JPH06761B2 - ピリダジノン誘導体および殺虫・殺ダニ・殺線虫剤 - Google Patents

ピリダジノン誘導体および殺虫・殺ダニ・殺線虫剤

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JPH06761B2 JP13887883A JP13887883A JPH06761B2 JP H06761 B2 JPH06761 B2 JP H06761B2 JP 13887883 A JP13887883 A JP 13887883A JP 13887883 A JP13887883 A JP 13887883A JP H06761 B2 JPH06761 B2 JP H06761B2
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【発明の詳細な説明】 本発明は,一般式(I): (但し,式中,Rはアルキル基を,R1およびR2はそれぞ
れ独立に水素原子または低級アルキル基を,R3およびR4
は,それぞれ独立に低級アルキル基,ハロゲン原子,低
級ハロアルキル基,ニトロ基,シアノ基またはアルコキ
シカルボニル基を,R5はハロゲン原子を,XおよびYは
それぞれ独立に酸素原子または硫黄原子を表わす。mは
0または1〜3の整数を表わし,mが2または3の場合
はR3は同一でも異なってもよい。nは0または1〜3の
整数を表わし,nが2または3の場合はR4は互いに同一
でも異なっていてもよい。)で表わされる3(2H)−ピ
リダジノン誘導体,その製造法および該誘導体の1種ま
たは2種以上を有効成分として含有する農園芸用殺虫,
殺ダニ,殺線虫,殺菌剤に関するものである。
従来3(2H)−ピリダジノン誘導体の中には医薬,農薬
として有用な化合物が種々知られているが,殺虫作用を
有し,かつ実用に供されている化合物は次式(VII)の構
造で表わされるピリダフエンチオン(商品名オフナッ
ク)のみである。
また,下記の一般式(VIII)で表わされる化合物(西ドイ
ツ特許2,732,101号公報)及び一般式(IX)で表
わされる化合物(ペステイサイドサイエンス(Pesticid
e Sci.)4巻775頁(1073年)同7巻97頁及び
107頁(1976年)及びケミカル・アブストラクト
(Caem.Abstr.)90巻168636u(1979
年),同92巻41867F(1980年),同93
巻,132432X(1980年),同94巻8404
4u(1981年))が殺虫・殺ダニ活性を有すること
が知られている。但し,一般式(VIII)においてR3,R4
低級アルキル基を表わし,ZはO又はSを表わす。一般
式(IX)においてR5,R,Rはアルキル基,R6はハ
ロゲン原子,アルコキシ基,A及びBはO又はSを表わ
す。
しかし,上記の公知化合物は,いずれも有機燐系の化合
物群であり,農薬分野における有機燐系の殺虫・殺ダニ
剤の範ちゅうのものである。
一方,特公昭38−7998号。特公昭40−3798
号にはそれぞれ一般式(X)および一般式(XI)で表わされ
る化合物が除草剤,植物の生長調節剤として有用である
ことが記載されている。また,特開昭58−85869
号には(XII)が農園芸用殺菌剤として有用である旨が記
載されている。
但し(X)においてR1はアルキル基,フェニル残基,R2
水素,メトキシ或いはジアルキルアミノ基で置換された
アルキル基,アルケニル基,シクロアルキル基,ベンジ
ル基,アセチル基を表わす。(XI)においてR1は水素,フ
ェニル残基,R2はアルキル基,フェニル残基又はカルボ
