JPH0675266B2 - オブジエクト・データ処理方法 - Google Patents

オブジエクト・データ処理方法

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JPH0675266B2
JPH0675266B2 JP1161023A JP16102389A JPH0675266B2 JP H0675266 B2 JPH0675266 B2 JP H0675266B2 JP 1161023 A JP1161023 A JP 1161023A JP 16102389 A JP16102389 A JP 16102389A JP H0675266 B2 JPH0675266 B2 JP H0675266B2
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ヒユー・マクドナルド・モーリス
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ドーラーズワーム・ラジヤゴパル
ガリイ・リユース・ヤングス
ロバート・エドワード・プロウブスト
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インターナシヨナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーシヨン
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/28Databases characterised by their database models, e.g. relational or object models
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/50Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of still image data
    • G06F16/53Querying
    • G06F16/532Query formulation, e.g. graphical querying

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、広くデータ処理システムに関し、特に、オブ
ジェクト管理・発送システム(OMDS)であって、複数の
オブジェクトを解像する機能を備えたシステムに関する
ものである。ここに関示するオブジェクト管理・発送シ
ステムは、特に画像検索/記憶システムとして使用する
のに適している。
B.従来技術 データ処理システムでディジタル画像に適した記憶装置
を提供するため、従来技術では様々な試みがなされてい
る。初期の従来法の基礎は、マイクロフィッシュのレコ
ードをディジタル画像に変換することであった。ディジ
タル画像は、変換後、磁気テープまたは磁気ディスクに
記憶され、後で検索・表示される。従来法でその初期に
みられた問題は、ディジタル画像のレコードがかなり大
きく、相当な規模の記録装置を要するため、システムが
実用性を欠いたことである。
従来法の発展につれ、ディジタル画像を圧縮するための
アルゴリズムが開発された。これはディジタル画像のビ
ット・パターンを変換し、圧縮度を高めたレコードを得
て、磁気テープまたは磁気ディスク装置に記憶しやすく
するものである。しかし、このような圧縮レコードのサ
イズでもまだ大きく、適当な記憶装置を設ける際に問題
となっていた。その上、圧縮レコードのサイズが原因
で、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置などから画像を
検索するアクセス時間が異常なほど長かった。文書や画
像の記憶/検索システムとしては、次のように多数の例
が知られている。
米国特許第4139901号明細書は、文書記憶・検索システ
ムに関するものである。このシステムには、遠隔地に配
置される複数の制御端末と、マイクロフィッシュcarous
el文書記憶ファイルが含まれ、ファイル上のマイクロフ
ィッシュの画像を、文書を表すビデオ信号に変換する手
段と、これらのビデオ信号を、要求元の制御端末に関連
するバッファ記憶装置に転送する手段を備える。
米国特許第4164024号明細書は、永久保存用のマイクロ
フィルム・レコードの検索・更新が可能な表示装置を提
供する情報検索システムに関するものである。画面の更
新は、永久保存用のマイクロフィルム・レコードをガス
・パネル・ディスプレイに投影した画面を作り、ディス
プレイの所定部分を空白とするか、または更新された情
報をその部分に重ね書きすることによって行われる。
米国特許第4174890号明細書は、マイクロフィルムを利
用した装置に関するもので、特殊なバーコードがマイク
ロフィルムの端に印刷される。マイクロフィルムの長手
方向に沿った一定の写真部分を、ボタンの押下に応じて
選択できるよう、自動読出し機能を使用することができ
る。この後、簡単なレンズ位置決め機構を(2番目、3
番目の寸法で)手動操作してマイクロフィルム上のどの
像も選択・投影できる。
米国特許第4197590号明細書は、表示するデータを記憶
するためのランダム・アクセス・ラスタ・メモリを備え
たコンピュータ・グラフィック・ディスプレイに関する
ものである。表示された画像の操作には、ズーム、パ
ン、画面分割、およびXORの各機能を使用できる。
米国特許第4205387号明細書は、データ記憶・検索シス
テムに関するものである。このシステムでは、小型化さ
れた加熱ヘッドが使われ、感熱式記録媒体上に、所定の
大きさの英数字、図形、またはディジタル画像がつくら
れる。
米国特許4485454号明細書は、電子文書情報ファイリン
グ・システムに関するもので、検索データがこのシステ
ムに記憶され、多数のコードが加えられる。オペレータ
は、所要コードを入力できるため、文書を検索するとき
のキー操作は少なくてすむ。システムはこの後、所要コ
ードを含む選択可能な多数の検索データを捜して表示す
る。
米国特許第4553206号明細書は、画像記憶・検索方式に
関するもので、ディジタル情報は、バイト・サイズが一
定のブロックに分けられ、メモリに記憶された各ブロッ
クには、これに関係するヘッダが付けられる。ヘッダ
は、ディジタル情報を識別するものであり、画像がどの
ようにディジタル化され圧縮されているかを細かく示す
とともに、同じ画像に関連する情報が入った他のブロッ
クのアドレスを持つ。これによって、ブロック間の関連
づけができ、索引によって最初のブロックが見つかれ
ば、ある画像に関係する全ブロックをすばやく捜し出す
ことができる。
米国特許第4553261号明細書は、文書とデータの処理シ
ステムに関するもので、各文書は、一意の識別コードが
付けられて走査され、ディジタル符号に変えられたあと
記憶される。システムには、ディジタル符号に変えられ
た部分を機械コードに変換する機能も含まれる。
米国特許第4274395号明細書は、検索データの手動入力
をなくした画像ファイリング装置に関するものである。
画像データを画像メモリから検索する際に使われる検索
データは、元の文書自体の所定位置に加えられ、所定位
置の走査から得られるディジタル・データ信号にパター
ン認識プロセスが適用されて、コンピュータ・データに
変換される。
米国特許第4601003号明細書は、オフィス用記憶装置の
実際の操作をユーザの目で認識できるような文書記憶・
再配置システムに関するものである。オペレータは、最
初の画像パターンによって、デスク、ファイリング・キ
ャビネット、ゴミ箱など、オフィスで使われる代表的な
備品の配置を表すモデルを見ることができ、2番目の画
像パターンによって、システムに記憶さた多数のファイ
ル・ホールダのうちの一つの文書内容を見ることができ
る。
米国特許第4635136号明細書は、ラベル付画像(不動産
の区画に対応するものなど)を大量に記憶する方法と装
置に関するもので、ラベル付画像はそれぞれ、ビデオ・
ディスクの別のフレームに記憶され、そこから生成され
る。
米国特許第4672186号明細書は、スキャナを備えたディ
ジタル文書走査システムに関するもので、文書の有無を
検出でき、しきい値の動的調整が可能なため、陰影のあ
る背景を使った文書を扱うことができる。
米国特許第4727589号明細書は、画像データ記憶/検索
システムに関するもので、複数の画像データ記憶/検索
装置が通信回線を介して互いに接続される。装置は他の
装置の画像データの記録、検索、または削除を要求する
ことができる。
国際公開公報87/04826は、マルチ・プロセッサ装置に関
するものである。これは2つのデータ・バスを持ち、特
にディジタル画像信号の処理に適している。データは、
記憶装置からプロセッサへ転送されると同時に、プロセ
ッサから記憶装置へも転送できる。
国際公開公報87/05767と同87/05768は、2重通信チャネ
ルを持つディジタル画像通信ネットワークに関するもの
である。2重通信チャネルは、通信データを処理する制
御チャネルと、画像を転送だけに使われる画像チャネル
からなる。
従来法の失敗は、磁気記憶装置または光学式磁気ディス
ク装置の高速アクセスを可能にし、オブジェクト管理・
発送システム(OMDS)が使用する通信ネットワークの通
信量(トラフィック)を最少にし、なおかつ、画像の記
憶/検索にオブジェクト管理・検索システムが用いられ
る際に、高解像度の必要に応じて高解像度画像を使用で
