JPH03292690A - 光記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、小型光デイスク装置に用いる薄型の光ディス
クに関するものである。

【従来の技術】

近年における情報化社会の発展は著しく、情報の大容量
化が進んでいる一方で、携帯用のラップトツブ型パソコ
ンなどのような装置の小型化も急速に進んでいる。記録
媒体も磁気ディスクから光ディスクへと移行している。 近い将来に、薄型の光デイスク装置も開発されると思わ
れる。その場合に、現在の５インチディスクよりも小さ
なディスクが必要となってくる。すなわち、ディスク径
が１〜３．５インチでディスク厚が０．５ｍｍ以下とい
う超薄型になる可能性がある。

【発明が解決しようとする課題】

従来使われているディスクよりも薄型になるため、ディ
スクを直接手で取り扱うことはできないし、記録膜面と
ゴミが付着する可能性のある面との距離を十分数ること
ができない６従って、ディスク本体を外気が流通しにく
い防塵性のケースに入れる必要がある。しかもこのケー
スは、少なくとも一部を光透過性にして、記録・再生・
消去光はこの透過性部分から入射させる必要がある。 しかし、たとえケースに入れたとしても、ケースの、レ
ーザで情報を読み出し、記録、消去などを行なう場所に
、直接手で触れたり、その部分に塵埃（ゴミ）などが付
着すると記録感度の低下、エラーの増加などの問題が起
きることになる。 本発明の目的は、上記課題を解決し、薄型光デイスク装
置に使用できる光ディスクおよびそのカートリッジを提
供することにある。

【課題を解決するための手段】

上記目的は、ディスクをケースに入れ、そのケースを、
それより大きなカートリッジに入れることにより達成さ
れる。ユーザはこのカートリッジを取り扱うことにする
。これにより、ケースに直接指紋やゴミが付くことは無
く、信頼性が向上する。 本発明に用いる記録膜としては、高速結晶化が可能な結
晶−非晶質相変化光記録膜や、非晶質−非晶質問変化を
利用する記録膜、結晶系や結晶粒経の変化などの結晶−
結晶量相変化記録膜および交換結合２層膜型などの光磁
気記録膜が好ましいが他の記録膜を用いてもよい。