キシメチレン基を表わす。(XII)においてR1はアルキル
基,アルケニル基,シクロアルキル基,又は置換されて
もよいフェニル基を表わし,R2は塩素原子又は臭素原子
を,R3は水素原子,アルキル基,シクロアルキル基,又
は置換されてもよいフェニル基を表わし,XはSO又はSO
2を表わす。
しかし,上記一般式(X),(XI),(XII)の化合物について
本発明者らが見出したような顕著な殺虫・殺ダニ・殺線
虫殺菌作用は全く知られていない。従って,本発明化合
物は新規な物質であるとともに,殺虫・殺ダニ作用を有
する(VII),(VIII),(IX)の化合物とは化学構造を異に
し,かつ(X),(XI),(XII)とはその生理作用を異にする
ものである。すなわち,本発明化合物は,従来の有機燐
系の殺虫・殺ダニ剤の範ちゅうのものではなく,新規な
3(2H)−ピリダジノン系化合物であり,このようなピ
リダジノン系化合物の中で除草,植調,殺菌活性を有す
るものは上述の如く,いくつか知られていたが,殺虫・
殺ダニ活性を有するものは,全く知られておらず本発明
者らによって初めて見い出されたものである。
次に,本発明に係る化合物として挙げられる化合物を第
1表に例示する。第1表に挙げた化合物は例示のための
ものであって,本発明の範囲を限定するものではない。
なお化合物番号は以下の記載においても用いるものとす
る。
本発明化合物は反応式(1),(2),(3)により合成するこ
とができる。
但し,反応式(1),(2),(3)においてR,R1,R2,R3,R
4,R5,X,Yおよびm,nは前記のものと同義であ
る。また,Halはハロゲン原子,Mはアルカリ金属を表
わす。
反応式(1)は2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ハイド
ロキシ(又はメルカプト)−3(2H)−ピリダジノン
(II)と一般式(III)で表わされる化合物を溶媒中でハロ
ゲン化水素吸収剤の存在下で反応させて(I)を得る反応
を示す。溶媒としては,低級アルコール類(例えばエタ
ノール,ブタノール等),芳香族炭化水素類(ベンゼ
ン,トルエン等),ケトン類(アセトン,メチルエチル
ケトン等),アミド類(N,N−ジメチルホルムアミド
等)及びジメチルスルホキシド等を利用することができ
る。ハロゲン化水素吸収剤としては,無機塩基(炭酸ナ
トリウム,炭酸カリウム等)や有機塩基(ピリジン,ト
リエチルアミン等)を用いることができる。反応温度は
室温から150゜Cまでの範囲で良いが,60〜120゜Cが
好ましい。(II),(III)のモル比は任意にとり得るが,
1:1付近に設定することが望ましい。(II)或いは(II
I)に対するハロゲン化水素吸収剤の比率は1以上,好ま
しくは1.2〜2.5に設定することが望ましい。なお,反応
式(1)に示す反応は化合物(II)に予め水素化ナトリウム
等の塩基を作用させて塩を調製し,(III)を添加して反
応させる等の変法も可能である。
反応式(2),(3)に示す反応は同質の反応であり,反応式
(1)に示す反応とほゞ同じ条件で行い得る。但し,反応
式(2)に示す反応の場合,(V)の調製に例えば水素化ナト
リウム等の強い塩基が必要である。反応式(2),(3)の反
応は,例えば室温中で長時間攪拌する等,できるだけ低
温で行うことが望ましい。
次に,本発明化合物の合成法を実施例により具体的に説
明する。但し,本発明はこれらのみに限定されるもので
はない。
実施例1 2−t−ブチル−4−クロル−5−(p−フエノキシ)
ベンジロキシ−3(2H)−ピリダジノン(化合物No.