きるOMDSを提供できなかった点にある。さらに、ホスト
側のデータ処理システムの操作と、オブジェクト管理・
検索システム間のわずかな対話(インターラクション)
だけで、オブジェクトに関係する所要の操作を実行でき
るような、オブジェクト管理・検索システムも、従来法
では提供されていない。
C.発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、特に画像の記憶/検索に適するよう改
良したオブジェクト管理・発送システムを提供すること
にある。
本発明の目的は、記憶されたオブジェクトの高速アクセ
スが可能になる改良を加えたオブジェクト管理・発送シ
ステムを提供することにある。
本発明の目的は、接続される通信系統の通信量を抑える
ような改良を加えたオブジェクト管理・発送システムを
提供することにある。
本発明の目的は、記憶された画像の高速アクセスを可能
にし、通信量に対する影響を抑えながらも、高解度画像
を使用できるよう改良を加えた画像記憶/検索システム
を提供することにある。
本発明の目的は、ホストのデータ処理システムの操作と
オブジェクト管理・発送システム間のわずから対話(イ
ンターラクション)だけで、オブジェクトに関係する所
要の操作をオブジェクト管理・発送システムが実行でき
るように改良したデータ処理システムを提供することに
ある。
本発明の目的は、ホストのデータ処理システムの操作と
オブジェクト管理・発送システム間のわずかな対話(イ
ンターラクション)だけで、オブジェクト管理・発送シ
ステムがオブジェクトを取得し、事前に取り出し、表
示、印刷、変更するなどの操作を実行できるような改良
したデータ処理システムを提供することにある。
D.問題点を解決するための手段 本発明のこのような目的は、他の目的、機能および利点
も含めて、ここに開示する複数の解像度に対応した画像
記憶/検索システムに特に適するオブジェクト管理・発
送システムによって達成される。
ここに開示するデータ処理システムは、オブジェクトと
文書の画像を記憶/検索・表示し、文書の画像を第1の
解像度でディジタル化するための文書入力スキャナに接
続されるワークステーションと、第1の解像度より低い
第2の解像度で文書のディジタル画像を表示する画像表
示装置と、第2の解像度より高い第3の解像度で文書の
ディジタル画像を印刷するプリンタとを備え、ワークス
テーションはオブジェクト記憶・発送マネーシャ(OSD
M)と記憶装置に接続される。
システムのワークステーションには高解像度のビット・
プレーン・メモリがあり、その入力は文書スキャナにつ
ながり、文書のディジタル画像が第1の解像度で受信さ
れる。
高解像度ビット・プレーン・メモリには高解像度画像の
圧縮装置が接続され、その出力は画像ホスト・コンピュ
ータへつながっている。該圧縮装置では、オブジェクト
または文書の第1解像度のディジタル画像が圧縮され
る。第1種の圧縮画像レコードはオブジェクト記憶・発
送マネージャへ出力され記憶される。
システムにはさらに第1オブジェクト記憶装置が含ま
れ、これはオブジェクト記憶・発送マネージャにつなが
り、第1の解像度でディジタル化されたオブジェクトと
画像の圧縮レコードが記憶され、オブジェクト記憶・発
送マネージャは第1種の圧縮画像レコードを第1オブジ
ェクト記憶装置に記憶する。
また、解像度変更装置もシステムに含まれ、その入力は
高解像度ビット・プレーン・メモリにつながり、オブジ
ェクトまたは文書のディジタル画像の第1解像度が第2
の解像度に下げられ、オブジェクトまたは文書の第2の
解像度のディジタル画像が出力される。
ワークステーションにはさらに低解像度のビット・プレ
ーン・メモリが含まれ、その入力は解像度変更装置につ
ながり、オブジェクトまたは文書の第2解像度のディジ
タル画像が受信される。
このほか、画像表示装置の入力は低解像度ビット・プレ
ーン・メモリにつながり、第2の解像度でディジタル化
された画像または文書の画像が受信され表示される。
システムに追加される低解像度の画像圧縮装置は、低解
像度ビット・プレーン・メモリに接続され、その出力は
画像ホスト・コンピュータへつながり、第2解像度でデ
ィジタル化されたオブジェクトまたは文書の画像が圧縮
され、第2種の圧縮画像オブジェクトまたはレコードは
オブジェクト記憶・発送マネージャへ出力され記憶され
る。第2種の圧縮画像オブジェクトまたはレコードのサ
イズは、第1種の圧縮オブジェクトまたは画像レコード
より小さい。
オブジェクト記憶・発送マネージャには第2のオブジェ
クト記憶装置も接続され、第2の解像度でディジタル化
されたオブジェクトまたは画像の圧縮レコードが記憶さ
れ、オブジェクト記憶・発送マネージャは、第2種の圧
縮オブジェクトまたは画像のレコードを第2オブジェク
ト記憶装置に記憶する。
システムにはさらに高解像度のオブジェクト復元(圧縮
解除)装置も含まれ、その入力はオブジェクト記憶・発
送マネージャにつながり、第1オブジェクト記憶装置か
ら第1種のオブジェクトまたは画像の圧縮レコードが受
信され、第1解像度でディジタル化されたオブジェクト
または文書の画像が復元される。
オブジェクトまたは画像のスケーリング装置もシステム
に含まれ、その入力は高解像度オブジェクト復元装置に
つながり、オブジェクトまたは文書の第1解像度のディ
ジタル画像が第3解像度をもつオブジェクトまたは文書
のディジタル画像に変換される。
システムに含まれるプリンタへの入力は、画像スケーリ
ング装置につながり、第3の解像度でディジタル化され
たオブジェクトまたは文書の画像が受信され印刷され
る。
低解像度のオブジェクト復元装置も含まれ、その入力は
オブジェクト記憶・発送マネージャにつながり、第2オ
ブジェクト記憶装置から第2種のオブジェクトまたは画
像の圧縮レコードが受信され、オブジェクトまたは文書
の第2解像度のディジタル画像が復元される。
さらに、低解像度ビット・プレーン・メモリの入力は、
低解像度オブジェクト復元装置につながり、オブジェク
トまたは文書の第2解像度のディジタル画像が受信さ
れ、画像表示装置に表示される。
こうして得られるシステムでは、低解像度による操作を
対象に転送される圧縮データ・レコードが小さいため、
ネットワークの通信量は減少する。低解像度の圧縮デー
タ・レコードを記憶し読み出す際のアクセス時間も短縮
される。しかし、通信量が減少しアクセス時間が短縮さ
れても、印刷など高解像度による操作に必要となる高解
像度の圧縮データ・レコードを使用できなくなることは
ない。
また、この方式によって、オブジェクト発送・管理シス
テムは、ホスト・コンピュータ・システムとオブジェク
ト管理・発送システム間のわずかな動作だけで、オブジ
ェクトを取得し、事前に取り出し、表示、印刷、変更す
るなどの操作を実行することができる。
E.実施例 本発明は、複数のオブジェクトの解像機能をもつオブジ
ェクト管理・発送システムに関するものである。本発明
の説明をわかりやすくするため、本発明の目的に応じて
以下の定義を採用する。
「オブジェクト」は、データ・ビットのストリームと定
義される。オブジェクトから生じ、オブジェクトに関係
する信号から得られ、また、オブジェクトの再生に使わ
れるディジタル化データは、「オブジェクト・データ」
と呼ばれる。このオブジェクト・データは、磁気的、電
子的、または光学的な手法で記憶/転送され、転送はデ
ィジタル方式かアナログ方式で行える。
1ページまたは複数ページの文書に関係するオブジェク
ト・データは、「レコード」と呼ばれる。
各図の参照数字は、可能な限り、対応する構成要素を示
すために使われる。
また、以下の説明の全体を通して取り上げた数種のコン
ピュータ・コマンドは、コマンドとして生成され転送さ
れた状態のままを示す。これらのコマンドについては一
般的な説明を加えただけである。当業者であればわかる
とおり、コンピュータ・コマンドの正確な形式は、ここ
に開示するホストのデータ処理システムとオブジェクト
管理・発送システムを実施する際に選ばれるハードウェ
ア、ソフトウェアに大きく依存するからである。
「オブジェクト」という用語には、本発明の適用範囲を
狭めないよう、意図的に包括的な定義が与えられてい
る。本発明のオブジェクト管理・発送システムは、特に
画像記憶/検索システムとしての使用に適している。こ
のシステムで言うオブジェクト・データは、より具体的
には「画像データ」であり、文書を電子的に走査して得
られる信号、またはその走査に関係する信号から派生す
るものであり、文書を表す画像の再生に利用できるデー
タである。以下の説明では、本発明を画像記憶/検索シ
ステムとして位置づけることがある。このような位置づ
けが説明の都合上もっとも便宜的であり、本発明を明確
に理解するうえで役立つと思われるからである。
文書の取り扱いは、公私を問わず世界の多くの組織、機
関において、所要時間とコストの両面で厄介な仕事とな
っている。文書には、現時点での関心の対象であるもの
と、全く歴史的な関心の対象となるものがあり(もしく
はその両方)、機械で印刷または植字された情報、手動
で印刷された情報または手書きの情報、あるいは一般に
「グラフィックス」と呼ばれる絵や図形、図面などが含
まれる。大量の書の中から、いろいろな目的のために選
ばれた文書を短時間で引き出さなければならない場合が
よくなる。文書の中に、情報が全部含まれないというこ
とは重要な点であろう。さらに、重要な文書もあればそ
れほど重要でない文書もあり、これは文書の形式や内