【作用】

本発明によれば、ディスクおよびそのケースに直接触れ
ることが無く、指紋やゴミなどによるエラー発生の心配
が無い。もし、何らかの原因によリケースに傷が付いた
としても、ケースを取り換えることによりディスクは半
永久的に使用できる。 ケースは、簡単に内部のディスクを取り出したり・収納
したりできる構造とするのが好ましい。また、ケースと
カートリッジの２重構造になっているために機械的にも
強く、取り扱いも容易になる。 【実施例］ 以下、本発明を実施例によって詳細に説明する。 実施例１ まず本実施例に用いたディスクの作製方法について説明
する。 直径２インチ、厚さ０．３ｍｍの化学強化ガラス基板の
上に紫外線硬化樹脂により案内溝を有する下地層を形成
した。その上にＺｎＳ−８ｉｎ、を約１１００ｎの厚さ
にスパッタして下部保護層とした。次に上記ＺｎＳ−８
ｉｎ、層上にＧｅｉ、Ｓｂ、。Ｔｅ５ｓＣ０１の組成の
記録膜を約２５ｎｍの膜厚に蒸着した。この記録膜上に
Ｚ　ｎ　Ｓ−８ｉ　Ｏ，の上部保護層を約２５０ｎｍの
膜厚に形成し、さらに、この上にＮｉ−Ｃｒ層を１１０
０ｎつけた。 その後、この上に紫外線硬化樹脂の保護層を形成した。 このようにして作製したディスクは、透明なケースに入
れ、さらにカートリッジに入れた。 第１図は上述の如くして作成した本発明の実施例のカー
トリッジの縦断面図である。ケース２は、ポリカーボネ
イト（ｐｃ）の材質のものを用いた。 またポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）、アクリル（ＰＭＭＡ）
など他の透明な有機材料を用いてもよいにこでディスク
１をケース２に密閉すればゴミの侵入を防げるが、この
場合には、気圧差によるケース２の変形を防ぐために小
さな空気の出入り口を設けてもよい、ケース２の厚さは
１〜３ｍｍが好ましい。ケース２の光透過部分の板厚と
基板の厚さとの和が約０．８ｍｍ以上１．３ｍｍ以下と
なるようにすれば、従来の集光レンズがそのまま使用で
きて好ましい。また、カートリッジ３は機械的に強いも
のであれば必ずしも透明である必要はない。またカート
リッジ３のトータル厚さは、２〜４ｍｍが好ましい。こ
こで、ディスクを回転させるためにケースの光入射側の
中心に、超小型ベアリング４と一体化した回転軸５を設
けた。この回転軸５の中心の穴に装置のディスク回転軸
を挿入し、ディスクを回転させた。両回転軸の結合は磁
力で行なうのがよい。この時、ケース内にゴミが入らな
いように防塵板６を取付けた。 ディスクを装置に取り込む場合は、装置にあるカートリ
ッジ差し込み口にディスクの入ったカートリッジを差し
込むことにより、カートリッジ内のケースのみが装置内
に取り込まれるので、その後、カートリッジを取り除け
ばよい。この場合、カートリッジは装置内にほとんど入
らないが、−旦装置内に完全に入るようにしてもよい、
装置内にカートリッジが入らないようにした方が装置の
小型化に有利である。そして記録・消去などが終了して
ディスクを装置から取り出す場合は、空のカートリッジ
を装置のカートリッジ差し込み口へ差し込むことにより
、ケースがカートリッジ内へ取り込まれる機構になって
いる。これにより、装置内にはケースの大きさのみのス
ペースを取ればよいため装置の小型化が可能となる。ま
た、装置のカートリッジ差し込み口に繊維の長い布また
は紙を取付けておくことによりエラーの原因となるゴミ
を取り除くことができる。もし、この時にケースに傷が
付いたとしても、ケースを取り換えることによりディス
クは半永久的に使用できる。ケースが装置内に取り込ま
れると、ディスク回転軸がケースの回転軸受けの穴に入
り、回転可能となる。 次に、このディスクへの記録・再生・消去は、ケース越
しに次のようにして行った。まずディスクを３６０Ｏｒ
ｐｍで回転させ、半導体レーザ（波長７８０ｎｍ）の光
を記録が行われないレベル（約１ｍＷ）に保って、記録
ヘッド中のレンズで集光して基板を通して記録膜に照射
し、記録膜上に焦点が来るように自動焦点合わせを行い
、反射光を検出することによって、トラッキング用の溝
と溝の中間に光スポットの中心が常に一致するようにヘ
ッドを駆動した。このようにトラッキングを行いながら
、まずイニシャライズのため、同一トラック上にパワー
１０ｍＷの連続レーザ光を照射した。続いて５ｍＷの連
続レーザ光を照射した。上記２種類の照射は１回以上で
あればよいがパワーの高い方の照射は２回以上がより好
ましく、パワーの低い方の照射は省略してもよい０次に
、記録を行う部分では、レーザパワーを中間パワーレベ
ル４ｍＷと高いパワーレベル８ｍＷとの間で変化させる
ことにより記録を行った。ここでは記録された部分の非
晶質に近い部分を記録点と考える。記録を行う部分を通
り過ぎれば、レーザパワーを１ｍＷに下げてトラッキン
グ及び自動焦点合わせを続けた。なお、記録中もトラッ
キング及び自動焦点合わせは継続される。このような記
録方法は、既に記録されている部分に対して行っても記
録されていた情報が新たに記録した情報に書き換えられ
る。すなわち単一の円形光スポットによるオーバーライ
ドが可能である。 ディスクへのレーザ照射は基板側からでなく、記録膜側
から行なってもよい。この場合、ケースの光透過部分の
板厚か、レンズの設計が基板側から照射する場合とは、
異なってくる。 第２図のようなベアリングを使用せず、ディスクに回転
軸の入る穴をあけただけでもよい。、ただし、この場合
は、外気がケース内に入りやすくなる。また、ケースと
ディスクが摩擦する可能性があるため、ケースの中心部
の内側に滑り円板を取り付けるのがよい。 ここで、結晶化速度が遅い記録膜を用いた場合は、２つ
のレーザビームを用いて情報の記録あるいはその書き換
えを行なえばよい。すなわち、最初のビームで既存の情
報を消去し、もう１つのビームで新たに情報を記録すれ
ばよい。 実施例２ カートリッジが装置内に取り込まれた状態で記録・再生
・消去を行う場合の実施例について説明する。ディスク
構造およびケースは、実施例１と同じものを使用した。 カートリッジには、３．５インチ磁気フロッピーディス
クのようにディスクを回転させるための穴と開閉式の記
録・読みだし用の窓を設けた。また、カートリッジの内
面には、ケース表面に付く塵埃を拭き取るインナーライ
ナーを取り付けた。インナーライナーはディスクを回転
させる軸で回転させられる。 まず、ディスクを装置に取り込む場合は、従来のフロッ
ピーディスク装置のように、装置にあるカートリッジ差
し込み口に、ディスクの入ったカートリッジを差し込め
ばよいにれによりディスクはカートリッジに入ったまま
装置に取り込んで固定され、記録が行なえる状・態とな
る。この時、カートリッジに設けられた記録・読み出し
用の窓は開いている。記録・再生・消去は、この窓を通
して実施例１と同様に行なった。 本実施例の場合は、カートリッジごと装置内に取り込ま
れるため、装置は多少厚くなるが、ディスクの取り込み
機構が簡単になる。固い塵埃がインナーライナーによっ
てケース表面にこすり付けられてケースに多数の傷が付
いた場合は、カートリッジからケースを取りだし、ケー
スを交換してディスクはそのまま使用する。 ［発明の効果］ 本発明によれば、ディスクおよびケースに直接手で触れ
たり外気中のゴミが付着したりすることが少ないため、
信頼性が向上するとともに薄型光デイスク装置にも使用
可能となる。ケース表面にキズがついてもケースを取り
換えればディスクは半永久的に使用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のカートリッジの縦断面図で
ある。 符号の説明

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、記録媒体に対する照射エネルギービームのパワーを
   時間的に変化させ、記録媒体に変化を生ぜしめることに
   よって情報を記録する光ディスクにおいて、記録媒体を
   少なくとも一部分が光透過性であるケースにいれ、さら
   にそのケースをカートリッジに入れたことを特徴とする
   光記録媒体。