45)の合成 2−t−ブチル−4−クロル−5−ハイドロキシ−3
(2H)−ピリダジノン2.0g(10ミリモル),無水
炭酸カリウム2.8g(20ミリモル),N,N−ジメチ
ルホルムアミド20mlを混合し,p−フエノキシベンジ
ルクロライド2.2g(約10ミリモル)を加え,攪拌し
ながら110〜120゜Cの油浴中で2時間加熱した。放
冷後水200mlを加え,クロロホルム50mlづつで2回
抽出した。クロロホルム抽出物を合併して水50mlで洗
浄し,無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下でクロロ
ホルムを留去して,黄色油状物3.7gを得た。シリカゲ
ルクロマトグラフイー(溶出溶媒ベンゼン:酢酸エチル
=4:1)で精製し,殆んど無色のガラス状物質2.4g
を得た(収率63%) 以上の操作によって得た化合物が目的物であることを1H
−NMRスペクトルで確認した(CDCl3溶液) 実施例2 2−t−ブチル−4−クロル−5−〔3−(2′−クロ
ル−4′−トリフロロメチル)〕ベンジロキシ−3(2
H)−ピリダジノン(化合物No.48)の合成 2−t−ブチル−4.5−ジクロル−3(2H)−ピリダ
ジノン2.2g(10ミリモル)と3−(2′−クロル−
4′−トリフロロメチル)ベンジルアルコール3.0g
(10ミリモル)をジメチルホルムアミド20mlに溶解
し,粉末状にした水酸化カリウム600mg(10ミリモ
ル)を加え,室温中で一夜攪拌した。水300mlに注い
で,ベンゼン50mlづつで2回抽出した。ベンゼン抽出
物を水洗し,無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ベンゼン
を留去し,残渣をn−ヘキサンで洗浄し,目的物3.1g
を得た。mp99゜C 以上の操作によって得た化合物が目的物であることを1H
−NMRにより確認した(CDCl3溶液) 実施例3 2−t−ブチル−4−クロル−5−〔3−(2′−クロ
ル−4′−トリフロロメチル)〕ベンジロキシ−3(2
H)−ピリダジノン(化合物No.48)の合成 脱水したN,N−ジメチルホルムアミド30mlに10ミ
リモル相当の水素化ナトリウムペーストをサスペンド
し,室温中で3−(2′クロル−4′−トリフロロメチ
ルフエノキシ)ベンジルアルコール3.0gを加え,室温
中で30分間攪拌した。2−t−ブチル4.5−ジクロル
−3(2H)−ピリダジノン2.2g(10ミリモル)を加
え,以下実施例2と同様の操作により目的物化合物No.
48を2.7g得た。
実施例1,実施例2または実施例3と同様の操作により
第2表に示す化合物を合成した。各化合物の構造の確認
1H−NMR−スペクトルによった。
化合物No.45およびNo.48も第2表に含めて記載し
た。
本発明化合物を農園芸用殺虫,殺ダニ,殺線虫,殺菌剤
として使用するにあたっては,一般には適当な担体,例
えばクレー,タルク,ベントナイト,珪藻土等の固体担
体あるいは水,アルコール類(メタノール,エタノール
等),芳香族炭化水素類(ベンゼン,トルエン,キシレ
ン等),塩素化炭化水素類,エーテル類,ケトン類,エ
ステル類(酢酸エチル等),酸アミド類(ジメチルホル
ムアミド等)などの液体担体と混用して適用することが
でき,所望により乳化剤,分散剤,懸濁剤,浸透剤,展
着剤,安定剤などを添加し,液剤,乳剤,水和剤,粉
剤,粒剤等任意の剤型にて実用に供することができる。
また,必要に応じて製剤または撒布時に他種の除草剤,
各種殺虫剤,殺菌剤,植物生長調節剤,共力剤などと混
合施用してもよい。混合する除草剤の種類としては,例
えば,フアーム・ケミカルズ・ハンドブック(Farm
Chemicals Ha−ndbook),第69
版(1983)に記載されている化合物などがある。そ
の施用薬量は適用場面,施用時期,施用方法,対象病害
虫,栽培作物等により差異はあるが一般には有効成分量
としてヘクタール当たり0.005〜5Kg程度が適当であ
る。
次に,本発明の配合例の若干を具体的に挙げて示すが,
これらのみに限定されるものではない。
なお,以下の配合例中「部」は重量部を意味する。
配合例1 乳剤 化合物No.11の化合物……………………50部 キシレン……………………25部 N N−ジメチルホルムアミド……………………20部 ソルボ-ル2680(界面活性剤,東邦化学製)……5部 (非イオン界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物) 以上を完全に混和溶解して乳剤とする。