容、または、組織の性格によっても異なる。
一つの例外的な環境として、たとえば、一つの保険会社
の地域/支店のオフィスが全国に分散することが多い場
合、このような保険会社の業務では、ある特定の顧客に
ついて所定のファイルに保管された文書のリストを入手
し、リストに記載された特定の文書のうち一つのコピー
を簡単に調べられることが、各オフィスに求められる条
件である。保険請求の担当者はこのようにして、トラン
ザクションに伴う状況、あるいは会社の他の担当者によ
って処理される請求内容について充分な情報が得られ
る。
第1図と第2図は、本発明による2種密度ディジタル画
像システムを含むアーキテクチャを示す。
参照数字10(第1図)としてまとめた構内設備は、オブ
ジェクト管理・発送システム(以下、OMDSと呼ぶ)12
と、一般には、画像システム12から独立して構内設備10
内に稼動するコンピュータ・オペレーティング・システ
ムを表すホスト・データ処理システム(以下、HCS)13
に大別される(すなわち、設置機器のオペレーティング
・システムは、画像システムを設置する前に存在するオ
ペレーティング・システムを表す場合がある)。
ホスト・オペレーティング・システム13には、たとえ
ば、ファイル管理システム19(以下、FMSと呼ぶ)を加
えることができる。これはデータ端末18に接続され、電
子データベース(図示なし)を維持する。データベース
には、特定の項目に関係するデータが入った作業ファイ
ル(保険加入者ファイルなど)がある。このようなシス
テムでは、記憶装置とアクセス時間に制限があるため、
ファイル管理システム19の代表的なデータベースには、
特定項目に関する文書のハードコピーなどのオブジェク
トについて短い注釈が付いた索引が含まれていた。本発
明のオブジェクト管理・検索システムがなければ、ユー
ザは、求める文書を表示するため、記憶されたハードコ
ピーを手動で検索または要求することになる。
データ端末18はそれぞれ、ワークステーション20の一部
であり、ワークステーションには少なくとも画像端末21
が含まれる。本発明では、各ワークステーションのデー
タ端末18と画像端末21は別個の装置として、オペレーテ
ィング・システム13の操作から分離するのが現時点では
望ましいが(つまり、画像システムに障害があった場合
にもオペレーティング・システムの操作を可能にするた
め)、各ワークステーション20のデータ端末と画像端末
を1個の装置とした実施例も考えられる。
画像端末21はそれぞれ、通信ネットワーク38(ネットワ
ーク制御装置を含むトークン・リング・ネットワークな
ど)に接続され、ネットワークはオブジェクト記憶・発
送マネージャ48(以下、OSDMと呼ぶ)に接続される。
OSDM 48は、文書の記録、文書の検索、および経路指定
要求(これらは以下に説明する)に関してファイル管理
システム19と通信することができる。
また、これに応じて、オブジェクト記憶装置に記憶され
たオブジェクト・データを検索でき、このオブジェクト
・データを、通信ネットワーク38を介して1個以上の画
像端末21へ送信できる。OSDMは、オブジェクトの記憶と
検索というタスクを実行するため、オブジェクト記憶マ
ネージャ(OSM)で構成される。オブジェクト記憶装置
は、たとえば磁気ディスクであるDASD(データ収集・シ
ステム装置)50、60、磁気ディスクDASD制御装置49、光
ライブラリ52、バックアップ用の光学式駆動装置53、光
学式制御装置51などからなり、これらはすべてネットワ
ーク39を介して接続される。
OMDS 12とオペレーティング・システム13のハードウェ
ア、ソフトウェアの配置は、この2つにとって重要な通
信リンク17が保たれれば、近接してもよく(同じ部屋な
ど)、分散してもよい(別のフロアなど)、また、OMDS
12とオペレーティング・システム13を含む構内設備10
は、第1の都市(ワシントンDCなど)に採用し、一方、
設置例として挙げた設備10a(第1図)は、第1の設置
場所から遠く離れた地点(ロサンゼルスなど)に設置で
きる。さらに、本発明はこれに限らず、各設備が他のど
の設備からもオブジェクト・データを検索できるような
複数の並行設備にも適用可能である。ここでは簡単のた
め2つの設備だけを示した。
2つの設備機器間の動作例として、ファイル管理システ
ム19は、通信リンク16を介してOSDM 48aからオブジェ
クト・データを要求することができる。同様に、ファイ
ル管理プロセッサ19aは、OSDM 48からオブジェクト・
データを要求できる。これを具体化するうえで重要なポ
イントとして、ファイル管理システムとOSDM間ではレコ
ードの記録、レコードの検索、および経路指定要求の各
情報が交換されることが考えられるが、オブジェクト・
データは、要求元のファイル管理システムへ返送される
ことはなく、代わりに、要求元の設備のローカル画像端
末(21など)へ、要求元の設備に関係するOSDM(48な
ど)を通して転送されなければならない。したがって、
ファイル管理システムは、通信リンク16または16aを介
して遠隔地の画像システムからオブジェクト・データを
要求することができるが、オブジェクト・データは、通
信リンク15を介して、要求元の設備のOSDMへ向けられな
ければならない。
ファイル管理システムは、遠隔地の画像システムにオブ
ジェクト・データを要求する必要があって、OSDMは、そ
れが持っていないオブジェクト・データ(すなわち、OS
DMに関係したオブジェクト記憶装置には記憶されていな
いが、代わりに別の画像ホスト・プロセッサ(48aな
ど)のオブジェクト記憶装置に記憶されているデータ)
の検索を要する場合も少なくない。このような場合、OS
DMは、通信リンク15を使って、必要なオブジェクト・デ
ータを要求・検索できる。この通信が2つのOSDM間で行
われるとき、このような通信は、「ミラー」操作として
扱うことができる。
第2図は、1個のワークステーション20(データ端末を
除く)と、ネットワーク・ライン38を介したワークステ
ーションとオブジェクト・ホスト記憶装置40との接続を
示す。1個のワークステーション20しか描かれていない
が、第1図から明らかなように、ローカル・ネットワー
クの中で単一のオブジェクト・ホスト記憶装置40または
複数のオブジェクト・ホスト記憶装置40へ多数のワーク
ステーション20を接続することもできる。
第1図、第2図のブロック図で、画像ホスト・プロセッ
サ48によるDASD 50、60と光学式記憶装置52の管理につ
いては、次の共同出願文献を参照のこと。
1988年5月5日出願、第190612号“データ・オブジェク
トをバッチ処理して光ディスクに記録する方法”(Batch
ing Data Objects for Recording on Optical D
isks) 1985年5月5日出願、第190739号“データ記憶階層のデ
ータとデータ記憶階層を管理する方法”(Method of M
anaging Data in a Data Storage Hierarchy an
d a Data Storage Hierarchy Therefore) 1988年5月5日出願、第190738号“媒体ライブラリを管
理する方法”(A Method of Managing a Media Li
brary) 1988年5月5日出願、第190421号“周辺データ記憶装置
の多階層と全階層への独立アクセス”(A Multi-Level
Peripheral Data Storage Hierarchy with Inde
pendent Access to All Levels of the Hierarc
hy) 1988年5月5こ出願、第190422号“データ記憶装置とそ
のデータを管理する方法”(Data Storage Hierarchy
and Method for Managing Data Therein) 第1図は、現在望ましいデータ処理システムを示す。以
下、このシステムがオブジェクトを記憶・表示する様子
について述べる。文書入力スキャナ22はアダプタ22′
(第3図)を通してワークステーションのシステム・バ
ス37に接続される。文書入力スキャナ22は文書の画像を
第1の解像度でディジタル化する。この例では1インチ
(約25.4mm)200画素の解像度である。このような解像
を示すため、第4図と第5図に例を挙げた。第4図は線
分A−Bを高解像度でディジタル化する様子を、第5図
は低解像度でディジタル化する様子を示したものであ
る。
第4図で線分A−Bは、16×16のマトリクスの画素にデ
ィジタル化され、この画像域をビット・プレーンで表せ
ば合計256ビットとなる。
第5図では、解像度は2分され、画像域は8×8のマト
リクスに分けられる。この画像域をビット・プレーンで
表すには64ビットが必要である。
画像表示装置30はワークステーションに接続され、ディ
ジタル化されたオブジェクトまたは文書の画像を第2の
低解像度で表示する。この例では100画素であり、第5
図の低解像度画像に対応する。
上記の第1の高解像度と第2の低解像度によるディジタ
ル化のほか、現在望ましい実施例として、プリンタ46
は、ワークステーションに接続され、1インチ300画素
の第3の解像度でディジタル化されたオブジェクトと文
書の画像を印刷する。この解像度は、文書スキャナ22か
ら入力される解像度(1インチ200画素)より大きい。
当業者であればわかるとおり、1インチ300画素の印刷
のための解像度は、実施例を現行の印刷標準と効果的に
