、従来技術で説明した基板1上の基板位置補正マークを認識する場合、 すなわち反射式として使用する場合には、図示されないCPUからの指令により スイッチ12cのみがオンとなり、スイッチ12a,12bはオフとなる。する と、LED素子列Cのみが点灯することになり、カメラ用覗き窓10a周囲のみ が明るくなる。
【0017】 一方、電子素子を認識する場合、すなわち透過式として使用する場合も、CP Uからの指令により素子列毎にスイッチのオンオフが制御される。 ここで、最大の電子素子を認識する場合には、スイッチ12aのみがオンとな り、スイッチ12b,12cはオフとなる。すると、最大の電子素子の外形より 外側に配設されたLED素子列Aのみが点灯することになり、照明に不必要な素 子列B,Cは点灯されない。
【0018】 また、外形が素子列Bより小さい電子素子を認識する場合には、スイッチ12 a,12bが共にオンとなり、スイッチ12cはオフとなる。すると、電子素子 の外形より外側に配設されたLED素子列A,Bが共に点灯することになり、照 明に不必要な素子列Cは点灯されない。 ここで、LED素子列A,Bを共に同じ照度で点灯すると、内側が多少明るく なり、画像認識としては好ましくないので、上記照度調整回路AA,BBにより LED素子列BをAより暗くすることができるようになっている。
【0019】 このように、本実施例においては、蛍光灯に代えてLED素子11を多数配設 するようにしているので、照射ムラがなくなっており、従って透過式等に使用す る際に均一照射を行うことが可能となっている。 また、環状LED素子列A,B,C毎に給電の切り換えを可能としているので 、1種類の照明で複数の照明域を得られるようになっており、反射式、透過式の 両者に対応できるようになっている。しかも透過式として使用した場合に、電子 素子の大きさに応じて必要ない照明は点灯しないようにしているので、低コスト 化もなされるようになっている。 また、覗き窓10aを矩形状としているので、従来技術で説明した図5に示さ れるように、円形にした場合に比べてLED素子11をカメラの視野中心にさら に接近して配置できるようになり、従って反射式とした場合の照明効率をさらに 上げることが可能となっている。 また、環状LED素子列A,B,Cも矩形状としたので、円形状にした場合に 比べて該環状LED素子列A,B,Cをさらに内方に配置でき、従って装置の小 型化を図ることが可能となっている。 また、LED素子の照度調整を、照度調整回路AA,BB,CCにより環状L ED素子列A,B,C毎に行うようにしているので、用途に応じて照度分布を変 えることが可能となっている。
【0020】 以上本考案者によってなされた考案を実施例に基づき具体的に説明したが、本 考案は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々 変形可能であるというのはいうまでもなく、例えば、上記実施例においては、環 状LED素子列A,B,Cを3列としているが、3列に限定されるものではなく 、2列以上であれば良い。しかしながら、大きさの異なる電子素子を多数認識す る場合には、その精度を上げるべく列数を多くすることが望ましい。
【0021】 また、上記実施例においては、照度の調整をLED素子列A,Bに対してのみ 行っているが、素子列A,Bに対してのみ行われるものではなく、素子列Cに対 しても勿論適用可能である。しかもその用途は上記実施例の対応に限定されるも のではない。
【0022】 また、上記実施例においては、透過式として用いている場合には、節電するた めに不必要なLED素子列を消灯しているが、点灯しておいても良く、要は被写 体たる電子素子の外形より少なくとも外側のLED素子列を点灯するようにすれ ば、本考案効果が妨げられるものではない。
【0023】 また、上記実施例においては、反射式により基板位置補正マークの認識を、透 過式により電子素子の認識をそれぞれするようにしているが、他のものに対する 認識にも適用できるというのはいうまでもなく、従って本装置はチップマウンタ ーに対してのみ適用されるものではなく、他の装置に対しても勿論適用可能であ る。
【0024】
【考案の効果】
以上述べたように第1考案の画像認識用照明装置によれば、LED素子を複数 個配設するようにしたので、照射ムラがなくなり、従って均一照射を行うことが 可能となる。また、環状LED素子列毎に給電の切り換えを可能としたので、1 種類の照明で用途に応じて照明域を変えることが可能となる。 また、第2考案の画像認識用照明装置によれば、上記第1考案に加えて、覗き 窓を矩形状としたので、円形にした場合に比べてLED素子をカメラの視野中心 にさらに配置でき、従って用途を反射式とした場合の照明効率をさらに上げるこ とが可能となる。また、環状LED素子列を矩形状としたので、円形状にした場 合に比べて該環状LED素子列をさらに内方に配置でき、従って装置の小型化を 図ることが可能となる。 また、第3考案の画像認識用照明装置によれば、上記第1考案に加えて、LE D素子の照度調整を可能とし、その調整を環状LED素子列毎に行い得るように したので、用途に応じて照度分布を変えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す画像認識用照明装置の
概略構成図である。
【図2】図1中のコントローラの機能を説明するための
ブロック図である。
【図3】従来技術を示す画像認識用照明装置を適用した
チップマウンターの概略斜視図である。
【図4】反射式及び透過式の照明方法を説明するための
図である。
【図5】覗き窓及び照明を円形状と矩形状にした場合の
違いを説明するための図である。
【符号の説明】
10 ライティング基板 10a カメラ用覗き窓 11 LED素子 12a,12b,12c スイッチ 13 電源 A,B,C 環状LED素子列 AA,BB,CC 照度調整回路

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体に検査光を照射して画像認識を行
    う装置において、 中央部分にカメラ用覗き窓が形成されたライティング基
    板と、 このライティング基板の前記被写体側の面上に設けら
    れ、前記覗き窓を中心とした同心上の複数の環状LED
    素子列とを備え、 前記LED素子への給電を、前記環状LED素子列毎に
    切り換え可能にしてなる画像認識用照明装置。
  2. 【請求項2】 前記覗き窓及び環状LED素子列は矩形
    状をなしていることを特徴とする請求項1記載の画像認
    識用照明装置。
  3. 【請求項3】 前記LED素子は照度調整が可能であ
    り、その調整は前記環状LED素子列毎になされること
    を特徴とする請求項1記載の画像認識用照明装置。
  4. 【請求項4】 前記装置はチップマウンターに用いら
    れ、反射式として用いる場合には、前記環状LED素子
    列の内周側の素子列を点灯し、透過式として用いる場合
    には、前記被写体の外形より少なくとも外側のLED素
    子列を点灯することを特徴とする請求項1記載の画像認
    識用照明装置。
JP2216293U 1993-04-02 1993-04-02 画像認識用照明装置 Pending JPH0676849U (ja)

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JP2216293U JPH0676849U (ja) 1993-04-02 1993-04-02 画像認識用照明装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008304487A (ja) * 1998-02-19 2008-12-18 Emhart Glass Sa 瓶の輪郭及び壁を検査する機械

Cited By (1)

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JP2008304487A (ja) * 1998-02-19 2008-12-18 Emhart Glass Sa 瓶の輪郭及び壁を検査する機械

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