使用に際して,上記乳剤を水で500〜20,000倍に希釈し
て散布する。
配合例2 水和剤 化合物No.45の化合物……………………25部 ジークライトA……………………69部 (カオリン系クレ-:ジ-クライト工業(株)商品名)ソルボ -ル5039(界面活性剤,東邦化学製)……3部 (非イオン界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混合
物) カープレツクス(固結防止剤)………………3部 ホワイトカーボン:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
使用に際して,上記水和剤を水で500〜20,000倍に希釈
して散布する。
配合例3 油剤 化合物No.48の化合物……………………50部 メチルセロソルプ……………………50部 以上を均一に混合して油剤とする。
上記組成の油剤を溝,水たまりに1m2当り0.1〜50ml
施用するか,或いは航空機により10〜100ml/10a
散布する。
配合例4 粉剤 化合物No.50の化合物………………3.0部 カープレツクス(固結防止剤)………………0.5部 (ホワイトカ-ボン:塩野義制約(株)商品名) ク レー……………………95部 リン酸ジイソプロピル……………………1.5部 以上を均一に混合して粉剤とする。
上記組成の粉剤を10アール当り0.03〜15Kg散布す
る。
本発明化合物は,ツマグロヨコバイ等の半翅目害虫,コ
ナガ等の鱗翅目害虫,鞘翅目害虫,アカイエカ等の衛生
害虫に卓越した殺虫力を有するとともに,果樹および蔬
菜に寄生する種々のダニおよび動物に寄生するダニの防
除にも有効である。本発明化合物は上述した殺虫,殺ダ
ニ作用に加えて,更にベト病等,果樹および蔬菜の病害
防除にも有効なことである。従って,本発明化合物は,
害虫および病害の防除を同時に行い得る性質を有する優
れた農薬である。
次に本発明化合物の有用性について,具体的に試験例を
挙げて説明する。
試験例1 イエバエ成虫に対する殺虫試験 本発明化合物の1000ppm濃度のアセトン溶液1mlを9cm
シャーレに均一に広がるように滴下し,室温でアセトン
を完全に蒸散せしめた後,イエバエ成虫10頭を入れ孔
のあいたプラスチツク製蓋をかぶせた。このシャーレを
25゜C恒温室に収容し,24時間経過後の死虫数を調査
し,下記の計算式から死虫率を求めて第3表に示す結果
を得た。
なお,試験は2区制で行なった。
試験例2 アカイエカ幼虫に対する殺虫試験 本発明化合物の10ppm濃度の水溶液を直径9cm,高さ
6cmの腰高シャーレに200ml入れた後,アカイエカ終
令幼虫10頭を放虫した。この腰高シャーレを25゜Cの
恒温室に収容し,96時間経過後の死虫数を調査し,試
験例1と同様の計算式から死虫率を求めた。
結果を第3表に示す。
なお,試験は2区制で行なった。
試験例3 コナガに対する接触性殺虫試験 本発明化合物の1000ppm濃度の水乳化液中にカンラ
ンの葉を約10秒間浸漬し,風乾後シャーレに入れ,こ
の中にコナガ2令幼虫をシャーレ当り10頭ずつ放ち,
孔のあいた蓋をして25゜Cの恒温室に収容し,96時間
後の死虫数を調査し,試験例1を同様の計算式から死虫
率を求めた。
結果は第3表に示す。
なお,試験は2区制で行なった。
試験例4ニジュウヤホシテントウ に対する接触性殺虫試験 本発明化合物の1000ppm濃度の水乳化液中にトマト
の葉を約10秒間浸漬し,風乾後シャーレに入れ,この
中にニジュウヤホシテントウ2令幼虫をシャーレ当り1
0頭ずつ放ち。孔のあいた蓋をして25゜Cの恒温室に収
容し,96時間後の死虫数を調査し,試験例1と同様の
計算式から死虫率を求めた。
結果は第3表に示す。
なお,試験は2区制で行なった。
試験例5カンサワハダニ に対する殺ダニ効力試験 インゲンの葉をリーフパンチを用いて径1.5cmの円形に
切り取り,径7cmのスチロールカップ上の湿った紙の
上に置いた。これにカンザワハダニ幼虫を1葉当り10
頭接種した,接種半日後に本発明化合物乳剤を展着剤で
1000ppm濃度に希釈した薬液をスチロールカップ当
り2mlずつ回転式散布塔を用いて散布し,96時間経過