一致させるため採用されたものである。初めに走査され
る1インチ200画素のオブジェクトまたは画像のデータ
を処理し、印刷のため1インチ300画素に調整する技術
はよく知られているため、本発明では取り上げない。
ワークステーションの画像端末は、通信アダプタ36(第
2図または第3図)とネットワーク・ライン38を通して
オブジェクト・ホスト記憶装置40に接続される。通信ア
ダプタ36には、たとえばIBMのトークン・リング・アダ
プタを使用できる。
ワークステーション20を詳しく見ると、高解像度ビット
・プレーン・メモリ24の入力は文書スキャナにつなが
り、第4図に表したような、200画素の第1の高解像度
でディジタル化された文書画像が受信される。第3図の
ワークステーションについてハードウェアを見ると、ワ
ークステーション20のシステム・メモリ41は、数個の命
令コード域と数個の記憶域またはバッファ領域に分けら
れたものとみることができる。メモリ41の中の記憶域の
一つは、高解像度ビット・プレーン24に当てられる。こ
れら数個の命令コード域、バッファ域は、実際には、単
一または数個の記憶手段としてもよい。
ワークステーション20には高解像度のオブジェクト圧縮
装置32が含まれて、その入力は高解像度ビット・プレー
ン・メモリ24につながり、出力は、高解像度圧縮データ
・バッファ34に接続される。したがって、この出力は、
オブジェクト・ホスト記憶装置40のオブジェクト・ホス
ト・プロセッサ48に接続された通信アダプタ36とライン
38を経由する。圧縮装置32は、第4図に表したような、
オブジェクトまたは文書の第1の、すなわち高解像度の
ディジタル画像を圧縮する。出力される第1種の圧縮オ
ブジェクト・レコードはオブジェクト・ホスト・コンピ
ュータ48へ送られ記憶される。
オブジェクトまたは画像の圧縮は様々な方法で行われ、
よく知られている。典型的なディジタル化ビット・プレ
ーン画像の圧縮については、ランレングス符号化法を応
用した簡単な方法を説明することができる。たとえば第
4図では、線分A−Bはビット・プレーン24でディジタ
ル化され、白黒の画素列になる。ここで白の画素はそれ
ぞれ、2進数の0で表され、黒の画素はそれぞれ2進数
の1で表される。ビット・プレーン24では合計256ビッ
トになる。簡易なランレングス符号化法では、行は常に
白の画素から始まり、その行で連続する白の画素の数が
カウントされる。16×16のマトリクスでは、白か黒の同
じ値を持つ連続する画素は16を超えないため、各ランは
4ビットで表せる。
画素の色が黒から白へ変わるごとに、次の4ビット表現
が使われ、次に連続する同色の画素がカウントされる。
たとえば、第4図のビット・プレーン24の1行目では、
左側の最初の2画素は白である。したがって最初の4ビ
ット値、0010で、最初の2画素のランレングスを符号化
できる。最初の行の3番目の画素は黒で、一つだけであ
る。したがって行の次の4ビット表現は、1に等しい黒
の画素数、0001である。
行の画素数は常に最大16であるため、この列のランレン
グス符号化法では、最後に連続する同色の画素が数値化
されないよう、4ビットのランレングス符号化数の生成
は停止し、16との差は、残りの最後の画素数のランレン
グスと符号化値になる。この例の場合、13番目にある白
の画素で第4図の1行目が終わる。このように、第4図
に示したような圧縮された高解像度データは、オブジェ
クト圧縮装置32によって生成され、バッファ34に記憶さ
れる。
オブジェクト・ホスト記憶装置40では、第1のオブジェ
クト記憶装置50は磁気ディスクDASD(データ収集・記憶
装置)であり、これは画像オブジェクト・ホスト・プロ
セッサ48に接続され、第4図に示したような第1の高解
像度でディジタル化されたオブジェクトまたは画像の圧
縮レコードが記憶される。オブジェクト・ホスト・プロ
セッサ48は、第1種の高解像度圧縮画像レコードの高解
像度圧縮データ記憶装置50への記憶を制御する。
ワークステーション20では上記のほか、解像度変更装置
26の入力は高解像度度ビット・プレーン・メモリ24に接
続され、たとえば第4図に示したものに対応するオブジ
ェクトまたは文書の第1のディジタル画像の解像度が低
くされ、たとえば第5図に例示したような第2の低解像
度のオブジェクトまたは画像となる。この低解像度は次
に、第2解像度のディジタル化文書オブジェクトとし
て、低解像度のビット・プレーン・メモリ28に出力され
る。第3図に示すとおり、解像度変更装置26は、ワーク
ステーションの中のCPU35によって実行可能な解像度変
更コード26′としてメモリ41に実施することができる。
この解像度変更装置の動作により、第4図に示したよう
な高解像度ビット・プレーン表現が、第5図のようなビ
ット・プレーン表現に変えられる。これは高解像度マト
リクス(16×16など)から低解像度マトリクス(8×8
など)への変換によって行われる。
ワークステーション20には、低解像度のビット・プレー
ン・メモリ28も含まれる。その入力は解像度変更装置26
につながり、オブジェクトまたは文書の第2の低解像度
のディジタル画像が受信される。第3図からわかるとお
り、低解像度ビット・プレーン28も、メモリ41の1区画
として実施することができる。
画像表示装置30の入力は、この解像度ビット・プレーン
・メモリ28につながり、オブジェクトまたは文書の第2
の低解像度のディジタル画像が受信され表示される。
低解像度オブジェクト圧縮装置56では、入力は低解像度
ビット・プレーン・メモリ28に、出力は低解像度圧縮デ
ータ・バッファ58を介して通信アダプタ36に、よってオ
ブジェクト・ホスト記憶装置40のオブジェクト・ホスト
・プロセッサ48に接続されたネットワーク・ライン38に
つながる。オブジェクト圧縮装置56は、文書または画像
の第2の低解像度ディジタル画像を圧縮し、第2種のオ
ブジェクト・レコードを、記憶のためオブジェクト・ホ
スト・コンピュータ48へ出力する。圧縮度の低い第2種
のオブジェクト・レコードは、たとえば第4図と第5図
の比較からわかるように、圧縮度の高い第1種のオブジ
ェクト・レコードよりなりサイズが小さい。第4図と第
5図では、ランレングス符号化法で圧縮された高解像度
データは128ビットを占め、低解像度圧縮データにラン
レングス符号化法を適用したものは48ビットを占める。
本発明により、低解像度画像が所定業務に充分な解像度
であれば、オブジェクト記憶媒体からオブジェクトの第
2種の低解像度圧縮データへアクセスし、このデータを
ネットワークを介して転送するのが望ましい。低解像度
のオブジェクト・データ(高解像度のオブジェクト・デ
ータよりデータ量が少ない)では、アクセス時間が短
く、ネットワークの通信負荷が少ないからである。
オブジェクト・ホスト記憶装置40には、磁気ディスクDA
SD(データ収集・記憶装置)として第2の記憶装置60も
含まれる。このDASDはオブジェクト・ホスト・プロセッ
サ48に接続され、たとえば第5図に対応する第2の低解
像度でディジタル化されたオブジェクトまたは画像の圧
縮レコードを記憶する。オブジェクト・ホスト・プロセ
ッサ48は、第2種の低解像度の圧縮オブジェクト・レコ
ードの第2画像記憶装置60への記憶を制御する。
高解像度復元(圧縮解除)装置42の入力は、ネットワー
ク・ライン38から、通信アダプタ36と高解像度圧縮デー
タ・バッファ34を経由し、第1の高解像度の圧縮オブジ
ェクトが受信・復元される。また、第1オブジェクト記
憶装置50からの第1種のオブジェクト・レコードが復元
され、オブジェクトまたは文書の第1種の高解像度ディ
ジタル画像が得られる。第3図を見ると、高解像度デー
タ復元装置は、画像圧縮/復元プロセッサ39の一部とし
て組み込める。プロセッサ39は、ワークステーションの
システム・バスを経てCPU35に接続される。さらに、ワ
ークステーション20の圧縮装置32、56、復元装置42、62
はすべて、同り画像圧縮復元プロセッサ39に組み込むこ
とができる。このようなプロセッサの例は、アンダーソ
ン(Anderson)他による米国特許第461027号明細書、“画
像のビット・マップをランレングスまたはランエンドに
変換する方法”(Method for Converting a Bit Ma
p of an Image to a Run Length or Run Eed
Representation)にみられる。
装置32、56、42、62によって表される圧縮と復元のアル
ゴリズムは、実行可能コードとして実現することもでき
る。このコードは、たとえばワークステーション20のメ
モリ41内の適用業務プログラム43に記憶される。
オブジェクト・スケーリング装置44では、入力が高解像
度のオブジェクト復元装置42につながり、第1の高解像
度のディジタル化オブジェクトが、第3の解像度(この
例では1インチ300画素)をもつ文書のディジタル化オ
ブジェクトに変換される。この第3解像度は、プリンタ
46に合わせて調整される。プリンタの入力は、プリンタ
・アダプタ46′を経てオブジェクト・スケーリング装置
44につながる。プリンタは高解像度画像を印刷でき、ス
ケーリング装置44は200画素の高解像度画像(オブジェ
クト・ホスト記憶装置40からアクセスされたもの)を、
プリンタ46の駆動に適した解像度に変換する。第2図を
見ると、オブジェクト・スケーリング装置44は実行可能
コードとして実現できる。このコード(ワークステーシ
