JPH067505Y2 - 光情報記録媒体の再使用防止器 - Google Patents

光情報記録媒体の再使用防止器

Info

Publication number
JPH067505Y2
JPH067505Y2 JP1988015088U JP1508888U JPH067505Y2 JP H067505 Y2 JPH067505 Y2 JP H067505Y2 JP 1988015088 U JP1988015088 U JP 1988015088U JP 1508888 U JP1508888 U JP 1508888U JP H067505 Y2 JPH067505 Y2 JP H067505Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solvent
recording medium
information recording
optical information
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988015088U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01121156U (ja
Inventor
栄一 広重
正 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyushu Hitachi Maxell Ltd filed Critical Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP1988015088U priority Critical patent/JPH067505Y2/ja
Publication of JPH01121156U publication Critical patent/JPH01121156U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH067505Y2 publication Critical patent/JPH067505Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、使用済みの追記型光ディスクなどの光情報記
録媒体の読み取りが行なえなくなるようにして再使用の
防止を可能にした光情報記録媒体の再使用防止器に関す
る。
〔従来の技術〕
コンピュータの外部記憶装置には、従来、磁気テープ、
磁気ディスク等の磁気記録媒体が主として用いられてき
たが、近年、高密度大容量化が可能で保存寿命が長く且
つ磁気の影響を受けない光ディスクが注目されている。
光ディスクは、再生専用型、追記型及び書き換え型の3
種に大別できる。これらの中で追記型は、一度だけ書き
込みが可能で消去が不可能な構造を有するものである
が、例えば銀行業務等に需要が見込まれている。
第9図および第10図は追記型光ディスクの一例を示す
断面図およびピット形成部の詳細を示す拡大断面図であ
る。
この種の追記型光ディスクは、トラッキング信号に対応
するグループ(案内手段)及びアドレス信号に対応する
プレピット(例えば、凹み)が予じめ形成されており、
これらの信号をレーザビーム等を用いた光学的手段によ
って読み出しつつ情報信号を記録する構成が通常とられ
ている。
第9図、第10図に示すようにディスク基板21の片面に
三角溝状のグループ22が螺旋状に形成されており、該
グループ22上にグループ22よりも深い矩形溝状のプ
レピット23が配設されている。そして、上記ディスク
基板21の上記グループ22及びプレピット23の形成
面に記録層24が形成されて、1枚の記録媒体が構成され
る。さらに、この光情報記録ディスクにおいては、上記
記録層24を内向きにし、かつこれら記録層24,24
の間に空隙25が形成されるようにして、2枚のディス
ク基板21,21の内周部及び外周部が接合されてい
る。
上記の光情報記録ディスクにおいては、上記グループ2
2に沿って記録用放射線ビームを照射することによっ
て、第5図に示すように、グループ22の裏側に記録ピ
ット26が開設される。また、上記のようにして記録ヒ
ット26が開設された記録済みディスク27のグループ
22に沿って再生用放射線ビームを照射することによっ
て、情報信号を読み出すことができる。また、光情報記
録ディスクを反転することによって、即ち、放射線ビー
ム入射側を入り換えることによって、2つの記録層2
4,24に情報を記録することができる。
ところで、記録がなされておりながら廃棄処分にされた
追記型光ディスクは、記録内容を消去することができな
いため、原型を止どめた状態のまま処分した場合には第
3者の手に渡って悪用される等の恐れがある。このた
め、従来においては、ディスク使用者が廃棄時に切断機
等を用いて切断し、再使用を不可能にし、未然に事故等
の防止を図っている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、追記型光ディスクに対する従来の再使用防止手
段は、ディスクの切断のために大型の切断装置を用いる
必要がある。このため、設置スペースを取られると共に
切断装置等の購入のために相当な費用を負担せねばなら
ない不都合がある。
本考案は、上記従来技術の実情に鑑みてなされたもの
で、簡単かつ小型な構成によりディスクの再使用防止を
可能にする光情報記録媒体の再使用防止機を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案は、手持ち可能な形状
及び大きさを有すると共に開口部が設けられたケーシン
グと、該ケーシング内に装填される固化または液化状の
溶剤と、光情報記録媒体の表面に塗布可能に前記溶剤を
前記開口部に露出または滲出させる手段と、該溶剤を露
出または滲出させる手段の光情報記録媒体表面に対する
塗布移動方向の前方に引掻き傷を付与する引掻き傷付与
手段とを備えたことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、溶剤塗布時に引掻き傷付与手段で光情
報記録媒体の表面に引掻き傷を作り、この傷の中に溶剤
が侵入するように塗布されるため、溶剤の垂れ流れが防
止できるとともに、平面に塗布した場合に比べて塗布量
の増加が図れ、溶解反応面の増加により溶解反応が促進
され、これらにより効率の良い廃棄処理が行われる。
また光情報記録媒体の表面に対する押当力は引掻き傷付
与手段で制約されるため、溶剤を塗布する手段に仮にス
ポンジのような軟らかい多孔質エラストマを用いても必
要以上に変形させることもなく、また、ゲル化溶剤を潰
し変形させて必要以上に塗布することもなく、使い勝手
が非常に良好である。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案による再使用防止器を示す断面図、第2