後の死虫数を調査し,試験例1と同様の計算式から死虫
率を求めた。
結果は第3表に示す。
なお,試験は2区制で行なった。
試験例6ツマグロヨコバイ に対する殺虫試験 本発明化合物の1000ppm濃度の乳化液中に稲の莖葉
を約10秒間浸漬し、この莖葉をガラス円筒に入れ,有
機リン系殺虫剤に抵抗性を示すツマグロヨコバイ成虫を
放ち,孔のあいた蓋をして25゜Cの恒温室に収容し,9
6時間後の死虫数を調査し,試験例1と同様の計算式か
ら死虫率を求めた。
結果は第3表に示す。
なお試験は2区制で行なった。
試験例7ネコブセンチュウ に対する殺線虫効力試験 ネコブセンチュウの汚染土壌を径8cmのスチロールカッ
プに入れた。本発明化合物乳剤を水で希釈して1000
ppm濃度薬液を調製し,展着剤を添加し,スチロールカ
ップ当り50mlずつ土壌に灌注した。48時間経過後に
指標作物のトマト苗を移植した。移植30日経過後トマ
トの根を水洗して根コブ寄生を見取り調査した。結果を
第3表に示す。
根コブ寄生指数 0…根コブが全く認められない 1…わずかに認められる 2…中程度認められる 3…多数認められる 4…極めて多数認めらえる 試験例8 キュウリベト病防除試験 2週間,鉢で育成したキュウリ(品種:相模半白)を用
い,本発明化合物乳剤を所定濃度(1000ppm)に調
整した薬液を鉢当たり20ml撒布した。このキュウリを
温室内に一昼夜置き,キュウリベト病菌(Pseudoperono
spora Cub-ensis)の胞子懸濁液(150倍で1視野に
15個の胞子)を噴霧し接種を行った。キュウリベト病
菌の胞子を接種したキュウリを25゜C,相対湿度100
%の部屋に24時間置き,しかる後温室に移して発病を
待った。接種7日経過後に下記の判定基準によって罹病
度を調査した。
結果を第4表に示す。
0:接種葉が全く発病しない 1:接種葉の5%以下が発病 2:接種葉の6〜20%が発病 3:接種葉の21〜50%が発病 4:接種葉の51〜90%が発病 5:接種葉の90%以上が発病
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 公典 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470 日産 化学工業株式会社生物化学研究所内 審査官 内藤 伸一

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I): (但し、式中、Rはアルキル基を、RおよびRはそ
    れぞれ独立に水素原子または低級アルキル基を、R
    よびRは、それぞれ独立に低級アルキル基、ハロゲン
    原子、低級ハロアルキル基、ニトロ基、シアノ基または
    アルコキシカルボニル基を、Rは、ハロゲン原子を、
    XおよびYはそれぞれ独立に酸素原子または硫黄原子を
    表わす。mは0または1〜3の整数を表わし、mが2ま
    たは3の場合はRは同一でも異なってもよい。nは0
    または1〜3の整数を表わし、nが2または3の場合は
    は互いに同一でも異なってもよい。)で表わされる
    3(2H)−ピリダジノン誘導体。
  2. 【請求項2】一般式(I) (但し、式中、Rはアルキル基を、RおよびRはそ
    れぞれ独立に水素原子または低級アルキル基を、R
    よびRは、それぞれ独立に低級アルキル基、ハロゲン
    原子、低級ハロアルキル基、ニトロ基、シアノ基または
    アルコキシカルボニル基を、Rは、ハロゲン原子を、
    XおよびYはそれぞれ独立に酸素原子または硫黄原子を
    表わす。mは0または1〜3の整数を表わし、mが2ま
    たは3の場合はRは同一でも異なってもよい。nは0
    または1〜3の整数を表わし、nが2または3の場合は
    は互いに同一でも異なってもよい。)で表わされる
    3(2H)−ピリダジノン誘導体の1種または2種以上
    を有効成分とする農園芸用殺虫、殺ダニ、殺線虫剤。
JP13887883A 1983-06-23 1983-07-29 ピリダジノン誘導体および殺虫・殺ダニ・殺線虫剤 Expired - Lifetime JPH06761B2 (ja)

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