ョン・スケーリング・コード44′)はメモリ41に記憶さ
れ、CPU 35によって実行される。
こうして得られるシステムでは、ネットワークの連信量
が少なくなる。低解像度による操作が行われる際、小さ
い圧縮データ・レコードを転送できるからである。低解
像度の圧縮データ・レコードを記憶し読み出す際のアク
セス時間も短縮される。ただし、画像システムの並行動
作によって、高解像度のオブジェクト・データも高解像
度の磁気ディスクDASD 50または永久保存用の光学式記
憶装置52(後述)に保たれるため、通信量の低減とアク
セスの高速化によっても、高解像度プリンタその他の高
解像度操作が行われるとき必要になる高解像度の圧縮デ
ータ・レコードを使用できなくなることはない。
磁気ディスクDASD 50と60は、記憶機能を提供するうえ
で望ましい装置であり、低解像度レコードは、この装置
に保たれるか、または、レコードがOMDSに入った時期が
比較的新しいという意味でか、すぐに要求あるいは変更
される可能性が高いという意味で、あるいはその両方の
意味で「アクティブ」である。しかし、典型的な磁気デ
ィスクDASDは、記憶空間の面で制限がある。
より永久的な画像データ記憶装置としては、たとえばデ
ィジタル化オブジェクトの永久記憶に適した高容量の光
学式記憶装置を採用した第3のオブジェクト記憶装置52
を加えることができる。第3画像記憶装置52は、オブジ
ェクト・ホスト・プロセッサ48に接続され、第2の高解
像度でディジタル化されたオブジェクトの圧縮レコード
を記憶する。
レコードが比較的にアクティブでなくなり、関心の的で
なくなると、現在望ましいこの実施例では、このような
レコードを永久保存用の第3のオブジェクト記憶装置52
へ転送することが考えられる。第6図の流れ図は、アク
ティブな記憶装置から永久的な記憶装置へ転送する際の
記憶操作を示す。
ホスト・プロセッサ48は、第1種の高解像度圧縮レコー
ドを、第1記憶装置DASD 50から第3の光学式記憶装置
52へ転送するが、これは、たとえば30日と決められたエ
ージング期間の経過後に行われる。このエージング期間
により、システムのオペレータは、記憶されたオブジェ
クトの操作が通常は完了する所定期間(30日など)にわ
たって、現用のディジタル・オブジェクト・レコードを
DASD記憶装置50上で手元におくことができる。所定期間
中、オブジェクト・ホスト・コンピュータ48は、ワーク
ステーション20のコマンド入力装置25からの要求に応じ
て、第1記憶装置DASD 50から第1種の高解像度圧縮オ
ブジェクト・レコードを選択的にアクセスする。しか
し、所定期間(この例では30日)が過ぎると、オブジェ
クト・ホスト・プロセッサ48は第3記憶装置すなわち光
学式記憶装置52から第1種の高解像度圧縮画像レコード
を選択的にアクセスする。ホスト・プロセッサ48は、オ
ブジェクトに関連する経過期間を、オブジェクトに関連
する永久的なオブジェクト名(後述)を履歴順に表す数
値から導くことによって決定する。
ホスト・プロセッサ48は、所定期間(たとえば30日)が
経過した後、第2記憶装置DASD 60から第2の低解像度
の圧縮オブジェクト・レコード(第4図に例として挙げ
たレコードなど)を廃棄する。その後、表示装置30に表
示するためディジタル化オブジェクトのコピーを検索す
るという要求がコマンド入力装置25から出された場合
は、次の操作が続く。
この時点で低解像度(1インチ100画素など)はオブジ
ェクト・ホスト記憶装置40に記憶されていないため、ホ
スト・プロセッサ48は、光学式永久記憶装置52から、高
解像度(1インチ200画像など)でディジタル化された
オブジェクトのデータ・レコードをアクセスする。圧縮
された高解像度レコードは、ワークステーション20の高
解像度データ復元装置42で復元される。こうして得られ
る高解像度のディジタル化オブジェクトは、ライン54を
介して高解像度ビット・プレーン・メモリ24へ送られ、
ここで解像度変更装置26へ向けられる。これによって低
解像度のオブジェクトが得られ、これは低解像度ビット
・プレーン・メモリ28へ、次に画像表示装置30へ送られ
る。この操作は、表示操作として第7図の流れ図に示し
た。この画像装置/記憶システムの2種密度処理機能に
ついては、米国特許出願第211648号明細書にさらに詳し
い説明がある。
従来のシステムでは、典型的なホスト・データ処理シス
テムと画像システムの操作は統合され、画像システムに
重大な障害があると、ホスト・データ処理システムも故
障して好ましくない影響がでる。
ここで大切な点は、本発明から編み出された方法によっ
て、オブジェクト管理・発送(OMDS)システムが、オブ
ジェクトに関係する所要の要求を実行でき、ホスト・デ
ータ処理システム(前記ファイル管理システムなど)と
OMDS間にわずかの動作しか要しないということである。
本発明の目的から、「わずかの動作」とは、少ない動作
または隠当な動作量と定義される。先にいくつかの相互
動作について説明した。包括的ではないが典型的な相互
動作としては、オブジェクト関連要求をFMSからOMDSへ
転送すること、オブジェクト記録データをOMDSから転送
して、オブジェクト・レコードが記憶されたことをFMS
へ通知すること、エラー・データをOMDSから転送して、
OMDSがFMSからのオブジェクト操作要求を実行しようと
してエラーにぶつかった時間をFMSへ通知すること、な
どがある。
本発明のOMDSによるほぼ独自的な(discrete)操作は、以
下のように第6図ないし第19図とあわせてオブジェクト
関連操作をいくつか説明すれば、よりよく評価されよ
う。
以下に取り上げる各図と説明において、方法の実施手順
に“S"で始まる参照番号を、処理の経路または位置には
“P"で始まる参照番号を付ける。可能な限り、特定の方
法実施手順から得られ、それに対応する処理経路または
位置には、“S101"、“P101"など記号の後に同じ番号を
付ける。
最初に第12A図、第12B図とあげせて「取得」(capture)
操作について述べる。
ステップS1で、1ページまたは複数ページの文書1が構
内設備(メールルームなど)に届く。ステップS2では、
ワークステーション(以下、WS)のデータ端末からファ
イル管理システム(以下、FMS)へ、処理経路P2を介し
て一時的な文書IDに対する要求が出される。一時的な文
書IDは、各文書を識別できるよう各要求に別々の一時文
書IDが付けられるなら、どんなタイのID番号でもよい
(“ABC"やランダムに生成された番号など)。ステップ
S3で一時的な文書IDはFMSによって割り当てられ、処理
経路P3を通って戻り、文書1に付けられる(手書きまた
は機械による印字などで)。一時的文書IDは、文書の中
の重要でない部分(裏面など)、最初のページ、または
(安全を最優先して)文書の各ページに付けることもで
きる。
ディスクS4でFMSは、永久的な文書名を生成し、要求元
のWSデータ端末に関係するOMDSへ送る。この文書名は、
その時点で文書に関連する一時文書IDの付いた名前に合
わせられた名前である。OMDSによる永久文書名の受理と
記憶は、一時文書IDを持つ文書の入力走査を許可を与え
ることになる。
現在望ましいオブジェクト命名法を第10図に示す。
FMSが生成する最初の名前部6の構成は次のようにな
る。オブジェクトが関係する適用分野(保険部門、駐車
巻部門など)を示す記号“UF"、区域データその他の位
置データを示す状態コード“ss"、一意の番号“U"を含
むオブジェクト番号“Ccc.Uccccccc"、省略時の値に代
表されるようなオブジェクトのバージョン番号“V"(オ
ブジェクトの次のバージョンが同じ日に後で作られた場
合以外は“0"など)、およびオブジェクトが受信された
日を示す履歴記号“mmddyy"である。
ステップS5では、文書1は処理経路P5が示すとおり、WS
文書スキャナ・ステーションへ手で運ばれる。これに、
かなりの期間(数時間、数日間、数週間など)がかかっ
てもよく、文書は通常は、一時文書IDを最初に要求する
ものに使われるWSデータ端末から離れたWS文書スキャナ
・ステーションへ運ばれる。
ディスクS6において、文書に移し換えられた一時文書ID
は、画像端末21に入り、処理経路P6が示すとおり、OSDM
へ送られ、ここで、正確さと記憶許可が検査される。
ステップS7でOSDMは、処理経路P7が示すように、入力さ
れた一時文書IDが有効か無効かに指標を返す。無効であ
れば、OSDMはエラーを報告し、処理はディスクS6に飛
び、ここでユーザは一時文書IDを再入力できる(処理は
[終了]に飛ぶことも可能。)有効であれば、OSDMは、
その文書について走査が許可されたことを示す認証を返
す。
ステップS8において、文書はスキャナ2で走査され、画
像データの品質は、オペレータが画像モニタを見るか文
書を印刷することで検査し、画像データはOSDMへ送られ
る。
ステップS9でOSDMは、永久文書名を使って、オブジェク
ト・データをレコードとして記憶する。レコードが「ア
クティブ」であれば(システムに入力されてからあまり
時間がたっておらず、レコードが要求または変更される
可能性があるという意味で)、実施例としては、レコー
ドを磁気ディスクDASD 50または60に記憶して、すみや
かに検索・変更またはそのいずれかができるようにする
のが望ましい。
第1の名前部6(上述)はFMSが生成するが、第2の名
前部7(第10図)はOSDMが生成する。最初の記号“t"