図は使用方法を説明する斜視図、第3図は再使用防止器
の主要部の斜視図である。
第1図に示すように、円筒状のケーシング1の端部には
回転ノブ2が支持され、この支持部に位置する回転ノブ
2の閉塞面にはケーシング1の中心部に向けて突出する
ネジ棒3が形成されている。ネジ棒3にはケーシング1
に内嵌され、かつ中心部がネジ棒3に噛合する移動板4
が設けられている。移動板4は、ネジ棒3の回転量及び
回転方向に従ってケーシング1内を移動する。さらに、
ネジ棒3の先端部には、溶剤をゲル状にしたゲル状溶剤
5が装着されている。ゲル状溶剤5は、ケーシング1に
内挿できる程度の直径にされている。また、ケーシング
1より露出した状態にある場合のゲル溶剤5が衣服や皮
膚等に付着するのを防止するために、ケーシング1の先
端部にキャップ6が被着され、そのケーシング1の先端
には軸方向に尖った突起7が形成されている。
次に、以上の構成による再使用防止器の使用法について
説明する。
まず、キャップ6を取外し、回転ノブ2を回してゲル状
溶剤5をケーシング1の先端面より露出させる。ついで
ケーシング1を手で持ち、第2図のように、廃棄対象の
追記型光ディスク10の読み取り面に当接して摺動させ
る。そうすると第4図に示すように前記突起7によって
引掻き傷8が形成されるとともに溶剤9が塗布され、そ
の傷8の中に溶剤9が侵入する。
従ってディスク10の基板としてポリカーボネートなど
の合成樹脂が用いられているため、溶剤塗布面は溶剤9
によって溶解し、透明であった読取面を濁らせて不透明
にする。この結果、読取装置から読取用ビーム光を照射
しても光路が遮断されるため、ディスクの再使用を行う
ことができず、廃棄処分にされたディスクの悪用を未然
に防止できる。
第5図は本考案の第2の実施例を示す要部の斜視図であ
る。本実施例は第1図の実施例のケーシング1の先端部
に荒目砥石11が設けられたリング12を嵌着するよう
にしたものである。
荒目砥石11は第3図の突起7と同様な引っ掻き傷を更
に多くディスク表面に生じさせることができる。したが
って、データの読み取り防止を更に完璧に行なうことが
できる。
さらに、第6図及び第7図は本考案の第3の実施例を示
す要部の斜視図及び断面図である。本実施例は、第1図
に示すゲル状溶剤5の中心部から剣山形の刺状体13
を、ゲル状溶剤5の表面より突出可能に装着したもので
ある。刺状体13はネジ棒3の先端部に固定し、ネジ棒
3の繰出量が或る量以上のときにゲル状溶剤5の表面よ
り露出する。使用に際しては、ゲル状溶剤5の表面レベ
ルからやや露出する程度にしてディスク表面に摺接させ
ることにより、前記各実施例と同様に溶剤の塗布と同時
に引っ掻き傷をディスク表面に形成することができる。
第8図は本考案の第4の実施例を示す断面図である。本
実施例は、瓶形のケーシング14を用いて内部に溶剤1
5を封入し、ケーシング14の瓶口にエッジ部を有する
突起20が設けられた保持具16(溶剤15に対向する
面に貫通孔18が設けられている)を介して多孔質のエ
ラストマ17を設けるようにしたものである。なお、1
9は溶剤15の蒸発を防ぐために瓶口に被せられるキャ
ップである。
本実施例による使用法は、第1図の実施例と同様であ
り、キャップ19を取り外して廃棄対象の追記型光ディ
スクの読み取り面にエラストマ17を押し当てながら溶
剤15を塗布する。溶剤15は塗布面を溶解し、塗布面
を不透明にしてデータ読み出しを不可能にする。
以上、いずれの実施例においても、溶剤の塗布はデータ
全面に行なう必要は無く、部分的に塗布するのみでよ
い。塗布がされなかった部分からの読み出しが可能であ
っても塗布部で読み出しエラーとなるため、事実上再使
用はできない。
〔考案の効果〕
以上説明した通り、本考案によれば、溶剤塗布時に引掻
き傷付与手段で光情報記録媒体の表面に引掻き傷を作
り、この傷の中に溶剤が侵入するように塗布されるた
め、溶剤の垂れ流れが防止できるとともに、平面に塗布
した場合に比べて塗布量の増加が図れ、溶解反応面の増
加により溶解反応が促進され、これらにより効率の良い
廃棄処理が行われる。
また光情報記録媒体の表面に対する押当力は引掻き傷付
与手段で制約されるため、溶剤を塗布する手段に仮にス
ポンジのような軟らかい多孔質エラストマを用いても必
要以上に変形させることもなく、また、ゲル状溶剤を潰
し変形させて必要以上に塗布することもなく、使い勝手
が非常に良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は第1
図の実施例の使用例を説明する斜視図、第3図はその実
施例を示す主要部の斜視図、第4図はその実施例による
溶剤塗布面の形状を示す断面図、第5図は本考案の第2
実施例を示す主要部の斜視図、第6図及び第7図は本考
案の第3実施例を示す主要部の斜視図及び断面図、第8
図は本考案の第4実施例を示す断面図、第9図追記型光
ディスクの一例を示す断面図、第10図は第9図の光デ
ィスクのピット形成部の詳細を示す拡大断面図である。 1,14……ケーシング,2……回転ノブ、3……ネジ
棒、4……移動板、5……ゲル状溶剤、7,20……突
起、10……追記型光ディスク、11……荒目砥石、1
3……刺状体、15……溶剤、17……エラストマ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】手持ち可能な形状及び大きさを有すると共
    に開口部が設けられたケーシングと、 該ケーシング内に装填される溶剤と、 光情報記録媒体の表面に塗布するように前記溶剤を前記
    開口部に供給する溶剤供給手段と、 該溶剤供給手段の溶剤塗布方向の前方に設けられて、光
    情報記録媒体の表面に予め引掻き傷を付与する引掻き傷
    付与手段とを備えたことを特徴とする光情報記録媒体の
    再使用防止器。
JP1988015088U 1988-02-09 1988-02-09 光情報記録媒体の再使用防止器 Expired - Lifetime JPH067505Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988015088U JPH067505Y2 (ja) 1988-02-09 1988-02-09 光情報記録媒体の再使用防止器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988015088U JPH067505Y2 (ja) 1988-02-09 1988-02-09 光情報記録媒体の再使用防止器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01121156U JPH01121156U (ja) 1989-08-16
JPH067505Y2 true JPH067505Y2 (ja) 1994-02-23