は、オブジェクト・タイプを示す。たとえばオブジェク
トが法的に重要(顧客からの通信文など)であることを
示す記号を使える。2番目の記号“x"は、たとえば、走
査が原文または複写紙を使って行われたことを示すコピ
ー・タイプである。最後の記号“pp"は、レコードに入
ったオブジェクト・データの解像度(1インチ100画
素、1インチ200画素など)を示す。
ステップS10では、取得操作が別の解像度で行われるの
であれば、ステップS6ないしS10が繰り返される。
普通、取得操作での文書の記憶は、低解像度(1インチ
100画素など)のレコードと高解像度(1インチ200画素
など)のレコードの両方を記憶するために行われる。
低解像度レコードが記憶されるのは、典型的なオブジェ
クトは以後の短期間にわたり(たとえば30日)アクティ
ブなオブジェクトだからであり、低解像度レコードは、
データの検索とネットワークの通信量が最少になれば代
用できる。低解像度レコードの検索と転送は、(好適に
は)1インチ100画素の画像モニタにオブジェクト画像
を表示するのであれば、特に望ましい。
高解像度レコードが記憶されると、原文書を高品質で印
刷・複写するため使用できる充分なオブジェクト・デー
タが得られ、また、オブジェクト・レコードを高解像度
レコードとして永久的に記憶することも期待できる。
当業者であればわかるとおり、本発明のOMDSは、その省
略時の状態をオペレータが無効にできるよう構成するこ
とができる。
最後のステップS11において、OMDSはFMSに、永久オブジ
ェクト名に関連したオブジェクト・データ・レコードが
記憶されたことを知らせる。FMSは、オブジェクトに関
連したサブジェクト作業ファイルの文書リストをそのよ
うに更新するよう構成できる。この場合、ワークステー
ション20のオペレータは、画像モニタに表示するか、ま
たは印刷することによってオブジェクト画像のコピーへ
アクセスできるようになる。
ここで大切なのは、OMDSらFMSへのオブジェクト・デー
タの転送はないということである。すなわち、OMDSから
FMSへの通信は、OMDSがエラーにぶつかり、FMSから要求
のあった操作を実行しようとするときだけ生じるか、も
しくはOMDSがFMSに、オブジェクト・データ・レコード
が記憶されたことを知らせるときにだけ生じる。
第6図は、取得または記憶操作をさらに詳しく示すデー
タ流れ図である。
ここで、わかりやすいよう画像システムの記憶管理に触
れる。先にも述べたように、画像システム12は、低解像
度DASD 60、高解像度DASD 50、および光学式記憶装置
52を含むオブジェクト記憶装置からなる。レコードの記
憶または検索操作を行うとき、IHP(画像ホスト・プロ
セッサ48)は、ランダムまたは順次に、次の記憶位置に
レコードを記憶し、各磁気ディスクと光ディスクの索引
を捜し、オブジェクトを検索することもできる。しか
し、動作速度を効率よく上げるためには、永久オブジェ
クト名と記憶管理規制(後述)によって、(記憶に)適
した、または(検索の)可能性があるレコード記憶場所
を決定するのが本発明の実施例として望ましい。
たとえば、OMDSは、オブジェクト名の状態コード“ss"
を問い合わせ、オブジェクト記憶装置が現在の(すなわ
ちローカル)オブジェクト記憶装置であるか、遠隔のオ
ブジェクト記憶装置であるかを決定することができる。
さらに、実施例のOMDSにおいては、レコードは通常、磁
気ディスクDASD 50または60に少なくとも30日間は保た
れる。したがって、オブジェクト名の履歴記号“mmddy
y"(第10図)を問い合わせて、オブジェクトが受信され
てから約30日またはそれ以下の期間が過ぎたことがわか
れば、OMDSは仮定をたて、初めに磁気ディスクDASDから
必要なオブジェクトの検索を試すことができる。これが
失敗した場合、OMDSは光学式記憶装置から検索を試すこ
ともできる。
磁気ディスクと光ディスクのメモリがさらに細かく区分
され、レコードがオブジェクト・タイプ、コピー・タイ
プ、および解像度に応じてこれらの区画に記憶されてい
る場合、レコードのオブジェクト名の記号“txpp"は、
記憶との検索の速度を効率よく上げるためにも使用でき
る。
上述のように、レコードは、その使用期間が異なる間
は、異なる記憶装置に記憶してもよい。さらに、タイプ
が異なるレコードに対しては、別の記憶規則と使用期間
に関する規則を適用することも望まれよう。
次に、第13A図と第13B図とあわせて「プレフェッチ」操
作について述べる。
「プレフェッチ」操作は、あるレコードが短い期間内に
要求されることがわかっている場合に有益である。この
ような状況の例として、保検業務では、たくさんの電話
係が照会文(correspondence inquires)を処理し、電話
で有望顧客の勧誘を行う。この場合、照会文を受信時に
走査してレコードに変換することもでき、FMSは次に、
未処理分の待ち行列を維持し、電話で簡単に行われる勧
誘に関係したレコードの「プレフェッチ」を定期的に要
求することができる。
ステップS20では、FMSは待ち行列からオブジェクト・レ
コードを選択する。またはWSデータ端末から要求が出さ
れる。ステップS21で、プレフェッチ・コマンドが生成
され、必要な文書のオブジェクト・データまたはレコー
ドを持っていそうなOMDSへ転送される。(文書名の状態
コード“ss"[第10図]は、ローカルか遠隔のどちらの
記憶装置に可能性があるかを決定するうえで有益なこと
がわかるであろう。)OMDS 12がレコードを持っていることがかっきりした場合、プ
レフェッチ・コマンドは処理経路P21aを介して転送され
る。逆に、遠隔のOMDS 12aがレコードを持っているこ
とがわかった場合、プレフェッチ・コマンドは、破線の
処理経路P21bを介して転送される。
ステップS22では検索コマンドが生成され、OSDMによっ
て対応する記憶装置へ送られる。必要なオブジェクト・
データ・レコードのコピーが検索され、要求元のFMSま
たはWSデータ端末に関連するOSDMへ転送される。遠隔OM
DSが、必要なオブジェクトの画像データ・レコードを持
っている場合は、破線の処理経路P22a、P22bを使った走
査が必要になる。プレフェッチ・コマンドがはじめに遠
隔OMDSへ転送された場合は、破線の処理経路P21b、P22b
を使った操作が必要になる。
ステップS23では、要求元のFMSまたはWSデータ端末に関
連するOSDMは、将来アクセスされることを見越してオブ
ジェクト・データ・レコードのコピーを記憶する。オブ
ジェクト・データ・レコードは、OSDMに充分な記憶機能
があればそれに記憶される。でなければ、磁気ディスク
DASD 50または60に記憶される。
以下、初めに第14A図、第14B図とあわせて「表示」操作
を説明する。
ステップS30において、処理経路P30に示すように、WSデ
ータ端末側でオペレータからオブジェクト表示要求が出
される。ステップS31でFMSは、この要求を受け、(処理
操作P31に示すとおり)表示コマンドを生成する。
表示対象のレコードを指定するため、表示コマンドの一
部に、第10図に示したようなオブジェクトの名前部6が
含まれる。ステップS32では、FMSの表示コマンドは、処
理経路P32に示すように、要求元のWSデータ端末に関連
するOSDMへ非同期に転送される。ここで大切なことは、
OSDMからFMSへ何の応答も返らないということである。
すなわち、OSDMからFMSへの通信が起こるのは、OSDM
が、FMSが要求した表示操作を実行しようとしてエラー
にぶつかったときだけである。
ステップS33では、検索コマンドがOSDMによって生成さ
れ、所要のオブジェクト・データ・レコードは、対応す
る記憶装置から検索された後、要求元のWSデータ端末に
関連するOSDMへ転送される。ここで、遠隔OSDMが、所要
文書のオブジェクト・データ・レコードを持っていれ
ば、破線の処理経路P33a、P33bが必要になる。
ステップS34でオブジェクト・データ・レコードは、処
理経路P34が示すとおり、OSDMからWS画像端末へ転送さ
れる。
第7図は、表示操作をさらに詳しく説明するデータ流れ
図である。
この実施例ではいくつかの印刷要求が可能である。すな
わち、印刷操作は、WSデータ端末、プリンタ装置を持た
ないWS画像端末、およびプリンタ装置を持つWS画像端末
から要求できる。以下、各タイプの要求に応じた印刷操
作を個別に説明する。
「データ端末から印刷する」操作は、初めに第15A図、
第15B図とあわせて述べる。
ステップS40において、処理経路P40に示すように、WSデ
ータ端末側でオペレータからオブジェクト印刷要求が出
される。ステップS41でFMSは、この要求を受け、(処理
操作P41に示すように)印刷コマンドを生成する。
印刷に必要なレコードを指定するため、印刷コマンドの
一部に、第10図に示したようなオブジェクトの名前部6
が含まれる。ステップS42では、FMSの印刷コマンドは、
処理経路P42に示すように、要求元のWSデータ端末に関
連するOSDMへ非同期に転送される。ここで大切なこと
は、OSDMからFMSへ何の応答も返らないということであ
る。すなわち、OSDMからFMSへの通信が起こるのは、OSD
Mが、FMSから要求のあった印刷操作を実行しようとして
エラーがぶつかったときだけである。
ステップS43で検索コマンドは、OSDMによって生成さ
れ、所要のオブジェクト・データ・レコードは、対応す
る記憶装置から検索された後、オブジェクト・データ・