Family

ID=31518413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988015088U Expired - Lifetime JPH067505Y2 (ja) 1988-02-09 1988-02-09 光情報記録媒体の再使用防止器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH067505Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5123314U (ja) * 1974-08-08 1976-02-20
JPS60239930A (ja) * 1984-05-14 1985-11-28 Ricoh Co Ltd 光デイスクの再使用不能処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01121156U (ja) 1989-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Byers Care and Handling of CDs and DVDs—A Guide for Librarians and Archivists
US5010539A (en) Optical disk device for storing both analog and discrete data and which utilizes both CLV and CAV techniques
JP2005538487A (ja) 光ディスク
EP0391563A2 (en) Optical disc cartridge with a flexible storage medium
US6376040B1 (en) Optical information medium, optical information recording method, and optical information reproducing method
JPH067505Y2 (ja) 光情報記録媒体の再使用防止器
US6885627B1 (en) Write protect for rewritable compact disks and digital video disks
JPS6015880A (ja) 記録媒体
EP1031975A2 (en) Optical information medium, stamper for manufacturing transparent substrate therefor and recording method therefor
TWI282549B (en) Data media, manufacturing method thereof, playing control method and drive device
GB2121227A (en) Optical memory recording disc
JPH03292690A (ja) 光記録媒体
JP2650708B2 (ja) 追記型光デイスクの再使用防止器
JPS62188026A (ja) 情報記録装置
CN212874046U (zh) 一种便携式审讯刻录仪
JPH05342669A (ja) クリーニングディスク
JPS62184630A (ja) 光デイスク
JPH0945048A (ja) 光ディスクの修復方法
JPH04325978A (ja) 光ディスク装置および光ディスクカートリッジ
JPH0349047A (ja) 光ディスク装置
JPS62184628A (ja) 光デイスク駆動装置
JPH0227537A (ja) 光情報装置
KR20040103119A (ko) 홀로그래픽 롬 디스크
JPH1145417A (ja) ミニディスクプレーヤのクリーニングカートリッジ
JPH04129076A (ja) 回転式記録媒体を内装した光カードメモリ