レコードから所要のオブジェクトを再生する対象プリン
タに関連するIHPへ転送される。ここで、遠隔OMDSが、
所要オブジェクトのオブジェクト・データ・レコードを
持っている場合は、破線の処理経路P43a、P43bが必要に
なる。
ステップS44で印刷コマンドは、処理経路P44が示すよう
に、オブジェクト・データとともに、プリンタ・ワーク
ステーション(PWS)の画像端末を経てプリンタへ転送
され印刷される。現実の環境では、各WSに専用のプリン
タを備えることはコスト高になることが多い。ここか
ら、第15A図は、対象プリンタが、要求元のWSから離れ
たWS側にくるよう意図的に構成した。
「表示ページ印刷」操作は、オペレータが、画像モニタ
PWSでオブジェクトの画像を見ているとき、表示ページ
を印刷したい場合に行われる。以下、第16A図、第16B図
とあわせて説明する。
ステップS50において、PWS画像端末からオペレータによ
って印刷要求が出され、これに応じて、ステップS51でP
WS画像端末は印刷コマンドを生成する。
PWS画像端末に、印刷に充分な解像度のオブジェクト・
データ・レコード(すなわち1インチ300画素のレコー
ドに拡張できる1インチ200画素のレコード)がある場
合、印刷コマンドとオブジェクト・データはPWSプリン
タへ転送される。処理はこの後、ステップ55へ続く。
PWS画像端末に、印刷に充分な解像度のオブジェクト・
データ・レコードがない場合、ステップS55bにおいて、
印刷コマンドは処理経路P52bを介して、対象プリンタに
関連するOSDMへ転送される。印刷に必要なオブジェクト
を指定するため、印刷コマンドの一部に、第10図に示し
たようなオブジェクトの名前部6が含まれる。
ステップS53で検索コマンドがIHPによって生成される。
所要のオブジェクト・データ・レコードは、対応する記
憶装置から検索され、オブジェクト・データ・レコード
から所要のオブジェクトを再生する対象プリンタに関連
するOSDMへ転送される。ここで、遠隔OMDSが所要オブジ
ェクトのオブジェクト・データ・レコードを持っていれ
ば、破線の処理経路P53a、P53bが必要になる。
ステップS54で、印刷コマンドは、処理経路P54に示すよ
うに、オブジェクト・データとともに、PWS画像端末を
経由してプリンタへ転送され印刷される。
最後にステップS55では、印刷エラーがあれば、印刷要
求元のPWS画像端末へ報告される。
上述のように、現実の環境においては、各WSに専用プリ
ンタを備えることはコスト高になる場合が多い。「表示
ページをプリンタ・ワークステーションで印刷する」操
作は、オペレータが、WSでオブジェクト画像を見ている
とき、そのWSの印刷要求を処理するPWSへ表示ページを
出力して印刷したい場合に行われる。以下、第17A図、
第17B図とあわせて説明する。
ステップS60において、WS画像端末からオペレータによ
って印刷要求がだされ、これに応じて、ステップS61
で、WS画像端末は印刷コマンドを生成する。ステップS6
2では、印刷コマンドは、処理経路P62に示すように、対
象のPWSプリンタに関連するOSDMへ転送される。
WS画像端末に、印刷に充分な解像度のオブジェクト・デ
ータ・レコード(1インチ300画素のレコードに拡張で
きる1インチ200画素のレコード)があれば、オブジェ
クト・データ・レコードはOSDMへ転送される。処理はこ
の後、ステップS64へ続く。
WS画像端末に、印刷に充分な解像度のオブジェクト・デ
ータ・レコードがない場合、ステップ63bでOSDMによっ
て検索コマンドが生成される。所要のオブジェクト・デ
ータ・レコードは、対応する記憶装置から検索され、対
象のPWSSプリンタに関連するOSDMへ転送される。ここ
で、遠隔OMDSが所要オブジェクトのオブジェクト・デー
タ・レコードを持っている場合は、破線の処理経路P63
b、P63cが必要になる。
ステップS64で印刷コマンドは、処理経路P64に示すとお
り、オブジェクト・データとともに、PWS画像端末を経
由してプリンタへ送られ印刷される。
最後に、ステップS65では、印刷エラーがあれば、印刷
要求元のWS画像端末へ報告される。
第9図は、印刷操作をさらに詳しく説明するデータ流れ
図である。
この実施例ではいくつかの変更操作が可能である。すな
わち、変更操作は、走査を追加しなくともその実行を要
求でき、また、追加走査を行って実行するようにも要求
できる。以下、変更要求のそれぞれの操作について説明
する。
「走査なし変更」操作は、たとえば、余分なページや資
料を削除することによってオブジェクトを変更しなけれ
ばならない場合に行われる。以下、第18A図、第18B図と
あわせて説明する。
ステップS70において、処理経路P70に示すように、WS画
像端末からオペレータによって変更要求が出され、これ
を受けて(ステップS71)FMSは変更コマンドを生成す
る。変更が求められるオブジェクトを指定するため、変
更コマンドの一部に、第10図に示したようなオブジェク
トの名前部6が加えられる。
ステップS72でFMSの変更コマンドは、処理経路P72に示
すように、要求元のWSデータ端末に関連するOSDMへ非同
期に転送される。ここでで重要なことは、OSDMからFMS
へ何の応答も返らないことである。すなわち、OSDMから
FMSへの通信が起こるのは、OSDMが、変更操作を実行し
ようとしてエラーにぶつかったときだけか、またはOSDM
が、変更されたオブジェクト・データ・レコードが記憶
されたことの肯定応答を送ったときだけである。
ステップS73でIHPによって検索コマンドが生成される。
所要のオブジェクト・データ・レコードは、対応する記
憶装置から検索され、要求元のWS画像端末に関連するOS
DMへ転送される。ここで、遠隔OMDSが所要オブジェクト
のオブジェクト・データ・レコードを持っている場合
は、破線の処理経路P73a、P73bが必要になる。
ステップS74では、オブジェクト・データ・レコードは
処理経路P74に示すとうり、OSDMからWS画像端末へ送ら
れ変更される。
コマンドS75では、WS画像端末で必要な変更が行われ
(余分なページの削除など)、変更内容は記憶コマンド
とともにIHPへ返送される。これに応じて(ステップS7
6)、変更されたオブジェクト・データ・レコードが記
憶される。オブジェクト・レコードが、これが最初にシ
ステムへ入力されたのと同じ日に後で変更された場合、
または同じ日に数回変更される場合、これは、オブジェ
クト名のバージョンを示す記号“V"に反映される(第10
図参照)。
ステップS77でOSDMは、記憶されたオブジェクト・デー
タ・レコードの肯定応答をWS画像端末へ送る。ステップ
S78では、オブジェクト変更操作が別の解像度でも行わ
れる場合、ステップS74ないしS78が繰り返される(たと
えば、1インチ100画素の変更されたレコードがあっ
て、これに対応する1インチ200画素のレコードを変更
したい場合)。
最後に、ステップS79ではOSDMはFMSに、変更されたオブ
ジェクト・データ・レコードが記憶されたことを知らせ
る。ワークステーションのオペレータはこの後、画像モ
ニタに表示するか、または印刷することによって、変更
されたオブジェクトのコピーにアクセスできる。
「走査による変更」操作は、たとえば、オブジェクト
を、新しいページや資料を追加することによって変更し
なければならない場合に行われる。以下、第19A図、第1
9B図とあわせて説明する。
ステップS80、S81において、処理経路P81に示すよう
に、WS画像端末からオペレータによって変更要求が出さ
れ、新しいオブジェクト・ページがオブジェクト・デー
タ・レコードに追加されることが通知される。これに応
じて(ステップS82)、一時オブジェクトIDがFMSによっ
て返され、手書きか機械による印刷でオブジェクト・ペ
ージに付けられる。ステップS83では、変更コマンドがF
MSによって生成され、処理経路P83に示すとおり、要求
元のWSデータ端末に関連するOSDMへ非同期に転送され
る。変更に必要なレコードを指定するため、変更コマン
ドの一部に、第10図に示したようなオブジェクトの名前
部6が含まれる。一時オブジェクトIDも転送され、変更
コマンドと関連づけられる。上記のOSDMへの記憶によっ
て、変更許可のフラグが立てられる。
ここで重要なポイントは、OSDMからFMSへは何の応答を
ないということである。すなわち、OSDMからCMSへの通
信が起こるのは、OSDMが、変更操作を実行しようとして
エラーにぶつかったときだけか、またはOSDMが、変更さ
れたオブジェクト・データ・レコードが記憶されたこと
の肯定応答を送ったときだけである。
ステップS84では、新しいオブジェクト・ページ2が、
処理経路P84に示すように、WS文書スキャナ・ステーシ
ョンへ手で運ばれる。ここで、この作業にかなりの期間
(数時間、数日間、数週間など)を要してもよく、オブ
ジェクトは通常、最初に一時オブジェクトIDを要求する
のに使われたWSデータ端末から離れたWS文書スキャナへ
運ばれる。
ステップS85では、新ページに移された一時オブジェク
トIDは、画像端末に入力され、処理経路P85に示すとお
り、OSDMへ送られ、ここで正確さと記憶許可が検査され
る。
ステップS86ではOSDMは、処理経路P86に示すように、入
力された一時オブジェクトIDが有効か無効かを示す指標
を返す。無効であれば、OSDMはエラーを報告し、処理は
ステップS85へ飛ぶ。ここでユーザは一時オブジェクトI
Dを再入力できる。(処理は[終了]へジャンプするこ
ともできる。)有効であれば、OSDMは、そのオブジェク
トに関して走査が許可されたことを示す認証を返す。
ステップS87では、検索コマンドがOSDMによって生成さ
れる。所要のオブジェクト・データ・レコードは、対応
する記憶装置から検索され、要求元のWSデータ端末に関
連するOSDMへ転送される。ここで、遠隔OMDが所要オブ
ジェクトのオブジェクト・データ・レコードを持ってい
る場合は、破線の処理経路P87a、P87bが必要になる。
ステップS88では、オブジェクト・データ・レコードは
処理経路P88に示すように、OSDMからWS画像端末へ転送
され変更される。
ステップS89で、必要な変更は、WSスキャナで新しいペ
ージが走査されることによって行われ、変更内容は、記
憶コマンドとともにOSDMへ返送される。この後、ステッ
プS90で、変更されたオブジェクト・データ・レコード
が記憶される。オブジェクト・レコードが、システムに
初めて入力されたのと同じ日に後で変更されれた場合、
または同じ日に数回変更される場合、これは、オブジェ
クト名のバージョンを示す記号“V"に反映される(第10
図参照)。
ステップS91では、OSDMが、記憶されたオブジェクト・
データ・レコードの肯定応答をWS画像端末へ送る。ステ
ップS92では、オブジェクト文書の変更操作が別の解像
度でも行われる場合(1インチ100画素の変更されたレ
コードがあって、これに対応する1インチ200画素のレ
コードを変更したい場合など)、ステップS87ないしS92
が繰り返される。
最後に、ステップS93では、OSDMがFMSに、変更されたオ
ブジェクト・データ・レコードが記憶されたことを知ら
せる。ワークステーションのオペレータはこの後、画像
モニタに表示するか、または印刷することによって、変
更されたオブジェクトのコピーにアクセスできる。
ここで重要なことは、オブジェクトを表す元のディジタ
ル化レコードは、光学式記憶装置52から削除されること
はないが、変更内容が反映されるよう、ディジタル画像
が新たに一つにアセンブルされることである。
第8図は、変更操作をさらに詳しく示すデータ流れ図で
ある。
このようにして得られるシステムでは、低解像度による
操作を行うため転送される圧縮データ・レコードが小さ
いため、ネットワークの通信量が低下する。低解像度圧
縮データ・レコードを記憶し読み出す際のアクセス時間
も短縮される。しかし通信量が低下し、アクセス時間が
短縮されても、印刷など高解像度による操作に必要であ
るがそれほど頻繁には必要ない高解像度の圧縮データ・
レコードを使用できなくなることはない。
F.発明の効果 本発明によれば、記憶されたオブジェクトの高速アクセ
スが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はローカル・データ処理システムと遠隔データ処
理システムのブロック図であり、それぞれホスト・デー
タ処理システムに関連するオブジェクト管理・発送シス
テムからなる。 第2図は2種密度ディジタル・オブジェクト・システム
のワークステーションのアーキテクチャ・ブロック図で
ある。 第3図はワークステーションのハードウェア・ブロック
図である。 第4図は、高解像度ビット・プレーンとこれに対応する
高解像度圧縮データが含まれる高解像度レコードを示
す。 第5図は、低解像度ビット・プレーンとこれに対応する
低解像度圧縮データが含まれる低解像度レコードを示
す。 第6図は本発明の記憶操作のデータ流れ図である。 第7図は本発明の表示操作のデータ流れ図である。 第8図は本発明の変更操作のデータ流れ図である。 第9図は本発明の印刷操作のデータ流れ図である。 第10図はオブジェクト命名法の適例を示す。 第11図は管理クラス定義表の適例を示す。 第12A図は取得操作の処理の説明図である。 第12B図は、第12A図の処理の流れ図である。 第13A図はプレフェッチ操作の処理の説明図である。 第13B図は、第13A図の処理の流れ図である。 第14A図は表示操作の処理の説明図である。 第14B図は、第14A図の処理の流れ図である。 第15A図は、ホストのデータ処理端末から開始される印
刷操作の処理の説明図である。 第15B図は、第15A図の処理の流れ図である。 第16A図は、オブジェクト端末から開始される印刷操作
の処理の説明図である。 第16B図は、第16A図の処理の流れ図である。 第17A図は、オブジェクト端末で開始され、プリンタ・
ワークステーションで印刷される印刷操作の処理と流れ
図である。 第17B図は、第17A図の処理の流れ図である。 第18A図は、走査を追加せずに行われる変更操作の処理
の説明図である。 第18B図は、第18A図の処理の流れ図である。 第19A図は、走査を追加して行われる変更走査の処理の
説明図である。 第19B図は、第19A図の処理の流れ図である。 10……構内設備、12……画像システム(オブジェクト管
理・発送システム)、13……オペレーティング・システ
ム、16、17……通信リンク、18……データ端末、19……
ホスト・データ処理システム(ファイル管理システ
ム)、20……ワークステーション、22……文書入力スキ
ャナ、25……コマンド入力装置、26……解像度変更装
置、30……画像表示装置、32……高解像度画像圧縮装
置、34……高解像度圧縮データ・バッファ、36……通信
アダプタ、37……システム・バス、38……通信ライン、
39……画像圧縮/復元プロセッサ、40……画像ホスト記
憶装置、41……メモリ、42……高解像度データ復元装
置、44……高画像度スケーリング装置、46……高画像度
プリンタ、48……画像ホスト・プロセッサ(OSDM)、49
……磁気DASD制御装置、50……高画像度圧縮データ記憶
装置(DASD)、51……光学式制御装置、52……光学式高
解像度圧縮データ記憶装置、56……低解像度画像圧縮装
置、60……低解像度圧縮データ記憶装置(DASD)、62…
…低解像度データ復元装置
フロントページの続き (72)発明者 ドーラーズワーム・ラジヤゴパル アメリカ合衆国メリーランド州ロツクヴイ レ、スイートビーチ・ドライブ4804番地 (72)発明者 ガリイ・リユース・ヤングス アメリカ合衆国メリーランド州ゲイザーズ バーグ、フリンツ・グローブ・レーン 11408番地 (72)発明者 ロバート・エドワード・プロウブスト アメリカ合衆国ヴアージニア州レストン、 フレンチ・ホーン・レーン11326番地 (56)参考文献 国際公開86/5610(WO,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ端末手段を含むホスト・コンピュー
    タと、オブジェクト記憶・発送発想管理手段(OSDM)、
    記憶手段、イメージ端末手段およびスキャナ手段を含む
    オブジェクト管理・発送システムとを具備し、複数のオ
    ブジェクト・データ・レコードを記憶し、上記オブジェ
    クト・データ・レコードを用いて所望のオブジェクトを
    表示または再生するデータ処理システムにおいて、 上記データ端末手段または上記イメージ端末手段から上
    記ホスト・コンピュータに走査データの入力要求を出す
    ステップと、 上記要求に応じて上記ホスト・コンピュータが、上記デ
    ータ端末手段またはイメージ端末手段に該オブジェクト
    に対する一時的文書IDを返送し、ついで該オブジェクト
    に対する永久オブジェクト名を生成し、該永久オブジェ
    クト名を上記一時的文書IDと共に上記OSDMに転送するス
    テップと、 オブジェクトを走査する上記イメージ端末手段から上記
    一時的オブジェクトIDを上記OSDMに送るステップと、 上記OSDMが上記一時的オブジェクトIDを確認することに
    応答して、上記イメージ端末手段から上記オブジェクト
    を上記スキャナ手段で走査してえられるオブジェクト・
    データを上記OSDMへ送るステップと、 上記OSDMにおいて上記オブジェクト・データの受信に応
    答し、該オブジェクト・データを上記永久オブジェクト
    名と関連づけてオブジェクト・データ・レコードとして
    上記記憶手段に記憶するステップと、 からなる、上記ホスト・コンピュータと上記オブジェク
    ト管理・発送システムとの間のわずかの対話でオブジェ
    クト・データの入力処理を行う方法。
  2. 【請求項2】上記走査後のステップは、まず低解像度の
    レコードを生成するために行われ、ついで高解像度のレ
    コードを生成するために行われる請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】上記オブジェクト・データ・レコードを上
    記記憶手段に記憶したことを上記オブジェクト管理・発
    送システムが上記ホスト・コンピュータに通知するステ
    ップを含む請求項1に記載の方法。
JP1161023A 1988-06-27 1989-06-26 オブジエクト・データ処理方法 Expired - Lifetime JPH0675266B2 (ja)

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US211722 1988-06-27

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